大学生で留学を考えていても、授業料や航空券、滞在費などの総額が分からず、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
留学費用は語学学校の授業料だけではありません。
航空券、滞在費、食費、ビザ、海外保険、通信費、日本の大学へ支払う休学費なども含めて準備する必要があります。
また、大学生の留学費用は、親が全額負担するケースだけでなく、本人がバイト代を貯めたり、返済不要の奨学金を利用したりするケースもあります。
大切なのは、周囲と比べることではなく、留学費用の総額と自分の自己負担額を明確にすることです。
この記事では、大学生の留学費用を期間・留学方法・国別に比較します。
親負担と自己負担の分け方、バイト代で費用を貯める方法、大学生が利用できる留学奨学金、費用が足りない場合の対処法まで詳しく解説します。
留学に必要な金額と準備の手順を確認し、自分に合った留学計画を立てていきましょう。
大学生の留学費用はいくらかかる?
大学生の留学費用は、留学する国・期間・学校・滞在方法によって大きく変わります。
結論からいうと、短期留学でも数十万円、半年以上の留学では100万円を超えるケースが一般的です。
授業料だけを見て準備すると予算が足りなくなる可能性があるため、航空券や滞在費、保険、現地生活費まで含めた留学費用の総額を確認しましょう。
1週間・1か月・3か月・半年・1年間の費用目安
大学生の留学費用は、1週間なら20万〜40万円程度、1か月なら35万〜80万円程度が目安です。
3か月以上になると授業料や滞在費が増え、半年では140万〜320万円程度、1年間では280万〜650万円程度になることがあります。
ただし、以下の金額は語学留学を中心に、授業料・滞在費・生活費・航空券などを含めてWJEが試算した目安です。
| 留学期間 | 費用の目安 | 向いている大学生 |
|---|---|---|
| 1週間 | 20万〜40万円 | 初めて海外留学を経験したい人 |
| 1か月 | 35万〜80万円 | 春休みや夏休みを利用したい人 |
| 3か月 | 70万〜180万円 | 英語を集中的に学びたい人 |
| 半年 | 140万〜320万円 | 休学留学や交換留学を考えている人 |
| 1年間 | 280万〜650万円 | 語学力と海外生活経験を重視する人 |
同じ期間でも、フィリピンの地方都市とアメリカの大都市では必要な金額が異なります。
大学のプログラムや奨学金を利用できれば、上記より自己負担を抑えられる場合もあります。
文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」では、大学などが実施する1週間から3か月程度の短期留学について、授業料・滞在費・渡航費を合わせた費用の目安を30万〜150万円程度と案内しています。
参考資料:文部科学省・トビタテ!留学JAPAN「大学生の留学準備ガイド」
メモ
費用表の下限だけで留学計画を立てるのは避けましょう。
為替変動や航空券の値上がり、現地での予想外の出費に備えて、総額の10%程度を予備費として準備しておくと安心です。
具体的な留学プランの金額を知りたい方は、留学エージェントの見積もりを比較する方法も参考にしてください。
大学生の留学費用に含まれる主な内訳
大学生の留学費用は、語学学校や大学へ支払う授業料だけではありません。
留学先で生活するための滞在費や食費に加えて、航空券、ビザ、海外保険、通信費なども必要です。
日本学生支援機構も、留学資金には学費・生活費・渡航関係費が含まれると案内しています。
- 授業料・入学金・教材費
- 航空券・空港送迎費
- ホームステイ・学生寮・シェアハウスの滞在費
- 食費・交通費・日用品費
- パスポート・ビザの申請費
- 海外留学保険・健康診断・予防接種の費用
- SIM・eSIMなどの通信費
- 現地での交際費・観光費
- 日本の大学へ支払う休学費・在籍費
特に見落としやすいのが、日本の大学へ支払う費用です。
休学して私費留学する場合でも、大学によっては休学費や在籍料が必要になります。
交換留学では留学先の授業料が免除されても、日本の在籍大学への授業料を支払う場合があります。
日本学生支援機構は、留学に必要な資金として、授業料や登録料などの学費、宿舎費や食費などの生活費、航空運賃や保険代などの渡航関係費を挙げています。
参考資料:日本学生支援機構「奨学金ガイド」
授業料以外の費用を減らしたい方は、留学におすすめのeSIMを比較した記事や、留学におすすめのクレジットカードを紹介した記事も確認してみてください。
見積もりに含まれない追加費用に注意する
留学エージェントや語学学校から見積もりを受け取ったら、合計金額だけでなく、何が含まれているかを確認しましょう。
一見安く見えるプランでも、教材費や滞在先の手配料、空港送迎費などが別料金になっている場合があります。
見積もりに含まれない費用まで確認することが、予算オーバーを防ぐポイントです。
追加で発生しやすい費用
- 語学学校の入学金・教材費
- 学生寮やホームステイの手配料
- 滞在先の保証金・デポジット
- 空港から滞在先までの送迎費
- 洗濯代・水道光熱費・インターネット代
- 公共交通機関の定期券・通学費
- ビザ申請に必要な健康診断費
- 航空券の日程変更・追加手荷物料金
- 卒業証明書などの翻訳・発行費
たとえば、ホームステイ料金に食事が含まれていても、平日の朝夕だけというケースがあります。
昼食や休日の食事を自分で用意するなら、別途食費が必要です。
学生寮でも、水道光熱費や寝具代が含まれていない場合があります。
複数社の費用を比較するときは、国・都市・期間・学校・滞在方法をそろえて見積もりを依頼しましょう。
留学エージェントの利用にかかる費用については、留学エージェントの手数料と追加費用を解説した記事も参考になります。
大学生の留学費用を留学方法別に比較
大学生の留学費用は、留学期間だけでなく、どの制度を利用するかによっても変わります。
費用を抑えたい場合は、私費留学だけでなく、在籍大学の交換留学や協定校留学も確認しましょう。
ここでは、短期留学・交換留学・休学留学・正規留学・ワーキングホリデーの違いを比較します。
| 留学方法 | 費用の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 短期留学 | 20万〜180万円 | 大学の長期休暇を利用しやすい |
| 交換・協定校留学 | 100万〜300万円程度 | 留学先の授業料が免除される場合がある |
| 休学語学留学 | 150万〜550万円程度 | 国・学校・期間を選びやすい |
| 海外大学への正規留学 | 年間300万〜800万円以上 | 海外の学位取得を目指す |
| ワーキングホリデー | 渡航前に80万〜180万円程度 | 現地で働きながら生活できる |
金額は国や学校、為替によって変わるため、制度名だけで判断せず、卒業までに必要な総額を比較してください。
春休み・夏休みを利用する短期留学の費用
春休みや夏休みを利用する短期留学は、休学せずに参加しやすい方法です。
1週間なら20万〜40万円程度、1か月なら35万〜80万円程度、3か月なら70万〜180万円程度が目安になります。
大学の授業や就職活動への影響を抑えながら、海外生活を経験したい方に向いています。
短期留学は総額を抑えやすい一方で、航空券や保険などの固定費が占める割合は高くなります。
1週間の留学でも、往復航空券や海外保険の費用は必要です。
そのため、1週間と1か月を比較したときに、費用が単純に4倍になるわけではありません。
短期留学が向いている大学生
初めての海外で長期間生活することに不安がある方は、まず1週間から1か月の短期留学を経験する方法があります。
現地生活との相性を確認してから、交換留学や休学留学へ進むこともできます。
大学が実施する短期プログラムには、単位認定や奨学金の対象になるものもあります。
個人で語学学校へ申し込む前に、在籍大学の国際交流課や留学センターへ相談しましょう。
参考資料:文部科学省・トビタテ!留学JAPAN「大学生の留学準備ガイド」
大学の交換留学・協定校留学の費用
交換留学や協定校留学は、大学生が費用を抑えながら長期留学を目指しやすい方法です。
大学間の協定によっては、留学先の授業料が免除され、日本の在籍大学へ通常の授業料を支払う仕組みになっています。
私費で海外大学へ通う場合と比べて、学費負担を抑えられる可能性があります。
ただし、授業料が免除されても、滞在費・食費・航空券・ビザ・海外保険は必要です。
日本の大学へ納める授業料も含めて考えると、半年から1年間で100万〜300万円以上になる場合があります。
奨学金や大学独自の補助金を利用できるかも確認しましょう。
- 留学先の授業料が免除されるか
- 日本の大学へ支払う授業料はいくらか
- 留学中の単位が卒業単位として認定されるか
- 大学独自の奨学金や給付金があるか
- 留学によって卒業時期が遅れないか
交換留学は、語学力や大学の成績が選考条件になることがあります。
募集開始後に準備を始めると間に合わない可能性があるため、留学希望時期の1年以上前から制度を調べておくと安心です。
休学して参加する語学留学の費用
休学して参加する語学留学は、希望する国・都市・語学学校・期間を自由に選びやすい方法です。
半年なら140万〜320万円程度、1年間なら280万〜550万円程度が目安ですが、物価の高い都市や授業数の多いコースを選ぶとさらに高くなります。
自由度が高い一方で、費用は基本的に自己負担です。
語学学校の授業料だけでなく、日本の大学へ支払う休学費や在籍料も確認しましょう。
休学費は大学によって異なり、無料に近い場合もあれば、学期ごとに一定額が必要になる場合もあります。
復学手続きや卒業時期への影響も重要です。
費用を抑えるには、最初から1社の提案に決めず、複数の学校や留学エージェントを比較することが大切です。
学校選びや見積もりに不安がある方は、初心者向けの留学エージェント比較も参考にしてください。
海外大学へ正規留学する場合の費用
海外大学への正規留学は、語学留学ではなく、現地の大学で学位取得を目指す方法です。
年間費用は300万〜800万円以上になる可能性があり、大学の種類や専攻によってはさらに高額になります。
特に医学・工学・芸術などの専門分野は、授業料や教材費が高くなる場合があります。
正規留学では、1年間の費用だけでなく、卒業までの年数を含めて計算する必要があります。
年間400万円でも4年間なら1,600万円になるため、授業料・滞在費・保険・帰国費用などを年度ごとに整理しましょう。
奨学金や授業料免除制度も早めに探す必要があります。
アメリカ国土安全保障省は、留学生が授業料、教材費、生活費、渡航費を負担できる経済力を示す必要があると案内しています。
学校が発行する書類にも、授業料や生活費などの見積額が記載されます。
参考資料:U.S. Department of Homeland Security「Financial Ability」
正規留学は費用だけで進学先を決めず、取得できる学位や卒業後の進路まで比較することが重要です。
語学力の条件としてIELTSやTOEFLなどが求められる場合もあるため、出願準備と資金準備を並行して進めましょう。
ワーキングホリデーを利用する場合の費用
ワーキングホリデーは、海外で働きながら生活できる制度です。
語学留学より費用を抑えられると思われがちですが、渡航前には航空券・保険・ビザ・当面の生活費・語学学校費用などが必要です。
国によって異なりますが、出発前に80万〜180万円程度を準備しておくと計画を立てやすくなります。
