「語学学校の英語レベルは何段階あるの?」「英語初心者でも授業についていける?」と不安に感じていませんか。
語学学校では、入学前や初日に英語力を確認し、自分に合ったクラスから授業を始めるのが一般的です。
ただし、クラスの段階数やBeginner、Intermediateなどの判定基準は、語学学校によって異なります。
結論から言うと、語学学校のレベル名だけを見るのではなく、そのクラスで何を学び、英語で何ができるようになるのかを確認することが大切です。
この記事では、語学学校で使われる主なレベル名と、初心者から上級者までの英語力の目安を分かりやすく解説します。
- 語学学校で使われる主な英語レベル
- CEFRのA1からC2までの違い
- 各クラスで求められる英語力の目安
- 自分が入りそうなクラスを考えるポイント
語学学校の英語レベルは何段階に分かれている?
語学学校の英語レベルには、すべての学校に共通する段階数があるわけではありません。
学校によってクラス数や名称は異なりますが、BeginnerからAdvancedまで段階的に分ける方法や、CEFRを参考にする方法がよく使われています。
まずは、代表的なレベル名と、それぞれの考え方を確認しましょう。
語学学校で使われる主なレベル名
語学学校では、英語力に合わせて複数のクラスが用意されています。
よく使われる名称は、Beginner、Elementary、Pre-intermediate、Intermediate、Upper-intermediate、Advancedなどです。
ただし、すべての学校が同じ名称を使用しているわけではありません。
初心者向けのクラスをStarterと呼んだり、上級クラスをProficiencyと呼んだりする学校もあります。
語学学校で使われる主なレベル名
- Beginner:英語を学び始めた初心者
- Elementary:簡単な単語や基本文法を使える段階
- Pre-intermediate:身近な話題で簡単な会話ができる段階
- Intermediate:日常生活で必要な英語をある程度使える段階
- Upper-intermediate:複雑な話題についても意見を伝えられる段階
- Advanced:幅広い場面で自然かつ正確に英語を使える段階
大切なのは、クラス名だけで英語力を判断しないことです。
同じIntermediateでも、学校によって授業内容や求められるスピーキング力が異なります。
学校を選ぶときは、レベル数だけでなく、各クラスの学習内容や進級制度も確認しましょう。
語学学校を比較するときのポイントは、オーストラリア語学学校の選び方でも詳しく解説しています。
CEFRのA1・A2・B1・B2・C1・C2とは
CEFRとは、外国語を使って「何ができるのか」を示す共通の指標です。
英語力をA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分け、A1が基礎段階、C2が最も高い熟達段階にあたります。
単語や文法をどれだけ覚えているかだけでなく、読む、聞く、話す、書くといった能力を総合的に捉える点が特徴です。
| CEFR | 区分 | 英語でできることの目安 |
|---|---|---|
| A1 | 基礎段階 | 簡単な挨拶や自己紹介ができる |
| A2 | 基礎段階 | 身近な話題について短いやり取りができる |
| B1 | 自立段階 | 旅行中の多くの場面に対応できる |
| B2 | 自立段階 | 幅広い話題で意見交換ができる |
| C1 | 熟達段階 | 複雑な内容を理解して柔軟に表現できる |
| C2 | 熟達段階 | ほぼすべての内容を理解して正確に表現できる |
例えばA1では、自分の名前や出身国を伝えたり、相手に簡単な質問をしたりする力が目安になります。
B1になると、旅行先で起こる多くの場面に対応し、自分の経験や希望をつながりのある英語で説明する力が求められます。
CEFRは試験の点数ではなく、英語を使ってできることを確認するための指標として考えましょう。
参考資料:Council of Europe「The CEFR Levels」
語学学校によってレベルの基準が異なる
語学学校の英語レベルは、学校独自のクラス分けテストや評価基準によって決まります。
そのため、以前通っていた学校ではIntermediateだった人が、別の学校ではPre-intermediateになることもあります。
これは英語力が下がったという意味ではありません。
学校によって、文法やリーディングを重視する場合もあれば、スピーキングやライティングを含めて総合的に評価する場合もあるからです。
- クラスの段階数や名称
- レベル分けテストの出題内容
- スピーキングテストの有無
- 定期テストや進級判定の頻度
- クラス変更や再テストの条件
また、TOEICの点数が高くても、英語を話す経験が少なければ、想像より低いクラスから始まる可能性があります。
反対に、文法問題が苦手でも、会話に慣れている人はスピーキングで高く評価されることがあります。
クラス名にこだわるより、自分の弱点を補いながら無理なく授業に参加できるレベルを選ぶことが重要です。
留学前に必要な英語力を確認したい方は、留学に必要な英語力とTOEICの目安も参考にしてください。
語学学校の英語レベル一覧
語学学校のクラスは、初心者、初中級者、中級者、中上級者、上級者という流れで段階的に進みます。
ただし、ここで紹介する内容は一般的な目安です。
実際のクラス判定では、文法や語彙だけでなく、リスニング、スピーキング、ライティングなども確認されます。
| 主なレベル名 | 英語力の目安 | 学習する内容 | 次の目標 |
|---|---|---|---|
| Beginner・Elementary | 簡単な単語や短文を使える | 基本文法・発音・日常表現 | 短い会話を続ける |
| Pre-intermediate・Intermediate | 身近な話題で会話できる | 意見・説明・読解・作文 | 表現の幅と正確さを高める |
| Upper-intermediate・Advanced | 複雑な話題にも対応できる | 議論・発表・高度な文章 | 進学や仕事でも英語を使う |
レベルを確認するときは、テストの点数だけでなく、授業や日常生活で英語をどの程度使えるかも振り返りましょう。
Beginner・Elementary|初心者レベル
BeginnerとElementaryは、英語を学び始めた人や、中学英語の基礎を学び直したい人が対象になるレベルです。
Beginnerでは、アルファベット、基本的な発音、be動詞、一般動詞、疑問文などから学ぶ場合があります。
Elementaryでは、簡単な自己紹介や買い物、時間、家族、趣味など、身近な話題を扱います。
