高校生の留学費用は、1週間程度の短期留学から、海外の高校卒業を目指す長期留学まで、選ぶプランによって大きな差があります。
また、同じ1年間の留学でも、公立高校と私立高校、交換留学と私費留学、ホームステイと学生寮では、保護者が負担する総額が異なります。
費用を正しく把握せずに申し込むと、航空券やビザ、制服、教材、仕送りなどの追加費用によって、当初の予算を超えてしまうかもしれません。
この記事では、高校生の留学費用を期間別・国別に比較し、学費と滞在費の内訳、保護者負担、高校生が利用できる返済不要の奨学金について分かりやすく解説します。
費用を安くする方法や、留学エージェントの見積もりで確認したいポイントも紹介するため、家庭の予算に合った高校留学を選ぶ際の参考にしてください。
高校生の留学費用はいくら?期間別の総額目安
高校生の留学費用は、留学する期間だけでなく、国・学校・滞在方法によって大きく変わります。
結論からいうと、1週間の短期留学なら25万〜55万円程度、1年間の高校留学なら350万〜800万円以上が総額の目安です。ただし、交換留学を利用する場合と、海外の高校へ私費で通う場合では費用に大きな差が生まれます。
| 留学期間 | 総額の目安 | 主な留学方法 |
|---|---|---|
| 1週間 | 25万〜55万円 | 海外研修・ホームステイ |
| 2週間 | 35万〜75万円 | 短期留学・語学研修 |
| 1か月 | 60万〜120万円 | サマースクール・現地校体験 |
| 3か月 | 120万〜250万円 | ターム留学・私費留学 |
| 半年 | 220万〜450万円 | 私費留学・交換留学 |
| 1年間 | 350万〜800万円以上 | 交換留学・私費留学・卒業留学 |
上記は、学費・滞在費・航空券・保険・ビザ・生活費などを含めて考えた予算の目安です。
カナダ政府の留学情報では、留学生が現地の公立小中高校へ通う場合、年間授業料は1万〜1万7,000カナダドルが目安とされています。私立のボーディングスクールでは、年間6万3,000〜8万3,000カナダドルが目安となるため、同じ国でも学校の種類によって総額が大きく変わります。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Study costs for international students in Canada」
メモ
高校生の留学費用を比較するときは、広告に表示されているプログラム料金だけで判断しないことが大切です。
「現地で生活を始めてから帰国するまでに、家庭から出ていく総額はいくらか」を基準に比較しましょう。
1週間の短期留学にかかる費用
高校生が1週間の短期留学へ参加する場合、総額は25万〜55万円程度が目安です。
1週間のプログラムでは、海外の高校へ正式に入学するというより、学校の海外研修、語学学校での英語レッスン、ホームステイ、文化体験などを組み合わせるケースが多くなります。短期間でも往復航空券が必要になるため、1日あたりの費用は長期留学より高くなりやすいです。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| プログラム・授業料 | 8万〜18万円 |
| 滞在費・食費 | 5万〜10万円 |
| 往復航空券 | 8万〜20万円 |
| 保険・通信・生活費 | 4万〜7万円 |
| 合計 | 25万〜55万円 |
費用を抑えたい場合は、学校が主催する団体研修を確認しましょう。個人で航空券や滞在先を手配するより、団体料金が適用される場合があります。また、引率する先生がいるプログラムなら、初めて海外へ行く高校生や保護者も安心しやすいでしょう。
一方で、現地で自由に使える時間が少ないことや、希望する都市・学校を選べないことがあります。料金だけでなく、英語を話す時間、授業内容、ホームステイ日数まで確認してください。
- プログラム料金に航空券が含まれているか確認する
- 空港税や燃油サーチャージの扱いを確認する
- ホームステイ先で提供される食事回数を確認する
- 現地交通費やアクティビティ代を確認する
- 引率者や日本語サポートの有無を確認する
1週間の留学は、英語力を大きく伸ばすというより、海外生活との相性を確認する期間として考えるのがおすすめです。将来的に長期留学を検討している高校生にとって、最初の一歩として利用しやすいでしょう。
2週間から1か月の留学にかかる費用
2週間の高校生留学は35万〜75万円程度、1か月では60万〜120万円程度が総額の目安です。
夏休みや春休みを利用できるため、現在通っている高校を休学せずに参加しやすい期間です。語学学校のジュニア向けコース、海外の高校での体験授業、サマースクール、ホームステイなど、選べるプログラムも増えます。
| 費用項目 | 2週間 | 1か月 |
|---|---|---|
| 授業・プログラム料金 | 12万〜25万円 | 20万〜45万円 |
| 滞在費・食費 | 8万〜15万円 | 15万〜30万円 |
| 往復航空券 | 8万〜20万円 | 8万〜20万円 |
| 保険・生活費など | 7万〜15万円 | 17万〜25万円 |
| 合計 | 35万〜75万円 | 60万〜120万円 |
1か月滞在すると、最初の緊張が少し落ち着き、ホームステイ先や学校で英語を使う機会を増やしやすくなります。買い物、通学、クラスメートとの会話など、観光旅行だけでは経験しにくい日常英語にも触れられるでしょう。
ただし、短期プログラムでは授業料や滞在費が週単位で設定されることが多く、単純に1週間の料金を4倍した金額になるとは限りません。入学金、滞在手配料、空港送迎費などは、滞在期間にかかわらず一度だけ請求されることがあります。
初めて留学する高校生は、観光やアクティビティの多さだけでなく、英語レッスンの時間数も確認してください。午後の活動が毎日日本人同士の観光になっているプログラムでは、想像より英語を話せない可能性があります。
留学先をまだ決めていない場合は、オーストラリア留学とカナダ留学の費用や特徴を比較した記事も参考にしてください。
3か月の高校留学にかかる費用
3か月の高校留学では、総額120万〜250万円程度を見込んでおきましょう。
現地校の1学期に相当する期間を留学する「ターム留学」が中心です。語学学校だけでなく、現地の高校で数学・理科・芸術・体育などの授業を受けるプログラムも選びやすくなります。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 学費・入学関連費 | 40万〜90万円 |
| ホームステイ・寮費 | 35万〜70万円 |
| 航空券・保険・ビザ | 20万〜40万円 |
| 生活費・教材費・交通費 | 25万〜50万円 |
| 合計 | 120万〜250万円 |
3か月になると、授業で英語を聞くだけではなく、課題提出やグループワークへの参加も必要になります。英語力に自信がない高校生は、英語サポートクラスの有無や、日本人留学生への学習支援を確認しましょう。
また、日本の高校で単位として認められるかどうかは、在籍校の判断によって異なります。留学を申し込んだあとに確認するのではなく、休学・進級・単位認定・帰国後の復学時期について、担任や学校の留学担当者へ早めに相談することが重要です。
ニュージーランドでは、3か月を超えて就学する場合、原則として就学目的に合った学生ビザの確認が必要です。高校生に求められる生活資金の証明額も決められているため、学費だけで資金計画を作ることはできません。
参考資料:Immigration New Zealand「Visas for studying in New Zealand」
3か月留学の注意点
3か月留学では、日本の高校に支払う授業料と海外の学校に支払う学費が重なる可能性があります。
留学中の在籍扱い、休学中の授業料、施設費、帰国後の進級条件を、在籍校へ書面で確認しておきましょう。
半年間の高校留学にかかる費用
半年間の高校留学にかかる総額は、220万〜450万円程度が目安です。
半年あれば、現地の授業や生活リズムに慣れ、クラスメートとの関係も築きやすくなります。一方で、学費と滞在費の占める割合が大きくなり、為替変動や予定外の支出による影響も受けやすくなります。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 学費・入学関連費 | 80万〜180万円 |
| ホームステイ・寮費 | 70万〜140万円 |
| 航空券・保険・ビザ | 25万〜50万円 |
| 生活費・交通費・教材費 | 45万〜80万円 |
| 合計 | 220万〜450万円 |
費用を計算するときは、最初に提示された日本円の見積額だけでなく、現地通貨での請求額も確認してください。申込時と支払時の為替レートが変わると、日本円での支払額が数万円から数十万円増える可能性があります。
たとえば、学費と滞在費を合わせて2万通貨支払う場合、1通貨あたりの円換算額が5円変わると、日本円での負担は10万円変わります。長期留学ほど支払額が大きいため、為替変動を無視できません。
半年留学の予算に含めたい費用
- 授業料と学校登録料
- ホームステイまたは学生寮の費用
- 往復航空券と空港送迎費
- 学生ビザと海外留学保険
- 制服・教材・ノートパソコン
- 通学費と携帯電話料金
- 学校行事や課外活動の参加費
- 緊急時に使う予備費
半年留学の予算には、見積総額の5〜10%程度を予備費として加えておくと安心です。滞在先の変更、航空券の日程変更、病院の受診、制服の買い直しなど、出発前には予測できない支出へ対応しやすくなります。
1年間の高校留学にかかる費用
1年間の高校留学では、総額350万〜800万円以上が目安です。
ただし、交換留学、公立高校への私費留学、私立高校、ボーディングスクールでは金額が大きく異なります。学校名や国だけでなく、留学制度の違いを理解して比較しなければなりません。
| 留学方法 | 総額の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 交換留学 | 150万〜300万円程度 | 授業料や滞在費が免除される場合がある |
| 公立高校への私費留学 | 350万〜550万円程度 | 国や学区を比較的選びやすい |
| 私立高校への私費留学 | 450万〜800万円程度 | 学校によって学費差が大きい |
| ボーディングスクール | 700万〜1,000万円以上 | 学費と寮費が高くなりやすい |
交換留学は、受け入れ家庭のボランティアや学校間の相互交流によって、学費・滞在費を抑えられることがあります。ただし、航空券、保険、ビザ、留学団体への参加費、現地でのお小遣いなどは必要です。
また、交換留学では希望する都市や学校を自由に選べない場合があります。費用の安さだけで決めるのではなく、留学の目的や現地サポートの内容を確認しましょう。
アメリカの公立高校へF-1ビザで留学する場合、在籍できる期間は最長12か月です。また、留学生は教育にかかる公的補助前の費用を学校へ支払う必要があります。公立だから無料になるわけではありません。
参考資料:U.S. Department of State「Foreign Students in Public Schools」
カナダでは、留学生が公立高校へ通う場合の年間授業料は1万〜1万7,000カナダドルが目安です。私立のデイスクールでは1万5,000〜3万カナダドル、寮のある私立校では6万3,000〜8万3,000カナダドルが目安とされており、学校の種類によって大きな差があります。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Study costs for international students in Canada」
1年間の留学では、1社だけの見積もりで決めないことが大切です。同じ国・期間・滞在方法を伝え、少なくとも2〜3社へ見積もりを依頼しましょう。
見積もりの取り方や比較項目を確認したい方は、留学エージェントの見積もりを無料で取る方法も参考にしてください。
高校留学にかかる費用の内訳
高校留学の予算を正しく作るには、提示されたパッケージ料金を項目別に分解する必要があります。
主な内訳は、学費・滞在費・食費・航空券・ビザ・保険・サポート費・教材費・生活費です。さらに、制服代や学校行事の参加費など、見積もりに含まれにくい支出もあります。
| 費用項目 | 主な内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 学費 | 授業料・入学金・登録料 | 公立か私立か |
| 滞在費 | ホームステイ・寮 | 食事を含むか |
| 渡航費 | 航空券・空港税・送迎 | 往復分か |
| ビザ・保険 | 申請料・留学保険 | 最新料金か |
| 生活費 | 交通・通信・日用品 | 毎月必要な金額 |
| 学校関連費 | 制服・教材・行事 | 別途請求されるか |
留学費用の計算方法
高校留学の総額=学費+滞在費+食費+航空券+ビザ+海外留学保険+現地サポート費+生活費+学校関連費+予備費
「プログラム料金」だけでは、家庭が実際に負担する総額を判断できません。
海外の高校へ支払う学費・入学金
高校留学の費用で大きな割合を占めるのが、海外の高校へ支払う学費です。
学費には授業料だけでなく、出願料、入学金、登録料、留学生管理費、施設利用料などが加わることがあります。見積書に「Tuition」と書かれていても、それだけで学校関連費用のすべてを含んでいるとは限りません。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願料 | 学校へ出願するときに支払う費用 |
| 入学金・登録料 | 入学手続きや在籍登録に必要な費用 |
| 授業料 | 通常授業を受けるための費用 |
| 留学生管理費 | 留学生の管理や支援にかかる費用 |
| 施設利用料 | 図書館やスポーツ施設などの利用費 |
カナダ政府の留学情報によると、留学生が公立の小中高校へ通う場合の年間授業料は1万〜1万7,000カナダドルが目安です。私立校ではさらに高くなり、寮を備えたボーディングスクールでは学費と滞在費を合わせて高額になる傾向があります。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Study costs for international students in Canada」
オーストラリア政府も、留学生の授業料は教育機関、教育段階、留学する都市によって異なると案内しています。教材や服装に関する追加費用が必要になる場合もあるため、授業料だけで比較しないことが大切です。
参考資料:Australian Government Study Australia「Living and education costs」
学費を比較するときは、年間料金だけでなく、1学期だけの受け入れが可能かも確認しましょう。短期間の受け入れでは、授業料が月割り・週割りにならず、別の短期プログラム料金が設定されている場合があります。
ホームステイ・学生寮などの滞在費
高校留学では、ホームステイまたは学生寮を利用するケースが一般的です。
