留学費用を抑えやすい国として、フィリピンやマルタなどが挙げられます。
しかし、最も安い国がすべての人に適しているとは限りません。
英会話初心者が発話量を増やしたい場合と、ネイティブ環境やワーキングホリデーを重視する場合では、選ぶべき留学先が異なります。
また、授業料が安くても、航空券、滞在費、保険料、ビザ関連費用を加えると、別の国より留学総額が高くなることもあります。
この記事では、フィリピン・マルタ・アイルランド・カナダ・ニュージーランド・オーストラリア・アメリカ・イギリスの留学費用を比較します。
期間別・予算別のおすすめ、費用を安く抑える方法、低予算の留学でよくある失敗も解説します。
自分の予算・英語力・留学目的に合う国を選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
留学費用が安い国ランキング|主要8カ国を比較
留学費用を抑えたい場合は、授業料だけでなく、滞在費・航空券・生活費まで含めた留学総額で比較することが大切です。
特に短期留学では航空券、長期留学では家賃や食費が総額に大きく影響します。
ここでは、主要8カ国へ4週間の語学留学をする場合の費用目安と、予算別の選び方を解説します。
| 順位 | 国 | 4週間の費用目安 | 費用面の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | フィリピン | 35万〜55万円 | 授業・寮・食事がセットになった学校が多い |
| 2位 | マルタ | 50万〜75万円 | 欧州圏では比較的学費を抑えやすい |
| 3位 | カナダ | 55万〜80万円 | 学校数が多く都市による価格差が大きい |
| 4位 | アイルランド | 55万〜85万円 | ネイティブ環境だが住居費に注意が必要 |
| 5位 | ニュージーランド | 60万〜85万円 | 地方都市を選ぶと滞在費を調整しやすい |
| 6位 | オーストラリア | 60万〜90万円 | 大都市は家賃が高いが学校の選択肢が多い |
| 7位 | イギリス | 65万〜95万円 | ロンドンと地方都市で生活費が大きく異なる |
| 8位 | アメリカ | 70万〜105万円 | 授業料・保険料・滞在費が高くなりやすい |
上記は、一般英語コースの授業料、滞在費、基本的な生活費、往復航空券、海外保険などを含めてWJEが試算した目安です。
都市、語学学校、部屋の種類、渡航時期、為替レートによって、実際の費用は大きく変わります。
メモ
最安料金だけを比較すると、食事・教材費・空港送迎などが含まれていない場合があります。
留学エージェントから見積もりを取るときは、同じ国・期間・授業数・滞在方法に条件をそろえましょう。
留学費用ランキングの比較条件
留学費用ランキングを見るときは、各記事で何が費用に含まれているかを確認しましょう。
授業料と滞在費だけを掲載している記事もあれば、航空券、保険、ビザ、生活費まで含めている記事もあります。
本記事では、4週間の語学留学を想定し、学校への支払いだけではなく、日本を出発してから帰国するまでに必要となる費用を比較しています。
- 語学学校の授業料と入学金
- ホームステイまたは学生寮の滞在費
- 食費・交通費・通信費などの基本的な生活費
- 日本から留学先までの往復航空券
- 海外保険や現地で必要になる保険
- 教材費・空港送迎費・現地管理費
- 必要に応じてビザや渡航認証の申請費用
ランキングの順位は、必ずしもすべての人に当てはまるものではありません。
たとえば、夏休みにマルタへ行くよりも、閑散期にカナダの地方都市へ行く方が安くなる可能性があります。
また、個室ではなく相部屋を選ぶ、自炊できる滞在先を選ぶなど、条件を変えるだけでも総額は変わります。
ランキングは国を絞り込むための目安として利用し、最終的には個別の見積もりで判断しましょう。
エージェントへ支払う費用が気になる方は、留学エージェントの手数料と追加費用も参考にしてください。
参考資料:Australian Government「Living and education costs」
参考資料:Government of Canada「Prepare your budget to study in Canada」
留学総額を抑えたいならフィリピンが有力
留学総額をできるだけ抑えながら英語を話す時間を確保したい方には、フィリピン留学が有力な選択肢です。
フィリピンの語学学校では、授業料、学生寮、平日の食事が一つのプランに含まれていることが多く、渡航前に必要な金額を把握しやすい特徴があります。
マンツーマン授業を中心に組める学校も多いため、TOEIC500〜650点程度で英語を話すことに慣れていない方でも、発話する時間を作りやすいでしょう。
一方で、公式サイトに表示された料金だけで判断するのは注意が必要です。
入学金、教材費、電気代、寮の保証金、ビザ延長、外国人登録、特別就学許可などが現地払いになる場合があります。
授業料が安く見えても、現地支払い費用を加えると数万円以上増える可能性があるため、申込前に日本円で総額を出してもらいましょう。
短期間の語学コースでは、学位取得を目的とする学生ビザではなく、滞在期間やコース内容に応じたSpecial Study Permitなどが必要になる場合があります。
必要な手続きは学校側が案内するケースが多いものの、費用と手続きの範囲は事前に確認してください。
参考資料:Bureau of Immigration Philippines「Special Study Permit」
ヨーロッパへ低予算で留学したいならマルタが有力
ヨーロッパの雰囲気を楽しみながら英語を学びたい方には、マルタ留学が向いています。
イギリスやアイルランドと比較すると、語学学校の授業料を抑えられるプランを見つけやすく、欧州圏から集まる留学生と交流できる点が魅力です。
英語だけでなく、さまざまな国の文化や価値観に触れたい方にも適しています。
ただし、マルタ留学は季節による費用差が大きい点に注意しましょう。
夏はヨーロッパから観光客や留学生が集まり、語学学校の繁忙期追加料金や滞在先の追加料金が設定される場合があります。
航空券も直行便ではなく乗り継ぎが基本となるため、予約時期によっては往復費用が高くなります。
低予算で行くなら、夏のピークを避けた春・秋・冬を候補にし、学生寮の相部屋や自炊できるアパートを比較する方法が現実的です。
90日を超えるコースでは、滞在資格や学生向けの手続きが必要になります。
日本国籍で短期滞在時に査証が免除される場合でも、就学期間によって必要な申請が異なるため、「ビザがいらない国」と決めつけないようにしましょう。
参考資料:Identità Malta「Student Visa:Courses exceeding 90 days」
参考資料:European Commission「Student in Malta」
ネイティブ環境と費用のバランスならカナダ・アイルランド
英語ネイティブの環境を重視しながら、アメリカやイギリスより費用を調整したい方は、カナダとアイルランドを比較してみましょう。
カナダは語学学校と都市の選択肢が多く、バンクーバーやトロントだけでなく、ビクトリア、カルガリー、ハリファックスなども候補にできます。
アイルランドはヨーロッパの英語圏で学びながら、多国籍な留学生と交流しやすい点が魅力です。
ただし、両国とも住居費が留学総額を押し上げやすい点には注意が必要です。
カナダ政府の留学生向け案内では、住居費の目安として月500〜2,000カナダドルと幅があり、都市や部屋の種類によって大きく異なることが示されています。
アイルランドもダブリンでは滞在先の確保が難しくなる場合があるため、学校を決める前に学生寮やホームステイの空き状況を確認しましょう。
短期留学であれば、授業料の差よりも往復航空券と4週間の滞在費が総額を左右します。
長期留学では、家賃、食費、交通費、保険、ビザ関連費用の差が積み重なります。
そのため、学校の料金表だけでなく、同じ期間と滞在条件による見積もりを複数社から取りましょう。
相談する時期に迷っている方は、留学エージェントへ相談するタイミングも確認してみてください。
参考資料:Government of Canada「Prepare your budget to study in Canada」
参考資料:Education in Ireland「Living in Ireland」
留学費用は何で決まる?国を比較する前に知っておきたい内訳
留学費用は、語学学校の授業料だけで決まるわけではありません。
滞在方法、都市、渡航時期、航空券、保険、ビザ、現地生活費まで含めて考える必要があります。
ここでは、見積もりを比較するときに確認したい費用の内訳と、予算オーバーを防ぐポイントを解説します。
語学学校の授業料とレッスン数
語学学校の授業料を比較するときは、金額だけでなく、週当たりのレッスン数と授業形式を確認しましょう。
同じ4週間で20万円のコースでも、週15レッスンと週25レッスンでは、受けられる授業時間が大きく異なります。
マンツーマン授業が多いフィリピンと、グループ授業が中心の欧米圏を、授業料だけで比較するのも適切ではありません。
確認したいのは、授業料に入学金、教材費、試験費用、登録料が含まれているかです。
学校によっては、最初に表示される授業料とは別に、入学金や教材費が必要になります。
長期コースでは割引が適用される場合もありますが、途中解約時の返金条件が厳しくなる可能性もあるため、安さだけで決めないようにしましょう。
授業料を比較するときの確認項目
- 1週間当たりの授業数と授業時間
- マンツーマン授業とグループ授業の割合
- 入学金・登録料・教材費の有無
- 祝日による休校時の振替授業
- 長期割引とキャンセル時の返金条件
費用対効果を比べるなら、「授業料÷総授業時間」で1時間当たりの料金を計算する方法もあります。
安いコースでも授業数が少なければ、英語を話す機会を十分に確保できない可能性があります。
ホームステイ・学生寮・シェアハウスの滞在費
長期留学では、授業料よりも滞在費の方が総額に大きな影響を与える場合があります。
初めての留学ではホームステイが選ばれやすいものの、食事の回数、個室か相部屋か、学校までの距離によって料金が変わります。
料金が安いホームステイでも、通学に片道1時間以上かかれば、交通費と移動時間の負担が増えるでしょう。
学生寮は学校に近く、留学生同士で交流しやすい点がメリットです。
一方で、繁忙期追加料金、退寮時の清掃費、保証金、光熱費が別途必要になる場合があります。
シェアハウスは長期滞在の費用を抑えやすい反面、内見、契約、保証金の支払い、同居人とのルール確認を自分で行わなければなりません。
| 滞在方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ホームステイ | 食事付きで生活を始めやすい | 通学距離や家庭のルールを確認する |
| 学生寮 | 学校へ通いやすく友達を作りやすい | 保証金・清掃費・繁忙期料金に注意する |
| シェアハウス | 長期滞在の家賃を抑えやすい | 契約やトラブル対応を自分で行う |
滞在費を比較するときは、月額料金だけでなく、食事、光熱費、インターネット、交通費を加えた実質的な負担を確認しましょう。
食費・交通費・通信費などの生活費
現地で必要になる生活費は、国よりも都市や生活スタイルによって差が出ます。
外食が中心になる人と自炊をする人では、1カ月の食費が大きく変わります。
また、学校から離れた安い部屋を選んでも、毎日の交通費が高ければ、中心部に住む場合と総額が変わらないこともあります。
食費、交通費、通信費に加えて、洗濯、日用品、交際費、観光費も予算に入れておきましょう。
留学中はクラスメートとの食事や週末の旅行など、予定していなかった出費が増えやすいです。
生活費を最低額で計算すると、誘いをすべて断らなければならなくなり、留学中の交流機会を減らしてしまう可能性があります。
- 食費は自炊と外食の割合を決めて試算する
- 学校と滞在先の往復交通費を確認する
- スマホの通信費とWi-Fi環境を確認する
- 洗濯・日用品・交際費も予算に含める
- 月の生活費とは別に予備費を用意する
現地到着後すぐに通信できる状態を作りたい方は、留学におすすめのeSIMと選び方も参考にしてください。
日本からの往復航空券
短期留学では、往復航空券が留学総額に占める割合が大きくなります。
フィリピンは日本から比較的近いため、欧米への留学より航空券を抑えやすい傾向があります。
一方で、マルタやアイルランドは乗り継ぎ便が中心となり、授業料が安くても航空券を含めるとカナダと同程度になる場合があります。
航空券は、出発する曜日、乗り継ぎ回数、預け荷物、変更・キャンセル条件まで確認しましょう。
最安運賃では受託手荷物が含まれておらず、留学用の大きなスーツケースを追加すると料金が上がることがあります。
帰国日を変更する可能性がある長期留学では、変更不可の航空券を選ぶと、買い直しによってかえって高くなるかもしれません。
航空券を安くするポイント
出発日を1日ずらすだけで金額が変わる場合があります。
前後3日程度の日程を比較し、受託手荷物と変更手数料を含めた総額で選びましょう。
留学エージェントの見積もりに航空券が含まれている場合も、個人で予約した場合の料金と比較してください。
ただし、乗り継ぎ時間が極端に短い便や、別々に発券された航空券は、遅延時のリスクにも注意が必要です。
ビザ申請料と渡航認証費用
ビザや渡航認証に必要な費用は、留学する国、期間、コース内容によって異なります。
数週間の短期留学では学生ビザが不要な場合でも、長期留学では申請料、指紋登録、健康診断、資金証明などが必要になることがあります。
「短期なら手続きが不要」と思い込まず、学校の案内と各国政府の最新情報を確認しましょう。
たとえば、カナダの就学許可証の申請料は150カナダドルで、生体認証が必要な場合は別途85カナダドルが必要です。
アメリカの学生ビザ申請料は185米ドルで、対象者は別途SEVIS費用も確認しなければなりません。
イギリスでは、国外から申請するStudent visaの申請料に加えて、滞在期間に応じた医療付加料が発生します。
オーストラリアでは、2026年7月1日から一般的な学生ビザ申請料が2,500豪ドルに引き上げられています。
このように、長期留学ではビザ関連費用だけで大きな差が生まれます。
国を決める前に、授業料と生活費だけでなく、必要な申請と費用も一覧にしてください。
詳しい準備時期は、留学ビザ申請を始めるタイミングで解説しています。
