留学先の授業で英語プレゼンをすることになり、「何から準備すればよいのか分からない」と不安になっていませんか?
英語で人前に立つだけでも緊張するうえに、原稿やスライドを作り、発表後の質問にも答える必要があります。
留学中の英語プレゼンは、課題条件を確認し、結論・理由・具体例の順に内容を整理すれば、英語に自信がない方でも対応できます。
この記事では、英語プレゼンの基本構成から、始め方と締めに使えるフレーズ、原稿・スライドの作り方、質疑応答の乗り切り方まで解説します。
留学前にできる練習方法も紹介するので、プレゼン課題への不安を減らし、自信を持って発表するために役立ててください。
留学中の英語プレゼンは準備の順番を決めれば乗り切れる
留学中の英語プレゼンは、英語を流暢に話せなくても、準備の順番を決めれば十分に対応できます。
最初から難しい単語を使った長い原稿を作る必要はありません。
伝えたい結論を決め、内容を整理し、簡単な英語で繰り返し練習することが大切です。
英語プレゼンで初心者が苦戦しやすい原因は、単語や文法の知識だけではありません。
課題の条件を正しく理解できていなかったり、いきなり英文原稿を書き始めたりすると、準備に時間がかかります。
さらに、原稿を一字一句暗記しようとすると、一部分を忘れただけで続きが出てこなくなることがあります。
大切なのは、次の順番で準備を進めることです。
- 課題の内容と評価基準を確認する
- 一番伝えたい結論を決める
- 理由と具体例を集める
- 導入・本題・結論の順番を作る
- 簡単な英語で原稿とスライドを作る
- 時間を測りながら声に出して練習する
この流れで進めれば、「何から始めればよいか分からない」という状態を避けられます。
発音や文法に多少の間違いがあっても、主張と理由が整理されていれば、聞き手は内容を理解しやすくなります。
メモ
留学経験を振り返っても、難しい英語を考え続けるより、知っている単語で短く伝える方が会話は前に進みました。
プレゼンでも、完璧な英文を作ることより、聞き手に要点が伝わることを優先しましょう。
授業中の質問や聞き返しにも不安がある方は、留学の授業で使える英語フレーズ80選も参考にしてください。
先生の説明を確認する表現を準備しておくと、プレゼン課題の条件を聞き逃したときにも対応しやすくなります。
留学先ではどのような英語プレゼンが行われる?
留学先で行われる英語プレゼンは、学校の種類や授業の目的によって異なります。
語学学校では身近なテーマを扱うことが多く、大学や専門学校では調査内容や根拠を求められることがあります。
自分が受ける授業の形式を事前に知っておくと、必要な準備を判断しやすくなります。
| プレゼンの種類 | 主な内容 | 準備のポイント |
|---|---|---|
| 語学学校 | 自己紹介・文化・旅行・社会問題 | 簡単な英語で分かりやすく話す |
| 大学・専門学校 | 調査結果・専門テーマ・課題への提案 | 根拠や参考資料を用意する |
| グループ発表 | メンバーで分担したテーマ | 全体の流れと担当範囲を共有する |
同じ英語プレゼンでも、評価されるポイントは異なります。
学校や先生によって条件が変わるため、過去の経験や一般的なルールだけで判断せず、今回の課題説明を確認しましょう。
語学学校で行われるプレゼン
語学学校では、授業で学んだ単語や文法を使って、自分の考えを英語で伝えるプレゼンが行われることがあります。
テーマは、自己紹介、出身国の文化、おすすめの旅行先、環境問題、SNS、働き方など、学生が意見を考えやすい内容が中心です。
例えば、「自分の国のおすすめ観光地」をテーマに、場所の特徴、選んだ理由、現地でできることを数分間で紹介します。
語学学校のプレゼンでは、専門的な知識を示すことよりも、授業で学んだ英語を使い、自分の考えを相手に伝えることが重要です。
難しい英文を作ろうとすると、原稿を読むだけの発表になりやすいため注意しましょう。
「This place is famous for ...」「I recommend it because ...」のように、短い英文を組み合わせる方が話しやすくなります。
また、発表後に先生やクラスメイトから簡単な質問を受ける場合もあります。
「Why did you choose this topic?」「Have you been there before?」など、テーマから想定できる質問を3つほど準備しておくと安心です。
語学学校の授業についていけるか不安な方は、留学で英語についていけない原因と対策も確認してみてください。
大学・専門学校で行われるプレゼン
海外の大学や専門学校では、授業内容や自分で調査したテーマについて発表することがあります。
語学学校のプレゼンよりも、主張を支える根拠やデータ、参考文献を求められる可能性があります。
例えば、「オンライン授業は対面授業より効果的か」というテーマなら、自分の感想だけではなく、調査結果や具体例を使って意見を説明します。
発表内容によっては、スライドの提出、参考資料の記載、質疑応答への対応まで評価対象になります。
そのため、先に英文原稿を書くのではなく、課題の目的を確認し、必要な情報を集めることが大切です。
大学のプレゼンでは、情報を並べるだけでなく、どのような結論を伝えたいのかを明確にする必要があります。
調べた情報をすべて入れると話の中心が分かりにくくなるため、結論を支える内容だけを選びましょう。
Monash Universityの学習支援情報でも、口頭発表では聞き手が理解しやすい中心的なメッセージを作り、導入・本題・結論の順で構成することが案内されています。
参考資料:Monash University「Develop an oral presentation」
個人プレゼンとグループプレゼンの違い
個人プレゼンとグループプレゼンでは、準備するときに注意するポイントが異なります。
個人プレゼンは、テーマ選びから原稿、スライド、発表まで自分で管理できます。
一方、グループプレゼンでは、自分の担当部分だけでなく、メンバー全員の内容をつなげなければなりません。
| 項目 | 個人プレゼン | グループプレゼン |
|---|---|---|
| 内容の決定 | 自分で調整しやすい | 全員で結論を共有する |
| 時間管理 | 全体を自分で管理する | 担当者ごとに配分する |
| 練習 | 一人でも進められる | 全員で通す必要がある |
| 注意点 | 一人で抱え込みやすい | 内容が重複しやすい |
グループ発表でよくある失敗は、それぞれが担当部分だけを作り、最後にスライドをつなげることです。
この方法では、同じ説明が繰り返されたり、発表者が変わるたびに話題が飛んだりします。
最初に全体の結論と構成を決め、そのあとで担当を分けましょう。
また、「Now, I’ll hand it over to Alex.」など、次の発表者へつなぐ英語も決めておくと流れが自然になります。
グループで意見をまとめる英語に不安がある方は、留学中の英語ディスカッションで使えるフレーズと発言のコツも参考にしてください。
最初に確認したい課題条件と評価基準
英語プレゼンの準備を始める前に、課題条件と評価基準を確認しましょう。
条件を勘違いしたまま準備すると、内容が良くても制限時間を超えたり、必要な参考資料が不足したりする可能性があります。
プレゼン前に確認したい項目
- 発表のテーマと目的
- 個人発表かグループ発表か
- 発表時間と質疑応答の時間
- スライドや配布資料が必要か
- 原稿やメモを見てもよいか
- 参考文献や引用が必要か
- 提出期限とファイル形式
- 評価基準が公開されているか
特に確認したいのが、ルーブリックと呼ばれる評価表です。
ルーブリックには、内容、構成、話し方、スライド、時間管理など、採点で見られる項目が示されている場合があります。
評価基準を先に読めば、どこへ時間をかけるべきか判断できます。
例えば、内容の根拠が重視されているなら調査に時間を使い、話し方が重視されているなら音読や録画練習を増やします。
UNSWでは、ルーブリックを課題の基準と到達水準に照らして評価するための表として説明しています。
参考資料:UNSW Sydney「Using Assessment Rubrics」
留学中の英語プレゼンで使う基本構成
英語プレゼンは、Introduction、Body、Conclusionの3つに分けると整理しやすくなります。
日本語では「導入・本題・結論」に当たります。
最初に何を話すかを示し、本題で理由を説明し、最後に要点をまとめることで、聞き手が内容を追いやすくなります。
| 構成 | 役割 | 話す内容 |
|---|---|---|
| Introduction | 発表の案内 | テーマ・目的・全体の流れ |
| Body | 主張の説明 | 理由・根拠・具体例 |
| Conclusion | 内容の整理 | 要点・結論・お礼 |
最初から原稿を長く書くのではなく、3つの構成に入れる内容を箇条書きにしましょう。
話の骨組みができてから英文へ変えると、途中で内容がぶれにくくなります。
Introduction|テーマと発表の目的を伝える
Introductionでは、聞き手にプレゼンのテーマと目的を伝えます。
冒頭で何について話すのか分からないと、聞き手はその後の情報を整理しにくくなります。
最初は挨拶をしたあと、テーマ、発表の目的、全体の流れを短く説明しましょう。
例えば、留学前の英語学習について発表する場合は、次のように始められます。
Introductionの例
Good morning, everyone.
Today, I’d like to talk about how to prepare for studying abroad.
First, I’ll explain why preparation is important.
Next, I’ll introduce two effective ways to study English.
