「英語学習アプリを毎日使っているけれど、本当に英語力は伸びているのかな?」と疑問に感じていませんか。
英語学習アプリは、英単語や文法、リスニング、発音などをスキマ時間に繰り返し練習できるのがメリットです。
一方で、学習目的とアプリが合っていなかったり、問題を解くだけで終わっていたりすると、「英語アプリは効果がない」と感じることもあります。
この記事では、英語学習アプリで期待できる効果や上達しない原因、効果を高める使い方を分かりやすく解説します。
「今のアプリを続けるべきか」「どのように使えば英語が上達するのか」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
英語学習アプリは効果ある?目的に合っていれば上達に役立つ
英語学習アプリは、目的に合ったものを正しく使えば英単語・文法・リスニング・発音などの英語力を伸ばす手段として役立ちます。
ただし、「毎日アプリを開いているから英語が話せるようになる」とは限りません。
大切なのは、アプリで何を伸ばしたいのかを決め、その目的に合った学習を続けることです。
実際、モバイル端末を使った第二言語学習に関する研究では、学習アプリを利用したグループに一定の学習効果が確認されています。
一方で、研究ごとの差やエビデンスの質に注意が必要とも指摘されており、「英語アプリなら何を使っても効果がある」と考えるのは適切ではありません。
| 学習内容 | アプリとの相性 | 補いたい学習 |
|---|---|---|
| 英単語・熟語 | ◎ | 英文で実際に使う |
| 英文法 | ◎ | 英作文・会話 |
| リスニング | ◎ | 実際の会話を聞く |
| 発音 | ◎ | 会話で伝わるか確認する |
| スピーキング | ○ | 人との英会話 |
| 実践英会話 | △〜○ | オンライン英会話・海外での実践 |
このように、アプリには得意な学習と補った方がよい学習があります。
まずは「英語アプリに効果があるか」だけで判断せず、英語学習アプリや英語サービスを目的別に比較しながら、自分が伸ばしたい力を整理してみましょう。
英語アプリは使うだけで英語が上達するわけではない
英語アプリを毎日使っていても、学習内容が目的と合っていなければ期待したほど上達しないことがあります。
たとえば「海外旅行で英語を話したい」という人が、毎日英単語の四択問題だけを解いているケースです。
語彙力は増えても、自分で英文を作って口に出す練習が少ないため、ホテルのチェックインで質問された瞬間に言葉が出てこない可能性があります。
反対に、単語アプリで覚えた「reservation」や「check-in」といった表現を使い、「I have a reservation.」のように声に出す練習まで行えば、知識を実際の英会話へつなげやすくなります。
アプリを使うこと自体を目的にせず、「できるようになりたいこと」から逆算して使うことが重要です。
メモ
「30日連続でアプリを開いた」「合計10時間勉強した」という記録だけでは、英語力が伸びたかは判断できません。
「以前より英文を聞き取れる」「覚えた表現を旅行英会話で言える」「模試の正答数が増えた」など、実際の変化も確認しましょう。
英語学習では、アプリの連続記録を伸ばすことより、学んだ英語を自分で思い出して使える状態を目指すことが大切です。
英語学習アプリが得意な学習と苦手な学習がある
英語学習アプリは、短い時間で何度も繰り返せる学習と相性が良いです。
特に英単語、英文法、リスニング、発音などは、問題演習や音声再生をスマホだけで繰り返せるため、通勤時間や休憩時間も勉強時間に変えられます。
一方で、「初対面の外国人と会話する」「相手から予想していなかった質問をされて答える」といった実践的な英会話は、アプリだけでは経験が不足しやすい部分です。
AI英会話でスピーキング練習はできますが、人との会話には相手の表情、話す速さ、言い直し、聞き返しなど予測できない要素があります。
そのため、アプリは英語学習のすべてを任せる道具ではなく、目的に応じて使い分ける学習ツールと考えると失敗しにくくなります。
たとえば留学を目指すなら、アプリで単語やフレーズを覚えながら、オンライン英会話などで実際に話す時間も作る方法があります。
留学前にどのようなアプリを使えばよいか迷っている方は、留学前におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
効果を決めるのはアプリ・目的・使い方・継続の4つ
英語学習アプリで効果を出すには、「どのアプリを選ぶか」だけでなく、「目的」「使い方」「継続」までセットで考えることが大切です。
たとえばTOEIC対策が目的なら、日常英会話だけを練習するアプリより、TOEIC形式の問題や単語を学べるアプリの方が目的に合います。
旅行英語が目的なら、空港・ホテル・レストランなど実際の場面を想定して声に出せるアプリが使いやすいでしょう。
- アプリ:伸ばしたい能力を練習できるものを選ぶ
- 目的:TOEIC・英会話・旅行・留学などゴールを決める
- 使い方:問題を解くだけでなく復習や音読まで行う
- 継続:無理なく続けられる学習量を決める
初心者ほど、一度に複数のアプリへ手を広げすぎないことも重要です。
最初はメインのアプリを1つ決め、「朝に単語10分」「通勤中にリスニング15分」など学習する場面まで固定すると続けやすくなります。
毎日30分できなかったからやめるのではなく、忙しい日は5分だけでも取り組むなど、継続できる仕組みを作りましょう。
英語学習アプリで期待できる5つの効果
英語学習アプリの大きなメリットは、スマホを使って英語に触れる回数と練習量を増やしやすいことです。
英単語・英文法のインプットだけでなく、音声を使ったリスニングや、自分の声を使った発音・スピーキング練習にも活用できます。