参考資料:Government of Canada「Study permit」
参考資料:U.S. Department of State「Student Visa」
参考資料:GOV.UK「Student visa」
参考資料:Australian Government「Student Visa Application Charge increase」
海外留学保険料
海外留学保険は、留学費用を抑えたい場合でも簡単に削らない方がよい項目です。
海外では、病気やケガの治療費だけでなく、救援者費用、個人賠償責任、携行品の盗難などで大きな負担が発生する可能性があります。
学校や学生ビザの条件として、一定の保険へ加入することが求められる国もあります。
オーストラリアでは、多くの学生ビザ保有者に海外留学生健康保険のOSHCが必要です。
イギリスの学生ビザでは、申請時にImmigration Health Surchargeを支払う必要があります。
アイルランドでも、留学生向けに健康保険の確認が案内されています。
一方で、クレジットカード付帯保険だけでは、長期滞在に対応できない場合や、補償期間・治療費の上限が不足する場合があります。
保険料を比較するときは、金額だけでなく、キャッシュレス診療、日本語サポート、免責金額、既往症、盗難補償の範囲を確認しましょう。
参考資料:Australian Government「OSHC:What international students need to know」
参考資料:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」
教材費・空港送迎費・現地支払い費用
留学の見積もりでは、授業料や滞在費以外の細かな費用を見落としやすいです。
数千円から数万円程度の項目でも、入学金、教材費、空港送迎費、寮の保証金、清掃費、光熱費、学生証発行費などを合計すると、大きな金額になることがあります。
特にフィリピン留学では、現地通貨で支払う費用が複数設定されている学校もあります。
見積書で「別途必要」「現地払い」「実費」と書かれている項目は、そのままにしないことが大切です。
金額が確定していない場合は、最低額ではなく、過去の留学生が支払った一般的な範囲をエージェントや学校へ確認しましょう。
また、寮の保証金は退寮時に返金される場合がありますが、部屋の破損、鍵の紛失、清掃状態によって差し引かれる可能性があります。
見積書で探したい言葉
- 別途
- 現地払い
- 実費
- 料金に含まれない
- 学校へ直接支払い
- 到着後に支払い
最終的にいくら用意すれば出発できるのかを質問し、出発前に支払う費用と現地で支払う費用を分けて一覧化しましょう。
為替レートと渡航時期
海外留学の費用は、学校の料金が変わらなくても、為替レートによって日本円の支払額が変わります。
たとえば、授業料が5,000カナダドルであれば、1カナダドル当たりの円換算額が10円変わるだけで、日本円の負担は5万円変わります。
数カ月から1年間の留学では、授業料と滞在費の金額が大きくなるため、為替変動の影響も無視できません。
見積もりに書かれた日本円の金額が固定されているのか、支払日の為替レートで再計算されるのかを確認しましょう。
エージェント独自の為替レートや海外送金手数料が加わる場合もあります。
カード払いでは、カード会社が定める海外事務処理手数料が必要になるため、学校の請求額とカード明細の金額が同じになるとは限りません。
渡航時期も費用を左右します。
夏休み、年末年始、現地の観光シーズンは、航空券や滞在費が上がりやすい傾向があります。
費用を抑えたい場合は、学校の授業料だけでなく、航空券と滞在先を含めて時期を比較してください。
海外への支払い方法を比較したい方は、留学におすすめの海外送金サービスも参考になります。
メモ
留学費用は、見積もりを受け取った日の金額で確定するとは限りません。
支払期限、適用される為替レート、送金手数料、カード決済手数料まで確認してから申し込みましょう。
留学費用が安い国を国別に比較
留学費用が安い国を選ぶときは、授業料だけではなく、日本からの航空券や現地の生活費まで比較することが大切です。
短期留学では航空券、長期留学では家賃や食費の影響が大きくなります。
ここでは、主要8カ国の費用目安と、それぞれの国がどのような人に向いているのかを解説します。
| 国 | 4週間の費用目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| フィリピン | 35万〜55万円 | 費用と授業量を重視したい人 |
| マルタ | 50万〜75万円 | ヨーロッパへ低予算で留学したい人 |
| アイルランド | 55万〜85万円 | 欧州のネイティブ環境で学びたい人 |
| カナダ | 55万〜80万円 | 英語環境と生活のバランスを重視する人 |
| ニュージーランド | 60万〜85万円 | 落ち着いた環境で学びたい人 |
| オーストラリア | 60万〜90万円 | 留学後にワーホリも検討している人 |
| イギリス | 65万〜95万円 | イギリス英語や欧州文化に興味がある人 |
| アメリカ | 70万〜105万円 | 学校やコースの選択肢を重視する人 |
上記は、一般英語コースの授業料、滞在費、往復航空券、海外保険、基本的な生活費を含めてWJEが試算した目安です。
実際の費用は、都市、語学学校、渡航時期、滞在方法、為替レートによって変わります。
フィリピン留学|低予算でもマンツーマン授業を受けやすい
費用を抑えながら英語を話す時間を増やしたい方には、フィリピン留学が有力な選択肢です。
フィリピンの語学学校では、マンツーマン授業を中心に受けられるプランが多く、授業料、学生寮、平日の食事がセットになっている場合があります。
TOEIC500〜650点程度で、文法や単語は分かるものの、会話になると言葉が出てこない方とも相性がよいでしょう。
注意したいのは、学校の公式料金とは別に現地支払い費用が発生する場合があることです。
教材費、電気代、寮の保証金、空港送迎費、ビザ延長費、外国人登録に必要な費用などを加えると、見積もりより数万円以上増える可能性があります。
「現地で必要になる費用をすべて含めるといくらか」を確認してから申し込みましょう。
短期間の語学留学では、コースや滞在期間に応じてSpecial Study Permitが必要になる場合があります。
必要な手続きや費用は語学学校によって案内方法が異なるため、最新情報を確認してください。
参考資料:Bureau of Immigration Philippines「Special Study Permit」
フィリピンの学校やサポートを比較したい方は、フィリピン留学エージェントおすすめ12社比較も参考にしてください。
マルタ留学|ヨーロッパで比較的費用を抑えやすい
ヨーロッパの文化に触れながら英語を学びたい方には、マルタ留学が向いています。
イギリスなどと比較して授業料を抑えられるコースを見つけやすく、欧州各国から集まる留学生と交流できる点が特徴です。
英語の勉強だけではなく、異なる文化や価値観に触れたい方にも選びやすい留学先です。
ただし、マルタは夏の費用が高くなりやすい点に注意しましょう。
観光客や留学生が増える時期は、語学学校の繁忙期追加料金や、学生寮・ホームステイの追加料金が設定される場合があります。
日本からの直行便も基本的にないため、乗り継ぎ便の航空券が留学総額を押し上げる可能性があります。
費用を抑えたい場合は、春・秋・冬の料金を比較し、相部屋や自炊できる滞在先を検討しましょう。
90日を超えるコースでは、短期滞在とは異なる査証や滞在手続きが必要になります。
短期か長期かによって必要書類と費用が変わるため、学校を決める前に確認することが大切です。
参考資料:Identità Malta「Student Visa:Courses exceeding 90 days」
アイルランド留学|ネイティブ環境とヨーロッパ生活を両立できる
アイルランド留学は、英語を日常的に使う環境とヨーロッパ生活の両方を経験したい方に向いています。
学校の授業だけではなく、買い物、交通機関、シェアハウスなどでも英語を使う機会を作りやすい点が魅力です。
欧州各国へ移動しやすいため、休日に異文化体験をしたい方にも選択肢となります。
費用面では、授業料よりも滞在先の確保が課題になりやすいです。
特にダブリンでは、学生寮、ホームステイ、シェアハウスの料金が高くなる場合があります。
地方都市も候補に入れ、学校までの交通費を含めて比較すると、留学総額を調整しやすくなります。
学生寮では、毎月払いではなく学期ごとにまとまった金額を支払うケースもあります。
月額費用だけでなく、最初に用意しなければならない金額も確認しましょう。
長期留学では保険や滞在許可に関する条件もあるため、アルバイト収入を前提に予算を組まず、仕事がなくても生活できる資金を用意することが大切です。
参考資料:Education in Ireland「Student accommodation」
参考資料:Education in Ireland「Living in Ireland」
カナダ留学|費用・英語環境・生活のバランスがよい
カナダ留学は、英語を使う環境、語学学校の選択肢、暮らしやすさをバランスよく比較したい方に向いています。
バンクーバーやトロントには多くの学校がありますが、滞在費を抑えたい場合は、ビクトリア、カルガリー、ハリファックスなども候補になります。
同じカナダでも、都市によって家賃や交通費が大きく異なるためです。
カナダ政府の留学生向け案内でも、住居費は都市、部屋数、地域などによって幅があることが示されています。
バンクーバーやトロントの中心部だけで探すと、授業料よりも家賃が予算を圧迫する可能性があります。
学校から少し離れた地域を選ぶ場合は、毎月の交通費と通学時間も確認しましょう。
6カ月以下で完了するコースでは、原則としてStudy permitが不要になる場合があります。
ただし、電子渡航認証や査証など、入国に必要な手続きは国籍や状況によって異なります。
将来的にコースを延長する可能性がある方は、最初から必要な許可を取得した方がよい場合もあるため、最新の条件を確認してください。
参考資料:Government of Canada「Prepare your budget to study in Canada」
参考資料:Immigration, Refugees and Citizenship Canada「Study in Canada for less than 6 months」
ニュージーランド留学|地方都市なら費用を調整しやすい
ニュージーランド留学は、自然が多い落ち着いた環境で英語を学びたい方に向いています。
最大都市のオークランドには語学学校の選択肢が多い一方で、滞在費を抑えたい場合は、クライストチャーチ、ウェリントン、ダニーデンなども比較できます。
地方都市では学校数が限られることもあるため、費用だけでなく希望するコースの有無も確認しましょう。
ニュージーランド政府の留学情報サイトでは、シェアハウスの部屋や食事付き学生寮など、滞在方法によって週当たりの費用が異なることが案内されています。
安い部屋を選んでも、学校までの交通手段が少なければ、通学時間や交通費が負担になる可能性があります。
家賃、食費、交通費を一つの生活費として比較することが重要です。
学生ビザを利用する場合は、学費とは別に滞在中の生活資金を証明する必要があります。
実際に使う予定の生活費だけでなく、申請条件を満たす資金も準備しておきましょう。
参考資料:Education New Zealand「Tuition fees and cost of living」
参考資料:Immigration New Zealand「Student fund requirements」
オーストラリア留学|初期費用は高めでもワーホリと相性がよい
オーストラリアはフィリピンやマルタより留学総額が高くなりやすいものの、語学留学とワーキングホリデーを組み合わせたい方には有力な選択肢です。
シドニー、メルボルン、ブリスベンには語学学校が多く、英語力や目的に合わせてコースを選びやすい特徴があります。
一方で、大都市では家賃や外食費が高くなりやすいため、渡航前に十分な資金が必要です。
僕はオーストラリアへ約3カ月留学しましたが、学費以外にも食費、交通費、スマホ代、休日の外出などで支出が増えました。
短期留学では「せっかく海外に来たから」と観光や外食が増えやすく、予定していた生活費を超えることがあります。
週単位の生活費とは別に、旅行や交流に使う予算を分けておくと安心です。
ワーキングホリデーでは、滞在中に働いて旅行資金を補うことが認められています。
ただし、到着後すぐに仕事が決まるとは限りません。
航空券、保険、語学学校、住居の保証金、仕事が見つかるまでの生活費を含めた初期資金を用意することが重要です。
参考資料:Australian Government「Living and education costs」
参考資料:Australian Government Department of Home Affairs「Working Holiday visa」
フィリピンで英語の基礎を身につけてから渡航する方法は、2カ国留学に強いエージェントの比較記事で詳しく解説しています。
アメリカ留学|授業料・保険料・滞在費が高くなりやすい
アメリカ留学は、授業料、医療保険、滞在費の負担が大きくなりやすいため、低予算を最優先する方には選びにくい留学先です。
特にニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市では、家賃や外食費が総額を押し上げます。
一方で、学校、都市、専門コースの選択肢が多く、自分の目的に合った学習環境を探しやすい点はメリットです。
費用を抑えるなら、南部、中西部、地方都市なども比較しましょう。
EducationUSAでも、生活費が比較的低い地域や地方の学校を検討する方法が案内されています。
語学学校の料金だけではなく、学校指定の保険、学生寮、公共交通機関の有無も確認することが大切です。
郊外の安い部屋を選んでも、自動車が必要な地域では、移動費が高くなる可能性があります。
また、学生ビザで認められる活動には条件があります。
現地で自由にアルバイトできると考えて予算を組まず、収入がなくても留学を続けられる資金を用意しましょう。
参考資料:U.S. Department of State EducationUSA「Finance Your U.S. Studies」
