AI英会話に興味があっても、「本当に英会話が上達するの?」「AIだけで話せるようになる?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、AI英会話はスピーキング量を増やしたり、英語を瞬時に組み立てたりする練習に効果が期待できます。
一方で、目的を決めずにフリートークを続けたり、AIの回答を読むだけになったりすると、思うような上達につながらない場合があります。
この記事では、AI英会話で期待できる効果や「効果ない」と感じる原因、上達する人の特徴、初心者向けの効果的な使い方まで分かりやすく解説します。
AI英会話が自分に合っているのか判断して、実際に使える英語を身につけるための参考にしてください。
AI英会話は本当に効果ある?正しく使えば英会話の上達につながる
結論からいうと、AI英会話は正しく活用すれば、スピーキングを中心とした英会話力の向上に役立ちます。
ただし、AIと話しているだけで自然に英語がペラペラになるわけではありません。AI英会話が得意なことと苦手なことを理解し、単語・文法などの基礎学習や実際の人との会話も組み合わせることが大切です。
実際、2025年にベトナムの大学生240人を対象として16週間行われた研究では、AIを使ったスピーキング練習を行ったグループで、対照群よりスピーキング能力の改善が大きかったと報告されています。
ただし、これは特定の大学生を対象とした研究です。すべての学習者が同じ結果になると断定することはできないため、「AI英会話を使えば必ず話せる」と考えるのではなく、自分の学習目的に合わせて活用しましょう。
また、2026年に中国の大学生83人を対象に行われた研究でも、AIを活用したグループは対照群より口頭英語能力で高い結果を示しています。一方、スピーキング不安については課題によって効果に違いがあり、AIの効果が一律ではないことも示されています。
| 英語力 | AI英会話との相性 | 主な理由 |
|---|---|---|
| スピーキング | 高い | 自分で英文を作って声に出す練習ができる |
| 会話の瞬発力 | 高い | 質問に対してその場で答える練習ができる |
| 発音 | 高い | 発音評価に対応したサービスなら改善点を確認できる |
| リスニング | 比較的高い | 英語を聞いてから答える練習ができる |
| 単語・文法 | 補助向き | 基礎を体系的に学ぶ用途では専用教材も必要になる |
| 人との実践会話 | 補助向き | 表情・間・緊張感などは人との会話と異なる |
AI英会話は万能な教材ではなく、特に「英語を知っているけれど、会話になると出てこない人」のアウトプット練習として取り入れると役割が分かりやすくなります。
自分に合ったサービスから試してみたい方は、AI英会話アプリおすすめ5選を比較した記事も参考にしてください。
AI英会話は「知っている英語を使える英語に変える練習」と相性がいい
AI英会話が特に役立ちやすいのは、単語や文法をある程度勉強しているのに、実際の会話になると言葉が出てこない人です。
たとえば、「予約」という意味の「reservation」や、「予約しています」という「I have a reservation.」を見れば理解できても、海外ホテルのフロントで突然話しかけられると出てこないことがあります。
これは、単語や文法の知識がないというより、覚えた英語をその場で取り出して使う経験が不足している状態です。
AI英会話では、ホテルのチェックインやレストランでの注文など、場面を設定して繰り返し会話できます。
最初は「I have a reservation.」の一文だけでも構いません。
慣れてきたら「I have a reservation under Takarin.」「Is breakfast included?」のように、自分から使える表現を少しずつ増やしていきます。
AI英会話で意識したい流れ
- 単語やフレーズを覚える
- AIとの会話で実際に使う
- うまく言えなかった表現を確認する
- 修正した英文をもう一度声に出す
- 別の場面でも同じ表現を使ってみる
たとえば、「ホテルでチェックインする」というテーマを1回話して終わるのではなく、翌日も同じ場面で練習してみましょう。
前日に言えなかった表現が翌日に自然と出てくれば、「知っている英語」から「使える英語」へ少しずつ変わっていると判断できます。
僕自身も英語学習では、単語や文法を覚えるだけでなく、実際に声に出して使う練習の重要性を感じてきました。留学や英会話では、問題を解けることと、その場で英文を作って話せることは別の力だと感じます。
メモ
AI英会話では「間違えずに話すこと」よりも、「覚えた表現を何度も使うこと」を意識してみてください。間違えた部分を修正してもう一度言い直すところまで行うと、単なる雑談で終わりにくくなります。
英文を素早く作る練習を増やしたい方は、瞬間英作文アプリおすすめ7選を比較した記事もあわせて参考にしてください。
AI英会話で期待できる5つの効果
AI英会話の効果は、単純に「英語が話せるようになる」という一言では説明できません。
特に期待しやすいのは、発話量・英文を作る瞬発力・発音や表現・リスニング・話すことへの心理的なハードルの5つです。それぞれの効果を理解して、自分が伸ばしたい力に合わせて使いましょう。
英語を口から出す量を増やせる
AI英会話の大きなメリットは、英語を実際に声に出す機会を作りやすいことです。
単語帳や文法問題集を使った学習だけでは、英語の知識は増えても、自分から英文を作って話す時間はなかなか増えません。その結果、「読めば分かるのに話せない」という状態になりやすくなります。
たとえば、1日10分でもAIと英語で会話すると、その10分間は「何を言うか考える→英文を作る→声に出す」というアウトプットを繰り返せます。
海外旅行を想定するなら、ホテル、空港、レストラン、買い物など、実際に遭遇しそうな場面を選ぶと練習内容も具体的になります。
- ホテルでチェックインする
- レストランで料理を注文する
- 空港で搭乗口を尋ねる
- お店で商品のサイズや値段を聞く
- 留学先で自己紹介する
大切なのは、AIが話している時間ではなく、自分が英語を話している時間を増やすことです。
AIの説明を読んでいるだけになった場合は、「質問は短くしてください」「私ができるだけ多く話せるようにしてください」と条件を指定すると、アウトプット中心の練習にしやすくなります。
海外旅行で使う英会話を中心に練習したい方は、旅行英語アプリを比較した記事も参考にしてください。
英語を瞬時に組み立てる力を鍛えられる
英会話では、英文法を理解しているだけでなく、相手から質問されたときに短時間で返答する必要があります。
たとえば、「What did you do yesterday?」と聞かれて、過去形を知っていても、「昨日は何をしたっけ」「映画を見たは英語で何だっけ」と考えているうちに会話が止まってしまうことがあります。
AI英会話では、この「分かる」から「すぐ言える」へ変える練習を繰り返せます。