この例では、テーマと話す順番を先に示しています。
Introductionは長い自己紹介をする場所ではなく、本題へ案内する場所です。
自分の経歴やテーマを選んだ理由を詳しく話しすぎると、重要な本題に使える時間が減ってしまいます。
最初の30秒程度で「何について、どのような順番で話すのか」を伝えることを意識しましょう。
冒頭だけはある程度覚えておくと、緊張している本番でも話し始めやすくなります。
Body|理由・根拠・具体例を説明する
Bodyは、プレゼンの中心となる部分です。
Introductionで示したテーマについて、主張、理由、根拠、具体例を使って説明します。
初心者は多くの情報を詰め込むより、重要なポイントを2〜3個に絞る方が話しやすくなります。
例えば、「留学前に英語を勉強するべき」という結論なら、理由として「授業を理解しやすくなる」「現地で会話を始めやすくなる」の2点を説明できます。
それぞれの理由に具体例を加えると、聞き手が内容をイメージしやすくなります。
- Point:自分の主張を伝える
- Reason:そのように考える理由を伝える
- Example:経験やデータなどの具体例を加える
- Point:最後に主張へ戻る
これはPREP法と呼ばれる考え方です。
「I think preparation is important.」「This is because ...」「For example, ...」のように順番を決めると、英語でも話を組み立てやすくなります。
難しい英文を一文で作るより、役割の異なる短い文を順番に並べることがポイントです。
Conclusion|要点をまとめて発表を締める
Conclusionでは、Bodyで説明した内容を短く振り返り、最終的な結論を伝えます。
この段階で新しい理由やデータを追加すると、聞き手が「結局、一番伝えたいことは何だったのか」と迷ってしまいます。
「In conclusion, ...」や「To sum up, ...」を使い、主張と重要なポイントをまとめましょう。
例えば、留学前の英語学習がテーマなら、次のように締められます。
Conclusionの例
In conclusion, preparing your English before studying abroad is important.
It helps you understand classes and communicate with other students.
Thank you for listening.
I’d be happy to answer any questions.
Conclusionは、聞き手の記憶に残る最後の部分です。
細かい説明を繰り返すのではなく、伝えたい結論をもう一度はっきり示しましょう。
質疑応答がある場合は、「I’d be happy to answer any questions.」と伝えて質問を受けます。
発表後のディスカッションを想定し、聞かれそうな質問と回答も準備しておくと安心です。
留学先の英語プレゼンを準備する7つの手順
英語プレゼンは、原稿作成から始めるのではなく、課題確認、結論、情報収集、構成、スライド、原稿、練習の順番で進めましょう。
準備を小さな作業に分けることで、英語に自信がない方でも迷いにくくなります。
ここでは、課題を受け取ってから本番までの手順を具体的に解説します。
1.課題内容と評価基準を確認する
最初に行うのは、課題内容と評価基準の確認です。
テーマだけを見て準備を始めると、発表時間、スライド枚数、参考文献、提出方法などの条件を見落とす可能性があります。
まずは課題資料を読み、必要な作業を日本語で整理しましょう。
英語の説明で分からない部分があれば、重要な単語を調べたうえで先生へ確認します。
例えば、発表時間が分からない場合は、「How long should the presentation be?」と質問できます。
原稿を見てもよいか確認するときは、「Can we use notes during the presentation?」が使えます。
質問するときは、「プレゼンについて分かりません」と広く伝えるより、分からない項目を一つずつ具体的に聞くことが大切です。
授業中に確認できなかった場合は、先生へメールを送る方法もあります。
英語メールの書き方に不安がある方は、留学先の先生に送る英語メール例文も参考にしてください。
2.聞き手に伝えたい結論を1文で決める
課題条件を確認したら、聞き手に一番伝えたい結論を1文で決めます。
結論が曖昧なまま情報を集めると、関連する内容をすべて入れたくなり、プレゼンの中心が分からなくなります。
例えば、テーマが「留学前の英語学習」なら、結論を「留学前は単語の暗記だけでなく、英語を話す練習も必要です」と決めます。
英語では、「Students should practice speaking English before studying abroad.」のように表現できます。
この時点で完璧な英文を作る必要はありません。
最初は日本語で結論を決め、そのあとで自分が話しやすい英語へ変えても問題ありません。
聞き手に覚えて帰ってほしいことを一つ選ぶと考えると、結論を決めやすくなります。
発表内容を追加するか迷ったときは、その情報が結論を支えているかを確認しましょう。
直接関係しない情報は、思い切って削ることも必要です。
3.結論を支える理由と具体例を集める
結論を決めたら、それを支える理由と具体例を集めます。
理由だけでは抽象的になりやすく、具体例だけでは何を主張したいのか分かりにくくなります。
「結論・理由・具体例」をセットにすると、聞き手が納得しやすい内容になります。
例えば、「留学前にスピーキング練習が必要」という結論なら、「現地では考える時間が短いから」という理由を付けられます。
さらに、「先生から質問されたとき、知っている単語でもすぐに口から出ないことがある」という具体例を加えます。
大学の課題では、自分の経験だけでなく、授業資料、書籍、研究、統計などの根拠を求められる場合があります。
参考資料を使うときは、内容だけを抜き出すのではなく、誰が発表した情報なのかを記録しておきましょう。
最初に理由を2〜3個へ絞り、それぞれに一つの具体例を用意すると、発表時間を調整しやすくなります。
4.導入・本題・結論のアウトラインを作る
情報を集めたら、英文原稿より先にアウトラインを作ります。
アウトラインとは、プレゼンで話す内容と順番を箇条書きにした設計図です。
文章として完成させる必要はなく、重要な単語だけでも問題ありません。
| 構成 | アウトラインの内容 |
|---|---|
| Introduction | テーマ・目的・話す順番 |
| Body 1 | 理由1・具体例 |
| Body 2 | 理由2・具体例 |
| Conclusion | 要点・最終的な結論 |
アウトラインを作ると、同じ内容を繰り返していないか、話の順番に無理がないかを確認できます。
例えば、具体例を説明したあとに理由へ戻るより、最初に理由を伝えてから具体例を出す方が理解しやすくなります。
また、発表時間が足りない場合も、アウトラインの段階なら内容を削りやすくなります。
原稿を直す前に、話の骨組みを直すことが効率的です。
構成に迷ったら、聞き手が初めてテーマを知ると想定し、「この説明だけで理解できるか」を確認しましょう。
5.アウトラインに沿ってスライドを作る
スライドは、話している内容を視覚的に補助するために使います。
原稿をそのままスライドへ貼り付けると、聞き手が文章を読むことに集中し、発表者の話を聞きにくくなります。
1枚のスライドには、原則として一つのメッセージを入れましょう。
見出し、短いキーワード、画像、グラフ、重要な数字を使うと、内容を整理しやすくなります。
例えば、留学前の勉強法を二つ紹介するなら、勉強法ごとにスライドを分けます。
発表者が話す詳しい説明は原稿に残し、スライドには要点だけを表示します。
スライドだけを読んで発表内容がすべて分かる状態にする必要はありません。
UNSW Sydneyの学習支援情報でも、発表内容を決めてからスライドを作り、内容の流れを視覚化する方法が案内されています。
画像やデータを使用する場合は、出典を記録し、課題で指定された形式に従って記載しましょう。
参考資料:UNSW Sydney「Tips for presentation visuals」
6.自分が話しやすい英語で原稿を作る
スライドができたら、アウトラインに沿って英語原稿を作ります。
初心者が避けたいのは、先に難しい日本語の文章を完成させ、それを一文ずつ英訳する方法です。
日本語を直訳すると、一文が長くなり、自分では使わない難しい単語が入りやすくなります。
例えば、「留学前に可能な限り英語運用能力を向上させることは、現地での学習効率を高めるうえで必要不可欠です」と書くと、英訳も複雑になります。
「English practice before studying abroad is important. It helps students understand their classes.」のように、二つの短い文へ分ければ話しやすくなります。
読むと理解できる英語ではなく、自分が声に出せる英語を使うことがポイントです。
原稿を書いたら一度音読し、息が続かない文や何度も詰まる表現を短く直しましょう。
留学前の英語学習全体を見直したい方は、留学前に優先したい英語の勉強法も参考にしてください。
7.時間を測りながら声に出して練習する
原稿とスライドが完成したら、必ず時間を測りながら声に出して練習しましょう。
黙読では短く感じても、実際に英語を発音し、スライドを操作すると予想以上に時間がかかります。
最初は原稿を見ながら読み、言いにくい表現や時間がかかる部分を確認します。
次にスマートフォンで録音または録画し、話す速度、声の大きさ、視線、スライドの切り替えを振り返りましょう。
制限時間を超えた場合は、無理に早口で話すのではなく、説明や具体例を削ります。
本番と同じ流れを複数回経験しておくことが、緊張への対策になります。
UNSW Sydneyも、プレゼンは慎重な準備と構造化した練習、伝え方の改善が重要だと案内しています。
一人で練習するのが難しい場合は、英語学習アプリで発音を確認したり、オンライン英会話で模擬発表を行ったりする方法があります。
留学前におすすめの英語学習アプリも参考にしながら、自分に合う練習環境を作りましょう。
参考資料:UNSW Sydney「Preparing & delivering presentations」
英語プレゼンの始め方から締めまで使えるフレーズ
英語プレゼンでは、場面ごとに使うフレーズをあらかじめ決めておくと、言葉に詰まりにくくなります。
すべての英文を暗記する必要はありません。
挨拶・テーマ紹介・話題の切り替え・結論など、プレゼンの節目で使う表現を優先して覚えることが大切です。
ここでは、初心者でも使いやすい短いフレーズを、発表の順番に沿って紹介します。
挨拶・自己紹介に使える英語フレーズ
英語プレゼンの最初は、短い挨拶と自己紹介から始めます。
長い自己紹介を入れる必要はなく、名前や所属など、発表に必要な情報だけを伝えれば問題ありません。
最初の一文を迷わず言えると、その後のテーマ紹介へ落ち着いて進みやすくなります。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| Good morning, everyone. | 皆さん、おはようございます。 |
| Good afternoon, everyone. | 皆さん、こんにちは。 |
| Hello, everyone. Thank you for being here. | 皆さん、こんにちは。お集まりいただきありがとうございます。 |
| My name is Ken. | 私の名前はケンです。 |
| I’m an international student from Japan. | 私は日本から来た留学生です。 |
授業内の発表では、「Thank you for giving me this opportunity.」のような丁寧な表現を加えることもできます。
ただし、発表時間が短い場合は、挨拶と名前だけでも十分です。
「Good morning, everyone. My name is Ken.」のように、最初の2文をセットで練習しておきましょう。
テーマと発表の目的を伝える英語フレーズ
挨拶のあとは、何について発表するのかを明確に伝えます。
聞き手がテーマを理解できないまま本題へ進むと、その後の理由や具体例を整理しにくくなります。
テーマだけでなく、「紹介する」「比較する」「問題点を説明する」など、発表の目的も伝えましょう。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| Today, I’d like to talk about studying abroad. | 今日は留学についてお話しします。 |
