「英単語アプリを毎日使っているのに、なかなか単語を覚えられない」と悩んでいませんか。
スマホで手軽に勉強できる英単語アプリですが、問題を解いているだけで、本当に語彙力が伸びているのか不安になることもあります。
英単語アプリの効果を高めるポイントは、「何問解いたか」より「覚えていない単語を何度も思い出したか」を意識することです。
この記事では、英単語アプリで期待できる効果から、使っているのに覚えられない原因まで初心者向けにわかりやすく解説します。
英単語アプリをなんとなく続けるのではなく、TOEICや英会話につながる語彙力を身につけたい方は参考にしてください。
英単語アプリは効果ある?結論から解説
結論からいうと、英単語アプリは正しく活用すれば語彙力を伸ばすために役立ちます。
スマホがあれば場所を選ばず学習でき、間違えた単語を繰り返したり、音声と一緒に覚えたりできるためです。
ただし、英単語アプリを毎日開いているだけで、自動的に英語が話せるようになるわけではありません。
まずは「アプリで伸ばしやすい力」と「別の練習が必要な力」を分けて考えてみましょう。
英単語アプリだけでも語彙力は伸ばせる
英単語アプリだけでも、英単語を見て意味を理解するための語彙力は伸ばしていけます。
特に、単語学習をこれから習慣化したい初心者には相性の良い方法です。
紙の単語帳の場合は教材を持ち歩く必要がありますが、アプリなら普段使っているスマホですぐに学習を始められます。
通勤中に10語確認したり、昼休みに間違えた単語を復習したり、寝る前に音声を聞いたりと、学習を細かく分けられるのもメリットです。
また、多くの英単語アプリでは、覚えた単語と苦手な単語を分けながら学習できます。
すでに覚えている単語を何度も見るより、思い出せなかった単語へ学習時間を集中させることが重要です。
たとえば、50語を学習して10語間違えた場合、翌日は50語すべてを最初からやり直す必要はありません。
まず間違えた10語を優先して確認し、その後に全体をチェックする方が取り組みやすくなります。
| 学習内容 | 英単語アプリとの相性 | 取り組み方 |
|---|---|---|
| 単語の意味 | 高い | 問題形式で繰り返し確認する |
| 発音 | 高い | 音声を聞いて声に出す |
| スペル | アプリによる | 入力問題も活用する |
| 英会話 | 単語学習だけでは不十分 | 覚えた単語を文章で使う |
英単語アプリは、特に「知っている単語を増やす」「忘れた単語を復習する」という用途で活用しやすい教材です。
TOEIC対策や留学準備でも語彙は土台になるため、毎日の学習に取り入れてみましょう。
留学も視野に入れて英語力全体を伸ばしたい方は、留学前にやるべき英語学習と勉強法も参考にしてください。
アプリを使うだけで英語が話せるようになるわけではない
英単語アプリで語彙力を伸ばせても、単語を覚えるだけで英語をスムーズに話せるようになるとは限りません。
英会話では、知っている単語をその場で思い出し、文法と組み合わせ、相手に伝わる形で口から出す必要があるためです。
たとえば、「reservation=予約」という意味を覚えていても、ホテルで突然話しかけられたときに「I have a reservation.」と言えるかどうかは別の問題です。
英単語を見れば意味が分かる状態と、自分から英語を使える状態には差があります。
私自身も英語学習を続けてTOEIC830点まで取得しましたが、テストで英語を理解できることと、実際の会話ですぐ言葉が出てくることは同じではないと感じています。
英単語アプリは「話すための材料」を増やす場所と考えると分かりやすいでしょう。
メモ
英単語アプリで覚えるだけで終わらせず、「覚える→音声を聞く→例文を読む→自分でも使う」という流れを作ることがポイントです。
特に海外旅行や留学で英語を使いたい方は、覚えた単語を短い英文にして声に出すところまで取り組んでみてください。
実際の会話で英語が出てこない方は、留学で英語が話せないときの会話を続けるコツも参考になります。
英単語アプリで期待できる5つの効果
英単語アプリの強みは、単に紙の単語帳をスマホで見られることではありません。
短時間で反復しやすく、苦手な単語を絞り込み、文字と音声を組み合わせながら学習できることが大きなメリットです。
ここでは、英単語アプリを学習に取り入れることで期待できる5つの効果を具体的に解説します。
自分がアプリを十分に活用できているか確認しながら読み進めてください。
スキマ時間でも英単語を反復できる
英単語アプリの大きなメリットは、まとまった勉強時間がなくても英単語を繰り返し確認できることです。
英語学習では「時間ができたら1時間勉強しよう」と考えると、忙しい日に学習そのものをやめてしまいやすくなります。
一方、スマホのアプリなら、電車を待っている5分や昼休みの10分でも学習できます。
たとえば、朝の通勤で新しい単語を20語確認し、昼休みに間違えた単語だけ復習し、帰宅中にもう一度確認する方法があります。
1回の学習時間は短くても、1日の中で英単語へ触れる機会を作れます。
「長時間できる日だけ勉強する」のではなく、「短時間でも英語に触れる日を増やす」ことが継続のポイントです。
特に仕事や学校で忙しい方は、英単語学習を独立した予定にするより、普段の生活に組み込むと続けやすくなります。
- 朝の通勤で新しい英単語を確認する
- 昼休みに間違えた単語だけ復習する
- 帰宅中に朝覚えた単語をもう一度確認する
- 寝る前に苦手な単語を5分だけ見直す
最初から大量に勉強する必要はありません。
毎日開きやすいタイミングを一つ決めるところから始めてみましょう。
忘れた英単語を効率よく復習できる
英単語アプリは、新しい単語を覚えるだけでなく、覚えられていない単語を見つけて復習するためにも活用できます。
英単語学習でありがちな失敗は、教材を先へ進めることばかり意識して、一度間違えた単語を放置してしまうことです。
たとえば、1日50語ずつ学習すれば1週間で350語に触れられます。
しかし、その350語を一度見ただけでは、すべてを使える状態にできるとは限りません。
翌日に意味が出てこなかった単語や、何度も迷う単語こそ優先して確認する必要があります。
