親子留学を検討するときに、最も気になるのが費用ではないでしょうか。
ウェブサイトに掲載されているプログラム料金が安く見えても、親子分の航空券や海外保険、現地での食費などを加えると、予想以上の金額になることがあります。
また、フィリピンやマレーシアなどの比較的費用を抑えやすい国と、オーストラリアやカナダなどでは、学費や滞在費の相場が異なります。
子どもの年齢や利用する学校、親が語学学校へ通うかによっても必要な予算は変わります。
この記事では、親子留学にかかる費用を国別・期間別に比較し、学費、滞在費、生活費などの内訳を詳しく解説します。
費用を安く抑える方法や留学エージェントの選び方も紹介するので、家族に合った無理のない親子留学プランを考える際の参考にしてください。
親子留学の費用はいくら?期間別の総額目安
親子留学の費用は、親1人と子ども1人の場合、1週間で35万〜80万円、1カ月で80万〜180万円程度を予算の目安にすると計画を立てやすくなります。
ただし、国、時期、学校、滞在方法、親も授業を受けるかによって総額は大きく変わります。
ここでは、親1人と子ども1人で渡航する場合の期間別予算を紹介します。
費用目安の計算条件
以下の金額は、親1人と子ども1人分の学費、滞在費、生活費、往復航空券、海外保険、現地交通費、通信費を含めたWJE独自の予算モデルです。
親は付き添いを基本とし、子どもが語学学校や短期プログラムに参加するケースを想定しています。
都市、為替、出発時期、授業内容によって実際の見積もりは変わるため、正式な料金は学校や留学エージェントへ確認してください。
| 留学期間 | 親子2人の費用目安 | 費用が変わる主な条件 |
|---|---|---|
| 1週間 | 35万〜80万円 | 航空券、短期追加料金、滞在先 |
| 2週間 | 50万〜110万円 | 授業数、食事、アクティビティ |
| 1カ月 | 80万〜180万円 | 国、都市、親の受講有無 |
| 3カ月 | 180万〜450万円 | ビザ、学校、長期滞在先 |
| 半年 | 350万〜850万円 | 現地校、住居、保険、生活費 |
| 1年間 | 650万〜1,500万円 | 学費、家賃、親の収入減 |
表の金額は平均額ではなく、アジア圏の比較的抑えやすいプランから、オーストラリアやカナダなどの費用が高くなりやすいプランまでを含む予算幅です。
同じ期間でも、親が毎日授業を受ける場合や、ホテルに滞在する場合は上限に近づきやすくなります。
親子留学に1週間行く場合の費用
親子留学に1週間行く場合は、親1人と子ども1人で35万〜80万円程度をひとつの予算目安にできます。
期間は短いものの、往復航空券、入学金、空港送迎、海外保険などの固定費が必要です。
そのため、1日あたりで計算すると2週間や1カ月より割高になりやすい点に注意しましょう。
特に夏休み、春休み、年末年始は、航空券とホテルの料金が通常期より高くなる可能性があります。
一方、1週間なら親の仕事や子どもの学校への影響を抑えやすく、初めての海外生活を試す期間として利用しやすいです。
英語力を大幅に伸ばすというより、子どもが海外の授業や外国人講師にどのような反応をするか確かめる期間と考えるとよいでしょう。
1週間の親子留学で確認したい費用
- 親子2人分の往復航空券
- 入学金と1週間分の授業料
- 7泊前後の滞在費
- 空港送迎と学校への移動費
- 海外保険と通信費
- 週末の観光やアクティビティ費
親子留学に2週間行く場合の費用
親子留学に2週間行く場合は、50万〜110万円程度が予算の目安です。
1週間より滞在費と授業料は増えますが、航空券や入学金などの固定費は大きく変わりません。
そのため、1週間よりも費用に対して授業を受けられる日数が増え、短期親子留学の中ではバランスを取りやすい期間です。
最初の数日は、時差、食事、学校の雰囲気、英語だけの環境に慣れるために時間がかかることがあります。
2週間あれば、生活に慣れたあとに授業や現地交流へ取り組む余裕も生まれます。
ただし、週末を挟むと観光、外食、現地ツアーなどに使う費用が増えやすいため、学費と滞在費だけで予算を決めないようにしましょう。
学校の授業日数や祝日の休校日も、申し込み前に確認することが大切です。
親子留学に1カ月行く場合の費用
親子留学に1カ月行く場合は、親1人と子ども1人で80万〜180万円程度を見ておくと計画を立てやすくなります。
フィリピンやマレーシアなどのアジア圏では費用を抑えやすい一方、オーストラリア、カナダ、ハワイなどでは学費や滞在費が高くなりやすいです。
1カ月になると、ホテルよりも学生寮、ホームステイ、キッチン付きアパートなどを選ぶことで、宿泊費や食費を調整しやすくなります。
また、親も語学学校へ通う場合は、親の入学金、授業料、教材費が追加されます。
「親子2人でいくら」という総額だけでなく、子どもの学費、親の学費、部屋代、食費を分けて見積もりましょう。
オーストラリアを候補にしている方は、オーストラリア留学の生活費と期間別の費用も参考にしてください。
親子留学に3カ月行く場合の費用
親子留学に3カ月行く場合は、180万〜450万円程度が予算の目安です。
3カ月になると、短期旅行ではなく現地で生活する感覚が強くなります。
学費や家賃だけでなく、日用品、衣類、通学費、医療費、学校行事などの支出も増えるため、1カ月の費用を単純に3倍するだけでは十分とは限りません。
また、滞在国、受講期間、渡航目的によって、必要なビザや渡航許可が変わります。
例えば、オーストラリアの一部の訪問ビザでは、最長3カ月まで就学できると案内されていますが、主な渡航目的が就学の場合は学生ビザが適している可能性があります。
申し込み前に、親と子どもの両方について最新の条件を確認してください。
参考資料:Australian Government Department of Home Affairs「Visitor visa subclass 600 Tourist stream」
親子留学に半年行く場合の費用
親子留学に半年行く場合は、350万〜850万円程度を予算の目安にできます。
半年間では、語学学校だけでなく、現地校、インターナショナルスクール、長期のチャイルドケアなども候補になります。
学校の種類によって学費が大きく変わるため、短期プログラムと同じ感覚で計算しないことが重要です。
また、家具付き物件の家賃、保証金、水道光熱費、通学費、教材費、制服代、給食費などが必要になることもあります。
カナダでは、6カ月以下のプログラムであれば原則として就学許可証が不要と案内されていますが、有効な渡航書類は必要です。
6カ月を超えて学ぶ場合や、未成年の子どもが現地校へ通う場合は条件が異なる可能性があります。
国やプログラムを決めてから、必ず公式情報を確認しましょう。
参考資料:Immigration, Refugees and Citizenship Canada「I want to study in Canada for less than 6 months」
親子留学に1年間行く場合の費用
親子留学に1年間行く場合は、650万〜1,500万円程度を予算の目安として考えます。
長期親子留学では、学校へ支払う学費と海外生活費だけでなく、日本で発生し続ける支出も含めて考える必要があります。
日本の住居を残す場合は家賃や住宅ローンが続きます。
親が休職または退職する場合は、現地で使うお金に加えて収入が減る影響も無視できません。
さらに、帰国時の航空券、退去費用、荷物の輸送費、帰国後の住居や学校に関する費用も必要です。
1年間の留学を検討する場合は、留学費用とは別に、生活費の3〜6カ月分を緊急予備費として確保しておくと安心です。
現地費用と日本で残る固定費を分けて資金計画を作ることが、長期親子留学で予算不足を防ぐポイントです。
親子で授業を受ける場合と子どもだけ受講する場合の費用差
親子留学では、親も授業を受けるかどうかによって総額が変わります。
親が付き添いのみの場合は、子どもの学費と親子の滞在費が中心です。
一方、親も語学学校へ通う場合は、入学金、授業料、教材費、学校までの交通費などが追加されます。
学校や授業数によって異なりますが、WJEの予算モデルでは、親も受講すると1週間で3万〜8万円、1カ月で10万〜30万円程度の追加を想定しておくと安心です。
ただし、親も授業を受ければ、海外生活で必要な英語を学びながら、子どもと同じ目標を持って過ごせます。
費用だけで判断せず、親自身が英語を学びたいか、子どもの送迎時間と授業時間を両立できるかも考えましょう。
- 親が付き添いだけなら学費を抑えやすい
- 親も受講する場合は入学金や教材費も確認する
- 親子同時に授業を受けられる時間割か確認する
- 子どもの送迎サービスがあるか確認する
- 同じ条件で複数の見積もりを比較する
親子留学の見積もりは、1社だけでは料金が高いのか安いのか判断しにくいです。
国、期間、子どもの年齢、親の受講有無、滞在方法をそろえたうえで、2〜3社へ相談すると違いが見えやすくなります。
見積もりの確認方法は、留学エージェントの手数料と追加費用を解説した記事も参考にしてください。
親子留学にかかる費用の内訳
親子留学の予算を正確に計算するには、表示されているプログラム料金だけで判断しないことが大切です。
学費、滞在費、生活費に加えて、航空券、保険、ビザ、送迎、通信費なども発生します。
ここでは、親子留学で必要になる主な費用の内訳と、見積書で確認したいポイントを解説します。
| 費用項目 | 主な内容 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 学費 | 入学金、授業料、教材費 | 親と子どもの両方が含まれるか |
| 滞在費 | 寮、ホームステイ、ホテル | 食事、光熱費、清掃費の有無 |
| 生活費 | 食費、交通費、日用品 | 外食や観光費を含める |
| 渡航費 | 航空券、保険、ビザ | 親子2人分で計算する |
| 現地費用 | 送迎、通信、行事参加費 | 現地払いの項目を確認する |
留学エージェントや学校から見積書を受け取ったら、「含まれている費用」と「含まれていない費用」を分けて書き出しましょう。
見積書に記載がない項目でも、現地で必要になることがあります。
親子留学の学費
親子留学の学費には、入学金、授業料、教材費、登録料などが含まれます。
子どもの通学先が語学学校、保育園、現地校、サマーキャンプのどれに当たるかによって、料金体系は異なります。
親も授業を受ける場合は、親の学費も別に計算しましょう。
また、「プログラム料金」と書かれていても、教材費、行事参加費、制服代、給食費、送迎費が含まれているとは限りません。
例えば、オーストラリア政府は、授業料には書籍や機材、留学生健康保険、管理費、滞在費、ビザ申請料は含まれないと説明しています。
学校へ支払う金額を確認するときは、授業料だけでなく、入学から修了までに必要な費用を一覧で出してもらいましょう。
参考資料:Australian Government Department of Education「International Students」
親子留学の滞在費
親子留学の滞在費は、学生寮、ホームステイ、ホテル、コンドミニアム、サービスアパートメントなど、選ぶ滞在先によって変わります。
短期間はホテルが利用しやすい一方、1カ月以上ではキッチン付きの部屋を選ぶと自炊しやすくなります。
親子向けの部屋を探す際は、表示料金が1人分なのか、1部屋分なのかを確認しましょう。
子どもの追加料金、エキストラベッド、朝食、光熱費、清掃費、保証金が別になっている場合もあります。
また、学校から遠い滞在先は家賃が安くても、毎日の交通費と移動時間が増える可能性があります。
部屋代だけで比較せず、学校までの距離、治安、買い物環境、洗濯設備、調理設備まで確認することが大切です。
親子留学の生活費
親子留学の生活費には、食費、現地交通費、日用品、洗濯代、外食費、観光費などが含まれます。
子どもがいる場合は、おやつ、飲み物、文房具、衣類、薬などの細かな支出も増えやすくなります。
食事付きの学生寮なら予算を管理しやすいですが、子どもが食事を口に合わないと感じ、外食や追加購入が増えることもあります。
反対に、キッチン付きの部屋で自炊すれば食費を抑えやすいものの、調味料や調理器具を最初に購入する費用が必要です。
生活費は最低限の金額だけで計算せず、週末の観光や急な買い物も含めて考えましょう。
1カ月以上滞在する場合は、1週間分の生活費を記録し、その金額を基に残りの予算を調整すると使いすぎを防ぎやすくなります。
親子分の往復航空券
親子分の往復航空券は、親子留学の総額に大きく影響する費用です。
同じ目的地でも、出発時期、予約時期、直行便か乗継便か、預け荷物の量によって料金が変わります。
特に夏休み、春休み、ゴールデンウィーク、年末年始は需要が高まりやすいため、学校の空きだけでなく航空券の価格も確認してから日程を決めましょう。
安い航空券でも、受託手荷物、座席指定、機内食、変更手数料が別料金になっている場合があります。
親子留学では荷物が増えやすいため、航空券本体の料金だけで比較すると、最終的な支払額が想定より高くなる可能性があります。
帰国日を変更する可能性がある場合は、変更条件やキャンセル費用も事前に確認しておくと安心です。
海外旅行保険・留学保険の費用
親子留学では、親と子どもの両方について海外旅行保険や留学保険を検討しましょう。
海外では診察や治療に高額な費用が発生することがあり、子どもの急な発熱やケガにも備える必要があります。
治療費だけでなく、救援者費用、携行品損害、航空機遅延、賠償責任など、補償される内容も確認してください。