| My presentation is about Australian culture. | 私のプレゼンはオーストラリアの文化についてです。 |
| The topic of my presentation is language learning. | 私のプレゼンのテーマは語学学習です。 |
| The purpose of this presentation is to explain the benefits of studying abroad. | このプレゼンの目的は、留学のメリットを説明することです。 |
| Today, I’ll compare online classes with face-to-face classes. | 今日はオンライン授業と対面授業を比較します。 |
初心者には、「Today, I’d like to talk about ...」が使いやすい表現です。
最後の部分にテーマを入れるだけなので、旅行、文化、環境問題、教育など、さまざまな発表で応用できます。
目的まで伝えたい場合は、「The purpose of this presentation is to ...」の後ろに動詞を続けます。
プレゼンの流れを説明する英語フレーズ
テーマを伝えたら、どのような順番で話すのかを説明します。
聞き手はプレゼンの全体像を先に知ることで、現在どの内容を聞いているのか把握しやすくなります。
特に複数のポイントを説明する場合は、最初に「3つの内容を紹介します」と伝えると分かりやすくなります。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| My presentation has three parts. | 私のプレゼンは3つの部分で構成されています。 |
| First, I’ll explain the current situation. | 最初に、現在の状況を説明します。 |
| Next, I’ll talk about the main problem. | 次に、主な問題についてお話しします。 |
| Finally, I’ll suggest a possible solution. | 最後に、解決策を提案します。 |
| I’ll begin with the background of this topic. | このテーマの背景から始めます。 |
「First」「Next」「Finally」の3語を使えば、複雑な英文を作らなくても発表の順番を示せます。
例えば、「First, I’ll explain the benefits. Next, I’ll discuss the challenges. Finally, I’ll share my opinion.」のように組み合わせられます。
Introductionで示した順番と、実際に話す順番を一致させることも重要です。
話題を切り替える英語フレーズ
本題では、一つの説明が終わったことを伝えてから、次のポイントへ進みます。
何も言わずにスライドだけを切り替えると、聞き手は話題が変わったことに気づかない場合があります。
短いつなぎ表現を使い、現在の話題と次の話題の境目を明確にしましょう。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| Let’s move on to the next point. | 次のポイントへ移りましょう。 |
| Now, I’d like to talk about the second reason. | ここからは、2つ目の理由についてお話しします。 |
| This brings me to my next point. | ここから次のポイントにつながります。 |
| Next, let’s look at some examples. | 次に、いくつかの例を見てみましょう。 |
| Now that we have discussed the benefits, let’s look at the challenges. | メリットを確認したので、次は課題を見てみましょう。 |
初心者は、「Let’s move on to ...」と「Next, I’d like to talk about ...」を覚えておけば、多くの場面に対応できます。
話題を切り替えるフレーズを原稿や発表者用メモに入れておくと、次に何を話すか思い出すきっかけにもなります。
具体例・データ・グラフを説明する英語フレーズ
理由や主張を伝えたあとは、具体例や数字を使って内容を補足します。
グラフや画像を表示するだけでは、聞き手がどこを見ればよいのか分からないことがあります。
スライドを見せるときは、何を表しているのか、どの数字に注目してほしいのかを言葉で説明しましょう。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| For example, many students use language-learning apps. | 例えば、多くの学生が語学学習アプリを利用しています。 |
| Let me give you an example. | 具体例を一つ紹介します。 |
| As you can see on this slide, the number has increased. | このスライドから分かるように、その数は増えています。 |
| This graph shows the change over five years. | このグラフは5年間の変化を示しています。 |
| The most important figure is 65 percent. | 最も重要な数字は65%です。 |
| According to this survey, most students feel nervous. | この調査によると、多くの学生が緊張を感じています。 |
データを使う場合は、数字を読み上げるだけで終わらせないようにしましょう。
「数字から何が分かるのか」「自分の主張とどのように関係するのか」まで説明すると、データを入れた意味が伝わります。
出典の確認方法は、後半の「画像やデータの出典を記載する」でも解説します。
結論と締めに使える英語フレーズ
プレゼンの最後は、重要なポイントと結論を短く振り返ります。
本題で説明したすべての情報を繰り返すのではなく、聞き手に覚えてほしい内容だけをまとめましょう。
最後にお礼を伝え、質疑応答がある場合は質問を受け付けます。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| In conclusion, studying abroad offers many benefits. | 結論として、留学には多くのメリットがあります。 |
| To sum up, preparation is the key to success. | まとめると、準備が成功の鍵です。 |
| Let me briefly review the main points. | 主なポイントを簡単に振り返ります。 |
| That brings me to the end of my presentation. | 以上で私のプレゼンを終わります。 |
| Thank you very much for listening. | ご清聴ありがとうございました。 |
| I’d be happy to answer any questions. | ご質問があればお答えします。 |
締めの部分は、「In conclusion」「Thank you for listening」「I’d be happy to answer any questions」の3つを基本セットとして覚えると便利です。
授業内で使う英語表現をさらに準備したい方は、留学の授業で使える英語フレーズ80選も参考にしてください。
初心者向け英語プレゼンの原稿テンプレート
英語プレゼンの原稿は、ゼロからすべて考えるより、基本の型に自分のテーマを当てはめる方が作りやすくなります。
ここでは、挨拶から質疑応答までを含めた3分プレゼンの型を紹介します。
テンプレートを丸暗記するのではなく、自分が理解できて話しやすい英語へ置き換えることが大切です。
3分プレゼンの基本テンプレート
3分程度のプレゼンでは、Introductionを短くし、Bodyで2つほどのポイントを説明するとまとめやすくなります。
話す速度やテーマによって必要な英文量は異なるため、文章量だけで判断せず、実際に時間を測りながら調整してください。
| 構成 | 話す内容 | 目安 |
|---|---|---|
| Introduction | 挨拶・テーマ・発表の流れ | 短めにまとめる |
| Body 1 | 1つ目の理由・具体例 | 中心部分 |
| Body 2 | 2つ目の理由・具体例 | 中心部分 |
| Conclusion | 要点・結論・お礼 | 簡潔にまとめる |
3分プレゼンの基本テンプレート
Good morning, everyone.
My name is [名前].
Today, I’d like to talk about [テーマ].
My presentation has two main points.
First, I’ll explain [ポイント1].
Second, I’ll talk about [ポイント2].
Let’s begin with the first point.
[ポイント1についての説明]
For example, [具体例].
Now, let’s move on to the second point.
[ポイント2についての説明]
This is important because [理由].
In conclusion, [最終的な結論].
Thank you very much for listening.
I’d be happy to answer any questions.
テンプレートに英文を追加しすぎると、制限時間を超えやすくなります。
最初は結論と2つの理由だけを入れ、時間に余裕があれば具体例や補足説明を追加しましょう。
留学をテーマにした英語プレゼン例
ここでは、「留学前にスピーキングを練習するべき理由」をテーマにしたプレゼン例を紹介します。
難しい単語を避け、Introduction、Body、Conclusionの流れが分かる内容にしています。
そのまま暗記するのではなく、テーマや具体例を自分の考えに合わせて変更してください。
留学をテーマにした英語プレゼン例
Good morning, everyone.
Today, I’d like to talk about why students should practice speaking English before studying abroad.
My presentation has two main points.
First, speaking practice helps students communicate in class.
Students may know many English words and grammar rules, but they cannot always use them quickly.
For example, a teacher may ask a simple question during class.
If students have not practiced speaking, they may need a long time to answer.
Regular speaking practice helps students respond more naturally.
Now, let’s move on to my second point.
Speaking practice also helps students make friends.
When students arrive in a new country, they need to introduce themselves and start conversations.
They do not need to speak perfect English.
Simple questions such as “Where are you from?” and “What do you like to do?” can help them begin a conversation.