イギリス留学|地方都市や短期留学なら費用を抑えやすい
イギリス留学は、ロンドンの費用だけを見ると高額に感じますが、地方都市や短期コースまで含めると選択肢が広がります。
マンチェスター、リバプール、リーズ、ボーンマスなども比較し、授業料、滞在費、交通費を含めた総額で判断しましょう。
イギリス英語を学びたい方や、歴史・音楽・サッカーなどの文化に興味がある方には魅力的な留学先です。
ロンドンでは家賃だけでなく、通学や観光に使う交通費も高くなりやすいです。
地方都市の学校が安くても、日本からの航空券や空港から都市までの移動費を加える必要があります。
短期留学では航空券の割合が大きいため、数週間だけならフィリピンなどの近距離国より総額が高くなりやすいでしょう。
6カ月を超えて11カ月以内の英語コースでは、Short-term study visaの対象となる場合があります。
6カ月以下や11カ月を超える場合は手続きが異なるため、期間を決めてから必要な査証と費用を確認してください。
参考資料:British Council Study UK「Cost of studying and living in the UK」
参考資料:GOV.UK「Study English in the UK:Short-term study visa」
国を選べないときの考え方
最も安い国が、自分にとって最もよい留学先とは限りません。
予算、英語力、授業形式、希望する生活環境を整理し、条件の異なる2〜3カ国から見積もりを取りましょう。
留学期間別に安い国を比較
留学費用が安い国は、留学期間によって変わる場合があります。
1週間では航空券の安さ、半年以上では家賃やビザ関連費用が総額に大きく影響するためです。
ここでは、1週間から1年間までの期間別に、費用を抑えやすい国と予算を考えるときのポイントを解説します。
| 期間 | 費用を抑えやすい国 | 総額の目安 |
|---|---|---|
| 1週間 | フィリピン | 20万〜35万円 |
| 1カ月 | フィリピン | 35万〜55万円 |
| 3カ月 | フィリピン・マルタ | 80万〜170万円 |
| 半年 | フィリピン・マルタ | 150万〜320万円 |
| 1年間 | フィリピン・マルタ・カナダ | 280万〜650万円 |
費用目安には、一般英語コースの授業料、滞在費、航空券、海外保険、基本的な生活費を含めています。
ビザ申請費、現地での旅行、娯楽費、語学学校の追加コースなどによって総額は変わります。
1週間の短期留学で費用が安い国
1週間の短期留学で費用を抑えたい場合は、日本から近く、授業と滞在がセットになったプランを選びやすいフィリピンが候補です。
授業料だけならほかの国にも安いコースがありますが、1週間では往復航空券が総額に占める割合が大きくなります。
ヨーロッパや北米へ行く場合は、現地で過ごす日数より移動時間と航空券の負担が大きくなりやすいでしょう。
1週間留学では、授業を受けられるのは実質5日程度になることがあります。
到着日と帰国日、学校の休校日、オリエンテーションの日程を確認し、何レッスン受けられるのかを比較してください。
祝日と重なると授業日数が減り、安いプランでも1レッスン当たりの費用が高くなる可能性があります。
1週間留学は英語力を完成させる期間ではなく、海外生活を体験し、今後の学習課題を見つける期間として考えましょう。
1カ月の留学で費用が安い国
1カ月の留学では、フィリピンが費用と授業量の両面で比較しやすいです。
4週間あれば現地生活に慣れる時間を確保しながら、マンツーマン授業で英語を話す練習を重ねられます。
フィリピン以外では、マルタ、カナダ、アイルランドなども候補になりますが、航空券と滞在費を含めると総額が高くなる傾向があります。
1カ月留学では、短期割増や入学金の影響も確認しましょう。
入学金や空港送迎費は、1カ月でも半年でも同程度かかる場合があります。
そのため、1週間を4回分として計算した金額より、4週間コースの方が1週間当たりの費用を抑えやすいことがあります。
一方で、1カ月だけでは生活に慣れたころに帰国することになります。
渡航前に中学英文法、基本英単語、自己紹介、授業中の質問表現を練習しておくことが重要です。
現地で基礎文法の復習だけに時間を使うと、貴重な留学期間を十分に活用できません。
3カ月の留学で費用が安い国
3カ月留学では、フィリピンに加えてマルタも比較しやすくなります。
航空券の負担を3カ月間に分散できるため、遠距離の国でも1日当たりの費用差が短期留学より小さくなるからです。
フィリピンで集中的にマンツーマン授業を受ける方法と、マルタでグループ授業やヨーロッパ生活を経験する方法では、得られる体験が異なります。
3カ月あれば、最初の1カ月で授業や生活に慣れ、2カ月目以降に自分の課題へ集中しやすくなります。
一方で、滞在期間が長くなるほど、食費、交通費、休日の外出費などが積み重なります。
毎月の生活費に加えて、病気、部屋の移動、航空券変更などに備えた予備費も必要です。
マルタでは90日を超えるかどうかで、必要な査証や滞在手続きが変わる場合があります。
「約3カ月」という表現だけで判断せず、入国日から出国日までの実際の日数を確認しましょう。
参考資料:Identità Malta「Student Visa:Courses exceeding 90 days」
半年の留学で費用が安い国
半年留学では、授業料よりも滞在費と生活費の差が大きくなります。
総額を抑えるならフィリピンやマルタが候補ですが、ネイティブ環境を重視する場合は、カナダ、アイルランド、ニュージーランドも比較しましょう。
半年あれば、一般英語から試験対策やビジネス英語へコースを変更するなど、段階的な学習計画を立てられます。
ただし、半年の留学費用をすべて学校へ一括で支払う場合は、キャンセル規定を確認してください。
途中で学校やコースを変更したくなっても、未受講分が全額返金されるとは限りません。
最初から長期契約する場合は、授業内容、国籍比率、滞在先、休学制度について質問しましょう。
カナダでは、6カ月以下で修了するコースと、6カ月を超えるコースでStudy permitの扱いが異なります。
イギリスでも6カ月を超える英語コースでは、Short-term study visaなどの対象になる場合があります。
半年という期間は制度上の境目になりやすいため、コースの開始日と終了日を基準に手続きを確認することが大切です。
参考資料:Immigration, Refugees and Citizenship Canada「Who can study without a permit」
参考資料:GOV.UK「Study English in the UK:Short-term study visa」
1年間の留学で費用が安い国
1年間の留学では、国選びだけでなく、都市、住居、ビザ、保険、為替レートの違いが総額に大きく影響します。
フィリピンは授業と滞在がセットになった学校を探しやすく、マルタは欧州圏の中で比較候補になります。
カナダやニュージーランドでは、地方都市やシェアハウスを選ぶことで費用を調整できる可能性があります。
長期留学では、最初の見積もりだけで1年間の予算を決めないことが大切です。
家賃の値上がり、学校の休暇期間、滞在先の移動、航空券の変更、医療費、為替変動など、短期留学では発生しにくい出費があります。
月間生活費の3カ月分程度を予備費として残すなど、余裕を持った資金計画を作りましょう。
学生ビザでは、学費とは別に一定の生活資金を証明することが求められる国があります。
ニュージーランドでは、英語コースなどで1年以上学ぶ場合、年間の生活資金に関する基準が示されています。
証明する金額が、そのまま余裕のある生活費とは限らないため、航空券や保険も別に計算してください。
参考資料:Immigration New Zealand「Student fund requirements」
- 短期留学では航空券を含めて比較する
- 長期留学では月々の家賃と生活費を重視する
- ビザが変わる期間の境目を確認する
- アルバイト収入を前提に予算を組まない
- 見積もりとは別に予備費を用意する
留学期間をいつまでに決めるべきか迷っている方は、留学エージェントへ相談するタイミングも参考にしてください。
複数社の見積もりを比較する際は、留学エージェントの手数料と追加費用も確認しておきましょう。
留学費用が高い国はどこ?安い国との違いを比較
留学費用が高くなりやすい国として、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダが挙げられます。
これらの国は語学学校の授業料だけでなく、家賃、食費、交通費、保険料なども高くなりやすいからです。
ただし、地方都市や短期コースを選べば費用を調整できます。ここでは、費用が高くなる原因と、安い国にはないメリットを比較します。
| 国 | 費用が高くなる主な原因 | 費用を抑える方法 |
|---|---|---|
| アメリカ | 授業料・保険料・都市部の生活費 | 南部・中西部・地方都市を選ぶ |
| イギリス | ロンドンの家賃・交通費 | 地方都市や短期コースを選ぶ |
| オーストラリア | 都市部の家賃・食費・外食費 | シェアハウスや地方都市を検討する |
| カナダ | バンクーバー・トロントの住居費 | カルガリーなどほかの都市も比較する |
同じ国でも、学校、都市、滞在方法、渡航時期によって留学総額は変わります。
「アメリカだから高い」「フィリピンだから必ず安い」と決めつけず、同じ期間と条件で見積もりを比較しましょう。
アメリカは学費・保険料・生活費が高くなりやすい
アメリカ留学は、主要な英語圏の中でも費用が高くなりやすい選択肢です。
語学学校の授業料に加えて、学校指定の医療保険、学生寮、食費、交通費などが必要になります。
ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市では、住居費が留学総額を大きく押し上げる可能性があります。
ただし、アメリカ全土の費用が同じわけではありません。
EducationUSAでは、南部、中西部、郊外、地方の学校を検討することが、費用を抑える方法として案内されています。
都市の知名度だけで決めず、学校周辺の家賃、公共交通機関、食事プランまで比較することが大切です。
郊外の滞在先が安くても、通学に自動車が必要な地域では、移動費が高くなる可能性があります。
また、学生ビザで可能な就労には制限があります。
現地で自由にアルバイトをして生活費を補えると考えず、収入がなくても生活できる資金を準備しましょう。
参考資料:U.S. Department of State EducationUSA「Finance Your U.S. Studies」
アメリカ留学の学校や相談先を比較したい方は、アメリカ留学エージェントおすすめ比較も参考にしてください。
イギリスはロンドンの滞在費と交通費が高い
イギリス留学では、ロンドンを選ぶか地方都市を選ぶかによって生活費が大きく変わります。
British Councilの案内では、留学生の生活費目安として、ロンドンは月1,300〜1,400ポンド、ロンドン以外は月900〜1,300ポンドが示されています。
授業料が同程度でも、家賃と交通費の差が数カ月にわたって積み重なると、留学総額に大きな差が生まれます。
ロンドンには語学学校が多く、観光や文化体験の選択肢も豊富です。
一方で、中心部から離れた安い滞在先を選ぶと、毎日の交通費と通学時間が増える可能性があります。
費用を抑えたい場合は、マンチェスター、リバプール、リーズ、ボーンマスなどの地方都市も比較しましょう。
短期留学では、滞在期間が短い分、航空券が総額に占める割合も高くなります。
地方都市を選ぶ場合は、到着空港から滞在先までの鉄道料金や国内移動費も忘れずに計算してください。
参考資料:British Council Study UK「Cost of studying and living in the UK」
オーストラリアは都市部の家賃と物価が高い
オーストラリア留学では、シドニーやメルボルンなどの都市部を選ぶと、家賃、外食費、日用品などが高くなりやすいです。
語学学校の授業料だけを見ると予算内でも、学生寮やホームステイ、交通費、休日の外出費を加えると、想定以上の総額になる場合があります。
特に長期留学では、毎週支払う家賃の差が大きく影響します。
僕もオーストラリアへ約3カ月留学したとき、授業料以外の食費や交通費、休日の外出費が積み重なると感じました。
現地の友達との食事や観光をすべて我慢する予算では、留学生活を十分に楽しみにくくなります。
生活費とは別に、交流や観光に使う金額も決めておくと安心です。
費用を抑える方法としては、相部屋の学生寮やシェアハウスを選ぶほか、アデレード、パース、ゴールドコーストなどを含めて都市を比較する方法があります。
ただし、地方都市なら必ず安いわけではありません。
学校数、公共交通機関、アルバイトの選択肢も含めて判断しましょう。
参考資料:Australian Government「Living and education costs」
オーストラリアの都市選びに迷っている方は、オーストラリア留学・ワーホリにおすすめの都市比較も確認してみてください。
カナダはバンクーバー・トロントの住居費が高い
カナダ留学では、バンクーバーとトロントの住居費が予算を圧迫しやすいです。
語学学校の選択肢が多く、日本人留学生にも人気がありますが、ホームステイや学生寮、シェアハウスの料金まで含めると、フィリピンやマルタより総額が高くなりやすいでしょう。
学校から離れた部屋を選ぶ場合は、交通費と通学時間も考える必要があります。
カナダ統計局が公表した2025年第1四半期の募集家賃では、2ベッドルームの平均がバンクーバーで3,170カナダドル、トロントで2,690カナダドルでした。
留学生が一人で2ベッドルームを借りるケースは一般的ではありませんが、両都市の住宅費が高いことを示す一つの目安になります。
ホームステイやシェアハウスでも、中心部や学校に近い地域ほど高くなる可能性があります。
費用を抑えたい場合は、カルガリー、エドモントン、ハリファックス、ウィニペグなども比較しましょう。
ただし、冬の防寒着代や暖房費、都市間の移動費など、地域特有の支出もあります。
家賃の安さだけではなく、生活全体に必要な費用を確認してください。
参考資料:Statistics Canada「Quarterly rent statistics, first quarter 2019 to first quarter 2025」