クレジットカード付帯保険を利用する場合は、子どもが補償対象になるか、保険が自動で適用されるか、旅行代金の支払いが条件になっているかを確認することが大切です。
短期だから保険は不要と判断せず、滞在国の医療事情と必要な補償額を比較しましょう。
外務省も、海外の医療費が高額になる場合があるとして、海外旅行保険への加入を勧めています。
参考資料:外務省 海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」
ビザ・パスポートの申請費用
親子留学では、親と子どもそれぞれに有効なパスポートが必要です。
2026年7月1日以降に日本国内で申請する場合、18歳以上の10年旅券はオンライン申請が8,900円、窓口申請が9,300円です。
18歳未満の5年旅券は、オンライン申請が4,400円、窓口申請が4,800円です。
親子で新規申請する場合は、証明写真、戸籍謄本の取得、窓口までの交通費なども含めて予算を組みましょう。
ビザや電子渡航認証の種類と申請費用は、国、留学期間、親と子どもの就学状況によって変わります。
学校やエージェントの説明だけで判断せず、渡航先政府の公式サイトで最新情報を確認してください。
参考資料:外務省「旅券手数料改定 関連情報」
空港送迎・現地交通費
親子留学では、空港から滞在先までの送迎費と、学校へ通うための現地交通費も必要です。
学校の送迎サービスは安心感がありますが、料金がプログラム費用に含まれていない場合があります。
到着便が深夜や早朝になると、時間外料金が追加されることもあるため、到着時刻と送迎条件を確認しましょう。
滞在中の交通費は、徒歩、スクールバス、公共交通機関、タクシーのどれを使うかによって変わります。
子どもの年齢によって運賃や乗車条件が異なる可能性もあります。
家賃が安い郊外を選んでも、通学のために毎日タクシーを利用すると総額が高くなります。
滞在先を決める際は、地図で学校までの距離と移動方法を確認し、1日分ではなく留学期間全体の交通費を計算しましょう。
教材費・アクティビティ費
教材費とアクティビティ費は、学費とは別に請求されやすい項目です。
教材費には、教科書、ワークブック、プリント、オンライン教材、文房具などが含まれます。
子ども向けプログラムでは、遠足、スポーツ、工作、施設入場、昼食などのアクティビティ費が追加されることもあります。
授業料が安く見えても、毎週のアクティビティ参加費を加えると予算が増える可能性があります。
参加が必須なのか、希望者だけなのか、欠席した場合に返金されるのかも確認しましょう。
また、現地校へ通う場合は、制服、指定靴、通学用バッグ、学校行事費などが必要になる場合があります。
見積もりを依頼するときは、「授業に参加するために別途必要な費用はありますか」と具体的に質問することが大切です。
通信費・海外SIMの費用
親子留学では、現地到着後すぐにスマートフォンを使える通信環境を準備しておくと安心です。
空港から滞在先までの地図、学校やホストファミリーへの連絡、翻訳、配車、緊急時の情報収集などにインターネットを利用します。
短期留学では、日本にいる間に設定できるeSIMが利用しやすい選択肢です。
一方、半年や1年間の留学では、現地のプリペイドSIMや月額プランの方が費用を抑えられる可能性があります。
親子でそれぞれスマートフォンを使う場合は、2台分の通信費が必要です。
子どもにはデータ容量の少ないプランを選び、親のスマートフォンからテザリングする方法もあります。
対応端末や設定方法は、留学におすすめのeSIMとSIMカードの選び方で詳しく解説しています。
現地で追加されやすい費用
親子留学では、申し込み時の見積書に含まれていない費用が現地で発生することがあります。
代表的なのは、水道光熱費、部屋の保証金、清掃費、延泊費、学校の登録費、IDカード発行費、祝日料金、送迎の時間外料金などです。
病院を受診した際に、一度自分で医療費を支払い、帰国後に保険会社へ請求するケースも想定しておきましょう。
クレジットカードを海外で使う場合は、海外事務手数料や為替レートによって、日本円での請求額が変わります。
現金だけに頼ると紛失時の負担が大きいため、カード、現金、送金手段を分けて準備することも大切です。
見積金額とは別に総費用の10〜20%程度を予備費として確保すると、急な支出にも対応しやすくなります。
見積書で確認したい追加費用
- 水道光熱費と施設管理費
- 滞在先の保証金と清掃費
- 教材費と学校登録費
- 空港送迎の時間外料金
- 祝日や繁忙期の追加料金
- 延泊・変更・キャンセル手数料
- 医療費の一時立替分
- カードや海外送金の手数料
留学中の支払い方法は、1枚のカードだけに頼らず、複数の決済手段を用意すると安心です。
海外利用、付帯保険、家族カードなどを比較したい方は、留学におすすめのクレジットカードも確認しておきましょう。
親子留学の国別費用を比較
親子留学の費用を抑えるには、学校の料金だけでなく、航空券、滞在費、生活費まで含めて国を比較することが大切です。
一般的には、フィリピンやマレーシアは費用を抑えやすく、オーストラリア、カナダ、ハワイなどは滞在費が高くなりやすい傾向があります。
ここでは、親1人と子ども1人で留学する場合の国別費用を比較します。
国別費用の計算条件
以下の金額は、親1人と子ども1人で渡航する場合のWJE独自の予算モデルです。
子どもが授業を受け、親は付き添いをするケースを基本としています。
学費、滞在費、生活費、往復航空券、海外保険、交通費、通信費を含みます。
学校、都市、為替、渡航時期によって金額は変わるため、平均額ではなく予算を決めるための目安としてご覧ください。
| 国・地域 | 1週間の費用 | 1カ月の費用 | 費用の特徴 |
|---|---|---|---|
| フィリピン・セブ島 | 35万〜55万円 | 70万〜110万円 | 学費と滞在費を抑えやすい |
| マレーシア | 35万〜60万円 | 70万〜120万円 | 生活費を調整しやすい |
| オーストラリア | 50万〜80万円 | 110万〜180万円 | 都市により滞在費の差が大きい |
| カナダ | 50万〜85万円 | 110万〜190万円 | 大都市では家賃が高くなりやすい |
| ニュージーランド | 50万〜80万円 | 100万〜170万円 | 現地校体験の選択肢がある |
| ハワイ・アメリカ | 60万〜100万円 | 140万〜230万円 | 航空券と滞在費が高くなりやすい |
| マルタ | 55万〜90万円 | 110万〜190万円 | 航空券と夏季料金に注意が必要 |
同じ国でも、都市、学校、部屋のタイプによって数十万円の差が生じることがあります。
国別の料金表を見るときは、航空券込みの金額か、親の授業料が含まれているかも確認しましょう。
フィリピン・セブ島の親子留学費用
フィリピン・セブ島の親子留学費用は、親子2人で1週間35万〜55万円、1カ月70万〜110万円程度を予算の目安にできます。
欧米圏と比べて学費や滞在費を抑えやすく、短期間でもマンツーマン授業を受けやすい点が特徴です。
学校寮、授業、食事がセットになったプランを選べば、現地で必要になる金額も把握しやすくなります。
一方で、水道光熱費、教材費、ビザ関連費、空港送迎、部屋の保証金などが現地払いになっている学校もあります。
表示されているプログラム料金だけで判断せず、親子2人分の現地支払い費用まで確認しましょう。
親も授業を受ける場合は、授業数やコースによって1カ月10万〜25万円程度の追加を想定しておくと安心です。
フィリピンは、費用を抑えながら親子で英語を話す時間を増やしたい家庭に向いています。
マレーシアの親子留学費用
マレーシアの親子留学費用は、親子2人で1週間35万〜60万円、1カ月70万〜120万円程度が目安です。
欧米圏より住居費や食費を抑えやすく、語学学校だけでなく、インターナショナルスクールの体験プログラムが候補になることもあります。
ただし、クアラルンプール中心部と郊外では、滞在費や移動費が異なります。
家賃が安い滞在先でも、学校まで毎日配車サービスを利用すると交通費が増える可能性があります。
また、学生寮の料金は安くても、親子で同室に滞在できるとは限りません。
親子向けアパート、ホテル、サービスアパートメントを含めて比較しましょう。
マレーシアの公的な留学情報サイトでも、生活費は地域、滞在方法、生活スタイルによって変わると案内されています。
参考資料:Education Malaysia Global Services「Plan Your Budget」
オーストラリアの親子留学費用
オーストラリアの親子留学費用は、親子2人で1週間50万〜80万円、1カ月110万〜180万円程度が目安です。
シドニーやメルボルンなどの大都市は、授業料だけでなく家賃や外食費も高くなりやすい傾向があります。
一方、アデレード、パース、ゴールドコーストなども候補に含めれば、生活環境や費用を比較しやすくなります。
未就学児の場合はチャイルドケア、小学生以上の場合はジュニアプログラムや現地校体験など、年齢によって通学先が変わります。
親が語学学校へ通う場合は、子どもの預け先と親の授業時間が合うかも確認しましょう。
オーストラリア政府も、実際の生活費は地域や生活方法によって異なり、ビザで求められる最低資金額より高くなる可能性があると説明しています。
参考資料:Australian Government Study Australia「Living and education costs」
オーストラリアで必要な生活費は、オーストラリア留学の1カ月・半年・1年間の生活費でも詳しく解説しています。
カナダの親子留学費用
カナダの親子留学費用は、親子2人で1週間50万〜85万円、1カ月110万〜190万円程度が目安です。
バンクーバーやトロントは、日本から渡航しやすく留学先として人気がありますが、住居費が高くなりやすい都市です。
ホームステイを選ぶ場合は、親子同室が可能か、食事が何食含まれるか、学校までの交通費がいくらかかるかを確認しましょう。
子ども向けには、語学学校のジュニアコース、サマーキャンプ、現地校体験などがあります。
夏休み期間はプログラムの選択肢が増える一方、航空券や宿泊施設の料金も上がりやすくなります。
カナダ政府の留学情報サイトでは、住居費は都市や住み方で異なり、民間住宅では月単位で家賃を支払うのが一般的と案内されています。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Prepare your budget to study in Canada」
オーストラリアと迷っている方は、オーストラリア留学とカナダ留学の費用・生活環境の比較も参考にしてください。
ニュージーランドの親子留学費用
ニュージーランドの親子留学費用は、親子2人で1週間50万〜80万円、1カ月100万〜170万円程度を見ておくと安心です。
オークランドは学校や滞在先の選択肢が比較的多い一方、住居費が高くなる可能性があります。
地方都市を選べば落ち着いた環境で過ごしやすいですが、学校までの送迎方法や買い物環境を確認する必要があります。
長期の親子留学では、子どもが現地の小学校や中学校へ通うプランも候補になります。
その場合は、語学学校の短期プログラムとは異なり、学費、制服、教材、学校行事、通学費なども必要です。
ニュージーランドの学生ビザでは、就学期間に応じた生活資金の証明が求められ、義務教育段階の生徒と語学学校などの学生では基準が分かれています。
参考資料:Immigration New Zealand「Student fund requirements」
ハワイ・アメリカの親子留学費用
ハワイ・アメリカの親子留学費用は、親子2人で1週間60万〜100万円、1カ月140万〜230万円程度が目安です。
特にハワイは日本から参加しやすく、日本語サポートのあるプログラムも探しやすい一方、ホテル代、食費、アクティビティ費が高くなりやすいです。
キッチン付きのコンドミニアムを選び、自炊を取り入れると食費を調整しやすくなります。
ただし、施設利用料、清掃費、税金などが表示料金とは別に追加される場合があります。
アメリカ本土では、都市や州によって授業料と生活費の差が大きいため、「アメリカの親子留学費用」と一括りにしないことが大切です。
米国国務省のEducationUSAも、学費と生活費は地域や教育機関によって大きく異なるため、早い段階から資金計画を立てるよう案内しています。
参考資料:U.S. Department of State EducationUSA「Finance Your Studies」
マルタの親子留学費用
マルタの親子留学費用は、親子2人で1週間55万〜90万円、1カ月110万〜190万円程度を予算の目安にできます。
ヨーロッパの中では比較的留学費用を調整しやすい国ですが、日本からの直行便がないため、航空券代と移動時間が大きな負担になります。
夏季には親子向けやジュニア向けの英語プログラムが増える一方、航空券、学校、滞在先の料金も上がりやすくなります。
授業料が安くても、空港送迎、教材、アクティビティ、食事が別料金なら総額は高くなります。
学校の料金表では、通常期と夏季料金を分けて確認しましょう。
また、子どもの対象年齢、親の授業参加、親子で利用できる滞在先の有無も重要です。
マルタとオーストラリアで迷っている方は、オーストラリア留学とマルタ留学の費用・英語環境の比較も参考にしてください。
参考資料:Study in Malta「Study in Malta」
親子留学の費用が安い国はどこ?