未成年の留学生は、自分でアパートやシェアハウスを借りられない場合が多いため、滞在方法の選択肢が大学生や社会人より限られます。滞在費だけでなく、食事、送迎、生活サポートが含まれるかを確認してください。
| 滞在方法 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| ホームステイ | 現地家庭で生活する | 食事回数や通学距離を確認する |
| 学生寮 | 同年代の学生と生活する | 長期休暇中に閉寮する場合がある |
| ボーディングスクール | 学校と寮が一体になっている | 学費と寮費が高額になりやすい |
ホームステイでは、平日の朝食と夕食、休日の3食が含まれるプランがあります。一方で、昼食代、学校までの交通費、洗濯用品、インターネット利用料などが別途必要になる場合もあります。
学生寮では食事付きの「ミールプラン」が設定されていることがあります。ただし、クリスマスや夏休みなど、学校の長期休暇中は寮が閉まり、別の滞在先へ移動しなければならないこともあります。
滞在費が安く見えても、通学に片道1時間以上かかれば交通費が増えます。ホームステイ先の住所を事前に確定できない場合でも、平均的な通学時間と利用する交通機関を留学エージェントへ確認しておきましょう。
留学中の食費・生活費
高校留学中の食費・生活費は、滞在費に含まれる範囲と本人の過ごし方によって変わります。
ホームステイが食事付きでも、学校での昼食、友人との外食、飲み物、お菓子などは自己負担になることがあります。月々のお小遣いを決めずに送金すると、保護者が想定していた金額を超えやすいため注意が必要です。
留学中に必要になる生活費
- 学校で購入する昼食や飲み物
- バスや電車などの通学費
- 携帯電話やeSIMの通信費
- 洗面用品や文房具などの日用品
- 友人との外食や休日のレジャー費
- 学校行事や校外学習の参加費
- 医薬品や病院までの交通費
生活費を管理する場合は、1か月分を一度に渡すのではなく、1週間ごとの予算を決める方法がおすすめです。たとえば、食費・交通費・交際費を分けて記録すると、何に使いすぎているかを本人も把握しやすくなります。
ニュージーランド移民局では、初等・中等教育段階の留学生が学生ビザを申請する際、生活資金として1年間で1万7,000ニュージーランドドル、1年未満では1か月あたり1,417ニュージーランドドルを用意する基準を示しています。滞在費を前払いしている場合は、その分を差し引けることがあります。
参考資料:Immigration New Zealand「Student fund requirements」
この金額は、日本の家庭が必ず毎月使い切る金額ではありません。しかし、学費とは別に生活資金の準備が求められることを理解する参考になります。
留学中の通信手段を準備したい方は、留学におすすめのeSIMと選び方も確認しておきましょう。
航空券・ビザ・海外留学保険の費用
高校留学では、学費と滞在費以外に、航空券・ビザ・海外留学保険の費用も必要です。
特に長期留学の学生ビザは、国によって申請料金や必要書類が異なります。料金改定も行われるため、古い留学体験談に書かれている金額をそのまま予算へ入れないようにしましょう。
| 項目 | 費用の考え方 |
|---|---|
| 往復航空券 | 時期・都市・予約時期で大きく変わる |
| 空港税など | 航空券に含まれるか確認する |
| 学生ビザ | 国と留学期間で異なる |
| 健康診断 | ビザ申請時に必要になる場合がある |
| 海外留学保険 | 期間と補償内容で変わる |
| 空港送迎 | 片道または往復で請求される |
2026年8月時点で、カナダの就学許可証の申請料金は150カナダドルです。指紋や顔写真を提出するバイオメトリクスが必要な場合は、別途料金が発生します。
参考資料:Immigration, Refugees and Citizenship Canada「Study permit」
オーストラリアのStudent visa subclass 500は、2026年7月1日時点で2,500オーストラリアドルからと案内されています。申請条件や料金は変更される可能性があるため、申請直前に公式サイトで確認してください。
参考資料:Australian Department of Home Affairs「Student visa subclass 500」
ニュージーランドのFee Paying Student Visaは、2026年8月時点で850ニュージーランドドルからです。申請者の国籍や申請場所などによって条件が異なる場合があります。
参考資料:Immigration New Zealand「Fee Paying Student Visa」
海外留学保険は、治療費だけでなく、携行品の盗難、他人への賠償、航空機の遅延、保護者の緊急渡航などの補償も確認しましょう。未成年の高校生は、保護者が現地へ駆けつける費用を補償できるかも重要です。
補償内容の選び方については、留学保険の必要性と補償内容を解説した記事も参考にしてください。
留学エージェント・現地サポートの費用
高校留学では、学校への出願や滞在先の手配に加えて、未成年者向けの現地サポート費用が必要になる場合があります。
留学エージェントの手数料が無料と表示されていても、すべてのサポートが無料とは限りません。学校から紹介料を受け取る仕組みのほか、プログラム料金や現地サポート料金に費用が含まれているケースもあります。
| サポート項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 学校選び・出願 | 出願校数に制限があるか |
| ビザ申請支援 | 申請料金と翻訳料金を含むか |
| 滞在先手配 | 手配料と変更料はいくらか |
| 空港送迎 | 到着時と帰国時の両方が対象か |
| 現地サポート | 緊急連絡の受付時間を確認する |
| 学校との面談 | 成績や生活状況を保護者へ共有するか |
高校生の場合は、料金の安さだけでなく、緊急時に誰が対応するかを重視してください。病気、ケガ、ホームステイ先とのトラブル、学校での問題が起きたときに、日本語で連絡できる窓口があると安心です。
失敗しやすいのは、「24時間サポート」という言葉だけを見て申し込むことです。24時間受け付けているのは生命に関わる緊急連絡だけで、学校生活や滞在先の相談は平日の営業時間内に限定される場合があります。
- サポート料金は一括払いか月払いか
- 現地に日本語対応スタッフがいるか
- ホームステイ先の変更に追加料金がかかるか
- 病院への同行がサポートに含まれるか
- 保護者への定期報告があるか
- 途中帰国した場合に返金されるか
同じ条件で複数社へ見積もりを依頼し、総額とサポート内容を並べて比較してください。最も安い会社ではなく、必要な支援が過不足なく含まれている会社を選ぶことが大切です。
教材費・制服代・課外活動費
海外の高校では、授業料とは別に教材費・制服代・課外活動費が必要になることがあります。
特に制服のある私立校やボーディングスクールでは、シャツやジャケットだけでなく、体育着、靴、バッグ、季節ごとの制服まで指定される場合があります。成長期の高校生は、留学中にサイズが変わって買い直す可能性も考えておきましょう。
| 学校関連費 | 具体例 |
|---|---|
| 教材費 | 教科書・問題集・文房具 |
| デジタル端末 | ノートパソコン・タブレット |
| 制服代 | 制服・体育着・靴・バッグ |
| 課外活動費 | スポーツ・音楽・クラブ活動 |
| 学校行事費 | 遠足・キャンプ・卒業行事 |
| 試験料 | 語学試験・進学関連試験 |
オーストラリア政府は、授業料のほかに教材や服装などの追加費用が発生する場合があると案内しています。学校から届く費用一覧に「Additional fees」「Other costs」などの項目がないか確認してください。
参考資料:Australian Government Study Australia「Living and education costs」
スポーツ活動へ参加する場合は、ユニフォーム、用具、遠征費、保険などが別途必要になることがあります。音楽活動では、楽器のレンタル料や個人レッスン料が発生する場合もあります。
一方で、課外活動は現地の友人を作り、英語を使う機会を増やすうえで役立ちます。すべてを節約するのではなく、本人が本当に参加したい活動の予算を出発前に確保しておくとよいでしょう。
見積もりに含まれにくい追加費用
高校留学で予算を超える主な原因は、見積書に目立って書かれていない追加費用です。
授業料・滞在費・航空券を合計しただけでは、現地で必要になる支出をすべて把握できません。見積もりを受け取ったら、「含まれる費用」だけでなく、「含まれない費用」を担当者へ確認しましょう。
見落としやすい追加費用
- 空港税や燃油サーチャージ
- ビザ申請時の健康診断や証明写真
- 戸籍・成績証明書などの翻訳費
- ホームステイ先変更の手数料
- 学校までの定期券や交通費
- 長期休暇中の追加滞在費
- 制服・教材・学校行事の費用
- 携帯電話やインターネットの通信費
- 航空券の日程変更や超過手荷物料金
- 帰国後の空港から自宅までの交通費
たとえば、学生寮が長期休暇中に閉まる場合、休暇期間だけホームステイやホテルへ移動しなければならないことがあります。また、ホームステイ先と相性が合わず変更する場合、再手配料や移動費が発生する可能性もあります。
重要なアドバイス
見積もりが300万円の場合は、300万円ちょうどを準備するのではなく、15万〜30万円程度の予備費も検討しましょう。
予備費は通常の生活費と分け、病気、滞在先の変更、緊急帰国など、本当に必要なときだけ使用するルールを家族で決めておくことが大切です。
留学費用を比較するときは、各社へ同じ国・期間・学校タイプ・滞在方法を伝えてください。条件が異なる見積もりを比べても、どの会社が安いのか正確に判断できません。
高校留学の費用は、最初に見た料金だけで決めず、学費・滞在費・生活費・追加費用を分けて確認しましょう。総額を把握できれば、保護者も無理のない資金計画を作りやすくなります。
高校生の留学方法による費用の違い
高校生の留学費用は、期間だけでなくどの留学方法を選ぶかによって大きく変わります。
費用を抑えやすいのは学校の海外研修や交換留学ですが、国・学校を自由に選びにくい場合があります。一方、私費留学や卒業留学は選択肢が広いものの、学費や滞在費を家庭で負担するため総額が高くなりやすいです。
| 留学方法 | 期間の目安 | 総額の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 短期留学 | 1週間〜1か月 | 25万〜120万円 | 長期休暇を利用しやすい |
| 学校の海外研修 | 1〜3週間 | 25万〜100万円 | 引率者がいる場合が多い |
| 高校交換留学 | 約10か月〜1年間 | 150万〜300万円 | 学費や滞在費が軽減される場合がある |
| 私費留学 | 3か月〜1年間 | 120万〜800万円以上 | 国や学校を選びやすい |
| 卒業留学 | 2〜4年間 | 800万〜3,000万円以上 | 海外高校の卒業資格を目指す |
上記は、学費・滞在費・航空券・保険・ビザ・現地生活費などを含めた総額の目安です。同じ留学方法でも、学校の種類や滞在先によって金額は変わります。
参考資料:文部科学省「トビタテ!留学JAPAN 高校生の留学」
夏休み・春休みを利用する短期留学
高校生が初めて留学する場合は、夏休みや春休みを利用した短期留学が参加しやすい方法です。
期間は1週間から1か月程度が中心で、総額は25万〜120万円程度が目安です。語学学校での英語レッスン、ホームステイ、現地校の体験授業、観光、文化交流などが組み合わされています。
短期留学は、現在通っている高校を休学せずに参加しやすい点がメリットです。長期留学に比べると必要な総額も抑えられるため、海外生活が自分に合うか確かめたい高校生にも向いています。
一方で、1週間や2週間では、現地の生活に慣れ始めた頃に帰国することになります。短期間で英語が流暢になることを目標にするより、海外で英語を使う経験を増やし、今後の学習目標を見つける機会として考えましょう。
短期留学の費用に含まれやすい項目
- 語学学校や現地校の授業料
- ホームステイまたは学生寮の滞在費
- 滞在先で提供される食事代
- 空港から滞在先までの送迎費
- 現地アクティビティの参加費
- 留学中のサポート費用
注意したいのは、プログラム料金に往復航空券、海外留学保険、現地交通費、お小遣いが含まれていないケースです。表示料金が安くても、航空券などを加えると総額が大きく増える可能性があります。
また、夏休みや春休みは航空券が高くなりやすい時期です。参加日程を選べる場合は、お盆や年末年始などの繁忙期を避けると費用を抑えやすくなります。
短期留学で確認したいこと
短期留学は、英語レッスンの時間と観光・交流活動の割合を確認しましょう。
観光が中心のプログラムでは、想像していたほど英語を話す機会を得られない場合があります。英語力を伸ばしたい場合は、授業時間数や日本人参加者の割合も確認することが大切です。
学校が実施する海外研修
在籍している高校が実施する海外研修は、初めて海外へ行く高校生でも参加しやすい留学方法です。
期間は1週間から3週間程度が多く、総額は25万〜100万円程度が目安です。研修先は、学校が提携する海外の姉妹校、語学学校、現地教育機関などから選ばれます。
学校の海外研修では、先生や添乗員が引率するケースが多く、出発前の説明会も実施されます。航空券、滞在先、現地移動などを学校側がまとめて手配するため、保護者が個別に準備する負担を減らしやすい点がメリットです。
団体で航空券やバスを利用することで、個人留学より費用を抑えられる場合もあります。また、学校や自治体によっては、海外研修の参加費を対象とした補助制度が用意されていることがあります。
一方で、行き先・日程・授業内容があらかじめ決められているため、自分の希望だけで変更することは難しいです。日本人のクラスメートと一緒に行動する時間が長い場合は、英語を使う機会が少なくなる可能性もあります。
- 研修費用に航空券や海外留学保険が含まれているか
- ホームステイと学生寮のどちらを利用するか
- 現地校で授業を受ける時間はどのくらいあるか
- 自由行動中のサポート体制が整っているか
- キャンセルした場合の返金条件はどうなっているか
学校から募集案内を受け取ったら、合計金額だけでなく、含まれる費用を細かく確認しましょう。燃油サーチャージの値上がりや為替変動によって、最初に案内された金額から追加徴収される場合もあります。
海外研修は、手続きの手軽さや安全面を重視したい高校生に向いています。ただし、自由度よりも団体行動を重視するプログラムであることを理解して申し込みましょう。
留学団体を利用する高校交換留学
高校交換留学は、海外の高校へ約10か月から1年間通い、現地家庭で生活する留学方法です。
総額は150万〜300万円程度がひとつの目安です。プログラムによっては、受け入れ先の高校の授業料やホームステイ費用が免除または軽減されるため、1年間の私費留学より費用を抑えやすくなります。
ただし、交換留学だから無料になるわけではありません。留学団体へ支払うプログラム参加費、往復航空券、海外留学保険、ビザ申請費、予防接種、現地交通費、お小遣いなどは必要です。