参考資料:Government of Canada「Prepare your budget to study in Canada」
同じ国でも都市によって留学費用は大きく異なる
留学費用を比較するときは、国だけでなく都市まで決めて見積もりを取ることが重要です。
同じ国でも、首都や大都市、地方都市では家賃、交通費、外食費が異なります。
学校の授業料が安くても、滞在先の料金が高ければ、別の都市より留学総額が高くなる可能性があります。
都市を比較するときの確認項目
- ホームステイ・学生寮・シェアハウスの料金
- 学校までの通学時間と交通費
- 自炊できる環境と食料品の価格
- 語学学校や希望コースの選択肢
- 空港から都市までの移動費
- 冬服や冷暖房など地域特有の費用
たとえば、イギリスではロンドンと地方都市、カナダではバンクーバー・トロントとほかの都市で生活費に差があります。
オーストラリアでも、シドニーの中心部と郊外、ほかの州の都市では家賃や交通事情が異なります。
安い都市を選ぶことだけが正解ではありません。
授業の選択肢が少ない、交通機関が不便、仕事や交流の機会が限られるなどの可能性もあります。
費用、学習環境、暮らしやすさの3つを比較して、自分の目的に合う都市を選びましょう。
費用が高い国を選ぶメリット
留学費用が高い国でも、目的に合っているなら選ぶ価値があります。
アメリカは学校や専門コースの選択肢が多く、イギリスではイギリス英語や歴史ある文化に触れられます。
カナダやオーストラリアは、多国籍な環境で英語を使いながら生活し、留学後にワーキングホリデーなどへつなげる選択肢もあります。
費用が高いからといって、単純に費用対効果が低いとは限りません。
留学の価値は、授業料の安さだけでなく、授業時間、英語を使う機会、生活経験、将来の進学や仕事とのつながりによって変わるからです。
| 重視する目的 | 比較候補 |
|---|---|
| 学校や専門分野の選択肢 | アメリカ・イギリス |
| 多文化環境と暮らしやすさ | カナダ・オーストラリア |
| ワーホリへのつなげやすさ | オーストラリア・カナダ |
| マンツーマン授業と発話量 | フィリピン |
最安の国ではなく、目的を達成できる国を選ぶことが大切です。
予算が限られている場合は、フィリピンで基礎を固めてから欧米圏へ移動する2カ国留学も検討できます。
費用と英語環境を組み合わせたい方は、2カ国留学に強いエージェント比較も参考にしてください。
予算別におすすめの留学先を比較
留学先を決めるときは、「どの国へ行きたいか」だけではなく、支払える予算から期間と条件を逆算することも大切です。
予算には授業料、滞在費、航空券、保険、ビザ、生活費、予備費まで含めます。
ここでは、30万円から200万円以上までの予算別に、検討しやすい留学先と期間の目安を紹介します。
| 予算 | 留学先の候補 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 30万〜50万円 | フィリピン | 1〜3週間程度 |
| 50万〜100万円 | フィリピン・マルタ・カナダ | 1〜2カ月程度 |
| 100万〜150万円 | フィリピン・マルタ・カナダ・ニュージーランド | 2〜4カ月程度 |
| 150万〜200万円 | 主要な英語圏 | 3〜6カ月程度 |
| 200万円以上 | 主要8カ国 | 半年以上も検討可能 |
上記は一般英語コースを想定した目安です。
実際に選べる期間は、都市、学校、航空券、滞在方法、為替レートによって変わります。
大学や大学院への正規留学は授業料が大きく異なるため、別の予算計画が必要です。
予算30万〜50万円で行ける留学先
予算30万〜50万円では、フィリピンへの1〜3週間程度の短期留学が現実的な候補です。
日本から比較的近く、授業料、学生寮、食事がセットになったプランを選びやすいため、欧米圏より総額を抑えやすい傾向があります。
時期や航空券によっては、4週間のコースも検討できるでしょう。
ただし、表示料金だけで予算内と判断するのは危険です。
入学金、教材費、空港送迎費、現地支払い費用、海外保険、航空券を加えると、学校の料金より大幅に増える場合があります。
観光や外食の費用も含め、最低でも数万円の予備費を残しておきましょう。
短期留学では、現地で受けられる授業日数も確認してください。
1週間コースの場合、到着日、オリエンテーション、祝日によって実際の授業時間が少なくなる可能性があります。
フィリピンの相談先を探している方は、フィリピン留学エージェントおすすめ比較も参考にしてください。
予算50万〜100万円で行ける留学先
予算50万〜100万円になると、フィリピンの1〜2カ月留学に加えて、マルタ、カナダ、ニュージーランドなどの短期留学も比較できます。
ただし、欧米圏やオセアニアでは、往復航空券と4週間の滞在費だけで大きな割合を占めます。
国よりも、留学する時期と都市によって選べる期間が変わるでしょう。
英語を話すことに慣れていない方は、フィリピンでマンツーマン授業を多く受ける方法が向いています。
異文化交流やネイティブ環境を重視するなら、マルタやカナダなどの4週間コースも候補です。
同じ100万円でも、授業量と滞在期間は国によって異なります。
- 授業を多く受けたいならフィリピン
- ヨーロッパ生活を体験したいならマルタ
- ネイティブ環境を重視するならカナダ
- 自然と落ち着いた生活ならニュージーランド
予算の上限を伝えるときは、「学校へ支払う金額」ではなく、「航空券や保険を含めて100万円以内」と相談しましょう。
含まれる項目をそろえて複数社の見積もりを比較することが大切です。
予算100万〜150万円で行ける留学先
予算100万〜150万円では、フィリピンの2〜4カ月留学や、マルタ、カナダ、ニュージーランドなどの1〜3カ月留学を検討できます。
渡航時期や滞在方法によっては、オーストラリア、イギリス、アイルランドも候補に入ります。
選択肢が増える一方で、安いプランだけを基準にすると目的が曖昧になりやすいため注意しましょう。
英語初心者から会話量を増やしたいなら、フィリピンで集中的に学ぶ方法があります。
ネイティブ環境で生活しながら英語を使いたいなら、カナダやアイルランドなどを選ぶ方法もあります。
1カ国に長く滞在するほか、フィリピンで基礎を固めてから欧米圏へ移動する2カ国留学も選択肢です。
予算を決めるときは、学校や滞在先へ支払う費用とは別に、現地生活費と予備費を残しましょう。
150万円をすべて事前の支払いに使うと、現地で住居を変更したい場合や、航空券を変更する場合に対応できなくなります。
使える予算と使い切ってよい予算は別と考えることが大切です。
予算150万〜200万円で行ける留学先
予算150万〜200万円では、主要な英語圏を幅広く比較できます。
フィリピンやマルタで中長期留学をするほか、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどで3〜6カ月程度学ぶプランも候補です。
アメリカやイギリスでは、都市と滞在方法によって選べる期間が短くなる可能性があります。
この予算帯では、単純に滞在期間を長くするだけでなく、留学後の目的からコースを選びましょう。
一般英語から試験対策、ビジネス英語、進学準備へ段階的に進む方法もあります。
ワーホリを予定している場合は、語学学校へ通いすぎて、その後の生活費が不足しないように注意してください。
メモ
ワーホリでは現地で働ける場合がありますが、渡航後すぐに仕事が決まるとは限りません。
学校費用とは別に、住居の保証金と数カ月分の生活費を残しておきましょう。
オーストラリアを検討している方は、オーストラリア留学エージェントおすすめ比較で、学校選びやサポート内容も確認できます。
予算200万円以上で選べる留学先
予算200万円以上になると、留学先、期間、授業内容の選択肢が広がります。
フィリピンやマルタでは半年以上の留学も検討しやすく、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどでも中長期コースを比較できます。
ただし、200万円あれば、すべての国へ1年間留学できるわけではありません。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの大都市では、半年分の授業料と生活費だけで200万円を超える可能性があります。
長期留学では、ビザ申請料、保険料、家賃の値上がり、為替変動、学校の休暇期間なども考慮しなければなりません。
最初から予算をすべて学校へ支払わず、現地で使う生活費と緊急用資金を分けて管理しましょう。
半年以上の留学では、帰国後の生活費も必要です。
仕事を辞めて留学する社会人は、帰国後すぐに収入が得られない可能性もあります。
留学資金とは別に、帰国後数カ月分の家賃や生活費を残しておくと安心です。
長期留学の相談先を比較したい方は、長期留学エージェントおすすめ比較も確認してみてください。
予算が足りない場合に見直したい条件
留学費用が予算を超えた場合でも、すぐに留学を諦める必要はありません。
国、都市、期間、渡航時期、滞在方法を順番に見直すことで、希望に近いプランを作れる可能性があります。
ただし、海外保険や緊急用の予備費を削って無理に予算内へ収める方法は避けましょう。
予算オーバーしたときに見直す順番
- 留学期間を1〜4週間短くする
- 大都市から地方都市へ変更する
- 個室から相部屋へ変更する
- 繁忙期を避けて渡航する
- 授業数やコース内容を見直す
- 複数の学校とエージェントを比較する
- 出発時期を延ばして資金を貯める
費用を下げる効果が大きいのは、滞在期間と住居の見直しです。
毎週の家賃が下がれば、長期留学ほど大きな節約になります。
一方で、授業数を減らしすぎると、英語を学ぶという本来の目的を達成しにくくなります。
見積もりを比較するときは、同じ国・期間・授業数・滞在方法に条件をそろえることが重要です。
手数料や追加費用も確認したい方は、留学エージェントの手数料と追加費用を参考にしてください。
クレジットカード付帯保険や海外での支払い方法については、留学におすすめのクレジットカード比較で詳しく解説しています。
予算を決めるときの結論
留学費用は、用意できる貯金をすべて使う前提で考えないことが大切です。
見積総額とは別に、現地での緊急費用と帰国後の生活費を残したうえで、無理なく続けられる留学期間を選びましょう。
目的別に留学費用が安い国を選ぶ
留学費用を抑えるためには、金額の安さだけで国を選ぶのではなく、留学の目的に合う国を選ぶことが大切です。
英会話の基礎を身につけたい人と、ワーホリや大学進学を目指す人では、適した国や必要な予算が異なります。
ここでは、留学で実現したいことに合わせて、費用対効果の高い国を比較します。
| 留学の目的 | おすすめの国 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 英会話の基礎を身につける | フィリピン | マンツーマン授業を受けやすい |
| ヨーロッパ生活を体験する | マルタ | 欧州圏では比較的費用を抑えやすい |
| ネイティブ環境で生活する | カナダ・アイルランド | 日常生活でも英語を使いやすい |
| ワーホリへ挑戦する | カナダ・オーストラリア・ニュージーランド | 留学後に働きながら滞在しやすい |
| 大学や専門分野で学ぶ | アメリカ・イギリス | 学校や専攻の選択肢が多い |
| 自然の中で落ち着いて学ぶ | ニュージーランド | 都市部以外の留学先も選びやすい |
目的が複数ある場合は、最も優先したいものを一つ決めましょう。
すべての希望を満たそうとすると、留学期間や費用が増え、国を決められなくなる可能性があります。
英会話初心者にはフィリピン留学
英語を話すことに慣れていない方には、マンツーマン授業を受けやすいフィリピン留学が向いています。
グループ授業では発言するタイミングを逃してしまう方でも、講師と一対一なら自分が話さなければ授業が進みません。
間違いを直してもらいながら、英語を口に出す回数を増やせます。
フィリピンの語学学校には、授業料、学生寮、食事がまとまったプランもあります。
欧米圏で同じ時間数のマンツーマン授業を受けるより、留学費用を抑えやすいことがメリットです。
TOEICの単語や文法は少し分かるものの、会話になると言葉が出てこない方にも適しています。
ただし、フィリピンへ行くだけで自然に話せるようになるわけではありません。
日本人同士で過ごす時間が長くなれば、授業以外で英語を使う機会が減ります。
英語を使うルールがある寮や、多国籍な学生が集まる学校を選ぶことも大切です。
学校やサポート内容を比較したい方は、フィリピン留学エージェントおすすめ12社比較も参考にしてください。
ヨーロッパ生活を体験したい人にはマルタ留学
ヨーロッパの文化や街並みを楽しみながら英語を学びたい方には、マルタ留学が向いています。
マルタは英語を学べる環境があり、イギリスなどと比較して授業料を抑えられるコースを探しやすい留学先です。
欧州各国から留学生が集まりやすく、日本人以外の学生と交流したい方にも適しています。
マルタ留学の魅力は、学校の授業だけではありません。
休日には歴史的な街並みや地中海の自然を楽しめるため、英語学習と海外生活の両方を経験できます。
将来的にヨーロッパでの長期滞在や旅行を考えている方にとって、現地生活を体験する機会にもなるでしょう。
一方で、夏の観光シーズンは航空券や滞在費が高くなりやすいです。
低予算で留学するなら、春・秋・冬も比較し、学生寮の相部屋や自炊できる滞在先を検討しましょう。
マルタは渡航時期によって総額が変わりやすいため、複数の日程で見積もりを取ることが重要です。
ネイティブ英語を学びたい人にはカナダ・アイルランド留学
学校の外でもネイティブの英語に触れたい方は、カナダとアイルランドを比較しましょう。
どちらも日常生活で英語を使いやすく、買い物、交通機関、ホームステイなどを通じて、授業で学んだ表現を実際に試せます。
語学学校だけでなく、現地生活そのものを英語学習につなげたい方に向いています。
カナダは学校や都市の選択肢が多く、多国籍な環境で生活しやすいことが特徴です。
バンクーバーやトロントの住居費が高い場合は、カルガリーやハリファックスなども候補になります。
アイルランドはヨーロッパの英語圏で学びながら、欧州各国の文化にも触れやすい点が魅力です。