この段階では、長い英文を話すことよりも、短くても自分の意思を伝えることが大切です。
例えば、授業で質問が分からなかったときに「Could you say that again?」と聞き返したり、「I don’t understand this word.」と伝えたりできれば、学習を前に進められます。
初心者レベルで目標にしたいこと
- 簡単な自己紹介ができる
- 先生の基本的な指示を理解できる
- 分からないときに聞き返せる
- 短い質問に単語や短文で答えられる
- 現在形や過去形を使って簡単な話ができる
一番下のクラスになったとしても、恥ずかしいことではありません。
基礎が曖昧なまま難しい授業を受けるより、自分に合ったレベルで発言する回数を増やす方が英語力を伸ばしやすいからです。
留学初日の授業や受付で使う表現は、留学初日に使える英語と一日の流れで確認できます。
Pre-intermediate・Intermediate|初中級から中級レベル
Pre-intermediateとIntermediateは、基本的な文法や単語を理解し、日常的な話題であれば英語でやり取りできるレベルです。
旅行、学校生活、仕事、趣味、将来の予定などについて、自分の経験や考えを説明する練習が増えていきます。
一方で、「相手の質問は分かるのに答えがすぐに出てこない」「言いたいことはあるのに簡単な単語しか使えない」と悩みやすい段階でもあります。
中級レベルで伸び悩む原因は、英語の知識がまったくないことではありません。
知っている単語や文法を、会話の中ですぐに取り出す練習が不足している場合があります。
そのため、新しい表現を覚えるだけでなく、授業で習った表現を使って自分の意見を話すことが重要です。
例えば「I agree.」だけで終わらず、「I agree because it is more convenient.」のように理由を付け加える練習をします。
- 結論を先に伝えてから理由を説明する
- 新しく覚えた表現を授業中に一度使う
- 間違えた文法や発音をその日のうちに復習する
- クラスメートとの雑談にも積極的に参加する
TOEICのリスニングやリーディングが得意でも、英会話の経験が少なければIntermediateより下のクラスになることがあります。
点数と比較して落ち込むのではなく、話す力を伸ばす機会として活用しましょう。
Upper-intermediate・Advanced|中上級から上級レベル
Upper-intermediateとAdvancedでは、日常会話だけでなく、社会問題や文化、環境、教育、仕事などの複雑なテーマも扱います。
自分の意見を述べるだけではなく、理由や具体例を示したり、相手の意見に賛成・反対したりする力が求められます。
授業では、ディスカッション、プレゼンテーション、長文読解、エッセイ作成などが増える傾向があります。
このレベルになると、英語が通じるかどうかだけでなく、表現の自然さや正確さも重要です。
例えば、同じ単語を何度も使わずに言い換えたり、場面に合わせて丁寧な表現を選んだりする必要があります。
発音や文法の細かなミスを修正しながら、説得力のある話し方を身につけていきます。
中上級から上級レベルで求められる力
- 抽象的な話題について意見交換する力
- 理由や根拠を示しながら説明する力
- 長い文章や速い会話の要点を理解する力
- 読み手に伝わる構成で文章を書く力
- 場面に適した語彙や表現を選ぶ力
上級クラスに入ることだけを目標にする必要はありません。
大切なのは、留学後に英語を使って何をしたいのかを明確にすることです。
海外で働きたい人と、現地の友達と自然に会話したい人では、優先して伸ばす英語力が異なります。
語学学校での質問やディスカッションに備えたい方は、語学学校で使える英語フレーズ80選も活用してください。
語学学校のクラス分けテストでは何をする?
語学学校のクラス分けテストでは、文法や単語だけでなく、英語を実際に使う力も確認されます。
テストの内容や実施時期は学校によって異なりますが、目的は合否を決めることではありません。
現在の英語力に合ったクラスを見つけ、無理なく学習を始めることが主な目的です。
点数を高く見せようとするより、今の実力を正しく確認してもらうことを意識しましょう。
クラス分けテストを受けるタイミング
クラス分けテストを受けるタイミングは、語学学校によって異なります。
渡航前にオンラインで受験する場合もあれば、入学初日のオリエンテーション中に実施される場合もあります。
オンラインテストで文法やリーディングを確認し、入学後に講師とのスピーキングテストを追加する学校もあります。
事前に受験する形式では、自宅のパソコンやスマートフォンを使うことがあります。
入学初日に受ける形式では、受付や学校説明のあとに筆記テストや面接が行われ、その日のうちにクラスが決まる流れが一般的です。
ただし、テストの実施方法や所要時間は学校ごとに違います。
入学案内を受け取ったら、受験期限、必要な持ち物、オンライン受験の方法を早めに確認しましょう。
メモ
オンラインテストを期限までに受けていないと、入学初日の手続きに時間がかかる可能性があります。
学校から届いたメールは、迷惑メールフォルダも含めて確認しておきましょう。
テストで確認される英語スキル
語学学校のクラス分けテストでは、読む、聞く、話す、書くという英語の技能を組み合わせて確認します。
すべての学校で4技能をテストするとは限りませんが、文法と語彙の選択問題だけでクラスが決まるとは限りません。
講師との面接では、自己紹介、留学の目的、趣味、仕事、休日の過ごし方などを質問されることがあります。
難しい知識を試すというより、質問を理解し、自分の言葉でどの程度答えられるかを見るためです。
| 確認される技能 | 主なテスト内容 | 見られるポイント |
|---|---|---|
| 文法・語彙 | 選択問題・空欄補充 | 基本的な英文を正しく作れるか |
| リーディング | 短文・長文読解 | 英文の要点を理解できるか |
| リスニング | 会話・説明文の聞き取り | 質問や指示を理解できるか |
| スピーキング | 講師との面接・自己紹介 | 英語で考えを伝えられるか |
| ライティング | 短い作文・意見文 | 文章を順序立てて書けるか |
文法問題ができても、会話で言葉が出てこなければ、スピーキング力を考慮してクラスが決まることがあります。
反対に、細かな文法ミスがあっても、質問を理解して会話を続けられる点が評価される場合もあります。
一つの技能だけではなく、英語を総合的に使う力が確認されると考えておきましょう。
クラス分けテストを受ける前の準備
クラス分けテストの前は、新しい単語や難しい文法を詰め込むより、すでに学んだ基礎英語を整理することが大切です。
特に、自己紹介や留学の目的はスピーキングテストで質問されやすいため、短い英語で答えられるようにしておきましょう。