交換留学では、受け入れ地域や学校、ホストファミリーを自由に選べない場合があります。特定の都市や有名校を希望する人よりも、現地の家庭や学校へ溶け込み、文化交流を経験したい高校生に向いています。
| 比較項目 | 高校交換留学 | 私費留学 |
|---|---|---|
| 授業料 | 免除・軽減される場合がある | 原則として自己負担 |
| 滞在費 | 軽減される場合がある | 原則として自己負担 |
| 学校選び | 自由度が低い | 比較的自由に選べる |
| 留学期間 | 約10か月〜1年間 | 数週間〜複数年 |
| 卒業目的 | 基本的に日本の高校へ戻る | 海外高校の卒業も選べる |
交換留学の選考では、学校の成績、出席状況、英語力、面接、本人の適性などが確認されることがあります。費用を準備できれば必ず参加できるわけではないため、募集時期や応募条件を早めに調べておきましょう。
日本の高校へ復学する場合は、海外で取得した単位が認められるかも確認してください。交換留学へ申し込む前に、在籍校の担任や留学担当者へ、休学・進級・単位認定の扱いを相談しておきましょう。
海外の高校に通う私費留学
私費留学は、保護者が学費や滞在費を負担し、希望する国や学校へ留学する方法です。
期間は3か月、半年、1年間などから選びやすく、1年間の総額は350万〜800万円以上が目安です。私立校やボーディングスクールを選ぶ場合は、さらに高額になることがあります。
交換留学と比べると、留学する国、都市、学校、科目、滞在方法を選びやすい点がメリットです。英語サポートが充実した学校、スポーツに強い学校、大学進学実績のある学校など、本人の目的に合う環境を探せます。
一方で、授業料、入学金、ホームステイ費、現地サポート費などを家庭で負担します。学校を自由に選べるからこそ、費用の幅も大きくなります。
私費留学で発生する主な費用
- 海外高校の授業料・入学金
- ホームステイ・学生寮の滞在費
- 留学生向けの英語補習費
- 留学エージェントや現地サポートの費用
- 航空券・ビザ・海外留学保険
- 教材・制服・学校行事の費用
- 現地交通費・通信費・お小遣い
失敗しやすいのは、授業料の安さだけで学校を選ぶことです。学校が地方にあっても、ホームステイ先が少なければ滞在費が高くなることがあります。また、英語補習やガーディアンの手配が別料金なら、最終的な総額が予想より増える可能性があります。
私費留学を検討するときは、複数の学校を同じ条件で比較しましょう。学費だけでなく、滞在費、食事、現地サポート、制服、教材、課外活動まで含めた年間総額を確認することが重要です。
留学エージェントの費用が気になる方は、留学エージェントの手数料と追加費用を解説した記事も参考にしてください。
海外の高校卒業を目指す卒業留学
卒業留学は、海外の高校へ複数年通い、現地の卒業資格を取得する留学方法です。
留学期間は2〜4年間になることが多く、総額は800万〜3,000万円以上になる可能性があります。留学する学年、卒業に必要な単位、学校の種類によって期間と費用は変わります。
卒業留学では、現地の大学進学に必要な科目や試験対策を学びやすくなります。英語力だけでなく、海外の教育環境で考える力や発表する力を身につけたい高校生にも向いています。
ただし、1年間の留学費用を単純に在籍年数分用意すればよいわけではありません。学年が上がると授業料が変わる場合があり、進学試験料、出願料、卒業行事費、長期休暇中の滞在費なども必要です。
| 卒業留学で必要な確認 | 内容 |
|---|---|
| 卒業までの期間 | 日本の高校で取得した単位を移行できるか |
| 卒業資格 | 希望する大学への出願に利用できるか |
| 英語サポート | 留学生向けの補習授業があるか |
| 長期休暇 | 寮が閉まる期間の滞在先をどうするか |
| ガーディアン | 現地保護者の手配が必要か |
| 大学進学支援 | 進路指導や出願支援を受けられるか |
イギリスでは、4歳から17歳の留学生がChild Student visaを利用する場合、独立校から無条件の入学許可を得る必要があります。授業料に加えて、滞在方法に応じた生活資金も準備しなければなりません。
参考資料:UK Government「Child Student visa」
卒業留学では、本人の希望だけでなく、家計が複数年間の支払いに耐えられるかを確認する必要があります。学費の値上がり、為替変動、緊急帰国なども想定し、年間予算とは別に予備費を準備しましょう。
卒業留学は進路から逆算する
海外高校を卒業すること自体を目的にせず、卒業後にどの国の大学へ進学したいのかまで考えましょう。
希望大学の入学条件を確認し、必要な科目や卒業資格を取得できる高校を選ぶことが重要です。
高校生の留学費用を国別に比較
高校留学の費用は、国によって学費・滞在費・ビザ制度が異なります。
一般的には、カナダやニュージーランドの公立高校は比較的予算を組みやすく、アメリカやイギリスの私立校・ボーディングスクールは高額になりやすい傾向があります。ただし、同じ国でも都市や学校によって総額は大きく変わります。
| 国 | 1年間の総額目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| アメリカ | 350万〜900万円以上 | 公立・私立・交換留学で費用差が大きい |
| カナダ | 330万〜700万円以上 | 公立高校の選択肢が多い |
| オーストラリア | 350万〜650万円程度 | 州立高校への私費留学を選びやすい |
| ニュージーランド | 300万〜550万円程度 | 公立高校の授業料を抑えやすい |
| イギリス | 500万〜1,000万円以上 | 独立校・寮制学校が中心 |
上記は、学費・滞在費・航空券・保険・ビザ・現地生活費などを含めた概算です。交換留学や奨学金を利用する場合は、記載した金額より負担を抑えられる可能性があります。
アメリカ高校留学の費用
アメリカの高校留学費用は、1年間で350万〜900万円以上が目安です。
交換留学、公立高校への私費留学、私立高校、ボーディングスクールなどの選択肢があり、選ぶ制度によって費用が大きく変わります。
F-1ビザでアメリカの公立高校へ留学する場合、在籍期間は最長12か月です。また、留学生は学校区が算定した教育費を支払う必要があり、アメリカ国務省では一般的に3,000〜10,000米ドル程度と案内しています。
参考資料:U.S. Department of State「Foreign Students in Public Schools」
ただし、上記は公立高校へ支払う教育費の目安であり、留学総額ではありません。ホームステイ費、航空券、保険、ビザ、留学団体のサポート費、生活費などが別に必要です。
| 留学方法 | 1年間の費用目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 交換留学 | 150万〜300万円 | 地域や学校を選べない場合がある |
| 公立高校 | 350万〜550万円 | F-1ビザでは最長12か月 |
| 私立デイスクール | 450万〜750万円 | 学校による授業料差が大きい |
| ボーディングスクール | 700万〜1,000万円以上 | 授業料と寮費が高額になりやすい |
アメリカは地域による物価差も大きい国です。ニューヨーク、ロサンゼルス、ボストンなどの都市部では、滞在費や生活費が高くなりやすいです。地方都市や郊外の学校を選ぶと、総額を抑えられる場合があります。
費用を優先するなら交換留学も候補になりますが、都市や学校への希望を細かく指定できないことがあります。学校の選択を重視するなら、私費留学として複数の学校から見積もりを取りましょう。
カナダ高校留学の費用
カナダの高校留学費用は、1年間で330万〜700万円以上が目安です。
州や学区が運営する公立高校で留学生を受け入れているため、私費留学でも公立高校を選びやすい点が特徴です。英語圏で高校生活を送りながら、費用と学校選びのバランスを取りたい人に向いています。
カナダ政府の留学情報では、留学生の年間授業料は、公立校で1万〜1万7,000カナダドル、私立デイスクールで1万5,000〜3万カナダドルが目安です。私立ボーディングスクールは、年間6万3,000〜8万3,000カナダドルと案内されています。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Study costs for international students in Canada」
| 学校の種類 | 年間授業料の目安 | 総額の考え方 |
|---|---|---|
| 公立高校 | 1万〜1万7,000カナダドル | ホームステイ費などを別に加える |
| 私立デイスクール | 1万5,000〜3万カナダドル | 通学型の私立高校 |
| ボーディングスクール | 6万3,000〜8万3,000カナダドル | 寮費を含む場合がある |
カナダでは、バンクーバーやトロントなどの大都市圏を選ぶと、ホームステイ費や交通費が高くなる可能性があります。費用を抑えたい場合は、地方都市や郊外の教育学区も比較しましょう。
ただし、安さだけで地域を決めると、希望する科目や英語サポートが少ない可能性があります。学校の科目、卒業要件、留学生担当者、ホームステイ先の通学時間まで確認することが大切です。
オーストラリアと迷っている方は、オーストラリア留学とカナダ留学の費用・生活環境を比較した記事も参考にしてください。
オーストラリア高校留学の費用
オーストラリアの高校留学費用は、1年間で350万〜650万円程度が目安です。
州立高校と私立高校があり、州政府が運営する留学生向けプログラムを利用して公立校へ通う方法もあります。日本との時差が比較的小さいため、保護者と連絡を取りやすい点も特徴です。
ニューサウスウェールズ州の公立校が実施する留学生向けプログラムでは、2026年の年間授業料はYear 9〜10が1万8,000豪ドル、Year 11〜12が2万500豪ドルです。
参考資料:NSW Government Schools「International Students Program Fees」
授業料以外に、出願料、ホームステイ費、海外留学生健康保険、制服、教材、交通費などが必要です。クイーンズランド州政府の留学生向け費用例でも、授業料とは別にホームステイ、保険、制服、交通費、お小遣いなどが計上されています。
参考資料:Education Queensland International「Information before you apply」
オーストラリア高校留学の主な費用
- 州立高校・私立高校の授業料
- ホームステイと食事の費用
- 海外留学生健康保険
- 学生ビザの申請費
- 制服・教材・学校行事の費用
- バスや電車などの通学費
- 往復航空券と空港送迎費
シドニーやメルボルンなどの大都市は学校の選択肢が多い一方、滞在費が高くなる可能性があります。ブリスベン、アデレード、パース、地方都市も含めて比較すると、予算に合う学校を見つけやすくなります。
僕がオーストラリアへ短期留学したときも、授業料以外に交通費や外食費が積み重なりました。高校留学では毎日の通学が必要になるため、ホームステイ先から学校までの距離も費用に影響します。
学校や都市を比較したい方は、オーストラリア留学エージェントの比較記事も確認してみてください。
ニュージーランド高校留学の費用
ニュージーランドの高校留学費用は、1年間で300万〜550万円程度が目安です。
公立高校の年間授業料を比較的抑えやすく、自然に近い落ち着いた環境で学びたい高校生に向いています。学校によっては、スポーツやアウトドア活動を取り入れた授業も選べます。
ニュージーランド政府の留学情報では、留学生が通う公立の中等教育機関の年間授業料は、約1万4,000ニュージーランドドルからと案内されています。実際の授業料は、学校や学年、履修内容によって異なります。
参考資料:Education New Zealand「Tuition fees and cost of living」
| 費用項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 授業料 | 学年・学校・履修科目で変わる |
| ホームステイ | 食事回数と長期休暇中の料金を確認する |
| 学生ビザ | 留学期間に合うビザを確認する |
| 生活資金 | ビザ申請に必要な資金基準を確認する |
| 学校関連費 | 制服・教材・スポーツ費を確認する |
ニュージーランドの学生ビザを申請する場合は、学費とは別に、滞在中の生活費を支払えることを示す必要があります。ホームステイ費を前払いしている場合など、個別の条件によって必要な証明内容が変わるため、最新情報を確認しましょう。
参考資料:Immigration New Zealand「Student fund requirements」
オークランドは学校数が多い一方、滞在費や交通費が高くなりやすい傾向があります。クライストチャーチ、ハミルトン、ダニーデンなども候補に入れると、異なる費用や学習環境を比較できます。
ニュージーランドは費用を抑えやすい国のひとつですが、航空券、制服、課外活動、長期休暇中の滞在費まで含めて判断することが大切です。
イギリス高校留学の費用
イギリスの高校留学費用は、1年間で500万〜1,000万円以上が目安です。
留学生は独立校やボーディングスクールへ通うケースが多く、授業料と寮費が高くなりやすい国です。伝統的な教育環境や、イギリスの大学進学を重視する高校生に向いています。
イギリスのChild Student visaは、4歳から17歳が独立校で学ぶためのビザです。公立の学校へ自由に通うための制度ではないため、他国の公立高校留学と比べて学費が高くなりやすい点に注意しましょう。
参考資料:UK Government「Child Student visa」
| 費用項目 | 注意点 |
|---|---|
| 独立校の授業料 | 学校や学年による差が大きい |
| 学生寮費 | 食事や施設利用料を含むか確認する |
| ガーディアン費 | 現地保護者の手配が必要な場合がある |
| 長期休暇の滞在費 | 寮が閉まる場合の滞在先を確認する |
| ビザ・医療関連費 | 申請費と医療付加料金を確認する |
| 学校行事費 | 遠足・旅行・試験料が別の場合がある |
イギリス政府は、Child Student visaの申請時に、1学年分の授業料を支払える資金を求めています。16歳または17歳で独立して生活する場合は、ロンドンとロンドン以外で必要な生活資金の基準が異なります。
参考資料:UK Government「Child Student visa: Money you need」
イギリス留学では、授業料と寮費だけでなく、ガーディアン、空港送迎、休暇中の滞在先、制服、試験料などを含めて見積もる必要があります。
安い学校を探すだけではなく、卒業資格、大学進学実績、英語サポート、寮の管理体制まで確認しましょう。費用は高くなりやすいものの、将来イギリスの大学へ進学したい人には、現地の教育制度へ早く慣れられるメリットがあります。
高校留学の費用を抑えやすい国の選び方