ただし、ネイティブ圏へ行けば自動的に英語を話せるようになるわけではありません。
日本人同士で行動したり、分からない場面ですぐ翻訳アプリを使ったりすると、英語を使う機会が減ります。
「毎日一度は店員へ質問する」など、行動目標を決めておきましょう。
カナダの相談先を比較したい方は、カナダ留学エージェントおすすめ12社比較も確認してみてください。
ワーホリをしたい人にはカナダ・オーストラリア・ニュージーランド
語学学校で英語を学んだ後に働きながら海外生活を経験したい方は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが候補です。
日本国籍の方を対象としたワーキングホリデー制度があり、条件を満たせば、旅行や就労を組み合わせながら滞在できます。
制度の対象年齢や申請条件は、必ず各国政府の最新情報を確認してください。
費用を考えるときは、渡航後の収入だけを期待しないことが大切です。
仕事探しには履歴書の作成、面接、英語でのコミュニケーションが必要です。
到着してすぐに仕事が見つかるとは限らないため、航空券、保険、住居の保証金、数カ月分の生活費を用意しましょう。
- 都市ごとの家賃と求人状況を確認する
- 仕事がなくても生活できる初期資金を用意する
- 渡航前から接客英語や面接表現を練習する
- ビザで認められる就労条件を確認する
- 語学学校へ通う期間と予算を先に決める
ワーホリ前に語学学校へ長く通いすぎると、その後の生活資金が不足する可能性があります。
現在の英語力と希望職種を整理し、必要な就学期間を決めましょう。
参考資料:Government of Canada「International Experience Canada」
参考資料:Australian Government Department of Home Affairs「Working Holiday Maker program」
参考資料:Immigration New Zealand「Working holiday visas」
国別のサポートを比べたい方は、ワーホリエージェントおすすめ比較も参考にしてください。
大学進学や専門分野を学びたい人にはアメリカ・イギリス留学
英語を学ぶことだけでなく、大学進学や専門分野の学習を目的とする方には、アメリカとイギリスが候補です。
ビジネス、IT、芸術、観光、国際関係など、自分の関心に合う学校やコースを探しやすいことが魅力です。
将来の進学やキャリアにつながる学習環境を重視する方に向いています。
一方で、アメリカとイギリスは、語学留学だけを目的とする場合でも費用が高くなりやすいです。
授業料に加えて、住居費、保険料、交通費、ビザ関連費用なども必要です。
大学や専門学校へ進む場合は、語学学校とは異なる入学条件や英語資格が求められることもあります。
低予算で進学を目指すなら、最初から大都市だけに絞らないことが大切です。
地方都市の学校、進学準備コース、奨学金、学費の支払い方法も比較しましょう。
学校名の知名度より、学びたい内容と卒業後の進路に合うかを優先してください。
自然の中で落ち着いて学びたい人にはニュージーランド留学
都会の刺激より、自然が多い環境で落ち着いて英語を学びたい方には、ニュージーランド留学が向いています。
オークランドだけでなく、クライストチャーチ、ウェリントン、ダニーデンなども候補になります。
都市の規模や生活環境を比較し、自分が集中しやすい場所を選びましょう。
ニュージーランドは、アウトドアや自然に興味がある方にも適しています。
学校以外の活動へ参加すれば、教室で覚えた英語を実際のコミュニケーションで使う機会を作れます。
大都市より娯楽が少ない環境を選ぶことで、勉強や現地交流に集中しやすくなる人もいるでしょう。
ただし、地方都市なら必ず費用が安くなるとは限りません。
学校数が少ない地域や公共交通機関が不便な地域では、選べる滞在先が限られる可能性があります。
家賃だけでなく、学校までの交通費と生活の利便性も確認してください。
ニュージーランドの学校やサポートを比較したい方は、ニュージーランド留学エージェントおすすめ12社比較も参考にしてください。
英語力別におすすめの留学先を比較
留学先はTOEICスコアだけで決めるのではなく、現在の会話力と留学目的を含めて選ぶことが大切です。
同じTOEIC600点でも、英語を話す練習を続けている人と、問題集だけで勉強してきた人では、現地で感じる難しさが異なります。
ここでは、TOEICスコア帯ごとに留学先を選ぶ考え方を解説します。
| 英語力の目安 | 比較したい国 | 学習の方向性 |
|---|---|---|
| TOEIC500点前後 | フィリピン | 基礎文法と発話量を増やす |
| TOEIC600〜700点 | フィリピン・マルタ・カナダ | 知識を会話で使う練習をする |
| TOEIC700〜800点 | カナダ・アイルランド・イギリスなど | ネイティブ環境や専門コースへ進む |
| スコアはあるが話せない | 授業形式を重視して選ぶ | スピーキング練習を増やす |
この区分は、留学先を考えるための目安です。
TOEICスコアが同じでも、リスニングとリーディングの内訳や、英語を話してきた経験によって適したコースは変わります。
TOEIC500点前後ならフィリピンで基礎と会話力を伸ばす
TOEIC500点前後の方は、中学英文法や基本単語を復習しながら、英語を口に出す練習を増やせるフィリピン留学が向いています。
講師と一対一で話せる授業なら、理解できなかった部分を質問しやすく、自分のペースで学習できます。
グループ授業で発言できるか不安な方にも選びやすいでしょう。
このスコア帯では、長い英文を話そうとするより、短い文を組み合わせる練習が大切です。
「昨日何をしたか」「休日に何をしたいか」など、身近な話題を英語で説明できるようにしましょう。
授業で習った表現を、食堂や寮でも一度使うことで定着しやすくなります。
ただし、留学先で文法を最初から学び直すと、会話練習に使える時間が減ります。
渡航前に中学英文法、基本動詞、疑問文の作り方を復習してください。
留学前の練習方法は、留学前におすすめのオンライン英会話9選でも紹介しています。
TOEIC600〜700点ならフィリピン・マルタ・カナダを比較する
TOEIC600〜700点の方は、単語や文法の基礎を持っていても、会話で使いこなせないことがあります。
この場合は、フィリピンで発話量を増やす方法、マルタで多国籍な学生と交流する方法、カナダで日常生活から英語を使う方法を比較しましょう。
何を伸ばしたいかによって適した国が変わります。
英語を話すことへの苦手意識が強い方は、マンツーマン授業の多いフィリピンが候補です。
間違いを気にせず会話できる方は、マルタやカナダでグループ授業と現地交流を組み合わせる方法があります。
授業形式と学校外の英語環境を確認してください。
フィリピンで会話の基礎を作り、その後カナダなどへ移動する方法もあります。
費用と学習段階を分けたい方は、2カ国留学に強いエージェント11社比較も参考にしてください。
TOEIC700〜800点ならネイティブ環境や専門コースも検討する
TOEIC700〜800点の方は、一般英語だけでなく、ビジネス英語、試験対策、進学準備などのコースも比較できます。
カナダ、アイルランド、イギリスなどで、ネイティブの会話スピードやさまざまな英語のアクセントに慣れる方法もあります。
将来の仕事や進学を意識して留学先を選びましょう。
ただし、スコアが高くても、授業中に意見を求められると話せない場合があります。
正解を選ぶ力と、自分の考えを英語で組み立てる力は同じではありません。
留学前に、結論、理由、具体例の順番で話す練習をしておくと、ディスカッションへ参加しやすくなります。
専門コースを選ぶときは、必要な英語力と授業内容を確認してください。
英語を学ぶコースと、英語で専門分野を学ぶコースでは難易度が異なります。
現在のスコアだけで判断せず、体験授業やレベルチェックを利用しましょう。
TOEICスコアと英会話力は分けて考える
TOEIC Listening & Reading Testは、英語のリスニング力とリーディング力を測定する試験です。
スピーキング力を直接測定する試験ではないため、TOEICスコアが高くても英語を話せないことは不自然ではありません。
留学先を選ぶときは、スコアと会話経験を分けて確認しましょう。
参考資料:IIBC「About the TOEIC Listening & Reading Test」
会話力を確認するときは、自己紹介、過去の経験、将来の目標を英語で説明してみてください。
質問を聞き返す、分からない単語を別の表現で説明する、相手へ質問を返す力も大切です。
文章を暗記できても、質問が変わると答えられない場合は、会話練習を増やす必要があります。
メモ
TOEICスコアは、留学前の基礎力を確認する一つの目安になります。
ただし、留学先やコースは、スピーキング経験、留学目的、授業形式まで含めて選びましょう。
留学前は、オンライン英会話で講師の質問へ答える練習を行うと、自分の会話力を確認できます。
無料体験を受けて、聞き取れない場面や言葉が出てこない話題を整理しましょう。
格安・低予算の留学でよくある失敗
留学費用を抑えることは大切ですが、安さだけを優先すると、現地で追加料金が発生したり、希望する学習ができなかったりする可能性があります。
格安留学で後悔しないためには、費用が安い理由と見積もりの範囲を確認することが重要です。
ここでは、低予算の留学で起こりやすい失敗と改善方法を解説します。
| よくある失敗 | 改善方法 |
|---|---|
| 授業料だけで比較する | 航空券や生活費を含む総額を出す |
| 追加費用を確認しない | 現地払いを含む一覧をもらう |
| 安さだけで学校を選ぶ | 授業数や滞在環境も比較する |
| 英語の準備をしない | 渡航前から会話練習を始める |
| 1社だけで申し込む | 同じ条件で2〜3社を比較する |
失敗を防ぐためには、申し込み前に確認項目を一覧化しましょう。
その場で契約せず、見積書を持ち帰って比較することも大切です。
授業料だけを見て留学先を決める
格安留学で多い失敗は、語学学校の授業料だけを見て国や学校を決めることです。
留学では授業料以外に、滞在費、航空券、保険、ビザ、食費、交通費、通信費などが必要です。
授業料が安い学校でも、生活費や航空券を加えると別の国より高くなる可能性があります。
特に短期留学では、往復航空券が総額に占める割合が大きくなります。
マルタの授業料が安くても、日本からの航空券を含めると、フィリピンより高くなる場合があります。
長期留学では、授業料より毎月の家賃や食費の差が大きくなるでしょう。
比較するときは、日本を出発してから帰国するまでの費用を一つの表にまとめてください。
学校へ支払う金額と留学に必要な総額は別です。
金額が不明な項目はゼロにせず、余裕を持った目安を入れましょう。
見積もりに含まれていない費用を確認しない
留学エージェントや語学学校の見積書には、すべての費用が含まれているとは限りません。
教材費、空港送迎費、寮の保証金、光熱費、ビザ申請費などが「別途」や「現地払い」と書かれていることがあります。
金額が空欄のまま申し込むと、渡航後に予算が足りなくなる可能性があります。
見積書を受け取ったら、「料金に含まれるもの」と「含まれないもの」を分けましょう。
現地払いの費用については、通貨だけでなく、日本円に換算した目安も確認してください。
為替レートが変わった場合に、どの程度増える可能性があるかも考えておくと安心です。
見積書で確認したい項目
- 入学金・教材費・登録料
- 滞在先の保証金・清掃費・光熱費
- 空港送迎費・現地サポート費
- ビザ・滞在許可・保険の費用
- 海外送金・カード決済の手数料
手数料の仕組みを詳しく知りたい方は、留学エージェントの手数料と追加費用も確認してみてください。
安さだけで語学学校を選ぶ
授業料が最も安い学校を選んでも、自分に必要な授業を受けられなければ費用対効果は下がります。
授業数が少ない、1クラスの人数が多い、希望する試験対策コースがないなど、安い理由が学習環境に関係している可能性があります。
料金と授業内容をセットで比較しましょう。
滞在先の環境も重要です。
学生寮が学校から遠い、Wi-Fiが不安定、食事が合わない、部屋で勉強しにくい場合は、留学生活の負担になります。
後から部屋を変更すると、追加料金や引っ越し費用が必要になることもあります。
学校を選ぶときは、授業料、授業時間、クラス人数、講師、国籍比率、滞在先を確認してください。
口コミだけで判断せず、最新の料金表やキャンセル規定も読みましょう。
学校選びの失敗例は、留学エージェント選びで失敗しない方法でも解説しています。
繁忙期の追加料金を見落とす
語学学校や滞在先では、夏休みや年末年始などに繁忙期追加料金が設定される場合があります。
通常料金を見て予算を組んでいると、希望する日程を伝えた後に金額が上がることがあります。
航空券も同じ時期に高くなりやすいため、留学総額への影響は小さくありません。
特にマルタなどの観光地では、季節によって学生寮やホームステイの料金が変わる可能性があります。
カナダやオーストラリアでも、日本の長期休暇と現地の繁忙期が重なると、航空券や滞在先を確保しにくくなることがあります。
費用を抑えたい場合は、出発日を一つに固定しないことが大切です。
前後1カ月程度の日程を提示し、学校、滞在先、航空券を含めて比較しましょう。
数週間ずらすだけで、同じ学校でも総額を抑えられる可能性があります。
大都市を選んで生活費が高くなる
知名度だけで大都市を選ぶと、家賃や交通費が予算を圧迫する可能性があります。
カナダのバンクーバーやトロント、イギリスのロンドン、オーストラリアのシドニーなどは、学校や仕事の選択肢が多い一方で、住居費が高くなりやすいです。
長期留学ほど毎月の差が大きくなります。
ただし、地方都市を選べば必ず安くなるわけではありません。
公共交通機関が少ない地域では、通学費が高くなったり、希望する語学学校が見つからなかったりする可能性があります。
アルバイトを考えている場合は、求人の種類も確認する必要があります。
都市を比べるときは、家賃だけでなく、学校までの交通費、食料品の価格、仕事、生活の利便性を確認しましょう。
毎月の総生活費で比較することが重要です。
英語の準備をせずに出発する
留学前に英語を勉強しないまま出発すると、現地で基礎文法や単語の復習に時間を使うことになります。
授業の説明が分からない、質問を作れない、クラスメートとの会話に入れない状態では、留学期間を十分に活用できません。