アプリにお気に入り、苦手、間違えた問題などを残せる機能がある場合は積極的に活用しましょう。
新しい50語へ進む前に、前日に間違えた10語を確認するだけでも復習の流れを作れます。
「新しい単語を増やす時間」と「忘れた単語を戻す時間」を分けるのもおすすめです。
英単語アプリを使う目的を「問題数をこなすこと」ではなく、「思い出せない単語を減らすこと」に変えると、学習方法も変わってきます。
クイズ形式で英単語を思い出す練習ができる
英単語アプリのクイズ機能は、答えを見る前に自分で意味を思い出すために活用しましょう。
単語と日本語訳を何度も眺めていると、見たことがあるという感覚だけで「覚えた」と判断してしまう場合があります。
しかし、本当に確認したいのは、答えが表示されていない状態でも意味を思い出せるかどうかです。
たとえば「available」という単語が表示されたら、選択肢を見る前に「利用できる」「空いている」などの意味を頭の中で答えてみます。
その後に選択肢を確認すれば、自分が本当に覚えていたのか判断しやすくなります。
クイズは正解数を増やすゲームではなく、記憶から答えを取り出す練習として使うことが大切です。
特に4択形式では、明らかに違う選択肢を消した結果、意味を覚えていなくても正解できることがあります。
正解した単語でも「選択肢なしで答えられるか」を確認してみてください。
覚えたか確認する方法
正解・不正解だけを見るのではなく、「1〜2秒で意味が出てきた」「少し迷った」「選択肢を見て分かった」「完全に分からなかった」のように、自分の理解度まで確認すると復習する単語を選びやすくなります。
発音・音声と一緒に英単語を覚えられる
英単語アプリを使うなら、文字だけでなく音声も一緒に確認するのがおすすめです。
文字を見て意味が分かっても、実際の発音を知らなければリスニングで同じ単語が出てきたときに気づけないことがあります。
また、自己流の読み方だけで覚えてしまうと、英会話で発音するときにも迷いやすくなります。
たとえば、新しい単語を覚えるときは「英単語を見る→音声を聞く→意味を確認する→自分でも声に出す」という流れにします。
イヤホンを使える環境なら、復習するときにも音声を一度聞いてみましょう。
「目で見れば分かる単語」だけでなく、「耳で聞いても分かる単語」を増やすことがリスニング対策にもつながります。
TOEICや海外旅行、留学を目標にしている方ほど、単語のスペルと日本語訳だけで学習を完結させないことが大切です。
声を出せない通勤中は音声を聞き、自宅では実際に発音するなど、場所によって学習方法を変えても問題ありません。
学習記録が残るため継続しやすい
英単語アプリには、学習した単語数や正答状況などを確認できるものがあります。
こうした記録は、英語学習を継続するための目安として活用できます。
英単語学習は、数日で劇的な変化が見えるものではありません。
そのため、「本当に成長しているのかな」と感じて途中でやめてしまう人もいます。
学習記録があれば、「今週は5日取り組めた」「苦手な単語が30語から15語になった」など、小さな変化を確認できます。
ただし、連続学習日数や正答率を伸ばすこと自体が目的にならないように注意してください。
記録はあくまで継続を助ける道具です。
簡単な問題だけを選んで正答率を高めても、必要な語彙力が伸びるとは限りません。
「毎日アプリを開くこと」と「覚えていない単語を復習すること」をセットで考えましょう。
英語学習アプリを含め、自分に合う学習サービスを探したい方は、留学・英語学習におすすめのサービス比較も参考にしてください。
英単語アプリを使っても効果が出ない・覚えられない7つの原因
「毎日アプリを使っているのに英単語を覚えられない」という場合、英単語アプリそのものより使い方に原因が隠れている可能性があります。
特に、正解数や学習単語数ばかりを追いかけると、実際には思い出せない単語まで「習得済み」にしてしまいがちです。
ここでは、英単語アプリで効果を実感できないときに確認したい7つの原因を紹介します。
当てはまる項目があれば、今日の学習から一つずつ改善してみてください。
4択問題に正解するだけで満足している
英単語アプリで覚えられない人が最初に確認したいのが、4択問題の使い方です。
4択形式はテンポよく学習できる反面、単語の意味を完全に覚えていなくても消去法で正解できることがあります。
たとえば「purchase」の意味をすぐに答えられなくても、選択肢が「購入する・眠る・泳ぐ・壊れる」であれば、「購入する」を選べるかもしれません。
しかし、英文の中で「purchase」が突然出てきたときには、選択肢はありません。
正解できたかではなく、選択肢を見る前に意味を思い出せたかを基準にしてください。
4択問題が表示されたら、すぐに選択肢を押さず、まず1〜2秒だけ自分で答えてみましょう。
意味が出てこなければ、偶然正解しても「復習が必要な単語」として扱うのがおすすめです。
一度覚えた英単語を復習していない
一度正解した英単語をそのまま放置していると、「勉強したはずなのに覚えていない」という状態になりやすくなります。
英単語学習では、新しい単語へ進むことと同じくらい、以前学習した単語をもう一度確認することが大切です。
特にアプリでは次々と新しい問題が表示されるため、進捗率を上げることに夢中になり、復習が後回しになることがあります。
たとえば、今日は50語を学習し、そのうち15語を間違えたとします。
翌日は新しい50語から始めるのではなく、まず昨日の15語を確認します。
さらに数日後にも同じ単語を見直し、すぐ意味が出てくるかチェックしましょう。
「一度正解したら終了」ではなく、「時間を空けても思い出せたら定着してきた」と考えるのがおすすめです。
英単語アプリに復習機能がある場合は、毎日の学習の最初に復習問題から取り組む方法もあります。
新規学習より復習を優先する日があっても問題ありません。
1日に覚える英単語の数が多すぎる
英単語を早く増やしたいからといって、1日に大量の単語をすべて完璧に覚えようとすると、学習が続かなくなることがあります。
特に初心者は「今日は100語を全部覚える」と目標を立て、覚えられない自分に焦ってしまいがちです。