親子留学の費用を抑えやすい国は、フィリピンとマレーシアです。
学費、滞在費、食費を欧米圏より抑えやすく、日本からの航空券も比較的調整しやすいからです。
特にフィリピンでは、授業、学生寮、食事が含まれたプランを選べるため、予算を管理しやすいメリットがあります。
ただし、最も安い国がすべての家庭に最適とは限りません。
未就学児を安全に預けたい、現地校を体験したい、ネイティブ英語に触れたいなど、目的によって適した国は変わります。
費用を比較するときは、同じ期間、同じ人数、同じ授業条件、同じ滞在方法で見積もりを取りましょう。
国ごとに異なる条件の料金を比べると、実際には何が安いのか判断できません。
- 費用を優先するならフィリピンやマレーシアを検討する
- 現地校体験ならオーストラリアやニュージーランドも比較する
- 日本からの行きやすさを重視するならハワイやセブ島を検討する
- 航空券、学費、滞在費を含む総額で比べる
- 子どもの対象年齢と受け入れ条件を確認する
費用を優先する場合でも、最初から1カ国に決める必要はありません。
予算、子どもの年齢、希望期間を留学エージェントへ伝え、2〜3カ国の見積もりを出してもらうと比較しやすくなります。
子どもの年齢別に見る親子留学の費用
親子留学の費用は、子どもの年齢によっても変わります。
未就学児はチャイルドケア、小学生はジュニアプログラム、中学生や高校生は語学学校や現地校が中心となり、必要な学費やサポートも異なるからです。
ここでは、子どもの年齢別に必要になりやすい費用と、申し込み前の確認ポイントを解説します。
| 子どもの年齢 | 主なプログラム | 費用が増えやすい項目 |
|---|---|---|
| 未就学児 | 保育園、チャイルドケア | 保育料、送迎、ベビーシッター |
| 小学生 | ジュニアコース、現地校体験 | 教材、給食、アクティビティ |
| 中学生 | 語学学校、現地校、キャンプ | 学費、制服、通学、行事費 |
| 高校生 | 現地校、語学学校、進学準備 | 学費、ビザ、保険、滞在管理 |
年齢が上がるほど必ず高くなるわけではありません。
未就学児でも、少人数のチャイルドケアやベビーシッターを利用すると、語学学校より費用が高くなる場合があります。
未就学児との親子留学にかかる費用
未就学児との親子留学では、語学学校の授業料よりも、チャイルドケアや保育サービスの費用が重要になります。
親が授業を受ける場合は、授業時間中に子どもを預けられる施設が必要です。
学校に併設されたチャイルドケアなら送迎の負担を抑えやすいですが、対象年齢、預かり時間、食事、お昼寝、おむつ対応などを確認しましょう。
学校と保育施設が離れている場合は、送迎費やタクシー代も必要です。
子どもが環境に慣れず、親が授業を欠席する可能性も考えておく必要があります。
キャンセルや欠席時に保育料が返金されるとは限りません。
また、ミルク、おむつ、子ども用の食事、常備薬など、未就学児特有の生活費も加えて予算を作りましょう。
小学生との親子留学にかかる費用
小学生との親子留学では、語学学校のジュニアコース、サマーキャンプ、現地校体験などが主な選択肢です。
授業料のほかに、教材、給食、スクールバス、遠足、スポーツ、施設入場料などが必要になることがあります。
ジュニアプログラムは授業とアクティビティがセットになっている場合が多く、通常の語学コースより料金が高くなることもあります。
一方で、子どもが英語を使いながら同年代の友達と交流しやすいメリットがあります。
親が付き添いだけをする場合は、自分の学費を抑えられます。
ただし、子どもの授業中に保護者が学校内で待機できるか、送迎が必要かを確認しましょう。
夏休みに参加する場合は、航空券と滞在費が高くなりやすいため、プログラム料金だけで予算を決めないことが大切です。
中学生との親子留学にかかる費用
中学生との親子留学では、短期語学留学だけでなく、現地校体験やジュニアキャンプも候補になります。
小学生向けプログラムより授業時間が長くなり、教材や学校行事の費用が増える可能性があります。
現地校へ通う場合は、授業料、制服、教材、通学費、給食費、課外活動費を確認しましょう。
一方、中学生になると保護者が常に学校へ付き添う必要がないプログラムも増えます。
親は授業を受けずに滞在する、親も別の語学学校へ通うなど、予算に合わせて過ごし方を選びやすくなります。
ただし、国や学校によって保護者、ガーディアン、送迎に関する条件が異なります。
子どもだけで通学できる距離か、安全な移動手段があるかも確認したうえで滞在先を選びましょう。
高校生との親子留学にかかる費用
高校生との親子留学では、語学学校、現地高校、進学準備コースなど、留学目的によって必要な費用が大きく変わります。
短期の語学留学なら、親が付き添うことで生活面の不安を減らせます。
一方、半年や1年間の現地校留学では、授業料、制服、教材、ビザ、保険、滞在先、学校行事などを含めた長期的な資金計画が必要です。
高校生の場合は、親子留学ではなく、ホームステイを利用した単身留学の方が適していることもあります。
親の航空券や長期滞在費が不要になるため、家族全体の費用を抑えられる可能性があるからです。
親子で渡航するか、子どもだけで参加するかは、英語力、海外経験、生活面の自立度、学校のサポート体制を基準に判断しましょう。
子ども2人以上で親子留学する場合の追加費用
子ども2人以上で親子留学する場合でも、総額が単純に2倍や3倍になるとは限りません。
航空券、学費、海外保険、教材、アクティビティ費は、基本的に子どもの人数分必要です。
一方、親子で同じ部屋を利用できれば、滞在費の増加を抑えられる可能性があります。
空港送迎、タクシー、Wi-Fiなども、家族で共有できる費用です。
ただし、ホテルや学生寮には定員があり、子どもが2人になると広い部屋や2部屋が必要になる場合があります。
兄弟姉妹の年齢が離れていると、別の学校やプログラムへ通い、送迎費が増えることもあります。
見積もりを依頼するときは、兄弟割引、同室料金、送迎の追加料金、食事代を確認しましょう。
子どもが増えると人数分必要になる費用
- 往復航空券
- 授業料と入学金
- 教材費とアクティビティ費
- 海外旅行保険・留学保険
- ビザや渡航認証の申請費
- 食費と日用品
子どもが2人以上いる場合は、ウェブサイトの表示料金だけで正確な総額を計算するのが難しくなります。
親子の人数、全員の年齢、親が受講するか、希望する部屋を伝え、家族全体の見積書を作成してもらいましょう。
留学エージェントにかかる料金や追加費用は、留学エージェントの手数料と費用相場で詳しく解説しています。
準備を始める時期に迷っている方は、留学エージェントへ相談するタイミングと準備の流れも参考にしてください。
留学スタイルによる親子留学の費用差
親子留学の費用は、授業を受ける人や利用する学校、滞在方法によって変わります。
同じ国へ同じ期間留学しても、親も語学学校へ通う場合と子どもだけが通う場合では、学費に数万円から数十万円の差が生じます。
ここでは、留学スタイルごとに増えやすい費用と節約しやすい費用を比較します。
| 留学スタイル | 費用の傾向 | 主な追加費用 |
|---|---|---|
| 親子で語学学校 | 高くなりやすい | 親子2人分の学費 |
| 子どもだけ語学学校 | 抑えやすい | 子どもの学費と送迎費 |
| 保育園・幼稚園 | 施設により差が大きい | 保育料、食事、延長保育 |
| 現地校 | 中期・長期向け | 授業料、制服、教材費 |
| サマーキャンプ | 短期でも高くなりやすい | 行事、食事、送迎費 |
| ホームステイ | 食費を管理しやすい | 親子同室の追加料金 |
| 学生寮・ホテル | 短期向け | 清掃費、食事、延泊費 |
| コンドミニアム | 長期ほど調整しやすい | 保証金、光熱費、清掃費 |
留学スタイルを選ぶときは、最初に表示される料金だけでなく、食事、送迎、教材、光熱費などを含む総額で比較しましょう。
親子で語学学校に通う場合
親子で語学学校に通う場合は、親と子どもの両方に入学金、授業料、教材費がかかります。
子どもだけが受講するプランより費用は高くなりますが、親自身も海外生活で使える英語を学べる点がメリットです。
親子で同じ学校に通えば、通学や送迎にかかる時間を抑えられる可能性もあります。
ただし、子ども向けコースと大人向けコースでは、授業時間や校舎が異なる場合があります。
親の授業中に子どもを預けられるか、授業の開始時間と終了時間が合っているかを確認しましょう。
1カ月の親子留学では、親の学費として10万〜30万円程度を追加する予算モデルを作っておくと安心です。
子どもだけ語学学校に通う場合
子どもだけ語学学校へ通い、親は付き添いに専念する場合は、親の授業料を抑えられます。
親子で受講する場合と比べて、1カ月で10万〜30万円程度の差が生じることもあります。
特に初めての親子留学では、親が送迎、食事、体調管理、学校との連絡に対応できるため、子どもが新しい環境に慣れやすくなります。
一方で、子どもの授業中に親が校内で待機できるとは限りません。
待機場所がない場合は、カフェ代、コワーキングスペース代、学校までの往復交通費が発生する可能性があります。
子どもだけが受講するプランでも、親の滞在費や生活費は必要になるため、学費以外の金額は親子2人分で計算しましょう。
現地の保育園・幼稚園を利用する場合
未就学児との親子留学では、現地の保育園、幼稚園、チャイルドケアを利用する方法があります。
費用は、子どもの年齢、利用時間、利用日数、食事、おむつ対応、スタッフの人数などによって変わります。
半日保育は費用を抑えやすい一方、親が語学学校へ通う場合は授業時間と合わない可能性があります。
延長保育や個別の送迎を利用すると、追加料金が発生することもあります。
また、短期の留学生を受け入れていない施設や、最低利用期間が決められている施設もあるため注意が必要です。
入園料、保育料、食事代、教材費、行事費を分けて確認し、子どもが慣れなかった場合のキャンセル条件も確認しましょう。
現地校やインターナショナルスクールに通う場合
現地校やインターナショナルスクールへ通う親子留学は、数週間の短期体験から半年以上の長期留学まで幅があります。
語学学校よりも現地の子どもと交流しやすい一方で、授業料以外の費用が増えやすい点に注意しましょう。
入学金、教材費、制服代、給食費、スクールバス、学校行事、課外活動などが別料金になる場合があります。
また、現地校の学費は、国、公立・私立の違い、子どもの学年、保護者のビザによって変わる可能性があります。
授業料だけを比較せず、通学に必要な費用をすべて含めた年間予算を確認してください。
長期留学では、学校の学期開始日や入学手続きの締切も早めに確認することが大切です。
参考資料:Government of Canada EduCanada「High school in Canada」
サマーキャンプに参加する場合
サマーキャンプは、英語レッスンとスポーツ、遠足、文化体験などがセットになった短期プログラムです。
授業だけの語学コースより料金は高くなりやすいものの、子どもが英語を使いながら同年代の参加者と交流できます。
プログラム料金には、授業、教材、昼食、アクティビティ、施設利用料が含まれる場合があります。
ただし、空港送迎、滞在費、週末の遠足、保護者の費用が含まれているとは限りません。
また、サマーキャンプが開催される夏休みは、航空券やホテルも高くなりやすい時期です。
キャンプ料金だけで判断せず、親子の航空券と滞在費を含めた総額を確認しましょう。
対象年齢や最低英語力、保護者同伴の条件も申し込み前に確認してください。
ホームステイを利用する場合
