留学保険の費用を1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年の期間別に比較

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留学保険の費用はいくら?1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年の料金相場と節約方法を解説

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タカリン

外国語学部卒。オーストラリアへの短期留学を経験し、現地の語学学校Greenwich Collegeで英語を学びました。社会人になってから英語学習を再開し、TOEICスコアを620点から9か月で830点まで伸ばしています。留学経験者・英語学習者の視点から、留学・海外生活・英語学習に役立つ情報を実体験を交えてお伝えします。

留学の準備を進めていると、学費や航空券、滞在費だけでなく「留学保険にもこんなに費用がかかるの?」と驚く方も多いのではないでしょうか。

1年間の留学だと保険だけでかなりお金がかかりそうです。できれば少しでも安くしたいです。
コアラさん
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タカリン
タカリン
長期留学では保険料も大きな出費になります。ただし、料金だけを優先して必要な補償まで削るのは避けたいところです。

留学保険の費用は、留学期間・渡航する国・年齢・補償内容などによって変わります。

1ヶ月なら数万円程度でも、半年や1年間になると10万円以上かかることもあるため、留学費用を計算するときは保険料も最初から予算に入れておくことが大切です。

一方で、クレジットカード付帯保険を活用したり、必要な補償だけを選んだりすることで、保険料を見直せる場合もあります。

この記事では、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年間の留学保険の費用目安から、海外旅行保険との違い、クレジットカード付帯保険、保険料を節約する方法までわかりやすく解説します。

自分の留学期間に必要な保険と予算を整理して、安心して渡航準備を進めたい方は参考にしてください。

留学保険の費用はいくら?期間別料金の目安

留学保険の費用は、留学期間が長くなるほど総額も大きくなるのが一般的です。

目安として、1ヶ月なら1万〜3万円程度、3ヶ月なら3万〜8万円程度、6ヶ月なら7万〜16万円程度、1年間なら15万〜30万円程度を予算に入れておくと考えやすいでしょう。

ただし、実際の保険料は渡航先・年齢・補償内容・保険会社によって変わります。

留学期間 保険料の目安 確認したいポイント
1ヶ月 約1万〜3万円 クレカ付帯保険も確認する
3ヶ月 約3万〜8万円 補償期間を確認する
6ヶ月 約7万〜16万円 長期滞在向けの補償も確認する
1年間 約15万〜30万円 留学費用に最初から含める

上記は留学費用の予算を組むための目安です。

同じ期間でも、治療・救援費用や賠償責任、携行品などの補償内容によって保険料には差が出ます。

保険料だけで決めず、必要な補償を確認してから複数のプランを比較しましょう。

1年間だと、留学保険だけでもかなり費用がかかるんですね。できれば少しでも安くしたいです。
コアラさん
コアラさん
タカリン
タカリン
長期留学では大きな出費になりますよね。ただ、料金だけを優先して必要な補償まで削るのは避けたいところです。必要な補償を決めてから比較すると、無駄な保険料も抑えやすくなります。

1ヶ月の留学保険はいくら?

1ヶ月の短期留学では、留学保険料として1万〜3万円程度をひとつの目安として考えておくとよいでしょう。

長期留学より総額を抑えやすいため、「1ヶ月なら保険に入らなくても大丈夫なのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、短期間でも慣れない環境や食事で体調を崩したり、移動中にケガをしたりする可能性はあります。

海外では日本と医療制度が異なり、病院を受診したときに想像以上の費用が必要になることもあります。

そのため、1ヶ月留学でも治療費用や救援者費用など、万が一のときに大きな負担になりやすい部分を中心に確認しましょう。

また、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを持っている場合は、別途加入する保険と補償が重なっていないか確認すると、保険料を抑えられる可能性があります。

3ヶ月の留学保険はいくら?

3ヶ月の留学保険では、3万〜8万円程度をひとつの予算目安として考えられます。

1ヶ月留学と比べて保険料の負担も大きくなるため、クレジットカード付帯の海外旅行保険を活用したいと考える方も多いでしょう。

ただし、「海外旅行保険付きのカードを持っている=3ヶ月間すべて補償される」とは限りません。

カードによって補償期間や適用条件、傷害・疾病治療費の上限などが異なるためです。

日本損害保険協会も、クレジットカード付帯保険を利用するときは、補償内容や適用条件をカード会社へ確認するよう案内しています。

参考資料:日本損害保険協会「クレジットカードについている海外旅行保険について教えてください。」

3ヶ月留学では、出発から帰国まで補償が続くかを確認したうえで、不足する部分を任意保険で補う方法も検討しましょう。

留学向けのカードを比較したい方は、留学におすすめのクレジットカードと選び方も参考にしてください。

6ヶ月の留学保険はいくら?

6ヶ月の留学では、7万〜16万円程度を留学保険料の目安として考えておくと、留学全体の予算を組みやすくなります。

半年間生活するとなると、短期旅行とは異なり、病気やケガ以外のトラブルも考えておきたいところです。

たとえば、ホームステイ先や学生寮で設備を誤って壊したり、スマートフォンやパソコンなどの持ち物にトラブルが起きたりする可能性があります。

そのため、半年留学では治療・救援費用だけでなく、個人賠償責任や携行品、生活用動産などの補償内容も確認しましょう。

ただし、すべての補償を最大限に付ければよいわけではありません。

自分の滞在方法や持ち物に合わせて必要な補償を選ぶことが、保険料を抑えるポイントです。

学費や航空券を計算するときに、保険料も最初から留学費用へ含めておくと、渡航直前の予算不足も防ぎやすくなります。

1年間の留学保険はいくら?