最初から長い文章を作る必要はありません。
「I watched a movie.」と答えられたら、次は「I watched a movie with my wife.」、さらに「I watched a movie with my wife at home.」というように、少しずつ情報を追加してみましょう。
会話の瞬発力を伸ばすには、毎回違うテーマへ進むより、同じ質問に何度か答える方法も有効です。
昨日より短い時間で答えられたか、同じ意味を別の表現でも言えたかを確認すると、成長を実感しやすくなります。
発音や英語表現の改善につなげられる
AI英会話アプリの中には、話した英文を文字で確認したり、発音や英文についてフィードバックを受けたりできるサービスがあります。
そのため、単に会話を続けるだけでなく、「自分の英語のどこを直せばよいか」を確認する用途にも活用できます。
たとえば、「I went to shopping yesterday.」と話したときに不自然な点を指摘されたら、「I went shopping yesterday.」のように修正した英文を確認し、その場でもう一度声に出します。
ここで重要なのは、AIから正解を教えてもらって終わらないことです。
修正された英文を一度読んだだけでは、次の会話でも同じ間違いをする可能性があります。
そこで、その日に修正された表現を3つ程度に絞り、会話終了後にもう一度使ってみましょう。
メモ
AIによるフィードバックは便利ですが、内容が常に正しいとは限りません。違和感のある説明や重要な英文は、辞書や信頼できる教材でも確認しましょう。AIを「絶対的な先生」ではなく、「何度でも練習につき合ってくれる補助ツール」と考えると使いやすくなります。
また、発音評価・英文添削・AIとの自由会話など、利用できる機能はサービスによって異なります。
目的に合ったアプリを選びたい方は、AI英会話アプリの料金・機能を比較した記事で違いを確認してみてください。
リスニングと会話の受け答えを同時に練習できる
音声で会話できるAI英会話を使えば、スピーキングだけでなく「英語を聞いて理解し、その内容に答える」という一連の流れも練習できます。
実際の英会話では、相手の英語を聞き取るだけでは会話は成立しません。内容を理解したあと、自分の考えを英語にして返す必要があります。
たとえばホテルで「Could I see your passport, please?」と聞かれた場合、英文の意味を理解したうえで、「Sure. Here you are.」などと反応します。
この「聞く→理解する→答える」までをセットで練習できることが、音声型AI英会話の特徴です。
聞き取れなかったときも、すぐ答えを見るのではなく、「Could you say that again?」「Could you speak more slowly?」と英語で聞き返してみましょう。
実際の海外旅行や留学でも、相手の英語を一度で聞き取れない場面はあります。
そのため、すべて聞き取れるまで練習するだけではなく、分からなかったときに英語で対応する力も身につけておくと実践的です。
リスニング力だけを伸ばすのではなく、聞き取れなかった場合も含めて会話を続けることを目標にしましょう。
英語を話す心理的ハードルを下げやすい
「間違った英語を話したら恥ずかしい」「外国人を前にすると頭が真っ白になる」という方にも、AI英会話は取り入れやすい方法です。
人との会話では、文法を間違えたときの相手の反応や沈黙が気になり、分かっている英語まで話せなくなることがあります。
AIとの練習であれば、同じ表現を何度も言い直したり、途中で止まったりしながら、自分のペースで発話経験を増やせます。
2026年の大学生83人を対象とした研究では、AIを使ったグループで口頭英語能力の向上が確認され、ペアワークやプレゼンテーションなど一部の課題では状況的なスピーキング不安の低下も確認されました。
一方、全体的なスピーキング不安ではグループ間に有意差がなく、AIを使えば誰でも英語への緊張がなくなるわけではありません。
また、トルコの大学生48人を対象とした別の研究では、人が進行するスピーキング評価よりAIを使った評価の方が、評価前のスピーキング不安が低かったと報告されています。ただし、この研究も対象者が限定されているため、結果の一般化には注意が必要です。
英会話初心者の場合は、まずAI相手に「間違えても英語を口から出す」経験を増やし、慣れてきたら人との会話へ進む方法がおすすめです。
AI英会話で話せるようになる?できること・できないこと
AI英会話を続ければ、英語を話す練習量を増やすことはできます。しかし、AI英会話だけで実際の人とのコミュニケーションに必要なすべての力を身につけるのは難しいでしょう。
AIが得意な反復練習と、人との英会話でしか経験しにくい部分を分けて考えることが大切です。
| 練習内容 | AI英会話 | 人との英会話 |
|---|---|---|
| 定番フレーズの反復 | 練習しやすい | 練習できる |
| 発話量を増やす | 練習しやすい | 練習できる |
| 間違いを繰り返し直す | 練習しやすい | 相手による |
| 予想外の反応への対応 | 一定範囲で可能 | 実践的 |
| 表情や間を読む | 限界がある | 実践的 |
| 人前で話す緊張感 | 再現しにくい | 経験できる |
どちらか一方を選ぶのではなく、学習段階によって使い分けると効率的です。
日常英会話や定番フレーズは練習しやすい
AI英会話は、場面や目的がある程度決まっている日常英会話の練習と相性がよいです。
海外旅行なら、空港でチェックインする、ホテルで予約を確認する、レストランで注文する、店員に商品の場所を聞くなど、よくある場面を設定できます。
たとえばホテルであれば、「I'd like to check in.」「I have a reservation under Takarin.」「What time is breakfast?」など、実際に使う可能性が高い表現を繰り返します。
一度覚えるだけではなく、AIにホテルスタッフ役をしてもらい、質問の順番や表現を変えながら何度も会話してみましょう。
AI英会話で練習しやすい場面
- 空港でチェックインする
- ホテルで予約を確認する
- レストランで料理を注文する
- 道に迷ったときに場所を尋ねる
- 留学先で自己紹介する
- 学校や職場で趣味について話す
初心者の場合、いきなり「英語で自由に話してください」と設定すると、何を話せばよいか分からなくなることがあります。
そのため、最初は目的と場面を限定したロールプレイから始めるのがおすすめです。
海外旅行で使う表現から練習したい方は、海外旅行で使える英会話アプリを比較した記事も参考にしてください。
予想外の会話や人間特有のコミュニケーションには限界がある
AIとの英会話がスムーズになったからといって、実際の外国人との会話もまったく同じように進むとは限りません。
人との会話では、話すスピード、アクセント、声量、表情、ジェスチャー、会話の間など、多くの情報を同時に処理します。