現地で仕事が決まるまでには時間がかかる可能性があります。
到着後すぐに収入を得られるとは限らないため、最初の数か月分の家賃と生活費を用意しましょう。
英語力や職歴、渡航時期によっても仕事の見つけやすさは変わります。
ワーホリ前に用意したい費用
- 往復または片道の航空券
- ワーキングホリデービザの申請費
- 海外保険料
- 最初の1〜3か月分の滞在費・生活費
- 語学学校へ通う場合の授業料
- 仕事探しに必要な交通費・通信費
- 緊急帰国に備える予備費
ワーキングホリデーは収入を得られる可能性がありますが、現地の給料だけを前提に資金計画を立てるのは危険です。
まずは渡航時点で生活できる資金を確保し、その後の収入は貯金の減少を抑えるものとして考えましょう。
大学生の留学費用を国別に比較
大学生の留学費用は、選ぶ国によって大きく変わります。
費用を抑えやすいフィリピンやマルタがある一方、アメリカやイギリスでは授業料と生活費が高くなる傾向があります。
ただし、国だけで判断せず、都市・学校・滞在方法まで含めた留学費用の総額で比較しましょう。
| 国 | 1か月 | 3か月 | 1年間 |
|---|---|---|---|
| フィリピン | 25万〜50万円 | 60万〜120万円 | 220万〜400万円 |
| マルタ | 35万〜65万円 | 80万〜150万円 | 280万〜500万円 |
| カナダ | 40万〜80万円 | 100万〜190万円 | 350万〜650万円 |
| オーストラリア | 40万〜75万円 | 90万〜170万円 | 330万〜600万円 |
| ニュージーランド | 40万〜75万円 | 90万〜170万円 | 320万〜570万円 |
| アメリカ | 50万〜95万円 | 120万〜240万円 | 450万〜850万円 |
| イギリス | 45万〜90万円 | 110万〜220万円 | 400万〜750万円 |
上記は語学留学を中心に、授業料・滞在費・生活費・航空券などを含めてWJEが試算した目安です。
為替レートや航空券、学校料金によって変動するため、申し込み前に最新の見積もりを確認してください。
フィリピン留学の費用
フィリピン留学は、欧米の英語圏と比べて費用を抑えやすい留学先です。
1か月で25万〜50万円程度、3か月で60万〜120万円程度が目安になります。
授業料と学生寮、食事がセットになったプランが多く、留学前に総額を把握しやすい点も特徴です。
マンツーマン授業が多いため、短期間で英語を話す練習量を増やしたい大学生にも向いています。
一方で、教材費・電気代・ビザ延長費・現地管理費などが別途必要になる学校があります。
表示料金だけでなく、現地で支払う費用まで確認しましょう。
フィリピンでは、大学などの高等教育を受ける場合と、1年未満の語学コースなどを受ける場合で必要な許可が異なります。
フィリピン入国管理局は、18歳以上が認定された高等教育機関で学ぶ場合は学生ビザ、1年未満の非学位コースなどでは特別就学許可が対象になると案内しています。
オーストラリアとフィリピンで迷っている方は、オーストラリア留学とフィリピン留学の違いを比較した記事も参考にしてください。
マルタ留学の費用
マルタ留学は、ヨーロッパで英語を学びながら費用を比較的抑えたい大学生に向いています。
1か月で35万〜65万円程度、3か月で80万〜150万円程度が目安です。
英語圏の大都市より授業料を抑えられる場合がありますが、夏の繁忙期は滞在費や航空券が高くなります。
マルタは日本からの直行便が一般的ではないため、乗り継ぎ便の航空券代がかかります。
週末に周辺国へ旅行しやすい点は魅力ですが、旅行費や外食費を増やしすぎると予算を超えやすくなります。
留学費用と観光費は別々に管理しましょう。
90日を超えて学ぶ場合は、コースや資格レベルに応じたビザ・滞在許可の確認が必要です。
マルタの公的機関Identitàは、学生向けの滞在延長手続きで、学費の支払い証明、滞在資金、宿泊先、保険などの書類を求めています。
参考資料:Identità「Central Visa Unit Extension of Stay in Malta – Requirements」
留学先を比較したい方は、オーストラリア留学とマルタ留学の違いも確認してみてください。
カナダ留学の費用
カナダ留学の費用は、1か月で40万〜80万円程度、3か月で100万〜190万円程度が目安です。
バンクーバーやトロントなどの大都市は語学学校が多く、留学生に人気があります。
一方で、家賃や外食費が高くなりやすいため、地方都市も比較しましょう。
カナダ政府の留学情報サイトEduCanadaでは、留学生向けカレッジのディプロマプログラムについて、授業料の目安を年間16,000〜25,000カナダドルと案内しています。
教材費や書籍代は別に必要となる場合があります。
参考資料:カナダ政府・EduCanada「Study costs for international students in Canada」
学生ビザを申請する場合は、授業料だけでなく、生活費や帰国時の交通費を負担できることを示す必要があります。
短期の語学留学とカレッジ・大学進学では必要な費用が大きく異なるため、目的に合った金額で比較してください。
参考資料:カナダ移民・難民・市民権省「Proof of financial support」
カナダとオーストラリアで迷っている方は、オーストラリア留学とカナダ留学の費用・特徴を比較した記事も参考にしてください。
オーストラリア留学の費用
オーストラリア留学の費用は、1か月で40万〜75万円程度、3か月で90万〜170万円程度が目安です。
シドニーやメルボルンは学校や仕事の選択肢が多い一方、家賃が高くなりやすい傾向があります。
費用を抑えたい場合は、アデレードやパースなども比較しましょう。
オーストラリア政府の留学情報サイトStudy Australiaは、授業料が教育機関・学習レベル・都市によって異なると案内しています。
教材や実習で使用する服など、コース料金とは別の費用が発生する場合もあります。
参考資料:オーストラリア政府・Study Australia「Living and education costs」
僕自身も留学中は、授業料だけでなく、交通費や外食、日用品などにお金がかかりました。
余裕のない予算で渡航すると、友人との交流や現地体験を我慢することになりかねません。
生活費と観光・交際費を分けて準備するのがおすすめです。
オーストラリア留学を検討している方は、オーストラリア留学エージェントの比較記事も参考にしてください。
ニュージーランド留学の費用
ニュージーランド留学の費用は、1か月で40万〜75万円程度、3か月で90万〜170万円程度が目安です。
オークランドは学校や仕事の選択肢が多い一方、家賃が高くなりやすいため、クライストチャーチやダニーデンなどの都市も候補になります。
ニュージーランド政府の留学情報サイトでは、学生の年間生活費について、教育機関による試算例として18,000〜27,000ニュージーランドドル程度が紹介されています。
住居は、シェアハウスの個室から食事付き学生寮まで幅があります。
参考資料:ニュージーランド政府・Study with New Zealand「Tuition fees and cost of living」
学生ビザの資金要件では、1年以上学ぶ場合は年間20,000ニュージーランドドル、1年未満の場合は月額1,667ニュージーランドドルの生活資金が基準として示されています。
この金額に授業料や帰国用航空券の費用も加えて考える必要があります。
参考資料:ニュージーランド移民局「Student fund requirements」
アメリカ留学の費用
アメリカ留学の費用は、1か月で50万〜95万円程度、3か月で120万〜240万円程度が目安です。
ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市では、授業料に加えて家賃や食費も高くなりやすいです。
地方都市や大学付属の語学コースも比較しましょう。
海外大学への正規留学では、公立・私立、2年制・4年制、専攻によって費用が大きく異なります。
アメリカ国務省のEducationUSAも、学費と生活費は地域や教育機関によって異なるため、早い段階から資金計画を始めるよう案内しています。
参考資料:U.S. Department of State・EducationUSA「Finance Your Studies」
また、学生用の書類に記載される費用には、授業料だけでなく、学校納付金や生活費の見積額も含まれます。
海外保険や教材費、国内線の移動費なども高くなる可能性があるため、予備費を多めに設定しましょう。
オーストラリアと比較したい方は、オーストラリア留学とアメリカ留学の違いも参考にしてください。
イギリス留学の費用
イギリス留学の費用は、1か月で45万〜90万円程度、3か月で110万〜220万円程度が目安です。
ロンドンは語学学校や大学が多い一方、滞在費や交通費が高くなりやすい都市です。
費用を抑えたい場合は、マンチェスターやリーズなどロンドン以外の都市も比較しましょう。
イギリスの学生ビザでは、授業料とは別に一定の生活資金が必要です。
イギリス政府は、生活費の資金要件として、ロンドンでは月額1,529ポンド、ロンドン以外では月額1,171ポンドを上限9か月分まで示しています。
制度や金額は変更される可能性があるため、申請時に最新情報を確認してください。
参考資料:GOV.UK「Student visa: Money you need」
イギリスでは、学生寮やホームステイに食事が含まれるかによって生活費が変わります。
ロンドンの中心部から離れた地域を選んでも、通学交通費が増える可能性があるため、家賃だけで判断しないことが大切です。
オーストラリアと比較したい方は、オーストラリア留学とイギリス留学の違いも確認してみてください。
国だけでなく都市や滞在方法でも費用は変わる
留学費用は、国が同じでも都市や滞在方法によって大きく変わります。
大都市は語学学校やアルバイトの選択肢が多い一方で、家賃や外食費、交通費が高くなる傾向があります。
地方都市は家賃を抑えやすい場合がありますが、学校や交通手段の選択肢が少ないこともあります。
滞在方法も重要です。
ホームステイは食事付きなら食費を管理しやすく、学生寮は学校へ通いやすい点がメリットです。
シェアハウスは家賃を抑えられる可能性がありますが、保証金、家具、光熱費、インターネット代などが別に必要になる場合があります。
| 滞在方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ホームステイ | 食事付きプランを選べる | 通学時間や食事条件を確認する |
| 学生寮 | 学校へ通いやすく友人を作りやすい | 個室か相部屋かで料金が変わる |
| シェアハウス | 長期滞在では費用を抑えやすい | 保証金や光熱費が別の場合がある |
留学先を比較するときのポイント
「最も安い国」を探すだけでなく、自分の目的を達成するために必要な費用を考えましょう。
英語を話す量、授業内容、生活環境、卒業後の進路まで含めて比較すると、費用を払う価値のある留学先を選びやすくなります。
自分の予算で選べる国や都市が分からない場合は、複数の留学エージェントへ同じ条件で相談すると比較しやすくなります。
相談前に確認する内容については、留学エージェントの無料相談で聞くことを解説した記事も参考にしてください。
大学生の留学費用は親負担と自己負担のどちらが多い?