ここでは、英語学習アプリを正しく使った場合に期待できる5つの効果を具体的に紹介します。
| 期待できる効果 | 具体的な学習例 |
|---|---|
| 語彙力を増やす | 単語・熟語の反復 |
| 基礎を固める | 文法問題・英文理解 |
| 聞く量を増やす | 音声・シャドーイング |
| 話す量を増やす | 発音・AI英会話 |
| 習慣化する | 毎日の短時間学習 |
どの能力を伸ばしたいのかによって、優先する機能は変わります。
「人気だから」という理由だけでアプリを選ばず、自分が今困っていることを基準に選びましょう。
英単語・熟語を繰り返し覚えやすい
英語学習アプリと特に相性が良いのが、英単語や熟語の反復学習です。
単語帳の場合は自分で復習するページを管理する必要がありますが、アプリには間違えた単語や苦手な単語を記録し、繰り返し出題できるものがあります。
通勤電車で10問、昼休みに10問、寝る前に10問というように、まとまった時間がなくても復習回数を増やせるのもメリットです。
モバイルアプリを利用した語彙学習について、2010年から2024年までの65件の実験・準実験研究を分析したメタ分析では、モバイルアプリを利用した語彙学習にプラスの効果が確認されています。
ただし、研究には出版バイアスなどの限界も指摘されているため、「アプリを使えば必ず覚えられる」という意味ではありません。
効果を高めたい場合は、正解した回数だけを見るのではなく、「英語を見て意味が分かる」「日本語から英語を思い出せる」「英文の中でも使える」という段階まで確認しましょう。
単語学習に使うアプリを探している方は、英単語アプリおすすめ7選も参考にしてください。
文法や英文の基礎をスキマ時間に復習できる
英文法の復習にも英語学習アプリは活用できます。
TOEIC500〜650点程度になると、中学・高校で習った文法をまったく知らないというより、「見れば分かるけれど、自分では使えない」という部分が増えやすくなります。
たとえば「現在完了は勉強したことがある」と分かっていても、会話で「オーストラリアに行ったことがあります」と言おうとした瞬間に英文が出てこないケースです。
このような場合は、文法問題に正解して終わるのではなく、「I have been to Australia.」のような例文を音読し、自分の経験に置き換えて英文を作るところまで行いましょう。
アプリなら数分単位で問題演習を繰り返せるため、参考書を開く時間が取れない日でも基礎を確認できます。
一方で、文法問題の選択肢を覚えるだけでは実際の英会話にはつながりにくいため、理解した文法を使って自分で英文を作る練習までセットにすることが大切です。
リスニングする時間を増やしやすい
リスニング力を伸ばしたい人にとって、英語アプリの大きなメリットは英語を聞く時間を増やしやすいことです。
机に向かえる時間が1日30分しかなくても、通勤、散歩、家事などの時間に英語音声を聞けば、英語に触れる時間を追加できます。
ただし、聞き流しているだけで内容をほとんど理解できない状態を続けるより、一度集中して英文と意味を確認した教材を繰り返し聞く方が学習内容を確認しやすくなります。
たとえば1回目は何も見ずに聞き、2回目は英文を確認し、知らない単語や聞き取れなかった部分をチェックします。
その後、もう一度音声だけで聞いてみましょう。
この手順なら「何となく英語を流す時間」から、「昨日聞き取れなかった英文を確認する時間」へ変えられます。
僕自身も英語学習では、机に向かう時間だけに限定せず、移動中などに音声へ触れることでリスニング時間を確保するようにしています。
発音・スピーキングの練習量を増やせる
発音チェックやAI英会話に対応したアプリなら、一人でも英語を声に出す練習量を増やせます。
「単語や文法は勉強しているのに話せない」という人は、英語の知識がゼロなのではなく、知っている表現を口から出す練習が不足している場合があります。
たとえば旅行英語なら、「Could I check in?」「Could I have the menu, please?」など、自分が海外で使いそうな英文を実際に声に出して練習します。
AIとの会話なら人を相手にする緊張が少ないため、オンライン英会話へ進む前の練習としても取り入れやすいでしょう。
ただし、AIから高いスコアを取ることだけを目的にせず、最終的には「相手に伝わるか」「会話の中で使えるか」を意識してください。
発音を重点的に練習したい方は、英語発音アプリおすすめ7選も参考にしてください。
毎日英語に触れる習慣を作りやすい
英語学習アプリは、英語学習を習慣化したい人にも向いています。
スマホなら通勤中、昼休み、待ち時間、寝る前などにすぐ開けるため、「勉強するために机へ向かう」というハードルを下げられるからです。
初心者が挫折しやすいのは、最初から「毎日2時間勉強する」のような高い目標を設定し、できなかった日に学習そのものをやめてしまうパターンです。
最初は「単語を5個復習する」「アプリを5分だけ開く」「英語音声を1本聞く」など、忙しい日でも達成できる最低ラインを決めてみましょう。
学習を続けるコツ
余裕がある日は30分勉強し、忙しい日は5分だけでも英語に触れる方法があります。
重要なのは、毎日の学習量を完璧にそろえることではありません。
英語から完全に離れる日を減らし、翌日も自然に学習へ戻れる状態を作ることが大切です。
また、連続学習日数だけを追いかけるのではなく、1か月ごとに「覚えた単語」「聞き取れるようになった音声」「話せるようになった表現」なども確認しましょう。
アプリを習慣化の入口として使い、少しずつ「勉強した時間」から「できるようになったこと」へ意識を移すことで、英語学習を実際の上達につなげやすくなります。