1年間の留学では、15万〜30万円程度を留学保険料のひとつの目安として考えておくとよいでしょう。

渡航先や年齢、選ぶ補償内容によっては、この金額より高くなることもあります。

1年間となると学費・滞在費・生活費・航空券なども必要になるため、「できれば保険料は削りたい」と感じるのは自然です。

一方で、長期滞在では現地で病気やケガをする可能性も考えなければなりません。

外務省は、海外での診療費や入院費、緊急移送費などが高額になる場合があるとして、十分な補償内容の海外旅行保険への加入をすすめています。

参考資料:外務省 海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」

そのため、1年間の留学では単純に最安プランを探すのではなく、治療・救援費用など優先したい補償を決めてから料金を比較することが大切です。

留学保険の料金は期間だけでは決まりません。同じ1年間でも渡航先や補償内容によって差が出るため、自分の条件で見積もりを取って比較しましょう。

留学保険の費用が変わる5つのポイント

留学保険を比較すると、同じ留学期間でも料金に大きな差があることがあります。

これは、渡航する国・留学期間・年齢・補償金額・特約など複数の条件によって保険料が変わるためです。

料金だけを見るのではなく、何が保険料に影響しているのかを理解しておきましょう。

留学保険の費用を左右する5つのポイント

  • 留学する国・地域
  • 留学期間
  • 加入する人の年齢
  • 治療・救援費用などの補償金額
  • 携行品・賠償責任などの特約

それぞれの違いを理解すれば、「安いから」という理由だけで選ぶのではなく、自分に必要な補償と保険料のバランスを考えやすくなります。

留学する国・地域によって保険料が変わる

留学保険は、同じ留学期間でも渡航する国や地域によって保険料が異なる場合があります。

そのため、「半年留学なら○万円」と期間だけで判断するのではなく、実際に渡航する国を指定して見積もりを確認することが大切です。

また、医療費や医療制度も国によって違います。

日本と同じ感覚で病院を受診できるとは限らないため、保険料だけでなく現地の医療事情も確認しておきましょう。

特にアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなど留学先として人気の国でも、医療制度や留学生向け保険の仕組みは異なります。

さらに、学生ビザや学校によって一定の保険加入が求められることもあります。

渡航国を決めたあとに、学校・ビザの条件を確認してから留学保険を比較すると、不要な保険への重複加入も防ぎやすくなります。

留学期間が長くなるほど保険料は高くなる

留学保険は、基本的に補償される期間が長くなるほど保険料の総額も大きくなります。

そのため、1ヶ月程度の短期留学では数万円で収まっても、6ヶ月や1年間になると10万円以上の予算が必要になるケースがあります。

長期留学を計画するときに学費や家賃だけを計算し、保険料を忘れてしまうと、出発直前になって予定より費用が膨らむことがあります。

留学期間を決めた段階で、保険料も含めて総額を計算しておきましょう。

また、「予定が変わるかもしれないから」と必要以上に長い期間で契約すると、その分だけ保険料が増える可能性があります。

一方で、短めに契約して後から延長できるかどうかは保険によって異なります。

出発日と帰国予定日をできるだけ正確に決めてから契約することが基本です。

年齢によって保険料が異なる場合がある

留学保険では、加入する人の年齢によって保険料や選択できるプランが異なる場合があります。

そのため、大学生向けの記事で紹介されている料金を見て、「自分も同じくらい」と判断しない方がよいでしょう。

社会人留学や親子留学などでは、同じ国・同じ期間でも加入者の年齢によって見積もりが変わる可能性があります。

特に長期留学では、数%の違いでも年間ではまとまった金額差になることがあります。

保険を比較するときは、検索で見つけた料金だけを見るのではなく、自分の年齢・渡航先・留学期間を入力して見積もりを取りましょう。

また、持病や既往症がある場合は、通常の病気やケガとは補償条件が異なることがあります。

自分の健康状態でどこまで補償されるのかも契約前に確認することが大切です。

治療・救援費用などの補償金額で変わる

留学保険の料金に影響しやすい項目のひとつが、治療・救援費用などの補償金額です。

治療費用は、留学中に病気やケガで病院を受診したときに備える補償です。

救援者費用は、重い病気や事故などによって家族が現地へ向かう必要が生じた場合などに備えるものです。

補償金額は保険によって異なり、補償を手厚くするほど保険料も高くなる傾向があります。

保険料を安くしたいなら、治療費の補償を少なくすればいいですか?
コアラさん
コアラさん
タカリン
タカリン
料金だけを下げる目的で治療費の補償を削るのは慎重に考えたいですね。海外では治療や入院で大きな費用が必要になる場合もあるため、優先度の高い補償から考えるのがおすすめです。

保険料を節約するときは、まず治療・救援費用など万が一の際に負担が大きくなりやすい部分を確認しましょう。

そのうえで、その他の補償を自分の状況に合わせて調整すると、安心と保険料のバランスを取りやすくなります。

携行品・賠償責任などの特約で変わる

留学保険では、治療・救援費用以外に付ける携行品や賠償責任などの補償によっても保険料が変わります。

携行品に関する補償は、留学中に持ち歩くスマートフォンやパソコンなどが盗難や事故によって損害を受けた場合などに備えるものです。

賠償責任に関する補償は、誤って他人にケガをさせたり、ホームステイ先などで他人の物を壊して法律上の賠償責任を負った場合などに備えます。

海外生活では役立つ可能性がある一方で、補償を増やせば保険料も変わります。

たとえば、高価なパソコンを持っていかない人と、仕事や学校で毎日パソコンを持ち歩く人では必要性も違います。

自分の持ち物や滞在方法を具体的に想像して、必要な補償だけを選ぶことが留学保険を無理なく節約するポイントです。

留学保険は「一番安いプラン」を探すより、「必要な補償を残して不要な補償を調整する」と考える方が、保険料と安心のバランスを取りやすくなります。

留学保険ではどこまで補償される?

留学保険では、病気やケガの治療費だけでなく、救援者費用や賠償責任、持ち物の損害なども補償対象になる場合があります。

ただし、すべての留学保険に同じ補償が付いているわけではありません。

プランによって対象範囲や保険金額が異なるため、自分の留学生活で起こりそうなトラブルを想像しながら確認しましょう。

主な補償 想定されるケース 確認ポイント
病気・ケガの治療費 発熱・ケガ・入院など 補償上限
救援者費用 家族が現地へ向かう場合など 対象となる条件
個人賠償責任 他人の物を壊した場合など 滞在先での事故も確認
携行品・生活用動産 持ち物の盗難・破損など 対象品・免責金額
航空機・手荷物遅延 欠航・荷物の到着遅れなど 支払い条件

日本損害保険協会では、海外旅行保険の主な補償として、治療費用・賠償責任・携行品損害・救援者費用・航空機遅延費用などを挙げています。

参考資料:日本損害保険協会「海外旅行保険は、どのような保険ですか。」

病気やケガの治療費

留学保険で特に確認したいのが、病気やケガによる治療費の補償です。

留学中は、風邪や食あたりで病院を受診したり、スポーツや移動中にケガをしたりする可能性があります。

海外では日本の健康保険を使う感覚で受診できるとは限らず、診察・検査・入院などで大きな負担が発生することもあります。

そのため、保険料を比較するときは「傷害死亡3,000万円」といった目立つ数字だけを見るのではなく、傷害治療費用と疾病治療費用を確認しましょう。

また、キャッシュレスで診察を受けられる医療機関の紹介など、保険会社のサポート内容も比較すると安心です。

保険を見ると数字がたくさん並んでいて、どこを見ればいいのか分かりません。
コアラさん
コアラさん
タカリン
タカリン
まずは病気とケガの治療費を確認すると分かりやすいですよ。実際に海外生活をすると、死亡補償だけでなく日常的な病気やケガへの備えも重要になります。