費用をかけたのに英語を話せなかったという後悔につながります。
僕もオーストラリアへ短期留学した経験から、現地へ行くだけでは英語を話せるようにならないと感じました。
自分から質問したり、学校外で会話したりする準備が必要です。
英語力に自信がなくても、渡航前から短い英文を口に出す練習はできます。
出発前は、自己紹介、注文、聞き返し、道の尋ね方、授業中の質問を練習しましょう。
オンライン英会話で外国人講師との会話に慣れておくと、現地で最初の一言を出しやすくなります。
1社だけの見積もりで申し込む
留学エージェント1社だけに相談すると、提示された料金や学校が妥当なのか判断しにくくなります。
同じ国と期間でも、紹介できる学校、手数料、サポート内容、為替レートが異なることがあります。
最初の相談で強く勧められても、その場で申し込む必要はありません。
比較するときは、国、都市、期間、授業数、滞在方法を同じ条件にそろえましょう。
条件が違う見積もりでは、どちらが安いのか判断できません。
総額だけでなく、キャンセル規定、現地サポート、返信の分かりやすさも確認してください。
2〜3社から同じ条件で見積もりを取り、含まれる費用を並べると判断しやすくなります。
知名度や割引額だけでなく、自分に必要なサポートが含まれているかを確認しましょう。
現地で働けば費用を回収できると思い込む
ワーホリで働く予定があっても、現地収入だけで留学費用を回収できるとは限りません。
仕事が見つかるまで時間がかかる場合や、希望する勤務時間を確保できない場合があります。
英語力、職歴、都市、季節によって、仕事探しの難しさも変わります。
また、渡航直後には住居の保証金、家賃、交通費、スマホ、日用品などの支払いが重なります。
収入を得る前に大きな支出が発生するため、仕事が決まることを前提に予算を組むのは危険です。
ビザによって就労条件が異なる点にも注意してください。
メモ
現地収入は、留学費用を必ず回収できる仕組みではありません。
仕事が数カ月見つからなくても生活できる資金を用意し、収入は予算の補助として考えましょう。
渡航前には履歴書、面接英語、接客表現を練習してください。
ワーホリの準備やサポートを比較したい方は、ワーホリエージェントおすすめ比較も参考にしてください。
海外での支払いや保険を準備する方は、留学におすすめのクレジットカード7選と留学保険の選び方も確認しておきましょう。
留学費用を安く抑える方法
留学費用を安くするには、授業料だけを削るのではなく、渡航時期、都市、滞在方法、支払い方法まで見直すことが大切です。
同じ国・学校・期間でも、条件の選び方によって留学総額は変わります。
ここでは、学習の質や安全性を落としすぎず、無理のない範囲で費用を抑える具体的な方法を解説します。
| 節約方法 | 期待できる効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 複数社の見積もりを比較する | 追加費用やサポートの差が分かる | 比較条件を統一する |
| オフシーズンに渡航する | 航空券や滞在費を抑えやすい | 学校の休校日も確認する |
| 地方都市を選ぶ | 家賃を抑えられる場合がある | 交通費や学校数も確認する |
| 滞在方法を比較する | 長期留学の固定費を減らせる | 保証金や光熱費も含める |
| 奨学金を利用する | 自己負担を軽減できる | 応募条件と期限を確認する |
節約額だけを見て決めると、授業時間やサポートが不足する場合があります。
何を削ってもよいのか、何を残すべきなのかを整理してから留学プランを調整しましょう。
複数の留学エージェントから同じ条件で見積もりを取る
留学費用を抑えるためには、2〜3社の留学エージェントから同じ条件で見積もりを取ることが重要です。
同じ国への留学でも、取り扱う語学学校、適用される割引、サポート手数料、為替レートなどが異なる場合があります。
1社だけでは、提示された総額が高いのか安いのかを判断しにくいでしょう。
比較するときは、国、都市、出発日、期間、授業数、滞在方法、食事の有無をそろえてください。
フィリピンの相部屋プランとカナダの個室プランを比較しても、どちらがお得なのか正確に判断できません。
見積書に含まれない現地支払い費用や航空券、保険も合わせて確認しましょう。
安い見積もりが必ずしも最適とは限りません。
キャンセル規定、現地サポート、質問への回答の分かりやすさも含めて判断してください。
航空券や滞在費が安いオフシーズンに渡航する
出発時期を調整できる方は、夏休みや年末年始などの繁忙期を避けると、留学費用を抑えやすくなります。
航空券だけでなく、語学学校や学生寮でも繁忙期追加料金が設定される場合があるからです。
同じ学校へ同じ期間通っても、出発月によって留学総額が変わることがあります。
特にマルタなどの観光地は、夏に観光客や留学生が増え、滞在先の料金が高くなる可能性があります。
日本の大型連休や学校の長期休暇も航空券が高くなりやすいため、出発日の前後を広げて検索しましょう。
平日出発や乗り継ぎ便を選ぶと安くなる場合もあります。
ただし、安い時期には天候や日照時間が希望と合わないこともあります。
また、現地の祝日と重なると授業日数が減る可能性があります。
料金だけではなく、実際に受けられる授業数まで確認することが大切です。
メモ
見積もりを依頼するときは、希望日を1日に限定せず、「前後1カ月で最も安い時期も教えてください」と伝えると比較しやすくなります。
大都市ではなく地方都市を選ぶ
長期留学の費用を抑えたい場合は、有名な大都市だけでなく地方都市も比較しましょう。
カナダのバンクーバーやトロント、イギリスのロンドン、オーストラリアのシドニーなどは、学校の選択肢が多い一方で、住居費や交通費が高くなりやすいです。
家賃の差は、滞在期間が長いほど総額へ大きく影響します。
地方都市では、ホームステイやシェアハウスの料金を抑えられる場合があります。
日本人留学生が少なく、学校外で英語を使う機会を増やせる可能性もあるでしょう。
ただし、地方都市なら必ず安いわけではありません。
語学学校が少ない、公共交通機関が不便、航空便が限られるなどのデメリットもあります。
中心部までの交通費や、空港から滞在先までの移動費も含めて比較してください。
アルバイトを考えている方は、家賃だけでなく求人の種類や数も確認しましょう。
住居費・交通費・生活の利便性を合わせた月間生活費で判断することが大切です。
ホームステイ・学生寮・シェアハウスを比較する
留学費用の中でも、滞在費は大きな割合を占めます。
特に半年から1年間の留学では、毎週の家賃が少し違うだけでも、総額に数十万円単位の差が生まれる可能性があります。
ホームステイ、学生寮、シェアハウスの特徴を理解し、留学期間に合う方法を選びましょう。
| 滞在方法 | 費用面の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ホームステイ | 食事付きなら生活費を管理しやすい | 初めて海外生活をする人 |
| 学生寮 | 学校に近ければ交通費を抑えやすい | 留学生同士で交流したい人 |
| シェアハウス | 長期滞在では家賃を抑えやすい | 自分で契約や生活管理ができる人 |
ホームステイでは、平日の朝夕食が含まれる場合がありますが、学校までの距離が遠ければ交通費が増えます。
学生寮では、光熱費、清掃費、繁忙期料金が別途必要になることがあります。
シェアハウスは家賃を抑えやすい反面、保証金、家具、寝具、日用品を自分で用意する場合があります。
月額料金だけでなく、食事、光熱費、Wi-Fi、交通費、初期費用を含めて比較しましょう。
長期割引や語学学校のキャンペーンを利用する
語学学校によっては、長期コースの授業料割引や、入学金の免除などのキャンペーンが実施される場合があります。
3カ月以上の留学を考えている方は、通常料金だけでなく、希望する期間に利用できる割引があるか確認しましょう。
複数のエージェントで同じ学校の料金を比べることも大切です。
ただし、「今だけ」「本日中」と急かされて申し込むのは避けましょう。
割引後の授業料が安くても、滞在費やサポート料金を加えると、ほかの学校より高くなる可能性があります。
途中で帰国した場合の返金条件や、コース変更の可否も確認してください。
長期間を一括で申し込むと、途中で学校の雰囲気や授業が合わないと感じても変更しにくくなります。
割引額だけではなく、キャンセル規定と休学制度まで読んでから判断しましょう。
注意点
キャンペーンは留学総額を抑える手段の一つですが、割引があること自体を留学先の決定理由にしないことが大切です。
自炊や公共交通機関の利用で生活費を抑える
現地生活では、外食を減らして自炊することで食費を抑えやすくなります。
特にカナダ、オーストラリア、イギリスなどでは、外食を続けると毎月の生活費が予算を超える可能性があります。
キッチンを利用できる学生寮やシェアハウスを選び、簡単な料理を作れるようにしておきましょう。
自炊するときは、毎日違う料理を作る必要はありません。
米、パスタ、卵、冷凍野菜などを活用し、数日分をまとめて作ると続けやすいです。
現地のスーパーマーケットで割引商品を確認する習慣も役立ちます。
交通費を抑えるには、学校から徒歩や自転車で通える滞在先を探す方法があります。
ただし、中心部の家賃が高い場合は、郊外から公共交通機関を利用した方が総額を抑えられることもあります。
家賃と交通費を別々に考えず、1カ月の合計金額で比較しましょう。
奨学金や給付制度を活用する
大学生や高校生が留学費用を抑えたい場合は、奨学金や大学独自の支援制度を早めに調べましょう。
海外留学に利用できる制度には、返済不要の給付型と、卒業後などに返済する貸与型があります。
対象となる留学期間、成績、家計、在籍状況などの条件は制度によって異なります。
日本学生支援機構では、海外留学支援制度、学部・大学院の学位取得を対象とした制度、貸与型奨学金などを案内しています。
大学間の協定に基づく留学では、学生が個人でJASSOへ直接申請するのではなく、在籍大学を通じて選考される制度があります。
大学の国際交流センターや学生課へ早めに相談しましょう。
参考資料:日本学生支援機構「海外留学のための支援」
トビタテ!留学JAPANでは、対象者や募集年度に応じて、返済不要の留学支援制度が案内されています。
募集時期や対象条件は変更されるため、留学を決めてから探すのではなく、計画段階で確認してください。
参考資料:文部科学省・JASSO「トビタテ!留学JAPAN」
フィリピンと欧米圏を組み合わせた2カ国留学を検討する
英会話初心者がネイティブ圏への留学を考えている場合は、フィリピンと欧米圏を組み合わせた2カ国留学も選択肢です。
最初にフィリピンでマンツーマン授業を受け、英語を話すことに慣れてから、カナダやオーストラリアなどへ移動します。
欧米圏だけに長期間滞在するより、授業量を確保しながら総額を調整できる場合があります。
2カ国留学では、移動費、航空券、保険の延長、ビザ、荷物の追加料金などが発生します。
必ずしも1カ国留学より安くなるわけではありません。
1カ国目と2カ国目を同じエージェントへ相談すると、日程と予算を一つの計画として整理しやすくなります。
詳しい組み合わせや相談先は、2カ国留学に強いエージェント11社比較も参考にしてください。
海外送金やクレジットカードの手数料を比較する
語学学校の授業料や滞在費を海外へ支払うときは、表示された金額以外に送金手数料が発生する場合があります。
銀行の送金手数料だけでなく、中継銀行手数料、受取手数料、為替レートに含まれるコストも確認しましょう。
送金額が大きいほど、為替レートの差が日本円の負担へ影響します。
クレジットカードで支払う場合は、学校側のカード決済手数料と、カード会社の海外事務処理手数料を確認してください。
ポイントが付与されても、手数料の方が高くなる可能性があります。
一括払いの限度額や、不正利用防止による決済停止にも注意が必要です。
海外への支払いで比較したい項目
- 送金元で支払う手数料
- 中継銀行や受取側の手数料
- 適用される為替レート
- カード決済の追加手数料
- 返金時に差し引かれる費用
海外送金の選択肢は、留学におすすめの海外送金サービス5選で比較しています。
カードの年会費や海外保険も確認したい方は、留学におすすめのクレジットカード7選も参考にしてください。
安い国を選ぶだけでは不十分|費用対効果の高い留学先の選び方
留学先を選ぶときは、支払う金額だけでなく、その費用でどれだけ学べるかを考えることが重要です。
授業料が安くても、英語を話す時間が少なければ、期待した成果を得られない可能性があります。
ここでは、留学総額と学習効果の両方を比較し、自分に合った留学先を選ぶ基準を解説します。
留学の目的を明確にする
費用対効果の高い留学を実現するには、最初に留学の目的を一つの文章で説明できる状態にしましょう。
目的が曖昧なままでは、安い国や人気の学校を選ぶだけになり、現地で何をすればよいのか分からなくなるからです。
「英語を話せるようになりたい」だけではなく、使いたい場面まで具体化してください。
- 海外旅行で店員へ質問できるようになりたい
- ワーホリで接客の仕事に応募したい
- 外国人の友達と日常会話を続けたい
- 海外大学や専門学校へ進学したい
- 帰国後に英語を使う仕事へ転職したい
初心者が発話量を増やしたいなら、マンツーマン授業の多いフィリピンが候補です。
ネイティブの生活英語に慣れたいなら、カナダやアイルランドなども比較できます。
大学進学が目的なら、費用の安さより入学条件や専攻内容を優先する必要があります。
目的を達成できない格安留学は、結果的に高い買い物になる可能性があります。
授業時間と1クラス当たりの人数を比較する
語学学校の授業料を比較するときは、週当たりの授業時間とクラス人数を確認しましょう。
同じ4週間で20万円のコースでも、週15時間と週25時間では、受けられる授業量が異なります。
1クラスに15人いる授業と、5人程度の少人数授業でも、一人が発言できる時間に差が出ます。
グループ授業は、ほかの学生の表現や考え方を学べることがメリットです。
一方で、発言しないまま授業が終わることもあります。
英語を話すことに慣れていない方は、少人数クラスやマンツーマン授業を組み合わせられる学校を選ぶとよいでしょう。
授業内容を比較するときの質問
- 週に何時間の授業がありますか?
- 1レッスンは何分ですか?
- 1クラスの最大人数は何人ですか?
- マンツーマン授業は含まれますか?
- 祝日の振替授業はありますか?