英語学習アプリだけでは伸ばしにくい3つの力
英語学習アプリは便利ですが、すべての英語力をアプリだけで伸ばすのは難しいです。
特に、相手の反応に合わせる英会話、長い英文を扱う力、実際の場面で英語を使う経験は不足しやすくなります。
アプリの弱点を理解して、オンライン英会話や問題集、実際のコミュニケーションなどを組み合わせることが大切です。
相手の反応に合わせて瞬時に英語を話す力
英語アプリだけでは、相手の反応に合わせて瞬時に英語を組み立てる力が不足しやすくなります。
アプリの問題にはある程度決まった流れがありますが、実際の英会話では何を聞かれるか分かりません。
たとえば海外のホテルで「Can I see your passport?」と聞かれたあと、予定していなかった質問を続けて受けることもあります。
その場で相手の英語を理解し、自分の考えを英文にして返す必要があります。
アプリでインプットした英語を実際の会話でアウトプットすることで、知識を使える英語へ変えやすくなります。
最初から長く話す必要はありません。
短い受け答えから始め、慣れてきたらAI英会話やオンライン英会話などで予想できない質問に答える練習も取り入れてみましょう。
長い英文を集中して読む・書く力
スマホアプリは短時間の学習に向いている反面、長い英文を集中して読み書きする練習は不足しやすいです。
単語問題や短い例文を数分ずつ学習しているだけでは、TOEICの長文問題や海外のWebサイト、仕事のメールなどを最後まで読み切る力は十分に鍛えられない場合があります。
ライティングも同様です。
穴埋め問題で正しい文法を選べても、自分の意見を100語程度の英文にまとめるとなると難易度は上がります。
そこで、アプリ学習とは別にまとまった英文を読む時間や、自分で英文を書く時間を作りましょう。
たとえば平日はアプリで単語や文法を復習し、週末は30分かけて長文問題を解く方法があります。
ライティングなら、日記を3文書くところから始めても構いません。
アプリの手軽さを活かしながら、集中して英語と向き合う学習も取り入れることで、より幅広い英語力につながります。
実際の場面で英語を使う経験
英語アプリだけでは補いにくいものの一つが、実際の場面で英語を使う経験です。
海外旅行では、相手の話すスピードが速かったり、周囲が騒がしかったり、自分が知らない表現を使われたりします。
留学やワーキングホリデーでは、学校だけでなく買い物、銀行、住居探し、友人との会話などでも英語が必要です。
こうした状況では、アプリの問題に正解するだけではなく、聞き返したり、別の表現に言い換えたりする力も求められます。
メモ
英語アプリは「実践の代わり」ではなく、「実践するための準備」と考えるのがおすすめです。
アプリで覚えた表現をオンライン英会話や海外旅行、留学などで実際に使うことで、記憶にも残りやすくなります。
たとえばホテル英語を勉強したなら、「I have a reservation.」と覚えて終わらず、質問される場面まで想定して声に出してみましょう。
留学を考えている方は、留学前におすすめの英語学習アプリも参考にしながら、出発前から話す練習を増やしておくと安心です。
英語アプリは効果ない?上達しない7つの原因
「英語アプリを毎日使っているのに効果がない」と感じる場合、アプリそのものではなく選び方や使い方に原因がある可能性があります。
目的に合わない学習を続けたり、問題を解くだけで終わったりすると、勉強時間のわりに上達を実感しにくくなります。
ここでは、英語アプリで効果を感じられない代表的な7つの原因と、それぞれの改善方法を解説します。
学習目的とアプリの機能が合っていない
英語アプリで効果が出ない原因として最初に確認したいのが、学習目的とアプリの機能が合っているかです。
たとえば「海外旅行で英語を話したい」という目的なのに、TOEICの文法問題だけを解き続けても、旅行先で必要なスピーキング練習は不足します。
反対にTOEICのスコアアップが目的なら、日常英会話だけを練習していても試験形式への対策が足りません。
まずは「TOEICで800点を取る」「海外旅行でホテルの手続きを英語でできる」など、英語を勉強する目的を具体的に決めることが重要です。
そのうえで、目的に必要な能力を練習できるアプリを選びます。
- TOEIC対策:単語・文法・リスニング・問題演習
- 海外旅行:旅行フレーズ・リスニング・スピーキング
- 英会話:発音・瞬間英作文・会話練習
- 留学・ワーホリ:日常英会話・リスニング・実践的な会話
「人気のアプリだから」ではなく、「自分の目的を達成するために必要か」で判断すると、ミスマッチを減らせます。
自分の英語レベルに合っていない
アプリの難易度が自分の英語レベルと合っていない場合も、効果を実感しにくくなります。
難しすぎる教材では、知らない単語や文法が多すぎて問題の解説まで理解できず、学習そのものが苦痛になりがちです。
一方で簡単すぎる教材を何度も繰り返しても、新しく身につく知識が少なくなります。
目安として、問題を解いたときに「まったく分からない」ではなく、考えればある程度理解できるレベルから始めると取り組みやすいでしょう。
たとえば中学英文法に不安があるなら、いきなり難しい英会話表現を暗記するより、基本的な語順や時制から復習します。
TOEIC500〜600点台なら、難問ばかりを追うより、頻出単語や基本文法の取りこぼしを減らすことも重要です。
アプリにレベル診断機能がある場合は、最初に利用して現在地を確認してみましょう。
毎日アプリを開くことが目的になっている
英語学習アプリを続けていると、「今日もアプリを開いた」という達成感だけで満足してしまうことがあります。
学習を習慣化すること自体は大切ですが、連続利用日数を伸ばすことと英語力が伸びることは同じではありません。