結論からいうと、大学生の留学費用は、親負担と自己負担のどちらが多いかを一律には決められません。
留学期間や家庭の状況によって、親が全額負担するケースもあれば、本人がバイト代や奨学金で準備するケースもあります。
大切なのは、どちらが普通かではなく、留学費用の総額を確認したうえで無理のない分担方法を決めることです。
親が留学費用を全額負担するケース
親が留学費用を全額負担するケースでは、授業料・航空券・滞在費・海外保険・現地生活費などを家族から支援してもらいます。
大学生本人がアルバイトを増やさずに済むため、大学の授業や英語学習、留学準備へ集中しやすいことがメリットです。
一方で、費用を出してもらえるからといって、予算を確認せずに学校や滞在先を選ぶのは避けましょう。
親が全額負担する場合でも、本人が留学費用の内訳を把握し、複数のプランを比較する必要があります。
親が全額負担する場合に決めておくこと
- 親が負担できる金額の上限
- 授業料や滞在費以外に使える金額
- 観光費や交際費を誰が負担するか
- 追加費用が発生した場合の対応
- 奨学金へ応募するか
- 留学後にどのような成果を報告するか
たとえば、授業料や航空券は親が負担し、現地での外食や旅行、お土産代は本人が支払う方法もあります。
全額負担という言葉だけで決めず、学習に必要な費用と個人的な娯楽費を分けると、家族も納得しやすくなります。
学校や費用の比較に不安がある方は、大学生に留学エージェントが必要か解説した記事も参考にしてください。
親と大学生本人で留学費用を分担するケース
親と大学生本人で留学費用を分担する方法は、家族への負担と本人の負担を調整しやすい選択肢です。
高額になりやすい授業料や航空券を親が負担し、本人がバイト代で生活費や保険料を準備する方法があります。
本人も費用を負担することで、留学への目的意識を持ちやすくなる点もメリットです。
| 分担パターン | 親が負担する費用 | 本人が負担する費用 |
|---|---|---|
| 学費中心型 | 授業料・入学金 | 航空券・保険・生活費 |
| 固定費中心型 | 授業料・航空券・滞在費 | 食費・交通費・交際費 |
| 不足分支援型 | 貯金や奨学金で足りない金額 | 貯金・バイト代で準備できる金額 |
おすすめなのは、最初に本人が準備できる金額を計算し、不足分について親へ相談する方法です。
たとえば、留学費用が120万円で、本人が50万円、奨学金で20万円を準備できる場合、残りの50万円を親へ相談します。
親負担と自己負担を金額だけでなく費用項目ごとに分けると、追加費用が発生したときも判断しやすくなります。
奨学金を利用できる可能性もあるため、在籍大学の国際交流課や日本学生支援機構の情報を早めに確認しましょう。
参考資料:日本学生支援機構「奨学金ガイド」
大学生本人が留学費用を全額負担するケース
大学生本人が留学費用を全額負担する場合は、バイト代・貯金・奨学金を組み合わせて準備する必要があります。
家族からの支援を受けずに留学できますが、長期留学では100万円を超えることも多いため、短期間で全額を貯めるのは簡単ではありません。
全額自己負担を目指すなら、留学時期から逆算して早めに計画を立てましょう。
- 大学の交換留学や協定校留学を確認する
- 給付型奨学金へ早めに応募する
- 留学期間や渡航する国を調整する
- 毎月のバイト代から一定額を積み立てる
- 春休みや夏休みに収入を増やす
- 留学専用口座を作って生活費と分ける
たとえば、1か月の短期留学なら、半年から1年間かけて費用を貯めることで実現できる可能性があります。
一方、半年や1年間の留学では、バイト代だけで準備しようとすると学業や英語学習に影響することがあります。
その場合は、期間を短くする、費用を抑えやすい国を選ぶ、奨学金へ応募するといった方法も検討してください。
全額自己負担にこだわって準備が遅れるより、留学の目的を達成できる現実的な方法を選ぶことが重要です。
親負担と自己負担を決めるときの考え方
親負担と自己負担を決めるときは、最初に留学費用を「学習に必要な費用」と「本人が調整できる費用」に分けましょう。
授業料やビザ、海外保険は削りにくい一方で、外食・観光・お土産などは本人の工夫で調整できます。
必要な費用と娯楽費を分けることで、家族と話し合いやすくなります。
| 費用の種類 | 主な項目 | 分担の考え方 |
|---|---|---|
| 学習費 | 授業料・入学金・教材費 | 親の支援や奨学金を優先して検討する |
| 渡航費 | 航空券・ビザ・海外保険 | 家族と本人で事前に分担を決める |
| 生活費 | 家賃・食費・交通費・通信費 | 本人の貯金額に応じて分担する |
| 娯楽費 | 旅行・外食・買い物・お土産 | 原則として本人負担にすると管理しやすい |
次に、本人が留学までに貯められる金額を計算します。
現在の貯金、毎月積み立てられる金額、奨学金の見込み額を合計し、それでも足りない金額を親へ相談しましょう。
ただし、奨学金は必ず採用されるとは限りません。
採用されなかった場合の資金計画も用意しておくことが大切です。
また、留学によって家族の生活費や大学の授業料に無理が生じる場合は、期間や出発時期を変更する判断も必要です。
親に留学費用を相談するときの伝え方
親に留学費用を相談するときは、「留学したいからお金を出してほしい」と伝えるだけでは不十分です。
留学の目的、必要な費用、自分で準備する金額、卒業や就職活動への影響まで整理して伝えましょう。
具体的な計画があるほど、単なる憧れではなく、将来を考えた行動だと理解してもらいやすくなります。
親へ相談する前にまとめる内容
- なぜ留学したいのか
- 留学先・学校・期間
- 留学費用の総額と内訳
- 自分で負担できる金額
- 応募する奨学金や補助制度
- 親に相談したい金額
- 大学の単位や卒業時期への影響
- 留学後に目指す英語力や進路
相談するときは、最初から一つの高額なプランだけを提示するのではなく、短期・中期・長期の複数案を用意する方法もおすすめです。
家族の反応を聞きながら、期間や国、自己負担額を調整できます。
留学先や費用が決まっていない場合は、大学生向け留学エージェントの選び方を確認し、複数社の見積もりを比較してみてください。
大学生留学の自己負担はいくらになる?
大学生留学の自己負担額は、留学費用の総額から奨学金・大学の補助金・親からの支援を差し引いて計算します。
同じ留学プランでも、家族からの支援や奨学金の採用状況によって自己負担額は変わります。
ここでは、短期・3か月・半年の具体例を使い、大学生本人が準備すべき金額をシミュレーションします。
大学生留学の自己負担額を計算する方法
大学生留学の自己負担額は、留学費用の総額から返済不要の支援金を差し引いて計算します。
まずは授業料だけでなく、航空券・滞在費・生活費・ビザ・海外保険・予備費まで含めた留学総額を出しましょう。
その後、親からの支援や給付型奨学金、大学独自の補助金を引きます。
自己負担額の計算方法
留学費用の総額-親からの支援-給付型奨学金-大学や自治体の補助金=大学生本人の自己負担額
たとえば、留学費用の総額が100万円で、親からの支援が40万円、給付型奨学金が20万円なら、自己負担額は40万円です。
貸与型奨学金や教育ローンを利用する場合、渡航前の自己負担は減ります。
しかし、卒業後に返済する必要があるため、実質的には本人が負担する費用です。
| 資金 | 自己負担額から差し引くか | 注意点 |
|---|---|---|
| 親からの支援 | 差し引く | 負担してもらえる上限を確認する |
| 給付型奨学金 | 差し引く | 採用が決まってから計算へ入れる |
| 貸与型奨学金 | 原則として差し引かない | 卒業後に本人が返済する |
| バイト代・本人の貯金 | 差し引かない | 本人が負担する資金に含まれる |
奨学金制度は募集年度によって条件や金額が変わるため、在籍大学と公式情報を確認してください。
参考資料:日本学生支援機構「奨学金ガイド」
短期留学の自己負担シミュレーション
1週間から1か月程度の短期留学は、大学生が自己負担で目指しやすい留学方法です。
ここでは、1か月の留学費用を45万円と仮定して計算します。
親から20万円の支援を受け、大学の給付金を10万円利用できる場合、本人の自己負担額は15万円です。
| 項目 | 金額の例 |
|---|---|
| 留学費用の総額 | 45万円 |
| 親からの支援 | 20万円 |
| 大学の給付金 | 10万円 |
| 本人の自己負担額 | 15万円 |
15万円を6か月で準備する場合、毎月2万5,000円を積み立てれば目標に届きます。
ただし、実際にはパスポートの申請費、空港までの交通費、スーツケース、現地での交際費などが発生することもあります。
計算上の自己負担額だけではなく、数万円の予備費も加えて準備しましょう。
短期留学は期間が短い分、授業以外で英語を使う時間が限られます。
渡航前に自己紹介や質問の仕方を練習しておくと、現地での学習時間を有効に使えます。
具体的な準備方法は、留学前に取り組みたい英語学習を解説した記事も参考にしてください。
3か月留学の自己負担シミュレーション
3か月留学は、短期留学より英語を使う時間を確保しやすく、海外生活も経験できる期間です。
ここでは、授業料・滞在費・航空券・保険・生活費を含む総額を120万円と仮定します。
親から50万円、給付型奨学金から20万円の支援を受ける場合、自己負担額は50万円です。
| 項目 | 金額の例 |
|---|---|
| 留学費用の総額 | 120万円 |
| 親からの支援 | 50万円 |
| 給付型奨学金 | 20万円 |
| 本人の自己負担額 | 50万円 |
50万円を1年間で準備する場合、毎月約4万2,000円の積み立てが必要です。
毎月4万円以上を貯めるのが難しい場合は、春休みや夏休みに収入を増やし、通常月の負担を減らす方法があります。
また、学校の授業数、相部屋か個室か、食事が含まれているかによっても総額は変わります。
費用を安くするために授業時間を減らしすぎると、留学の目的を達成しにくくなる点には注意してください。
料金だけで決めず、英語を話す機会やサポート内容も比較しましょう。
半年留学の自己負担シミュレーション
半年留学では授業料と滞在費が大きくなるため、本人の貯金だけでなく、親の支援や奨学金を組み合わせるケースが考えられます。
ここでは、留学費用の総額を220万円と仮定します。
親から80万円、給付型奨学金から40万円を受け取れる場合、自己負担額は100万円です。
| 項目 | 金額の例 |
|---|---|
| 留学費用の総額 | 220万円 |
| 親からの支援 | 80万円 |
| 給付型奨学金 | 40万円 |
| 本人の自己負担額 | 100万円 |
100万円を18か月で準備する場合、毎月約5万6,000円を貯める必要があります。
大学の授業がある時期に毎月この金額を貯めるのは簡単ではありません。
交換留学や協定校留学を利用する、費用を抑えやすい都市を選ぶ、準備期間を長くするといった調整が必要です。
また、半年留学では円安や現地の家賃上昇による影響も大きくなります。
申し込み時の見積もりだけでなく、出発3か月前にも予算を計算し直しましょう。
留学エージェントを利用する場合は、留学エージェントの手数料と追加費用も確認してください。
自己負担額とは別に予備費を用意する
留学費用を準備するときは、計算した自己負担額とは別に予備費を用意しましょう。
留学中には、病院の受診、スマートフォンの故障、航空券の日程変更、滞在先の移動など、予定していなかった支出が発生する可能性があります。
余裕のない予算で渡航すると、緊急時に必要な支払いができなくなるおそれがあります。
予備費は留学期間や国によって異なりますが、一つの目安として、留学費用総額の10〜15%程度を別に確保する方法があります。
たとえば、留学総額が100万円なら10万〜15万円、200万円なら20万〜30万円です。
これは最低限必要な金額ではなく、WJEが資金計画を立てるうえで提案する目安です。
- 航空券の変更・再購入費
- 病院の受診費や薬代
- 滞在先を変更する費用
- スマートフォンやパソコンの故障