救援者費用

救援者費用は、留学先で大きな事故や病気に遭い、家族などが日本から現地へ向かう必要が生じた場合などに備える補償です。

対象になる条件は契約によって異なりますが、家族の渡航費や宿泊費などが補償される場合があります。

短期留学では意識しにくい項目ですが、半年や1年間など長期で海外生活をする場合は確認しておきたい補償です。

特に、現地で長期間入院したり、自分だけでは帰国できない状態になったりすると、本人の治療費以外にも大きな費用が発生する可能性があります。

保険を比較するときは治療費だけで終わらせず、救援者費用の補償金額と支払い条件も確認しましょう。

個人賠償責任

個人賠償責任は、留学中に誤って他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に備える補償です。

たとえば、ホームステイ先や学生寮などで生活していると、自分の持ち物だけでなく他人の設備や物を扱う機会も増えます。

自分が被害を受ける場合だけでなく、相手に損害を与えてしまうケースにも備えておくことがポイントです。

ただし、どのような事故でも補償されるわけではなく、対象外になる物やケースもあります。

ホームステイ・学生寮・シェアハウスなど、自分の滞在方法を考えながら補償範囲を確認しましょう。

携行品・生活用動産

留学では、スマートフォン・ノートパソコン・タブレット・カメラなど、高価な物を海外へ持っていく方も多いでしょう。

携行品や生活用動産に関する補償は、留学中の持ち物が盗難や偶然の事故によって損害を受けた場合などに備えるものです。

ただし、補償される物や事故の種類、1点あたりの限度額、自己負担額などは契約によって異なります。

また、単なる紛失や置き忘れなどが補償対象外になる場合もあります。

「スマホを持っていくから高額な携行品補償を付ける」とすぐ決めず、持参する物の価格と補償条件を確認して必要な金額を考えましょう。

航空機遅延・手荷物遅延

留学では長距離フライトや乗り継ぎを利用することもあり、航空機の遅延や預けた荷物の到着が遅れる可能性があります。

航空機遅延や手荷物遅延に関する補償では、一定の条件を満たした場合に、追加で必要になった宿泊費・食事代・衣類などの購入費用が補償されることがあります。

ただし、「飛行機が1時間遅れたら必ず保険金が出る」という仕組みではありません。

何時間以上の遅延が対象になるのか、どのような支出が補償されるのかなどは保険によって異なります。

留学で乗り継ぎ便を利用する方や、到着後すぐ学校生活が始まる方は確認しておくと安心です。

留学保険と海外旅行保険の違い

「留学保険と海外旅行保険はまったく別の保険なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

一般に留学保険と呼ばれる商品は、海外旅行保険をベースとして、留学や長期滞在で必要になりやすい補償を追加・調整したプランとして提供されています。

短期留学と長期留学では必要な補償も変わるため、滞在期間に合わせて選ぶことが大切です。

比較項目 一般的な海外旅行保険 留学生向け保険
主な目的 海外旅行中のトラブルに備える 留学・長期滞在に備える
治療費 補償あり 補償あり
滞在期間 短期旅行にも対応 長期契約に対応する商品がある
長期生活向け補償 プランによる 追加できる商品がある

病気やケガなど基本的な補償には共通点がある

留学保険と一般的な海外旅行保険には、病気やケガへの備えなど共通する補償があります。

海外旅行保険では、傷害・疾病治療費用のほか、救援者費用・賠償責任・携行品損害などを組み合わせて契約できる商品があります。

そのため、「旅行保険だから留学には使えない」「留学保険ならすべて特別な補償になっている」と単純に分ける必要はありません。

重要なのは商品名ではなく、自分の留学期間を契約できるか、必要な補償が含まれているかを確認することです。

特に1〜3ヶ月程度の短期留学では、一般的な海外旅行保険も含めて比較すると選択肢を広げられます。

留学保険は長期滞在中のトラブルを想定している

半年や1年間の留学では、数日間の海外旅行とは生活スタイルが大きく異なります。

学校へ通いながらホームステイや学生寮、シェアハウスなどで暮らすため、旅行中だけでは想定しにくい生活上のトラブルにも備える必要があります。

留学生向けプランでは、長期間の契約に対応し、賠償責任や生活用動産など海外生活を想定した補償を選べる商品があります。

日本損害保険協会も、留学や駐在など海外へ長期間滞在する場合には、保険期間を滞在日数に設定し、必要な補償を追加して契約できると説明しています。

参考資料:日本損害保険協会「海外旅行保険は、どのような保険ですか。」

長期留学では「海外旅行保険か留学保険か」という名称だけで比較せず、長期滞在に必要な補償が含まれているかを確認しましょう。

短期留学なら海外旅行保険も比較する

1週間〜1ヶ月程度の短期留学であれば、留学生向けプランだけでなく一般的な海外旅行保険も比較してみましょう。

短期間であれば、旅行向けの商品でも留学期間全体をカバーでき、必要な治療費用や賠償責任などを確保できる場合があります。

また、クレジットカード付帯保険を利用できれば、別途加入する保険を調整できる可能性もあります。

ただし、短期留学だから保険料だけで決めてよいわけではありません。

ホームステイをするのか、学生寮に滞在するのか、学校から指定されている補償があるのかなどによって必要な内容は変わります。

期間と補償内容を同じ条件にそろえて比較すると、自分に合う保険を選びやすくなります。

長期留学なら留学生向けの補償内容を確認する

半年〜1年間などの長期留学では、留学生向けに設計された保険を中心に比較すると分かりやすくなります。

長期間海外で生活すると、病気やケガだけでなく、住居・持ち物・賠償責任など生活に関係するリスクも増えていきます。

そのため、治療費用だけでなく、救援者費用・賠償責任・生活用動産なども含めて確認することが大切です。

さらに、国や学校によっては加入する保険について条件が設けられている場合があります。

先に安い保険へ申し込んでから学校指定の条件を満たしていないことに気づくと、追加契約が必要になる可能性があります。

長期留学では「学校・ビザの条件を確認する→必要な補償を整理する→保険を比較する」の順番で進めましょう。

クレジットカード付帯保険だけで留学できる?