たとえば毎日5分アプリを開いて簡単な問題だけを解けば、学習記録は伸びても苦手なリスニングやスピーキングはほとんど変わらない可能性があります。
そこで、学習日数だけではなく「何ができるようになったか」も定期的に確認しましょう。
確認したい英語力の変化
- 覚えている英単語が増えたか
- 以前より英語を聞き取れるようになったか
- 知っている表現を自分から言えるようになったか
- 模試や問題演習の正答率が上がったか
アプリを開くことを「ゴール」ではなく、英語力を伸ばすための「手段」として利用することが重要です。
問題を解くだけで復習していない
英語アプリで問題をたくさん解いても、間違えた内容を復習しなければ同じミスを繰り返しやすくなります。
特に四択問題は、意味を完全に理解していなくても消去法や勘で正解できることがあります。
そのまま次の問題へ進むと、「正解したから理解できている」と勘違いしやすい点に注意が必要です。
問題を間違えたら、正解だけを見るのではなく「なぜ間違えたのか」を確認する習慣を作りましょう。
たとえば英文法なら、正しい選択肢だけでなく、ほかの選択肢がなぜ使えないのかまで確認します。
英単語なら、意味を見て終わらず例文を読み、翌日や数日後にもう一度思い出せるか試してみてください。
復習機能や間違い問題の記録機能があるアプリなら、積極的に活用しましょう。
新しい問題を100問解くより、間違えた10問を理解できる状態にする方が重要な場合もあります。
英語を声に出していない
英会話ができるようになりたいのに、アプリで問題を見たり聞いたりするだけでは、実際に英語を話す練習が不足します。
「英文を見れば分かるけれど、自分からは言えない」という状態は、インプットした知識を口から出す練習が足りないときに起こりやすいです。
たとえば「Could you say that again?」の意味を覚えたら、画面を見るだけで終わらず実際に声に出してみましょう。
次に日本語の「もう一度言ってもらえますか?」を見て、英文を見ずに言えるか確認します。
見る・聞く学習に「声に出す」を加えるだけでも、アプリの使い方は変わります。
発音機能がないアプリでも、例文の音声を聞いてまねすることはできます。
自宅では音読し、外出中はリスニングや単語学習をするなど、場所によって学習方法を分けるのもおすすめです。
複数の英語アプリを次々と乗り換えている
「もっと効果のあるアプリがあるかもしれない」と考えて、短期間で次々とアプリを乗り換えるのも上達しにくい原因です。
新しいアプリを入れると最初は新鮮なので勉強した気になりますが、基本的な単語や文法を毎回最初から学び直しているだけになるケースがあります。
特に英語学習を始めたばかりの時期は、アプリ探しそのものに時間を使いすぎないことが大切です。
基本はメインアプリを1つ決め、足りない能力だけ別の教材で補う方法がおすすめです。
たとえばTOEIC対策アプリを軸にして、発音だけ別のアプリを使うといった組み合わせなら、それぞれの役割も明確になります。
アプリだけですべての英語力を伸ばそうとしている
英語アプリで上達しないと感じる人の中には、単語・文法・リスニング・スピーキング・ライティングまですべてを1つのアプリで伸ばそうとしているケースがあります。
しかし、アプリによって得意な学習は異なります。
英単語の反復に強いサービスもあれば、AIとの英会話や発音練習を中心にしたサービスもあります。
さらに、人と実際に話す経験や長文を集中して読む練習など、アプリ以外の方法を取り入れた方がよい学習もあります。
| 伸ばしたい力 | 取り入れたい学習 |
|---|---|
| 英単語・文法 | 英語学習アプリ・教材 |
| リスニング | アプリ・英語音声・シャドーイング |
| スピーキング | AI英会話・オンライン英会話 |
| 長文読解 | 問題集・英語記事 |
| 実践英会話 | 人との会話・海外での実践 |
大切なのは、アプリをやめることではありません。
アプリを英語学習の土台として使い、不足する部分を別の方法で補うことです。
「アプリを毎日使っているのに話せない」と感じたら、アプリを変更する前に、現在の学習に「実際に英語を使う時間」があるかを確認してみましょう。
英語アプリで上達するための7つの使い方
英語アプリで上達するには、ただ毎日開くのではなく、目的を決めて正しい方法で使い続けることが大切です。
同じアプリを使っていても、問題を解くだけの人と、復習や音読まで行う人では学習の質が変わります。
ここでは、英語アプリを「勉強した気になるツール」で終わらせず、実際の英語力につなげる7つの使い方を紹介します。
最初に英語を勉強する目的を1つ決める
英語アプリを使い始める前に、まず「何のために英語を勉強するのか」を決めましょう。
目的が曖昧なままだと、単語・文法・リスニング・英会話などさまざまな学習に手を出してしまい、どれも中途半端になりやすいからです。
たとえば「TOEICで700点を目指す」「海外旅行でホテルのチェックインを英語でできるようにする」「留学前に日常英会話に慣れる」など、できるだけ具体的に設定します。
目的が決まれば、必要なアプリや優先して勉強する内容も自然に絞れます。
メインで使う英語アプリを1つに絞る
英語学習を始めるときは、メインで使うアプリを1つ決めるのがおすすめです。
複数のアプリを毎日少しずつ使うと、「今日はどれをやろう」と選ぶことに時間を使ったり、似た内容を何度も最初から勉強したりする可能性があります。
たとえばTOEIC対策ならTOEIC学習を中心にできるアプリ、英会話なら発話練習を中心にできるアプリをメインにします。
そのうえで、発音や英単語などメインアプリだけでは不足する部分が出てきたときにサブ教材を追加すると、役割を整理しやすくなります。