- 物価上昇や為替変動による不足
- 緊急帰国に必要な交通費
予備費は普段の生活費と分け、緊急時以外は使わないように管理しましょう。
クレジットカードだけに頼らず、現金・海外送金・予備カードなど、複数の支払い手段を準備することも大切です。
海外での支払い方法については、留学におすすめのクレジットカードを解説した記事や、留学向け海外送金サービスの比較記事も参考にしてください。
留学費用をバイト代で貯める方法
留学費用をバイト代で貯めるには、余った金額を何となく貯金するのではなく、目標額と期限を決めることが重要です。
自己負担額を留学までの月数で割れば、毎月いくら貯めるべきかが分かります。
ただし、学業や英語学習を犠牲にしてまでバイトを増やさないことも、留学を成功させるための大切な条件です。
必要な自己負担額から毎月の貯金額を逆算する
留学費用をバイト代で貯める最初の手順は、必要な自己負担額と留学までの期間を明確にすることです。
自己負担額を残りの月数で割ると、毎月の貯金目標が分かります。
目標額が現実的でない場合は、留学期間や出発時期を調整しましょう。
毎月の貯金額を計算する方法
大学生本人の自己負担額÷留学までの月数=毎月の貯金目標額
| 自己負担額 | 準備期間 | 毎月の貯金額 |
|---|---|---|
| 30万円 | 6か月 | 5万円 |
| 50万円 | 12か月 | 約4万2,000円 |
| 80万円 | 18か月 | 約4万5,000円 |
| 100万円 | 24か月 | 約4万2,000円 |
毎月の目標額が高すぎる場合、単純にバイト時間を増やすだけでは長続きしません。
給付型奨学金へ応募する、親へ一部支援を相談する、留学時期を半年遅らせるなど、複数の方法を組み合わせましょう。
また、航空券や保険などは出発前に支払うため、留学当日までに総額を用意すればよいとは限りません。
いつ、何の支払いが発生するかも確認してください。
留学費用専用の口座を作る
留学費用を確実に貯めるには、普段の生活費とは別に留学専用の口座を作る方法が効果的です。
給料が入ったあとに残った金額を貯めようとすると、外食や買い物で使ってしまう可能性があります。
給料日に決めた金額を先に移す仕組みを作りましょう。
留学専用口座の使い方
- 給料日に自動で一定額を移す
- 留学費用以外では引き出さない
- 毎月末に目標額との差を確認する
- 臨時収入や長期休暇のバイト代を追加する
- 授業料や航空券の支払日も記録する
たとえば、毎月4万円を貯めるなら、給料日の翌日に自動振替を設定します。
残ったお金で生活する仕組みにすると、意志の強さに頼らず積み立てられます。
口座残高が増えることで、留学までの進捗も確認しやすくなります。
ただし、留学費用へ回しすぎて日常生活に必要なお金が不足しないように注意してください。
急な病院代や大学の教材費に備える生活用の予備費は、留学口座とは別に残しておきましょう。
春休みや夏休みにバイト代を集中して貯める
大学の授業が少ない春休みや夏休みは、留学費用を集中的に貯めやすい時期です。
普段は学業や英語学習を優先し、長期休暇だけ勤務日数を増やせば、授業への影響を抑えながら収入を増やせます。
短期・単発の仕事を組み合わせる方法もあります。
たとえば、通常月に3万円、春休みと夏休みにそれぞれ10万円を貯めると、1年間で50万円以上を準備できます。
毎月同じ金額を貯める必要はありません。
大学の予定に合わせて、通常月と長期休暇で目標額を分けましょう。
| 時期 | 貯金目標の例 | 優先すること |
|---|---|---|
| 授業期間 | 月2万〜3万円 | 授業・課題・英語学習 |
| 春休み | 8万〜15万円 | 勤務時間を増やして貯金する |
| 夏休み | 10万〜20万円 | 短期・単発バイトも活用する |
| 留学直前 | 無理に増やさない | 渡航準備と英語学習 |
留学直前まで勤務を詰め込みすぎると、荷造りやビザ、保険、英語学習が間に合わなくなることがあります。
出発の1か月前からは勤務を減らし、準備へ時間を使える計画にしましょう。
固定費や娯楽費を見直して貯金に回す
留学費用を貯める方法は、バイトで収入を増やすことだけではありません。
スマートフォン代、動画配信サービス、音楽アプリ、保険などの固定費を見直すと、毎月継続して貯金へ回せます。
一度見直せば効果が続くため、勤務時間を増やすより負担が少ない方法です。
- 利用していないサブスクを解約する
- スマートフォンの料金プランを見直す
- コンビニや外食の回数を決める
- 衝動買いを防ぐため24時間考えてから購入する
- 旅行や飲み会の月間上限を決める
- 不要になった服や家電を売る
たとえば、サブスクとスマートフォン代で月5,000円、外食費で月5,000円を減らせば、1年間で12万円を貯められます。
すべての楽しみを我慢すると続かないため、娯楽費をゼロにする必要はありません。
月に使える金額を決め、残りを留学口座へ移しましょう。
収入を増やす方法と支出を減らす方法を組み合わせることで、無理な長時間労働を避けながら資金を準備できます。
バイトを増やしすぎて学業や英語学習に失敗するケース
留学費用を早く貯めようとしてバイトを増やしすぎると、大学の授業や英語学習がおろそかになることがあります。
留学資金を貯められても、単位を落としたり、留学先で必要な英語力を準備できなかったりすれば、本来の目的から離れてしまいます。
バイトを増やしすぎたときに起こりやすい失敗
- 疲れて大学の授業を欠席する
- 課題や試験勉強の時間がなくなる
- TOEICや英会話の勉強を中断する
- 大学の成績が下がり交換留学へ応募できなくなる
- 奨学金の申請準備が間に合わなくなる
- 留学直前の手続きや荷造りが遅れる
僕もオーストラリアへ留学した経験がありますが、現地へ行くだけで自動的に英語を話せるようになるわけではありません。
留学前に単語・リスニング・簡単な英会話を練習しておくと、授業外でも積極的に話しやすくなります。
学習方法に迷っている方は、留学前の英語学習と優先順位も確認してください。
留学先でアルバイト代を稼ぐことはできる?
留学先でアルバイトできるかどうかは、国・ビザ・学校・コースによって異なります。
学生ビザを持っていても、すべての留学生が自由に働けるわけではありません。
短期の語学留学や観光目的の滞在では、就労が認められないケースもあります。
2026年8月時点の主な制度は以下のとおりです。
| 国 | 主な就労条件 | 注意点 |
|---|---|---|
| オーストラリア | 対象となる学生ビザでは授業期間中に2週間で48時間まで | コース開始前は働けず、個別のビザ条件確認が必要 |
| カナダ | 対象者は授業期間中に学外で週24時間まで | 語学学習だけのコースは対象外になる場合がある |
| ニュージーランド | 対象となる学生ビザでは週25時間まで | 語学留学生はコースなどの条件を満たす必要がある |
| イギリス | 学生ビザとコースによって就労条件が異なる | 短期英語留学用ビザでは就労できない |
オーストラリアでは、対象となる学生ビザで授業期間中に2週間で48時間まで働けます。
休暇中は異なる条件が適用される場合がありますが、必ず自分のビザに記載された条件を確認してください。
参考資料:オーストラリア政府・Study Australia「Work in Australia」
カナダでは、条件を満たす留学生が授業期間中に学外で週24時間まで働けます。
英語またはフランス語を第二言語として学ぶだけのプログラムなどは、学外就労の対象外となる場合があります。
参考資料:カナダ移民・難民・市民権省「Work off campus as an international student」
ニュージーランドでは、対象となる学生ビザで週25時間まで働ける場合があります。
語学留学生についても、学校やコースなどの条件を満たす必要があります。
参考資料:ニュージーランド移民局「Working on a student visa」
イギリスでは、学生ビザの種類やコースによって就労条件が変わります。
6か月を超え11か月以内の英語コースを対象とする短期留学ビザでは、有給・無給を問わず働くことはできません。
参考資料:GOV.UK「Study English in the UK(Short-term study visa)」
現地でアルバイトできる場合でも、仕事がすぐに見つかるとは限りません。
英語力、職歴、都市、時期によって求人状況は変わります。
そのため、現地のバイト代を前提に留学費用を計算しないことが重要です。
渡航前に授業料と当面の生活費を用意し、現地収入は生活費の減少を抑える補助として考えましょう。
オーストラリアで働くことを考えている方は、オーストラリア留学中の仕事の探し方も参考にしてください。
大学生が利用できる留学奨学金
大学生が留学費用を抑えるには、バイト代や親からの支援だけでなく、返済不要の留学奨学金を早めに探すことが重要です。
留学奨学金には、JASSO、トビタテ!留学JAPAN、大学、自治体、民間団体、外国政府などが提供する制度があります。
応募条件や締め切りは制度ごとに異なるため、留学を考え始めた段階から情報を集めることが大切です。
JASSOの海外留学支援制度
JASSOの海外留学支援制度は、大学生が最初に確認したい代表的な給付型奨学金です。
主な制度には、大学間の協定などに基づく留学を支援する「協定派遣」と、海外大学で学士号の取得を目指す「学部学位取得型」があります。
どの制度を利用できるかは、交換留学・短期研修・海外大学進学など、留学の形によって異なります。
協定派遣は、学生がJASSOへ直接申し込むのではなく、在籍大学が実施する対象プログラムを通じて申し込む仕組みです。
2026年度の協定派遣では、派遣先の地域区分に応じて月額8万〜12万円が支給され、条件を満たす学生には渡航支援金も用意されています。
ただし、大学のプログラムが採択されていることに加え、学業成績や家計、留学後に在籍大学へ戻って学業を継続することなどの要件があります。
海外大学で学士号の取得を目指す場合は、学部学位取得型を確認しましょう。
募集時期は年度によって異なりますが、出願準備には成績証明書や語学能力証明、留学計画などが必要になるため、締め切り直前では間に合わない可能性があります。
参考資料:日本学生支援機構「海外留学支援制度(学部学位取得型)」
メモ
交換留学や大学主催の短期留学を考えている方は、JASSOの公式サイトだけでなく、在籍大学の国際交流課へ確認してください。
同じ大学でも、学部・留学先・プログラムによって奨学金の対象になるかが異なります。
大学の制度と民間の留学プランを比較したい方は、大学生に留学エージェントが必要か解説した記事も参考にしてください。
トビタテ!留学JAPANの奨学金
トビタテ!留学JAPANの「新・日本代表プログラム」は、大学生が自分で設計した留学計画に挑戦できる返済不要の奨学金制度です。
語学学習だけでなく、インターンシップ、研究、ボランティア、フィールドワークなどを組み合わせた留学計画も対象になり得ます。
決められた交換留学だけでなく、自分の目的に合わせて計画を作りたい大学生に向いています。
公式サイトでは、支援内容として月額12万円または16万円の奨学金に加え、留学準備金などが案内されています。
ただし、家計基準、年齢、在籍状況、留学期間、留学計画などの要件があり、書類審査や面接審査も行われます。
支援金額だけを見るのではなく、自分の計画が募集コースや条件に合っているかを確認しましょう。
参考資料:文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」
2026年度の大学生等対象第18期は、すでに募集が終了しています。
次回以降の募集時期や条件は変更される可能性があるため、公式サイトと在籍大学からの案内を定期的に確認してください。
参考資料:トビタテ!留学JAPAN「2026年度(第18期)応募への準備お役立ち情報」
トビタテ!留学JAPANの準備で意識したいこと
- 留学で解決したい課題を明確にする
- 海外で何を学び、どのような活動をするか具体化する