クレジットカードに海外旅行保険が付帯していれば、留学中の補償として利用できる場合があります。

ただし、カードを持っているだけで留学期間のすべてを十分にカバーできるとは限りません。

補償期間・適用条件・治療費用の上限などを確認して、不足する場合は一般の海外旅行保険や留学生向け保険との併用を検討しましょう。

海外旅行保険付きのクレジットカードを持っているなら、留学保険に入らなくてもいいですか?
コアラさん
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タカリン
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短期留学なら活用できる可能性があります。ただし、補償期間や適用条件がカードごとに違うので、「持っているから大丈夫」と判断する前に内容を確認しましょう。

クレジットカード付帯保険を使えば保険料を節約できる

すでに持っているクレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合は、留学保険の費用を抑えるために活用できる可能性があります。

たとえば、短期留学でカード付帯保険によって必要な治療費用などを確保できるなら、同じ補償を重ねて契約する必要性を見直せます。

ただし、節約できるかどうかはカードの補償内容次第です。

「年会費無料だから」「有名なカードだから」という理由だけでは判断できません。

海外旅行保険の有無だけでなく、適用条件・補償期間・治療費用・救援者費用などを一覧にしてから留学保険と比較しましょう。

留学向けのカードを探している方は、留学におすすめのクレジットカードと選び方も参考にしてください。

クレジットカード付帯保険は補償期間を確認する

クレジットカード付帯保険を留学で利用するときは、最初に補償期間を確認することが重要です。

カード付帯保険には補償される期間が定められているため、半年や1年間の長期留学では、滞在期間の途中で補償が終了する可能性があります。

特に注意したいのが、「最初の数ヶ月はカード付帯保険を利用して、その後どうするか考えよう」というケースです。

渡航後から加入できる保険や条件は商品によって異なるため、現地に着いてから簡単に追加できるとは限りません。

出発前に「カードで何日間補償されるか」「その後の期間をどう補うか」まで決めておきましょう。

長期留学では、保険期間全体を一覧にして空白期間がないか確認すると失敗を防ぎやすくなります。

自動付帯・利用付帯の条件を確認する

クレジットカード付帯保険では、保険が適用される条件を必ず確認しましょう。

カードによっては、一定の旅行代金や公共交通機関の料金などを対象カードで支払うことが保険適用の条件になっている場合があります。

一方で、カードの利用条件とは別の形で保険が適用される商品もあります。

日本損害保険協会も、カードの種類によっては旅行代金などをそのカードで支払った場合のみ海外旅行保険の対象になるケースがあるため、事前確認が必要と案内しています。

参考資料:日本損害保険協会「クレジットカードについている海外旅行保険について教えてください。」

「海外旅行保険付き」という表示だけで判断せず、カード会社の最新の保険条件まで確認してから留学へ持っていきましょう。

病気やケガの治療費補償を確認する

クレジットカード付帯保険では、死亡・後遺障害の最高補償額だけでなく、傷害治療費用と疾病治療費用の金額を見ることが大切です。

カードの案内では「海外旅行保険最高○千万円」と大きく表示されていても、その数字が病院で使える治療費の上限とは限りません。

実際に留学生活で利用する可能性を考えると、発熱・感染症・食あたり・ケガなどで病院を受診したときにどこまで補償されるかを確認する方が実用的です。

また、救援者費用や賠償責任など、カードでは不足しやすい項目も確認しましょう。

カード付帯保険と任意保険を比較するときは、それぞれの最高額だけでなく補償項目ごとに並べると、不足している部分を見つけやすくなります。

長期留学では留学保険との併用を検討する

半年や1年間の長期留学では、クレジットカード付帯保険だけに頼るのではなく、一般の海外旅行保険や留学生向け保険との併用も検討しましょう。

カード付帯保険は保険料を抑える方法のひとつですが、補償期間や治療費用の上限、対象となる補償が留学生活に十分とは限りません。

不足する部分だけ選んで契約できる海外旅行保険が用意されている場合もあります。

そのため、「カード保険か留学保険か」の二択ではなく、「カードでどこまで補えるか→不足する補償は何か→追加契約する」という順番で考えると無駄を減らせます。

クレジットカード付帯保険を活用するときは、「適用条件」「補償期間」「治療費用」「救援者費用」「賠償責任」を確認しましょう。足りない部分だけ任意保険で補う考え方もあります。

留学保険の費用を節約する7つの方法

留学保険は、必要な補償を削らなくても工夫次第で費用を見直せる場合があります。

ポイントは、とにかく最安の保険を探すのではなく、自分に必要な補償と不要な補償を整理することです。

クレジットカード付帯保険やネット申し込み型の商品なども含め、同じ条件で比較して無駄な保険料を減らしましょう。

留学保険を節約する7つの方法

  • 複数の留学保険を同じ条件で比較する
  • クレジットカード付帯保険を確認する
  • クレジットカードで足りない補償だけ追加する
  • 必要以上に死亡補償を高くしない
  • 携行品補償を付けすぎない
  • ネット申し込み型の留学保険も比較する
  • 実際の留学期間に合わせて契約する