高校留学の費用を抑えたい場合は、国の平均費用だけでなく、公立高校を選べるか、地方都市に滞在できるかを確認しましょう。
一般的には、ニュージーランドやカナダの公立高校は、イギリスやアメリカの私立ボーディングスクールより年間授業料を抑えやすいです。ただし、交換留学を利用できる場合は、アメリカなどでも総額を抑えられる可能性があります。
費用を抑えたい高校生の選び方
- 私立校だけでなく公立高校も比較する
- 大都市だけでなく地方都市を候補に入れる
- 私費留学と交換留学の両方を調べる
- ホームステイ費に食事が含まれるか確認する
- 奨学金や自治体の補助制度を調べる
- 複数社から同じ条件で見積もりを取る
費用を抑えるために地方都市を選ぶ場合は、学校の科目や留学生サポートも確認してください。生活費が安くても、希望する科目を受講できなかったり、英語補習がなかったりすると、留学目的を達成しにくくなります。
また、年間授業料が安くても、航空券が高い、ホームステイ先が少ない、長期休暇中に追加滞在費がかかるなどの理由で、総額が高くなることがあります。
- 同じ留学期間で比較する
- 公立・私立の条件をそろえる
- ホームステイ・寮の条件をそろえる
- 航空券・保険・ビザを含めて比較する
- 見積もりに含まれない費用を確認する
- 為替変動を考えて予備費を準備する
高校留学の国選びでは、費用だけでなく、英語環境、気候、学校の教育内容、治安、現地サポートも比較しましょう。
最初から1か国に決めず、予算と希望条件を留学エージェントへ伝え、2〜3か国の見積もりを取る方法がおすすめです。国ごとの総額とサポート内容を並べることで、家庭に合う留学先を判断しやすくなります。
高校留学の学費と滞在費を比較
高校留学の総額を左右するのは、主に学校へ支払う学費と現地で暮らすための滞在費です。
公立高校だから必ず安い、ホームステイだから必ずお得とは限りません。留学生向けの追加料金、食事、通学費、長期休暇中の滞在費まで含めて比較することが大切です。
| 比較項目 | 費用を抑えやすい選択 | 高くなりやすい選択 |
|---|---|---|
| 学校 | 地方の公立高校 | 都市部の私立校・寮制学校 |
| 滞在方法 | 食事付きホームステイ | 設備が充実した学生寮 |
| 都市 | 地方都市・郊外 | 大都市の中心部 |
| 通学 | 徒歩・自転車で通える | 公共交通機関を毎日利用する |
学費と滞在費は別々に見るのではなく、食費や交通費まで含めた総額で考えましょう。たとえば滞在費が安くても、学校までの交通費が毎月必要なら、最終的な負担が大きくなる可能性があります。
国や都市による費用差を詳しく比べたい方は、オーストラリア留学とカナダ留学の費用・生活環境の比較も参考にしてください。
公立高校と私立高校の学費の違い
高校留学の学費を抑えたい場合は、まず公立高校と私立高校の違いを確認しましょう。
一般的には、同じ国や地域で比較すると、公立高校の方が私立高校より授業料を抑えやすい傾向があります。ただし、海外から参加する留学生は、公立高校であっても授業料が必要です。
| 比較項目 | 公立高校 | 私立高校 |
|---|---|---|
| 授業料 | 比較的抑えやすい | 高くなりやすい |
| 学校の選択肢 | 学区や州の制度に左右される | 教育方針から選びやすい |
| 施設・設備 | 学校によって異なる | 充実している場合が多い |
| 寮 | 設置されていないことが多い | 寮制学校も選べる |
| 英語サポート | 学区や学校によって異なる | 留学生向け支援が手厚い場合がある |
カナダ政府の留学情報では、留学生が通う公立の小中高校の授業料は年間1万〜1万7,000カナダドルが目安です。私立の通学型学校は年間1万5,000〜3万カナダドル、寮制学校は年間6万3,000〜8万3,000カナダドルが目安とされています。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Study costs for international students in Canada」
ただし、私立高校の授業料が高いからといって、必ずしも割高とは限りません。寮費、食費、放課後の学習支援、課外活動、大学進学指導などが料金に含まれている場合があります。
一方、公立高校では授業料が安く見えても、ホームステイ手配料、留学生管理費、通学費、昼食代などが別途必要になる可能性があります。
公立高校と私立高校を比較するポイント
- 年間授業料に入学金や登録料が含まれているか
- 留学生向けの英語補習が有料か無料か
- 教材・制服・学校行事の費用が含まれているか
- ホームステイまたは学生寮の費用はいくらか
- 大学進学や卒業に必要なサポートがあるか
- 長期休暇中も滞在先を利用できるか
学費だけを比べるのではなく、本人が必要とする教育やサポートを含めた金額で判断してください。英語に不安がある場合は、授業料が多少高くても、英語補習や留学生担当者がいる学校の方が安心できることがあります。
ホームステイと学生寮の滞在費の違い
高校留学の主な滞在方法は、現地家庭で暮らすホームステイと、学校が管理する学生寮です。
一般的には、ホームステイの方が滞在費を抑えやすい傾向があります。学生寮は学校の近くで生活しやすい一方、設備費、管理費、食事代などが加わり、高額になる場合があります。
| 比較項目 | ホームステイ | 学生寮 |
|---|---|---|
| 滞在費 | 比較的抑えやすい | 高くなりやすい |
| 食事 | 1日2〜3食付きが多い | 食事プランによって異なる |
| 通学 | 交通機関が必要な場合がある | 学校内または近隣が多い |
| 生活環境 | 現地家庭のルールに合わせる | 同年代の学生と生活する |
| 長期休暇 | 継続滞在できる場合が多い | 閉寮する場合がある |
ホームステイは、光熱費や一部の食事が滞在料金に含まれているケースがあります。最初に提示される料金が高く見えても、家賃・水道光熱費・食費を個別に支払う必要がなければ、総額を管理しやすいです。
参考資料:Australian Government Study Australia「Cost of Living Calculator」
ただし、食事の条件は家庭によって異なります。平日は朝食と夕食のみで、学校で食べる昼食は自己負担になるケースがあります。洗濯用品、インターネット、通学交通費などが別に必要になる可能性もあります。
学生寮では、学校まで徒歩で通えるため、毎月の交通費を抑えられる場合があります。また、寮のスタッフが生活を管理してくれるため、未成年の高校生を送り出す保護者も安心しやすいでしょう。
一方で、週末や長期休暇中に食堂が営業しない場合や、学校の休暇期間に寮が閉まる場合があります。その期間だけホームステイや別の宿泊先を手配すると、追加の滞在費が発生します。
- 滞在費に1日何食が含まれているか
- 学校までの通学時間と交通費はいくらか
- 水道・電気・インターネット料金が含まれるか
- 長期休暇中も同じ場所へ滞在できるか
- 滞在先を変更するときに手数料がかかるか
- 空港送迎が滞在費に含まれているか
滞在方法は料金だけでなく、本人の性格も考えて選びましょう。現地家庭との交流を重視するならホームステイ、同年代の学生との共同生活や学校への近さを重視するなら学生寮が候補になります。
都市によって生活費が変わる
同じ国へ高校留学する場合でも、滞在する都市によって生活費は変わります。
大都市は学校や交通機関、娯楽の選択肢が多い一方、滞在費・交通費・外食費が高くなりやすいです。地方都市や郊外は生活費を抑えやすい場合がありますが、学校数や公共交通機関が限られることがあります。
| 比較項目 | 大都市 | 地方都市・郊外 |
|---|---|---|
| 滞在費 | 高くなりやすい | 抑えやすい場合がある |
| 交通費 | 公共交通機関を利用しやすい | 送迎が必要な場合がある |
| 学校の選択肢 | 多い | 限られる場合がある |
| 日本人の多さ | 比較的多い傾向 | 少ない場合がある |
| 買い物・娯楽 | 選択肢が多い | 出費を抑えやすい |
カナダ政府の留学情報でも、住居、食費、交通費、医療保険などの費用は、留学する地域によって異なると案内されています。国全体の平均額だけでなく、実際に通う学校の周辺で必要になる生活費を調べることが重要です。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Start your study in Canada journey」
オーストラリア政府も、実際の生活費は地域や生活スタイルによって変わり、ビザ申請で求められる最低資金より高くなる場合があると説明しています。
参考資料:Australian Government Study Australia「Living and education costs」
地方都市は家賃が安くても、学校とホームステイ先が離れていれば、バス代や送迎費が必要です。また、公共交通機関の本数が少なく、休日の移動にタクシーや配車サービスを利用すると、交通費が増える可能性があります。
都市を選ぶときは、ホームステイ費、交通定期券、昼食代、通信費、休日の交際費を月単位で試算してください。オーストラリアの都市別環境を比較したい方は、オーストラリア留学・ワーホリにおすすめの都市比較も参考にしてください。
学費が安くても留学総額が高くなるケース
授業料が安い学校を選んでも、留学総額まで安くなるとは限りません。
学費以外の費用が別料金になっていると、最終的な支払額が高くなることがあります。見積書を比較するときは、授業料だけでなく、渡航から帰国までに必要な費用をすべて確認しましょう。
学費が安くても総額が高くなる例
- ホームステイ先から学校までの交通費が高い
- 平日の昼食や休日の食事が滞在費に含まれていない
- 制服・教材・ノートパソコンを別途購入する
- 留学生向けの英語補習が有料になっている
- ビザ申請や書類翻訳に追加料金がかかる
- 長期休暇中に学生寮から退去する必要がある
- 空港送迎や現地サポートが別料金になっている
- 航空券が高い時期に出発する
たとえば、授業料が年間150万円の学校と180万円の学校があるとします。前者は滞在費・英語補習・教材が別料金で、後者は一部が含まれている場合、年間総額では後者の方が安くなる可能性があります。
| 費用項目 | A校 | B校 |
|---|---|---|
| 授業料 | 150万円 | 180万円 |
| 滞在費 | 150万円 | 120万円 |
| 英語補習・教材 | 30万円 | 授業料に含む |
| 通学費 | 20万円 | 5万円 |
| 合計 | 350万円 | 305万円 |
上記は比較方法を説明するための一例です。実際の費用は学校や滞在条件によって異なります。
留学エージェントの見積もりを確認するときは、「含まれているもの」と「含まれていないもの」を分けてください。同じ条件で2〜3社へ見積もりを依頼すると、追加費用を見つけやすくなります。
エージェント料金の仕組みや見落としやすい費用については、留学エージェントの手数料と追加費用を解説した記事も確認してください。
比較するときの結論
学校選びでは、授業料の安さではなく、学費・滞在費・食費・交通費・学校関連費・サポート費を合計した年間総額を比較しましょう。
見積書に記載されていない費用は、留学エージェントや学校へ質問して確認することが大切です。
高校留学で保護者が負担する費用
高校生は留学中に安定した収入を得ることが難しいため、費用の多くを保護者が負担するケースが一般的です。
学費や滞在費だけでなく、出発前の準備費、毎月の仕送り、日本で続く支払い、緊急時の予備費まで含めて考えましょう。最初に負担範囲を決めると、留学中のお金に関するトラブルを防ぎやすくなります。
| 支払う時期 | 主な費用 |
|---|---|
| 申込時 | 申込金・出願料・手配料 |
| 出発前 | 学費・滞在費・航空券・保険・ビザ |
| 留学中 | 仕送り・交通費・通信費・学校関連費 |
| 緊急時 | 治療費・滞在先変更・航空券変更 |
| 帰国時 | 超過手荷物・空港移動・再入学準備 |
保護者負担を考えるときは、留学会社へ支払う金額だけで判断しないことが重要です。日本の高校の学納金や、本人が日本で使用している携帯電話など、留学中も継続する支払いがあります。
保護者負担になりやすい費用項目
高校留学では、学校や留学エージェントへ支払う初期費用のほか、留学中の生活を維持する費用も保護者負担になりやすいです。
主な費用は、学費、滞在費、航空券、ビザ、海外留学保険、現地サポート費です。さらに、制服、教材、携帯電話、通学費、学校行事なども必要になります。
保護者が負担しやすい費用
- 海外高校の授業料・入学金・登録料
- ホームステイ・学生寮の滞在費
- 往復航空券・空港税・燃油サーチャージ
- 学生ビザ・健康診断・書類翻訳の費用
- 海外留学保険・現地の医療保険
- 留学エージェント・現地サポートの費用
- 制服・教材・学校行事・課外活動の費用
- 現地交通費・通信費・毎月のお小遣い
特に注意したいのが、申込時と出発前にまとまった支払いが発生することです。年間の留学総額が400万円でも、毎月均等に支払うわけではありません。学費と滞在費の多くを出発前に一括で請求される場合があります。
留学費用を準備するときは、総額だけでなく支払期限も確認しましょう。奨学金の入金前に学校への支払いが必要な場合は、一時的に家庭で立て替えなければならない可能性があります。
また、留学先で使用する決済手段も準備が必要です。高校生本人が利用できるデビットカードやプリペイドカード、保護者名義の家族カードなど、年齢条件を確認して選びましょう。
海外で利用するカードの選び方については、留学におすすめのクレジットカードと注意点も参考にしてください。
留学中も日本で支払いが続く費用
高校生が海外へ留学しても、日本で契約しているサービスや在籍校への支払いが自動的に止まるわけではありません。
日本の高校へ在籍したまま留学する場合は、授業料、施設費、保護者会費、積立金などが継続する可能性があります。休学中の学納金の扱いは学校ごとに異なるため、出発前に確認してください。
日本で支払いが続く可能性がある費用
- 日本の高校の授業料・施設費・在籍料
- 修学旅行や行事の積立金
- 携帯電話の基本料金
- 動画・音楽・学習アプリなどの月額料金
- 部活動や習い事の会費
- 日本の銀行口座やカードに関する費用
- 帰国後に使用する荷物の保管費
海外で取得した単位を日本の高校の単位として認めるかどうかは、学校側の判断が関わります。文部科学省は、外国の高校で履修した学習成果を、日本の高校の単位として認定できる制度を案内しています。
参考資料:文部科学省「高等学校等における外国留学時認定可能単位数の拡大」
ただし、単位認定が可能であることと、日本の高校の学納金が免除されることは別の話です。留学中の在籍区分、授業料、進級条件、復学時期について、在籍校から書面で説明を受けておきましょう。
携帯電話についても、日本の番号を残すのか、休止サービスを利用するのかを検討してください。長期留学中も日本の料金プランをそのまま維持すると、使用していない通信費を払い続けることになります。
現地到着後の通信手段については、留学におすすめのeSIMと現地SIMの選び方も確認しておきましょう。