- 帰国後に経験をどう生かすか考える
- 在籍大学の応募締め切りを確認する
- 過去の採用計画を参考にしつつ自分の言葉で書く
- 面接で留学目的を説明できるようにする
単に「英語を話せるようになりたい」と書くだけでなく、英語を使って何に挑戦したいのかまで掘り下げることが大切です。
大学独自の留学奨学金・補助金
大学によっては、JASSOとは別に独自の留学奨学金や渡航費補助制度を設けています。
対象となる留学は、交換留学、協定校留学、海外研修、語学留学、海外インターンシップなどです。
支援内容には、月額の給付金、航空券代の一部補助、授業料の減免、大学指定プログラムへの参加費補助などがあります。
大学独自の制度は、一般の奨学金検索サイトに掲載されていない場合があります。
そのため、大学の公式サイトだけでなく、国際交流課、留学センター、学生課、学部の掲示板、学生向けポータルサイトまで確認しましょう。
説明会への参加が応募条件になっていたり、一般の募集締め切りより早く学内選考が行われたりすることもあります。
- 交換留学・協定校留学の学内募集
- 大学独自の給付型奨学金
- 航空券や渡航準備金の補助
- 語学試験の受験料補助
- 留学先大学の授業料免除
- 学部や同窓会による留学支援金
大学の奨学金は、対象人数が少なくても、在籍学生だけが応募できるため、全国から募集する制度より候補者が限られる場合があります。
「自分の大学にはないだろう」と思い込まず、窓口で直接確認してみてください。
また、給付金だけでなく、留学中の日本の大学の授業料や休学費がどうなるかも同時に確認すると、自己負担額を計算しやすくなります。
自治体や民間団体の留学奨学金
都道府県や市区町村、財団、企業、業界団体などが、大学生向けの留学奨学金を募集している場合があります。
出身地や居住地、在籍大学、専攻分野、留学先、将来の進路などが応募条件になることもあります。
JASSOや大学の制度だけに絞らず、複数の奨学金を調べることが大切です。
自治体の制度を探すときは、「自治体名+海外留学+奨学金」「出身県+大学生+留学支援」といった言葉で検索します。
民間団体の場合は、理系、芸術、国際協力、地域研究など、特定分野を学ぶ学生を支援しているケースがあります。
給付額だけでなく、ほかの奨学金との併給が認められているかも確認してください。
JASSOが運営する海外留学奨学金検索では、留学する課程、国・地域、専攻分野などを指定して制度を探せます。
ただし、掲載情報が更新されたあとに募集条件が変更される可能性もあるため、応募前には必ず実施団体の最新情報を確認しましょう。
注意点
奨学金を名乗る不審な募集や、申請前に高額な手数料を求める案内には注意してください。
制度の運営団体、募集要項、問い合わせ先を確認し、大学や公的機関の情報と照らし合わせましょう。
外国政府や留学先の大学が提供する奨学金
留学先によっては、外国政府や政府関係機関が日本人学生向けの奨学金を提供しています。
また、海外大学が成績、研究分野、スポーツ、芸術、経済状況などを基準に、授業料免除や給付金を用意している場合もあります。
特に海外大学への正規留学を考えている方は、日本国内の制度だけでなく、留学先側の支援も調べましょう。
外国政府奨学金では、授業料、生活費、渡航費などの一部または全部が支援されることがあります。
ただし、対象となる学位、年齢、語学力、専攻、留学期間は制度ごとに異なります。
募集時期が日本の大学の学年暦と合わないこともあるため、少なくとも留学開始の1年以上前から情報を集めると安心です。
JASSOの海外留学情報サイトでは、外国政府などが実施する日本人学生向けの給付型奨学金が案内されています。
参考資料:日本学生支援機構「外国政府等の奨学金」
現在募集中の制度についても、専用ページで確認できます。
留学先大学の奨学金は、大学公式サイトの「Scholarships」「Financial Aid」「International Students」などのページで探します。
合格後に自動で審査される制度と、入学願書とは別に申請が必要な制度があるため、手続きを混同しないようにしましょう。
給付型奨学金と貸与型奨学金の違い
留学奨学金は、大きく給付型と貸与型に分けられます。
給付型は原則として返済不要ですが、貸与型は卒業後などに本人が返済しなければなりません。
留学前の支払いを減らせるという点は同じでも、将来の自己負担は大きく異なるため、返済の有無を必ず確認することが重要です。
| 比較項目 | 給付型奨学金 | 貸与型奨学金 |
|---|---|---|
| 返済 | 原則不要 | 必要 |
| 主な選考 | 成績・家計・留学計画など | 家計・学力・進学条件など |
| メリット | 卒業後の返済負担がない | 必要な資金を準備しやすい |
| 注意点 | 採用人数や条件が限られる | 返済総額や利息の確認が必要 |
JASSOでは、海外大学・大学院で学位取得を目指す方などを対象に、返済が必要な貸与奨学金も案内しています。
貸与型奨学金は「もらうお金」ではなく「借りるお金」であり、申し込んだ本人に返済義務があります。
参考資料:日本学生支援機構「海外留学のための貸与奨学金(返済必要)」
貸与型を利用する場合は、借りられる上限だけで判断しないようにしましょう。
卒業後の毎月の返済額、返済期間、利息の有無、ほかの奨学金や教育ローンの残高まで確認してください。
まずは給付型を探し、不足分を補う方法として貸与型を検討する順番がおすすめです。
大学生が留学奨学金を探す方法
留学奨学金を効率よく探すには、一つのサイトだけを見るのではなく、公的機関、大学、自治体、民間団体、留学先の順番で確認しましょう。
制度によって応募窓口が異なり、大学を通して申し込むものもあれば、学生本人が直接申し込むものもあります。
応募方法まで確認して初めて、利用できる制度か判断できます。
留学奨学金を探す手順
- 在籍大学の国際交流課へ相談する
- JASSOの海外留学奨学金検索を利用する
- トビタテ!留学JAPANの募集情報を確認する
- 居住地・出身地の自治体制度を調べる
- 専攻分野に関連する財団や団体を探す
- 留学先の政府・大学の奨学金を確認する
- 応募条件・締め切り・併給可否を一覧表にする
検索した制度は、奨学金名、給付額、返済の有無、応募条件、学内締め切り、団体への締め切り、必要書類を表にまとめましょう。
特に大学を通して申し込む制度は、公式の締め切りより学内締め切りが早く設定される場合があります。
JASSOの奨学金検索でも、申し込みから合否決定まで数か月から1年以上かかる場合があり、留学開始後に申し込める制度は少ないと案内されています。
留学エージェントは学校や民間プランの相談先として活用できますが、大学独自の奨学金や単位認定は大学へ確認するのが確実です。
両者の違いは、大学生向け留学エージェントの選び方で詳しく解説しています。
留学奨学金の申請でよくある失敗
留学奨学金の申請で多い失敗は、締め切り直前に制度を見つけ、必要書類をそろえられないことです。
成績証明書や語学能力証明書はすぐに発行されない場合があり、推薦状は大学の教員などへ依頼する必要があります。
余裕を持って準備しなければ、応募条件を満たしていても申請できません。
留学奨学金で起こりやすい失敗
- 学内締め切りを確認していない
- 語学スコアの有効期限が切れている
- 推薦状を直前に依頼する
- 留学の目的が抽象的なまま提出する
- 奨学金だけで全費用を払えると思い込む
- ほかの奨学金との併給条件を確認していない
- 採用前から奨学金を受け取れる前提で契約する
- 採用後の報告書や研修の義務を確認していない
奨学金の志望理由では、「海外へ行きたい」という気持ちだけでなく、留学先で何を行い、帰国後にどのように生かすかまで具体的に説明しましょう。
留学計画、活動内容、費用の使い道がつながっていると、読み手にも目的が伝わりやすくなります。
大学生の留学費用を安く抑える方法
大学生の留学費用を安く抑えるには、食費や娯楽費を削るだけでなく、留学制度・国・都市・学校・滞在方法を見直すことが重要です。
特に授業料と滞在費は総額に占める割合が大きいため、早い段階で複数の選択肢を比較しましょう。
留学の目的を守りながら大きな費用から見直すことが、無理のない節約につながります。
交換留学・協定校留学を優先して調べる
費用を抑えたい大学生は、最初に在籍大学の交換留学・協定校留学を確認しましょう。
協定の内容によっては、留学先大学の授業料が免除され、日本の在籍大学へ通常の授業料を支払う仕組みになっています。
私費で海外大学の授業料を支払う場合より、学費を抑えられる可能性があります。
さらに、交換留学や大学主催のプログラムは、単位認定やJASSOの協定派遣、大学独自の奨学金の対象になる場合があります。
ただし、留学先の授業料が免除されても、航空券、保険、ビザ、滞在費、生活費などは必要です。
「交換留学だから無料」と考えず、卒業までの費用を含めて確認してください。
- 留学先の授業料が免除されるか
- 日本の大学へ支払う授業料はいくらか
- 留学中の単位が認定されるか
- 卒業時期が遅れないか
- 対象となる奨学金があるか
- 滞在費や航空券の補助があるか
交換留学には、語学スコアや大学の成績、面接などの選考があります。
締め切り後に制度を知っても応募できないため、留学希望時期の1年以上前から国際交流課へ相談するのがおすすめです。
給付型の留学奨学金へ早めに応募する
留学費用の自己負担を減らすには、返済不要の給付型奨学金へ早めに応募しましょう。
奨学金は、学校へ申し込んだあとに探すのではなく、留学先や期間を考える段階から調べることが大切です。
採用されれば、授業料・生活費・渡航費などの一部を補える可能性があります。
奨学金によっては、留学開始の半年から1年以上前に募集が締め切られます。
また、大学を通して申し込む制度では、実施団体の締め切りより前に学内選考が行われる場合があります。
語学試験のスコア、成績証明書、推薦状、留学計画書などの準備期間も必要です。
奨学金を早めに探すメリット
早い段階で奨学金の条件を確認すれば、必要な語学スコアや成績を目標にして準備できます。
応募条件を満たしてから制度を探すのではなく、制度に合わせて計画的に準備する方が選択肢を増やせます。
ただし、奨学金は応募すれば必ず採用されるものではありません。
採用された場合、不採用だった場合の二つの資金計画を用意しておきましょう。
給付型だけで不足する場合は、親からの支援、本人の貯金、留学期間の変更などを組み合わせます。
留学費用が安い国や地方都市を選ぶ
大学生の留学費用は、選ぶ国と都市によって大きく変わります。
費用を重視する場合は、フィリピンやマルタなど比較的授業料を抑えやすい留学先や、英語圏の地方都市を検討しましょう。
ただし、表示されている授業料だけでなく、航空券・家賃・食費・交通費を含めた総額で比較する必要があります。
たとえば、授業料が安くても日本からの航空券が高ければ、短期留学では総額がそれほど安くならない可能性があります。
地方都市も家賃を抑えやすい一方で、学校までの交通費や車が必要になるケースがあります。
「安い国」ではなく、自分の留学期間で総額を抑えられる国・都市を探しましょう。
国・都市を比較するときの費用項目
- 語学学校や大学の授業料
- 往復航空券
- 学生寮・ホームステイ・シェアハウスの費用
- 食費・交通費・通信費
- ビザ・海外保険
- 現地での娯楽費・旅行費
オーストラリアの都市ごとの違いを知りたい方は、オーストラリア留学・ワーホリにおすすめの都市を比較した記事も参考にしてください。
ヨーロッパ圏と英語圏を比較したい方は、オーストラリア留学とマルタ留学の違いも確認してみましょう。
短期留学から海外経験を始める
長期留学の費用をすぐに準備できない場合は、大学の春休みや夏休みを利用した短期留学から始める方法があります。
1週間から1か月程度なら休学せずに参加しやすく、半年や1年間の留学より総額を抑えられます。
初めての海外生活に不安がある大学生にも向いています。
短期留学では、海外生活や語学学校が自分に合うかを確認できます。
その経験をもとに、交換留学や休学留学へ進むか判断することも可能です。