さらに、「相手の話が聞き取れない」「突然話題が変わる」「知らない表現を使われる」「相手が自分の英語を理解できない」といった予想外の出来事も起こります。
AI英会話でもさまざまな会話パターンを練習できますが、実際の人間関係や対面で感じる緊張感まで完全に再現することはできません。
また、AIが生成する英文や説明が常に正しいとは限らない点にも注意が必要です。
特に、文化的なニュアンス、冗談、相手との関係性によって変わる表現などは、単純に文法の正誤だけでは判断できません。
AI英会話を「人と話さなくても済む方法」と考えるより、人と話す前に何度でも練習できる場所として使う方が、実際の英会話につなげやすくなります。
AI英会話と人との英会話を組み合わせると実践力を伸ばしやすい
英語を実際に使えるようになりたいなら、AI英会話と人との英会話を役割分担して使う方法がおすすめです。
イメージとしては、AI英会話を「練習」、オンライン英会話や海外での会話を「実践」と考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、オンライン英会話で「海外旅行」をテーマに話す予定なら、前日にAIを相手に同じテーマを練習します。
言えなかった単語や表現を確認してからレッスンを受ければ、いきなり人と話すよりも準備した英語を使いやすくなります。
そして、オンライン英会話でうまく言えなかった内容を、翌日にもう一度AIで練習します。
おすすめの学習サイクル
- AI英会話でテーマを決めて練習する
- 言えなかった単語や英文を確認する
- 同じ内容をもう一度AI相手に話す
- オンライン英会話などで人を相手に使ってみる
- 実践で言えなかった表現をAI英会話で復習する
このサイクルなら、AIと人との英会話を競わせる必要はありません。
AIでは、間違いを気にせず何度も練習できます。一方、オンライン英会話では、実際の人の話し方や反応に合わせながらコミュニケーションを取る経験を積めます。
タカリンの体験から
留学や英語学習を経験して感じるのは、「単語や文法を知っていること」と「実際の会話で使えること」には距離があるということです。だからこそ、インプットだけで終わらず、覚えた英語を声に出して、人との会話でも試すところまでつなげることが大切です。
「外国人を相手にすると緊張してしまう」という方は、最初から人との英会話だけに絞る必要はありません。
まずAI英会話で自己紹介や旅行英語を練習し、「これなら少し話せそう」と感じてから実践へ進んでも大丈夫です。
人との会話練習も始めたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選も参考にして、自分に合ったサービスを探してみてください。
AI英会話が「効果ない」と感じる5つの原因
AI英会話を使っているのに上達を感じられない場合、AI英会話そのものではなく「使い方」に原因がある可能性があります。
特に、目的のないフリートークや復習不足では、会話時間を増やしても同じ単語・表現ばかり使いがちです。ここでは、AI英会話が「効果ない」と感じやすい5つの原因と、それぞれの改善方法を解説します。
目的を決めずにフリートークだけしている
AI英会話で効果を感じにくい原因のひとつが、毎回なんとなくフリートークをすることです。
自由に英語を話すこと自体は悪くありません。しかし、「今日は何を練習するのか」が決まっていないと、自分がすでに知っている単語や得意な話題ばかり使いやすくなります。
たとえば、毎回「What did you do today?」のような日常会話だけを繰り返していると、海外旅行で必要なホテルや空港での英語を練習する機会は増えません。
AI英会話を始める前に、1回の練習で達成したい目的をひとつ決めておくのがおすすめです。
AI英会話で設定する目的の例
- ホテルでチェックインできるようになる
- レストランで注文できるようになる
- 1分間の自己紹介を止まらずに話す
- 昨日したことを過去形で説明する
- 自分の趣味について3つ質問に答える
「英会話を練習する」という大きな目的ではなく、「今日はホテルで朝食時間を聞けるようになる」のように小さく設定すると、上達したかどうかも判断しやすくなります。
海外旅行で使う英語から練習したい方は、旅行英語アプリおすすめ7選を比較した記事も参考にしてください。
単語や文法の基礎が不足している
AI英会話はアウトプットに便利ですが、話すための単語や文法がほとんど分からない状態では十分に活用できません。
英会話では、自分が持っている知識を使って英文を組み立てます。そのため、「言いたいことはあるけれど単語が分からない」「主語のあとに何を置けばよいか分からない」という状態では、会話が何度も止まってしまいます。
たとえば、「昨日レストランでパスタを食べた」と言いたくても、「eat」の過去形「ate」や基本的な語順を知らなければ、自分だけで英文を作るのは難しくなります。
この場合は、AI英会話をやめる必要はありません。単語・文法のインプットとAI英会話を並行するのがおすすめです。
- 単語を10分覚える
- 中学英文法を10分復習する
- 覚えた内容を使ってAI英会話を10分行う
このように「覚える」と「使う」をセットにすると、インプットだけで終わるのを防げます。
英単語に不安がある方は英単語アプリおすすめ7選、英文法を学び直したい方は英文法アプリおすすめ7選も参考にしてください。
AIの回答を読むだけで自分から話していない
AI英会話を使っていても、AIが作った英文を読んだり、日本語で質問したりする時間が中心では、スピーキングの練習量は増えません。
特に初心者の場合、「正しい英文を教えて」とAIに質問し、その回答を読んで満足してしまうことがあります。これでは英語の知識は増えても、自分で英文を組み立てて口から出す練習が不足します。
AI英会話では、AIに話してもらう時間より、自分が英語を話す時間を増やすことを意識しましょう。
たとえば「週末について英語で質問してください。私が回答するまで答えを教えないでください」と設定すれば、自分で考える時間を確保できます。
「自分で話す→AIに修正してもらう→もう一度話す」という順番に変えるだけでも、AIを回答ツールではなく英会話練習の相手として活用しやすくなります。
間違えた英語表現を復習していない
AIから英文を修正してもらっても、その場で「なるほど」と確認するだけでは、次回の会話で再び同じ間違いをすることがあります。
英会話で使える表現を増やすには、間違えた英文を確認するだけでなく、修正した表現を自分の口でもう一度使うことが大切です。
たとえば「I went to shopping yesterday.」と話して修正された場合、「I went shopping yesterday.」と確認して終わるのではなく、その場でもう一度発音します。
さらに、「I went shopping with my friend yesterday.」のように情報を追加して使えば、同じ表現を応用する練習もできます。