ホームステイは、現地の家庭で生活しながら英語や文化に触れられる滞在方法です。
朝食と夕食が含まれるプランを選べば、毎日の食費を管理しやすくなります。
ただし、一般的なホームステイ料金は1人単位で設定されていることが多く、親子2人分の費用が必要です。
親子同室を希望しても、子どもの年齢や部屋の広さによっては別室になる可能性があります。
食事の回数、洗濯、Wi-Fi、学校までの交通費、空港送迎が料金に含まれているかも確認しましょう。
小さな子どもを受け入れられる家庭は限られるため、未就学児とのホームステイを希望する場合は早めの手配が必要です。
ホストファミリーとの交流を重視したい家庭に向いています。
学生寮・ホテルに滞在する場合
学生寮やホテルは、1週間から1カ月程度の短期親子留学で利用しやすい滞在方法です。
学校併設の学生寮なら通学時間を短縮しやすく、授業、滞在、食事がセットになったプランもあります。
特にフィリピン留学では、学校と寮が同じ敷地にある施設を選べることがあります。
一方、ホテルはプライバシーを確保しやすいものの、長期になるほど宿泊費と外食費が高くなりやすいです。
宿泊料金のほかに、朝食代、清掃費、施設利用料、子どもの追加料金が必要になる場合もあります。
学生寮を利用する場合は、親子で同室に滞在できるか、門限や年齢制限があるかを確認しましょう。
学校までの距離だけでなく、洗濯設備や子ども向けの食事も重要です。
コンドミニアム・アパートに滞在する場合
コンドミニアムやアパートは、1カ月以上の親子留学で生活費を調整しやすい滞在方法です。
キッチンや洗濯機があれば、自炊と洗濯ができるため、外食費やランドリー代を抑えやすくなります。
家族だけで過ごせるため、子どもの生活リズムを保ちやすい点もメリットです。
ただし、表示されている家賃以外に、保証金、清掃費、水道光熱費、インターネット料金などが発生する場合があります。
家具、食器、寝具がどこまで備わっているかも確認しましょう。
家賃が安い物件でも、学校から離れていれば交通費と送迎時間が増えます。
家賃だけでなく通学費と生活費を含めて比較することが、滞在先選びで失敗しないポイントです。
参考資料:Australian Government Study Australia「オーストラリアでの生活」
- 1〜2週間なら学生寮やホテルを検討する
- 1カ月以上ならキッチン付き物件も比較する
- 食事、光熱費、清掃費を含むか確認する
- 親子同室が可能か確認する
- 学校までの交通費と移動時間も計算する
滞在方法を自分だけで比較するのが難しい場合は、希望する国、期間、子どもの年齢、予算を留学エージェントへ伝えて候補を出してもらいましょう。
手配料金や追加費用は、留学エージェントの手数料と費用相場で詳しく解説しています。
親子留学の費用シミュレーション
親子留学の予算は、家族構成と留学期間を決めてから、費用項目を一つずつ積み上げると計算しやすくなります。
ここでは、親1人と子どもが留学する場合のモデルケースを紹介します。
金額は平均額ではなく、資金計画を立てるためのWJE独自のシミュレーションです。
シミュレーションを見るときの注意点
実際の費用は、国、都市、学校、為替、出発時期、滞在方法によって変わります。
以下の金額には、学費、滞在費、航空券、生活費、海外保険、通信費などを含めています。
正式な予算を決める前に、同じ条件で学校や留学エージェントから見積もりを取りましょう。
親1人・小学生1人で1週間留学するケース
親1人と小学生1人で1週間留学する場合は、45万〜50万円程度をひとつのモデル予算にできます。
ここでは、フィリピンやマレーシアなどの比較的費用を抑えやすい国で、子どもが短期英語プログラムへ参加し、親は付き添うケースを想定します。
1週間は滞在費を抑えやすい反面、航空券、入学金、空港送迎などの固定費が占める割合が高くなります。
夏休みや年末年始に渡航する場合は、航空券と宿泊費が上昇し、総額が60万円を超える可能性もあります。
短期留学では、授業日数と祝日による休校日も確認しましょう。
| 費用項目 | モデル金額 |
|---|---|
| 子どもの学費・教材費 | 12万円 |
| 親子の滞在費 | 9万円 |
| 親子の往復航空券 | 16万円 |
| 食費・現地交通費 | 4万円 |
| 海外保険・通信費 | 2万円 |
| 送迎・予備費 | 3万円 |
| 合計 | 46万円 |
親1人・未就学児1人で1カ月留学するケース
親1人と未就学児1人で1カ月留学する場合は、90万〜110万円程度をモデル予算にできます。
ここでは、親が平日に語学学校へ通い、子どもがチャイルドケアを利用するケースを想定します。
未就学児の場合は、保育料だけでなく、食事、おむつ、延長保育、送迎などの費用が増えやすくなります。
親の授業時間と保育時間が合わなければ、追加のベビーシッター代が必要になる可能性もあります。
子どもが環境に慣れるまで親が授業を欠席することも想定し、返金条件を確認しておきましょう。
| 費用項目 | モデル金額 |
|---|---|
| 親の語学学校費用 | 18万円 |
| 子どもの保育料 | 20万円 |
| 親子の滞在費 | 28万円 |
| 親子の往復航空券 | 18万円 |
| 食費・日用品 | 12万円 |
| 保険・通信・交通費 | 6万円 |
| 予備費 | 6万円 |
| 合計 | 108万円 |
親1人・小学生1人で3カ月留学するケース
親1人と小学生1人で3カ月留学する場合は、230万〜280万円程度をモデル予算として考えます。
ここでは、子どもが語学学校や短期の現地校プログラムへ通い、親は付き添うケースを想定します。
3カ月になると、ホテルよりもコンドミニアムや家具付きアパートを選ぶ方が、滞在費を調整しやすくなります。
一方で、保証金、水道光熱費、調理用品、日用品などの初期費用が必要です。
また、医療費の立て替えや予定変更に備えて、最低でも総額の10%程度を予備費として確保しておきましょう。
| 費用項目 | モデル金額 |
|---|---|
| 子どもの学費・教材費 | 60万円 |
| 親子の滞在費 | 90万円 |
| 親子の往復航空券 | 20万円 |
| 食費・日用品 | 45万円 |
| 保険・通信・交通費 | 15万円 |
| 学校行事・予備費 | 20万円 |
| 合計 | 250万円 |
3カ月以上の留学では、滞在目的や学校によって必要なビザが変わる可能性があります。
学校への申し込み前に、渡航先政府の公式情報と留学エージェントの案内を確認してください。
親1人・子ども2人で1カ月留学するケース
親1人と子ども2人で1カ月留学する場合は、130万〜160万円程度をモデル予算にできます。
航空券、学費、保険、教材費は、子どもの人数分必要になるため、親子2人の場合より総額が大きく増えます。
一方、親子3人で同じ部屋を利用できれば、滞在費は単純に1.5倍や2倍になるとは限りません。
子ども2人の年齢が離れている場合は、別々の学校やプログラムへ通う可能性があります。
その場合は、2カ所への送迎費と移動時間も計算しましょう。
学校によっては兄弟割引が用意されているため、見積もりを依頼するときに確認してください。
| 費用項目 | モデル金額 |
|---|---|
| 子ども2人の学費 | 40万円 |
| 親子3人の滞在費 | 38万円 |
| 親子3人の往復航空券 | 27万円 |
| 食費・日用品 | 18万円 |
| 保険・通信・交通費 | 9万円 |
| 教材・行事・予備費 | 10万円 |
| 合計 | 142万円 |
親も授業を受ける場合の費用シミュレーション
親1人と子ども1人が1カ月間語学学校へ通う場合は、100万〜130万円程度をモデル予算にできます。
親の授業料が追加されるため、親が付き添いだけをする場合より10万〜30万円程度高くなる想定です。
ただし、親子が同じ学校へ通えば、送迎時間や交通費を抑えられる可能性があります。
親も英語を学ぶことで、学校への連絡、買い物、病院、交通機関など、現地生活で必要な会話に慣れやすくなります。
毎日フルタイムで受講する必要はありません。
子どもの送迎や体調管理を考え、半日コースや週2〜3日のレッスンを選べば、費用と時間の負担を調整できます。
| 費用項目 | モデル金額 |
|---|---|
| 子どもの学費 | 20万円 |
| 親の学費 | 18万円 |
| 親子の滞在費 | 28万円 |
| 親子の往復航空券 | 18万円 |
| 食費・生活費 | 15万円 |
| 保険・通信・交通・予備費 | 8万円 |
| 合計 | 107万円 |
親が付き添いだけする場合の費用シミュレーション
親が授業を受けず、子どもの付き添いだけをする1カ月の親子留学では、85万〜110万円程度をモデル予算にできます。
親の学費が不要になるため、親子で受講する場合より費用を抑えやすいです。
ただし、親の航空券、滞在費、食費、保険、通信費は必要です。
子どもの授業中に学校で待機できない場合は、滞在先と学校を往復する交通費や、外出中の飲食費が増えることもあります。
親が自由時間を使って観光や外食をすると、想定より生活費が増えやすいため注意しましょう。
付き添いだけを選ぶ場合も、学校との連絡や緊急時に必要な簡単な英会話は渡航前に練習しておくと安心です。
| 費用項目 | モデル金額 |
|---|---|
| 子どもの学費 | 20万円 |
| 親子の滞在費 | 28万円 |
| 親子の往復航空券 | 18万円 |
| 食費・日用品 | 17万円 |
| 保険・通信・交通費 | 5万円 |
| 予備費 | 3万円 |
| 合計 | 91万円 |
親が受講するか迷っている場合は、親子で通うプランと子どもだけが通うプランの両方で見積もりを依頼しましょう。
同じ国、期間、学校、滞在先で条件をそろえれば、親の学費による差額を正確に比較できます。
費用シミュレーションのポイント
表示料金に含まれない費用を追加し、最後に予備費を上乗せすることが重要です。
学費と滞在費だけでなく、航空券、保険、食費、交通費、通信費、現地支払い費用まで入力しましょう。
為替や航空券の価格が変わる可能性があるため、総額の10〜20%程度を予備費として残しておくと安心です。
正式な予算を作るときは、1社だけの見積もりで決めず、同じ条件で2〜3社を比較してください。
相談を始める時期や準備の流れは、留学エージェントへ相談するタイミングで詳しく解説しています。
オーストラリアを候補にしている方は、オーストラリア留学エージェントの費用とサポート比較も参考にしてください。
親子留学の費用を安く抑える方法
親子留学の費用を抑えるには、料金が安いプランを探すだけでなく、学費、滞在費、航空券、生活費を一つずつ見直すことが大切です。
必要なサポートまで削ってしまうと、現地で追加費用が発生したり、親子の負担が増えたりする可能性があります。
ここでは、親子留学の満足度を下げずに総額を抑える方法を具体的に解説します。
| 節約方法 | 抑えやすい費用 | 注意点 |
|---|---|---|
| 費用が安い国を選ぶ | 学費・滞在費・生活費 | 教育内容や対象年齢も確認する |
| 繁忙期を避ける | 航空券・ホテル代 | 子どもの学校日程と調整する |
| 早めに航空券を比較する | 往復航空券 | 変更・取消条件も確認する |
| 食事付きの寮を選ぶ | 食費・交通費 | 子ども向けの食事を確認する |
| 自炊する | 食費・外食費 | 光熱費や清掃費も確認する |
| 親の授業数を調整する | 親の学費 | 学習目的とのバランスを考える |
| 複数社を比較する | 手数料・学校費用 | 同じ条件で見積もりを取る |