大切なのは、その日の学習量だけではなく、翌日以降も復習できる量にすることです。
たとえば、100語を一度だけ見るより、30語を学習して翌日と数日後にも確認する方法もあります。
適切な単語数には個人差があるため、「1日○語なら必ず効果がある」と決める必要はありません。
新しい単語数を増やすほど、後日復習しなければならない単語も増えることを意識しましょう。
まずは毎日無理なく復習できる量から始め、余裕があれば少しずつ増やす方法がおすすめです。
アプリを閉じた瞬間の達成感より、数日後にも意味を思い出せることを目標にしてください。
英単語と日本語訳だけを暗記している
英単語と日本語訳を一対一で覚えるだけでは、文章の中で意味を判断できないことがあります。
英単語には複数の意味や使い方があるものも多く、実際の英文では前後の単語との組み合わせが重要になるためです。
たとえば「run」を「走る」とだけ覚えていると、「run a business」のような表現に出会ったときに意味を理解しにくくなります。
最初からすべての意味を暗記する必要はありませんが、基本的な意味を覚えた後は例文も確認してみましょう。
「単語=日本語訳」で終了せず、「その単語が文章の中でどう使われるか」まで見ることがポイントです。
英会話を目的にしているなら、自分に関係のある短い例文を一つ作る方法もおすすめです。
旅行が好きなら「I made a reservation.」、仕事で使いたいなら仕事に関連する例文を作るなど、自分が使う場面と結びつけます。
意味だけを覚える学習から、使い方まで確認する学習へ少しずつ変えていきましょう。
発音や音声を確認していない
英単語を文字だけで覚えていると、スペルを見れば分かるのに音声では気づけない状態になることがあります。
特にTOEICのリスニングや海外旅行、留学で英語を使いたい場合は、単語の意味と一緒に音も確認しておくことが大切です。
英語には、日本語のカタカナ表記から想像した音と実際の発音が異なって聞こえる単語もあります。
そのため、新しい単語を学習するときは音声再生ボタンがあれば一度聞いてみましょう。
その後、自分でも同じ単語を声に出します。
「見たら分かる」「聞いたら分かる」「自分でも言える」という3つを意識すると、単語学習を実践につなげやすくなります。
電車の中など声を出せない場所では、音声だけ聞いても構いません。
自宅へ帰ってから苦手な単語を数個だけ発音するなど、環境に合わせて学習方法を変えましょう。
自分のレベルに合わない英単語を勉強している
英単語アプリでなかなか覚えられない場合は、勉強方法だけでなく、学習している単語の難易度も確認してください。
知らない単語ばかりが連続すると、毎回ほとんど不正解になり、復習する量も増えてしまいます。
反対に、すでに知っている簡単な単語ばかり解いていても、新しい語彙は増えにくくなります。
大切なのは、現在の自分に必要な単語を優先することです。
TOEIC500〜650点前後の方がTOEIC対策をするなら、最初から難しい上級単語だけを覚えるのではなく、頻出する基礎語彙の抜けを確認する方が取り組みやすくなります。
留学や海外旅行が目的なら、試験にしか出ない難しい語彙より、空港、ホテル、レストラン、買い物などで使いやすい単語を優先する方法もあります。
アプリにレベル診断やコース選択がある場合は、自分の現在地に合う教材から始めましょう。
「難しい教材を使うほど英語力が伸びる」と考える必要はありません。
覚えた英単語を英文や英会話で使っていない
英単語アプリで覚えた単語を実際の英文や英会話で使っていないことも、「意味は分かるのに話せない」と感じる原因の一つです。
英会話では、相手の発言を聞きながら必要な単語を思い出し、文章を組み立てて口に出す必要があります。
単語問題を解くだけでは、この一連の流れを十分に練習できません。
そこで、覚えた単語の中から1日3〜5語だけ選び、自分で短い英文を作ってみましょう。
たとえば「available」を覚えたら、「Is this seat available?」のように海外で実際に使えそうな文章にします。
覚える単語を増やすだけでなく、「今日覚えた単語を一つでも使う」という習慣を作ることが重要です。
オンライン英会話を利用している方なら、その日に覚えた単語をレッスン中に一度使うことを目標にしてもよいでしょう。
英単語が覚えられないときの考え方
英単語アプリで覚えられないときは、アプリをすぐに変更する前に「選択肢なしで思い出しているか」「復習しているか」「音声を聞いているか」「例文で使っているか」を確認しましょう。使い方を一つ変えるだけでも、同じアプリをより活用しやすくなります。
英単語を覚えることは、英語を使えるようになるためのスタート地点です。
単語学習でインプットした後は、リスニングやスピーキングにも学習範囲を広げていきましょう。
英語学習アプリやオンライン英会話などを比較したい方は、留学・英語学習におすすめのサービス比較から、自分の目的に合った学習方法を探してみてください。
英単語アプリの効果を高める7ステップ
英単語アプリは、ただ毎日問題を解くだけでは十分に活かしきれません。
目的を決め、自分に合う単語を選び、思い出す・発音する・復習する・実際に使うという流れを作ることが大切です。
ここでは、英単語アプリをなんとなく使う状態から卒業するために、初心者でも今日から実践できる7つのステップを順番に解説します。
STEP1:英単語を覚える目的を決める
最初に、何のために英単語を覚えるのかを決めましょう。
目的によって、優先して覚えるべき単語が変わるからです。
TOEICでスコアアップしたい人なら試験でよく使われる語彙、海外旅行が目的なら空港・ホテル・レストランなどで使う単語、留学やワーホリを考えているなら学校生活や日常会話で使いやすい単語を優先します。
「英語力を上げたい」という大きな目標だけでは、何を勉強するべきか判断しにくくなります。
「3か月後のTOEICに向けて語彙力を増やす」「次の海外旅行で簡単な会話をする」など、英単語を覚えた先の目的まで決めることがポイントです。
- TOEIC:試験対策に必要な語彙を覚える