メモ
1回のAI英会話で直された表現をすべて覚えようとすると、復習の負担が大きくなります。まずは「今日覚える表現は3つ」と絞り、会話終了後にそれぞれ2〜3回使ってみる方法がおすすめです。
新しいレッスンを次々に進めるより、「昨日言えなかったことが今日は言える」という状態を増やす方が上達を確認しやすくなります。
アプリ学習全体の復習方法については、英語アプリの記事一覧から復習・勉強法の記事もあわせて確認してみてください。
AIだけで実際の人との会話を練習していない
AI英会話でスムーズに話せるようになっても、人を相手にすると同じように話せるとは限りません。
実際の英会話では、相手によって話す速さやアクセントが異なります。表情やジェスチャーを見たり、聞き取れないときに聞き返したり、予想していなかった質問へ答えたりする必要もあります。
そのため、最終目標が「人と英語で話せるようになること」なら、人との会話も少しずつ取り入れましょう。
AI英会話で練習したあと、オンライン英会話で同じテーマを話す方法なら、いきなり人と話すよりも取り組みやすくなります。
たとえば、AIと自己紹介を練習した翌日にオンライン英会話で自己紹介を試します。人との会話で言えなかった内容があれば、再びAIで練習します。
AIと人を組み合わせる流れ
- AI英会話で事前練習する
- オンライン英会話で実際に使う
- 言えなかった表現を確認する
- AI英会話でもう一度練習する
人との会話にも挑戦したい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選も参考にしてください。
AI英会話で上達する人・上達しにくい人の違い
AI英会話で上達する人と上達しにくい人の差は、利用時間だけで決まるものではありません。
重要なのは、AIとの会話中に自分で考えて話し、間違いを次の会話に活かしているかです。ここでは、AI英会話を効果的な英語学習につなげる人に共通する4つの特徴を紹介します。
| 上達しやすい人 | 上達しにくい人 |
|---|---|
| 自分から声を出す | AIの回答を読むことが中心 |
| 間違いを言い直す | 修正を確認して終わる |
| 目的に合った会話をする | 毎回なんとなく雑談する |
| 単語・文法も学ぶ | AI英会話だけに頼る |
同じAI英会話アプリを使っていても、使い方によって学習内容は大きく変わります。ひとつずつ自分の学習方法と比較してみましょう。
上達する人は実際に声を出して会話している
AI英会話でスピーキングを伸ばしたいなら、最も重要なのは実際に自分の声で英語を話すことです。
英文を目で読んで理解する力と、その場で英文を作って口から出す力は同じではありません。「この英文なら分かる」と感じていても、何も見ずに話そうとすると言葉が出てこないことがあります。
そのため、上達する人は「理解できたか」ではなく「自分で言えたか」まで確認しています。
たとえば、AIから「What do you usually do on weekends?」と質問されたら、すぐ模範回答を見るのではなく、自分の知っている単語だけで回答します。
「I go to the gym.」だけでも問題ありません。慣れてきたら「I usually go to the gym on Saturday morning.」のように少しずつ情報を増やします。
僕自身も英語学習を続けるなかで、教材を読んで「分かった」と感じることと、実際の会話で口から出せることには違いを感じてきました。
だからこそ、AI英会話では完璧な英文を作ることより、まず声に出す回数を増やすことを意識してみてください。
間違えた表現を修正してもう一度使っている
AI英会話で上達しやすい人は、間違いを失敗ではなく「次に使える英語を増やす材料」として活用しています。
会話中に間違えた英文をAIから修正してもらったら、内容を読むだけではなく、その場でもう一度自分で言い直します。
たとえば「I enjoyed to watch movies.」と話して「I enjoy watching movies.」に修正されたなら、続けて「I enjoy watching movies on weekends.」など、自分の情報を加えて使ってみましょう。
「話す→修正する→言い直す→別の文でも使う」まで行うと、単なる添削ではなくスピーキング練習になります。
同じ間違いを減らすには、翌日のAI英会話でも前日に修正された表現を意識的に使ってみてください。
新しい表現を大量に覚えるより、自分が実際に使えなかった英文を優先して復習した方が、自分の会話に必要な表現を増やしやすくなります。
自分のレベルや目的に合ったテーマで練習している
AI英会話は幅広い話題で会話できますが、難しいテーマを選べば効果が高まるわけではありません。
初心者がいきなり国際政治や経済について英語で議論しようとすると、知らない単語が多くなり、AIの説明を読む時間ばかり増える可能性があります。
反対に、自己紹介や趣味について十分話せる中級者が、毎日「My name is ...」だけを繰り返していても、新しい力は伸ばしにくくなります。
「少し考えれば答えられる」程度の難易度から始め、徐々にレベルを上げるのがおすすめです。
| 段階 | おすすめのテーマ |
|---|---|
| 初心者 | 自己紹介・趣味・好きな食べ物 |
| 初級 | ホテル・空港・レストラン・買い物 |
| 初中級 | 旅行経験・仕事・留学・将来の目標 |
| 中級 | ニュース・文化の違い・意見交換 |
また、海外旅行が目的なら旅行英語、留学予定なら自己紹介や学校生活など、自分が英語を使う場面に近いテーマを選びましょう。
目的が具体的なほど「何を話せるようになればよいか」が明確になり、学習内容も絞りやすくなります。
単語・文法などのインプット学習も並行している
AI英会話で話す練習を増やしても、自分の中に使える単語や文法が増えなければ、毎回似た表現ばかりになることがあります。
スピーキングはアウトプットですが、その材料になるのはこれまで学んだ単語・文法・フレーズです。
そのため、AI英会話で上達しやすい人はアウトプットだけでなく、必要なインプットも補っています。
たとえば、AIとの会話で「荷物を預かってもらう」という表現が分からなかったら、「Could you keep my luggage?」など必要な表現を確認します。
翌日は、その表現を使えるようにホテルでのロールプレイを行います。
おすすめの考え方
「単語を全部覚えてから英会話を始める」必要はありません。AI英会話をしながら、言えなかった単語や文法だけを補っていく方法でも学習できます。「インプット→アウトプット」を一方向にせず、行き来することを意識してみてください。
英単語と英文法を別々のアプリで補いたい場合は、英語学習アプリを併用する組み合わせ方も参考になります。
AI英会話アプリをまだ決めていない方は、AI英会話アプリおすすめ5選から目的に合うサービスを比較してみてください。
初心者でもAI英会話の効果はある?