毎月必要になる仕送りとお小遣い
高校留学中の仕送りは、ホームステイや学生寮に含まれるサービスを確認してから金額を決めましょう。
食事付きの滞在先でも、昼食、交通費、通信費、日用品、友人との外出費などは本人が支払う場合があります。最初から高額な仕送りを送るのではなく、必要な項目ごとに予算を分けることが大切です。
| 項目 | 月額の試算例 |
|---|---|
| 昼食・飲み物 | 2万〜4万円 |
| 交通費 | 1万〜3万円 |
| 通信費 | 3,000〜1万円 |
| 日用品 | 5,000〜1万5,000円 |
| 交際費・娯楽費 | 1万〜3万円 |
| 合計 | 5万〜12万円程度 |
上記は家計を考えるための試算例です。国、都市、為替、滞在先に含まれる食事、本人の生活スタイルによって実際の金額は変わります。
ニュージーランドの学生ビザでは、留学生が学費とは別に生活費を支払えることを証明する必要があります。このような資金基準は、留学先で必要になる生活費を考える参考になりますが、実際の支出が基準額以内に収まるとは限りません。
参考資料:Immigration New Zealand「Student fund requirements」
仕送りは、毎月決まった日に一定額を送る方法がおすすめです。足りなくなるたびに追加送金する方法では、本人も保護者も月々の支出を把握しにくくなります。
- 毎月の基本仕送り額を決める
- 食費・交通費・交際費を分けて記録する
- 追加送金が必要になる条件を決める
- 高額な買い物は保護者へ相談する
- 緊急用のお金は通常のお小遣いと分ける
- 月末に親子で支出を確認する
本人には、お金を使わないことだけを求めないようにしましょう。友人との交流や学校行事への参加は、留学経験を充実させるために必要です。毎月使える範囲を明確にし、その中で本人が判断できるようにすることが大切です。
保護者・本人・奨学金の負担割合を決める
高校留学の資金計画では、すべてを保護者が負担するのか、本人の貯金や奨学金も活用するのかを事前に決めましょう。
誰が・何を・いくら負担するかを明確にすることで、申込後の認識違いや家族間のトラブルを防ぎやすくなります。
| 負担する人・制度 | 担当しやすい費用 |
|---|---|
| 保護者 | 学費・滞在費・航空券・保険 |
| 高校生本人 | お小遣い・娯楽費・出発前の貯金 |
| 奨学金 | 渡航費・授業料・現地活動費 |
| 自治体・学校の補助 | 海外研修費・交換留学費 |
たとえば総額400万円の留学で、奨学金が80万円、本人の貯金が20万円ある場合、保護者負担は300万円になります。ただし、奨学金の支給時期が出発後であれば、保護者が一時的に立て替える必要があります。
負担割合のシミュレーション例
留学総額:400万円
保護者負担:300万円
奨学金:80万円
本人の貯金:20万円
この場合でも、緊急時の予備費は別に準備しておく必要があります。
本人が費用の一部を負担する場合は、無理なアルバイトを前提にしないことが重要です。学校生活や受験勉強に影響が出ない範囲で、毎月の貯金額を決めましょう。
また、奨学金は応募すれば必ず受け取れるものではありません。選考に通らなかった場合でも留学できる資金計画と、奨学金を受け取れた場合の計画を分けて作ると安心です。
家族で話し合うときは、保護者が支払える上限、本人に負担してほしい金額、奨学金が不採用だった場合の対応まで決めておきましょう。
予備費を含めた家計シミュレーションを作る
高校留学の家計シミュレーションには、学校や留学エージェントから提示された見積額だけでなく、予備費も加えましょう。
為替変動、航空券の変更、病気、滞在先の変更などにより、予定外の支出が発生する可能性があります。目安として、見積総額の5〜10%程度を予備費として検討すると安心です。
| 費用項目 | 1年間の試算例 |
|---|---|
| 学費・学校関連費 | 180万円 |
| 滞在費・食費 | 130万円 |
| 航空券・ビザ・保険 | 40万円 |
| 仕送り・生活費 | 60万円 |
| 日本で続く支払い | 20万円 |
| 予備費 | 30万円 |
| 合計 | 460万円 |
上記は家計の組み方を説明するための一例です。実際には、国・学校・為替・滞在方法によって必要な金額が変わります。
家計シミュレーションでは、費用を「出発前に必要なお金」「留学中に毎月必要なお金」「緊急時に使うお金」の3つに分けると管理しやすいです。
家計シミュレーションの作成手順
- 学校と留学エージェントの見積もりを確認する
- 航空券・保険・ビザなどの別途費用を加える
- 毎月の仕送り額を留学月数分加える
- 日本で継続する支払いを加える
- 奨学金や本人の貯金を差し引く
- 総額の5〜10%程度の予備費を検討する
- 支払時期ごとの口座残高を確認する
特に重要なのが、為替レートの変動です。現地通貨で2万通貨を支払う場合、1通貨あたりの円換算額が5円上がると、日本円での支払額は10万円増えます。
そのため、現在の為替レートだけで予算を組まず、少し円安になった場合の金額も計算しておきましょう。学費を一括で支払う時期や、為替レートを固定できるかどうかも確認してください。
家計計画で最も大切なこと
留学できるかどうかは、総額だけでなく、支払期限までに必要な現金を用意できるかで判断します。
奨学金の入金時期や分割払いの可否も確認し、生活費や緊急資金を使い切らない計画を立てましょう。
留学費用を無理に捻出すると、留学中の仕送りが不足したり、帰国後の進学費用に影響したりする可能性があります。
保護者と本人が納得できる上限額を先に決め、その予算内で国・学校・期間を比較してください。複数の留学エージェントから同じ条件で見積もりを取ると、家庭に合う選択肢を見つけやすくなります。
高校生が利用できる留学奨学金
高校生の留学費用を抑えたい場合は、返済不要の給付型奨学金から優先して探しましょう。
高校生向けには、国の支援制度、自治体、高校、留学団体、民間財団などが実施する奨学金があります。ただし、対象となる留学期間、渡航先、世帯収入、在籍校などの条件は制度ごとに異なります。
| 奨学金の種類 | 主な実施団体 | 特徴 |
|---|---|---|
| 国の留学支援 | 文部科学省など | 返済不要の制度がある |
| 自治体の奨学金 | 都道府県・市区町村 | 居住地や在学校の条件がある |
| 高校独自の奨学金 | 在籍している高校 | 海外研修や交換留学が対象になりやすい |
| 留学団体の奨学金 | 国際交流団体など | 指定プログラムへの参加が条件になる |
| 民間財団の奨学金 | 企業・公益財団など | 所得・成績・活動内容などで選考される |
奨学金は留学費用のすべてを負担してくれるとは限りません。航空券、ビザ、海外留学保険、国内交通費などが支援対象外になることもあります。
日本学生支援機構の海外留学奨学金検索では、留学の種類、留学先、給付型・貸与型などの条件を指定して制度を探せます。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「海外留学奨学金検索」
トビタテ!留学JAPANの返済不要奨学金
高校生向けの代表的な留学支援制度が、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」です。
採用されると、留学準備金や留学期間に応じた奨学金などの支援を受けられます。支給された奨学金は原則として返済する必要がありません。
2026年度の高校生等対象プログラムでは、次の4コースが設けられていました。
トビタテ!留学JAPANの4コース
- STEAM探究コース
- スポーツ・芸術探究コース
- マイ好奇心探究コース
- 社会課題探究コース
単に英語を学ぶだけではなく、留学先で何を調べ、どのような活動に取り組むのかを計画することが重要です。
たとえば、現地の環境問題を調査する、スポーツと地域社会の関係を学ぶ、海外の教育制度を比較するなど、自分の興味を探究活動へつなげます。
2026年度の第11期募集では、学業成績や語学力に関する応募要件は設けられていませんでした。ただし、家計基準、在籍校、留学計画などの要件があります。
また、海外の高校へ進学して卒業を目指す留学ではなく、日本の高校などに在籍しながら行う留学が対象です。
参考資料:文部科学省「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム 高校生等対象」
2026年度の募集状況
2026年度の第11期募集は、2026年8月4日時点ですでに終了しています。
次年度以降の募集時期や応募条件は変更される可能性があるため、公式サイトと在籍校からの案内を確認してください。
トビタテ!留学JAPANは、生徒だけで手続きを完結させる制度ではありません。在籍校の担当者による確認や申請手続きが必要になるため、応募を考え始めた段階で担任や留学担当者へ相談しましょう。
自治体が募集する高校生向け奨学金
都道府県や市区町村が、地域の高校生を対象に留学奨学金や海外研修費の補助を実施している場合があります。
自治体の制度では、本人または保護者が地域に居住していること、地域内の高校へ在籍していることなどが応募条件になりやすいです。募集人数が少なく、年度によって実施の有無が変わる点にも注意しましょう。
2026年度のトビタテ!留学JAPANでは、地域独自の留学プログラムを展開する拠点形成支援事業として、福島県、群馬県、富山県、京都府、和歌山県、徳島県、高知県、福岡県の取り組みが案内されていました。
ただし、すべての自治体に高校生向け留学奨学金があるわけではありません。また、対象地域でも、募集年度、留学先、留学期間、併願条件が異なります。
自治体の奨学金を探す場所
- 都道府県の教育委員会ホームページ
- 市区町村の国際交流・教育担当ページ
- 地域の国際交流協会
- 在籍している高校の進路指導室
- 学校から配布される奨学金案内
検索するときは、「自治体名 高校生 留学 奨学金」「自治体名 海外研修 補助金」などの組み合わせを使います。
自治体のホームページ内検索だけでは見つからない場合があるため、教育委員会や国際交流協会へ直接問い合わせる方法も有効です。
高校・留学団体・民間財団の奨学金
国や自治体以外にも、高校、留学団体、企業、公益財団などが高校生向けの奨学金を募集しています。
在籍校の姉妹校留学や海外研修では、学校独自の補助金を利用できる場合があります。参加費の一部を支援する制度だけでなく、成績や世帯収入に応じて減免される制度もあります。
留学団体や民間財団の奨学金では、指定された交換留学プログラムへの参加が条件になることがあります。そのため、奨学金だけに応募して、自由に留学先や学校を選べるとは限りません。
一例として、トビタテ!留学JAPANの奨学金検索には、公益財団法人AFS日本協会が運営する「三菱商事高校生海外留学奨学金」が掲載されています。
2026年の募集情報では、採用者に対して派遣先に応じたAFSプログラム参加費の全額が支給される一方、パスポート・ビザの取得費や国内交通費などは自己負担とされていました。
参考資料:文部科学省 トビタテ!留学JAPAN「三菱商事高校生海外留学奨学金」
- 指定の留学プログラムへ参加する必要があるか
- プログラム参加費の全額または一部が対象か
- 航空券・保険・ビザが支援に含まれるか
- 所得証明や学校の推薦が必要か
- ほかの奨学金と併用できるか
- 留学後の報告会や活動参加が必要か
名称に「全額給付」と書かれていても、留学総額の全項目が無料になるとは限りません。何の費用が全額支給されるのかを、募集要項で確認することが重要です。
給付型奨学金と貸与型奨学金の違い
高校生が留学奨学金を探すときは、給付型と貸与型の違いを必ず確認してください。
給付型は原則として返済不要ですが、貸与型は将来返済する必要があります。貸与型には、利息が付かない制度と利息が付く制度があります。
| 比較項目 | 給付型奨学金 | 貸与型奨学金 |
|---|---|---|
| 返済 | 原則不要 | 必要 |
| 選考 | 競争率が高い場合がある | 収入や保証人などを確認される場合がある |
| 支援額 | 一部費用のみの場合がある | 必要額を借りられる制度もある |
| 卒業後の負担 | 基本的に残らない | 返済が続く可能性がある |
| 主な確認事項 | 対象経費・採用条件 | 利率・返済期間・保証条件 |
日本学生支援機構の海外留学奨学金検索でも、給付は返還不要、貸与は返還が必要と区別されています。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「海外留学奨学金検索」
給付型を利用できる場合でも、成績不振、留学計画の大幅な変更、途中帰国などによって支給が停止されたり、返還を求められたりする可能性があります。
貸与型を検討するときは、保護者だけで決めず、本人にも将来の返済額を説明しましょう。高校卒業後に大学進学費用も必要になるため、留学費用の借入れによって家計を圧迫しないか確認する必要があります。
高校生が奨学金へ応募するときの注意点
高校生の留学奨学金へ応募するときは、支援額だけでなく、応募資格・締切・支給時期を確認しましょう。
奨学金へ採用されても、学校への支払期限より入金が遅ければ、保護者が一時的に立て替える必要があります。また、ほかの奨学金との併用が禁止されている制度もあります。
奨学金の応募前に確認すること
- 年齢・学年・在籍校の条件を満たしているか
- 希望する留学先と期間が対象になっているか
- 学校推薦や担当教員の手続きが必要か
- 世帯収入や成績の基準があるか
- ほかの奨学金と併用できるか
- 支援対象外になる費用は何か
- 採用結果と奨学金の入金はいつか
- 留学後の報告書や活動参加が必要か
奨学金の申請では、留学目的や現地で取り組む活動を具体的に説明する必要があります。
「英語を話せるようになりたい」だけで終わらせず、なぜその国・学校でなければならないのか、現地で何を調査するのか、帰国後に経験をどう生かすのかまで整理しましょう。
また、採用される前から奨学金を受け取れる前提で留学契約を進めるのは危険です。不採用になった場合でも支払えるのか、キャンセルする場合はいくら必要なのかを確認してください。
奨学金を資金計画へ入れるタイミング
応募前は、奨学金を受け取れない場合の留学費用も計算しておきましょう。
採用通知を受け、支給額と入金時期が確定してから、自己負担額を正式に計算するのが安全です。
留学奨学金の準備を始める時期
高校生の留学奨学金は、出発の1年以上前から情報収集を始めるのがおすすめです。
日本学生支援機構は、奨学金の申込みから合否決定まで数か月、長い場合は1年以上かかることがあると案内しています。留学開始後に応募できる制度も多くありません。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「海外留学奨学金検索」
| 出発までの時期 | 準備すること |
|---|---|
| 1年半〜1年前 | 留学目的・国・期間を決める |
| 1年前〜9か月前 | 奨学金と留学プログラムを探す |
| 9〜6か月前 | 留学計画書・推薦書などを準備する |
| 6〜3か月前 | 選考・面接・採用結果を確認する |