- 英会話:自分から使いたい単語を覚える
- 海外旅行:空港・ホテル・レストランなどの単語を覚える
- 留学・ワーホリ:学校生活や海外生活で必要な単語を覚える
留学を目標にしている方は、単語だけでなく文法やリスニングも含めた留学前にやるべき英語学習と勉強法もあわせて確認してみてください。
STEP2:自分のレベルに合う英単語を選ぶ
目的を決めたら、次は現在の英語力に合った単語から学習します。
難しい単語を覚えれば早く英語力が伸びるように感じますが、知らない単語ばかりでは復習量が増え、学習そのものが負担になりやすいです。
反対に、すでに意味をすぐ答えられる単語ばかり勉強していても、新しい語彙はなかなか増えません。
アプリにレベル診断やコース選択が用意されている場合は、自分に合ったレベルから始めましょう。
TOEIC学習なら現在のスコアや目標スコアを基準にする方法もあります。
最初から上級者向けの単語を追いかけるより、「見たことはあるけれど意味をすぐ思い出せない単語」を減らしていく方が取り組みやすいです。
STEP3:答えを見る前に意味を思い出す
英単語アプリで問題を解くときは、答えや選択肢を見る前に意味を思い出す習慣を作りましょう。
単語を見ながら日本語訳を何度も読むだけでは、「見たことがある」という感覚と「自力で思い出せる状態」を混同しやすくなります。
たとえば「available」が表示されたら、すぐ選択肢を見るのではなく、一度画面から目を離して意味を答えてみます。
思い出せなければ答えを確認し、時間を空けてもう一度挑戦します。
英単語学習では、答えを確認するだけでなく、自分の記憶から答えを取り出す練習を入れることが重要です。
ワシントン大学セントルイス校の教育学習センターでも、学んだ内容を記憶から思い出す「retrieval practice」が長期的な記憶の保持に役立つ学習方法として紹介されています。
参考資料:Washington University in St. Louis「Using Retrieval Practice to Increase Student Learning」
4択問題を利用するときも、選択肢をヒントとして使う前に、自分で意味を答えられるか確認しましょう。
STEP4:音声を聞いて英単語を発音する
英単語の意味を確認したら、アプリに収録されている音声も聞きましょう。
英単語をスペルと日本語訳だけで覚えると、文章では理解できても、リスニングで同じ単語が出てきたときに気づけないことがあります。
おすすめは「英単語を見る→音声を聞く→意味を確認する→自分でも発音する」という流れです。
たとえば新しい単語を20語覚える場合、20語すべてを一度ずつ音声で確認するだけでも、文字と音を結びつける習慣を作れます。
TOEICのリスニングや英会話につなげたいなら、「見れば分かる単語」だけでなく「聞いても分かる単語」を増やすことを意識しましょう。
通勤中など声を出せない場所では音声を聞き、自宅で復習するときに発音する方法でも構いません。
一つの学習ですべてを完璧にこなそうとせず、生活の中で無理なく音声を取り入れてください。
STEP5:間違えた英単語を優先して復習する
新しい英単語を増やすことより、間違えた英単語を減らすことを優先しましょう。
英単語アプリでは学習数や進捗率が表示されることもあるため、「今日は100語進めた」と数字を増やすことが目的になりがちです。
しかし、昨日間違えた単語を覚えていないまま新しい単語へ進み続けると、復習しなければならない単語がどんどん増えてしまいます。
たとえば50語学習して15語間違えた場合、翌日は新しい50語へ進む前に、その15語を確認します。
覚えている単語と覚えていない単語に同じ時間を使うのではなく、苦手な単語へ学習時間を多く使うことがポイントです。
アプリに「苦手」「お気に入り」「間違えた問題」などの機能があれば積極的に利用しましょう。
復習するときのポイント
「正解した単語=完全に覚えた単語」とは限りません。少し迷った単語や選択肢を見て分かった単語も復習対象にすると、苦手な語彙を見逃しにくくなります。
STEP6:翌日・数日後にも繰り返し復習する
英単語は、その日のうちに何度も見るだけで終わらせず、時間を空けてもう一度確認しましょう。
一度覚えたと感じた単語でも、翌日や数日後になると意味が出てこないことがあります。
そこで「学習した日→翌日→数日後」のように、複数回に分けて復習します。
たとえば月曜日に覚えた単語を火曜日に確認し、さらに木曜日や週末にもう一度テストします。
1日に何度も連続して見るだけではなく、時間を空けながら思い出す機会を作ることがポイントです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校も、学習を複数回に分散させる「spaced practice」は、同じ時間や回数を一度にまとめて学習するより長期記憶に有効であると紹介しています。
参考資料:University of California San Diego「Spaced Practice」
アプリに自動復習機能がある場合は活用し、ない場合は苦手単語をお気に入りなどに登録して自分で復習日を作りましょう。
STEP7:覚えた英単語を英文や英会話で使う
最後は、アプリで覚えた英単語を実際の英文や英会話で使います。
特に「単語の意味は分かるのに英語が話せない」と感じている人には重要なステップです。
たとえば「recommend」を覚えたら、意味を確認して終わるのではなく「I recommend this restaurant.」のように自分で一文作ります。
海外旅行を想定するなら、旅行中に使いそうな文章にしてもよいでしょう。
「英語→日本語」を答えるだけでなく、自分が伝えたい内容を英語にする経験を増やすことで、覚えた単語をアウトプットにつなげられます。
1日に覚えた単語すべてで英文を作る必要はありません。
特に使いたい3〜5語だけ選び、音読したり、英語日記に入れたり、AI英会話やオンライン英会話で使ったりしてみてください。
実際の会話で英語が出てこない方は、留学で英語が話せず会話できないときの対策も参考にしてください。
英単語アプリと紙の単語帳はどっちが効果的?