英語初心者でも、AI英会話を活用してスピーキング練習を始めることはできます。
特に「人と話すのはまだ怖いけれど、英語を声に出す練習を始めたい人」にとって、AIは練習相手のひとつになります。ただし、英語力がほぼゼロの場合は、単語・中学英文法などの基礎学習も並行した方が進めやすくなります。
人前で英語を話すのが苦手な初心者と相性がいい
AI英会話は、「英語を間違えるのが恥ずかしい」と感じている初心者が最初の一歩を踏み出す方法として使いやすいです。
人との英会話では、質問されたあとに沈黙すると焦ったり、自分の発音が通じるか気になったりすることがあります。英語力そのものより「間違えたらどうしよう」という不安で話せなくなる方もいるでしょう。
AIであれば、同じ質問を何度も聞いたり、英文を言い直したりしながら練習できます。
2025年に大学生48人を対象として行われた研究では、人が進行するスピーキング評価と比較して、AIを使った評価前のスピーキング不安が低かったと報告されています。
ただし、対象者や状況が限られた研究であり、「AIを使えばすべての初心者の緊張がなくなる」という意味ではありません。AIを、人との会話に進む前の練習環境として活用するのがおすすめです。
簡単な単語・文法が分かれば英会話練習を始められる
AI英会話を始めるために、難しい英文法や大量の英単語を覚えておく必要はありません。
「I like ~.」「I want to ~.」「I went to ~.」など、基本的な英文をある程度作れるのであれば、短いやり取りから始められます。
たとえば「What food do you like?」と聞かれたら、「I like sushi.」だけでも立派な会話です。
慣れてきたら「I like sushi because it is delicious.」「I often eat sushi with my family.」というように、一文ずつ情報を追加します。
初心者のうちは、長く話すことよりも、知っている英語を実際に使う経験を増やすことを優先しましょう。
- I like ~.「私は~が好きです」
- I want to ~.「私は~したいです」
- I usually ~.「私は普段~します」
- I went to ~.「私は~へ行きました」
- Could you ~?「~していただけますか?」
こうした基本表現でも、単語を入れ替えれば多くの場面で使えます。
短い英文を素早く作る練習も取り入れたい方は、瞬間英作文アプリおすすめ7選も参考にしてください。
完全な初心者は基礎英語の学習も並行する
中学レベルの単語や英文法にも不安があり、「I like ~.」のような英文を自分で作るのも難しい場合は、AI英会話だけに絞らない方が進めやすいでしょう。
会話練習をしても、使える単語や文法が少なければ毎回AIに英文を作ってもらう状態になり、自分で英語を組み立てる練習が不足するからです。
完全な初心者は、基礎学習を中心にしながら、AI英会話を短時間だけ組み合わせる方法がおすすめです。
たとえば1日30分勉強するなら、20分は英単語・中学英文法、残り10分はAI英会話という形でも構いません。
初心者向け30分学習例
- 英単語を10分学習する
- 中学英文法を10分復習する
- 覚えた表現をAI英会話で10分使う
たとえば文法学習で過去形を勉強した日は、AIに「昨日したことについて質問してください」と伝えます。
すると、文法問題として覚えた過去形を、その日のうちにスピーキングで使えます。
メモ
基礎が完成するまでAI英会話を禁止する必要はありません。「覚えてから話す」のではなく、「少し覚える→実際に使う→足りない知識を補う」という流れを繰り返してみましょう。
基礎から英文法を学び直したい場合は初心者にも使いやすい英文法アプリ7選、語彙を増やしたい場合は英単語アプリおすすめ7選もあわせて参考にしてください。
初心者は自由会話より場面別ロールプレイから始める
AI英会話初心者には、テーマを決めない自由会話よりも、場面別のロールプレイがおすすめです。
「自由に英語で話してください」と言われると、日本語でも話題を探す必要があります。さらに英語で文章を作らなければならないため、初心者には負担が大きくなりやすいです。
そこで、海外旅行や日常生活で実際に使いそうな場面をひとつ決めて練習します。
たとえば、最初は「あなたはホテルスタッフです。私は宿泊客です。チェックインの英会話を練習したいです」とAIに伝えます。
ホテルに慣れたら、レストラン、空港、買い物、自己紹介へ広げていきましょう。
| ステップ | 練習場面 | 目標 |
|---|---|---|
| STEP1 | 自己紹介 | 名前・趣味・仕事を話す |
| STEP2 | レストラン | 注文・質問をする |
| STEP3 | ホテル | チェックインする |
| STEP4 | 空港 | 必要な情報を尋ねる |
| STEP5 | 日常会話 | 質問に2〜3文で答える |
同じロールプレイを数回繰り返すことも重要です。
1回目はほとんど話せなくても、使えなかった表現を確認して2回目、3回目と挑戦すれば、少しずつ自力で答えられる部分が増えていきます。
海外旅行が目標なら、空港・ホテル・レストランなど、自分が実際に使う可能性が高い場面から優先してください。
AI英会話を始めてみたい方は、AI英会話アプリおすすめ5選を料金・機能から比較した記事も参考に、自分の英語力や目的に合ったサービスを探してみてください。
AI英会話の効果を高める4ステップ
AI英会話は、ただ長時間話せば効果が高まるわけではありません。「目的を決める→必要な表現を確認する→実際に話す→復習する」という流れを作ることで、会話しただけで終わるのを防げます。
ここでは、初心者でも実践しやすい4ステップに分けて、AI英会話を英語の上達につなげる方法を紹介します。
| ステップ | やること | 目的 |
|---|---|---|
| STEP1 | 場面・目的を決める | 学習内容を明確にする |
| STEP2 | 必要な表現を確認する | 話すための材料を増やす |
| STEP3 | AIと声に出して話す | アウトプットする |
| STEP4 | 復習して再度話す | 使える英語として定着させる |
4つすべてを完璧に行う必要はありません。まずは1回のAI英会話でひとつのテーマを練習し、言えなかった表現を数個だけ復習するところから始めてみましょう。
STEP1|練習する場面や目的を1つ決める
最初に、AI英会話を始める前に「今日は何を話せるようになりたいのか」をひとつ決めましょう。
目的を決めずに始めると、毎回似たような自己紹介や雑談を繰り返しやすくなり、自分に必要な英語を効率よく練習できません。
たとえば海外旅行が目的なら、「ホテルでチェックインする」「レストランで注文する」「空港で搭乗口を尋ねる」など、実際に起こりそうな場面をひとつ選びます。
「旅行英語を練習する」では少し広すぎるため、できるだけ具体的に設定するのがポイントです。
練習目的の決め方
- ホテルでチェックインできるようになる
- レストランで料理を注文できるようになる
- 自己紹介を1分間続けられるようになる
- 週末にしたことを過去形で話せるようになる