名前、出身国、趣味、英語を勉強する理由、留学中に達成したいことを、それぞれ2〜3文で話す練習がおすすめです。
テスト前に準備したいこと
- 中学英文法の基本を復習する
- 自己紹介を30秒程度で話す練習をする
- 留学の目的や将来の目標を英語で整理する
- 質問が分からないときの聞き返し表現を覚える
- オンライン受験では通信環境と音声を確認する
- テスト前日は睡眠時間を確保する
分からない質問が出た場合も、黙り込む必要はありません。
「Could you say that again?」や「Could you speak more slowly?」と伝えれば、聞き返す力も示せます。
私も留学先では、知っている単語や文法が会話になるとすぐに出てこないことがありました。
テスト前は、問題集を解くだけでなく、簡単な英語を実際に口から出す練習も取り入れましょう。
留学前に何を勉強すればよいか迷っている方は、留学前に優先したい英語の勉強法も参考にしてください。
クラスが簡単すぎる・難しすぎる場合の対処法
実際に授業を受けてみて、クラスが簡単すぎる、または難しすぎると感じた場合は、早めに先生や学校スタッフへ相談しましょう。
最初のテストでは緊張して実力を出せなかったり、選択問題はできても授業中の会話についていけなかったりすることがあります。
1回のテストだけで、自分に最適なクラスが必ず決まるとは限りません。
相談するときは「クラスを変えたい」とだけ伝えるのではなく、具体的に困っていることを説明しましょう。
- 授業内容の多くをすでに理解している
- 課題が簡単で学習時間が余っている
- 先生の説明をほとんど理解できない
- 宿題に長時間かかりすぎている
- クラス内で発言することが難しい
クラス変更には、再テストや担任講師の推薦が必要になる場合があります。
変更できない場合でも、先生に弱点を確認し、補助教材や自習方法を提案してもらいましょう。
先生やスタッフへの相談で使える表現は、語学学校で使える英語フレーズ80選でも紹介しています。
TOEIC500〜800点は語学学校でどのレベルになる?
TOEIC500〜800点の人が入る語学学校のクラスは、点数だけでは決まりません。
TOEIC Listening & Reading Testで確認できるのは、主に英語を聞く力と読む力です。
語学学校ではスピーキングやライティングも含めて評価されるため、同じTOEICスコアでもクラスが異なることがあります。
以下の目安は公式な換算表ではなく、留学前の準備を考えるための参考として確認してください。
| TOEICスコア | 考えられるレベルの例 | 留学前の主な課題 |
|---|---|---|
| 500〜600点台 | Elementary〜Pre-intermediate前後 | 基礎英語を会話で使う練習 |
| 700点前後 | Pre-intermediate〜Intermediate前後 | 回答を素早く組み立てる練習 |
| 800点前後 | Intermediate以上の可能性 | 発話量・正確さ・表現力の強化 |
実際の判定は、語学学校独自のテスト結果が優先されます。
TOEICスコアと語学学校のレベルは一致しない
TOEICスコアと語学学校のクラスが一致しない理由は、確認している英語スキルが異なるからです。
TOEIC Listening & Reading Testは、日常生活やビジネスで使う英語を聞く力と読む力を測定します。
一方、語学学校の授業では、先生の質問に答える、クラスメートと意見交換する、短い文章を書くといった力も必要です。
そのため、TOEICで高い点数を取れていても、英語を話す経験が少なければ、想像より低いクラスから始まる場合があります。
反対に、TOEIC対策をしていなくても、海外生活や英会話の経験が豊富であれば、スピーキングで力を発揮できる人もいます。
TOEICは英語の基礎力を確認する一つの指標であり、会話力そのものを示す点数ではありません。
クラス分けの結果が想像より低くても、英語力全体を否定されたと考えないことが大切です。
参考資料:IIBC「TOEIC Listening & Reading Test」
TOEIC500〜600点台の英語レベルの目安
TOEIC500〜600点台の人は、基本的な単語や文法を理解していても、会話では知識をうまく使えないことがあります。
英文を読めば意味が分かる一方で、先生から突然質問されると、答えを組み立てるまでに時間がかかりやすい段階です。
語学学校では、ElementaryからPre-intermediate前後になる可能性がありますが、スピーキングやライティングの結果によって判定は変わります。
このスコア帯では、難しい表現を増やすより、中学英語を使って短く答える練習を優先しましょう。
例えば「What did you do last weekend?」と聞かれたら、「I went shopping.」で終わらず、「I went shopping with my friend. We bought some clothes.」と一文付け加えます。
TOEIC500〜600点台で優先したい学習
- 中学英文法を使って短い英文を作る
- 自己紹介や日常的な質問への回答を練習する
- 短い英語音声を繰り返し聞く
- 覚えたフレーズを声に出す
- 間違いを恐れず会話量を増やす
知識を増やす学習だけでなく、知っている英語を使う時間を作ることで、語学学校の授業にも参加しやすくなります。
詳しい目安は、留学に必要な英語力とTOEICスコアも確認してください。
TOEIC700〜800点台の英語レベルの目安
TOEIC700〜800点台になると、日常的な英文の読解やリスニングでは、ある程度の基礎力が身についていると考えられます。
ただし、語学学校で必ずIntermediateやAdvancedに入れるわけではありません。
TOEICの問題では選択肢から正解を選べても、英会話では自分で単語や文法を選び、その場で文章を作る必要があります。
そのため、会話経験が少ない人は、Pre-intermediateやIntermediate前後から始まる可能性もあります。
このスコア帯では、単語や文法をさらに覚えるだけでなく、意見を理由と一緒に伝える練習が重要です。
「I agree.」で終わらず、「I agree because studying abroad gives us a chance to understand different cultures.」のように具体的な理由を続けます。
TOEIC700〜800点台では、知識を会話で使える状態に変えることを意識しましょう。
留学前に発話量を増やしたい方は、英語コーチングとオンライン英会話の違いも参考にしてください。
語学学校ではどのくらいでレベルアップできる?