すべての方法を取り入れる必要はありません。
家族が重視する条件を残しながら、優先度の低い費用を減らすことが、無理のない節約につながります。
留学費用が安い国を選ぶ
親子留学の総額を大きく抑えたい場合は、フィリピンやマレーシアなど、学費と生活費を調整しやすい国を検討しましょう。
オーストラリア、カナダ、ハワイなどと比べて、学校の授業料、滞在費、外食費を抑えられるプランを探しやすいからです。
特にフィリピンでは、授業、学生寮、食事がセットになった学校もあり、出発前に必要な総額を把握しやすいメリットがあります。
ただし、安い国を選べば必ず満足できるわけではありません。
子どもの対象年齢、授業内容、滞在先の衛生面、医療機関、日本語サポートまで確認する必要があります。
国の安さではなく、希望条件を満たすプランの総額で比較することが大切です。
夏休みなどの繁忙期を避ける
出発時期を調整できる場合は、夏休み、春休み、ゴールデンウィーク、年末年始などの繁忙期を避けると、航空券や滞在費を抑えられる可能性があります。
親子留学は子どもの長期休暇に需要が集中しやすく、人気の学校や親子向けの部屋が早く埋まることもあります。
一方、通常期なら航空券やホテルの選択肢が増え、希望する部屋や授業時間を選びやすくなる場合があります。
ただし、費用だけを理由に学校を休ませると、帰国後の学習に影響する可能性があります。
授業日、行事、定期テスト、出席日数を確認し、家族全体への負担が少ない時期を選びましょう。
学校の休みを利用する場合も、休暇の最初と最後で航空券を比較すると、費用差が見つかることがあります。
航空券を早めに予約する
親子留学の日程が決まったら、早い段階から航空券の料金を比較しましょう。
親子2人以上で渡航する場合は、一人あたり数万円の差でも、家族全体では大きな金額になります。
ただし、留学先の学校や滞在先が確定する前に、変更できない航空券を購入するのは避けた方が安心です。
入学日、空港送迎の対応時間、滞在先への入居日を確認してから予約しましょう。
航空券を比較するときは、運賃だけでなく、受託手荷物、座席指定、機内食、乗り継ぎ時間、変更手数料も含めます。
子どもを連れた移動では、極端に長い乗り継ぎが負担になることもあります。
安さと移動のしやすさを両方確認することが、親子留学の航空券選びでは重要です。
食事付きの学生寮を選ぶ
短期の親子留学では、食事付きの学生寮を選ぶと、外食費と移動費を管理しやすくなります。
学校と寮が同じ敷地にある場合は、毎日の通学費を抑えられ、子どもの送迎にかかる時間も減らせます。
特に1〜2週間の留学では、到着直後から食料品店やレストランを探す負担を減らせる点もメリットです。
ただし、食事の回数や内容は学校によって異なります。
子ども向けの味付けがあるか、アレルギーに対応できるか、休日も食事が提供されるかを確認しましょう。
食事が口に合わず、外食や追加購入が増えると、結果的に費用が高くなる可能性があります。
学生寮を比較するときは、部屋代だけでなく、食事、洗濯、清掃、水道光熱費まで含めて確認してください。
キッチン付きの滞在先で自炊する
1カ月以上の親子留学では、キッチン付きのコンドミニアムやアパートを選び、自炊を取り入れると食費を調整しやすくなります。
毎日外食するよりも、朝食や夕食を部屋で用意することで、家族全体の支出を管理しやすくなるからです。
子どもの好き嫌いや食物アレルギーに合わせて食事を準備できる点もメリットです。
一方で、最初は調味料、飲料水、食器、調理用品などを購入する費用が必要になることがあります。
家賃のほかに、水道光熱費、清掃費、保証金、インターネット料金が別になっている物件もあります。
短期留学では自炊設備を使い切れず、食事付き寮の方が安くなる場合もあるため、滞在期間全体の食費と部屋代を合計して比較しましょう。
親が授業を受ける日数を調整する
親も語学学校へ通いたいものの予算が限られている場合は、授業を受ける日数や時間を調整しましょう。
毎日フルタイムで受講するのではなく、半日コース、週2〜3日のコース、マンツーマン授業のみのプランを選ぶ方法があります。
親の授業料を抑えながら、現地生活に必要な英語や、苦手な会話を練習できます。
また、子どもの送迎や体調管理に使える時間も確保しやすくなります。
ただし、授業数を減らしすぎると、親自身の英語学習という目的を達成しにくくなる可能性があります。
渡航前にオンライン英会話や英語学習アプリで準備し、現地では実践的な会話だけを学ぶ方法もおすすめです。
留学前の準備は、留学前に取り組みたい英語学習と勉強の優先順位も参考にしてください。
無料サポートの留学エージェントを利用する
留学エージェントへの手数料を抑えたい場合は、相談料や学校手配料が無料のエージェントを比較しましょう。
無料エージェントは、提携する学校から紹介料を受け取ることで、利用者の手数料を無料にしている場合があります。
ただし、「手数料無料」は、留学に必要な費用がすべて無料になるという意味ではありません。
学費、滞在費、航空券、海外保険、ビザ申請費、現地サポート費などは別に必要です。
また、ビザ申請サポート、航空券の手配、現地オフィスの利用が有料オプションになっている場合もあります。
無料かどうかだけでなく、紹介できる学校、サポート範囲、キャンセル規定まで確認しましょう。
参考資料:日本学生支援機構「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」
留学エージェントの料金の仕組みは、留学エージェントの手数料と追加費用で詳しく解説しています。
複数の留学エージェントから見積もりを取る
親子留学の費用を比較するときは、1社だけで決めず、2〜3社から見積もりを取りましょう。
1社だけでは、提示された金額が高いのか安いのか、学校や滞在先の選択肢が十分なのか判断しにくいからです。
ただし、各社へ異なる条件を伝えると、正確に比較できません。
国、都市、出発時期、留学期間、子どもの年齢、親の受講有無、希望する滞在方法をそろえて依頼してください。
見積書を受け取ったら、合計金額だけでなく、学費、滞在費、食事、送迎、現地支払い費用、手数料を分けて確認します。
日本学生支援機構も、留学エージェントを知名度や支払金額だけで判断せず、料金明細とサービス内容を確認するよう案内しています。
参考資料:日本学生支援機構「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」
海外保険・SIM・クレジットカードを比較する
親子留学では、学校や滞在先だけでなく、海外保険、通信手段、支払い方法も比較すると総額を抑えやすくなります。
海外保険は保険料だけで選ばず、親と子どもの治療費、救援者費用、賠償責任などの補償内容を確認しましょう。
クレジットカード付帯保険を利用する場合は、子どもが補償されるか、旅行代金の支払いが適用条件になっていないかを確認する必要があります。
通信手段は、短期ならeSIM、長期なら現地SIMや月額プランが適している場合があります。
クレジットカードも、海外事務手数料、利用できる国際ブランド、家族カード、付帯保険を比較しましょう。
外務省も、海外での病気や事故に備えて、十分な補償内容の海外旅行保険を検討するよう案内しています。
参考資料:外務省 海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」
- 保険は料金だけでなく親子の補償範囲を確認する
- 短期留学ではeSIMと海外SIMを比較する
- 長期留学では現地の通信プランも候補にする
- クレジットカードは国際ブランドを分散する
- 海外事務手数料や利用条件を確認する
通信手段は、留学におすすめのeSIMと海外SIMの比較で詳しく解説しています。
海外で利用するカードを探している方は、留学におすすめのクレジットカードも参考にしてください。
親子留学の予算を決める7ステップ
親子留学の予算は、最初に総額を決めるのではなく、目的、国、期間、学校、滞在先の順番で条件を整理すると作りやすくなります。
条件が曖昧なまま見積もりを取ると、必要な費用が抜けたり、各社の料金を正しく比較できなかったりします。
ここでは、親子留学の予算を決める具体的な7ステップを紹介します。
| ステップ | 決めること |
|---|---|
| STEP1 | 親子留学の目的 |
| STEP2 | 子どもに合うプログラム |
| STEP3 | 留学時期と期間 |
| STEP4 | 候補国 |
| STEP5 | 見積もり条件 |
| STEP6 | 現地支払い費用 |
| STEP7 | 予備費 |
この順番で整理すれば、「安いから選んだものの目的に合わなかった」という失敗を防ぎやすくなります。
STEP1 親子留学の目的を決める
最初に、親子留学で何を実現したいのかを具体的に決めましょう。
目的が曖昧なままでは、必要以上に高いプログラムを選んだり、反対に安さを優先して希望する体験ができなかったりします。
例えば、子どもに海外を体験させることが目的なら、1〜2週間のジュニアプログラムでも十分な場合があります。
英語を話す時間を増やしたいなら、フィリピンなどのマンツーマン授業を受けやすい国が候補です。
将来の教育移住を考えているなら、現地校やインターナショナルスクールを体験できるプランが適しています。
親自身が英語を学びたいかどうかも決めておきましょう。
目的を一つか二つに絞ることで、必要な学費と期間を判断しやすくなります。
STEP2 子どもの年齢に合うプログラムを探す
次に、子どもの年齢と性格に合ったプログラムを探します。
親子留学では、未就学児、小学生、中学生、高校生で参加できる学校や授業内容が異なります。
未就学児ならチャイルドケアや幼児向け英語、小学生ならジュニアコースやサマーキャンプ、中高生なら語学学校や現地校体験が主な選択肢です。
同じ年齢でも、英語だけの環境へすぐになじめる子どもと、親の付き添いが必要な子どもがいます。
対象年齢だけで判断せず、クラス人数、日本人比率、授業時間、保護者の待機場所、送迎方法を確認しましょう。
子どもに合わないプログラムを選ぶと、授業を欠席しても返金されず、追加の保育や付き添い費用が必要になる可能性があります。
STEP3 留学する時期と期間を決める
プログラムの候補が見つかったら、出発時期と留学期間を決めます。
子どもの学校の休み、親の仕事、航空券の料金、現地の気候、学校の開催日程を合わせて考えましょう。
1週間は参加しやすい一方、到着後に環境へ慣れる時間を考えると、実際に授業へ集中できる日数は限られます。
2週間から1カ月なら、生活に慣れたあとに英語や交流へ取り組みやすくなります。
3カ月以上になると、ビザ、長期滞在先、現地校、海外保険などの準備が増えます。
祝日や学校休校日が留学期間に含まれても、授業料が日割りで返金されない場合があります。
日程を決める前に、実際に授業を受けられる日数を確認してください。
留学準備を始める時期は、留学エージェントへ相談するタイミングも参考にしてください。
STEP4 候補となる国を2〜3カ国に絞る
留学時期と期間が決まったら、候補となる国を2〜3カ国に絞ります。
最初から1カ国に限定すると、より条件に合う学校や安いプランを見逃す可能性があります。
国を比較するときは、学費だけでなく、航空券、滞在費、生活費、日本との時差、フライト時間、医療環境も確認しましょう。
費用を重視するならフィリピンやマレーシア、現地校体験を重視するならオーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどが候補になります。
ただし、同じ国でも都市によって家賃や学校の選択肢は異なります。