- 自分の仕事について3文以上で説明できるようになる
目標が具体的なら、練習後に「できた・できなかった」を判断できます。
海外旅行を想定して練習したい方は、旅行英語アプリおすすめ7選もあわせて参考にしてください。
STEP2|使いたい単語やフレーズを確認する
練習する場面を決めたら、次にその会話で使いそうな単語やフレーズを少しだけ確認します。
何も準備せずに会話を始めると、言いたい内容があっても単語が分からず、AIに日本語で答えを聞くだけになりやすいからです。
たとえばホテルのチェックインを練習するなら、「reservation」「check in」「passport」などの単語や、「I have a reservation.」「Could I check in?」などの基本フレーズを確認しておきます。
ただし、フレーズを20個も30個も暗記してから始める必要はありません。
- 使いたい単語を3〜5個確認する
- 基本フレーズを2〜3個確認する
- 完全に暗記できなくても会話を始める
大切なのは、覚えることではなく確認した英語を直後の会話で使ってみることです。
たとえば「Could I ~?」を覚えたら、「Could I check in?」「Could I leave my luggage here?」のように単語を入れ替えて使ってみましょう。
単語力に不安がある方は英単語アプリおすすめ7選も活用すると、AI英会話で使える表現を増やしやすくなります。
STEP3|AIと実際に声を出して会話する
単語やフレーズを確認したら、AIと実際に声を出して会話します。
ここで重要なのは、正しい英文を作ることより、自分で考えた英語を口から出すことです。
分からないたびにAIへ「正しい答えを教えて」と聞いてしまうと、英文を読む練習が中心になり、自分で文章を組み立てる時間が減ってしまいます。
たとえばホテルで「May I see your passport?」と聞かれた場合、完璧な回答を考え込む必要はありません。「Sure. Here you are.」など、知っている表現でまず答えてみましょう。
間違えても、あとから修正できます。
AIに伝える指示の例
- あなたはホテルスタッフ役をしてください
- 私に英語で1問ずつ質問してください
- 私が回答するまで模範解答を表示しないでください
- 不自然な英語があれば会話後に修正してください
- 初心者向けの簡単な英語を使ってください
このように条件を設定すると、AIが長い英文を一方的に話すのを防ぎ、自分の発話時間を増やしやすくなります。
STEP4|間違えた表現を復習してもう一度話す
AIとの会話が終わったら、そのままアプリを閉じずに、言えなかった英語や間違えた表現を復習します。
AI英会話の効果を高めるうえで、「会話後の言い直し」は特に重要です。正しい英文を読んだだけでは、次の会話で再び言えないことがあるからです。
たとえば「I go to shopping yesterday.」と話してしまった場合、「I went shopping yesterday.」と修正された英文を確認します。
そのあと、同じ英文を2〜3回声に出し、さらに「I went shopping with my friend yesterday.」のように少し変えて使ってみましょう。
復習は3フレーズ程度で十分
1回の会話で間違えた英語をすべて復習しようとすると負担が大きくなります。「今日言えるようにする表現」を2〜3個に絞り、翌日のAI英会話でも使ってみましょう。
おすすめは、翌日も同じテーマでもう一度会話する方法です。
前日はAIの助けが必要だった英文を、自分だけで言えるようになれば成長が分かります。
「話す→間違える→修正する→もう一度話す」というサイクルを繰り返すことで、知識として知っている英語を実際に使える表現へ変えていきましょう。
AI英会話を含めたアプリ学習の進め方を詳しく知りたい方は、英語アプリに関する記事一覧も参考にしてください。
AI英会話の効果を判断する4つのチェックポイント
AI英会話を続けていると、「本当に上達しているのかな?」と不安になることがあります。
効果を判断するときは、利用日数だけを見るのではなく、実際の会話でどのような変化が起きているかを確認しましょう。ここでは、初心者でも自分で確認しやすい4つのチェックポイントを紹介します。
| チェック項目 | 確認する変化 |
|---|---|
| 沈黙時間 | 答え始めるまでの時間が短くなったか |
| 英文の長さ | 一言から2〜3文へ増えたか |
| 表現の定着 | 覚えた英語を自力で使えたか |
| 実践力 | 人との会話でも使えたか |
「何日使ったか」だけで判断するより、自分の発話がどう変化したかを見る方が上達を実感しやすくなります。
会話中の沈黙時間が減ったか
AI英会話の効果を確認するひとつ目のポイントは、質問されてから答え始めるまでの時間です。
英会話を始めたばかりのころは、「何を言おう」「どの単語を使おう」「文法は合っているかな」と頭の中で考え、返答までに時間がかかることがあります。
しかし、同じような会話を繰り返すことで、以前より短い時間で英語が口から出るようになれば、会話の瞬発力が伸びている可能性があります。
たとえば、「What do you do on weekends?」という質問に以前は10秒ほど考えていたのが、「I usually go to the gym.」とすぐ答えられるようになれば分かりやすい変化です。
大切なのは、沈黙を完全になくすことではありません。
実際の会話でも考える時間は必要です。「以前の自分と比べて、少し反応が速くなったか」を確認しましょう。
おすすめの確認方法
1〜2週間おきに同じ質問へ答えてみると変化を確認しやすくなります。「自己紹介」「週末の過ごし方」「好きな旅行先」など、回答内容が大きく変わらない質問がおすすめです。
以前より長い英文で答えられるようになったか
以前より一度の回答で話せる情報量が増えているかも、AI英会話の効果を判断するポイントです。
初心者のうちは「Do you like traveling?」と質問されても、「Yes.」「I like traveling.」だけで終わることがあります。それでも最初は問題ありません。
練習を続けるなかで、一文だけだった回答が2〜3文へ自然に広がっているかを確認してみましょう。
たとえば、次のように変化すれば成長を判断しやすくなります。
| 段階 | 回答例 |
|---|---|
| 最初 | I like traveling. |
| 少し慣れた状態 | I like traveling. I often travel with my wife. |
| さらに慣れた状態 | I like traveling. I often travel with my wife. I especially like visiting Australia. |
長く話すために難しい単語を使う必要はありません。
「because」「and」「but」など基本的な接続表現を使いながら、一文ずつ情報を足すだけでも十分です。
「一文で終わらず、もう一文追加できるようになった」という変化も立派な上達として記録しておきましょう。