Making friends can make studying abroad more enjoyable and less stressful.
In conclusion, students should practice speaking English before studying abroad.
It can help them participate in class and communicate with other students.
Even ten minutes of speaking practice each day can be a useful first step.
Thank you very much for listening.
I’d be happy to answer any questions.
この原稿では、一つ目の理由として授業への参加、二つ目の理由として友達作りを説明しています。
それぞれに具体的な場面を加えることで、「スピーキング練習が必要です」と主張するだけの原稿より、内容が伝わりやすくなります。
メモ
英語プレゼンでは、自分が普段使わない難しい表現を入れるほど、発音や暗記の負担が増えます。
私自身も海外で英語を使ったときは、複雑な英文を考えるより、知っている単語で短く伝える方が会話を続けやすいと感じました。
テンプレートを自分のテーマに置き換える方法
テンプレートを使うときは、すべての英文を書き換える必要はありません。
テーマ、結論、理由、具体例の4つを変更すれば、文化紹介、社会問題、旅行、教育など、さまざまな発表に応用できます。
最初に日本語で内容を整理してから、短い英語へ変えていきましょう。
置き換える4つの項目
- テーマ:何について発表するのか
- 結論:聞き手に一番伝えたいこと
- 理由:なぜそのように考えるのか
- 具体例:結論や理由をイメージできる事例
例えば、テーマを「オーストラリアのおすすめ都市」に変える場合は、結論を「初めての留学にはブリスベンがおすすめです」とします。
理由として「比較的過ごしやすい気候」と「勉強と観光を両立しやすい環境」を選び、それぞれに具体例を加えます。
結論と直接関係しない情報は、詳しく調べていても無理に入れないことがポイントです。
原稿を作ったあとは、発音しにくい単語を簡単な単語へ置き換えましょう。
スピーキングや発音の練習方法を探している方は、留学前におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
英語プレゼンのスライドを分かりやすく作るコツ
英語プレゼンのスライドは、原稿を表示する場所ではなく、聞き手の理解を助けるための資料です。
文字を増やしすぎると、聞き手は英文を読むことに集中し、発表者の説明を聞きにくくなります。
1枚ごとの役割を明確にし、短い言葉と視覚情報で要点を示すことを意識しましょう。
1枚のスライドに1つのメッセージを入れる
1枚のスライドには、一番伝えたいメッセージを一つだけ入れましょう。
複数の理由やデータを同じスライドに詰め込むと、聞き手がどこを見ればよいのか分からなくなります。
発表者自身も、スライドを見たときに次に何を説明するのか迷いやすくなります。
| 分かりにくいスライド | 改善したスライド |
|---|---|
| メリット・デメリット・費用・体験談を1枚に入れる | テーマごとにスライドを分ける |
| 見出しが「留学について」だけ | 「留学前の英語学習が必要な理由」と具体的にする |
| 複数のグラフを同時に表示する | 説明に必要なグラフだけを表示する |
例えば、留学のメリットを2つ説明するなら、1枚目で「英語を使う機会が増える」、2枚目で「異なる価値観に触れられる」と分けます。
各スライドの見出しを読むだけで、何を説明するページなのか分かる状態を目指しましょう。
原稿をスライドにそのまま書かない
プレゼン原稿をそのままスライドに貼り付けると、画面が長い英文で埋まってしまいます。
聞き手が文章を読んでいる間に発表が進むため、内容を聞くことと読むことを同時に行わなければなりません。
発表者もスライドを読み続けやすくなり、聞き手へ視線を向ける時間が減ります。
原稿とスライドの使い分け
原稿:
Speaking practice helps students communicate in class because they can respond to questions more quickly.
スライド:
Speaking Practice
・Faster responses
・More class participation
スライドには、話す内容を思い出すためのキーワードを表示します。
詳しい理由や具体例は発表者が口頭で説明しましょう。
ただし、専門用語の定義や重要な引用など、聞き手に正確に読んでほしい情報は、必要な範囲で文章を掲載しても問題ありません。
画像・グラフ・数字を使って説明する
文章だけでは伝わりにくい情報は、画像、グラフ、数字を使うと理解しやすくなります。
例えば、留学先の場所を説明するなら地図を使い、複数の選択肢を比較するなら表や棒グラフを使います。
数字を強調する場合は、スライド内で最も注目してほしい数値を大きく表示する方法もあります。
- 場所や位置関係を説明する場合は地図を使う
- 時間による変化を説明する場合は折れ線グラフを使う
- 複数の項目を比較する場合は表や棒グラフを使う
- 具体的なイメージを伝える場合は写真を使う
- 重要な割合や金額は数字を目立たせる
ただし、見栄えを良くするためだけに画像を増やす必要はありません。
使用した画像やグラフが、自分の主張をどのように補足しているのか説明できるものだけを選びましょう。
グラフを表示したら、「This graph shows ...」に続けて、変化や注目点を口頭で伝えます。
画像やデータの出典を記載する
インターネットで見つけた画像やデータをスライドに使用する場合は、出典を記載します。
出典がないと、その情報がどこから得られたものなのか、聞き手や先生が確認できません。
また、文章や画像を自分が作成したもののように見せると、学校のルールに反する可能性があります。
スライドの下部には、作成者や運営組織、資料名、公開年など、授業で指定された情報を記載しましょう。
最後に参考文献一覧のスライドを作るよう求められる場合もあります。
情報を調べた時点で出典を記録しておくことが、あとから探し直す手間を減らすコツです。
学校によってAPAやHarvardなど指定される形式が異なるため、課題説明や先生の指示を優先してください。
Monash Universityの学習支援情報でも、スライドでは視覚情報を目的に沿って使い、参照した資料を適切に示す必要性が説明されています。
参考資料:Monash University「Visual support through effective slide use and design」
発表時間に合わせてスライド枚数を調整する
英語プレゼンに必要なスライド枚数は、発表時間や1枚ごとの情報量によって変わります。
「1分につき必ず1枚」などの数字だけで決めると、説明がほとんどないスライドや、反対に情報を詰め込んだスライドが生まれやすくなります。
最初に必要なスライドを作り、その後で実際に発表して時間を確認しましょう。
| スライドの役割 | 主な内容 |
|---|---|
| タイトル | テーマ・名前 |
| Introduction | 目的・全体の流れ |
| Body | 理由・具体例・データ |
| Conclusion | 要点・最終的な結論 |
| References | 参考文献・出典 |
時間を超えた場合は、スライドを早く切り替えるのではなく、重要度の低い説明や重複した具体例を削ります。
反対に時間が余る場合も、無理にスライドを増やさず、理由や具体例の説明が不足していないかを確認しましょう。
UNSW Sydneyでも、スライドは発表内容を決めてから作成し、情報の流れと聞き手への伝わり方を確認する方法が案内されています。
オンライン英会話などでスライドを共有し、模擬プレゼンを聞いてもらうと、自分では気づきにくい改善点を確認できます。
参考資料:UNSW Sydney「Tips for presentation visuals」
留学先の英語プレゼンで伝わりやすく話すコツ
英語プレゼンでは、発音や文法を完璧にすることより、聞き手が内容を理解できる話し方を意識することが大切です。
原稿の内容が良くても、早口で読み続けたり、スライドだけを見たりすると、重要な部分が伝わりにくくなります。
話す速度・強調・視線・言葉の選び方を少し工夫するだけでも、プレゼンは聞き取りやすくなります。
普段の会話よりゆっくり話す
英語プレゼンでは、自分が少し遅いと感じるくらいの速度を意識しましょう。
発表者は原稿の内容を何度も読んでいますが、聞き手が内容を聞くのは初めてです。
緊張すると早く発表を終わらせたくなり、普段より早口になることがあります。
早口になると、発音が不明瞭になり、聞き手が情報を整理する時間もなくなります。
特に数字、専門用語、結論を話す前後では、一度短く間を取りましょう。
早口を防ぐには、原稿に「/」を入れ、意味のまとまりごとに区切って読む方法がおすすめです。
例えば、「Today, I’d like to talk about / the benefits of studying abroad.」のように分けます。
重要な情報を話したあとは、1秒ほど間を取ると、聞き手が内容を理解しやすくなります。
Monash Universityも、聞き手にとっては初めて聞く内容であるため速度を落とし、重要な情報の前後で間を使う方法を案内しています。
参考資料:Monash University「Develop an oral presentation」
重要な単語を強く発音する
英語プレゼンでは、すべての単語を同じ強さで読むのではなく、重要な単語を少し強く発音しましょう。
結論、理由、数字、比較対象などを強調すると、聞き手が重要な情報を見つけやすくなります。
例えば、「The MOST important benefit is COMMUNICATION.」では、「most」と「communication」を少し強く発音します。
声を大きくするだけでなく、強調する単語の前で短く間を取ったり、話す速度を少し落としたりする方法もあります。
強調したい情報の例
- プレゼンで最も伝えたい結論
- 1つ目・2つ目などの話の順番
- 調査結果を示す重要な数字
- メリットとデメリットの違い
- 聞き手に覚えてほしいキーワード
原稿を作ったら、強く読みたい単語に下線や色を付けておきましょう。
ただし、ほとんどの単語を強調すると、どこが重要なのか分からなくなります。
1文につき1〜2個程度のキーワードを選ぶと、自然なメリハリを付けやすくなります。
声が小さくなりやすい方は、教室の後ろにいる人へ届けるつもりで練習してください。
原稿ではなく聞き手を見る時間を作る
英語に自信がないと、間違えないように原稿を見続けたくなります。
しかし、発表中ずっと下を向いていると、聞き手とのつながりが弱くなり、声も前へ届きにくくなります。
全文を暗記する必要はありませんが、文末やスライドを切り替えるタイミングで顔を上げましょう。
最初は、教室全体を見る必要はありません。
前方、中央、後方など、いくつかの場所へ順番に視線を向けるだけでも印象が変わります。