授業料の安さだけでなく、実際に英語を話せる時間を比較してください。
マンツーマン授業とグループ授業の違いを確認する
マンツーマン授業とグループ授業は、どちらが優れているというものではありません。
現在の英語力と伸ばしたい能力によって、適した授業形式が異なります。
英語を話すことへの不安が強い方はマンツーマン授業、複数人で意見を交わしたい方はグループ授業が向いています。
| 授業形式 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| マンツーマン授業 | 発話量を確保しやすい | 他国の学生と話す機会は少ない |
| 少人数グループ | 発言と交流のバランスを取りやすい | 積極性が必要になる |
| 大人数グループ | さまざまな意見や英語に触れられる | 一人当たりの発話時間が少ない |
フィリピンではマンツーマン授業を含むコースを探しやすく、欧米圏ではグループ授業が中心になる傾向があります。
初心者はマンツーマンだけを選びたくなりますが、グループ授業には、聞き取れなかったときに聞き返す練習や、会話へ割り込む練習ができる利点があります。
両方を組み合わせ、自分で話す時間と他者から学ぶ時間を確保しましょう。
日本人比率と学校外で英語を使える環境を確認する
留学中に英語を使う時間を増やしたい方は、語学学校の日本人比率と、滞在先の国籍構成を確認しましょう。
授業が英語でも、休憩時間や放課後を日本人同士で過ごしていると、日本語を話す時間が長くなります。
英語力に自信がないほど、日本語が通じる環境へ頼りやすくなるため注意が必要です。
ただし、日本人が少ない学校を選べば必ず英語が伸びるわけではありません。
困ったときに相談できず、部屋へ引きこもってしまう可能性もあります。
初心者は、日本語サポートを利用できる一方で、授業や寮では多国籍な学生と交流できる環境が向いています。
学校外で英語を使えるかも確認しましょう。
ホームステイ先で会話する機会があるか、学生寮で他国の学生と暮らせるか、地域の活動へ参加できるかによって、英語を使う時間は変わります。
留学総額だけでなく1レッスン当たりの費用を比較する
費用対効果を数値で比較したい場合は、留学総額だけでなく、1レッスン当たりの費用を計算しましょう。
たとえば、留学総額が安いプランでも授業数が少なければ、1回当たりの料金は高くなる可能性があります。
反対に、総額が少し高くても授業数が多ければ、学習面ではお得な場合があります。
計算方法
1レッスン当たりの費用=学校へ支払う学習関連費用÷実際に受けられる総レッスン数
計算するときは、祝日、オリエンテーション、学校の休校日も考慮してください。
予定表では100レッスンでも、祝日の振替がなければ実際の授業数が減る可能性があります。
マンツーマン授業と大人数のグループ授業を同じ1レッスンとして扱うと、正確な比較は難しくなります。
授業時間、形式、クラス人数も合わせて確認しましょう。
価格だけでなく、自分が英語を話せる時間にいくら支払うかを考えることが大切です。
学校・滞在先・サポート内容を総合的に判断する
費用対効果の高い留学先を選ぶには、語学学校の授業だけでなく、滞在先とサポート内容も含めて判断しましょう。
授業料が安くても、寮の環境が悪くて眠れない場合や、通学に長時間かかる場合は、勉強へ集中しにくくなります。
必要なサポートが有料で追加されると、最終的な費用も増えます。
確認したいサポートには、学校の入学手続き、ビザ案内、空港送迎、滞在先のトラブル対応、緊急時の日本語窓口などがあります。
すべてのサポートが必要とは限りません。
海外経験があり、英語で学校と連絡できる方は、最低限のサポートで費用を抑えられる可能性があります。
初めて留学する方は、安さを優先してサポートを減らしすぎると、不安や手続きの負担が増えるでしょう。
自分でできることと、専門家へ任せたいことを整理し、必要なサポートだけに費用を支払うことが大切です。
留学費用を無駄にしないために出発前から英語を勉強する
留学先で英語をゼロから学び始めると、貴重な滞在期間を基礎学習だけに使うことになります。
出発前に単語、文法、リスニング、簡単な会話を練習しておけば、現地で英語を使う活動へ早く進めます。
ここでは、初心者が留学前に優先したい勉強内容と、具体的な進め方を解説します。
中学英文法と基本英単語を復習する
留学前の英語学習では、難しい文法よりも中学英文法と基本英単語を優先しましょう。
現地生活で頻繁に使うのは、現在形、過去形、未来表現、疑問文、助動詞などの基本的な形です。
複雑な英文を作れなくても、短い文を正しく組み合わせれば多くの場面に対応できます。
たとえば、「昨日体調が悪かった」「明日は学校を休みたい」「この料金には何が含まれますか」などを英語で言えるようにします。
単語を覚えるときは、日本語の意味を見るだけでなく、短い例文を音読してください。
- be動詞と一般動詞の使い分け
- 現在形・過去形・未来表現
- 疑問文と否定文の作り方
- can・should・have toなどの助動詞
- 食事・交通・体調・学校生活の基本単語
留学前の勉強を順番に進めたい方は、留学前の英語勉強法ロードマップも参考にしてください。
オンライン英会話で英語を話すことに慣れる
単語や文法を勉強していても、英語を口に出す経験が少ないと、留学先で最初の一言が出てこないことがあります。
オンライン英会話を利用し、外国人講師へ自己紹介したり、質問を聞き返したりする練習をしておきましょう。
週1回からでも、英語で会話する心理的な負担を減らせます。
最初は自己紹介、趣味、仕事、留学の目的など、同じ話題を繰り返して構いません。
毎回新しい教材へ進むより、自分のことをスムーズに話せる状態を目指しましょう。
授業中に使う「もう一度言ってください」「例を教えてください」などの表現も練習してください。
サービスを比較したい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選で選び方を解説しています。
英語学習アプリで毎日の学習習慣を作る
仕事や学校でまとまった勉強時間を確保できない方は、英語学習アプリを活用しましょう。
通勤中、昼休み、寝る前などの短い時間に、単語、文法、リスニング、発音を練習できます。
留学準備で忙しくなっても、スマートフォンなら学習を継続しやすいことがメリットです。
ただし、複数のアプリを同時に使うと、どれも中途半端になる可能性があります。
最初は一つの弱点に絞りましょう。
単語が不足しているなら単語アプリ、発音に不安があるなら音声判定のあるアプリ、会話の瞬発力を伸ばしたいならAI英会話を選びます。
目的別のアプリ活用法
- 英単語:毎日10〜20語を繰り返す
- 文法:間違えた問題だけ解き直す
- リスニング:短い音声を繰り返し聞く
- 発音:録音してお手本と比較する
- 英会話:短い返答を素早く言う
アプリだけで英会話を完結させず、オンライン英会話や音読と組み合わせてください。
留学向けのアプリは、留学前におすすめの英語学習アプリ10選で比較しています。
空港・ホテル・レストランで使う旅行英語を覚える
留学先へ到着してすぐに必要になるのは、難しい学術英語ではなく、空港、交通機関、滞在先、飲食店で使う英語です。
入国審査、乗り継ぎ、荷物の紛失など、緊張しやすい場面の表現を先に覚えておくと、渡航時の不安を減らせます。
文章を丸暗記するだけでなく、質問への答え方も練習しましょう。
- 入国の目的と滞在期間を説明する
- 搭乗口や乗り継ぎ場所を尋ねる
- ホテルや寮で設備の使い方を確認する
- レストランで注文や会計をする
- 体調不良やトラブルを説明する
「聞き取れなかったら終わり」と考える必要はありません。
聞き返す、ゆっくり話してもらう、紙に書いてもらう表現も覚えてください。
翻訳アプリは緊急時に役立ちますが、最初からすべて任せるのではなく、自分で一度伝えてから補助として使いましょう。
TOEIC教材で語彙と文法の基礎を固める
TOEIC教材は、留学前に必要な語彙、文法、リスニングの基礎を整えるために活用できます。
特にTOEIC500〜650点程度の方は、単語帳、文法問題集、公式問題集などを使い、自分が理解できない英文の形を減らしましょう。
ただし、TOEIC対策だけで留学準備を終えないことが大切です。
TOEIC Listening & Reading Testは、リスニングとリーディングの力を測る試験です。
問題を解く力が伸びても、自分の考えをその場で話す練習をしなければ、英会話力とは差が残る可能性があります。
参考資料:IIBC「TOEIC Listening & Reading Test」
教材で覚えた表現は、音読、瞬間英作文、オンライン英会話で実際に使いましょう。
インプットした英語を口に出すところまで行うことが重要です。
留学向けの教材選びは、留学前におすすめの英語教材も参考にしてください。
留学中に達成したい英語の目標を決める
留学前には、「英語を話せるようになる」という曖昧な目標ではなく、留学中に達成したい行動を決めましょう。
目標が具体的であれば、現地で何を練習すればよいのか分かり、帰国後に成果を振り返りやすくなります。
スコアだけでなく、実際にできるようになりたいことを設定してください。
留学中の目標例
- 1分間の自己紹介を見ずに話せるようになる
- 毎日一人へ自分から英語で質問する
- レストランやカフェで一人で注文する
- 週に一度は他国の学生と外出する
- 授業中に毎日一回以上発言する
最初から大きすぎる目標を設定すると、できなかったときに自信を失いやすくなります。
「ネイティブのように話す」ではなく、「聞き返しながら5分間会話を続ける」など、自分の現在地から少し上の目標にしましょう。
僕自身も、海外へ行くだけで自然に英語が話せるわけではないと感じました。
授業以外でも自分から話す場面を作ることが大切です。
出発前の学習内容を整理したい方は、留学前に英語学習は何をするべきかも確認してみてください。
低予算で留学する国を決めるまでの手順
低予算で留学を実現するには、最初に安い国を探すのではなく、目的・期間・予算の順番で条件を整理することが大切です。
条件が曖昧なまま留学エージェントへ相談すると、紹介されたプランが自分に合っているのか判断できません。
ここでは、予算オーバーを防ぎながら、自分に合う国と語学学校を決めるまでの手順を解説します。
| 手順 | 決める内容 | 重要なポイント |
|---|---|---|
| 1 | 目的・時期・期間 | 留学で実現したいことを具体化する |
| 2 | 予算と予備費 | 帰国後の生活費まで残しておく |
| 3 | 候補となる国 | 目的と予算に合う3カ国程度に絞る |
| 4 | 都市・学校・滞在先 | 授業料以外の生活費も比較する |
| 5 | 留学エージェント | 同じ条件で2〜3社へ相談する |
| 6 | 留学総額 | 航空券や保険を含めて比較する |
| 7 | 追加費用 | 別途・現地払いの項目を確認する |
| 8 | 契約条件 | キャンセルと返金の条件を読む |
この順番で整理すると、「安かったから申し込んだものの、目的に合わなかった」という失敗を防ぎやすくなります。
一つずつ条件を決め、分からない部分は見積もりを依頼するときに質問しましょう。
留学の目的・時期・期間を整理する
最初に、留学で何を実現したいのかを明確にしましょう。
同じ英語留学でも、英会話への苦手意識をなくしたい人と、ワーホリで働ける英語力を身につけたい人では、適した国や期間が異なります。
目的が曖昧なままでは、料金の安さだけでプランを選んでしまいます。
たとえば、英会話初心者が発話量を増やしたい場合は、フィリピンのマンツーマン授業が候補です。
ヨーロッパ生活を体験したい場合はマルタ、ネイティブ環境で学びたい場合はカナダやアイルランドなどを比較できます。
ワーホリを予定しているなら、仕事探しを始める時期から逆算して語学学校へ通う期間を決めましょう。
最初に整理したい3つの条件
- 留学によって何ができるようになりたいか
- いつまでに出発したいか
- 何週間または何カ月滞在できるか
時期と期間を考えるときは、仕事や学校の予定だけでなく、現地の繁忙期や気候も確認してください。
出発日を数週間ずらすだけで、航空券や滞在費を抑えられる場合があります。
支払える予算と予備費の上限を決める
留学予算は、現在の貯金をすべて使う前提で決めないことが大切です。
学校へ支払う費用のほかに、航空券、保険、ビザ、生活費、現地での緊急費用が必要になります。
社会人の場合は、留学中に得られない収入や、帰国後の生活費も考えなければなりません。
予算を決めるときは、「留学に使える総額」と「学校やエージェントへ支払える上限」を分けましょう。
たとえば、総予算が100万円の場合でも、100万円をすべて授業料と滞在費に使うのではなく、航空券や現地生活費、予備費を残します。
帰国便の変更や体調不良など、予定外の支出にも備えてください。
メモ
現地で働く予定があっても、収入を得られる時期や金額は保証されません。
仕事が見つからない期間も生活できる資金を用意しましょう。
候補となる国を3カ国程度に絞る
目的と予算を整理したら、候補となる留学先を3カ国程度に絞りましょう。
最初から1カ国に決めると、ほかの国なら同じ予算で授業時間や滞在期間を増やせることに気づけない可能性があります。
反対に、候補を増やしすぎると情報を比較できず、決断しにくくなります。
候補は、特徴の異なる国を選ぶと比較しやすいです。
たとえば、英会話初心者ならフィリピン、ヨーロッパ生活も重視するならマルタ、ネイティブ環境ならカナダを候補にします。
同じ予算で何週間滞在できるか、どのような授業を受けられるかを比べましょう。
- 総額と授業量を重視するならフィリピン
- ヨーロッパ生活も体験するならマルタ
- ネイティブ環境を重視するならカナダ
- 自然と落ち着いた生活ならニュージーランド
- 進学や専門分野を重視するならアメリカ・イギリス
国を絞る段階では、学校名まで決める必要はありません。
まずは国ごとの費用、授業形式、生活環境を比較し、自分が優先したい条件に順位を付けましょう。
都市・語学学校・滞在方法を比較する
留学費用は、国だけでなく都市、語学学校、滞在方法によって大きく変わります。
カナダでもバンクーバーとほかの都市では住居費が異なり、イギリスでもロンドンと地方都市では生活費に差があります。
国の平均費用だけで判断せず、実際に暮らす都市まで決めて比較しましょう。
語学学校では、授業料、週当たりの授業数、クラス人数、マンツーマン授業の有無を確認してください。
安い学校でも授業時間が少なければ、1レッスン当たりの費用が高くなることがあります。
祝日の振替授業や教材費の有無も確認しましょう。
滞在先は、月額料金だけでは比較できません。
ホームステイの食事、学生寮の光熱費、シェアハウスの保証金、学校までの交通費を含めて考える必要があります。
授業料・滞在費・交通費を組み合わせた総額で判断しましょう。
複数の留学エージェントへ同じ条件で相談する
国と期間の候補が決まったら、複数の留学エージェントへ同じ条件で相談しましょう。
エージェントによって、紹介できる学校、割引、手数料、現地サポートが異なるためです。
1社だけでは、提示された学校や見積金額が自分にとって妥当なのか判断しにくくなります。
相談するときは、予算だけでなく、留学の目的や現在の英語力も伝えてください。
「100万円以内で行きたい」だけではなく、「TOEIC600点程度で、英会話への苦手意識を減らしたい」などと説明すると、目的に合う学校を提案してもらいやすくなります。
すべてのエージェントへ伝える条件
- 候補となる国と都市
- 希望する出発時期と留学期間
- 週当たりの授業数
- 個室または相部屋などの滞在条件
- 航空券や保険を含む予算上限
- 必要とする現地サポート
同じ条件を伝えなければ、正確な比較はできません。
見積書を受け取った後は、総額だけでなく、含まれる費用とサポート内容も並べましょう。
授業料ではなく留学総額を比較する
留学プランを比較するときは、語学学校の授業料ではなく、日本を出発してから帰国するまでの総額を確認しましょう。
授業料が安くても、航空券や住居費が高ければ、別の国より総額が高くなる可能性があります。
短期留学では航空券、長期留学では毎月の家賃と生活費の影響が大きくなります。
| 費用の種類 | 主な項目 |
|---|---|
| 学校関連費 | 授業料・入学金・教材費 |
| 渡航関連費 | 航空券・ビザ・海外保険 |
| 滞在関連費 | 家賃・保証金・光熱費 |
| 生活関連費 | 食費・交通費・通信費 |
| その他 | 観光費・交際費・予備費 |
総額を比較するときは、すべて日本円に換算してください。
現地通貨の金額だけでは、国ごとの差を直感的に判断しにくくなります。
適用される為替レートや送金手数料も確認しましょう。
学校によって授業数が違う場合は、1週間当たりの費用や1レッスン当たりの費用も計算すると、費用対効果を判断しやすくなります。
見積もりに含まれない費用を確認する
見積書を受け取ったら、「別途」「実費」「現地払い」と書かれた項目を確認しましょう。
金額が空欄になっている費用をゼロとして計算すると、渡航後に予算が不足する可能性があります。
特に教材費、寮の保証金、光熱費、空港送迎費、ビザ関連費用は見落としやすい項目です。
フィリピン留学では、学校へ到着した後に現地通貨で支払う費用が設定されている場合があります。
欧米圏でも、滞在先の保証金、清掃費、学校指定の保険料などが別途必要になることがあります。
不明な項目は、一般的にいくら支払うのか質問してください。
出発前の支払いと現地到着後の支払いを分けた一覧を作ると、いつまでにいくら用意すればよいのか分かりやすくなります。
キャンセル規定と返金条件を確認する
留学を申し込む前には、語学学校、滞在先、留学エージェントのキャンセル規定を確認しましょう。
病気、仕事、家族の事情などで出発日を変更する可能性があります。
割引料金で申し込んだ場合は、通常料金より返金条件が厳しく設定されていることもあります。
確認したいのは、申込金、入学金、授業料、滞在費のうち、どの費用が返金されるかです。
キャンセルする時期によって、返金額が段階的に減る場合もあります。
出発後に学校やコースが合わなかった場合、未受講分が返金されるかも確認してください。
確認したい契約条件
出発日の変更手数料、キャンセル料、返金対象外の費用、返金までの日数、学校変更の可否を書面で確認しましょう。
口頭で「変更できます」と説明された場合でも、契約書に同じ内容が書かれているか確認することが大切です。
内容を理解できないまま、その場で契約しないようにしましょう。
留学費用が安い国に関するよくある質問
留学費用が安い国を探している方からは、国ごとの費用差や短期留学の効果、現地でのアルバイトについて多くの疑問が寄せられます。
金額だけで判断すると、自分の目的や英語力に合わない国を選んでしまう可能性があります。
ここでは、低予算の留学を検討するときによくある質問へ分かりやすく回答します。
英語圏で留学費用が最も安い国はどこですか?