アプリをたくさん入れることより、「このアプリでは何を伸ばすのか」を説明できる状態にすることが大切です。
メモ
「メインアプリ1つ+不足する能力を補う教材」という組み合わせなら、学習内容が分散しにくくなります。
新しいアプリが気になっても、現在の教材で明確な不足を感じるまでは乗り換えない方法もおすすめです。
毎日取り組む最低ラインを決める
英語学習を続けるためには、「理想の学習量」だけでなく忙しい日でも達成できる最低ラインを決めておきましょう。
毎日1時間と決めても、残業や予定が重なってできない日はあります。
そこで「英単語を5個だけ復習する」「アプリを5分だけ使う」「リスニング音声を1本聞く」など、疲れている日でも取り組める基準を用意します。
余裕がある日は30分や1時間勉強しても構いません。
重要なのは、一度予定どおりにできなかっただけで学習そのものをやめないことです。
僕自身も英語学習では、毎日の勉強量を細かく決めすぎるより、「少しでも英語に触れる」という最低ラインを作った方が継続しやすいと感じています。
問題を解くだけでなく英語を声に出す
英会話やスピーキング力を伸ばしたいなら、アプリの問題を目で解くだけでなく英語を声に出しましょう。
英文を見て意味が分かることと、必要な場面で自分から言えることには差があります。
たとえば「Could you say that again?」を選択問題で正解できても、海外で聞き取れなかった瞬間に口から出なければ実践では使えません。
音声を聞いたら同じように発音し、次は英文を見ずに言えるか試してみてください。
「見る→聞く→声に出す→何も見ずに言う」まで行うと、受け身の学習から実際に使う練習へ変えられます。
外出中は単語やリスニング、自宅では音読やスピーキングというように、場所によって学習内容を使い分けるのもおすすめです。
間違えた問題を優先して復習する
英語アプリで上達するには、新しい問題を大量に解くことより、間違えた問題をできるようにすることが重要です。
同じ文法問題を何度も間違えるなら、問題数が足りないのではなく、その文法を理解できていない可能性があります。
間違えたら正解だけを確認するのではなく、「知らない単語があった」「文法ルールを理解していなかった」「英文を聞き取れなかった」など原因まで確認しましょう。
その後、翌日や数日後にもう一度解き、何も見ずに正解できるか試します。
苦手な問題ほど、自分の英語力を伸ばす材料になります。
間違い問題の保存や復習機能があるアプリなら積極的に利用し、「正解した問題数」ではなく「できなかったことができるようになった数」を増やしていきましょう。
アプリで覚えた英語を実際に使う
アプリで覚えた英語は、その日のうちに一度使ってみると実践的な学習につなげやすくなります。
英単語やフレーズを見て意味を理解するだけでは、会話で必要になったときにすぐ思い出せないことがあるからです。
たとえば「recommend」という単語を覚えたら、「What do you recommend?」と声に出してみます。
旅行が好きなら、レストランでおすすめを聞く場面を想像して練習すると、単語単体より使う状況まで覚えやすくなります。
AI英会話やオンライン英会話を利用している場合は、その日にアプリで覚えた表現を会話で1回使うというルールを作るのもおすすめです。
アプリでインプットし、実際の会話でアウトプットし、言えなかった表現を再びアプリやノートで復習する流れを作りましょう。
定期的にできるようになったことを確認する
英語アプリを続けるときは、利用日数や勉強時間だけでなく、実際に英語力が変化しているか確認しましょう。
たとえば1か月前と比べて「100語多く覚えた」「同じリスニング音声を字幕なしで理解できた」「海外旅行で使うフレーズを10個言えるようになった」などを確認します。
TOEIC学習なら、定期的に模試を解いて正答数やスコアの変化を見る方法もあります。
数字だけでなく、「以前できなかったことができるようになったか」という視点も大切です。
成長が確認できれば継続する理由になり、伸びていなければ学習方法を修正する判断材料になります。
アプリを何日続けたかではなく、自分の英語がどう変わったかを定期的に振り返りましょう。
英語学習アプリの効果を確認する4ステップ
英語学習アプリに効果があるかは、何となく判断するのではなく学習前と学習後の変化を比べると分かりやすくなります。
「3か月続けたけれど効果が分からない」という状態を防ぐためにも、最初に現在の英語力を記録しておきましょう。
ここでは、アプリの効果を確認して学習方法を改善するまでの流れを4ステップで紹介します。
| ステップ | やること |
|---|---|
| STEP1 | 現在の英語力を記録する |
| STEP2 | 一定期間同じ方法で学習する |
| STEP3 | 同じ基準で再び測定する |
| STEP4 | 結果を見て学習方法を修正する |
この4ステップを繰り返せば、「このアプリは効果がない」と感覚だけで判断するのではなく、自分に合っているかを具体的に確認できます。
STEP1|学習開始前の英語力を記録する
最初に、アプリを本格的に使い始める前の英語力を記録しておきましょう。
スタート地点が分からなければ、1か月後や3か月後にどれだけ成長したのか正確に比較できないからです。
TOEIC対策なら現在のスコアや模試の正答数、英単語なら単語テストの正答率、スピーキングなら1分間英語で話して録音する方法があります。
旅行英会話が目的なら、「ホテルで使う10個の質問に英語で答えられるか」を確認してもよいでしょう。
- TOEIC:現在のスコア・模試の正答数
- 英単語:単語テストの正答率
- リスニング:聞き取れた英文の割合
- スピーキング:1分間の英語を録音する
- 旅行英語:場面別の質問に答えられるか確認する