語学学校でレベルアップするまでの期間には、個人差があります。
現在の英語力、授業時間、復習量、英語を話す時間、学校の進級制度などによって変わるからです。
数週間でクラスが上がる人もいますが、同じクラスで基礎を固める人もいます。
クラス名だけではなく、以前より英語でできることが増えたかを成長の基準にしましょう。
レベルアップまでの期間は学校や学習量で異なる
語学学校でレベルアップするまでの期間を「必ず何週間」と決めることはできません。
Cambridge Englishでは、CEFRの一つのレベルから次のレベルへ進むために、約200時間の指導付き学習が一つの目安として示されています。
ただし、この時間はすべての学習者に当てはまる保証ではありません。
これまでの学習経験、年齢、学習の密度、授業以外で英語に触れる時間などによって、必要な時間は変わります。
また、CEFRのレベルアップと、語学学校独自のクラス進級は同じものではありません。
語学学校ではレベルを細かく分けていることがあり、一つ上のクラスへ進むまでの期間がCEFRより短い場合もあります。
注意点
「4週間通えば必ず1レベル上がる」とは限りません。
留学期間を決めるときは、クラスが上がる回数ではなく、自己紹介、日常会話、意見交換など、英語でできるようになりたいことを目標にしましょう。
参考資料:Cambridge English「Guided learning hours」
語学学校の主なレベルアップ条件
語学学校でレベルアップする条件は、定期テストの点数だけではありません。
出席率、宿題の提出状況、授業への参加、スピーキングやライティングの評価などを含めて判断する学校もあります。
テストの点数が基準に届いていても、欠席が多い場合や課題を提出していない場合は、進級できない可能性があります。
反対に、授業中の発言や学習姿勢が評価され、先生からレベルアップを提案されることもあります。
- 定期テストで必要な点数を取る
- 学校が定める出席率を満たす
- 宿題や課題を期限までに提出する
- 授業中の会話や活動に参加する
- スピーキングやライティングの基準を満たす
- 担任講師から進級の推薦を受ける
進級条件が分からない場合は、入学後の早い段階で先生に確認しておきましょう。
「What do I need to improve to move up to the next level?」と質問すれば、次のクラスに進むための改善点を聞けます。
苦手分野を具体的に知り、毎日の学習へ反映することがレベルアップへの近道です。
留学中の英語学習を改善したい方は、留学中に英語力が伸びない原因と対策も参考にしてください。
短期留学ではクラスが上がらないこともある
1週間から4週間程度の短期留学では、滞在中にクラスが上がらないこともあります。
学校によっては、定期テストを4週間や数週間ごとに実施するため、テストを受ける前に留学期間が終わる可能性があるからです。
クラスが上がらなかったとしても、英語力がまったく伸びていないとは限りません。
以前より先生の指示を理解できる、クラスメートに自分から話しかけられる、レストランで質問できるようになったなど、小さな変化も大切な成長です。
短期留学で確認したい成長
- 自己紹介を止まらずに話せるようになった
- 授業中に英語で質問できるようになった
- 聞き返しながら会話を続けられるようになった
- 新しい単語やフレーズを実際に使えた
- 間違いを恐れず発言できるようになった
短期留学では、クラス進級よりも、毎日一つの行動目標を決める方法がおすすめです。
「授業で1回質問する」「新しい表現を3回使う」「放課後にクラスメートと話す」のように、達成したかを確認できる目標にします。
留学中の具体的な学習ルーティンは、留学中に英語力を伸ばす勉強法で詳しく紹介しています。
語学学校で英語レベルが上がらない原因
語学学校に通っていても、授業を受けるだけで英語レベルが自然に上がるとは限りません。
英語が伸びないときは、才能や留学期間ではなく、授業外の過ごし方や勉強方法に原因が隠れていることがあります。
まずは現在の学習を振り返り、英語を理解する時間だけでなく、実際に使う時間を確保できているかを確認しましょう。
授業を受けるだけで復習していない
語学学校で英語レベルが上がらない原因の一つは、授業を受けたことだけで満足し、復習する時間を作っていないことです。
授業中に単語や文法を理解できても、一度学んだだけでは、会話で使える状態になるとは限りません。
数日後には内容を忘れ、次の授業で同じ表現が出てきても、すぐに思い出せないことがあります。
特に語学学校では、毎日のように新しい単語や表現を学びます。
復習を後回しにすると、覚える内容が積み重なり、どこから見直せばよいか分からなくなります。
復習していない人に起こりやすいこと
- 同じ文法を何度も間違える
- 習った単語を会話で使えない
- 授業が進むほど理解できない部分が増える
- テスト前に覚える内容が多くなる
- 先生から受けた修正を忘れてしまう
授業後は長時間勉強する必要はありません。
その日に間違えた問題、新しく覚えた表現、会話で言えなかった内容を確認するだけでも効果があります。
授業を受ける時間と復習する時間をセットにすることが、知識を定着させる第一歩です。
文法や単語を覚えるだけで英語を話していない
文法や単語を覚えていても、英語を話す練習が少なければ、スピーキング力は伸びにくくなります。
英文を見れば意味が分かることと、会話中に自分で文章を作ることは別の力だからです。
例えば「昨日は友達と買い物へ行きました」と言いたいとき、過去形の知識があっても、会話では単語がすぐに出てこないことがあります。
これは英語力がまったくないのではなく、知識を取り出す練習が不足している状態です。
新しい文法を学んだら、問題を解くだけで終わらせず、自分に関する英文を3つ作って声に出しましょう。
過去形を学んだ場合は、前日の出来事や週末にしたことを英語で話します。
知識を会話で繰り返し使うことで、考え込まずに英語を出しやすくなります。
留学中も会話練習の機会が足りない場合は、留学前・留学中におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
日本語を使う時間が長い
留学中に日本語を使う時間が長いと、英語で考えたり話したりする機会が少なくなります。
語学学校へ通っていても、授業後は日本人の友達と過ごし、買い物や食事でも日本語だけを使っていると、1日の英語使用時間は意外と短くなります。
日本人同士で交流すること自体が悪いわけではありません。