| 3か月前以降 | 自己負担額を確定して渡航準備を進める |
上記は一般的な準備例です。奨学金によっては、さらに早い時期に募集を締め切る場合があります。
特に学校推薦が必要な制度では、校内で応募者を選考することがあります。公式の締切日だけを見るのではなく、在籍校が設定する校内締切も確認してください。
留学時期から逆算して準備したい方は、留学エージェントへ相談する時期と準備の流れも参考にしてください。
高校生の留学費用を安くする方法
高校生の留学費用を安くするには、生活を無理に切り詰める前に、留学方法・学校・都市・奨学金を見直しましょう。
大きな費用である学費と滞在費を下げられれば、現地で必要な食費や学校活動費まで削らずに済みます。安さだけを優先せず、必要なサポートを残しながら総額を抑えることが大切です。
| 方法 | 期待できる効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 交換留学を選ぶ | 学費・滞在費を抑えやすい | 学校や地域を選びにくい |
| 公立高校を選ぶ | 私立校より学費を抑えやすい | 留学生料金が必要になる |
| 地方都市を選ぶ | 滞在費を抑えられる場合がある | 交通費や学校数を確認する |
| 奨学金を利用する | 自己負担額を減らせる | 採用されるとは限らない |
| 複数社を比較する | 追加費用を発見しやすい | 同じ条件で比較する |
私費留学だけでなく交換留学も検討する
1年間の高校留学費用を抑えたい場合は、私費留学だけでなく交換留学も比較しましょう。
交換留学では、受け入れ校の授業料やホストファミリーへの滞在費が免除・軽減される場合があります。私費留学より、年間総額を抑えやすいことがメリットです。
| 比較項目 | 交換留学 | 私費留学 |
|---|---|---|
| 学費・滞在費 | 軽減される場合がある | 原則として家庭が負担する |
| 国・地域 | 指定しにくい場合がある | 比較的自由に選べる |
| 学校 | 留学団体が決定する場合がある | 希望校へ出願できる |
| 期間 | 約10か月〜1年間が中心 | 短期から複数年まで選びやすい |
| 卒業目的 | 日本の高校へ戻る場合が多い | 海外高校の卒業も選べる |
交換留学でも、留学団体への参加費、航空券、保険、ビザ、お小遣いなどは必要です。「交換留学だから無料」と考えず、自己負担になる項目を確認しましょう。
また、交換留学では希望する都市や学校を指定できない可能性があります。費用よりも学校選びを優先したい場合や、海外高校の卒業を目指す場合は、私費留学の方が合うことがあります。
交換留学が向いている高校生
特定の学校にこだわらず、現地家庭との交流や文化体験を重視したい高校生に向いています。
受け入れ先の環境へ柔軟に適応する姿勢も必要です。
公立高校や地方都市を候補に入れる
私費留学の費用を抑えたい場合は、私立校だけでなく公立高校も候補に入れましょう。
国や地域によって異なりますが、一般的には公立高校の方が私立高校やボーディングスクールより授業料を抑えやすいです。
ただし、海外からの留学生は、公立高校でも授業料が必要になります。入学金、留学生管理費、ホームステイ手配料などが別に設定される場合もあります。
地方都市や郊外の学校は、大都市よりホームステイ費を抑えられる可能性があります。一方で、公共交通機関が少なく、通学や休日の移動に送迎費が必要になるケースもあります。
- 公立高校の留学生向け授業料を確認する
- ホームステイ費に食事が含まれるか確認する
- 学校までの通学時間と交通費を確認する
- 留学生向けの英語補習があるか確認する
- 地方都市でも緊急サポートを受けられるか確認する
- 長期休暇中の滞在費を確認する
国だけで費用を比較せず、学校・都市・滞在方法を組み合わせた総額を確認しましょう。
カナダとオーストラリアの違いを確認したい方は、オーストラリア留学とカナダ留学の費用・生活環境の比較も参考にしてください。
最初は短期留学から体験する
長期留学が自分に合うか不安な高校生は、夏休みや春休みを利用した短期留学から始める方法があります。
1週間から1か月程度であれば、1年間の私費留学より総額を抑えられます。海外生活、ホームステイ、英語授業を実際に経験してから、長期留学へ進むか判断できます。
短期留学を経験すると、自分に必要なサポートも分かりやすくなります。
たとえば、ホームステイが合っているか、学生寮の方が過ごしやすいか、日本語サポートが必要か、どの程度英語を準備すべきかを確認できます。
一方で、短期留学は航空券、入学金、滞在先手配料などの固定費がかかるため、1週間あたりの費用は長期留学より高くなりやすいです。
短期留学で確認したいこと
- 海外で一人でも生活できそうか
- ホームステイの生活ルールに対応できるか
- 英語の授業をどの程度理解できるか
- 困ったときに自分から相談できるか
- 将来はどの国へ長期留学したいか
長期留学を途中で中止すると、授業料や滞在費が全額返金されない可能性があります。短期留学は、将来の高額なミスマッチを防ぐための体験としても活用できます。
返済不要の奨学金に応募する
留学費用の自己負担を直接減らしたい場合は、給付型の返済不要奨学金へ応募しましょう。
国、自治体、高校、留学団体、民間財団など、複数の募集元を確認することが大切です。一つの制度が不採用でも、別の奨学金を利用できる可能性があります。
ただし、同じ留学計画で複数の奨学金を受け取れない場合があります。応募前に併願と併給の違いを確認してください。
- 併願:複数の奨学金へ同時に応募すること
- 併給:複数の奨学金を同時に受け取ること
通常の箇条書きとして入稿する場合は、以下の装飾へ置き換えてください。
- 併願できても、採用後は一つを選ぶ場合がある
- 併給できる金額に上限が設定される場合がある
- 同じ費用項目へ重複して支給されない場合がある
- 採用後にほかの奨学金の受給状況を申告する場合がある
奨学金の選考では、留学の目的や計画の具体性が重視されます。募集開始後に急いで考えるのではなく、興味のあるテーマ、現地で調査したいこと、帰国後に実践したいことを日頃から整理しておきましょう。
複数の留学エージェントから見積もりを取る
高校留学の費用を抑えるには、一つの留学エージェントだけで決めず、複数社から見積もりを取りましょう。
同じ国・期間でも、紹介できる学校、滞在先、現地サポート、手数料が異なります。複数社へ相談すると、相場から大きく外れた費用や不要なオプションにも気づきやすくなります。
見積もりを依頼するときは、次の条件をそろえてください。
見積もりを依頼するときに伝える条件
- 希望する国・都市
- 公立高校・私立高校の希望
- 留学期間と出発時期
- ホームステイ・学生寮の希望
- 本人の現在の英語力
- 日本語による現地サポートの必要性
- 家庭で支払える予算の上限
条件が違う見積もりを比べても、どの会社が安いのか判断できません。A社は航空券込み、B社は航空券なしという状態では、表示された合計額だけで比較しないようにしましょう。
留学エージェントへ相談する時期については、留学エージェントはいつから相談すべきかを解説した記事も参考にしてください。
同じ条件で留学総額を比較する
留学費用を比較するときは、学費だけではなく、渡航から帰国までの総額を同じ条件でそろえましょう。
「手数料無料」と書かれていても、ビザサポート、空港送迎、現地サポート、滞在先変更などが別料金になる場合があります。
| 確認項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 授業料・入学金 | 確認 | 確認 |
| ホームステイ・寮費 | 確認 | 確認 |
| 航空券・空港送迎 | 確認 | 確認 |
| ビザ・保険 | 確認 | 確認 |
| 教材・制服 | 確認 | 確認 |
| 現地サポート | 確認 | 確認 |
| 含まれない費用 | 確認 | 確認 |
| 予想総額 | 計算 | 計算 |
安い見積もりでも、食事、通学費、制服、教材が含まれていなければ、留学開始後の負担が増えます。
反対に、表示金額が高くても、必要な費用やサポートが一通り含まれていれば、最終的な総額では安くなる可能性があります。
手数料の仕組みや追加費用については、留学エージェントの手数料と見落としやすい追加費用も確認してください。
出発前に英語力を高めて現地授業に備える
留学費用を無駄にしないためには、出発前から英語力を高めておくことが大切です。
英語がほとんど分からない状態で渡航すると、現地の授業についていくまでに時間がかかります。留学期間の多くを基礎英語の習得だけに使うと、高額な学費や滞在費を十分に生かせない可能性があります。
出発前は、難しい資格試験の問題だけでなく、次の英語を優先しましょう。
高校留学前に準備したい英語
- 中学英文法と基本英単語
- 授業中に質問・確認する英語
- 自己紹介と自分の意見を伝える英語
- ホームステイ先で使う生活英語
- 分からないときの聞き返し表現
- 先生や友人へ助けを求める表現
僕もオーストラリアへ留学したとき、単語や文法を知っていても、実際の会話ではすぐに言葉が出ないと感じました。
英語学習アプリで単語やリスニングを学び、オンライン英会話で実際に話す練習をすると、知識を会話へつなげやすくなります。
留学前の英語学習も費用対策になる
出発前に英語を準備しても、学校の授業料そのものが安くなるわけではありません。
しかし、現地で授業・交流・課外活動へ早く参加できれば、同じ留学費用から得られる経験を増やせます。
何から始めればよいか迷っている方は、留学前に取り組みたい英語学習と優先順位を参考に、毎日少しずつ準備を進めましょう。
高校留学の予算を決めるまでの手順
高校留学の予算は、最初に見つけたプログラム料金だけで決めないことが大切です。
留学の目的と期間を整理し、家庭で支払える上限額を決めたうえで、複数の見積もりを比較しましょう。最後に奨学金や予備費まで反映すると、留学中に資金が不足しにくい計画を作れます。
| 手順 | 決めること |
|---|---|
| STEP1 | 留学の目的 |
| STEP2 | 留学する期間 |
| STEP3 | 家庭で支払える上限額 |
| STEP4 | 希望する国と留学方法 |
| STEP5 | 同じ条件の見積もり |
| STEP6 | 見積もりに含まれない費用 |
| STEP7 | 奨学金を含めた資金計画 |
STEP1 留学の目的を明確にする
高校留学の予算を決める第一歩は、なぜ留学したいのかを明確にすることです。
留学の目的によって、必要な期間、学校、授業内容、現地サポートが変わります。英語を使う経験を得たいだけなら、夏休みの短期留学でも目的を達成できる可能性があります。
一方、現地の高校生活を経験したい場合は3か月以上、海外高校の卒業資格を取得したい場合は複数年の留学が必要です。目的が曖昧なままでは、必要以上に長く高額なプランを選ぶ可能性があります。
高校留学の目的例
- 海外生活を体験してみたい
- 英語を話すことへの苦手意識を減らしたい
- 現地高校の授業や部活動に参加したい
- 異なる文化や価値観を学びたい
- 将来の海外大学進学に備えたい
- 海外の高校を卒業したい
目的を考えるときは、「英語を話せるようになりたい」だけで終わらせないことが重要です。留学中に何を経験し、帰国後にどのように生かしたいのかまで言葉にしましょう。
日本学生支援機構も、留学準備では最初に目的や動機を明確にし、自分に合う留学方法を選ぶことを案内しています。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「はじめての留学」
目的を決めるための質問
「留学しなければ経験できないことは何か」「帰国後にどのような自分になりたいか」を本人と保護者で話し合いましょう。
目的が明確になると、削ってはいけない費用と、削減できる費用を判断しやすくなります。
STEP2 留学する期間を決める
留学の目的を整理したら、次に留学期間を決めます。
留学期間が長くなるほど、学費・滞在費・保険・生活費の総額は増えます。ただし、短期留学は航空券や入学手続きなどの固定費があるため、1週間あたりの費用は高くなりやすいです。
| 期間 | 向いている目的 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 1週間〜1か月 | 海外生活の体験 | 長期休暇中に参加できるか |
| 3か月 | 現地校の1学期を体験 | 日本の高校の単位や進級 |
| 半年 | 英語環境へ慣れる | 休学や復学の時期 |
| 約1年間 | 交換留学・私費留学 | 単位認定と卒業時期 |
| 2年以上 | 海外高校の卒業 | 卒業要件と進学条件 |
留学期間は、予算だけで決めるものではありません。日本の高校を休学するのか、在籍したまま留学するのか、海外で取得した単位が認められるのかも確認する必要があります。
文部科学省の制度上、海外の高校で履修した成果を日本の高校の単位として認定できる場合があります。ただし、実際の単位認定や進級の判断は、在籍校への確認が必要です。
留学を申し込む前に、担任や留学担当者へ、休学中の学費、復学時期、卒業時期への影響を相談しましょう。帰国後に同じ学年へ戻る場合は、日本で追加の学費が必要になる可能性もあります。
STEP3 家庭で支払える上限額を決める
留学方法を探す前に、家庭で無理なく支払える上限額を決めましょう。
上限額は、現在の貯金だけで判断しないことが大切です。留学後の大学進学費用、家族の生活費、病気や失業などに備える緊急資金を残したうえで計算します。
上限額を決めるときに確認するお金
- 現在の預貯金
- 留学開始までに貯められる金額
- 毎月の収入と生活費
- 兄弟姉妹を含む教育費
- 帰国後の高校・大学進学費用
- 家族の緊急時に備える生活防衛資金
- 利用できる奨学金や補助金
たとえば、家庭から支払える総額が300万円の場合、見積もりが300万円の留学をそのまま選ぶと、仕送りや追加費用へ対応できません。
学校や留学エージェントへ支払う費用を250万円程度に抑え、残りを仕送りや予備費へ割り当てるなど、項目ごとに上限を設定しましょう。
| 費用項目 | 予算例 |
|---|---|
| 学費・滞在費 | 220万円 |
| 航空券・ビザ・保険 | 30万円 |
| 仕送り・生活費 | 30万円 |
| 予備費 | 20万円 |
| 合計 | 300万円 |
上記は予算の分け方を説明するための一例です。実際の金額は留学する国、期間、学校によって異なります。
STEP4 希望する国と留学方法を絞る
家庭で支払える上限額が決まったら、予算内で実現できる国と留学方法を絞ります。
国の知名度や憧れだけで決めず、公立・私立、交換・私費、ホームステイ・学生寮などの条件を組み合わせて比較しましょう。同じ国でも、選ぶ学校や都市によって年間総額は大きく変わります。
| 重視する条件 | 候補となる選択肢 |
|---|---|
| 費用を抑えたい | 交換留学・地方の公立高校 |
| 学校を自由に選びたい | 私費留学 |
| 初めて海外へ行く | 短期留学・学校の海外研修 |
| 現地高校を卒業したい | 卒業留学 |
| 日本語サポートを重視する | 現地支店のある留学エージェント |