自分の目的と同じ能力を測ることがポイントです。
英会話力を伸ばしたいのにTOEICの点数だけで効果を判断するなど、目的と測定方法がずれないようにしましょう。
STEP2|一定期間は同じ方法で学習する
英語学習アプリの効果を確かめるなら、短期間で次々と方法を変えず、一定期間は同じ条件で取り組みましょう。
数日使っただけでは、アプリが自分に合っているのか、まだ学習量が足りないだけなのか判断しにくいからです。
たとえば「平日は毎日15分」「単語10分+リスニング10分」のように、学習方法をある程度固定します。
途中で新しいアプリが気になっても、明確な問題がない限りすぐに乗り換えない方が変化を比較しやすくなります。
ただし、難しすぎてほとんど理解できない、操作が合わず学習そのものが続けられないなど明確な問題がある場合は無理に続ける必要はありません。
効果を判断するためには、「何を・どのくらい・どう勉強したか」をそろえることが重要です。
STEP3|同じ方法で英語力を測る
一定期間学習したら、STEP1とできるだけ同じ条件で英語力を測りましょう。
最初にTOEIC形式の模試を解いたなら再び同程度の模試を解き、スピーキングを録音したなら同じテーマや難易度で再び話してみます。
測定方法を途中で変えてしまうと、アプリによる変化なのか問題の難易度による違いなのか判断しにくくなります。
たとえば最初は30問中15問正解だった単語テストが24問まで増えたなら、語彙学習では一定の成長が確認できます。
スピーキングなら、1分間で話せる英文が増えたか、途中で止まる回数が減ったかを比べてみましょう。
「勉強した時間」ではなく「英語力がどう変化したか」を測ることが、アプリの効果を判断するポイントです。
STEP4|伸びていない原因を確認して学習方法を修正する
測定した結果が思ったほど伸びていなくても、すぐに「この英語アプリは効果がない」と判断する必要はありません。
まず、どこに原因があるのかを分解して考えましょう。
たとえば単語は覚えられているのに英会話で言葉が出ないなら、アプリを変更するよりスピーキング練習を追加した方が改善できる可能性があります。
リスニングが伸びないなら、音声を聞き流すだけになっていないか、英文や意味まで確認しているかを見直します。
伸びないときに確認するポイント
- 学習目的とアプリが合っているか
- 自分のレベルに合っているか
- 十分な学習時間を確保できているか
- 間違えた問題を復習しているか
- インプットだけでなくアウトプットしているか
「アプリが悪い」と考える前に、目的・教材・使い方・学習量のどこを改善できるか確認することが大切です。
修正したら再び一定期間取り組み、同じ方法で測定します。
このサイクルを繰り返すことで、自分に合った英語学習方法を少しずつ作っていけます。
目的別|英語学習アプリの効果を高める勉強法
英語学習アプリの効果を高めるには、伸ばしたい英語力に合わせてアプリ以外の学習も組み合わせることが大切です。
TOEIC、英会話、英単語、リスニング、留学準備では必要な練習が異なります。
ここでは、それぞれの目的に合わせてアプリをどのように使えばよいのか、具体的な勉強法を紹介します。
TOEIC対策ならアプリと公式問題集を組み合わせる
TOEIC対策では、英語学習アプリだけで勉強を完結させず、実際の試験形式に近い問題演習も取り入れましょう。
アプリは英単語、文法、リスニングなどをスキマ時間に繰り返す学習と相性が良い一方、TOEIC Listening & Reading TestはListening約45分・Reading75分で構成されています。
そのため、短時間のアプリ学習だけでは、長時間集中して問題を解く練習が不足することがあります。
参考資料:IIBC「TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成」
おすすめは、平日にアプリで単語・文法・リスニングを学び、休日など時間を確保できる日に公式問題集でまとまった問題演習を行う方法です。
アプリで弱点を補強し、問題集で本番形式に慣れるという役割分担をすると、学習目的が明確になります。
英会話ならAI英会話とオンライン英会話を組み合わせる
英会話を上達させたい場合は、AI英会話アプリで発話量を増やしながら、人とのオンライン英会話も取り入れる方法があります。
AI英会話は、文法を間違えたり言葉に詰まったりしても自分のペースで何度も練習しやすいため、「いきなり外国人講師と話すのは緊張する」という人にも使いやすいです。
一方、人との英会話では、予想していなかった質問をされたり、聞き取れなければ聞き返したりする必要があります。
AI英会話を練習場所、オンライン英会話を実践場所として使い分けると、それぞれのメリットを活かせます。
留学を予定している方は、留学前におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
英単語ならアプリで覚えた単語を英文の中でも確認する
英単語アプリを使う場合は、単語と日本語の意味だけを暗記するのではなく、英文の中でどのように使われるのかまで確認しましょう。
たとえば「available=利用できる」と覚えただけでは、実際の英会話で使う場面をイメージしにくいことがあります。
「Is this seat available?」のような例文と一緒に覚えれば、海外旅行や日常英会話で使う場面まで結びつけられます。
単語アプリで新しい単語を覚えたら、例文を読み、音声があれば聞き、最後に自分でも声に出してみてください。
余裕があれば、その単語を使った英文を自分で1つ作るのもおすすめです。
「意味が分かる単語」から「自分で使える単語」へ変えることを意識すると、語彙学習を英会話にもつなげやすくなります。