覚えた英語表現を自然に使えるようになったか
新しく覚えた単語やフレーズを、次の会話で自分から使えるようになっているかも確認しましょう。
AIに教えてもらった英文をその場で理解できても、翌日になると忘れていることは珍しくありません。
そのため、「覚えたか」ではなく「何も見ずに使えたか」を基準にすると、実際の英会話につながっているか判断しやすくなります。
たとえば、ホテル英会話で「Could I leave my luggage here?」という表現を覚えたとします。
翌日に再びホテルのロールプレイを行い、自分から同じ表現を使えれば定着が進んでいると考えられます。
さらに別の日に「Could I check in early?」など、「Could I ~?」を別の英文へ応用できれば、表現の使い方を理解できていることが分かります。
英語表現を増やすだけでなく、実際に口から出す練習までセットにしましょう。
AIで練習した内容を人との会話でも使えるか
AI英会話の効果を確認するうえで最終的に重要なのは、AIで練習した英語を実際の人との会話でも使えるかです。
AI相手ならスムーズに話せても、人を前にすると緊張したり、想定外の質問で言葉が出なくなったりすることがあります。そのため、最終目標が英語で人とコミュニケーションを取ることであれば、実践する機会も作りましょう。
たとえば、AIで自己紹介を数日間練習したあと、オンライン英会話で同じ自己紹介を使ってみます。
ホテル英語を練習している場合は、海外旅行で実際にチェックインするときに試すのもよいでしょう。
実践で確認したいポイント
- 準備した英文を自分から言えたか
- 相手の質問を聞き取れたか
- 聞き取れないときに聞き返せたか
- 想定外の質問にも短い英語で答えられたか
- 会話後に「次に練習したいこと」が見つかったか
人との会話でうまく話せなかったとしても、AI英会話に効果がなかったと判断する必要はありません。
実践で言えなかった内容を持ち帰り、もう一度AIで練習すれば次の課題が明確になります。
「AIで練習する→人と話す→言えなかったことをAIで復習する」という流れを繰り返すことで、実際に使える英会話力へつなげやすくなります。
人との会話にも挑戦したい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選も参考にしてください。
AI英会話がおすすめな人・他の学習方法がおすすめな人
AI英会話は便利な学習方法ですが、すべての人に同じように向いているわけではありません。現在の英語力と「何を伸ばしたいのか」に合わせて学習方法を選ぶことが大切です。ここでは、AI英会話が向いている人、基礎学習を優先した方がいい人、オンライン英会話を組み合わせたい人に分けて解説します。
AI英会話がおすすめな人
AI英会話は、単語や文法をある程度勉強しているものの、実際に英語を話す機会が少ない人におすすめです。
特に「英文を読めば意味は分かるのに、自分で話そうとすると言葉が出てこない」という人は、AIとの会話を通してアウトプット量を増やせます。
また、人を相手にすると間違いが気になって話せない方にも取り入れやすいでしょう。分からなければ言い直したり、同じロールプレイを何度も繰り返したりできます。
AI英会話がおすすめな人
- 単語や文法は分かるのに英語が口から出てこない人
- 普段の生活で英語を話す機会が少ない人
- 外国人といきなり話すのは緊張する人
- 海外旅行や留学に向けて会話練習をしたい人
- 自分の好きな時間にスピーキングを練習したい人
たとえば海外旅行を予定しているなら、ホテルや空港、レストランの場面を設定して、実際に使いそうな英語を事前に練習できます。
「英語を勉強する」段階から「覚えた英語を使ってみる」段階へ進みたい人にとって、AI英会話は取り入れやすい選択肢です。
自分に合うサービスを探したい方は、AI英会話アプリおすすめ5選を比較した記事も参考にしてください。
単語・文法などの基礎学習を優先した方がいい人
簡単な単語や中学レベルの英文法にも不安があり、自分で短い英文をほとんど作れない場合は、AI英会話だけに時間を使うより基礎学習を優先した方が進めやすいです。
英会話では、自分が持っている単語や文法を材料にして英文を組み立てます。材料が少ない状態では、毎回AIに模範回答を作ってもらい、それを読むだけの学習になりやすいからです。
たとえば「昨日は何をしましたか?」と聞かれたときに、「I went to ~.」「I watched ~.」といった基本的な英文を作ること自体が難しければ、まず中学英語を復習しましょう。
| 現在の状態 | 優先したい学習 |
|---|---|
| 基本単語がほとんど分からない | 英単語学習 |
| 簡単な英文を作れない | 中学英文法 |
| 英文は作れるが時間がかかる | 瞬間英作文+AI英会話 |
| 簡単な受け答えができる | AI英会話で発話量を増やす |
ただし、基礎が完璧になるまでAI英会話を始めてはいけないわけではありません。
基礎学習を中心にしながら、覚えた内容をAI英会話で使う方法がおすすめです。
その日に「want to」を勉強したなら、「What do you want to do in Australia?」などの質問に答えてみます。覚えた直後に使うことで、文法問題を解くだけではなく会話につなげられます。
基礎から学び直したい方は、英単語アプリおすすめ7選や英文法アプリおすすめ7選もあわせて活用してみてください。
オンライン英会話を組み合わせた方がいい人
最終的な目標が「実際の人と英語でコミュニケーションを取れるようになること」なら、AI英会話だけで完結させず、オンライン英会話も組み合わせるのがおすすめです。
AIなら何度でも同じ場面を練習できますが、人との会話では相手によって話す速度や質問、反応が変わります。聞き取れなかったときに聞き返したり、予想外の質問へ答えたりする経験も必要です。
そこで、AIで準備してから人との会話で試すという役割分担をすると取り組みやすくなります。
AI英会話とオンライン英会話の使い分け
- AI英会話で自己紹介やテーマを事前に練習する
- 言えなかった単語やフレーズを確認する
- オンライン英会話で同じテーマを実際の人と話す
- 人との会話で言えなかった内容をAIで復習する
たとえば留学を予定しているなら、AI相手に自己紹介や学校生活について練習したあと、オンライン英会話で講師と同じテーマを話してみます。
人を相手にすると上手に話せなかった部分が見つかるかもしれません。しかし、それは失敗ではなく、次にAIで練習すべき内容が分かったということです。
実際の人との会話にも挑戦したい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選も参考にしてください。
AI英会話の効果に関するよくある質問
ここまでAI英会話の効果や上達するための使い方を解説してきましたが、「初心者でも大丈夫?」「AIだけで話せるようになる?」と疑問が残っている方もいるでしょう。
ここでは、AI英会話を始める前に感じやすい5つの疑問に回答します。自分にAI英会話が合っているか判断するときの参考にしてください。
AI英会話は初心者でも効果がありますか?