「オーストラリア」だけで比較するのではなく、「シドニー」「ゴールドコースト」のように都市まで決めると、見積もりの精度が上がります。
STEP5 同じ条件で見積もりを依頼する
候補国を絞ったら、2〜3社の留学エージェントへ同じ条件で見積もりを依頼しましょう。
条件が異なると、料金差が学校によるものか、授業内容や滞在方法によるものか判断できません。
見積もりを依頼するときは、親子の人数、子どもの年齢、国、都市、出発時期、期間、親の受講有無、希望する部屋、食事、送迎を伝えます。
可能であれば、航空券を含む場合と含まない場合の両方を出してもらいましょう。
見積書を受け取ったら、学費、入学金、教材費、滞在費、食費、送迎費、手数料を項目ごとに比較します。
安い見積もりでも、必要なサポートが含まれていなければ、現地で追加費用が発生する可能性があります。
見積もり依頼時に伝える条件
- 親と子どもの人数
- 子どもの年齢と英語力
- 希望する国と都市
- 出発時期と留学期間
- 親が授業を受けるか
- 希望する学校とプログラム
- 滞在方法と食事の有無
- 空港送迎と現地サポート
STEP6 現地支払い費用まで含めて比較する
見積もりを比較するときは、日本で支払う金額だけでなく、現地到着後に支払う費用も加えましょう。
学校によっては、教材費、水道光熱費、学生証、施設管理費、部屋の保証金、空港送迎などが現地払いになっています。
見積書の合計が安くても、現地費用を加えると別のエージェントより高くなる可能性があります。
また、食費、交通費、通信費、洗濯代、週末の観光費などは、見積書に含まれないことが一般的です。
現地通貨で支払う費用は、日本円へ換算し、為替手数料や海外送金手数料も加えてください。
海外送金の方法による違いは、留学におすすめの海外送金サービスで詳しく解説しています。
STEP7 為替変動やトラブルに備えて予備費を確保する
最後に、計算した留学費用とは別に予備費を確保しましょう。
海外留学では、為替レートの変動、航空便の変更、病院の受診、滞在期間の延長、荷物の追加など、出発前には予測しにくい支出が発生する可能性があります。
親子留学では、子どもの体調不良によって予定を変更するケースも考えておく必要があります。
予備費の目安は、短期留学なら総額の10%程度、1カ月以上なら10〜20%程度から検討すると資金計画を立てやすいです。
ただし、この割合は必要額を保証するものではありません。
留学先の医療費、保険の自己負担額、航空券の変更条件も確認しましょう。
予備費は日常の買い物に使わず、別の口座や決済手段で管理すると使いすぎを防げます。
親子留学の予算を決めるポイント
学費と滞在費だけで予算を決めると、航空券、生活費、保険、現地支払い費用が抜けてしまいます。
すべての費用を積み上げたあと、為替変動やトラブルに備える予備費を追加しましょう。
予定どおりに進んだ場合の費用と、トラブルが起きた場合の上限予算を分けて考えることが大切です。
親子留学の費用でよくある失敗
親子留学の費用で失敗しやすい原因は、金額の高さよりも、見積もりの条件や契約内容を十分に確認しないことです。
表示料金だけを見て申し込むと、航空券、保険、現地支払い費用などが追加され、当初の予算を大きく超える可能性があります。
ここでは、親子留学の費用で特に起こりやすい失敗と、申し込み前に確認すべき対策を解説します。
| よくある失敗 | 起こりやすい問題 | 主な対策 |
|---|---|---|
| 表示料金だけで決める | 追加費用で予算を超える | 総額の見積もりを取る |
| 料金の単位を確認しない | 一人分を親子合計と間違える | 人数と部屋数を確認する |
| 安さだけで選ぶ | 立地やサポートに不満が出る | 条件をそろえて比較する |
| 契約条件を読まない | 変更時に高額な費用がかかる | 取消・返金規定を確認する |
親子留学では、子どもの体調や学校行事によって予定を変更する可能性もあります。
「予定どおりに出発できない場合」を想定して確認することが、費用面の失敗を防ぐポイントです。
プログラム料金だけを見て申し込む
親子留学でよくある失敗は、ウェブサイトに掲載されたプログラム料金だけを見て申し込むことです。
表示料金に授業料と滞在費が含まれていても、往復航空券、海外保険、ビザ、教材費、空港送迎、生活費などが含まれているとは限りません。
例えば、「親子留学1週間20万円」と表示されていても、親子2人分の航空券と保険を加えると、実際の総額が40万円を超える可能性があります。
プログラム料金が安く見えるときほど、何が含まれていないのかを確認しましょう。
見積もりを依頼するときは、学校へ支払う費用だけでなく、出発から帰国までに必要な総額を出してもらうことが大切です。
- 学費と入学金
- 親子の滞在費
- 親子の往復航空券
- 海外保険とビザ申請費
- 教材費と空港送迎費
- 現地の生活費と交通費
親の学費が含まれていると思い込む
「親子留学プラン」と書かれていても、親と子どもの両方が授業を受けられるとは限りません。
子どもの授業料と親子の滞在費だけが含まれ、親は付き添いとして設定されているプランもあります。
親も語学学校へ通う場合は、親の入学金、授業料、教材費が別に必要になる可能性があります。
反対に、親の授業が料金に含まれていても、受講できるレッスン数や時間が少ない場合もあります。
見積書では、「親の受講料」「子どもの受講料」「親子の滞在費」を分けて記載してもらいましょう。
親の授業が必要か迷う場合は、親子で受講するプランと、子どもだけが受講するプランの両方を出してもらうと差額を比較できます。
一人分の料金と親子合計料金を間違える
親子留学の料金表では、一人あたり、一部屋あたり、親子一組あたりの料金が混在しています。
例えば、滞在費が一部屋単位でも、学費や食費は一人単位で計算されることがあります。
「1カ月30万円」という表示を親子合計だと思っていたものの、実際には子ども一人分の学費と滞在費だったというケースも考えられます。
また、子どもの年齢によって、大人料金、子ども料金、添い寝料金が異なる場合もあります。
料金表を見るときは、対象人数、子どもの年齢、部屋の定員、食事の人数を確認しましょう。
見積書のすべての項目に「誰の費用か」を記載してもらうと、親子合計料金を判断しやすくなります。
航空券・保険・ビザの費用を計算していない
学校と滞在先の料金だけで予算を決めると、航空券、海外保険、ビザなどの渡航費用が抜けてしまいます。
特に親子留学では、航空券と保険が親子の人数分必要です。
夏休みや年末年始は航空券が高くなりやすいため、学校料金が安くても、総額では通常期より高くなる可能性があります。
また、ビザや電子渡航認証の種類は、国、滞在期間、親や子どもの就学状況によって異なります。
ビザ申請を留学エージェントへ依頼する場合は、政府へ支払う申請費用とは別に、代行サポート費が発生することもあります。
国や学校を決める前に、親子分の航空券、保険、パスポート、ビザを含めた渡航前費用を計算しましょう。
ビザ申請の準備時期は、留学ビザはいつから申請するべきか解説した記事も参考にしてください。
食費や現地交通費を少なく見積もる
親子留学では、学費や家賃に目が向きやすく、毎日の食費や交通費を少なく見積もりがちです。
食事付きの学生寮でも、休日の食事、飲み物、おやつ、外出時の外食が別に必要になる場合があります。
子どもが現地の食事を食べられず、日本食レストランや輸入食品を利用すると、想定より食費が増える可能性もあります。
交通費も、学校までの往復だけでなく、買い物、病院、観光、空港への移動まで含めて考えましょう。
家賃が安い郊外の滞在先を選んでも、毎日タクシーや配車サービスを使えば、中心部に住むより高くなる場合があります。
1週間あたりの食費と交通費を計算し、留学期間分へ換算すると現実的な生活費を出しやすくなります。
安さだけで学校や滞在先を選ぶ
親子留学の費用を抑えることは大切ですが、安さだけで学校や滞在先を選ぶと、現地で不便を感じる可能性があります。
授業料が安くても、クラスの対象年齢が合っていない、子ども向けサポートが少ない、学校まで遠いといった問題が起こることがあります。
滞在先も、家賃だけで決めると、治安、衛生面、騒音、通学時間、買い物環境に不満が出るかもしれません。
親子留学では、大人一人の留学以上に、子どもの安全と生活のしやすさを優先する必要があります。
学校は授業内容、スタッフ、受け入れ年齢、送迎体制を確認しましょう。
滞在先は立地、周辺環境、キッチン、洗濯設備、子ども用ベッドまで確認し、追加費用を含む総額と生活のしやすさを両方比較してください。
子どもの対象年齢を確認していない
親子留学のプログラムには、参加できる子どもの年齢が決められていることがあります。
同じ語学学校でも、未就学児は受け入れていない、小学生は保護者同伴が必要、中学生以上は単独参加できるなど、条件が異なります。
申し込み後に対象年齢を満たしていないと分かれば、別の学校や保育施設を探す必要があり、変更料が発生する可能性があります。
また、年齢の条件を満たしていても、トイレトレーニングが完了していることや、一定時間親と離れて過ごせることが条件になる場合もあります。
子どもの年齢だけでなく、英語力、生活面の自立度、保護者の待機条件も確認しましょう。
兄弟姉妹で参加する場合は、それぞれが同じ校舎や時間帯で受講できるかを確かめることも大切です。
日本で発生し続ける費用を計算していない
1カ月以上の親子留学では、海外で使う費用だけでなく、日本で発生し続ける費用も計算しましょう。
日本の自宅を残す場合は、家賃や住宅ローン、電気や通信などの固定費が続きます。
親が休職や退職をする場合は、留学費用の支出に加えて、収入が減る影響も考える必要があります。
子どもの学校、保育園、習い事を休む場合も、休会費や在籍料が発生する可能性があります。
自動車の駐車場代、荷物の保管費、郵便物の管理なども見落としやすい項目です。
長期親子留学では、現地費用と日本の固定費を別の表にまとめ、留学期間中の家計全体を確認しましょう。
帰国後の引っ越し、通学、仕事への復帰に必要な費用も残しておくと安心です。
キャンセル・変更条件を確認していない
親子留学では、子どもの体調不良、学校行事、家族の事情などにより、出発日や留学期間を変更する可能性があります。
しかし、学校、滞在先、航空券、留学エージェントでは、それぞれ異なるキャンセル規定が設定されています。
学校の授業料が返金されても、入学金や手配料は返金されない場合があります。
航空券も、割引率が高いほど変更できなかったり、高い取消料が発生したりする可能性があります。
申し込み前に、取消期限、変更料、返金対象、返金までの期間、病気の場合の扱いを確認しましょう。
日本学生支援機構は、留学あっせんサービスには基本的にクーリングオフが適用されない場合があるため、契約内容を十分に確認してから申し込むよう案内しています。
参考資料:日本学生支援機構「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」
航空券についても、利用する航空会社や運賃ごとのキャンセル条件を確認してください。
参考資料:国民生活センター「海外旅行の航空券をネットで申し込み後すぐにキャンセルした場合」
契約前に保存しておきたいもの
契約書、見積書、申込書、領収書、メール、チャットの履歴を保存しておきましょう。
電話やオンライン相談で説明を受けた場合は、担当者名、日時、説明内容をメモします。
口頭で約束された内容は、申し込み前にメールや契約書へ記載してもらうと、認識の違いを防ぎやすくなります。
留学費用の内訳や手数料が分かりにくい方は、留学エージェントの手数料と追加費用も確認しておきましょう。