どのアプリを選ぶか迷っている方は、英単語アプリおすすめ7選も参考にしてください。
リスニングならアプリとシャドーイングを組み合わせる
リスニング力を伸ばしたい場合は、アプリで英語音声を聞くだけでなく、シャドーイングなど声を使う練習も組み合わせてみましょう。
シャドーイングは、聞こえてくる英語の少し後を追いながら、自分でも同じように発音するトレーニングです。
ただ聞き流すより集中して音声を確認する必要があるため、「どの部分が聞き取れていないのか」を把握するきっかけにもなります。
最初から速い音声に挑戦する必要はありません。
英文を読めば意味が理解できる短い音声を選び、「音声を聞く→英文を確認する→音読する→シャドーイングする」という順番で進めましょう。
聞けない英文を繰り返し聞くのではなく、聞けない原因を確認してから練習することがポイントです。
シャドーイングに使えるサービスを探している方は、シャドーイングアプリおすすめ7選も参考にしてください。
留学・ワーホリなら出発前に実際に話す練習を増やす
留学やワーキングホリデーを予定している場合は、出発前から英語を実際に話す練習を増やしておきましょう。
現地では語学学校の授業だけでなく、空港、買い物、レストラン、住居、友人との会話など、さまざまな場面で英語を使います。
単語や文法を勉強していても、会話した経験が少なければ、簡単な質問をされたときにすぐ答えられないことがあります。
僕自身も海外留学を経験して、知っている英語と、その場ですぐ使える英語には違いがあると感じました。
出発前は、アプリで基礎を学びながら、AI英会話やオンライン英会話で「聞かれて答える」練習も取り入れてみましょう。
完璧な英語を目指すより、短い英文でも自分から伝える経験を増やすことが大切です。
留学準備に使えるアプリは、留学前におすすめの英語学習アプリで詳しく紹介しています。
英語学習アプリは無料と有料のどちらが効果的?
英語学習アプリは、有料だから必ず効果が高いわけではありません。
無料アプリでも目的に合った機能を継続して使えば、単語や文法などの学習に活用できます。
有料版を検討するときは、「料金を払えば伸びる」と考えるのではなく、自分に必要な機能や学習環境を得られるかで判断しましょう。
初心者は無料版から試しても問題ない
英語学習を始めたばかりなら、まず無料で使えるアプリから試しても問題ありません。
最初の段階では「人気があるか」「機能が多いか」より、自分が毎日使えるかを確認する方が重要だからです。
たとえば単語を覚えたいなら、無料版で単語テストや音声を使ってみて、「操作しやすい」「復習しやすい」と感じるかを確認します。
数日で使わなくなるアプリに最初から年間料金を払う必要はありません。
一方、無料版では利用できる問題数や機能が限られているサービスもあります。
無料版で学習方法との相性を確認し、必要になった段階で有料版を検討すると無駄な出費を抑えやすくなります。
無料という理由だけで複数のアプリを入れるのではなく、まず1つを実際の学習に使って判断してみましょう。
有料版は自分に必要な機能がある場合に検討する
有料版を選ぶべきなのは、「有料の方が本気で勉強できそうだから」ではなく、無料版では不足する機能を実際に使いたい場合です。
たとえば、AIとのスピーキング練習を増やしたい、苦手問題を自動で復習したい、学習できる教材を増やしたいなど、明確な目的があるなら課金する理由があります。
反対に、単語を毎日10個覚えるだけなら、無料アプリや手持ちの単語帳で目的を達成できることもあります。
有料版を検討する基準
「有料版には何が追加されるか」だけでなく、「その機能を自分が週に何回使うか」まで考えてみましょう。
便利そうでも使わない機能に料金を払う必要はありません。
料金ではなく、自分の学習上の課題を解決できるかを基準に選ぶことが大切です。
英語学習アプリを幅広く探したい方は、英語アプリのおすすめ・比較記事から目的に合うサービスを確認できます。
無料体験で毎日続けられるか確認してから契約する
有料の英語学習アプリに無料体験が用意されている場合は、契約前に実際の生活の中で使ってみましょう。
確認したいのは、「機能がすごいか」だけではありません。
通勤中に使えるか、疲れた夜でも続けられるか、1回のレッスンが長すぎないか、復習したい問題をすぐ確認できるかなど、毎日の使いやすさを見ることが重要です。
また、無料体験を利用するときは、体験終了日・自動更新の有無・解約方法・継続後の料金も事前に確認してください。
「良いアプリだったか」だけでなく、「この金額なら今後も使い続けたいか」まで考えてから継続を決めましょう。
英語学習アプリに関するよくある質問
最後に、英語学習アプリの効果について初心者が迷いやすいポイントをまとめます。
「アプリだけで話せるのか」「1日何分やればいいのか」「無料でも効果があるのか」など、始める前に疑問を解消しておくことが大切です。
自分の目的と現在の英語力を基準に判断してみてください。
英語アプリだけで英語を話せるようになる?
英語アプリだけでも単語・文法・発音・スピーキングなどを練習できますが、実際の英会話まで上達したいなら、人と英語を話す経験も取り入れるのがおすすめです。
特に、単語アプリや文法アプリを使うだけでは、「知っている英語」は増えても「すぐ口から出せる英語」が増えないことがあります。
AI英会話なら発話量を増やせるため、人と話す前の練習として活用できます。
その後、オンライン英会話や海外旅行などで実際の人を相手に使えば、予想していない質問への対応や聞き返しも経験できます。
アプリで基礎と練習量を確保し、実際の会話で使うという流れを作るとよいでしょう。
「アプリだけで話せないから意味がない」のではなく、アプリが担当する役割を明確にすることが重要です。
英語学習アプリは1日何分くらいやればいい?