複数の留学保険を同じ条件で比較する

留学保険を節約する基本は、1社だけで決めずに複数の保険を同じ条件で比較することです。

ただし、保険料だけを横に並べても正確な比較にはなりません。

一方は治療・救援費用が無制限で、もう一方は上限が設定されているなど、補償内容が違えば料金が異なるのは自然です。

まず留学期間・渡航国・治療費用・救援者費用・賠償責任など、自分が必要とする条件を決めましょう。

そのうえで同程度の補償内容にそろえて見積もりを取ると、どの保険が割安なのか判断しやすくなります。

「月額が安い」ではなく、必要な補償を含めた総額で比べることが失敗しないポイントです。

クレジットカード付帯保険を確認する

新しく留学保険へ申し込む前に、現在持っているクレジットカードの海外旅行保険を確認してみましょう。

すでに利用できる補償がある場合、同じ内容を任意保険で重ねる必要性を見直せる可能性があります。

確認する項目は、保険の有無だけではありません。

補償期間・適用条件・傷害治療費用・疾病治療費用・救援者費用・賠償責任などを整理しましょう。

家族カードを利用する場合は、本人と同じ補償が受けられるとは限らないため対象者の確認も必要です。

留学準備では航空券や学校手配を優先しがちですが、カードの保険条件は出発直前ではなく早めに調べておくと、任意保険にいくら必要なのか判断しやすくなります。

クレジットカードで足りない補償だけ追加する

クレジットカード付帯保険がある場合は、すべてを新しい留学保険へ置き換えるのではなく、不足している補償だけ追加できないか確認する方法があります。

日本損害保険協会も、カード付帯保険で補償が不足する場合、必要な補償だけを選べる一般の海外旅行保険を追加する方法を案内しています。

カードで治療費用はある程度確保できても、補償期間や救援者費用などが不足しているケースも考えられます。

まずカードの補償内容を書き出し、その横に自分が必要と考える補償を並べると不足部分が見えやすくなります。

すべてを重複させるのではなく、「すでにある補償を活用して、足りない部分を補う」と考えると保険料を見直しやすくなります。

必要以上に死亡補償を高くしない

留学保険では、死亡補償を含めて補償金額を高くするほど安心に感じるかもしれません。

しかし、すべての補償を最大にすると保険料も高くなりやすいため、自分にとって必要な金額を考えることが重要です。

特に保険を比較するときは、目立ちやすい死亡補償の最高額だけでなく、留学生活で利用する可能性がある治療費用や救援者費用とのバランスを確認しましょう。

必要な死亡補償額は、年齢・家族構成・ほかに加入している保険などによって異なります。

学校やビザで指定されている条件があれば、それを優先する必要もあります。

単純に補償額を下げるのではなく、自分に必要な保障を整理したうえで調整することが大切です。

携行品補償を付けすぎない

携行品補償は便利ですが、持っていく物の価値に対して必要以上に大きな補償を付ける必要があるかは確認しておきましょう。

たとえば、高価なカメラやノートパソコンを複数持っていく人と、スマートフォンと最低限の荷物だけで渡航する人では、必要な携行品補償の大きさも変わります。

また、携行品補償には1点あたりの支払限度額や対象外となる物、自己負担額などが設定されている場合があります。

「50万円補償だから50万円まで何でも補償される」と考えず、契約条件を確認しましょう。

持参する高価な物を一度リストアップしてから補償額を決めると、必要以上に保険料を増やすことを防ぎやすくなります。

ネット申し込み型の留学保険も比較する

留学保険を探すときは、保険代理店だけでなくインターネットから申し込める保険も比較してみましょう。

ネット申し込み型の商品では、店舗運営などのコストを抑えたり、インターネット申し込みによる割引を設定したりしている場合があります。

ただし、「ネットだから必ず安い」とは限りません。

保険料が安くても治療費用や賠償責任などの補償が自分の希望より少なければ、単純な比較はできないためです。

また、留学先でトラブルが起きたときの日本語サポートやキャッシュレス診療の対応状況なども確認しましょう。

保険料・補償内容・現地サポートの3つをまとめて比較することが、費用だけで後悔しない選び方です。

実際の留学期間に合わせて契約する

留学保険は、実際に海外へ滞在する期間に合わせて契約することも節約につながります。

「帰国日が変わるかもしれないから」と必要以上に長期間で申し込むと、その分の保険料を支払うことになる可能性があります。

一方で、短く契約しすぎて留学期間の途中で保険が切れるのも避けなければなりません。

留学期間を延長する可能性がある場合は、契約前に保険期間を延長できるのか、どのような手続きが必要なのかまで確認しておきましょう。

航空券の日程だけでなく、家を出発する日や帰宅する日など保険会社が定める旅行期間の考え方も確認する必要があります。

必要な期間を過不足なくカバーすることが、安全性を落とさず保険料を無駄にしない基本です。

留学保険の節約では、治療費用など重要な補償まで削るのではなく、「クレジットカードで補える部分」「自分には必要性が低い特約」「実際の留学期間」を整理してから見積もりを比較しましょう。

留学保険を安くしすぎて後悔する3つのケース

留学保険はできるだけ安くしたいところですが、保険料だけを優先すると、いざというときに必要な補償を受けられない可能性があります。

特に注意したいのが、クレジットカード付帯保険の条件や補償期間を確認せずに渡航するケースです。

保険料を節約するときは「保険に入らない」のではなく、必要な補償を残しながら無駄を減らすことを意識しましょう。

留学保険で避けたい3つの失敗

  • クレジットカード付帯保険の適用条件を確認していなかった
  • 留学途中でカード付帯保険の補償期間が終了した
  • 治療費用の補償を必要以上に削ってしまった

クレジットカード付帯保険の適用条件を満たしていなかった

よくある失敗のひとつが、「海外旅行保険付きのクレジットカードを持っているから大丈夫」と思い込み、適用条件を確認しないまま出発することです。

カードによっては、対象となる旅行代金や公共交通機関の料金などをカードで支払うことが、保険適用の条件になっている場合があります。

その条件を満たしていなければ、海外で病気やケガをしても想定していた補償を受けられない可能性があります。

出発前にはカード会社の公式サイトで、補償の開始条件・対象者・保険期間を確認しましょう。

留学に持っていくカードを探している方は、留学におすすめのクレジットカードと選び方も参考にしてください。

留学途中でクレジットカードの補償期間が切れた

クレジットカード付帯保険を利用する場合は、留学期間の最後まで補償されるとは限らない点にも注意が必要です。

たとえば半年や1年間の留学なのに、カード付帯保険だけを頼りにすると、留学途中から無保険に近い状態になる可能性があります。

「カードの補償が終わってから現地で保険を探せばいい」と考えるのもおすすめできません。

渡航後に加入できる商品が限られていたり、契約条件が変わったりする場合があるためです。

出発前に留学期間全体を書き出し、カード付帯保険がいつからいつまで有効なのかを確認しましょう。

不足する期間がある場合は、その期間をカバーできる任意保険をあらかじめ検討しておくと安心です。

病気やケガの治療費補償を削りすぎた

保険料を安くするために特に慎重になりたいのが、病気やケガに対する治療費用の補償を大きく削ることです。

海外では日本と医療制度が異なり、診察・検査・入院などによって高額な費用が発生することがあります。

そのため、携行品補償などを調整する場合と同じ感覚で、治療費用まで簡単に減らすのは避けた方がよいでしょう。

できるだけ安くしたいので、補償を全部最低限にしようと思っていました。
コアラさん
コアラさん
タカリン
タカリン
不要な補償を見直すのは良い方法ですが、治療費用まで一律に削るのはおすすめしません。海外で大きな負担になりやすい部分を残して、それ以外を調整する方が考えやすいですよ。