一方で、航空券・入学金・保険などの固定費がかかるため、1週間あたりの費用は長期留学より高くなる場合があります。
短期留学を選ぶときは、期間だけでなく、1週間の授業数、クラス人数、滞在方法、放課後の活動まで確認しましょう。
費用が安くても授業時間が少なければ、英語を使う目的を達成しにくくなります。
オーストラリア短期留学の費用例は、オーストラリア留学2週間の費用を解説した記事も参考にしてください。
ホームステイ・学生寮・シェアハウスを比較する
留学費用の中でも滞在費は大きな割合を占めるため、ホームステイ・学生寮・シェアハウスを比較することが重要です。
単純な家賃だけを見るのではなく、食事、光熱費、インターネット、通学費、保証金などを含めて判断しましょう。
| 滞在方法 | 費用面の特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| ホームステイ | 食事付きなら食費を管理しやすい | 食事回数と通学時間を確認する |
| 学生寮 | 学校に近ければ交通費を抑えやすい | 相部屋・個室で料金が大きく変わる |
| シェアハウス | 長期滞在では家賃を抑えやすい | 保証金・家具・光熱費を確認する |
ホームステイは家賃が高く見えても、朝夕の食事や光熱費が含まれていれば、生活費全体では安くなる場合があります。
反対に、シェアハウスの家賃が安くても、家具や寝具の購入、保証金、通学交通費が増える可能性があります。
僕がオーストラリアへ留学したときも、滞在先だけでなく、学校までの移動や日々の食事にお金がかかりました。
住居を選ぶときは、学校までの所要時間と1か月の交通費まで地図で確認するのがおすすめです。
最初の1か月はホームステイや学生寮を利用し、現地の環境に慣れてからシェアハウスへ移る方法もあります。
航空券が高い時期を避ける
留学費用を抑えるには、航空券が高くなりやすい時期を避けることも有効です。
大学の春休みや夏休み、年末年始、現地の大型連休は旅行需要が増え、航空券が高くなる場合があります。
出発日を数日ずらすだけで料金が変わることもあるため、学校の開始日に間に合う範囲で比較しましょう。
航空券を選ぶときは、表示価格だけでなく、預け入れ荷物、座席指定、機内食、乗り継ぎ時間、変更・キャンセル条件を確認してください。
安い航空券でも、スーツケースの追加料金を支払うと、ほかの航空会社より高くなることがあります。
- 出発日を前後数日で比較する
- 直行便と乗り継ぎ便を比較する
- 預け入れ荷物の上限を確認する
- 日程変更・キャンセル条件を確認する
- 学校の入寮可能日より早く到着しすぎない
- 空港から滞在先までの交通費も計算する
留学日程が確定する前に、変更できない航空券を購入するのは避けましょう。
学校の入学許可、ビザ、滞在先が確定してから予約する方が安全です。
また、乗り継ぎ時間が極端に短い便や、空港が変わる便は、初めて海外へ行く大学生には負担が大きくなる可能性があります。
安さと移動の安心感を両方比較してください。
留学エージェント2〜3社から同じ条件で見積もりを取る
民間の語学留学を検討する場合は、留学エージェント2〜3社から見積もりを取りましょう。
同じ国や期間でも、紹介される学校、滞在先、サポート内容、為替レート、手数料などによって総額が変わります。
1社だけでは、そのプランが高いのか安いのか判断しにくくなります。
比較するときは、すべてのエージェントへ同じ条件を伝えることが重要です。
片方は個室、もう片方は相部屋では、見積もりの総額が違って当然です。
国、都市、出発時期、期間、授業時間、滞在方法、食事条件をそろえて依頼しましょう。
見積もりで統一する条件
- 留学する国・都市
- 出発時期・留学期間
- 語学学校の授業時間
- ホームステイ・学生寮などの滞在方法
- 個室・相部屋の希望
- 食事の有無
- 空港送迎・海外保険・現地サポートの有無
見積もりは総額だけでなく、含まれていない費用、返金条件、キャンセル料まで確認してください。
無料相談は、その場で契約するためではなく、情報を比較するために利用して問題ありません。
大学生向けの相談先については、大学生向け留学エージェントの選び方を参考にしてください。
手数料や追加費用が気になる方は、留学エージェントの手数料を解説した記事も確認しておきましょう。
海外SIM・保険・クレジットカードを個別に比較する
留学プランに海外SIMや保険などが含まれている場合でも、そのまま申し込む前に料金と内容を個別に比較しましょう。
エージェント経由の商品が必ず高いとは限りませんが、自分の留学期間や使い方に合っていない可能性があります。
必要な補償や通信量を整理してから選ぶことが大切です。
海外SIM・eSIMは、データ容量、利用期間、現地電話番号の有無、追加購入の方法を比較します。
海外保険は、病気・ケガの治療費だけでなく、携行品、賠償責任、航空機遅延、留学期間の延長などの補償も確認してください。
クレジットカードは、海外決済手数料、利用限度額、付帯保険、緊急時の連絡方法を比較します。
| 準備するもの | 比較するポイント |
|---|---|
| 海外SIM・eSIM | 料金・容量・対応国・電話番号・追加方法 |
| 海外保険 | 治療費・賠償・携行品・免責・補償期間 |
| クレジットカード | 海外手数料・限度額・保険・不正利用対策 |
費用を抑えたいからといって、保険の補償を必要以上に削るのはおすすめできません。
海外では日本と医療制度が異なり、病気やケガの費用が大きくなる可能性があります。
安さだけでなく、留学先と期間に必要な内容で選びましょう。
通信手段は、留学におすすめのeSIM比較で詳しく解説しています。
海外での支払い方法は、留学におすすめのクレジットカードも参考にしてください。
出発前に英語力を高めて留学期間を有効活用する
留学費用を無駄にしないためには、出発前に英語力を高めておくことも重要です。
現地へ行けば自然に話せるようになると思われがちですが、基礎単語や簡単な会話表現が分からなければ、授業を理解したり友人へ話しかけたりするまでに時間がかかります。
短期留学では、慣れた頃に帰国日を迎えることもあります。
僕自身もオーストラリアへ短期留学した経験がありますが、現地では授業以外にも、買い物、交通機関、友人との会話など、英語を使う場面が続きました。
出発前にもう少し会話練習をしておけば、最初から積極的に行動しやすかったと感じます。
留学前に練習したい英語
- 自己紹介と日本についての説明
- 授業で質問・確認する表現
- 聞き取れないときの聞き返し方
- 空港・入国審査で使う英語
- 買い物・レストラン・交通機関の英語
- ホームステイ先で希望を伝える表現
英会話に自信がない場合は、オンライン英会話や英語学習アプリを使い、週に数回でも声に出して練習しましょう。
TOEICの勉強も語彙やリスニングの基礎作りに役立ちますが、留学前は自分の意見を短く伝える練習も必要です。
具体的な勉強方法は、留学前に取り組みたい英語学習で解説しています。
大学生が留学費用を準備する手順
大学生が留学費用を準備するときは、最初から貯金額だけを決めるのではなく、目的・留学方法・総額・奨学金・自己負担の順番で整理しましょう。
順番を間違えると、必要以上に高い目標額を設定したり、奨学金の締め切りを逃したりする可能性があります。
ここでは、留学計画を行動へ移す8つの手順を紹介します。
STEP1 留学の目的・国・期間を決める
最初に、なぜ留学したいのかを明確にしましょう。
目的が決まれば、必要な期間、国、学校、授業内容が見えやすくなり、留学費用も計算しやすくなります。
反対に、「何となく海外へ行きたい」という状態で学校を探すと、高額なプランを提案されても自分に必要か判断できません。
留学目的の具体例
- 英語を使うことへの抵抗を減らしたい
- 大学の専門分野を海外で学びたい
- 交換留学で海外大学の授業を受けたい
- ワーキングホリデー前に英語力を高めたい
- 将来の海外就職に必要な経験を得たい
- 異なる文化や価値観の中で生活したい
英会話への抵抗を減らすことが目的なら、1か月から3か月の語学留学も候補です。
海外大学で専門科目を学びたいなら、交換留学や正規留学が向いています。
現地で働く経験をしたい場合は、ワーキングホリデー制度のある国を検討します。
国と期間を一つに絞れない場合は、第一希望と第二希望を作りましょう。
たとえば、「オーストラリア3か月」と「フィリピン1か月」を比較すれば、目的と予算のどちらを優先するか考えやすくなります。
STEP2 大学の留学制度と単位認定を確認する
留学の目的が決まったら、在籍大学の国際交流課や留学センターへ相談しましょう。
大学には、交換留学、協定校留学、認定留学、短期研修、海外インターンシップなどの制度が用意されている場合があります。
対象となる国や大学が限られていても、奨学金や単位認定を利用できる可能性があります。
確認したいのは、募集時期、語学要件、成績条件、留学期間、費用だけではありません。
留学中に取得した単位が卒業単位として認められるか、休学が必要か、卒業時期や就職活動に影響するかも重要です。
- 応募できる留学プログラム
- 語学スコア・成績の条件
- 学内選考と応募締め切り
- 留学先の授業料免除の有無
- 単位認定の条件
- 休学費・在籍中の授業料
- 卒業時期への影響
- 利用できる奨学金
大学の制度で希望を満たせない場合は、民間の語学学校や留学エージェントを検討します。
最初からエージェントだけに相談するのではなく、大学の制度と比較することで、費用や単位面で後悔しにくくなります。
STEP3 留学費用の総額を見積もる
次に、授業料だけでなく、渡航前から帰国までに必要な留学費用の総額を計算します。
学校の料金表だけを見ていると、航空券、海外保険、ビザ、現地交通費などが抜ける可能性があります。
固定費と毎月かかる生活費を分けると、留学期間を変更した場合の差も計算しやすくなります。
| 費用区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 学校費用 | 授業料・入学金・教材費 |
| 渡航前費用 | 航空券・ビザ・保険・健康診断 |
| 滞在費 | ホームステイ・学生寮・保証金 |
| 生活費 | 食費・交通費・通信費・日用品 |
| 大学関連費 | 休学費・在籍大学の授業料 |
| 予備費 | 緊急支出・為替変動・航空券変更 |
留学費用は、現地通貨と日本円の両方で記録しましょう。
日本円だけで計算すると、為替が動いたときに必要額がどれくらい変わったか分かりにくくなります。
学校から見積もりを受け取ったら、適用されている為替レートと支払い期限も確認してください。
総額を出したあとは、最低限必要な費用と、自分で調整できる費用に分けます。
授業料や保険は削りにくい一方で、個室から相部屋へ変える、外食回数を減らすなど、滞在費や娯楽費は調整できる場合があります。
STEP4 親負担と自己負担の範囲を決める
留学費用の総額が分かったら、親からの支援と大学生本人の自己負担を決めます。
「半分ずつ」のように金額だけで分ける方法もありますが、費用項目ごとに担当を決めると管理しやすくなります。
たとえば、親が授業料と航空券を負担し、本人が生活費と娯楽費を準備する方法があります。
本人が用意できる金額は、現在の貯金、留学までのバイト代、給付型奨学金の見込み額から計算します。
ただし、奨学金は採用が決まるまで確定収入として扱わない方が安全です。
貸与型奨学金も卒業後に本人が返済するため、実質的には自己負担に含めて考えましょう。
話し合いでは、追加費用が発生した場合の負担方法も決めておくと安心です。
観光、外食、お土産などの個人的な支出は本人負担にすると、予算管理の責任が明確になります。
STEP5 利用できる留学奨学金を探す
親負担と自己負担の大まかな範囲が決まったら、利用できる奨学金を探します。
在籍大学、JASSO、トビタテ!留学JAPAN、自治体、民間財団、外国政府、留学先大学の順番で確認しましょう。
複数の制度へ応募できる場合でも、併給が認められているかを確認する必要があります。
奨学金を一覧にするときは、支給額だけでなく、返済の有無、応募条件、学内締め切り、必要な語学スコア、採用発表日を記録します。