- 挨拶をするときに聞き手を見る
- 結論を伝えるときに原稿から顔を上げる
- 質問をするときに相手を見る
- スライドを切り替えたあとに教室を見る
- 原稿は文章ではなくキーワード中心にする
特に、Introductionの最初とConclusionの最後は、ある程度練習して聞き手を見ながら話せるようにしておくと効果的です。
Monash Universityも、聞き手とのアイコンタクトは、発表者と聴衆のつながりを作るうえで役立つと説明しています。
参考資料:Monash University「Develop an oral presentation」
言いにくい単語は簡単な表現に置き換える
原稿を音読して何度も詰まる単語は、意味が近い簡単な表現へ置き換えましょう。
難しい単語を使っても、発音に意識を取られて説明が止まってしまうと、内容が伝わりにくくなります。
例えば、「approximately」は「about」、「utilize」は「use」、「numerous」は「many」に変えられます。
一文が長い場合は、接続詞でつなぎ続けず、2つの短い英文に分けましょう。
| 言いにくい表現 | 簡単な表現 |
|---|---|
| approximately 50 percent | about 50 percent |
| a significant number of students | many students |
| utilize this service | use this service |
| due to the fact that | because |
| in order to improve | to improve |
Monash Universityも、口頭発表では複雑な文や専門用語を避け、明確で簡潔な会話に近い英語を使うことを案内しています。
書くための英語ではなく、自分が自然に話せる英語を選ぶことがポイントです。
留学先で使う基本表現も練習したい方は、留学で使える英語フレーズ100選も参考にしてください。
参考資料:Monash University「Verbal versus written style」
英語を間違えても話を止めない
英語プレゼンで単語や文法を間違えても、毎回最初から言い直す必要はありません。
小さな間違いを気にして話を止めると、自分がどこまで説明したのか分からなくなり、その後の内容も出てこなくなることがあります。
意味が伝わっている場合は、そのまま次の文へ進みましょう。
重要な数字や結論を間違えた場合だけ、短く訂正します。
間違えたときに使える英語
- Sorry, let me say that again.:すみません、もう一度言います。
- Sorry, I meant 15 percent.:すみません、15%と言うつもりでした。
- Let me rephrase that.:別の言い方で説明します。
- What I mean is ...:私が言いたいのは……です。
一つの英文が出てこなくなった場合も、原稿の文章を正確に思い出そうとする必要はありません。
スライドのキーワードを見て、知っている表現で説明し直しましょう。
メモ
私も留学中、頭の中で正しい英文を作ろうとするほど、言葉が出てこなくなることがありました。
文法の正確さだけに集中せず、短い言葉でも相手へ伝えることを優先すると、英語を使いやすくなります。
プレゼンの目的は、原稿を間違えずに読むことではなく、聞き手へ内容を伝えることです。
英語を話すことへの不安が強い方は、英語が話せなくても留学できるのか不安な人向けの対策も確認してみてください。
英語プレゼンの質疑応答を乗り切る方法
英語プレゼンの質疑応答は、質問をすべて聞き取り、その場で完璧に答えなければならない時間ではありません。
聞き取れないときは聞き返し、分からないときは正直に伝えて問題ありません。
想定質問と対応フレーズを準備しておくと、突然の質問にも落ち着いて対応しやすくなります。
想定される質問を事前に準備する
質疑応答への不安を減らすには、プレゼン内容から想定される質問を事前に作りましょう。
質問を予想すると、自分の説明で不足している部分にも気づけます。
まずは、テーマ、理由、具体例、自分の意見について、5〜10個程度の質問を考えてください。
| 質問の種類 | 英語の質問例 |
|---|---|
| テーマを選んだ理由 | Why did you choose this topic? |
| 自分の意見 | What do you think about this issue? |
| 根拠の確認 | Why do you think this is important? |
| 具体例の追加 | Can you give us another example? |
| 改善策の確認 | How can we solve this problem? |
回答は長い英文で暗記せず、結論、理由、具体例の順に短く用意します。
例えば、「Why did you choose this topic?」には、「I chose this topic because many international students face this problem.」と答えられます。
質問文と回答をセットで声に出して練習すると、聞き取ったあとに答えを思い出しやすくなります。
友達やオンライン英会話の講師にプレゼンを聞いてもらい、自分では思いつかなかった質問を出してもらう方法もおすすめです。
質問が聞き取れなかったときの英語フレーズ
質問を聞き取れなかったときは、分かったふりをせずに聞き返しましょう。
内容を正しく理解しないまま答えると、質問と関係のない説明をしてしまう可能性があります。
一度聞き返しても分からない場合は、ゆっくり話してもらったり、簡単な英語へ言い換えてもらったりします。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| Could you repeat the question, please? | 質問をもう一度言っていただけますか? |
| Could you say that again more slowly? | もう少しゆっくり言っていただけますか? |
| Could you rephrase the question? | 質問を別の表現で言い換えていただけますか? |
| Sorry, I didn’t catch the last part. | すみません、最後の部分を聞き取れませんでした。 |
| Do you mean that ...? | ……という意味でしょうか? |
長い質問の場合は、聞き取れた内容を自分の言葉で確認します。
「If I understand correctly, you’re asking about the cost.」と伝えれば、費用についての質問で合っているか確認できます。
UNSW Sydneyも、質問を注意して聞き、必要に応じて繰り返したり言い換えたりして、内容を確認する方法を案内しています。
参考資料:UNSW Sydney「Guide to tutorials & class discussions」
答えを考える時間を作る英語フレーズ
質問を理解できても、すぐに回答が出てこないことがあります。
そのようなときは、無言で考え続けるのではなく、短いフレーズを使って考える時間を作りましょう。
質問を肯定的に受け止める言葉を最初に入れると、落ち着いて回答を組み立てられます。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| That’s a good question. | よい質問ですね。 |
| Let me think for a moment. | 少し考えさせてください。 |
| I haven’t thought about that before. | その点はこれまで考えたことがありませんでした。 |
| There are several ways to answer that question. | その質問にはいくつかの答え方があります。 |
| Based on my research, I would say ... | 私が調べた内容に基づくと、……だと思います。 |
「That’s a good question.」だけを毎回使うと不自然になるため、いくつかの表現を準備しておきましょう。
時間を作ったあとは、最初に短い結論を伝え、その後で理由を説明します。
完璧な回答を長く考えるより、分かる範囲で簡潔に答えることが大切です。
質問が複数の内容を含む場合は、「I’ll answer the first part first.」と伝え、一つずつ回答すると整理しやすくなります。
質問の答えが分からないときの英語フレーズ
質問の答えが分からないときは、根拠のない内容をその場で作らないようにしましょう。
プレゼンのテーマについて調べていても、すべての情報を把握することはできません。
分からないことを正直に伝えたうえで、自分が説明できる範囲や今後確認したいことを付け加えます。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| I’m sorry, but I don’t know the answer. | 申し訳ありませんが、答えが分かりません。 |
| I don’t have enough information to answer that. | それに答えるための十分な情報がありません。 |
| I didn’t cover that point in my research. | その点は今回の調査では扱いませんでした。 |
| I’ll need to look into that further. | その点はさらに調べる必要があります。 |
| I’m not sure, but based on my research ... | 確かではありませんが、私が調べた内容では……。 |
分からないにもかかわらず推測で答える場合は、「I’m not sure」「I think」などを付け、自信のある事実と区別します。
UNSW Sydneyも、質問の答えを知らないことを過度に心配せず、必要であれば後から調べる対応を案内しています。
分からないことを認めるのは失敗ではなく、正確さを優先した対応です。
参考資料:UNSW Sydney「Guide to tutorials & class discussions」
質問に答えたあとに確認する英語フレーズ
回答を終えたら、自分の説明で質問に答えられたかを確認しましょう。
特に、質問を聞き返した場合や、複数の内容を含む質問へ答えた場合は、相手の意図とずれている可能性があります。
短い確認表現を使えば、説明が不足していたときにも補足できます。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| Does that answer your question? | 質問への答えになっていますか? |
| I hope that answers your question. | 質問への答えになっていれば幸いです。 |
| Would you like me to explain that further? | もう少し詳しく説明しましょうか? |