保険料を抑える場合も、まず病気やケガで大きな出費になりやすい部分を確認し、そのあとで必要性の低い補償を見直しましょう。

留学する国によって保険のルールは異なる

留学保険を選ぶときは、日本の保険だけを比較するのではなく、渡航先の制度も確認する必要があります。

国・州・学校・ビザの種類によって、加入が必要な保険や医療制度が異なるためです。

先に渡航国と学校の保険条件を確認してから、日本の留学保険で不足部分を補うと、重複加入や補償不足を防ぎやすくなります。

留学先 主に確認したい制度 確認先
オーストラリア OSHC 政府・学校
アメリカ 学校・ビザごとの保険条件 学校・プログラム
カナダ 州・学校ごとの医療保険 州政府・学校
イギリス IHS・NHS 英国政府

同じ「1年間の留学」でも必要な保険は異なるため、国が決まった段階で最新情報を確認しましょう。

オーストラリア留学ではOSHCの加入条件を確認する

オーストラリアへ学生ビザで留学する場合は、OSHC(Overseas Student Health Cover)について確認しておきましょう。

2026年8月時点では、Student visa(subclass 500)で学ぶ多くの留学生に対して、滞在期間を通したOSHCへの加入が求められています。

OSHCの基本的なプランでは、医師の診察・一部の入院治療・救急車・一定の医薬品などが対象になります。

一方、歯科・眼科・理学療法などは基本プランでは対象外となるため、OSHCに入れば海外生活のすべてのリスクを補償できるわけではありません。

OSHCで補償される範囲と、日本で加入する留学保険の補償を分けて確認することがポイントです。

参考資料:Study Australia「Health insurance for international students in Australia (OSHC)」

アメリカ留学では学校指定の保険を確認する

アメリカ留学では、まず自分が通う大学・カレッジ・語学学校などの保険加入条件を確認しましょう。

アメリカでは学校やプログラムによって、指定された学生向け医療保険への加入や、一定水準以上の保険への加入を求められる場合があります。

特にJ-1ビザのExchange Visitor Programでは、米国国務省が病気・事故に備えた医療保険について最低基準を設けています。

そのため、日本で留学保険を契約する前に、「学校指定の保険があるか」「自分で用意した保険で代替できるか」を確認することが重要です。

先に日本の保険へ申し込むと、学校の条件を満たすために別の保険にも加入し、保険料が重複する可能性があります。

参考資料:U.S. Department of State BridgeUSA「How to Administer a Program」

カナダ留学では州や学校ごとの保険制度を確認する

カナダ留学では、国全体でひとつの留学生向け保険制度があると考えず、州と学校の両方を確認することが大切です。

たとえば、ブリティッシュコロンビア州にはMSP(Medical Services Plan)があり、対象となる留学生には州の医療保険に関するルールがあります。

一方、オンタリオ州では、公立大学の留学生についてUHIPへの加入が案内されており、カレッジなどでは各学校への確認が必要です。

カナダは留学する州によって医療保険の仕組みが異なるため、「カナダ留学ならこの保険だけで大丈夫」と一括りにするのは避けましょう。

渡航する州を決めたあとに州政府の制度を確認し、さらに学校から案内される保険条件も確認する流れがおすすめです。

参考資料:Ontario「Study in Ontario: international students」

イギリス留学では医療制度と民間保険を分けて考える

イギリスへ長期留学する場合は、民間の留学保険だけでなく、IHS(Immigration Health Surcharge)とNHSの仕組みも理解しておきましょう。

ビザ申請の種類や滞在期間によっては、申請時にIHSを支払う必要があります。

対象者はビザの開始日からNHSを利用できますが、処方薬・歯科・眼科など、一部のサービスでは別途費用が必要になる場合があります。

また、IHSを支払ったからといって、持ち物の盗難・賠償責任・航空機遅延などまで補償されるわけではありません。

そのため、NHSで利用できる医療と民間保険で備えるリスクを分けて考えることが大切です。

参考資料:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」

留学先によって必要な保険制度は異なります。日本の留学保険へ申し込む前に、「国・州の制度」「ビザ条件」「学校指定の保険」の3点を確認しておきましょう。

自分に合う留学保険を選ぶ5つの手順

留学保険は商品数や補償項目が多いため、いきなり保険会社を比較すると迷いやすくなります。

まず留学期間と渡航国を決め、学校・ビザの条件、クレジットカード付帯保険の順番で確認しましょう。

最後に不足する補償を整理して複数社を比較すれば、必要な補償を残しながら保険料の無駄を減らしやすくなります。

留学保険を選ぶ5つの手順

  • STEP1 留学期間と渡航する国を決める
  • STEP2 学校・ビザの保険加入条件を確認する
  • STEP3 クレジットカード付帯保険の補償を確認する
  • STEP4 留学中に必要な補償内容を決める
  • STEP5 同じ補償条件で複数の保険を比較する