国を比較するときは、学費だけでなく、滞在費、航空券、ビザ、保険、為替、現地の生活費まで確認します。
また、費用が安い国でも、希望する科目がない、留学生向けの英語補習がない、現地サポートが少ない場合があります。予算内に収まるかだけでなく、留学の目的を達成できるかも確認してください。
日本学生支援機構は、国によって教育制度や学校の名称が異なるため、学校の公式サイトや現地政府の教育機関などを確認するよう案内しています。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「はじめての留学」
候補は一つに絞りすぎない
最初は「第一希望」「予算を抑えた候補」「短期留学の候補」のように、2〜3通りの留学案を作りましょう。
複数の案を比較すると、費用と希望条件のどちらを優先するか家族で話し合いやすくなります。
STEP5 同じ条件で見積もりを依頼する
国と留学方法を絞ったら、複数の留学エージェントへ同じ条件で見積もりを依頼します。
条件が違う見積もりを比べても、どのプランが安いのか判断できません。希望する国、期間、学校の種類、滞在方法、サポート内容をそろえて伝えましょう。
見積もり依頼時に伝える条件
- 希望する国・都市
- 出発時期と留学期間
- 公立高校・私立高校の希望
- 交換留学・私費留学の希望
- ホームステイ・学生寮の希望
- 現在の学年・成績・英語力
- 希望する科目や課外活動
- 日本語による現地サポートの必要性
- 家庭で支払える予算の上限
見積もりを依頼するときは、最初から一つの学校へ決める必要はありません。「年間総額400万円以内で、公立高校とホームステイを希望している」など、予算と希望を伝えて候補を出してもらいましょう。
複数社へ相談すると、同じ学校でも為替レート、送金手数料、サポート料金が異なることに気づけます。
一方、単純に最安値の会社を選ぶのはおすすめできません。未成年の高校生が留学するため、緊急時の対応、滞在先の管理、保護者への連絡方法も比較する必要があります。
STEP6 見積もりに含まれない費用を確認する
見積もりを受け取ったら、合計金額より先に「含まれない費用」を確認しましょう。
留学費用が予算を超える原因の一つが、申込後や渡航後に発生する追加費用です。見積書に記載がない項目は、無料なのではなく、金額が確定していないだけの場合があります。
- 往復航空券・空港税・燃油サーチャージ
- 学生ビザ・健康診断・書類翻訳の費用
- 海外留学保険・現地医療保険
- 空港送迎・現地オリエンテーション
- 制服・教材・ノートパソコン
- 通学交通費・携帯電話・日用品
- 平日の昼食や長期休暇中の食費
- 学生寮が閉まる期間の滞在費
- 学校行事・課外活動・試験の費用
- 滞在先や航空券を変更する費用
見積書に「別途必要」「実費」「現地払い」と書かれた項目があれば、現時点での目安を担当者へ質問してください。
また、学校へ直接支払う費用、留学エージェントへ支払う費用、現地で本人が支払う費用を分けると、資金の準備時期が分かりやすくなります。
日本学生支援機構も、留学に必要な資金として、学費だけでなく宿舎費・食費・交通費・航空運賃・ビザ・保険・健康診断などを挙げています。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「はじめての留学」
STEP7 奨学金を含めた資金計画を作る
最後に、奨学金、本人の貯金、保護者負担、毎月の仕送りを反映した資金計画を作ります。
奨学金は採用が決まるまで、受け取れない前提でも計算しておきましょう。採用されなかった場合や、奨学金の入金より学校の支払期限が早い場合に対応できなくなるためです。
| 資金項目 | 試算例 |
|---|---|
| 留学総額 | 400万円 |
| 保護者が負担する金額 | 300万円 |
| 給付型奨学金 | 70万円 |
| 本人の貯金 | 10万円 |
| 別に確保する予備費 | 20万円 |
上記は資金計画の考え方を示す一例です。奨学金の支援額や対象費用は制度ごとに異なります。
奨学金が授業料に使えるのか、渡航費に使えるのか、留学開始前に受け取れるのかを確認してください。また、留学期間の変更や途中帰国によって、返還が必要になる場合があります。
日本学生支援機構は、留学費用のすべてをまかなえる奨学金は少ないため、自分で費用を準備する前提で余裕のある資金計画を立てるよう案内しています。
参考資料:日本学生支援機構 海外留学情報サイト「はじめての留学」
資金計画は支払時期まで確認する
留学総額を用意できても、学校の支払期限に間に合わなければ申し込めません。
申込金、学費、滞在費、航空券、保険、毎月の仕送りを、いつまでに支払うのか一覧にしましょう。
高校留学の見積もりで確認したいポイント
高校留学の見積もりは、最終的な支払総額とサポート内容を確認するための重要な資料です。
表示された合計金額だけで判断せず、何が含まれているか、追加料金が発生する条件、解約時の返金額まで確認しましょう。分からない項目は、契約前に書面やメールで回答してもらうことが大切です。
| 確認項目 | 主なチェック内容 |
|---|---|
| 学校・滞在費 | 学費・食事・長期休暇の扱い |
| 渡航準備 | 航空券・ビザ・保険 |
| サポート | 対応時間・追加料金 |
| 為替 | 適用レート・料金改定 |
| 解約 | キャンセル料・返金条件 |
学費・滞在費・食費が含まれているか
最初に、学校と滞在先へ支払う基本費用の範囲を確認しましょう。
学費には授業料だけでなく、出願料、入学金、登録料、施設費、留学生管理費などがあります。滞在費にも、ホームステイ手配料や学生寮の管理費が加わる場合があります。
| 費用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 授業料 | 留学する全期間分が含まれるか |
| 出願・入学関連費 | 出願料や登録料が別途必要か |
| 英語補習 | 留学生向け授業が有料か |
| ホームステイ | 手配料・変更料が含まれるか |
| 学生寮 | 管理費・保証金が必要か |
| 食事 | 1日何食が含まれるか |
ホームステイで「食事付き」と書かれていても、平日の昼食は含まれない場合があります。学生寮でも、週末や長期休暇中は食堂が営業しない可能性があります。
学校の休暇期間に寮が閉まる場合は、別のホームステイ先や宿泊施設へ移る費用も必要です。年間の滞在費だけでなく、留学期間中に同じ場所へ継続して住めるか確認しましょう。
学校・滞在費で質問したいこと
- 留学生向けの追加授業料はありますか
- 教材・制服・学校行事は別料金ですか
- ホームステイ費には1日何食が含まれますか
- 長期休暇中も同じ滞在先を利用できますか
- 滞在先を変更する場合の料金はいくらですか
- 学校までの通学交通費はいくらですか
航空券・ビザ・海外保険が含まれているか
見積もりには、航空券・ビザ・海外留学保険が含まれていないケースがあります。
「留学費用一式」と書かれていても、学校と滞在先の費用だけを示している可能性があります。渡航に必要な費用を加えると、表示額から数十万円以上増える場合があるため注意しましょう。
- 往復航空券が含まれているか
- 空港税や燃油サーチャージが含まれているか
- 受託手荷物の料金が含まれているか
- 学生ビザの申請料金が含まれているか
- 健康診断や証明書の翻訳費が含まれているか
- 海外留学保険の補償期間は十分か
- 空港から滞在先までの送迎が含まれているか
航空券が含まれる場合は、変更可能な航空券か、変更や取消しにいくらかかるかを確認します。未成年者向けの搭乗サポートを利用する場合は、その料金が必要になることもあります。
海外留学保険は、治療費だけで判断しないようにしましょう。賠償責任、携行品、航空機遅延、救援者費用、保護者が現地へ渡航する費用なども確認が必要です。
ビザ申請料や必要書類は国・期間によって異なり、料金が改定されることもあります。見積書の作成日と、現在の公式料金が同じかを申込前に確認してください。
航空券を自分で手配する場合
授業開始日だけで航空券を予約せず、入寮日・ホームステイ受入日・空港送迎の対応時間を確認しましょう。
予定より早く到着すると、ホテル代や追加送迎費が必要になる場合があります。
現地サポートの内容と追加料金を確認する
高校生の留学では、現地サポートの内容を料金とセットで確認することが重要です。
「24時間サポート」と書かれていても、すべての相談に24時間対応しているとは限りません。夜間に対応するのは生命に関わる緊急事態だけで、学校やホームステイの相談は平日の営業時間内という場合があります。
| サポート内容 | 確認したいこと |
|---|---|
| 緊急連絡 | 日本語で何時まで対応するか |
| 病院対応 | 予約・通訳・同行が含まれるか |
| 学校生活 | 成績や欠席を保護者へ共有するか |
| ホームステイ | トラブル時に仲介してもらえるか |
| 滞在先変更 | 再手配料や移動費が必要か |
| 保護者対応 | 日本から相談できる窓口があるか |
サポート料金が無料でも、病院への同行、通訳、滞在先変更、航空券変更などは別料金になることがあります。
反対に、有料のサポートでも、必要な支援が一通り含まれていれば、トラブル発生時の追加負担を抑えやすくなります。料金だけでなく、どのような状況で誰が対応するのかを確認してください。
高校生の留学で削りすぎない費用
現地サポートは、単なる便利なオプションではなく、未成年者の安全に関わります。
不要なサービスは減らしても、緊急連絡、滞在先管理、保護者への連絡など、必要な支援は残しましょう。
為替変動や料金改定の影響を確認する
海外の学校へ支払う費用は、現地通貨で設定されていることが多いため、為替変動によって日本円の支払額が変わります。
見積もりに日本円が書かれていても、支払時の為替レートを使用する契約なら、申込時より円安になることで負担が増える可能性があります。
| 確認項目 | 質問する内容 |
|---|---|
| 適用レート | いつの為替レートを使用するか |
| 為替手数料 | 見積額に含まれているか |
| 送金手数料 | 誰が負担するか |
| 支払時期 | 一括払いか分割払いか |
| 料金改定 | 学校の値上げを誰が負担するか |
| 為替差額 | 返金時にどのレートを使うか |
たとえば、学費と滞在費が合計2万通貨の場合、1通貨あたりの円換算額が5円変わると、日本円の支払額は10万円変わります。
この計算は為替の影響を理解するための例です。実際には、留学エージェントが設定する為替レートや海外送金手数料も加わる場合があります。
為替変動に備える方法
- 現地通貨と日本円の両方で見積もりを確認する
- 適用される為替レートの決め方を確認する
- 現在より円安になった場合も試算する
- 分割払いと一括払いの条件を比較する
- 学校の料金改定時期を確認する
- 為替差額に備えた予備費を確保する
学校が翌年度の授業料をまだ発表していない場合、見積もりが前年度の料金で作られていることがあります。「料金確定後に差額を請求する」と書かれていないか確認しましょう。
キャンセル料と返金条件を確認する
高校留学を契約する前に、キャンセル料と返金条件を必ず確認しましょう。
本人の体調、学校行事、ビザの不許可、受け入れ校の変更などにより、予定どおり渡航できなくなる可能性があります。契約後に事情が変わっても、支払った費用がすべて戻るとは限りません。
キャンセル前に確認する項目
- 申込金は返金されるか
- 出発までの日数によって取消料が変わるか
- 学校・滞在先・エージェントの取消料を分けて確認できるか
- 航空券と海外留学保険の取消料はいくらか
- ビザが不許可になった場合の返金条件はどうなるか
- 病気やケガで渡航できない場合に必要な証明書は何か
- 途中帰国した場合に未利用分が返金されるか
- 返金時の為替レートと送金手数料はどうなるか
キャンセル規定は、留学エージェントだけでなく、学校、ホームステイ手配会社、航空会社、保険会社ごとに異なる場合があります。
「出発前なら返金される」と考えず、いつから、どの費用が、何%返金されなくなるのかを書面で確認してください。
また、留学契約なら必ずクーリング・オフできるとは限りません。契約方法やサービス内容によって適用される制度が異なるため、契約書を十分に確認することが大切です。
消費者庁は、高額なサービス料金を一括前払いする場合、契約内容や支払い方法を慎重に検討するよう注意を呼びかけています。
参考資料:消費者庁「高額料金の一括前払いを行う際は、契約内容や支払い方法等を十分にご検討ください」
消費者契約法では、不当な勧誘による契約の取消しや、不当な契約条項の無効などが定められています。ただし、個別の契約で返金を受けられるかどうかは、契約内容や経緯によって異なります。
参考資料:消費者庁「消費者契約法」
契約前に証拠を残す
口頭で受けた説明は、契約書やメールにも記載してもらいましょう。
料金、サポート内容、キャンセル条件を後から確認できる状態にしておくと、認識の違いを防ぎやすくなります。
見積もりと契約内容に不明点が残っている場合は、その場で申し込む必要はありません。複数社を比較し、本人と保護者の両方が納得してから契約しましょう。
高校留学前に取り組みたい英語学習
高校留学前の英語学習では、難しい問題を解くことよりも、現地の授業や学校生活で使う基礎英語を身につけることが重要です。
英語を完璧に話せなくても留学はできますが、まったく準備しないまま渡航すると、授業の説明やホストファミリーとの会話を理解するだけで疲れてしまいます。中学英文法、基本英単語、リスニング、英会話を組み合わせ、英語を知っている状態から実際に使える状態へ近づけましょう。
| 学習内容 | 目的 | 優先度 |
|---|---|---|
| 中学英文法 | 英文を組み立てる土台を作る | 高い |
| 基本英単語 | 授業や日常会話を理解する | 高い |
| 学校英会話 | 質問や相談ができるようにする | 高い |
| オンライン英会話 | 人と話すことに慣れる | 高い |
| 英語学習アプリ | 発音とリスニングを補強する | 中程度 |
留学前の学習内容を全体から確認したい方は、留学前に取り組みたい英語学習と勉強の優先順位も参考にしてください。
中学英文法と基本英単語を復習する
高校留学前は、難しい英文法へ進む前に、中学英文法と基本英単語を復習しましょう。
現地の高校生活では、現在形、過去形、未来表現、疑問文、助動詞、比較、現在完了などの基礎文法を使う場面が多くあります。文法問題で正解できるだけでなく、自分の経験や希望を短い英文で伝えられる状態を目指してください。
たとえば、授業内容が分からないときは「Could you explain it again?」、課題の期限を確認するときは「When is this assignment due?」と伝えます。使われている文法は難しくありませんが、知識だけでなく、必要な場面ですぐに言える練習が必要です。
優先して復習したい中学英文法
- be動詞と一般動詞の使い分け
- 疑問文と否定文の作り方
- 現在形・過去形・未来表現
- can・should・have toなどの助動詞
- 現在完了と過去形の違い
- 比較級・最上級
- 接続詞を使った文章のつなげ方