困ったときに助け合えるうえ、留学中の不安を共有できる大切な存在です。
ただし、安心できる環境だけで過ごしていると、間違いを恐れず英語を使う経験が増えません。
- 昼休みは他国のクラスメートと過ごす
- 学校のアクティビティに週1回参加する
- 買い物や注文では自分から英語を話す
- 日本人同士でも時間を決めて英語を使う
- 帰宅後にその日の出来事を英語で話す
いきなり日本語を完全に禁止する必要はありません。
まずは「昼休みの30分は英語を使う」など、無理なく続けられるルールを決めましょう。
大切なのは、毎日の生活に英語を使わなければならない場面を作ることです。
自分の苦手な英語スキルを把握できていない
英語レベルが上がらないときに、「自分は英語が苦手だから」と漠然と考えるだけでは、効果的な対策を立てられません。
英語力は、単語、文法、発音、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングなどに分けられます。
授業についていけない原因がリスニングにある人と、聞き取れても回答を作れない人では、必要な勉強方法が異なります。
| 困っている状況 | 考えられる原因 | 優先する練習 |
|---|---|---|
| 先生の説明が分からない | 語彙・リスニング不足 | 授業の単語確認・音声練習 |
| 質問にすぐ答えられない | 会話の瞬発力不足 | 短い質問への回答練習 |
| 話しても伝わりにくい | 発音・文章構成の問題 | 音読・講師からの修正 |
| テストの点数が伸びない | 文法・復習不足 | 間違えた問題の解き直し |
| 作文の評価が低い | 文法・構成力不足 | 添削・書き直し |
苦手なスキルが分からない場合は、最近のテスト結果や先生から受けた指摘を確認しましょう。
「何となく英語ができない」という状態から、「過去形を使うときに間違える」のように問題を具体化すると、毎日の行動を決めやすくなります。
クラスのレベルアップだけが目的になっている
語学学校では上のクラスへ進むことが目標になりますが、レベルアップだけを意識しすぎると、英語を学ぶ本来の目的を見失うことがあります。
定期テストの直前だけ問題を覚えれば、点数が上がる場合もあります。
しかし、テストで正解できても、買い物や友達との会話で英語を使えなければ、実践的な英語力が身についたとは言い切れません。
クラスが上がらない期間が続くと、周囲と比較して焦ることもあります。
ただし、発言できる回数が増えた、先生の説明を聞き取れるようになったなど、テスト結果に表れにくい成長もあります。
目標の決め方
「次のクラスへ進む」という目標に加えて、「授業で毎日1回質問する」「クラスメートと5分会話する」など、英語でできることを目標にしましょう。
留学後に英語を使って何をしたいのかを考えることも大切です。
海外で働きたい、現地の友達を作りたい、旅行で困らず会話したいなど、目的によって優先する学習内容は異なります。
クラス名ではなく、以前よりできるようになったことを確認しましょう。
語学学校で英語をレベルアップさせる勉強法
語学学校で英語をレベルアップさせるには、授業、復習、会話練習を組み合わせることが重要です。
難しい教材を長時間続けるより、授業で学んだ内容をその日のうちに使う方が、実践的な英語として定着しやすくなります。
ここでは、留学中に無理なく続けられる再現性のある勉強方法を紹介します。
授業で習った内容を当日中に復習する
授業で習った内容は、できるだけ当日中に復習しましょう。
記憶が残っているうちに見直すことで、分からなかった部分や間違えた理由を思い出しやすくなります。
すべての教材を最初から読み直す必要はありません。
授業中に間違えた問題、新しく学んだ単語、先生から修正された文章を中心に確認すれば、30分程度でも復習できます。
授業後30分の復習手順
- 10分:授業ノートと間違えた問題を確認する
- 5分:新しい単語やフレーズを3〜5個選ぶ
- 5分:選んだ表現を使って自分の英文を作る
- 5分:英文を声に出して読む
- 5分:翌日の授業で使う表現を決める
例えば「be interested in」を学んだら、意味を覚えるだけでなく、「I’m interested in Australian culture.」のように自分に関係する英文を作ります。
翌日の会話で実際に使えば、さらに記憶へ残りやすくなります。
毎日完璧に復習するよりも、短時間でも継続することが大切です。
具体的な学習計画は、留学中に英語力を伸ばす勉強法でも詳しく紹介しています。
毎日英語を話す時間を作る
スピーキング力を伸ばすには、毎日少しでも英語を話す時間を作る必要があります。
語学学校の授業には会話練習がありますが、グループ授業では一人が話せる時間が限られます。
発言の多いクラスメートがいると、聞いているだけで授業が終わることもあります。
そのため、授業外でも自分から会話の機会を増やしましょう。
- 授業前にクラスメートへ話しかける
- 昼休みに他国の学生と一緒に過ごす
- 学校の交流イベントへ参加する
- ホストファミリーに一日の出来事を話す
- 一人のときは英語で独り言を話す
- オンライン英会話で授業内容を復習する
会話相手が見つからない日は、独り言でも構いません。
「今日はどこへ行ったか」「授業で何を学んだか」を1分間話し、言えなかった内容を調べます。
次の日に同じテーマでもう一度話すと、昨日より言葉が出やすくなります。
英語を話した時間より、毎日英語を口から出したかを意識しましょう。
先生から具体的なフィードバックをもらう
英語レベルを効率よく上げるには、先生から具体的なフィードバックをもらうことが大切です。
自分では正しいと思っている発音や文法でも、同じ間違いを繰り返していることがあります。
先生に「英語が上達するにはどうすればよいですか」と聞くだけでは、回答が広すぎて行動へつなげにくくなります。
スピーキング、文法、発音など、確認したい内容を絞って質問しましょう。
先生への質問例
- What is my biggest weakness in speaking?
- Which grammar mistakes do I often make?
- How can I improve my pronunciation?
- What should I improve to move up to the next level?
- Could you recommend a practice method for me?