親子留学エージェントを選ぶポイント
親子留学エージェントは、料金の安さや知名度だけで選ばないことが大切です。
一般的な語学留学に詳しいエージェントでも、未就学児や小学生を含む親子留学の取り扱いが少ない場合があります。
ここでは、親子留学の費用とサポートで後悔しないための選び方を解説します。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 親子留学の実績 | 対応国、年齢、プログラムの事例 |
| 学校の選択肢 | 保育園、語学学校、現地校 |
| 料金 | 含まれる費用と現地払い |
| 現地サポート | 営業時間、緊急時の連絡方法 |
| 滞在先 | 立地、設備、親子同室の可否 |
| 契約条件 | 変更、取消、返金規定 |
無料相談では、希望だけでなく、不安に感じていることも具体的に伝えましょう。
質問への回答が分かりやすく、良い点だけでなく注意点まで説明してくれるかも判断材料になります。
親子留学のサポート実績を確認する
留学エージェントを選ぶときは、一般的な留学実績だけでなく、親学エージェントを選ぶときは、一般的な留学実績だけでなく、親子留学のサポート実績を確認しましょう。
親子留学では、学校選びに加えて、子どもの預け先、親子向けの部屋、送迎、食事、医療機関などの確認が必要です。
大学生や社会人の語学留学を多く扱っていても、未就学児や小学生の手配には慣れていない可能性があります。
無料相談では、同じ年齢の子どもをサポートした事例、提案できる国、よく選ばれる滞在方法を質問しましょう。
ウェブサイトに掲載された体験談だけで判断せず、希望する国と時期に実際に手配できるプログラムがあるかを確認することも大切です。
親子留学の良い面だけでなく、子どもがなじめなかった場合の対応まで説明できるエージェントを選びましょう。
子どもの年齢に対応した学校があるか確認する
親子留学エージェントによって、紹介できる学校やプログラムは異なります。
未就学児向けのチャイルドケア、小学生向けのジュニアコース、中高生向けの現地校体験など、子どもの年齢に合う選択肢があるか確認しましょう。
単に「子どもも参加できます」と案内されただけでは、授業内容やサポートが年齢に合っているか判断できません。
クラスの年齢幅、授業時間、講師一人あたりの人数、昼食、送迎、保護者の待機場所を質問してください。
兄弟姉妹で参加する場合は、異なる年齢の子どもを同じ学校や時間帯で受け入れられるかも重要です。
親が授業を受ける場合は、子どものプログラムと親の授業時間を両立できる学校を提案してもらいましょう。
見積もりに含まれる費用を確認する
留学エージェントから見積もりを受け取ったら、合計金額より先に費用の内訳を確認しましょう。
学費、入学金、教材費、滞在費、食費、送迎費、手数料、海外保険、ビザ申請サポート費などを分けて見ることが大切です。
「サポート無料」と書かれていても、学校の費用や現地サポート、空港送迎まで無料になるわけではありません。
現地通貨から日本円へ換算する際の為替レートや、海外送金手数料も確認しましょう。
見積書に「その他費用」「現地諸費用」とだけ書かれている場合は、具体的な内訳を質問してください。
日本学生支援機構も、エージェントを知名度や支払金額だけで判断せず、料金明細とサービス内容で選ぶよう案内しています。
参考資料:日本学生支援機構「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」
現地サポートと緊急時対応を確認する
親子留学では、現地サポートの内容と緊急時の連絡方法を必ず確認しましょう。
子どもの発熱、ケガ、学校でのトラブル、航空便の欠航、パスポートの紛失など、予定外の問題が起こる可能性があります。
「24時間サポート」と書かれていても、電話を受けるだけなのか、病院や学校との連絡まで対応するのかはエージェントによって異なります。
現地オフィスの有無、営業時間、日本語対応、夜間の連絡先、医療通訳、病院への同行条件を確認してください。
サポートを現地の別会社へ委託している場合は、どの会社が対応し、責任の範囲がどこまでなのかも重要です。
外務省は、渡航前に安全情報を確認し、3カ月未満の渡航では「たびレジ」、3カ月以上では在留届を利用するよう案内しています。
参考資料:外務省 海外安全ホームページ「海外留学/海外修学旅行」
滞在先の立地と設備を確認する
親子留学の滞在先は、料金や部屋の写真だけでなく、学校までの距離と生活設備を確認しましょう。
学校まで遠い場所では、毎日の送迎費が増え、親子の移動負担も大きくなります。
周辺にスーパーマーケット、病院、薬局、公共交通機関があるかも重要です。
部屋については、親子同室の可否、ベッド数、キッチン、冷蔵庫、洗濯機、Wi-Fi、浴室、空調設備を確認してください。
未就学児がいる場合は、階段、ベランダ、プールなどの安全面も確認しましょう。
ホームステイなら、受け入れ経験、ペット、喫煙、食事、アレルギー対応について質問します。
家賃が安くても交通費や外食費が増えれば総額は高くなるため、生活全体で比較することが大切です。
キャンセル・返金規定を確認する
エージェントへ申し込む前に、キャンセル、日程変更、学校変更、返金に関する規定を確認しましょう。
親子留学では、子どもの体調や家庭の事情によって、予定どおりに出発できない可能性があります。
キャンセル料は、エージェント、学校、滞在先、航空会社でそれぞれ発生する場合があります。
申し込みから出発日までの日数によって返金額が変わるため、いつからいくら必要になるのかを確認してください。
ビザが許可されなかった場合、学校が休校した場合、感染症や自然災害で渡航できない場合の扱いも重要です。
口頭の説明だけで判断せず、契約書や規約に記載された内容を確認しましょう。
不明な部分は申し込み前にメールで質問し、回答を保存しておくと認識の違いを防ぎやすくなります。
2〜3社の無料相談と見積もりを比較する
親子留学エージェントは、最初から1社に決めず、2〜3社の無料相談と見積もりを比較しましょう。
同じ希望を伝えても、提案される国、学校、滞在先、サポート内容が異なることがあります。
ただし、各社へ異なる条件を伝えると、どの見積もりが安いのか判断できません。
親子の人数、子どもの年齢、希望国、出発時期、留学期間、親の受講有無、滞在方法をそろえて依頼してください。
料金だけでなく、質問への回答速度、説明の分かりやすさ、デメリットの説明、契約を急かさないかも比較しましょう。
日本学生支援機構も、複数の会社や団体を比較することを基本的なチェックポイントとして案内しています。
参考資料:日本学生支援機構「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」
無料相談で質問したいこと
- 子どもの年齢に対応する学校はありますか
- 親も同じ学校で授業を受けられますか
- 見積もりに含まれない費用はありますか
- 現地で日本語サポートを受けられますか
- 病気やケガの際はどこまで対応してもらえますか
- 親子同室で利用できる滞在先はありますか
- キャンセルした場合はいくら返金されますか
無料相談を受けても、その場で申し込む必要はありません。
見積書と契約条件を持ち帰り、家族で比較してから決めましょう。
留学エージェントへ相談する時期に迷っている方は、留学エージェントはいつから相談すべきか解説した記事も参考にしてください。
手数料無料の仕組みや追加料金については、留学エージェント手数料と費用相場で詳しく解説しています。
親子留学前に準備しておきたい英語学習
親子留学では、難しい文法や単語を数多く覚えるよりも、現地で繰り返し使う短い英語を口から出せるようにすることが大切です。
特に親は、空港、滞在先、学校、病院で子どもの状況を説明できるように準備しておくと安心です。
ここでは、親子留学の前に優先して取り組みたい英語学習を具体的に紹介します。
| 学習する人 | 優先したい内容 | 練習方法 |
|---|---|---|
| 親 | 生活・学校・病院の英語 | 音読と会話練習 |
| 子ども | 挨拶・自己紹介・意思表示 | 歌、絵本、会話練習 |
| 親子共通 | 聞き返しと助けを求める表現 | オンライン英会話 |
すべてを完璧に覚える必要はありません。
親子それぞれが現地で使う場面を想定し、必要性の高い表現から繰り返し練習しましょう。
親は海外生活で使う日常英会話を覚える
親は、買い物、交通機関、滞在先、学校との連絡など、海外生活で使う日常英会話を優先して覚えましょう。
親子留学では、子どもの代わりに質問したり、希望を伝えたりする場面が多くあります。
難しい文章を作る必要はなく、「Could you help me?」「Where can I buy this?」「Could you say that again?」などの短い表現で十分です。
特に、分からないときに黙り込まず、聞き返す表現を覚えておくと会話を続けやすくなります。
筆者もオーストラリア留学中は、文法的に完璧な英語より、知っている単語で質問する姿勢の方が役立つと実感しました。
留学前の学習内容に迷っている方は、留学前に取り組みたい英語学習と勉強の優先順位も参考にしてください。
親が最初に覚えたい英語表現
- Could you help me?:手伝っていただけますか
- Could you say that again?:もう一度言っていただけますか
- Where can I buy this?:これはどこで買えますか
- How do I get to the school?:学校へはどう行けばよいですか
- I do not understand.:分かりません
空港・ホテル・レストランで使う英語を練習する
親子留学では、空港、ホテル、レストランで使う英語を場面ごとに練習しておきましょう。
空港では入国目的や滞在期間を聞かれ、ホテルでは予約内容や部屋の設備を確認することがあります。
レストランでは、子ども用の食事、アレルギー、辛さ、持ち帰りについて質問する場面も考えられます。
「We are here to study English.」「I have a reservation.」「Does this contain nuts?」など、家族の状況に合う表現を10個程度に絞って音読してください。
フレーズを読むだけでなく、質問されたあとに答える練習まで行うと、現地でも落ち着いて対応しやすくなります。
入国時の質問や答え方は、留学の入国審査で使える英語フレーズで詳しく解説しています。
| 場面 | 覚えておきたい英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 空港 | We are here to study English. | 英語を勉強するために来ました |
| ホテル | I have a reservation. | 予約しています |
| レストラン | Does this contain nuts? | ナッツは入っていますか |
| レストラン | Can we have this to go? | 持ち帰りにできますか |
病院や学校で子どもの状況を説明する英語を覚える
親子留学前には、病院や学校で子どもの体調、性格、食事、学習状況を説明する英語を準備しておくことが重要です。
例えば、発熱なら「My child has a fever.」、アレルギーなら「My child is allergic to eggs.」と伝えます。
学校では、「My child is nervous in a new environment.」「Please call me if there is a problem.」などの表現が役立ちます。