主要な英語留学先の中では、フィリピンが留学総額を抑えやすい国です。
日本から比較的近く、欧米圏より航空券を抑えやすいことに加え、授業料、学生寮、食事がセットになった語学学校を探しやすいからです。
マンツーマン授業を多く受けられるため、授業時間を重視する人にも向いています。
ただし、すべての条件でフィリピンが最安になるとは限りません。
夏の航空券、個室の学生寮、週末の観光、現地支払い費用などを加えると、想定より高くなる場合があります。
マルタやカナダでも、閑散期や地方都市を選ぶことで費用を調整できる可能性があります。
国名だけで決めず、同じ期間、授業数、滞在条件で見積もりを比較しましょう。
100万円以下で留学できる国はありますか?
100万円以下でも留学は可能です。
フィリピンであれば、時期や学校によって1〜2カ月程度の留学を検討できます。
マルタ、カナダ、ニュージーランドなどでも、4週間程度の短期留学であれば予算内に収まる可能性があります。
ただし、学校へ支払う費用だけで100万円を使い切らないようにしましょう。
往復航空券、海外保険、ビザや渡航認証、現地交通費、通信費、食費なども必要です。
為替レートや繁忙期料金によっては、同じプランでも100万円を超える場合があります。
予算を伝えるときは、「航空券や保険、生活費を含めて100万円以内」と説明してください。
予備費を残せない場合は、留学期間や部屋の条件を見直すことをおすすめします。
フィリピン留学はなぜ安いのですか?
フィリピン留学が比較的安い理由は、欧米圏より人件費や学校運営費を抑えやすく、授業、学生寮、食事を一つのプランとして提供する学校が多いためです。
日本からの移動距離も比較的短く、北米やヨーロッパより航空券を抑えられる可能性があります。
費用が安くても、マンツーマン授業を多く受けられる点は大きな特徴です。
ただし、表示されている学校料金だけで総額を判断しないようにしましょう。
教材費、電気代、寮の保証金、空港送迎費、滞在期間に応じた手続き費用などが現地払いになる場合があります。
外食や週末旅行を増やせば生活費も高くなります。
安い理由と料金に含まれる範囲を確認し、学校ごとの総額を比較することが大切です。
フィリピンとマルタではどちらが安いですか?
一般的には、フィリピンの方が留学総額を抑えやすいです。
フィリピンは日本から比較的近く、授業、学生寮、食事がセットになったプランを選びやすいためです。
マンツーマン授業を多く受けたい方にとっては、授業量を含めた費用対効果も高くなりやすいでしょう。
一方、マルタはヨーロッパの中では比較的費用を抑えて英語を学べる留学先です。
欧州各国から集まる学生と交流し、ヨーロッパ生活を経験できる点はフィリピンにはない魅力です。
ただし、夏は滞在費や航空券が高くなりやすいため、渡航時期によって総額が変わります。
安さと発話量を重視するならフィリピン、欧州生活や多国籍な交流を重視するならマルタを検討しましょう。
カナダとニュージーランドではどちらが安いですか?
カナダとニュージーランドの留学費用は、都市と滞在方法によって変わるため、一律には判断できません。
カナダではバンクーバーやトロントの住居費が高くなりやすい一方、ほかの都市を選ぶことで費用を調整できる場合があります。
ニュージーランドも、オークランドと地方都市では家賃や生活環境が異なります。
短期留学では、日本からの航空券も比較してください。
学校の授業料が安くても、航空券や空港から都市までの移動費を含めると総額が逆転する可能性があります。
長期留学では、家賃、食費、交通費の差が大きくなります。
多文化な都市生活や学校の選択肢を重視するならカナダ、自然が多い落ち着いた環境を重視するならニュージーランドが候補です。
アメリカとイギリスではどちらの留学費用が高いですか?
アメリカとイギリスは、どちらも留学費用が高くなりやすい国です。
アメリカでは授業料、学校指定の医療保険、大都市の住居費が負担になりやすく、イギリスではロンドンの家賃と交通費が総額を押し上げます。
学校と都市によって差が大きいため、国全体でどちらが高いとは断定できません。
費用を抑えたい場合、アメリカでは南部や中西部などの地方都市、イギリスではロンドン以外の都市も比較しましょう。
短期留学では航空券、長期留学では住居費と保険、ビザ関連費用が重要です。
費用だけでなく、アメリカ英語とイギリス英語、学びたい専門分野、卒業後の進路も判断材料にしてください。
マルタとアイルランドではどちらがおすすめですか?
留学費用を抑えながらヨーロッパ生活を経験したい方にはマルタ、日常的なネイティブ英語の環境を重視する方にはアイルランドが向いています。
マルタでは欧州各国から集まる留学生と交流しやすく、英語学習と観光を組み合わせられます。
アイルランドでは、学校外でも英語を使う生活環境を作りやすいことが魅力です。
費用面では、マルタの方が授業料を抑えられるプランを見つけやすい傾向があります。
ただし、夏は観光シーズンの追加料金に注意が必要です。
アイルランドでは、特にダブリンの滞在費が高くなる場合があります。
安さと多国籍な交流ならマルタ、ネイティブ環境と長期的な海外生活ならアイルランドという基準で比較しましょう。
留学エージェントを使わない方が安くなりますか?
留学エージェントを利用しなければ、必ず安くなるとは限りません。
相談料や手数料が無料のエージェントもあり、語学学校のキャンペーンや長期割引が適用される場合があります。
一方で、サポート料金や独自の為替手数料などが追加される会社もあるため、料金体系の確認が必要です。
自分で申し込む場合は、学校との英語でのやり取り、海外送金、滞在先、ビザ、空港送迎などを自分で手配します。
手数料を抑えられても、手続きの間違いやキャンセル時の対応に時間がかかる可能性があります。
エージェント利用の有無ではなく、同じ学校と条件で最終的な総額を比較することが大切です。
サポートが必要な範囲も整理して判断しましょう。
1カ月の短期留学でも英語力は伸びますか?
1カ月でも、学習方法と目標によって英語力の変化を感じることは可能です。
特に、英語を話すことへの抵抗感を減らす、自己紹介をスムーズにする、日常的な質問へ答えるといった目標は取り組みやすいでしょう。
ただし、1カ月で英語を流暢に話せるようになるとは限りません。
短期留学を有効にするには、出発前の準備が重要です。
中学英文法、基本英単語、自己紹介、授業中の質問表現を練習しておけば、現地で基礎学習だけに時間を使わずに済みます。
留学中は、授業を受けるだけでなく、毎日自分から一人へ質問するなどの行動目標を決めましょう。
帰国後もオンライン英会話や音読を続けることで、留学中に身につけた感覚を維持しやすくなります。
現地でアルバイトをすれば留学費用を補えますか?
ビザや就学条件によって就労が認められていれば、アルバイト収入で生活費の一部を補える可能性があります。
ただし、すべての学生や語学留学生が自由に働けるわけではありません。
国、ビザ、学校、コース、就学期間によって就労条件が異なるため、各国政府の公式情報を確認してください。
参考資料:Government of Canada「Work off campus as an international student」
参考資料:Australian Government Department of Home Affairs「Work restrictions」
参考資料:Immigration New Zealand「Working on a student visa」
仕事が見つかる時期や収入は保証されません。
渡航直後には、家賃の保証金、交通費、スマホ、日用品などの支払いが重なります。
アルバイト収入は予算の前提ではなく補助として考え、無収入でも数カ月生活できる資金を用意しましょう。
留学費用を安くするなら何カ月前に申し込むべきですか?
短期留学では出発の3〜6カ月前、長期留学では6〜12カ月前から準備を始めると、学校や滞在先を比較しやすくなります。
夏休みや年末年始などの繁忙期に留学する場合は、さらに早めに動きましょう。
人気の学校や学生寮は、安い部屋から満室になる可能性があります。
ただし、早く申し込めば必ず安くなるわけではありません。
語学学校のキャンペーンが後から始まることもありますが、航空券や滞在先の選択肢は時間がたつほど減る可能性があります。
まずは複数の日程で見積もりを取り、料金差を確認してください。
ビザが必要な留学では、学校からの書類発行や申請審査にも時間がかかります。
たとえば、ニュージーランド移民局は、英語コース向け学生ビザについて渡航予定日の3カ月前の申請を強く推奨しています。
参考資料:Immigration New Zealand「English Language Student Visa」
格安留学でも安全性や授業の質に問題はありませんか?
留学費用が安いからといって、必ず安全性や授業の質に問題があるわけではありません。
人件費、物価、都市、授業形式、部屋の種類などによって料金が安くなっている場合があります。
一方で、料金だけで学校を選ぶと、授業時間や滞在先の環境が希望と合わない可能性があります。
申し込む前に、学校の運営実績、認可や登録、講師の研修、クラス人数、キャンセル規定を確認しましょう。
滞在先については、学校までの距離、周辺環境、セキュリティ、緊急時の連絡先も重要です。
口コミを見る場合は、古い投稿や一人の感想だけで判断しないようにしてください。
格安プランで確認したいこと
- 安くなっている具体的な理由
- 実際に受けられる授業時間
- クラス人数と講師の変更制度
- 滞在先の場所とセキュリティ
- トラブル時の連絡先と対応時間
複数社へ同じ学校の見積もりを依頼し、料金とサポート内容を照らし合わせると判断しやすくなります。
まとめ|留学費用が安い国は総額と目的を比較して選ぼう
留学費用が安い国を探している方には、フィリピンが有力な選択肢です。
マンツーマン授業を受けやすく、授業料、学生寮、食事がセットになったプランを探せるため、英会話初心者でも学習時間を確保しやすいでしょう。
ヨーロッパ生活を体験したい方にはマルタ、ネイティブ環境を重視する方にはカナダやアイルランドも候補です。
ただし、最も安い国が自分にとって最もよい留学先とは限りません。
国によって、授業形式、滞在環境、学校外で英語を使う機会が異なります。
授業料だけではなく、航空券、保険、ビザ、滞在費、生活費を含む留学総額で比較してください。
- 留学の目的・時期・期間を最初に決める
- 貯金を使い切らず予備費を残す
- 候補となる国を3カ国程度に絞る
- 同じ条件で2〜3社から見積もりを取る
- 現地支払い費用とキャンセル規定を確認する
- 出発前から英語を話す練習を始める
留学先を決められない場合は、予算と希望条件を整理し、複数の留学エージェントへ同じ内容で相談しましょう。
割引額や表示料金だけではなく、留学総額、授業時間、滞在先、サポート内容を比較することで、自分に合うプランを選びやすくなります。
渡航前に支払い方法や保険も準備したい方は、海外留学におすすめのクレジットカードも参考にしてください。
留学先選びの結論
安い国を選ぶことだけを目的にせず、支払う費用でどのような授業と海外経験を得られるのかを考えましょう。
目的を達成できる範囲で総額を抑えることが、後悔しない留学につながります。