採用発表が学校の支払い期限よりあとになる場合は、奨学金を受け取るまでの立て替え方法も考えなければなりません。
奨学金管理表に入れたい項目
- 奨学金の名称・運営団体
- 給付型・貸与型の区分
- 支給される金額・期間
- 応募条件・語学要件
- 学内締め切り・正式締め切り
- 必要書類・推薦状の有無
- ほかの奨学金との併給可否
- 採否発表・支給開始の時期
応募条件に語学スコアがある場合は、試験日と結果発表日から逆算して申し込みましょう。
TOEIC、IELTS、TOEFLなど、認められる試験が制度ごとに異なる可能性もあります。
STEP6 バイト代で毎月貯める金額を決める
奨学金や親からの支援を差し引いたら、大学生本人が準備する自己負担額を留学までの月数で割ります。
たとえば、自己負担額が48万円で、出発まで12か月なら、毎月4万円が目標です。
毎月の金額が現実的でない場合は、留学計画か資金計画を見直しましょう。
| 自己負担額 | 準備期間 | 毎月の目標 |
|---|---|---|
| 30万円 | 12か月 | 2万5,000円 |
| 48万円 | 12か月 | 4万円 |
| 60万円 | 18か月 | 約3万4,000円 |
| 100万円 | 24か月 | 約4万2,000円 |
毎月同じ金額を貯めるのが難しい場合は、大学の授業期間と長期休暇で目標を分けます。
通常月は2万円、春休みと夏休みは勤務を増やして10万円ずつ貯めるなど、学業への影響を抑えた計画にしましょう。
バイト代は給料日に留学専用口座へ移し、生活費と混ぜないことが大切です。
ただし、留学費用を優先しすぎて大学の教材費や緊急時のお金が不足しないよう、国内生活用の予備費は別に確保してください。
STEP7 留学エージェントの見積もりを比較する
民間の語学留学を選ぶ場合は、留学エージェント2〜3社へ同じ条件で見積もりを依頼します。
相談前に、国、都市、期間、予算、希望する授業時間、滞在方法を伝えられるようにしておきましょう。
条件がそろっていれば、学校料金やサポート費用の違いを比較しやすくなります。
見積もりを受け取ったら、総額だけでなく、含まれている費用と別料金になる費用を確認してください。
空港送迎、教材費、滞在先手配料、ビザサポート、海外保険、現地サポートなどは、エージェントによって扱いが異なります。
見積もり比較の注意点
料金が安いという理由だけで決めず、学校の授業内容や滞在条件、キャンセル規定、困ったときの相談先まで確認しましょう。
必要なサポートをあとから追加した結果、最初の見積もりより高くなる場合もあります。
その場で契約を求められても、内容を持ち帰って家族や大学へ相談して問題ありません。
無料相談は、複数の選択肢を集めて比較するために利用しましょう。
相談する時期や流れは、留学エージェントへ相談する時期を解説した記事も参考になります。
STEP8 出発前に予算と予備費を再確認する
学校や滞在先が決まったあとも、最初に作成した予算をそのまま使わないようにしましょう。
為替、航空券、保険料、現地の家賃などは、見積もりを取った時点から変わる可能性があります。
出発3か月前と1か月前を目安に、最新の支払額と残高を確認してください。
- 学校・滞在先への支払いが完了しているか
- 航空券・ビザ・保険の料金を反映したか
- 現地で最初に支払う保証金があるか
- 1か月分の生活費を現地通貨で計算したか
- クレジットカードの利用限度額は十分か
- 海外送金や現金の準備方法を決めたか
- 緊急時の予備費を別に確保したか
予備費は、普段の食費や観光費と分けて管理しましょう。
病気やケガ、スマートフォンの故障、航空券変更、滞在先の移動など、緊急時だけ使うお金として確保します。
また、クレジットカード1枚だけに頼ると、紛失や利用停止の際に支払えなくなる可能性があります。
現金、予備カード、海外送金など複数の手段を準備してください。
留学中のお金の移動方法は、留学におすすめの海外送金サービスで詳しく解説しています。
大学生が留学費用を準備するときの失敗例
大学生が留学費用を準備するときは、授業料以外の出費や奨学金の期限まで含めて計画する必要があります。
費用の一部を見落としたまま申し込むと、出発直前や留学中にお金が足りなくなる可能性があります。
ここでは、大学生が留学費用を準備するときに起こりやすい失敗と、具体的な改善方法を解説します。
語学学校の授業料だけで予算を計算する
大学生の留学費用で特に多い失敗は、語学学校の授業料だけを見て予算を決めることです。
留学には、授業料以外にも航空券、滞在費、食費、交通費、ビザ、海外保険、通信費などがかかります。
日本の大学を休学する場合は、休学費や在籍料が必要になる可能性もあります。
授業料以外に確認したい費用
- 語学学校の入学金・教材費
- 往復航空券・空港送迎費
- ホームステイ・学生寮の滞在費
- 食費・交通費・通信費
- ビザ・海外保険の費用
- 日本の大学へ支払う休学費・在籍料
- 現地での観光費・交際費
- 緊急時に使う予備費
たとえば、語学学校の授業料が30万円でも、航空券や滞在費などを加えると、留学総額が70万円以上になることがあります。
改善するには、渡航前・留学中・帰国時の3段階に分けて費用を書き出しましょう。
授業料ではなく留学終了までに支払う総額で判断することが、予算不足を防ぐ基本です。
親への相談を留学直前まで後回しにする
留学費用を親に負担してもらう可能性がある場合は、留学先を決める前に相談しましょう。
学校への申し込みや航空券の予約を済ませてから費用をお願いすると、家族側が十分に検討できません。
まとまった金額を急に用意できず、留学そのものを延期しなければならないこともあります。
親へ相談するときは、単に「留学したい」と伝えるのではなく、目的・期間・総額・自己負担額をまとめて説明します。
複数の留学プランを用意し、費用を抑えた場合の選択肢も見せると、具体的に話し合いやすくなります。
親からの支援を受ける場合でも、本人がバイト代でいくら準備するのかを伝えましょう。
親負担と自己負担の範囲を申し込み前に決めることで、追加費用が発生したときのトラブルも防ぎやすくなります。
奨学金の募集期限を確認していない
留学奨学金は、留学直前に申し込めるとは限りません。
制度によっては、留学開始の半年から1年以上前に募集が締め切られます。
大学を通して申し込む奨学金では、実施団体の締め切りよりも早く学内選考が行われることもあります。
応募には、成績証明書、語学スコア、推薦状、留学計画書などが必要です。
締め切りの数日前に制度を見つけても、書類の発行や推薦状の依頼が間に合わない可能性があります。
奨学金を見つけたら、募集開始日だけでなく、学内締め切りと必要書類をすぐに確認しましょう。
- 正式な応募締め切り
- 大学内の応募締め切り
- 語学スコアの種類と有効期限
- 推薦状を依頼する相手
- 成績や家計に関する応募条件
- ほかの奨学金との併給条件
JASSOでは、海外留学向けの給付型・貸与型奨学金や、外国政府などが提供する奨学金が案内されています。
現地のアルバイト代を前提に資金計画を立てる
留学先で働ける国であっても、現地のアルバイト代を前提に資金計画を立てるのは避けましょう。
到着後すぐに仕事が見つかるとは限らず、英語力や職歴、都市、渡航時期によっては、採用まで数週間以上かかる可能性があります。
学生ビザで働ける時間や仕事にも条件があります。
特に短期の語学留学では、就労が認められないケースもあります。
働ける制度があっても、授業との両立が必要です。
生活費を稼ぐことに追われると、授業の予習や友人との交流に使う時間が減り、留学本来の目的を達成しにくくなります。
資金計画の考え方
授業料と渡航後数か月分の生活費は、日本にいる間に用意しましょう。
現地のアルバイト収入は、生活費の減少を抑えたり、帰国後の資金を残したりするための補助として考えると安心です。
仕事が決まらなくても生活できる資金と、緊急帰国に使える予備費を準備することが重要です。
現地で働く予定がある場合は、渡航先政府の公式サイトで最新の就労条件を確認してください。
留学エージェント1社の見積もりだけで決める
留学エージェント1社だけの見積もりでは、提案された料金が高いのか安いのか判断しにくくなります。
同じ国や期間でも、紹介される語学学校、滞在方法、授業時間、サポート内容によって総額は変わります。
最低でも2〜3社へ同じ条件を伝え、費用とサービスを比較しましょう。
| 比較する項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 学校費用 | 授業料・入学金・教材費 |
| 滞在費 | 個室・相部屋・食事の有無 |
| 手数料 | 学校手配・ビザ・送金の費用 |
| サポート | 出発前・現地・緊急時の対応 |
| 契約条件 | キャンセル料・返金条件 |
比較するときは、片方をホームステイの個室、もう片方を学生寮の相部屋にしないように注意してください。
条件が違えば、料金差がエージェントによるものか、滞在方法によるものか分からなくなります。
無料相談を受けても、その場で申し込む必要はありません。
見積もりを家族や大学へ持ち帰り、留学総額と契約条件を確認してから決めましょう。
バイトを増やしすぎて英語学習や単位取得に失敗する
留学費用を早く貯めようとしてバイトを増やしすぎると、大学の授業や英語学習に影響する可能性があります。
収入が増えても、単位を落としたり成績が下がったりすると、交換留学や奨学金の応募条件を満たせなくなることがあります。
留学前の語学力も十分に準備できません。
バイトを増やしすぎたときの失敗例
- 授業やゼミを欠席するようになる
- 課題や試験勉強の時間が不足する
- 大学の成績が下がる
- TOEICや英会話の勉強を中断する
- 奨学金の申請書類を準備できない
- 留学直前の手続きが間に合わない
通常の授業期間は勤務時間を抑え、春休みや夏休みに収入を増やす方法がおすすめです。
英語学習もゼロにせず、毎日15分でも単語やリスニング、英会話の練習を続けましょう。
留学費用を貯めることは目的ではなく、海外で学びたいことを実現するための準備です。
お金・単位・英語力の3つを同時に守れる計画を立てることが、留学の成功につながります。
円安や現地の物価上昇を考慮していない
海外留学の費用は、学校へ申し込んだ時点の見積もりから変わる可能性があります。
授業料や滞在費が現地通貨で設定されている場合、円安が進むと日本円で支払う金額が増えます。
現地の家賃や食費、交通費が値上がりすれば、留学中の生活費も予定を超えるかもしれません。
たとえば、現地通貨で1万通貨を支払う場合、1通貨100円なら100万円ですが、1通貨110円になると110万円です。
同じ学校とプランでも、日本円では10万円の差が生じます。
為替を正確に予測することは難しいため、現在のレートだけで限界まで予算を組まないことが大切です。
メモ
申し込み時だけでなく、出発3か月前と1か月前にも予算を計算し直しましょう。
留学総額とは別に予備費を用意しておけば、為替や物価が変動したときにも対応しやすくなります。
学校への支払期限や適用される為替レートも確認してください。
エージェント独自の固定レートや為替手数料が設定されている場合は、見積もりにどのように反映されているか質問しましょう。
留学費用が足りない大学生の対処法
留学費用が足りない場合でも、すぐに借り入れを選ぶ必要はありません。
まずは留学期間・国・都市・留学方法を見直し、給付型奨学金や大学の補助制度を再確認しましょう。
それでも不足する場合に限り、返済計画を立てたうえで貸与型奨学金や教育ローンを検討することが大切です。
留学期間を短くする
留学費用が足りない場合は、最初に留学期間を短くできないか検討しましょう。
1年間から半年、半年から3か月へ変更すれば、授業料や滞在費、生活費を大きく抑えられる可能性があります。
大学の春休みや夏休みを利用すれば、休学費や卒業時期への影響も避けやすくなります。
ただし、期間を短くするときは、単純に最も安いプランを選ぶのではなく、留学の目的を達成できるかを確認してください。