フィードバックを受けたら、改善点を一度にすべて直そうとしないことも重要です。
「過去形を正しく使う」「語尾の音を意識する」など、1週間に一つの課題へ絞りましょう。
次の週に先生へ再度確認してもらえば、改善できたかを判断できます。
週に一度自分の英語力を振り返る
語学学校での学習を続けるときは、週に一度、自分の英語力と行動を振り返りましょう。
毎日勉強していると、目の前の宿題や授業を終わらせることが優先され、自分が何をできるようになったのか分からなくなることがあります。
日曜日など振り返る曜日を決め、できたこと、難しかったこと、次の週に改善することを記録します。
| 振り返る項目 | 記録する内容の例 |
|---|---|
| できるようになったこと | 授業で自分から質問できた |
| 新しく覚えた表現 | 意見を伝えるフレーズを使えた |
| 繰り返した間違い | 過去形と現在形を混同した |
| 言えなかったこと | 週末の予定を詳しく説明できなかった |
| 翌週の目標 | 毎日一度は理由を付けて意見を話す |
振り返りでは、できなかったことだけを書かないようにしましょう。
小さな変化でも記録すると、自分の成長を確認でき、英語学習を続ける自信につながります。
翌週の目標は、「スピーキングを頑張る」のような曖昧な表現ではなく、「授業で1日2回発言する」のように行動で決めることがポイントです。
苦手な英語スキルに合った教材を使う
教材を選ぶときは、人気や難易度だけで決めず、自分の苦手な英語スキルに合っているかを確認しましょう。
リスニングが苦手な人が文法問題集だけを続けても、先生の話を聞き取る力は伸びにくいからです。
反対に、会話はできても文法の間違いが多い人は、会話量を増やすだけでなく、基礎文法の復習が必要です。
| 苦手なスキル | 適した教材・サービス | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| 単語 | 日常英会話向け単語帳・アプリ | 例文を作って会話で使う |
| 文法 | 中学英文法教材 | 間違えた項目を重点的に復習する |
| リスニング | 短い音声・動画教材 | 台本を確認して繰り返し聞く |
| 発音 | 発音学習アプリ・音声教材 | 録音して手本と比べる |
| スピーキング | オンライン英会話・AI英会話 | 授業で習った表現を使う |
| ライティング | 添削サービス・作文教材 | 修正後に同じ文章を書き直す |
複数の教材へ同時に手を広げると、どれも中途半端になりやすいため注意が必要です。
まずは最も困っているスキルを一つ選び、2〜4週間続けて変化を確認しましょう。
英語学習アプリを比較したい方は、留学前・留学中におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
教材選びのポイント
難しい教材を選ぶことがレベルアップにつながるとは限りません。
内容の7〜8割程度を理解でき、学んだ表現を会話や授業で使える教材から始めましょう。
留学前に英語レベルを上げておくメリット
留学前に基礎英語を身につけておくと、現地での授業や日常会話に余裕を持って取り組めます。
英語を完璧にしてから渡航する必要はありませんが、単語や文法をまったく準備せずに留学すると、授業内容を理解するだけで精一杯になることがあります。
日本で学べる基礎は留学前に整理し、現地では英語を使う経験を増やすことが、限られた留学期間を有効に使うポイントです。
語学学校の授業を理解しやすくなる
留学前に英語の基礎を復習しておくと、語学学校の授業を理解しやすくなります。
語学学校では英語を英語で学ぶことが多いため、先生が使う基本的な単語や文法が分からないと、説明の内容を理解するだけで時間がかかります。
例えば、過去形の授業を受けるときに、一般動詞や疑問文の仕組みを理解していれば、新しい内容へ集中できます。
一方で、基礎が曖昧な場合は、先生の説明、新しい文法、知らない単語を同時に理解しなければなりません。
その結果、授業についていけないと感じやすくなります。
留学前に理解しておきたい基礎英語
- be動詞と一般動詞の違い
- 現在形・過去形・未来表現
- 疑問文と否定文の作り方
- 助動詞や比較表現の基本
- 日常生活で使う基本単語
すべての文法を完璧に覚える必要はありません。
中学英語の内容を見て、大まかな意味や使い方を思い出せる状態を目指しましょう。
留学前に取り組む内容は、留学前におすすめの英語勉強法でも詳しく紹介しています。
高いレベルのクラスから始めやすくなる
留学前に単語、文法、リスニング、スピーキングを練習しておけば、現在より高いレベルのクラスから始められる可能性があります。
開始するクラスが一つ上がれば、留学中により実践的な授業へ進みやすくなり、ディスカッションやプレゼンテーションを経験できる場合もあります。
ただし、クラス分けテストだけで高得点を取ることを目的にするのはおすすめできません。
実力以上のクラスに入ると、先生の説明を理解できず、授業中に発言する余裕がなくなることがあるからです。
目指すべきなのは高いクラスではなく、基礎を身につけた状態で自分に合ったクラスから始めることです。
注意点
テスト直前に答え方だけを覚えると、本来の英語力より難しいクラスに入る可能性があります。
分からない内容を隠すのではなく、現在の実力を正しく判定してもらいましょう。
留学前の学習では、問題集を解くだけでなく、自己紹介や日常的な質問に英語で答える練習も取り入れることが大切です。
現地で会話や実践練習に時間を使える
留学前に日本で学べる基礎を身につけておくと、現地では会話や実践練習に時間を使いやすくなります。
単語や文法は日本でも学べますが、さまざまな国の学生と英語で話したり、海外の店や交通機関で英語を使ったりする経験は、留学先だからこそ得られるものです。
基礎学習に多くの時間を使うと、クラスメートとの交流や学校のアクティビティへ参加する余裕がなくなることがあります。
反対に、簡単な英文を作れる状態で渡航すれば、間違いを恐れずに英語を使う練習へ進めます。
- クラスメートへ自分から話しかける
- 授業中に質問や意見を伝える
- ホストファミリーと会話する
- 買い物や注文を英語で行う
- 学校のイベントや交流会へ参加する
留学前の勉強は、現地での会話を減らすためではありません。
英語を使う場面へ積極的に参加する準備として行うものです。
留学前に優先して勉強したい内容
留学前は、難しい英単語や高度な文法より、現地ですぐに使う基礎英語を優先しましょう。
特に重要なのは、中学英文法、日常英単語、リスニング、自己紹介、聞き返し表現です。
語学学校では先生やクラスメートから質問されるため、自分の趣味、留学の目的、休日の過ごし方などを短い英語で話せるようにしておくと安心です。
| 学習内容 | 目標 | 具体的な練習 |
|---|---|---|
| 中学英文法 | 短い英文を作る | 自分に関する例文を作る |