英単語は、難しい大学受験単語だけでなく、学校生活やホームステイで使う語彙を優先しましょう。教科、宿題、成績、出席、体調、食事、洗濯、交通など、自分が毎日使う場面から覚えると実践につながります。
英単語は例文と一緒に覚える
単語の日本語訳だけを暗記すると、会話で使い方が分からなくなることがあります。
短い例文を音読し、自分の生活に置き換えた英文を作ると、留学先でも使いやすくなります。
参考書を何冊も購入する必要はありません。薄めの中学英文法教材と、日常英会話にも使える単語教材を1冊ずつ決め、繰り返し復習しましょう。
学校生活で使う英会話を練習する
高校留学前は、旅行英語だけでなく、現地の学校で使う英会話を練習しておきましょう。
授業では、質問する、聞き返す、課題を確認する、グループへ参加する、先生へ相談するといった場面があります。英語を理解できないときに黙ったままでいると、先生から「理解できている」と判断される可能性があります。
まずは、完璧な文章を作ることよりも、困っていることを短い英語で伝えられる状態を目指してください。
高校留学前に練習したい英会話
- 自己紹介と出身地の説明
- 先生へ授業内容を質問する
- 聞き取れないときに聞き返す
- 課題の期限や提出方法を確認する
- グループワークへ参加する
- クラスメートを昼食や放課後の活動へ誘う
- 体調不良や学校生活の悩みを相談する
たとえば、相手の英語が速いときは「Could you speak more slowly?」、意味が分からないときは「What does this word mean?」と質問できます。グループへ参加したい場合は「Can I join your group?」と伝えるだけでも十分です。
留学中の会話表現を場面別に確認したい方は、留学で使える英語フレーズ100選も活用してください。覚えるだけで終わらせず、声に出して何度も練習することが大切です。
オンライン英会話で話すことに慣れる
英語を話すことに不安がある高校生は、留学前にオンライン英会話を活用しましょう。
単語や文法を勉強していても、人を相手に英語で返答する練習をしなければ、会話になると頭が真っ白になることがあります。オンライン英会話なら、日本にいながら外国人講師と話し、英語で質問される状況に慣れられます。
最初からフリートークを選ぶ必要はありません。初心者向けの日常英会話教材や、自己紹介、学校生活、ホームステイなどのテーマから始めましょう。
| 練習段階 | レッスン内容 |
|---|---|
| 最初の1〜2週間 | 教材に沿った自己紹介と基本会話 |
| 慣れてきた時期 | 学校生活や趣味について会話する |
| 出発前 | 先生への質問やホームステイを想定する |
レッスン前には、話したい内容を3〜5文程度で準備します。レッスン後は、講師から教えてもらった表現を音読し、次回の会話で使ってみましょう。「予習する、話す、復習する、もう一度使う」という流れを作ると、覚えた表現が定着しやすくなります。
タカリンの体験談
僕もオンライン英会話を20社以上利用しましたが、最初からスムーズに話せたわけではありません。
何度も言葉に詰まりながら練習したことで、英語で返答することへの抵抗が少しずつ減りました。
留学前のサービスを比較したい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選を参考にしてください。高校生が利用する場合は、受講可能な年齢、教材の難易度、保護者による支払い方法も確認しましょう。
英語学習アプリでリスニングと発音を強化する
通学時間や休憩時間を使って英語を学びたい高校生には、英語学習アプリが役立ちます。
アプリは、英単語、英文法、リスニング、発音などを短時間で反復できる点がメリットです。特に、文字では理解できるのに英語の音になると聞き取れない人は、音声を聞いてまねする練習を取り入れましょう。
| 学習目的 | アプリで行う練習 |
|---|---|
| 英単語 | 毎日10〜20語を繰り返す |
| リスニング | 短い会話を繰り返し聞く |
| 発音 | 音声をまねして録音する |
| 英文法 | 間違えた問題だけ復習する |
| 英会話 | 場面別のフレーズを音読する |
リスニング練習では、最初から長いニュースや映画へ挑戦する必要はありません。30秒から1分程度の会話を聞き、英文を確認し、もう一度聞いてから音読します。聞き取れなかった原因が単語不足なのか、発音の変化なのかを確認しましょう。
発音練習では、ネイティブのような発音だけを目標にする必要はありません。相手に伝わる音を身につけ、相手の英語も聞き取りやすくすることが目的です。
- 毎日10〜15分でも継続する
- 一つのアプリですべてを学ぼうとしない
- 覚えた表現をオンライン英会話で使う
- 正解数だけでなく声に出す回数を増やす
- 無料期間後の料金や自動更新を確認する
アプリの特徴を比較したい方は、留学前におすすめの英語学習アプリ10選も確認してください。
留学先の授業を想定して英語を聞く
高校留学では、日常会話だけでなく、先生が英語で説明する授業を聞き取る必要があります。
日常英会話ができても、数学や理科、社会などの説明になると、専門用語や長い文章が増えます。そのため、留学前から数分程度の英語授業や解説動画を聞き、要点をつかむ練習をしておきましょう。
最初からすべての単語を聞き取る必要はありません。話題、結論、具体例、先生からの指示を聞き分けることが大切です。
授業を聞く練習の手順
- 興味のある教科の短い英語動画を選ぶ
- 字幕なしで一度聞く
- 聞き取れた単語と内容をメモする
- 英語字幕やスクリプトで確認する
- もう一度聞いて要点を日本語または英語でまとめる
- 分からない部分を質問する英文を作る
授業中は、英語を聞きながらすべてを書き取ろうとすると、次の説明を聞き逃しやすくなります。重要語句、数字、日付、課題内容などに絞ってメモする練習も行いましょう。
留学先の授業や会話についていけるか不安な方は、留学で英語についていけない原因と対策も参考にしてください。
高校生の留学費用に関するよくある質問
高校生の留学費用は、期間・国・学校・滞在方法によって異なるため、家庭ごとに答えが変わります。
ここでは、1年間の総額、費用を抑えやすい国、奨学金、保護者負担、日本の高校の学費、英語力など、留学を検討する高校生と保護者が悩みやすい疑問へ回答します。
高校留学は1年間で総額いくらかかりますか?
1年間の高校留学費用は、350万〜800万円以上を目安に考えましょう。
公立高校への私費留学であれば350万〜550万円程度、私立高校では450万〜800万円程度、寮のあるボーディングスクールでは700万〜1,000万円を超える場合があります。一方、交換留学では授業料やホームステイ費が軽減され、150万〜300万円程度に抑えられるケースもあります。
ただし、これらは本記事で紹介した一般的な予算目安です。国、都市、為替、学校、滞在先によって実際の金額は変わります。
- 学費・入学金
- ホームステイ・学生寮の滞在費
- 食費・交通費・通信費
- 航空券・ビザ・海外留学保険
- 制服・教材・課外活動費
- 現地サポート費
- 毎月の仕送りと緊急時の予備費
カナダ政府の留学情報では、公立の小中高校に通う留学生の年間授業料は1万〜1万7,000カナダドル、私立の寮制学校は6万3,000〜8万3,000カナダドルが目安とされています。学費だけでも学校の種類によって大きな差があります。
参考資料:Government of Canada EduCanada「Study costs for international students in Canada」
高校生の留学費用が安い国はどこですか?
高校留学の費用を抑えやすい国としては、カナダやニュージーランドの公立高校が候補になります。
ただし、どの家庭にとっても必ず同じ国が最安になるわけではありません。大都市のホームステイ費が高い場合や、航空券、通学費、留学生サポートが別料金になる場合があるためです。
費用を抑えたい場合は、国名だけでなく、次の条件を組み合わせて比較しましょう。
費用を抑えやすい留学条件
- 私立校ではなく公立高校を選ぶ
- 大都市だけでなく地方都市も比較する
- 学生寮より食事付きホームステイを検討する
- 私費留学だけでなく交換留学も調べる
- 奨学金や自治体の支援制度を利用する
「年間授業料が安い国」ではなく、航空券や生活費まで含めた自分の希望条件で総額が安い国を探すことが重要です。
主要国の費用をまとめて比べたい方は、留学費用が安い国ランキングも参考にしてください。
高校生でも返済不要の奨学金を利用できますか?
高校生でも、返済不要の給付型奨学金を利用できる可能性があります。
代表的な制度には、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」があります。また、自治体、在籍している高校、留学団体、民間財団が独自の支援制度を募集している場合もあります。
ただし、応募すれば必ず受給できるわけではありません。留学目的、活動計画、在籍校、家計基準などの条件を確認し、選考を受ける必要があります。
参考資料:文部科学省「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム 高校生等対象」
奨学金は出発の1年以上前から探し、募集開始前に留学目的や活動計画を整理しておくと応募準備を進めやすくなります。
高校留学は保護者が全額負担する必要がありますか?
高校留学の費用を、必ず保護者だけで全額負担しなければならないわけではありません。
保護者の負担に加えて、給付型奨学金、自治体や学校の補助金、本人の貯金などを組み合わせる方法があります。ただし、高校生は留学中に安定した収入を得ることが難しいため、学費や滞在費などの大部分は保護者が準備するケースが多くなります。
| 負担元 | 費用の例 |
|---|---|
| 保護者 | 学費・滞在費・航空券・保険 |
| 奨学金 | 授業料・渡航費・活動費 |
| 本人の貯金 | お小遣い・娯楽費 |
| 学校・自治体の補助 | 海外研修・交換留学費 |
本人のアルバイト収入を前提にする場合は、学校生活や受験勉強へ影響しない範囲で考えましょう。また、留学先では年齢やビザの条件によって就労できない場合があるため、現地収入を資金計画へ入れない方が安全です。
家族で、誰が何を負担するのか、奨学金が不採用だった場合はどうするのかまで話し合ってください。
留学中も日本の高校の学費は必要ですか?
留学中も日本の高校の授業料や在籍料が必要かどうかは、在籍している学校の規定によって異なります。
在籍したまま留学する場合、授業料、施設費、保護者会費、行事の積立金などが継続することがあります。休学する場合でも、在籍料や一部の学納金が必要になる学校があります。
そのため、留学先の費用だけでなく、日本側で続く支払いも確認しなければなりません。
日本の高校へ確認したいこと
- 留学中は在籍・休学のどちらになるか
- 授業料・施設費・在籍料はいくらか
- 海外で取得した単位が認定されるか
- 帰国後に同じ学年へ復学できるか
- 卒業時期が延びる可能性があるか
- 修学旅行や行事積立金の扱いはどうなるか
海外の高校で履修した成果を日本の高校の単位として認定できる制度はありますが、実際の認定や進級は在籍校の判断が関わります。
留学エージェントへ相談するだけでなく、担任、進路指導担当者、学校事務へ書面で確認しておきましょう。
英語が話せなくても高校留学できますか?
英語を流暢に話せなくても、高校留学へ参加できる可能性はあります。
短期研修や留学生向けの英語サポートがある学校では、英語初心者を受け入れている場合があります。一方、現地高校の通常授業へ参加する私費留学や卒業留学では、学校が英語試験の結果、成績、面接などの出願条件を設けていることがあります。
そのため、「英語が話せないから留学できない」と決めつける必要はありませんが、希望校の入学条件は必ず確認してください。
英語力より先に確認したいこと
重要なのは、現在の英語力に合った学校やプログラムを選ぶことです。
英語サポートの有無、授業の難易度、入学条件を確認し、出発前から基礎学習を進めましょう。
まったく準備しないまま渡航すると、授業やホームステイで英語を使うまでに時間がかかります。中学英文法、基本英単語、自己紹介、質問、聞き返し表現から練習してください。
現在の英語力と必要な準備を確認したい方は、留学に必要な英語力とTOEICの目安も参考にしましょう。
中学生と高校生では留学費用が違いますか?
中学生と高校生では、同じ国や期間でも留学費用が異なる場合があります。
中学生向けの留学は、引率者付きの短期研修、サマースクール、親子留学などが中心になりやすく、安全管理や生活サポートに費用がかかることがあります。高校生になると、交換留学、私費留学、卒業留学など選択肢が広がり、学校の授業料が総額を大きく左右します。
| 比較項目 | 中学生 | 高校生 |
|---|---|---|
| 主な留学方法 | 短期研修・サマースクール | 短期・交換・私費・卒業留学 |
| 生活サポート | 手厚い管理が必要になりやすい | 自立度に応じて選択肢が広がる |
| 学校選び | 年齢条件の影響を受けやすい | 公立・私立などを比較しやすい |
| 長期留学 | 選択肢が限られる場合がある | 交換・卒業留学を選べる |
年齢が低いから必ず費用が安くなるわけではありません。未成年者向けのガーディアン、送迎、引率、日本語サポートなどが必要になると、短期間でも費用が高くなる場合があります。
中学生の留学を検討している場合は、高校生の相場をそのまま当てはめず、中学生向けプログラムとして別に見積もりを取りましょう。
高校生の留学費用は複数の見積もりを比較して決めよう
高校生の留学費用は、期間、国、学校、滞在方法、サポート内容によって大きく変わります。
1年間の総額だけを見て安い・高いと判断するのではなく、学費、滞在費、食費、航空券、ビザ、保険、生活費、教材費、仕送り、予備費まで分けて確認しましょう。
- 本人と保護者で留学の目的を共有する
- 家庭で支払える上限額を決める
- 国・期間・学校・滞在方法の条件をそろえる
- 2〜3社から見積もりを取る
- 見積もりに含まれない費用を確認する
- 奨学金が不採用だった場合も計算する
- 総額の5〜10%程度を予備費として検討する
見積もりが安くても、航空券や保険、現地サポートが別料金なら、最終的な総額が高くなる可能性があります。反対に、表示額が高くても必要な支援が含まれていれば、追加費用を抑えやすい場合があります。
初めて留学エージェントを探す方は、おすすめの留学エージェントと比較ポイントを確認してください。
また、見積もりの追加費用や無料サポートの範囲が気になる方は、留学エージェントの手数料と費用の仕組みも参考になります。
高校留学の費用で後悔しないために
最も安い留学を探すのではなく、家庭の予算内で目的を達成できる留学を選ぶことが大切です。
本人と保護者が納得できる計画を作り、費用とサポート内容を比較してから申し込みましょう。
高校留学は大きな費用がかかりますが、英語だけでなく、異なる文化や価値観に触れ、自分の将来を考えるきっかけにもなります。
焦って一つのプランへ決めず、学校や留学エージェントから正確な情報を集め、無理のない予算で準備を進めてください。