英語学習アプリに「毎日必ず○分やれば効果が出る」という共通の基準はありません。
必要な学習量は、現在の英語力や目的、アプリで勉強する内容によって変わるからです。
初心者なら、まず1日5〜15分程度でも構わないので、無理なく続けられる時間から始める方法があります。
慣れてきたら、単語10分、リスニング15分、スピーキング15分など目的に応じて増やします。
重要なのは、1日だけ2時間取り組んでその後やめるより、生活の中に英語学習を組み込むことです。
「理想の学習時間」と「忙しい日の最低ライン」を分けて設定すると続けやすくなります。
たとえば通常日は30分、忙しい日は5分だけでも英語に触れるというルールなら、予定が崩れた日でも学習へ戻りやすくなります。
無料の英語アプリでも効果はある?
無料の英語アプリでも、自分の目的に必要な学習ができるなら活用できます。
英単語の暗記、基礎文法の問題演習、リスニングなどは、無料で使える教材でも練習できる場合があります。
重要なのは「無料か有料か」だけではなく、必要な問題量があるか、復習しやすいか、自分のレベルに合っているかを確認することです。
たとえば無料版で毎日単語を復習できており、現在の目的を満たしているなら、無理に有料版へ変更する必要はありません。
反対に、スピーキング回数の制限によって十分に練習できない場合などは、有料版を検討する意味があります。
無料版で足りない理由が明確になってから課金すると、料金を払う目的も分かりやすくなります。
英語アプリは1つに絞った方がいい?
初心者は、まずメインで使う英語アプリを1つ決めるのがおすすめです。
複数のアプリを入れすぎると、毎日どれを使うか迷ったり、似た内容を何度も最初から勉強したりして、学習が分散しやすくなります。
ただし、「必ず1つしか使ってはいけない」という意味ではありません。
たとえばTOEIC対策アプリをメインにしながら、発音だけ別のアプリで練習するなど、それぞれの役割が明確なら複数利用しても問題ありません。
- メイン:現在の最優先目標を学ぶアプリ
- サブ:メインでは不足する能力を補うアプリ
アプリの数ではなく、「なぜそのアプリを使っているのか」を説明できる状態にすることが大切です。
英語アプリはどのくらい続ければ効果が分かる?
英語アプリの効果を確認する期間は、学習内容や目標によって異なるため、「○週間使えば必ず上達する」と一律には言えません。
単語なら短期間でも覚えた語数を確認できますが、英会話やリスニングなどは変化を感じるまで時間がかかる場合があります。
そこで、利用期間だけで判断するのではなく、学習開始前に測定方法を決めておきましょう。
たとえば1か月ごとに単語テストを行う、同じ難易度のリスニング問題を解く、英語で1分間話して録音するなどの方法があります。
「何か月続けたか」より、「同じ基準で比較して何が変わったか」を見ることが重要です。
変化が小さければ、すぐアプリを変更するのではなく、学習量・復習方法・レベル・目的との一致も確認してみてください。
AI英会話とオンライン英会話はどちらが効果的?
AI英会話とオンライン英会話は、それぞれ得意な練習が異なるため、どちらか一方が必ず優れているとは限りません。
AI英会話は、人の目を気にせず何度も英語を話したい人や、自分の好きな時間に発話練習をしたい人に向いています。
一方、オンライン英会話では実際の講師と会話するため、予想していなかった質問に答えたり、伝わらなければ言い換えたりする経験ができます。
| 比較 | AI英会話 | オンライン英会話 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 発話量を増やす | 人との会話に慣れる |
| 緊張しにくさ | 高い | 慣れが必要 |
| 実践性 | ○ | ◎ |
人との英会話が怖い場合は、AI英会話で練習してからオンライン英会話へ進む方法もおすすめです。
TOEIC対策にも英語学習アプリは効果ある?
TOEIC対策にも英語学習アプリは活用できます。
特に、頻出単語の反復、Part 5などの文法問題、リスニング音声の確認といった短時間で繰り返したい学習は、スマホとの相性が良いです。
ただし、TOEIC Listening & Reading Testでは、ListeningとReadingを合わせて約2時間取り組むため、短時間のアプリ学習だけで本番対策を完結させるのはおすすめしません。
参考資料:IIBC「TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成」
平日はアプリで弱点対策、休日は公式問題集などでまとまった演習という組み合わせ方ができます。
アプリは勉強時間を増やすために利用し、本番形式の問題を解く時間も別に確保しましょう。
英語学習アプリの効果まとめ|目的に合わせて正しく使えば上達に役立つ
英語学習アプリは、使うだけで自動的に英語が上達するものではありません。
しかし、自分の目的に合ったアプリを選び、復習・音読・アウトプットまで行えば、英語学習を効率よく進めるための便利なツールになります。
- 英語を勉強する目的を明確にする
- 目的に合った英語アプリを選ぶ
- 問題を解くだけでなく復習する
- 覚えた英語を声に出して使う
- アプリだけでは不足する学習を別の方法で補う
- 定期的に英語力の変化を確認する
「英語アプリを毎日やっているのに話せない」と感じているなら、すぐにアプリをやめる必要はありません。
まずは、現在使っているアプリが自分の目的に合っているか、インプットだけで終わっていないかを確認してみましょう。
どのアプリを使えばよいか迷っている方は、英語学習アプリのおすすめ・比較記事から、自分の目的に合ったサービスを探してみてください。
留学やワーキングホリデーを考えている方は、留学前におすすめの英語学習アプリもあわせて参考にしてみましょう。