英単語アプリと紙の単語帳には、それぞれ違ったメリットがあります。
どちらか一方がすべての人に優れているわけではなく、自分の学習スタイルや目的に合わせて選ぶことが大切です。
まずはそれぞれの特徴を比較し、自分に向いている方法を確認してみましょう。
| 比較項目 | 英単語アプリ | 紙の単語帳 |
|---|---|---|
| 持ち運び | スマホ1台で学習できる | 教材を持ち歩く必要がある |
| スキマ時間 | 取り組みやすい | 場所によっては開きにくい |
| 音声学習 | 対応アプリならすぐ聞ける | 別途音声を再生する場合がある |
| 復習管理 | 自動管理できるものがある | 自分で印や付箋を付ける |
| 一覧性 | 画面が小さい | ページ全体を確認しやすい |
| 書き込み | 機能によって異なる | 直接メモしやすい |
アプリと紙では得意なことが異なるため、「どちらが上か」ではなく「自分はどちらなら続けられるか」で考えてください。
初心者は英単語アプリから始めてもOK
英単語学習をこれから習慣化したい初心者は、まずアプリから始めても問題ありません。
理由は、スマートフォンがあればすぐ学習でき、机に向かう時間を確保できない日でも続けやすいためです。
単語帳を購入しても最初の数ページで止まってしまった経験がある人なら、まず1日5〜10分だけアプリを開く方法もあります。
朝の電車、昼休み、帰宅中など、すでに毎日発生している行動とセットにすると始めるタイミングを固定しやすくなります。
初心者にとって最初に重要なのは、教材を完璧に選ぶことより、英単語学習を生活の中に定着させることです。
ただし、アプリを何となくタップするだけではなく、意味を思い出す、音声を聞く、間違えた単語を復習するといった使い方を意識してください。
英語学習アプリを含めて自分に合うサービスを探したい方は、留学・英語学習におすすめのサービス比較も参考にしてみましょう。
じっくり覚えたい人には紙の単語帳も向いている
一つの教材をじっくり読み込みたい人には、紙の単語帳も向いています。
紙ならページ全体を見ながら関連する単語を確認したり、知らない意味に線を引いたり、自分なりの補足を書き込んだりできます。
「この単語はページの右上にあった」のように、教材内の位置と一緒に覚えやすいと感じる人もいるでしょう。
また、スマートフォンを開くとSNSや動画を見てしまう人は、紙の教材の方が英単語だけに集中しやすい場合があります。
自動復習や音声ではアプリが便利ですが、一覧性や書き込みやすさでは紙の単語帳にメリットがあります。
私自身もTOEIC学習では単語教材を繰り返し使ってきましたが、大切なのは紙かアプリかを決めることではなく、同じ単語へ何度も触れる仕組みを作ることだと感じています。
アプリで続かなければ紙へ変え、紙を開く時間が取れなければアプリへ変えるなど、自分が続けやすい方法を選びましょう。
TOEIC対策なら英単語アプリと単語帳の併用がおすすめ
TOEIC対策を目的にするなら、英単語アプリと紙の単語帳を役割分担して使う方法もおすすめです。
たとえば、自宅ではTOEIC向けの単語帳を使って新しい単語や例文を確認し、通勤中はアプリで覚えた単語を復習します。
紙の教材を最初から最後まで読み、アプリでも別の教材を最初から進める必要はありません。
「紙=新しい単語を理解する」「アプリ=スキマ時間で思い出す」のように役割を決めると、教材が増えても学習が分散しにくくなります。
TOEIC学習での使い分け例
- 朝:単語帳で新しい単語を確認する
- 通勤中:アプリで前日に覚えた単語を復習する
- 帰宅後:間違えた単語の例文と音声を確認する
- 週末:1週間分の苦手単語をまとめてテストする
ただし、教材を増やしすぎる必要はありません。
まずはメインとなる単語帳やアプリを決め、その教材を繰り返すことを優先してください。
英単語アプリの効果が出やすい人・出にくい人の違い
同じ英単語アプリを使っていても、学習方法によって得られる効果は変わります。
効果が出やすい人に共通するのは、毎日大量に勉強することではなく、苦手な単語を繰り返し思い出す仕組みを作っていることです。
ここでは、英単語アプリで上達しやすい使い方と、「やっているのに覚えられない」状態になりやすい使い方を比較します。
| 効果が出やすい人 | 効果が出にくい人 |
|---|---|
| 短時間でも継続する | まとめて大量に学習する |
| 間違えた単語を復習する | 新しい単語ばかり進める |
| 答えを自力で思い出す | 選択肢だけを見て答える |
| メインアプリを決める | 複数アプリを次々に使う |
自分が右側に当てはまっていても、アプリを変更する前に学習方法から見直してみましょう。
毎日短時間でも継続できる人は効果が出やすい
英単語アプリを活用しやすいのは、1回の学習時間を長くすることより、英単語に触れる機会を継続して作れる人です。
「休日に2時間まとめて勉強する」と決めても、予定が入ればその週の単語学習がゼロになることがあります。
一方で、「通勤中に10分」「寝る前に5分」なら、忙しい日でも取り組みやすくなります。
毎日完璧な学習を目指すより、「最低でもアプリを5分開く」のように小さな基準を作ることが継続のコツです。
私自身も英語学習では、最初から長時間の勉強だけを基準にすると、できなかった日の負担を感じやすくなります。
そのため、忙しい日は短時間でも英語に触れ、時間がある日に学習量を増やす考え方がおすすめです。
毎日30分できなくても、5分しかできない日を失敗と考える必要はありません。
短時間でも復習を継続し、英語に触れない期間を長くしないようにしましょう。
間違えた英単語を繰り返し復習する人は定着しやすい
英単語アプリで効果を出したいなら、「新しく何語勉強したか」より「苦手な単語を何語減らせたか」を意識しましょう。
毎日100語ずつ進めていても、昨日間違えた単語を確認していなければ、学習した範囲だけが増えてしまいます。
一方、間違えた単語をチェックして翌日や数日後にも答える人は、どこが苦手なのかを把握しながら学習できます。
一度間違えた単語は「できなかった単語」ではなく、「次に復習するべき単語」と考えることが大切です。