STEP1 留学期間と渡航する国を決める

最初に決めるのは、留学する国と滞在期間です。

留学保険の料金や契約できるプランは、渡航先と保険期間によって変わるため、ここが決まっていない状態では正確な比較ができません。

「カナダへ半年程度」のような大まかな予定ではなく、可能であれば出発日と帰国予定日まで確認しましょう。

また、同じ国でも州や地域によって医療制度が異なる場合があります。

特にカナダのように州ごとの制度を確認した方がよい国では、都市まで決めてから調べるとスムーズです。

留学期間がまだ確定していない場合は、3ヶ月・6ヶ月・1年間など複数パターンで見積もりを取り、留学期間によって保険料がどの程度変わるかを確認しておきましょう。

STEP2 学校・ビザの保険加入条件を確認する

渡航国と期間を決めたら、次は学校やビザで保険加入の条件が設定されていないか確認します。

ここを飛ばして先に日本の留学保険へ申し込むと、あとから学校指定の保険が必要だと分かり、二重に費用がかかる可能性があります。

確認するときは、学校の入学案内や留学生向けページだけでなく、ビザを管轄する政府機関の最新情報も見ておきましょう。

「保険への加入が必要か」だけでなく、最低限必要な補償金額や指定保険の有無、自分で加入した保険への変更が認められるかなども確認します。

分からない場合は、学校のInternational Student Officeなどへ問い合わせるのも方法のひとつです。

学校・ビザの必須条件を最初に満たすことを基準にすると、保険選びで迷いにくくなります。

STEP3 クレジットカード付帯保険の補償を確認する

学校やビザの条件を確認したら、現在持っているクレジットカードの海外旅行保険を調べましょう。

新しく保険へ加入する前に既存の補償を把握しておけば、同じ補償を必要以上に重ねることを防げる可能性があります。

チェックしたいのは、補償期間・適用条件・傷害治療費用・疾病治療費用・救援者費用・賠償責任などです。

カードを複数枚持っている場合は、それぞれの内容を簡単な表にすると分かりやすくなります。

保険を探す前に、今持っているカードを確認した方がいいんですね。
コアラさん
コアラさん
タカリン
タカリン
そうですね。すでに使える補償が分かれば、何が足りないのかも見えやすくなります。僕ならカードの補償を確認してから任意保険を比較します。

クレジットカード選びから見直したい方は、留学におすすめのクレジットカードと選び方もあわせて確認してみてください。

STEP4 留学中に必要な補償内容を決める

次に、学校やビザの条件とクレジットカード付帯保険を踏まえて、不足している補償を整理します。

特に確認したいのは、病気やケガの治療費用、救援者費用、個人賠償責任などです。

そのうえで、持参する物や滞在方法に合わせて携行品・生活用動産などの必要性を考えます。

たとえば、高価なパソコンを毎日学校へ持っていく人と、最低限の荷物だけで生活する人では必要な補償も同じではありません。

ホームステイと学生寮でも想定されるトラブルは変わります。

「全部付ける」「全部削る」のではなく、自分の留学生活を想像して優先順位を付けることが、保険料と安心のバランスを取るポイントです。

STEP5 同じ補償条件で複数の保険を比較する

必要な補償を決めたら、最後に複数の留学保険から見積もりを取ります。

比較するときに重要なのは、できるだけ条件をそろえることです。

一方は治療費用が無制限、もう一方は上限3,000万円といった状態では、保険料だけを見てもどちらがお得なのか判断しにくくなります。

渡航国・期間・治療費用・救援者費用・賠償責任・携行品などをそろえて、保険料の総額を比較しましょう。

さらに、日本語サポートの有無やキャッシュレス診療への対応など、現地で困ったときの使いやすさも確認しておくと安心です。

最終的には「一番安い保険」ではなく「必要な補償を満たしたうえで納得できる料金の保険」を選ぶことが大切です。

留学保険は「国と期間を決める→学校・ビザ条件を確認する→クレジットカードの補償を調べる→不足する補償を決める→複数社を比較する」の順番で選ぶと、補償不足や無駄な重複を防ぎやすくなります。

留学前に保険と一緒に準備しておきたいこと

留学保険へ加入しただけで準備を終わらせず、現地でトラブルが起きたときにすぐ使える状態にしておくことが大切です。

緊急連絡先や保険証券をすぐ確認できるようにし、病院や薬局で使う簡単な英語も準備しておきましょう。

出発前に少し準備しておくだけでも、慣れない海外で体調を崩したときに落ち着いて行動しやすくなります。

保険会社の緊急連絡先をスマートフォンに保存する

留学保険へ加入したら、保険会社の海外サポート窓口や緊急連絡先をスマートフォンに保存しておきましょう。

病気やケガをしたときに、保険会社へ連絡して提携医療機関や受診方法を確認できる場合があります。

しかし、体調が悪くなってからメールを探したり、保険会社の公式サイトを検索したりするのは大変です。

電話番号だけでなく、受付時間や海外から電話するときの番号まで確認しておくと安心です。

また、自分のスマートフォンが故障した場合に備えて、家族にも緊急連絡先を共有したり、紙に控えて財布やスーツケースへ入れたりしておくとさらに安心できます。

留学先で実際に使う可能性を考え、「加入した保険をすぐ使える状態」にしてから出発しましょう。

保険証券をスマートフォンやクラウドに保存する

留学保険の保険証券や契約内容が分かる書類は、必要になったときにすぐ確認できるようにしておきましょう。

紙の保険証券だけをスーツケースへ入れておくと、外出先で病院へ行くことになった場合や荷物を紛失した場合に確認できない可能性があります。

スマートフォンへの保存とクラウドへのバックアップを併用すると、複数の方法から確認できて便利です。

契約者名・証券番号・補償期間・緊急連絡先など、特に重要な情報だけをまとめたメモを作成しておく方法もあります。

ただし、個人情報が含まれるため、誰でも閲覧できる場所へ保存するのは避けましょう。

紙・スマートフォン・クラウドなど複数の方法で管理しておけば、万が一スマートフォンを紛失した場合にも対応しやすくなります。

保険証券だけでなく、「証券番号」「海外から利用できる緊急連絡先」「補償期間」の3つはすぐ確認できるようにしておくと安心です。

病院や薬局で使う英語を覚えておく

海外で病院や薬局を利用するときは、完璧な英語を話せなくても、症状や困っていることを簡単な言葉で伝えられると安心です。

留学前に難しい医療英語を大量に覚える必要はありません。

自分の症状・いつから症状があるのか・保険を利用したいことを伝える表現から準備しましょう。

病院や薬局で覚えておきたい英語

  • I have a fever.「熱があります」
  • I have a stomachache.「お腹が痛いです」
  • I've felt sick since yesterday.「昨日から体調が悪いです」
  • Do you accept this insurance?「この保険は使えますか?」
  • Do I need to pay upfront?「先に支払う必要がありますか?」

よく使いそうな表現をスマートフォンのメモにも保存しておけば、緊張して英語が出てこないときにも役立ちます。

オンライン英会話で海外生活の会話を練習する

留学前に余裕があるなら、オンライン英会話を使って病院・薬局・学校・ホームステイなどの会話を練習しておくのもおすすめです。

単語や文法を知っていても、実際の場面になると英語がすぐ出てこないことは珍しくありません。

僕自身も英語を勉強してきましたが、知っている英語と、その場ですぐ話せる英語には違いがあると感じています。

オンライン英会話なら、「熱があるので病院へ行きたい」「薬の飲み方を確認したい」といった留学生活を想定したロールプレイもできます。

難しい表現を覚えるより、自分が使いそうな短い文章を繰り返し声に出しておく方が実践的です。

留学前に英語を話す練習をしておきたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。

アプリで自分のペースで準備したい方は、留学前におすすめの英語学習アプリもあわせて確認してみてください。

留学保険の費用についてよくある質問

ここでは、留学保険の費用や加入方法についてよくある疑問をまとめます。

留学保険は期間や渡航国だけでなく、学校・ビザ・クレジットカード付帯保険などによっても選び方が変わります。

申し込み後に「思っていた条件と違った」とならないよう、渡航前に気になるポイントを確認しておきましょう。

留学保険には必ず加入する必要がありますか?