| Is there anything else you’d like to know? | ほかに知りたいことはありますか? |
| Thank you for your question. | ご質問ありがとうございます。 |
「Does that answer your question?」は、さまざまな質疑応答で使いやすい表現です。
相手がうなずいたら「Thank you.」と伝え、次の質問へ進みます。
回答が長くなりすぎると、新しい論点が増えてしまうため注意しましょう。
UNSW Sydneyも、質問には簡潔に答え、プレゼンで扱っていない新しい情報を増やしすぎない方法を案内しています。
留学中の聞き返し表現をまとめて確認したい方は、留学初日に使える聞き返し・質問フレーズも参考にしてください。
参考資料:UNSW Sydney「Guide to tutorials & class discussions」
グループで英語プレゼンをするときの進め方
グループで英語プレゼンをするときは、それぞれが自分の担当部分だけを準備するのではなく、発表全体の結論と流れを共有することが重要です。
役割や締め切りが曖昧なまま進めると、内容の重複や準備の遅れが起こりやすくなります。
最初に全体を設計し、担当を分け、最後に全員で通し練習を行いましょう。
最初に役割と締め切りを決める
グループプレゼンの準備を始めたら、最初に必要な作業と担当者を決めましょう。
「各自で調べて次回持ち寄る」という決め方だけでは、同じ内容を複数の人が調べたり、必要な作業が残ったりすることがあります。
調査、構成、スライド作成、原稿確認、時間管理など、具体的な役割へ分けることが大切です。
| 役割 | 主な作業 |
|---|---|
| 進行担当 | 予定・締め切り・会議を管理する |
| 調査担当 | 必要な情報と参考資料を集める |
| 構成担当 | 発表全体の順番を整理する |
| スライド担当 | デザインと表記を統一する |
| 時間管理担当 | 担当時間と全体時間を確認する |
担当を決めても、一人だけに作業が集中しないように注意してください。
例えば、スライド担当者がすべてのページを一人で作るのではなく、各自が内容を作成し、最後にデザインを整えてもらう方法があります。
最終期限だけでなく、調査・原稿・スライドごとに小さな締め切りを決めると、遅れに気づきやすくなります。
メンバー全員で主張と構成を共有する
役割を分ける前に、プレゼンの結論と全体構成をメンバー全員で共有しましょう。
担当部分だけを個別に作ると、メンバーによって主張が異なったり、同じ説明が繰り返されたりします。
最初に「聞き手へ何を伝えるプレゼンなのか」を1文で決めてください。
そのあと、Introduction、Body、Conclusionへ何を入れるかを整理します。
グループで共有したい内容
- 発表全体のテーマと結論
- 各セクションで説明する内容
- 発表者ごとの担当範囲と時間
- 使用する用語や表記のルール
- スライドのデザインと出典の形式
- 質疑応答を担当する人
各自が原稿を作ったあとも、グループで読み合わせを行い、内容が自然につながっているか確認しましょう。
UNSW Sydneyも、グループ発表では全体構成、担当範囲、視覚資料、各部分のつなぎ方を事前に話し合うことを案内しています。
一人ずつの発表を並べるのではなく、全員で一つのプレゼンを作る意識が重要です。
参考資料:UNSW Sydney「Group Presentations and Report Writing」
発表者を交代するときの英語を決める
グループプレゼンでは、発表者が交代するタイミングの英語も事前に決めておきましょう。
担当者が話し終わって急に沈黙すると、聞き手は発表が終わったのか、次の人へ移るのか判断できません。
前の発表者が次の担当者を紹介する形にすると、流れが分かりやすくなります。
| 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|
| Now, I’ll hand it over to Emma. | ここからエマに引き継ぎます。 |
| Next, Emma will explain the results. | 次に、エマが結果を説明します。 |
| That’s all for my section. | 私の担当部分は以上です。 |
| Thank you, Emma. I’ll now talk about the solution. | エマ、ありがとう。ここからは解決策について説明します。 |
| I’ll take it from here. | ここからは私が引き継ぎます。 |
名前の発音が分からない場合は、通し練習の前に本人へ確認しておきましょう。
交代のフレーズは、スライドの発表者用メモにも入れておくと忘れにくくなります。
次の担当者の名前と、これから話す内容をセットで伝えると、聞き手にも構成が伝わります。
メンバーと英語で話し合うときに使える表現は、留学で使える英語フレーズ100選でも紹介しています。
メンバー全員で通し練習を行う
個人で担当部分を練習したあと、必ずメンバー全員で最初から最後まで通し練習を行いましょう。
個人練習だけでは、発表者の交代、スライド操作、全体の時間配分などを確認できません。
オンラインで練習する場合も、実際に画面を共有して本番と同じ順番で進めます。
- プレゼン全体が制限時間内に収まるか
- 発表者の交代が自然にできているか
- 同じ内容を繰り返していないか
- スライドの操作担当が決まっているか
- 名前や専門用語の発音が統一されているか
- 質疑応答を誰が担当するか
時間を超えた場合は、話す速度を上げるのではなく、重複している説明や重要度の低い具体例を削ります。
欠席者が出た場合に備えて、自分以外の担当内容も簡単に把握しておくと安心です。
UNSW Sydneyは、プレゼン練習では最初に一人で確認し、その後に友人や同僚の前で発表する段階的な方法を案内しています。
通し練習は失敗を見つける場であり、本番のように完璧に行う必要はありません。
留学前から英語で意見を伝える練習を始めたい方は、留学前に優先したい英語の勉強法も参考にしてください。
参考資料:UNSW Sydney「Preparing and delivering a presentation」
留学中の英語プレゼンでよくある失敗
英語プレゼンでは、英語力そのものよりも、準備方法が原因で失敗することがあります。
長い原稿を暗記したり、スライドに情報を詰め込んだりすると、練習に時間をかけても本番で伝わりにくくなります。
よくある失敗を事前に知り、原稿・スライド・練習方法を早めに修正することが大切です。
日本語で長い原稿を書いてから英訳する
最初に難しい日本語で原稿を完成させ、それを一文ずつ英訳すると、話しにくい英文になりやすいです。
日本語は主語を省略したり、一文の中に複数の情報を入れたりできます。
そのまま英語へ変えると、一文が長くなり、普段使わない単語や複雑な文法が増えてしまいます。
例えば、「留学には語学力の向上だけでなく、異文化への理解を深め、将来の選択肢を広げられるという利点があります」と先に書くと、英訳も複雑になります。
次のように短い英文へ分けると、発音しやすく、聞き手にも伝わりやすくなります。
長い原稿の改善例
修正前:
Studying abroad has the advantage of not only improving language skills but also deepening students’ understanding of different cultures and expanding their future possibilities.
修正後:
Studying abroad has several benefits.
Students can improve their English.
They can also learn about different cultures and find new opportunities.
最初から完成した日本語を書くのではなく、テーマ、結論、理由、具体例を箇条書きにしましょう。
そのあと、自分が知っている単語を使って、一つずつ短い英文へ変える方法がおすすめです。
スライドに文章を詰め込みすぎる
スライドにプレゼン原稿をそのまま貼り付けると、聞き手は画面の英文を読むことに集中してしまいます。
発表者もスライドを読み上げるだけになり、聞き手へ視線を向けにくくなります。
特に英語の長文は読むのに時間がかかるため、発表の説明とスライドの内容を同時に理解することが難しくなります。
スライドには、見出し、重要なキーワード、数字、画像など、説明を理解するために必要な情報だけを残しましょう。
| 詰め込みすぎたスライド | 改善したスライド |
|---|---|
| 発表原稿を全文掲載する | キーワードを3〜5個に絞る |
| 複数のテーマを1枚に入れる | テーマごとにスライドを分ける |
| 小さな文字で情報を追加する | 不要な情報を削って文字を大きくする |
| 画像やグラフを複数並べる | 説明に必要な資料だけを掲載する |
スライドを作ったあとは、少し離れた位置から画面を確認してください。
文字が小さくて読めない場合や、どこを見ればよいか迷う場合は、情報を減らす必要があります。
スライドだけで内容をすべて説明しようとせず、詳しい部分は発表者が口頭で補足しましょう。
原稿を一字一句丸暗記しようとする
原稿を最初から最後まで一字一句覚えようとすると、一つの単語を忘れただけで続きが出てこなくなることがあります。
丸暗記では文章の順番に頼っているため、先生の反応やスライドの操作によって流れが変わると、立て直すのが難しくなります。
すべてを暗記するのではなく、各スライドで伝える要点と話す順番を覚えましょう。
特に、挨拶、テーマ紹介、結論、締めの言葉は、ある程度見ずに話せるようにすると安心です。
本題は、次のような短いメモを使って説明します。
発表者用メモの例
- Point 1:English communication
- Reason:Speak more quickly
- Example:Answering questions in class
- Next:Making friends
キーワードを見て自分の言葉で説明できれば、一部を忘れても別の表現で続けられます。
原稿の文章を再現することではなく、聞き手へ意味を伝えることを目標にしましょう。
発表練習だけで質疑応答を練習しない
プレゼン本文を繰り返し練習していても、質疑応答を準備していないと、発表後の質問で慌てることがあります。
質問は完全に予測できませんが、テーマを選んだ理由、自分の意見、具体例、問題の解決方法などは聞かれやすい内容です。
まずは自分のプレゼンを聞く立場になり、「説明が足りない部分はどこか」「さらに知りたい内容は何か」を考えましょう。
想定質問を5〜10個作り、それぞれに1〜3文程度の短い回答を用意します。
- Why did you choose this topic?
- What is your opinion about this issue?
- Can you give us another example?
- What are the disadvantages?
- How can we solve this problem?