アプリに苦手問題だけを出題する機能がある場合は積極的に利用し、同じ単語を時間を空けながら何度も確認してください。
4択を解くだけの人は覚えたつもりになりやすい
英単語アプリを毎日使っているのに覚えられない人は、4択問題の正答率だけを見ていないか確認しましょう。
選択肢がある問題では、単語の意味を完全に思い出せなくても、「これは違う」と消去していくことで正解できる場合があります。
その結果、アプリでは正答率が高いのに、長文や英会話では同じ単語の意味が出てこないことがあります。
効果を確かめるなら、正解したかどうかだけでなく、選択肢なしでも自力で答えられるかを確認しましょう。
カーネギーメロン大学も、情報を自分の記憶から取り出すretrieval practiceについて解説しており、短答式のように自分で答えを生成する課題と、多肢選択式では学習効果に違いが生じる可能性を紹介しています。
参考資料:Carnegie Mellon University「Retrieval Practice for Improved Learning」
4択アプリをやめる必要はありません。
選択肢を見る前に意味を口に出すだけでも、受け身の学習から自分で思い出す練習へ変えられます。
複数の英単語アプリを使いすぎると学習が分散しやすい
便利な英単語アプリを見つけるたびに追加していると、学習内容が分散することがあります。
今日はアプリA、明日はアプリB、その次はアプリCという使い方では、それぞれの教材を途中まで進めただけで、苦手な単語の復習までたどり着かないこともあります。
基本的には、メインで使う英単語アプリを一つ決めて、一定期間続けてみるのがおすすめです。
別のアプリを使う場合も、「メインは単語学習」「サブは発音確認」のように役割を分けると学習が散らかりにくくなります。
アプリを増やす前に確認したいこと
新しいアプリを探したくなったら、「今のアプリに必要な単語がない」「復習機能が使いにくい」「目的が変わった」など、乗り換える理由を整理しましょう。単に飽きたという理由だけで次々に変えると、同じ基礎範囲を何度も最初から学習することがあります。
自分の目的に合った英語学習アプリを探したい場合は、留学・英語学習におすすめのサービス比較も参考にしてください。
目的別|英単語アプリの効果的な使い方
英単語アプリの効果を高めるには、すべての人が同じ使い方をするのではなく、学習目的に合わせることが大切です。
TOEIC、英会話、リスニング、留学・ワーホリでは、優先して覚える単語や練習方法が異なります。
ここでは、英単語アプリをどのように使えば目的と実際の英語力につながりやすいのか、具体的に解説します。
TOEIC対策なら頻出英単語を優先して覚える
TOEIC対策で英単語アプリを使うなら、難しい英単語を無差別に覚えるのではなく、TOEICで扱われやすい語彙を優先しましょう。
TOEIC L&Rは、リスニング約45分・100問とリーディング75分・100問の合計200問で構成されています。
そのため、単語を覚えることはリーディングだけでなく、会話やアナウンスを理解するための土台にもなります。
ただし、英単語だけ勉強すればスコアが上がると考えるのはおすすめできません。
単語アプリでは語彙を増やし、公式問題集などでは実際の英文や音声の中で意味を判断する練習を組み合わせましょう。
たとえば、通勤中はアプリで頻出語を復習し、自宅では問題演習を行い、分からなかった単語を再びアプリや単語帳で確認する流れがおすすめです。
参考資料:IIBC TOEIC Program「テストの形式と構成」
TOEIC対策での使い方
- 通勤中に頻出英単語を復習する
- 発音音声も聞いてリスニングにつなげる
- 問題演習で分からなかった単語をチェックする
- 苦手な単語だけ翌日以降も繰り返す
英会話なら日本語から英語を思い出す練習もする
英会話を目的にする場合は、「英語を見て日本語の意味を答える」だけでなく、「日本語から英語を思い出す」練習も取り入れましょう。
実際の英会話では、相手に伝えたい内容を考えたとき、自分の知っている英単語をすぐに取り出す必要があるからです。
たとえば「予約」という日本語を見て「reservation」が出てくるか確認し、さらに「I have a reservation.」まで声に出します。
「おすすめする」なら「recommend」を答えた後に、「What do you recommend?」のような短い文章にしてみましょう。
英会話を目標にするなら、英単語を「意味が分かる状態」で止めず、「自分から使える状態」に近づけることが重要です。
1日すべての単語で英文を作る必要はありません。
その日に覚えた中から3〜5語を選び、自分が実際に言いそうな英文を作るだけでも取り組みやすくなります。
実際の会話になると言葉が出てこない方は、留学で英語が話せず会話できないときの対策も参考にしてください。
リスニング対策なら文字を見ずに音声から意味を理解する
リスニング力を伸ばしたい場合は、英単語のスペルを見ながら音声を聞くだけでなく、文字を隠して音だけでも意味を理解できるか確認しましょう。
文字ではすぐに分かる単語でも、実際の発音を聞くと気づけないことがあります。
おすすめは「音声を聞く→意味を答える→文字を見る→もう一度音声を聞く」という順番です。
たとえば、最初に音だけを聞いて意味が出てこなかった単語は、スペルと発音が頭の中で十分につながっていない可能性があります。
リスニング対策では、「見れば分かる単語」を「聞いても分かる単語」に変えていくことを意識しましょう。
慣れてきたら単語単体だけでなく、例文音声も利用します。
例文では前後の音とつながって聞こえるため、実際の会話やTOEICのリスニングに近い形で単語を確認できます。
通勤中は音声中心、自宅ではスクリプト確認と音読というように、場所によって学習方法を分けるのもおすすめです。
留学・ワーホリなら実際に使う場面とセットで覚える
留学やワーホリを予定しているなら、英単語をアルファベット順に覚えるより、現地で使う場面ごとにまとめる方法がおすすめです。