留学保険への加入が必須かどうかは、渡航する国・ビザ・学校・留学プログラムなどによって異なります。

たとえば、国やビザによって特定の医療保険への加入が求められたり、大学や語学学校が一定の補償条件を設定していたりする場合があります。

そのため、「留学する人は全員同じ保険へ加入しなければならない」と考えるのではなく、自分の留学条件を確認することが重要です。

一方で、加入が法律上の必須条件ではない場合でも、海外で病気やケガをすると高額な医療費が必要になる可能性があります。

外務省も、海外での病気・ケガ・盗難などの予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険への加入をすすめています。

参考資料:外務省 海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」

まず学校とビザの必須条件を確認し、そのうえで自分に必要な補償を考えましょう。

1年間の留学保険はいくらかかりますか?

1年間の留学保険は、15万〜30万円程度をひとつの予算目安として考えておくとよいでしょう。

ただし、実際の保険料は渡航する国・年齢・治療や救援費用の補償金額・賠償責任・生活用動産などによって変わります。

同じ1年間でも保険会社やプランによって料金差があるため、「1年間なら20万円」と固定して考えるのはおすすめできません。

まず渡航国と期間を決め、自分に必要な補償内容を整理してから複数社で見積もりを取りましょう。

また、1年間の留学では学費・滞在費・生活費・航空券なども必要です。

保険料だけを別に考えるのではなく、留学費用全体の一部として出発前から予算へ組み込んでおくと、資金計画を立てやすくなります。

クレジットカード付帯保険だけでも大丈夫ですか?

短期留学であれば、クレジットカード付帯の海外旅行保険を活用できる場合があります。

ただし、カードを持っているだけで十分とは限りません。

カードによって補償期間・適用条件・傷害治療費用・疾病治療費用・救援者費用などが異なるためです。

特に半年や1年間の長期留学では、カード付帯保険の補償期間だけでは留学期間全体をカバーできない可能性があります。

まずカード会社の公式サイトで最新の補償内容を確認し、留学期間のどこまで利用できるのか整理しましょう。

不足している期間や補償があれば、任意の海外旅行保険や留学生向け保険を組み合わせる方法もあります。

「クレジットカードか留学保険か」の二択ではなく、カードで補える部分を確認して不足分を追加すると考えると分かりやすいです。

留学保険と海外旅行保険はどちらが安いですか?

留学保険と海外旅行保険のどちらが安いかは、留学期間や選ぶ補償内容によって変わるため、一概には決められません。

1週間〜1ヶ月程度の短期留学では、一般的な海外旅行保険も含めて比較しやすいでしょう。

一方、半年や1年間などの長期留学では、長期間の海外生活を想定した留学生向けプランを中心に確認する方が選びやすくなります。

重要なのは、商品名ではなく同じ補償条件で保険料を比較することです。

たとえば、一方の治療費用が無制限でもう一方が低い上限になっていれば、単純な料金比較では判断できません。

渡航期間・治療費用・救援者費用・賠償責任などの条件をそろえ、そのうえで総額を比較しましょう。

留学保険は渡航後でも加入できますか?

留学保険へ渡航後に加入できるかどうかは、保険会社や商品、現在の滞在状況などによって異なります。

そのため、「現地に着いてから必要になったら加入すればいい」と考えず、原則として渡航前に保険を決めておくことをおすすめします。

すでに海外へ出発したあとでは申し込めない商品や、通常とは異なる条件になる商品も考えられるためです。

また、渡航直前になると補償内容を比較する時間がなくなり、料金だけで急いで選んでしまう可能性もあります。

学校・ビザの条件を確認したあと、航空券や滞在先の手配と並行して保険を検討しておくと安心です。

外務省も海外渡航前の準備として海外旅行保険への加入を案内しています。

参考資料:外務省 海外安全ホームページ「海外留学/海外修学旅行」

留学期間が延びた場合は保険も延長できますか?

留学期間が予定より長くなった場合に保険期間を延長できるかどうかは、加入している保険会社や商品、延長理由などによって異なります。

商品によっては所定の手続きによって期間を変更できる場合がありますが、すべての契約を自由に延長できるとは限りません。

「あと1ヶ月滞在したい」と決めてから保険期間がすでに終了していた場合、手続きが難しくなる可能性もあります。

留学期間を延長することが決まったら、保険が切れる直前まで待たず、早めに保険会社へ確認しましょう。

長期留学やワーホリなど予定が変わる可能性がある場合は、最初に契約するときに延長方法・手続き期限・追加保険料なども確認しておくと安心です。

帰国日の変更と保険期間の変更をセットで考える習慣を付けておきましょう。

留学保険は費用だけでなく必要な補償を確認して選ぼう

留学保険は、1ヶ月なら1万〜3万円程度、1年間なら15万〜30万円程度がひとつの予算目安になります。

ただし、最も大切なのは「いくら安くできるか」ではなく、必要な補償を確保したうえで保険料を抑えることです。

まず留学する国と期間を決め、学校やビザで求められる保険条件を確認しましょう。

次に、現在持っているクレジットカード付帯保険の補償期間や治療費用などを確認し、不足している部分を整理します。

そのうえで同じ補償条件にそろえて複数の保険を比較すれば、料金だけで選んで後悔する可能性を減らせます。

留学保険を決める前の最終チェック

  • 留学する国と期間を確認する
  • 学校・ビザの保険条件を確認する
  • クレジットカード付帯保険を確認する
  • 治療・救援費用など必要な補償を決める
  • 同じ条件で複数の保険を比較する
  • 緊急連絡先と保険証券を保存する

また、保険と一緒に準備しておきたいのが、現地で困ったときに使える英語です。

病院・薬局・学校・ホームステイなどで使う短い英語を出発前から練習しておけば、海外生活への不安も減らしやすくなります。

留学前に英語を話す機会を増やしたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話留学前におすすめの英語学習アプリも活用しながら、保険と英語の両方を準備して渡航しましょう。

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