| 日常英単語 | 身近な話題を説明する | 学校・食事・趣味の単語を覚える |
| リスニング | 基本的な質問を理解する | 短い音声を繰り返し聞く |
| スピーキング | 短くても自分の言葉で答える | 自己紹介や質問への回答を練習する |
| 聞き返し表現 | 分からないときに会話を止めない | 音読してすぐ言えるようにする |
学習の順番に迷う場合は、文法と単語を復習しながら、毎日5〜10分の会話練習を取り入れましょう。
留学前から英語を話すことに慣れたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
英語をレベルアップしやすい語学学校の選び方
語学学校で英語力を伸ばすには、授業料や立地だけでなく、レベル分けや学習サポートも確認することが大切です。
自分の英語力に合わないクラスでは、授業が簡単すぎたり、難しすぎたりする可能性があります。
クラス数、テストの頻度、変更制度、授業外の支援を比較し、自分が継続して学べる学校を選びましょう。
クラスのレベル数を確認する
語学学校を選ぶときは、英語クラスが何段階に分かれているかを確認しましょう。
レベル数が細かく設定されている学校では、現在の英語力に近い学生と一緒に学べる可能性があります。
一方で、クラスが初心者、中級者、上級者の3段階程度しかない場合は、同じクラス内でも英語力に差が出ることがあります。
ただし、レベル数が多ければ必ず優れた学校というわけではありません。
在籍する学生数が少ない時期には、複数のレベルをまとめて授業する可能性もあるためです。
クラス分けで確認したい項目
- 一般英語コースが何段階に分かれているか
- 各クラスの定員は何人か
- 学生が少ない時期もレベル別に開講されるか
- 初心者向けクラスが常時用意されているか
- 上級者向けの進学・試験対策コースがあるか
学校の公式情報だけで判断しにくい場合は、留学エージェントへ最新の開講状況を確認する方法もあります。
パンフレットに書かれたレベル数だけでなく、実際のクラス運営まで確認しましょう。
レベルテストの頻度を確認する
英語をレベルアップしやすい環境を選ぶには、定期テストや進級判定の頻度も重要です。
学校によって、毎週、4週間ごと、学期の終了時など、テストを受けるタイミングが異なります。
短期留学の場合、進級テストの間隔が長い学校を選ぶと、滞在中に一度も判定を受けられない可能性があります。
一方で、テストの回数が多ければ、必ず英語力が早く伸びるわけではありません。
テスト対策に偏りすぎず、授業中の参加や日常会話も重視する必要があります。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 定期テストの頻度 | 留学中に進級機会があるか判断するため |
| 進級に必要な点数 | 目標を具体的に決めるため |
| 出席率の条件 | 欠席による進級への影響を知るため |
| 技能別の評価 | 弱点を把握して勉強するため |
申し込み前には、「何週間ごとにレベルテストがありますか」「短期留学でも進級テストを受けられますか」と確認しましょう。
クラス変更や再テストができるか確認する
語学学校を選ぶ際は、授業が簡単すぎる、または難しすぎる場合にクラス変更や再テストができるか確認しましょう。
クラス分けテストを受けても、緊張や体調によって本来の英語力を出せないことがあります。
また、筆記テストでは高得点でも、実際の授業では先生の説明を聞き取れず、会話へ参加できない場合もあります。
学校によっては、担任講師との面談、一定期間の授業参加、再テストなどを経てクラスを変更できます。
反対に、本人の希望だけでは変更できない学校もあります。
- 入学後にクラス変更を相談できるか
- 変更までに何日程度かかるか
- 再テストを受けられる条件は何か
- 先生の推薦が必要か
- クラスを下げる相談にも対応してもらえるか
上のクラスへ移る制度だけでなく、難しい場合に調整できる仕組みも重要です。
自分に合わない授業を我慢し続けずに済む学校を選びましょう。
自習サポートや補講の有無を確認する
英語力を伸ばすには、通常授業だけでなく、自習サポートや補講を利用できる学校がおすすめです。
グループ授業では一人ひとりの苦手分野に使える時間が限られるため、授業外で質問したり、会話練習へ参加したりできる環境が役立ちます。
学校によっては、自習室、会話クラブ、発音講座、個別相談、無料ワークショップなどが用意されています。
確認したい学習サポート
- 先生へ授業外に質問できる時間
- 無料の会話クラブや発音クラス
- ライティングの添削サポート
- 自習室やパソコンルームの利用時間
- 学習計画を相談できるカウンセリング
- 試験対策や進学準備のワークショップ
サポートが充実していても、参加しなければ英語力の向上にはつながりません。
申し込み前には内容だけでなく、開催頻度や予約の必要性も確認しましょう。
留学後は、少なくとも週に一度は授業外の学習機会へ参加する目標を決めると行動しやすくなります。
自分の目標に合った英語コースがあるか確認する
語学学校を選ぶときは、現在の英語力だけでなく、留学後に何を実現したいかも考えましょう。
日常英会話を身につけたい人と、海外の大学へ進学したい人では、必要な授業や目標レベルが異なります。
一般英語コースで基礎力を身につけたあと、IELTS、ケンブリッジ英検、ビジネス英語、進学準備などへ移れる学校もあります。
| 留学の目標 | 確認したいコース |
|---|---|
| 日常会話を身につけたい | 一般英語・スピーキング |
| ワーホリで働きたい | 接客英語・ビジネス英語 |
| 海外進学を目指したい | 進学準備・アカデミック英語 |
| 英語試験のスコアが必要 | IELTS・ケンブリッジ英検対策 |
| 会話を集中的に伸ばしたい | スピーキング・マンツーマン授業 |
希望するコースに入学条件がある場合は、必要な英語レベルも確認します。
目標コースから逆算して一般英語を学べる学校なら、留学中の学習計画を立てやすくなります。
学校選びに迷っている方は、オーストラリア留学エージェントの選び方も参考にしてください。
学校選びのポイント
留学エージェントへ相談するときは、「おすすめの学校はどこですか」と聞くだけでなく、現在の英語力、留学期間、伸ばしたい技能、留学後の目標を伝えましょう。
条件を具体的に伝えるほど、自分に合った学校を比較しやすくなります。
語学学校の英語レベルに関するよくある質問
語学学校のレベルについては、初心者でも入学できるのか、TOEICの点数がクラス分けに影響するのかなど、さまざまな疑問があります。
ここでは、留学前や入学直後に感じやすい不安へ回答します。
学校によって制度は異なるため、最終的には入学を検討している語学学校や留学エージェントにも確認しましょう。
英語がまったく話せなくても語学学校に通えますか?