留学生活では、学校だけでなく、空港、ホームステイ、シェアハウス、買い物、銀行、アルバイトなどさまざまな場面で英語を使います。
たとえば住居探しなら「rent」「deposit」「available」、学校なら「assignment」「deadline」「attendance」など、状況と単語をセットにします。
実際に使う場面を想像しながら覚えると、「何のためにこの単語を覚えるのか」が明確になります。
さらに「Is this room still available?」のような短い英文まで作っておけば、現地でそのまま使う練習にもなります。
留学前に単語以外の学習も進めたい方は、留学前にやるべき英語学習と勉強法もあわせて確認してみてください。
効果が出る英単語アプリの選び方
英単語アプリで効果を出すには、人気だけで選ぶのではなく、自分が継続して復習できるアプリを選ぶことが重要です。
目的・レベル・復習機能・音声や例文・学習記録・使いやすさの6点を確認すると、自分に合うアプリを絞り込みやすくなります。
ここでは、インストール前や乗り換え前に確認したいポイントを解説します。
自分の目的と英語レベルに合っている
英単語アプリを選ぶときに最初に確認したいのは、収録されている単語が自分の目的とレベルに合っているかです。
TOEIC対策をしたいのに日常会話だけを扱うアプリを選んだり、初心者が上級者向けの難しい語彙ばかり学んだりすると、必要な英単語を効率よく学習できません。
まず「TOEIC」「英会話」「留学」「海外旅行」など、自分が英単語を覚える目的を整理します。
次に、初心者向け、スコア別、レベル別など、自分の現在地に近い教材が用意されているか確認しましょう。
有名なアプリかどうかより、「今の自分が覚えるべき単語を学べるか」を優先することが大切です。
最初の問題で知らない単語ばかり出てくる場合は、難易度を一段階下げても問題ありません。
簡単な単語の抜けを埋めながら、徐々に難易度を上げていく方が学習を継続しやすくなります。
間違えた英単語を効率よく復習できる
英単語アプリ選びでは、新しい単語を何語収録しているかだけでなく、間違えた単語を復習しやすいかも確認しましょう。
英単語学習では、一度問題を解いて終わるのではなく、思い出せなかった単語へ再び触れることが重要だからです。
おすすめなのは、間違えた問題、苦手な単語、お気に入りなどをまとめて学習できる機能があるアプリです。
たとえば100語を勉強して20語間違えた場合、翌日に100語すべてを最初から解くより、まず20語を集中的に確認できる方が時間を使いやすくなります。
「たくさん問題を解けるアプリ」より、「覚えていない単語を何度も確認しやすいアプリ」という視点で選んでみてください。
アプリ選びで確認したいポイント
復習機能が充実していても、自分が使わなければ意味がありません。アプリを入れたら「最初に前日の復習をする」など、自分なりのルールも決めておきましょう。
発音音声や例文が収録されている
TOEICのリスニングや英会話にも単語力をつなげたいなら、発音音声や例文を確認できる英単語アプリがおすすめです。
英単語と日本語訳だけでは、その単語がどのように発音され、文章の中でどう使われるのかまで理解しにくいためです。
たとえば「available=利用できる」と覚えるだけでなく、発音を聞き、「Is this seat available?」のような例文まで確認します。
これなら、意味・音・使い方を一緒に学べます。
「見れば意味が分かる語彙」から「聞いて分かる・文章で使える語彙」へ広げたい人ほど、音声と例文を重視しましょう。
ただし、例文が難しすぎると単語より文章の理解に時間がかかります。
初心者であれば、短くて意味をイメージしやすい例文が収録されているか確認するのがおすすめです。
音声速度を変更できるか、例文の音声まで再生できるかなども、自分の学習目的に合わせて確認してください。
学習履歴や習得状況を確認できる
英単語学習を継続したい人は、学習履歴や苦手な単語を確認できるアプリを選ぶ方法もあります。
英単語は短期間ですべて覚えられるものではないため、毎日の成長を実感しにくいことがあります。
そこで、「今週何日勉強したか」「どの単語を間違えたか」「以前より苦手語が減ったか」などを確認できると、次に何を勉強するか判断しやすくなります。
ただし、学習記録を見る目的は数字を伸ばすことではありません。
連続学習日数や正答率ではなく、「どの単語がまだ定着していないか」を把握するために記録を使いましょう。
たとえば正答率90%でも、選択肢を見なければ答えられない単語が多ければ、まだ復習する余地があります。
逆に学習時間が短い日でも、苦手な10語をしっかり復習できたなら十分意味のある学習です。
数字に振り回されず、次の行動を決める材料として活用してください。
毎日無理なく続けられる料金・操作性になっている
最後に確認したいのが、料金と操作性です。
どれだけ機能が豊富な英単語アプリでも、毎月の料金が負担になったり、操作が複雑で開かなくなったりすれば継続できません。
まず無料版や体験できる範囲がある場合は、自分が実際に毎日使えそうか確認しましょう。
チェックしたいのは、問題を始めるまでの手間、音声の再生方法、苦手単語の確認方法、広告や画面表示が学習の邪魔にならないかなどです。
英単語アプリは「最も高機能なもの」ではなく、「毎日の学習で迷わず使えるもの」を選ぶことが大切です。
- 自分の目的に合う単語を学べる
- 苦手な単語を簡単に復習できる
- 音声や例文をすぐ確認できる
- 学習履歴を確認しやすい
- 無理なく継続できる料金になっている
- 毎日使いたいと思える操作性になっている
英単語アプリだけでなく、英語学習サービスを目的別に比較したい方は、留学・英語学習におすすめのサービス比較も参考にしてください。
英単語アプリの効果に関するよくある質問
最後に、英単語アプリを使い始めるときによく感じる疑問をまとめます。
「毎日必要なのか」「1日何分やるべきか」「無料でもよいのか」など、学習を始める前に迷いやすいポイントです。
絶対的な回数や時間にこだわるより、復習を続けながら自分の目的に必要な語彙を増やしていくことを優先しましょう。
英単語アプリは毎日やった方がいい?