初心者でもAI英会話を活用できます。特に、簡単な単語や中学英文法をある程度理解していて、「知識はあるけれど英語が口から出てこない」という人には取り入れやすいでしょう。
AI相手なら、自己紹介やレストランでの注文など、難易度を下げた場面から何度でもスピーキングを練習できます。
一方、「I like ~.」のような短い英文を作ることも難しい段階なら、単語・文法学習との併用がおすすめです。
たとえば、最初の10分で中学英文法を勉強し、次の10分で習った表現をAIとの会話に使います。
「初心者だから英会話はまだ早い」と考えて、何か月もインプットだけを続ける必要はありません。短い英文でも自分の言葉として使ってみることが大切です。
初心者は難易度を下げて始めよう
AIに「中学英語レベルの簡単な単語だけを使ってください」「質問は1回に1つにしてください」と伝えると、初心者でも会話を進めやすくなります。
初心者向けのサービスを比較したい方は、AI英会話アプリおすすめ5選も参考にしてください。
AI英会話を続ければ英語を話せるようになりますか?
AI英会話を続けることで、英語を口から出す練習量を増やし、会話の瞬発力や使える表現を増やすことは期待できます。
ただし、「毎日AI英会話を起動するだけ」で自然に話せるようになるわけではありません。
重要なのは、毎回自分で英文を考えて声に出し、言えなかった表現を復習することです。
たとえば、最初は「I like traveling.」しか言えなかったとしても、「I like traveling because I can experience different cultures.」まで自分で話せるようになれば、以前より伝えられる内容が増えています。
「何か月続けたか」だけではなく、沈黙時間が短くなったか、回答が一文から二文に増えたか、覚えた表現を自分から使えたかなどを確認しましょう。
AI英会話では、利用日数を伸ばすことより昨日言えなかったことを今日は言える状態に変えていくことを目標にすると、成長を確認しやすくなります。
AI英会話だけで英語を話せるようになりますか?
AI英会話だけでもスピーキング練習はできますが、実際の人とのコミュニケーションに必要な経験をすべて補うのは難しいでしょう。
AIとの会話では、定番フレーズを繰り返したり、英文を修正したり、自分のペースで何度も練習したりできます。
一方、人との会話では、相手のアクセントや話す速さに対応するだけでなく、表情や会話の間を見ながら反応する必要があります。予想していない質問をされることもあります。
そのため、AI英会話は「人と話さなくてもよくなるツール」ではなく「人と話すための練習ツール」として考えるのがおすすめです。
たとえば海外旅行前ならAIでホテル英語を練習し、現地では実際のホテルスタッフとのやり取りに挑戦します。
留学前ならAIで自己紹介を固めたあと、オンライン英会話で実際の人にも話してみましょう。
AIで練習した内容を人との会話で試すところまで進めると、「英語を勉強する」から「英語を使う」へつなげやすくなります。
AI英会話では発音も上達できますか?
発音評価や音声認識に対応したAI英会話アプリであれば、自分の発音を確認しながら練習できます。
ただし、すべてのAI英会話サービスが同じ方法で発音を評価するわけではありません。発音を重点的に改善したい場合は、発音判定やフィードバック機能があるか確認して選ぶことが大切です。
また、発音練習ではスコアだけを追いかけないようにしましょう。
海外旅行や留学が目的なら、ネイティブスピーカーとまったく同じ発音を目指すより、「相手が聞き取りやすい発音になっているか」を意識する方が実践につながります。
たとえば、自分では「right」と発音しているつもりでも音声認識で何度も別の単語として認識されるなら、音を確認して言い直します。
単語だけではなく、「Turn right at the corner.」のように実際に使う英文の中でも繰り返してみましょう。
発音を重視してAI英会話アプリを選びたい方は、AI英会話アプリの機能を比較した記事も参考にしてください。
AIが間違った英語を教えることはありますか?
AIが生成した英語や説明が、常に正しいとは限りません。生成AIでは、もっともらしく見えるものの誤った内容を生成することがあります。
米国国立標準技術研究所(NIST)も、生成AIが誤った内容や虚偽の内容をもっともらしく生成する「Confabulation」を生成AI特有のリスクのひとつとして整理しています。
参考資料:NIST「Artificial Intelligence Risk Management Framework: Generative Artificial Intelligence Profile」
そのため、AIから教えてもらった英文をすべて無条件に正解だと考えないことが大切です。
特に、文法の細かい説明、似た表現のニュアンス、ビジネスで使う重要な英文などに違和感があれば、辞書や英文法教材など別の情報源でも確認しましょう。
AI英会話との付き合い方
AIは「何度でも会話してくれる練習相手」として活用し、重要な情報は別の信頼できる情報源でも確認するのがおすすめです。AIにすべてを任せるのではなく、自分で確認する習慣も身につけましょう。
まとめ|AI英会話は英語を実際に口から出す練習に効果的
AI英会話は、英単語や英文法を覚えるだけでは不足しやすい「実際に英語を口から出す練習」を増やしたい人に向いています。
特に「英文なら読めるのに、会話になると言葉が出てこない」「オンライン英会話はいきなり緊張する」という方は、AIを練習相手として活用してみるとよいでしょう。
- 練習する場面や目的を具体的に決める
- 必要な単語やフレーズを事前に少し確認する
- 模範回答を見る前に自分の英語を声に出す
- 間違えた表現を修正してもう一度使う
- 慣れてきたら実際の人との会話でも試す
一方、AI英会話だけですべての英語力を伸ばそうとする必要はありません。
単語や文法が不足しているなら基礎学習を組み合わせ、人とのコミュニケーション力を高めたいならオンライン英会話なども活用しましょう。
英語は「知っている」だけではなく、実際に使って初めて会話につながっていきます。
まずAI相手に短い一文を話すところから始めて、言えなかった英語を一つずつ「次は言える表現」に変えていきましょう。
AIでスピーキング練習を始めたい方は、AI英会話アプリおすすめ5選|料金・機能を比較して失敗しない選び方も参考にしてください。
AIとの会話に慣れて「次は実際の人とも話してみたい」と感じた方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選から、自分に合ったサービスを比較してみましょう。