初心者向けクラスが用意されている語学学校であれば、英語をほとんど話せない人でも通える可能性があります。
BeginnerやElementaryでは、簡単な挨拶、自己紹介、基本文法、日常生活で使う単語などから学びます。
ただし、学校やコースによっては最低限の英語力が求められることがあります。
特に試験対策、ビジネス英語、進学準備コースでは、入学条件が設定されている場合があります。
英語初心者の場合は、一般英語コースに初心者クラスがあるかを確認しましょう。
留学前には、次の表現だけでも声に出して練習しておくと安心です。
- Could you say that again?
- Could you speak more slowly?
- What does this word mean?
- I don’t understand this question.
- How do you spell that?
英語が話せないから留学できないのではなく、初心者を受け入れる学校と自分に合ったクラスを選ぶことが大切です。
一番下のクラスに入ると日本人ばかりですか?
一番下のクラスに入ったからといって、必ず日本人ばかりになるわけではありません。
クラスの国籍比率は、留学先の国、都市、学校、入学時期、在籍する学生の英語力によって変わります。
日本の長期休暇と重なる時期には日本人学生が増える可能性がありますが、他国からも初心者の学生は留学します。
国籍比率が気になる場合は、学校全体の数字だけでなく、初心者クラスの傾向も確認しましょう。
学校全体では日本人が少なくても、自分が入るレベルでは日本人が多い場合があるからです。
また、日本人がいること自体を避ける必要はありません。
困ったときに相談できる一方で、英語を使う機会を減らさない工夫が必要です。
「昼休みは他国の学生と話す」「日本人同士でも一定時間は英語を使う」など、自分で行動ルールを決めましょう。
クラス分けテストのために勉強するべきですか?
クラス分けテストを受ける前には、基礎英語を復習しておくことをおすすめします。
ただし、実力より高いクラスに入るための詰め込み学習は必要ありません。
テストの目的は、現在の英語力に合った授業を見つけることだからです。
直前は、新しい難しい文法を覚えるより、中学英文法、日常英単語、自己紹介、聞き返し表現を確認しましょう。
スピーキングテストがある場合に備え、次の質問へ短く答える練習も役立ちます。
練習しておきたい質問
- Where are you from?
- Why are you studying English?
- What do you like to do in your free time?
- Why did you choose this school?
- What do you want to do after studying English?
回答を丸暗記するのではなく、質問に合わせて少し内容を変える練習をしましょう。
オンラインテストの場合は、通信環境、イヤホン、マイク、受験期限の確認も必要です。
クラスが上がらないと英語力も伸びていないのでしょうか?
クラスが上がらなくても、英語力がまったく伸びていないとは限りません。
語学学校の進級には、定期テストの点数、出席率、宿題、授業への参加など、複数の条件が関係する場合があります。
また、進級テストの実施前に短期留学が終了することもあります。
英語力の成長は、クラス名だけでなく、以前できなかったことができるようになったかで確認しましょう。
- 先生の指示を理解できるようになった
- 授業中に自分から質問できた
- クラスメートとの会話が長くなった
- 聞き返しながら会話を続けられた
- 間違いを恐れず英語を話せるようになった
一方で、長期間学んでも変化を感じられない場合は、先生に弱点を確認しましょう。
「何を改善すれば次のレベルへ進めるか」を具体的に聞き、1週間ごとの行動目標へ変えることが大切です。
TOEICの点数が高ければ上級クラスに入れますか?
TOEICの点数が高くても、語学学校で必ず上級クラスに入れるとは限りません。
TOEIC Listening & Reading Testでは主に聞く力と読む力を測りますが、語学学校では話す力や書く力も確認されることがあります。
例えば、英文の意味を理解できても、自分の意見をその場で説明できなければ、スピーキングの評価が想像より低くなる可能性があります。
反対に、TOEICの点数が高くなくても、会話経験が豊富で積極的に意思を伝えられる人もいます。
TOEICスコアと語学学校のレベルは別の指標として考えることが大切です。
クラス分けの結果を、これから伸ばす技能を知る機会として活用しましょう。
まとめ|語学学校のレベルを理解して英語学習の目標を決めよう
語学学校の英語レベルは、Beginner、Elementary、Intermediate、Advancedなどに分けられますが、段階数や判定基準は学校によって異なります。
クラス分けテストでは、文法や単語だけでなく、リスニング、スピーキング、ライティングなどを確認されることもあります。
TOEICの点数だけで、自分が入るクラスを正確に判断することはできません。
- クラス名より英語でできることを確認する
- 授業で学んだ内容は当日中に復習する
- 毎日短時間でも英語を話す
- 先生から具体的な改善点を聞く
- 自分の目標に合った語学学校を選ぶ
クラスが上がることは一つの成果ですが、語学留学の目的は上位クラスへ進むことだけではありません。
海外で英語を使って何をしたいのかを決め、そのために必要な力を一つずつ伸ばすことが重要です。
留学前は、中学英文法や日常英単語を復習しながら、オンライン英会話や英語学習アプリで会話練習を始めましょう。
留学前におすすめの英語学習アプリを活用すれば、発音やリスニングを自分のペースで練習できます。
語学学校のレベル数や進級制度は学校ごとに異なるため、自分だけで比較するのが難しい場合は留学エージェントへ相談する方法もあります。
現在の英語力、留学期間、伸ばしたい技能を伝え、自分の目標に合った学校を比較してみましょう。