英単語アプリは、無理のない範囲で毎日の習慣にすると使いやすくなります。
理由は、英単語を一度確認して終わるのではなく、前日に覚えた単語を再び思い出す機会を作りやすくなるからです。
ただし、「毎日30分絶対にやらなければならない」と考える必要はありません。
仕事や学校で忙しい日は5分だけ復習し、時間がある日に新しい単語を増やす方法でも構いません。
重要なのは連続記録を途切れさせないことではなく、英単語へ繰り返し触れる仕組みを作ることです。
たとえば「朝の電車に乗ったらアプリを開く」「昼休みの最初に昨日の苦手語を確認する」のように、すでにある生活習慣とセットにすると取り組みやすくなります。
1日できなかったとしても、翌日に2日分を無理に詰め込む必要はありません。
普段の学習量へ戻し、長期間やめてしまわないことを優先しましょう。
英単語アプリは1日何分やれば効果がある?
英単語アプリに「1日○分やれば必ず効果が出る」という共通の時間はありません。
現在の語彙力、覚える単語数、学習目的、復習量によって必要な時間が変わるためです。
初心者で学習習慣がない場合は、まず1日5〜15分程度から始め、継続できることを優先する方法がおすすめです。
これは効果が保証される時間ではなく、毎日の生活に取り入れやすいスタートラインとしての目安です。
たとえば10分あるなら、最初の5分で昨日間違えた単語を復習し、残り5分で新しい単語を確認します。
時間に余裕がある日は音声や例文まで学習し、忙しい日は復習だけでも構いません。
「30分勉強した」という時間より、「昨日覚えられなかった単語を今日は答えられた」という変化を基準にしてください。
英単語アプリだけでもTOEIC対策できる?
英単語アプリはTOEICの語彙対策に活用できますが、英単語アプリだけですべてのTOEIC対策を完結させるのはおすすめできません。
TOEIC L&Rでは、リスニングとリーディングの両方が出題され、写真描写、応答、会話、説明文、短文穴埋め、長文穴埋め、読解など複数の形式があります。
そのため、英単語を覚えるだけでなく、英文を速く読む練習、音声を聞き取る練習、問題形式に慣れるための演習も必要です。
英単語アプリは「語彙を増やす教材」、公式問題集などは「試験形式で英語を処理する教材」と役割を分けると分かりやすいでしょう。
参考資料:IIBC TOEIC Program「テストの形式と構成」
TOEIC対策なら、通勤中にアプリで単語を覚え、自宅では問題演習を行い、そこで分からなかった語彙を再び復習する流れがおすすめです。
単語学習を独立させず、実際の問題へつなげていきましょう。
英単語を何回やっても覚えられないときはどうする?
何回確認しても覚えられない英単語がある場合は、同じ方法で繰り返すだけではなく、覚え方を変えてみましょう。
まず確認したいのは、「答えを見る前に意味を思い出しているか」「時間を空けて復習しているか」「発音を聞いているか」「例文で使い方を確認しているか」の4点です。
たとえば、日本語訳を10回眺めても覚えられない単語なら、一度音声を聞き、自分で発音し、その単語を使った短い英文を作ります。
一つの単語を「文字・意味」だけで覚えようとせず、音や例文、自分の経験と結びつけてみてください。
覚えられない単語への対処法
- 選択肢を隠して意味を答える
- 英単語の音声を聞く
- 自分でも声に出して発音する
- 短い例文を一つ確認する
- 自分に関係する英文を作る
- 翌日や数日後に再テストする
それでも覚えられない単語が数個あっても、そこで学習全体を止める必要はありません。
いったん先へ進み、後日また戻ってくる方法もあります。
無料の英単語アプリでも効果はある?
無料の英単語アプリでも、自分の目的に必要な機能が使えるなら学習に活用できます。
有料アプリを使ったから英単語を覚えられるわけではなく、無料アプリだから効果が出ないわけでもありません。
大切なのは、必要な語彙を学べるか、間違えた単語を復習できるか、音声や例文を確認できるか、そして自分が継続できるかです。
まず無料で利用できる範囲を試し、「毎日使えそう」「もっと復習機能を使いたい」と感じてから有料版を検討してもよいでしょう。
料金ではなく、「自分の学習目的を達成するために必要な機能がそろっているか」で判断してください。
また、複数の無料アプリを次々に使うより、一つを決めて復習まで繰り返す方が学習内容を整理しやすくなります。
有料プランを検討するときも、料金だけでなく、自分が実際に使う機能が増えるのかを確認してから選びましょう。
英語学習サービスを比較したい方は、留学・英語学習におすすめのサービス比較も参考にしてみてください。
まとめ|英単語アプリは使い方次第で効果を高められる
英単語アプリは、スキマ時間に取り組みやすく、苦手な単語を繰り返し復習したり、音声と一緒に覚えたりできる便利な学習方法です。
一方で、毎日アプリを開いて4択問題に答えているだけでは、「正解できるけれど実際の英文では意味が出てこない」という状態になることもあります。
英単語アプリの効果を高めるポイントは、「答えを見る前に思い出す→音声を聞く→間違えた単語を復習する→例文や英会話で使う」という流れを作ることです。
- 学習目的に合った英単語を優先する
- 選択肢を見る前に意味を思い出す
- 英単語の発音音声も確認する
- 間違えた単語を翌日以降も復習する
- 覚えた単語を英文や英会話で使う
- 自分が毎日続けやすいアプリを選ぶ
英単語を覚えることはゴールではありません。
TOEICなら問題演習、英会話ならスピーキング、留学やワーホリなら現地で使う表現へつなげることで、覚えた語彙が実践的な英語力へ変わっていきます。
英単語アプリだけにこだわらず、自分の目的に合わせて教材や英会話サービスも組み合わせていきましょう。
次に使う英語学習サービスを探したい方は、留学・英語学習におすすめのサービス比較から、自分に合った学習方法をチェックしてみてください。