回答を準備するだけでなく、質問文を聞いて理解する練習も必要です。
家族や友達に質問を読んでもらうほか、オンライン英会話の講師に模擬プレゼンを聞いてもらう方法もあります。
時間を測らずに練習する
原稿を何度も音読していても、時間を測らなければ本番で制限時間を超える可能性があります。
黙読では短く感じる原稿でも、英語をゆっくり発音し、スライドを操作しながら話すと想定以上に時間がかかります。
反対に、緊張して早口になると予定より早く終わり、説明が聞き取りにくくなることもあります。
本番と同じ条件で最初から最後まで通し、毎回時間を記録しましょう。
制限時間を超えた場合は、話す速度を上げるのではなく、重要度の低い情報を削ります。
具体例が複数あるなら一つに絞り、同じ内容を繰り返している部分があればまとめてください。
時間が余る場合は、無理に新しいテーマを追加せず、理由や具体例の説明が不足していないかを確認します。
注意点
本番では緊張や機材操作によって、練習より時間がかかる場合があります。
制限時間ぎりぎりに合わせるのではなく、少し余裕を持って終えられる内容に調整しましょう。
英語プレゼンを成功させる練習方法
英語プレゼンの練習は、原稿を繰り返し読むだけでは十分ではありません。
音読、録音、キーワード練習、模擬発表の順に少しずつ本番へ近づけることが大切です。
最初から原稿を見ずに話そうとせず、段階を分けて練習すると、英語に自信がない方でも続けやすくなります。
最初は原稿を見ながら音読する
原稿が完成したら、最初は文章を見ながらゆっくり音読しましょう。
この段階では、暗記することより、英文の意味、発音、文の区切り方を確認することが目的です。
一文が長くて息が続かない場合や、同じ場所で何度も詰まる場合は、原稿を修正する必要があります。
意味のまとまりごとに「/」を入れ、どこで息を吸うか決めると読みやすくなります。
例えば、次のように区切ります。
意味のまとまりで区切る例
Today, I’d like to talk about / the benefits of studying abroad.
First, / students can improve their communication skills.
For example, / they can practice English / with classmates every day.
分からない単語がある場合は、意味と発音を確認してから練習してください。
意味を理解せずに音だけで覚えると、一部分を忘れたときに別の英語で説明できなくなります。
最初は正確にゆっくり読み、慣れてきたらプレゼンで話す自然な速度へ近づけましょう。
自分の発表を録音・録画する
音読に慣れたら、スマートフォンなどで自分の発表を録音または録画しましょう。
話している最中は、早口、声の小ささ、視線、姿勢などに気づきにくいです。
録音では発音、話す速度、間の取り方を確認できます。
録画では、原稿を見ている時間や、スライドへ体を向けたまま話していないかも確認できます。
| 確認する項目 | 改善の目安 |
|---|---|
| 話す速度 | 重要な部分を急いでいないか |
| 声の大きさ | 文末まで声が届いているか |
| 間の取り方 | 結論や数字の前後に間があるか |
| 視線 | 原稿だけを見続けていないか |
| 時間 | 制限時間内に収まっているか |
最初からすべてを直そうとすると負担が大きくなります。
1回目は時間、2回目は話す速度、3回目は視線というように、確認する項目を絞りましょう。
録音した英語が聞き取りにくい部分は、発音だけでなく、文が長すぎないかも確認してください。
キーワードだけを見て話す練習をする
原稿を見ながらスムーズに読めるようになったら、見る情報を少しずつ減らします。
いきなり原稿を閉じるのではなく、全文原稿、短いメモ、キーワードだけという順番で進めましょう。
各スライドで伝える結論、理由、具体例を一つずつ書いた発表者用メモを作ります。
キーワードメモの作り方
- スライドの結論を一つ書く
- 理由を短い単語で書く
- 紹介する数字や具体例を書く
- 次の話題へ移るフレーズを書く
- 忘れやすい固有名詞や専門用語を書く
キーワードから説明できるようになると、原稿と少し違う表現になっても話を続けられます。
毎回まったく同じ英文を話すことを目指す必要はありません。
聞き手に伝える内容と順番が合っていれば、簡単な言葉へ言い換えても問題ありません。
オンライン英会話で模擬プレゼンをする
一人での練習に慣れたら、オンライン英会話で講師に模擬プレゼンを聞いてもらう方法があります。
実際に人を前にすると、一人で練習するときより緊張するため、本番に近い状態を経験できます。
レッスン前に、プレゼンのテーマ、制限時間、確認してほしい項目を講師へ伝えましょう。
単に「間違いを直してください」と頼むより、目的を具体的にすると改善点が分かりやすくなります。
講師へ伝えたい内容
I’m going to give a presentation in class.
Could you listen to my presentation and give me feedback?
Please check my pronunciation, speaking speed, and clarity.
After the presentation, could you ask me three questions?
模擬発表では、発音や文法だけでなく、「主張が分かったか」「説明が不足している部分はないか」も確認してもらいましょう。
質疑応答まで含めて練習すると、本番で質問を受ける不安を減らせます。
プレゼン練習に利用するサービスを探している方は、留学前におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
英語学習アプリで発音とスピーキングを確認する
オンライン英会話を毎日受けるのが難しい場合は、英語学習アプリを使って発音やスピーキングを練習できます。
アプリなら、自分の都合に合わせて同じ英文を何度も練習しやすいです。
プレゼン原稿の中でも、Introduction、Conclusion、重要な数字を含む文など、失敗したくない部分から確認しましょう。
アプリによって、音声認識、発音判定、AIとの会話、録音再生など、利用できる機能が異なります。
| 機能 | プレゼン練習での使い方 |
|---|---|
| 発音判定 | 言いにくい単語や重要な文を確認する |
| 音声認識 | 自分の英語が正しく認識されるか試す |
| 録音再生 | 話す速度や間の取り方を確認する |
| AI会話 | 質問にその場で答える練習をする |
判定スコアだけを上げることが目的にならないように注意してください。
一つの単語の発音に時間をかけすぎるより、文全体が聞き取りやすく、最後まで止まらずに話せることも重要です。
英語学習アプリを比較したい方は、留学前におすすめの英語学習アプリも確認してみてください。
発表までの日数に合わせて練習計画を立てる
プレゼンの準備は、発表前日にまとめて行うのではなく、残りの日数に合わせて作業を分けましょう。
原稿やスライドの作成が遅れると、声に出して練習する時間が足りなくなります。
発表日の1週間前には内容を固め、直前は原稿を大きく変更せず、話し方と質疑応答の確認に使うのが理想です。
| 時期 | 主な練習内容 |
|---|---|
| 7日前まで | 構成・原稿・スライドを完成させる |
| 5日前まで | 原稿を見ながら音読する |
| 3日前まで | 録音・録画して改善する |
| 2日前まで | キーワードだけで通し練習をする |
| 前日 | 質疑応答と機材を確認する |
| 当日 | 冒頭・結論・重要語句だけを確認する |
準備を始めるのが遅れた場合は、すべてを完璧に仕上げようとせず、優先順位を付けます。
まず課題条件、結論、基本構成を確認し、次に冒頭と締め、最後に質疑応答を準備しましょう。
発表前日のポイント
前日に原稿を大きく書き換えると、これまで練習した流れが崩れることがあります。
明らかな間違いや言いにくい表現だけを修正し、睡眠時間を削って暗記し続けないようにしましょう。
留学前から英語を話す練習を習慣化したい方は、留学前に優先したい英語の勉強法も参考にしてください。
留学前に英語プレゼンを練習しておく方法
留学前に短い英語プレゼンを練習しておくと、現地で突然発表課題を出されたときにも落ち着いて準備できます。
最初から長いプレゼンに挑戦する必要はありません。
1分間の自己紹介から始め、3分間の説明、質疑応答へ段階的に進むことがポイントです。
ここでは、日本にいる間でも取り組める練習方法を紹介します。
1分間の英語自己紹介から始める
英語プレゼンの練習を始めるなら、まずは1分間の自己紹介に挑戦しましょう。
自己紹介は自分について話すため、専門的な情報を調べる必要がありません。
内容を考えやすく、Introduction、Body、Conclusionの基本的な流れも練習できます。
名前、出身国、趣味、英語を学ぶ目的、留学中に挑戦したいことなどを入れてみてください。
1分間の英語自己紹介例
Hello, everyone.
I’m from Japan.
I enjoy traveling and learning about different cultures.
I’m studying English because I want to communicate with people from different countries.
During my study abroad program, I’d like to improve my speaking skills and make new friends.
Thank you for listening.
最初は原稿を見ながら読み、慣れてきたら「Japan」「traveling」「English」「new friends」などのキーワードだけで話します。
毎回まったく同じ英文を再現するのではなく、内容を自分の言葉で説明することを意識しましょう。
自己紹介以外の基本表現も準備したい方は、留学の授業で使える英語フレーズ80選も参考にしてください。
身近なテーマを英語で3分間説明する
1分間の自己紹介に慣れたら、身近なテーマを選んで3分間説明してみましょう。
詳しい知識が必要なテーマより、趣味、旅行、日本文化、好きな場所、英語学習など、自分が内容を理解しているテーマがおすすめです。
内容を考える負担が少ないため、英語の構成や話し方に集中できます。
初心者が話しやすいプレゼンテーマ
- おすすめの旅行先
- 日本の食文化
- 自分が続けている趣味
- 英語を勉強する理由
- 留学中に挑戦したいこと
- 海外旅行で訪れたい国
テーマを決めたら、「結論・理由1・理由2・具体例・まとめ」の順に箇条書きを作ります。
例えば、おすすめの旅行先を紹介するなら、場所を最初に伝え、食事、観光、交通などの理由を2つほど説明します。
3分間を埋めるために情報を増やすのではなく、一つの理由を具体的に説明することが大切です。
練習するたびにテーマを変えるより、同じ内容を数日間繰り返した方が、話す速度や表現の変化を確認しやすくなります。
オンライン英会話で質問まで受ける
一人で3分間話せるようになったら、オンライン英会話で模擬プレゼンを行う方法があります。
講師を聞き手にすることで、人前で英語を話す緊張感を体験できます。
発表を聞いてもらうだけでなく、最後に質問を2〜3個出してもらい、質疑応答まで練習しましょう。
レッスンの最初に、次のように希望を伝えます。
オンライン英会話の講師へ伝える英語
I’m preparing for a presentation in English.