子どもの持病、服用中の薬、アレルギーがある場合は、病名や薬の名前を英語で書いたメモも用意しましょう。
スマートフォンが使えない状況も想定し、緊急連絡先、保険情報、学校と滞在先の住所は紙でも持っておくと安心です。
メモ
子どもの症状を英語で完璧に説明する必要はありません。
「いつから」「どこが痛いか」「何を食べたか」「薬を飲んだか」の4点を、短い文章やメモで伝えられるように準備しましょう。
子どもは英語の挨拶と自己紹介を練習する
子どもは難しい英文法よりも、挨拶、自己紹介、好きなもの、困ったときの意思表示を優先して練習しましょう。
「Hi, I’m Yuki.」「I’m from Japan.」「I like soccer.」の3文だけでも、初対面の会話を始めるきっかけになります。
また、「I don’t understand.」「Can you help me?」「I need to go to the bathroom.」など、困ったときに使う表現も重要です。
長い自己紹介を丸暗記させると、一部を忘れたときに何も話せなくなることがあります。
一つの情報を一文で伝える形にし、親が質問役になって何度も練習してください。
留学先で友達へ話しかける表現は、留学先で友達を作るための英語フレーズも参考になります。
- 名前と年齢を言う
- 日本から来たと伝える
- 好きな遊びや食べ物を言う
- 分からないと伝える
- トイレや助けを求める
親子でオンライン英会話を受講する
親子で英語を話す練習をしたい場合は、出発前にオンライン英会話を受講する方法があります。
英語教材を読むだけでは、相手の質問を聞いてすぐに答える練習が不足しやすいからです。
最初はフリートークではなく、自己紹介、買い物、学校、レストラン、病院など、留学中に使う場面を講師へ伝えて練習しましょう。
子どもが一人で受講するのを嫌がる場合は、最初の数回だけ親が隣に座っても問題ありません。
週1〜2回でも、外国人講師の英語を聞き、自分の言葉で答える経験を積むことで、現地で感じる緊張を減らしやすくなります。
サービスの選び方は、留学前におすすめのオンライン英会話で比較しています。
英語学習アプリで発音とリスニングを練習する
毎日まとまった勉強時間を確保しにくい家庭は、英語学習アプリで発音とリスニングを練習しましょう。
移動中や就寝前の5〜10分でも取り組めるため、親子留学まで学習を継続しやすくなります。
親は日常英会話や旅行英語、子どもは単語、フォニックス、短い会話を扱うアプリが向いています。
ただし、画面を見て正解を選ぶだけでは、実際に英語を話す練習にはなりにくいです。
音声を聞いたあとに同じ文章を声に出し、自分の発音を録音して聞き直しましょう。
アプリは一つか二つに絞り、毎日少しずつ繰り返す方が定着しやすくなります。
留学準備に使えるアプリは、留学前におすすめの英語学習アプリで紹介しています。
英語の絵本やフォニックス教材を活用する
未就学児や小学生には、英語の絵本やフォニックス教材を使い、英語の音に楽しく慣れる方法がおすすめです。
フォニックスは、アルファベットの文字と音の関係を学ぶ方法で、初めて見る単語を読む土台になります。
最初から正しく読ませようとせず、音声を聞く、絵を見る、親子でまねをするという順番で進めましょう。
同じ絵本を繰り返し読むと、子どもが内容を予測できるようになり、英語への抵抗感を減らしやすくなります。
教材を増やしすぎると学習が続きにくいため、短い絵本を数冊と、子どもの年齢に合うフォニックス教材を一つ選べば十分です。
親向けの教材も含めて比較したい方は、留学前におすすめの英語教材と勉強法も参考にしてください。
親子留学の費用に関するよくある質問
親子留学の費用は、国、期間、子どもの年齢、親の受講有無によって変わるため、表示料金だけでは判断しにくいものです。
ここでは、親子留学の予算を考える際によくある質問へ回答します。
金額は親1人と子ども1人で渡航する場合のWJE独自の予算モデルとして確認してください。
親子留学は1週間でいくらかかりますか?
親1人と子ども1人で1週間の親子留学へ行く場合は、35万〜80万円程度が予算の目安です。
フィリピンやマレーシアなどでは比較的費用を抑えやすく、オーストラリア、カナダ、ハワイなどでは航空券や滞在費が高くなりやすい傾向があります。
1週間は期間が短くても、往復航空券、入学金、海外保険、空港送迎などの固定費が必要です。
そのため、1日あたりの費用は2週間や1カ月より割高になる場合があります。
表示料金を確認するときは、親子2人分か、航空券が含まれているか、親も授業を受けられるかを確認しましょう。
初めての場合は、長期留学の前に子どもとの相性を確かめる期間として活用できます。
親子留学は1カ月でいくらかかりますか?
親1人と子ども1人で1カ月留学する場合は、80万〜180万円程度を目安にすると予算を組みやすくなります。
フィリピンやマレーシアでは70万〜120万円程度に抑えられるケースがある一方、オーストラリアやカナダでは110万〜190万円程度になることもあります。
親も語学学校へ通う場合は、親の入学金、授業料、教材費として10万〜30万円程度の追加を想定しましょう。
1カ月ならホテルだけでなく、学生寮、ホームステイ、コンドミニアムも比較できます。
学費と滞在費だけでなく、航空券、食費、保険、交通費、通信費、現地支払い費用まで含めて総額を計算することが大切です。
親子留学の費用が安い国はどこですか?
親子留学の費用を抑えやすい国としては、フィリピンとマレーシアが候補になります。
欧米圏と比べて学費、滞在費、食費を調整しやすく、日本からの移動時間も比較的短いからです。
特にフィリピンでは、授業、学生寮、食事がセットになったプランがあり、現地生活の予算を管理しやすい場合があります。
ただし、最も安い国が家族に最適とは限りません。
現地校体験を希望する場合や、子どもの対象年齢に合う学校が少ない場合は、別の国が適していることもあります。
同じ期間、人数、授業数、滞在方法で総額を比較することが、安い国を正しく判断するポイントです。
親も語学学校に通う必要がありますか?
親子留学で、親が必ず語学学校へ通わなければならないわけではありません。
子どもだけが授業を受け、親は送迎や生活のサポートに専念するプランもあります。
親が付き添いだけなら学費を抑えやすく、子どもが新しい環境に慣れるまで柔軟に対応できます。
一方、親も授業を受ければ、海外生活で使う英語を学び、親子で共通の目標を持てる点がメリットです。
予算が限られている場合は、半日コース、週2〜3回、マンツーマン授業のみなど、受講日数を調整しましょう。
子どもの送迎時間と親の授業時間が重ならないかも、申し込み前に確認してください。
子どもは何歳から親子留学できますか?
親子留学に参加できる年齢は、国や学校、プログラムによって異なります。
未就学児を受け入れるチャイルドケア型のプログラムもあれば、小学生以上を対象とするジュニアコースやサマーキャンプもあります。
年齢条件を満たしていても、トイレトレーニング、保護者の待機、最低利用期間などの条件が設定されている場合があります。
そのため、「何歳から参加できるか」だけでなく、子どもが一人で過ごせる時間や、食事、昼寝、送迎への対応も確認しましょう。
兄弟姉妹で参加する場合は、それぞれの年齢に対応するプログラムが同じ施設や時間帯で開催されているかを確認すると、親の移動負担を抑えられます。
子ども2人の場合は費用がどのくらい増えますか?
親1人と子ども2人で1カ月留学する場合は、親1人と子ども1人の場合より30万〜60万円程度増えることを想定しておきましょう。
子どもの航空券、学費、入学金、教材費、保険、食費が人数分必要になるからです。
一方、親子3人で同じ部屋に滞在できれば、家賃や空港送迎、Wi-Fiなどは単純に2倍にはなりません。
子ども2人の年齢が離れている場合は、別々の学校へ通うことで送迎費が増える可能性があります。
学校によっては兄弟割引が適用される場合もあるため、見積もり時に確認しましょう。
ウェブ上の一人分の料金から計算せず、家族全員の年齢と希望条件を伝えて正式な見積書を作成してもらうことが大切です。
親子留学に奨学金や補助金はありますか?
一般的な短期親子留学の費用全体を支給する公的な奨学金や補助金は、選択肢が限られています。
海外留学向けの奨学金は、学生本人の在籍校、年齢、留学先、留学目的、期間などの応募条件が設定されていることが多く、親の航空券や滞在費は対象外になる可能性があります。
ただし、子どもの学校、自治体、民間財団、留学先の教育機関が独自制度を設けている場合があります。
募集が年1回で、出発よりかなり前に締め切られる制度もあるため、早めに情報を集めましょう。
制度を利用する場合も、奨学金だけに頼らず、支給対象外の費用を含めた資金計画が必要です。
参考資料:日本学生支援機構「留学のための奨学金」
親子留学は何カ月前から準備すればよいですか?
短期の親子留学でも、出発の6カ月前を目安に情報収集を始めると、学校や滞在先を比較しやすくなります。
夏休みのサマーキャンプや親子向けの部屋は定員が限られるため、人気の時期はさらに早く動いた方が安心です。
半年以上の長期留学や現地校への入学を希望する場合は、1年前から1年半前を目安に、学期、出願、ビザ、住居を確認しましょう。
日本学生支援機構も、語学留学は約半年前、高校や大学などへの留学は約1年半前から準備することを案内しています。
相談を始める時期については、留学エージェントへ相談するタイミングも参考にしてください。
親子留学にはどのくらいの予備費が必要ですか?
親子留学の予備費は、短期なら計算した総額の10%程度、1カ月以上なら10〜20%程度を目安として検討しましょう。
例えば、総額100万円の留学なら、10万〜20万円を通常の生活費とは分けて確保するイメージです。
予備費は、為替変動、子どもの病院受診、航空券の変更、延泊、荷物の追加、予定外のタクシー利用などに備えるためのお金です。
ただし、必要額は渡航先の医療費、海外保険の補償内容、航空券の変更条件によって異なります。
予備費を観光や買い物に使わないよう、別の口座やクレジットカードで管理すると安心です。
通常どおり進んだ場合の予算と、緊急時に使える上限予算を分けて考えましょう。
親子留学の費用を比較して家族に合うプランを選ぼう
親子留学の費用は、国や期間だけでなく、子どもの年齢、親の受講有無、学校、滞在方法によって大きく変わります。
費用を比較するときは、プログラム料金だけで判断せず、学費、滞在費、航空券、保険、生活費、現地支払い費用まで含めた総額を確認しましょう。
- 親子全員の合計金額を確認する
- 親が授業を受けるか決める
- 子どもの年齢に合う学校を選ぶ
- 航空券や生活費を含めて比較する
- 現地支払い費用と予備費を加える
- 同じ条件で2〜3社から見積もりを取る
費用を抑えることは大切ですが、子どもの安全、学校との相性、滞在先の生活環境まで削る必要はありません。
家族が絶対に譲れない条件と、節約できる条件を分けておくと、自分たちに合うプランを選びやすくなります。
最初から一つの国やエージェントに決めず、同じ希望条件で2〜3社から見積もりを取りましょう。
見積書では、合計金額だけでなく、含まれる費用、現地サポート、キャンセル規定まで確認することが大切です。
留学エージェントを比較するときは、留学エージェントの手数料と追加費用も参考にしてください。
親子で出発前から英語を練習しておけば、留学中に話せる機会を増やし、限られた費用と期間を活かしやすくなります。
まずは家族で留学の目的と上限予算を話し合い、無理なく実現できる親子留学の計画を作りましょう。