Could you listen to my three-minute presentation?
After that, could you ask me three questions?
Please tell me if any part is difficult to understand.
発音や文法の訂正だけでなく、結論が伝わったか、説明が分かりやすかったかも確認してください。
自分では十分に説明したつもりでも、初めて聞く人には理由や具体例が不足している場合があります。
相手から質問を受けることで、プレゼンに足りない情報を見つけられます。
想定外の質問に答えられなかった場合も、質問内容を記録し、次の練習で回答を用意すれば問題ありません。
模擬プレゼンに利用するサービスを探している方は、留学前におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
留学先の授業形式や英語レベルを確認する
留学前には、授業でプレゼンが行われる可能性や、求められる英語レベルも確認しておきましょう。
同じ語学留学でも、会話中心のクラス、試験対策クラス、進学準備コースなどによって課題内容は異なります。
学校の公式情報やコース案内を確認し、不明な点は学校または留学エージェントへ質問してください。
- 授業内でプレゼン課題があるか
- 個人発表とグループ発表のどちらが多いか
- プレゼンの時間はどの程度か
- 入学時にクラス分けテストがあるか
- 授業で必要になる英語レベルはどの程度か
- 発表や課題への学習サポートがあるか
授業形式が分かれば、留学前に何を優先して練習するべきか判断できます。
グループ発表が多い場合は話し合いの英語を練習し、個人発表が多い場合は一人で3〜5分間説明する練習を増やします。
留学先を決める段階から、授業内容と自分の英語力が合っているか確認することが大切です。
オーストラリアの留学先を比較している方は、オーストラリア留学エージェントの選び方も参考にしてください。
留学中の英語プレゼンに関するよくある質問
英語プレゼンでは、原稿の使用、スライド枚数、発音の間違いなど、準備を始めてから疑問が出てくることがあります。
ただし、授業や先生によってルールと評価基準は異なります。
一般的な対策を知ったうえで、最終的には今回の課題説明と評価基準を確認しましょう。
英語プレゼンでは原稿を見てもよいですか?
英語プレゼンで原稿を見てもよいかは、授業や課題のルールによって異なります。
全文原稿の持ち込みが認められる場合もあれば、発表者用の短いメモだけが認められる場合もあります。
まずは課題説明を確認し、分からなければ先生へ質問しましょう。
「Can we use notes during the presentation?」と聞けば、発表中にメモを使えるか確認できます。
原稿を使える場合でも、一字一句読み続けるのは避けた方がよいでしょう。
下を向く時間が長くなり、声が聞き手へ届きにくくなるためです。
原稿は間違えないための台本ではなく、話の順番を確認する補助資料として使うのがおすすめです。
最初は全文原稿で練習し、本番では見出し、結論、数字、固有名詞などを記載した短いメモへ変えていきましょう。
プレゼン原稿は丸暗記した方がよいですか?
プレゼン原稿を最初から最後まで丸暗記する必要はありません。
文章の順番だけで覚えると、一つの単語を忘れたときに、その後の内容まで出てこなくなることがあります。
覚えるべきなのは、英文そのものより、各スライドで伝える結論と話す順番です。
ただし、挨拶、テーマ紹介、Conclusionなど、発表の節目となる短い部分はある程度覚えておくと安心です。
本題は「結論・理由・具体例」のキーワードを見て、自分の言葉で説明できる状態を目指します。
原稿と少し違う英語になっても、伝える意味が同じなら問題ありません。
練習では、全文原稿を読む段階から、短いメモ、キーワードだけという順番で見る情報を減らしてください。
この方法なら、途中で言葉に詰まっても別の表現へ言い換えやすくなります。
文法や発音を間違えると減点されますか?
文法や発音が評価へどの程度影響するかは、授業の目的と評価基準によって異なります。
語学学校のスピーキング課題では、文法、発音、流暢さなどが評価対象になる場合があります。
大学や専門学校の発表では、内容、根拠、構成、スライド、時間管理なども含めて評価されることがあります。
そのため、「一度でも文法を間違えたら大きく減点される」とは限りません。
評価表が配布されている場合は、各項目の配点を確認しましょう。
小さな間違いを恐れて話を止めるより、聞き手へ結論まで伝えることが大切です。
数字や固有名詞など、内容に影響する間違いは短く訂正し、細かな文法ミスは意味が伝わるなら話を続けます。
不安な部分は、先生や講師に原稿を見てもらうのではなく、実際に音読して伝わるか確認してもらいましょう。
質問がまったく聞き取れないときはどうしますか?
質疑応答で質問を聞き取れなかった場合は、分かったふりをせず、もう一度言ってもらいましょう。
「Could you repeat the question, please?」と伝えれば、質問の繰り返しを依頼できます。
それでも分からない場合は、「Could you rephrase the question?」を使い、別の表現へ言い換えてもらいます。
質問の一部分だけ聞き取れた場合は、「Are you asking about the cost?」のように、自分の理解が合っているか確認してください。
質問を確認する順番
1.もう一度言ってもらう
Could you repeat the question, please?
2.ゆっくり話してもらう
Could you say that again more slowly?
3.別の英語へ言い換えてもらう
Could you rephrase the question?
4.自分の理解を確認する
Do you mean that ...?
聞き返すことは失敗ではなく、質問へ正確に答えるために必要な対応です。
何度聞いても分からない場合は、先生に確認を求めたり、現時点では理解できなかったことを正直に伝えたりしましょう。
プレゼンには何枚のスライドが必要ですか?
英語プレゼンに必要なスライド枚数は、発表時間や内容によって異なります。
「1分につき1枚」などの目安だけで決めるのではなく、各スライドで何を説明するかを基準に考えましょう。
基本的には、タイトル、Introduction、本題、Conclusion、参考資料という役割に分けます。
本題では、理由や主張ごとにスライドを分けると整理しやすくなります。
例えば、3分間の発表なら、タイトル、全体の流れ、本題2枚、まとめを中心に構成できます。
ただし、グラフや画像を詳しく説明する場合は、1枚に使う時間が長くなることもあります。
必要なスライドを作ったあと、実際に時間を測って枚数を調整することが重要です。
枚数が多すぎる場合は、スライドを素早く切り替えるのではなく、重要度の低い情報を削りましょう。
ChatGPTや翻訳アプリで原稿を作ってもよいですか?
ChatGPTや翻訳アプリを使えるかどうかは、学校や授業のルールによって異なります。
課題で生成AIの使用が禁止されている場合や、使用したツールと方法の申告を求められる場合があるため、最初に先生の指示を確認してください。
利用が認められている場合も、生成された英文を理解しないまま提出したり、丸暗記したりするのは避けましょう。
自分では使わない難しい単語や、不正確な情報が含まれている可能性があります。
- 授業のAI利用ルールを確認する
- 個人情報や非公開の課題情報を入力しない
- 生成された英語の意味を一文ずつ確認する
- 自分が話せる簡単な表現へ直す
- 数字や事実は元の資料で確認する
- 必要に応じてツールの使用を明記する
AIや翻訳アプリは原稿を代わりに完成させるものではなく、表現を考えたり英文を見直したりする補助として使うのが基本です。
最終的には、自分で内容を説明し、質問にも答えられる状態にしておきましょう。
留学中の英語プレゼンは簡単な表現と練習で乗り切ろう
留学中の英語プレゼンは、難しい単語を使った完璧な原稿を作らなくても乗り切れます。
最初に課題条件を確認し、一番伝えたい結論を決め、Introduction、Body、Conclusionの順に内容を整理しましょう。
そのうえで、自分が話しやすい短い英語へ変え、時間を測りながら声に出して練習することが大切です。
- 課題条件と評価基準を最初に確認する
- 聞き手に伝えたい結論を一つ決める
- 理由と具体例を2〜3個に絞る
- スライドにはキーワードと視覚情報を入れる
- 原稿を丸暗記せず、要点を理解する
- 質疑応答まで含めて練習する
- 文法を間違えても最後まで話を続ける
英語に自信がない場合は、1分間の自己紹介から始めても問題ありません。
1分、3分、質疑応答という順番で少しずつ練習の難易度を上げれば、人前で英語を話すことにも慣れていきます。
一人での練習だけでは不安な方は、オンライン英会話で模擬プレゼンを行い、講師からフィードバックを受ける方法があります。
発音やスピーキングを自分のペースで確認したい方は、英語学習アプリも活用できます。
留学前におすすめのオンライン英会話と留学前におすすめの英語学習アプリも参考にしながら、本番までに少しずつ話す練習を重ねていきましょう。