海外大学の専門授業を受けたい場合は長期間が必要ですが、英語を話す経験を増やしたい場合は、1か月の短期留学でも一歩を踏み出せます。
| 変更前 | 変更例 | 考え方 |
|---|---|---|
| 1年間 | 半年留学 | 滞在費と生活費を大きく抑える |
| 半年 | 3か月留学 | 目的を絞って集中して学ぶ |
| 3か月 | 1か月留学 | 長期休暇を利用して休学を避ける |
短くした分、出発前にオンライン英会話や英語学習アプリで準備しておくと、現地で英語を使える時間を増やせます。
留学する国や都市を変更する
同じ留学期間でも、国や都市を変更することで費用を抑えられる場合があります。
アメリカやイギリスの大都市が予算に合わない場合は、フィリピンやマルタなどの留学先や、英語圏の地方都市も比較しましょう。
学校の授業内容が目的に合えば、費用を抑えて留学できる可能性があります。
国を比較するときは、授業料だけでなく、航空券、家賃、食費、交通費、ビザ、海外保険を含めた総額を確認します。
授業料が安くても航空券が高ければ、短期留学では大きな節約にならない場合があります。
地方都市も家賃を抑えやすい一方、交通手段や学校の選択肢が限られることがあります。
- 授業料と入学金
- 往復航空券
- 滞在費と食費
- 学校までの交通費
- ビザと海外保険
- 学びたいコースの有無
- 日本人以外と英語を使える環境
最も安い国ではなく、目的を達成できる範囲で総額が安い留学先を選ぶことが重要です。
私費留学から交換留学へ切り替える
私費留学の費用が足りない場合は、在籍大学の交換留学や協定校留学を確認しましょう。
協定内容によっては、留学先大学の授業料が免除され、日本の在籍大学へ通常の授業料を支払う仕組みになっています。
大学独自の奨学金やJASSOの支援制度を利用できる可能性もあります。
交換留学は費用面だけでなく、留学先で取得した単位が認定されやすいこともメリットです。
ただし、語学スコア、大学の成績、面接などの選考があり、希望すれば必ず参加できるわけではありません。
募集時期も早いため、留学したい年度の1年以上前から国際交流課へ相談しましょう。
交換留学でも航空券や滞在費は必要です。
授業料免除だけを見て無料だと思わず、生活費を含めた総額を確認してください。
留学時期を延期してバイト代を貯める
留学費用が足りない場合は、無理に借り入れるのではなく、出発時期を半年から1年延期する方法もあります。
準備期間が長くなれば、毎月の貯金負担を減らしながら、英語力や留学計画を整えられます。
奨学金へ応募できる機会が増えることもメリットです。
たとえば、自己負担額60万円を6か月で貯めるには毎月10万円が必要ですが、18か月なら毎月約3万4,000円です。
大学の授業と両立しやすい金額まで目標を下げられます。
ただし、延期によって卒業や就職活動に影響が出ないかも確認しましょう。
延期期間に進めたい準備
- 留学費用専用の口座へ毎月積み立てる
- 給付型奨学金へ応募する
- TOEIC・IELTS・TOEFLのスコアを上げる
- オンライン英会話で話す練習をする
- 大学の単位を計画的に取得する
- 留学エージェントの見積もりを取り直す
留学を延期することは諦めることではありません。
費用と英語力を十分に準備してから出発するための前向きな選択として考えましょう。
給付型奨学金や大学の補助制度を再確認する
留学費用が不足したら、返済不要の給付型奨学金や大学独自の補助制度をもう一度確認しましょう。
最初に調べた時点では募集前だった制度や、留学先・期間を変更することで応募できる制度が見つかる可能性があります。
大学の国際交流課へ直接相談すると、公式サイトだけでは分からない学内制度を案内してもらえる場合もあります。
確認する範囲は、JASSO、トビタテ!留学JAPAN、在籍大学、自治体、民間財団、外国政府、留学先大学です。
奨学金だけでなく、航空券代の一部補助、語学試験料の補助、授業料免除なども探しましょう。
再確認したい支援制度
- JASSOの海外留学支援制度
- トビタテ!留学JAPAN
- 大学独自の給付型奨学金
- 学部・同窓会による留学支援金
- 自治体や民間財団の奨学金
- 外国政府や留学先大学の授業料免除
奨学金は採用されるまで確定した資金として扱わないことが重要です。
不採用だった場合に、期間を短くするのか、出発を延期するのかも決めておきましょう。
教育ローンや貸与型奨学金は返済額まで確認する
給付型奨学金や留学プランの見直しでも費用が不足する場合は、教育ローンや貸与型奨学金を検討する方法があります。
ただし、借りられる金額だけで判断してはいけません。
卒業後に返済する総額、毎月の返済額、返済期間、利息まで確認し、無理なく返せるか考える必要があります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 借入金額 | 本当に不足している金額だけを借りる |
| 金利 | 固定・変動や利率を確認する |
| 返済総額 | 元金と利息の合計を確認する |
| 毎月の返済額 | 卒業後の生活費と両立できるか考える |
| 返済開始時期 | 在学中・卒業後などの条件を確認する |
貸与型奨学金は、留学前の自己負担を一時的に減らせますが、将来的には本人が返済する費用です。
教育ローンを親が契約する場合でも、誰が返済するのかを家族で明確に決めておきましょう。
JASSOでは、海外留学を対象とする返済が必要な貸与奨学金について案内しています。
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」についても、利用条件、金利、返済期間などを公式情報で確認してください。
参考資料:日本政策金融公庫「国の教育ローン」
借り入れは最初の選択肢ではなく、期間・国・制度・奨学金を見直したあとに検討しましょう。
海外で利用する支払い手段については、留学におすすめのクレジットカードを解説した記事も参考にしてください。
大学生の留学前に準備しておきたい英語学習
留学前の英語学習では、試験の点数だけでなく、現地で実際に使う英語を練習することが大切です。
英語が完璧になってから出発する必要はありませんが、自己紹介や聞き返し方を準備しておくと、授業や友達との会話に入りやすくなります。
留学期間を有効活用するためにも、出発前から「聞く・話す」練習を始めましょう。
留学先で使う日常英会話を練習する
留学前は、難しい英文法よりも、現地生活で繰り返し使う日常英会話を優先して練習しましょう。
空港、語学学校、ホームステイ先、学生寮、買い物、レストランなど、留学直後から英語を使う場面が続きます。
短い表現でも、自分から質問したり希望を伝えたりできれば、留学生活への不安を減らせます。
留学前に練習したい英会話
- 名前・出身地・趣味を伝える自己紹介
- 留学の目的や大学で学んでいる内容の説明
- 聞き取れなかったときの聞き返し方
- 授業で質問や確認をする表現
- ホームステイ先で希望を伝える表現
- レストランやカフェで注文する英語
- 道や交通機関について質問する英語
- 体調不良や困りごとを伝える英語
最初から長い英文を話そうとすると、文法や単語を考えている間に会話が止まりやすくなります。
「Could you say that again?」「Could you speak more slowly?」のような短い文から練習しましょう。
自己紹介も丸暗記するだけではなく、相手から聞かれそうな質問まで想定して練習することが大切です。
僕がオーストラリアへ留学したときも、授業以外で友達やホストファミリーと話す機会が多くありました。
日常会話を準備しておけば、留学初日から自分で行動しやすくなります。
留学前に覚えたい英語を詳しく知りたい方は、留学前に取り組みたい英語学習と優先順位も参考にしてください。
オンライン英会話で話すことに慣れる
留学前に英語を話す経験を増やしたい方には、オンライン英会話が向いています。
単語や文法を勉強していても、実際に人と話す経験が少ないと、知っている表現をすぐに口から出せないことがあります。
特にTOEIC500〜650点程度の方は、英文を読めても会話になると自信を失いやすいため、早めに声に出す練習を始めましょう。
- 英語で自己紹介をする
- 留学する理由を説明する
- 分からないときに質問する
- 講師の説明に英語で反応する
- レストランや買い物の場面を練習する
- ホームステイ先での会話を練習する
- 友達との雑談や質問を練習する
オンライン英会話の目的は、間違えずに流暢な英語を話すことではありません。
まずは、知らない相手と英語で話す緊張に慣れることを目標にしてください。
レッスン前に話したい内容を3つほどメモし、終了後に言えなかった表現を復習すると、毎回の学びを次の会話へつなげられます。
週1回だけ長時間受講するより、短いレッスンを週2〜3回続ける方が英語を話す感覚を保ちやすくなります。
留学まで時間がない場合は、自己紹介、質問、聞き返し、日常生活の4テーマを優先してください。
英語学習アプリで発音とリスニングを強化する
オンライン英会話を毎日受講するのが難しい方は、英語学習アプリを使って発音とリスニングを補強しましょう。
通学中やバイトの休憩時間でも取り組めるため、忙しい大学生でも学習を継続しやすい方法です。
ただし、問題を解いて終わるのではなく、音声を聞き、まねして発音するところまで行うことが大切です。
| 学習内容 | 取り組み方 | 目標 |
|---|---|---|
| 発音 | 音声認識を使って繰り返す | 相手に伝わりやすい音を身につける |
| リスニング | 短い会話を繰り返し聞く | 知っている単語を音で理解する |
| シャドーイング | 音声の直後を追って発音する | 英語の速さとリズムに慣れる |
| 単語 | 音声と例文を一緒に確認する | 会話で使える状態にする |
発音練習では、ネイティブのような発音を目指す必要はありません。
自分の英語が相手へ伝わり、相手の英語を聞き取れる状態を目標にしましょう。
一つの音声を繰り返し聞き、意味を確認したあとに、速度やイントネーションまでまねすると効果的です。
英語字幕を見ながら音声を確認し、最後に字幕なしで聞く流れもおすすめです。
僕自身も英語学習アプリを複数利用してきましたが、画面を見るだけより、実際に声を出した方が会話で使える表現として残りやすいと感じました。
アプリで覚えた表現をオンライン英会話で使うと、インプットとアウトプットをつなげられます。
TOEIC・IELTS・TOEFLの必要スコアを確認する
留学で必要になる英語試験は、留学方法や学校によって異なります。
語学学校への短期留学では、TOEIC・IELTS・TOEFLのスコアが不要な場合もあります。
一方、交換留学や海外大学への進学では、大学が指定する試験と最低スコアを満たさなければ応募できないことがあります。
| 試験 | 主な用途 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| TOEIC | 国内大学の学内選考や英語力の確認 | 在籍大学が認める試験形式 |
| IELTS Academic | 海外大学・カレッジへの出願 | Overallと各技能の最低スコア |
| TOEFL iBT | 海外大学・交換留学への出願 | 総合点と各技能の条件 |
必要な点数は、国だけでなく大学・学部・コースによって異なります。
「海外大学ならIELTS6.0で大丈夫」のように一律で考えず、留学先の募集要項と在籍大学の学内選考条件を確認してください。
スコアの有効期限や、出願締め切りまでに公式結果を提出できるかも重要です。
TOEICは英単語・文法・リスニングの基礎を固め、自分の英語力を数値で把握する目的にも活用できます。
ただし、TOEIC Listening & Readingだけではスピーキングを直接測定しないため、会話練習も並行しましょう。
参考資料:IIBC TOEIC Program「TOEIC Program」
IELTS Academicは、英語で授業を受けるために必要な4技能を測る試験として、世界各地の教育機関で利用されています。
参考資料:IELTS「IELTS for Higher Education」
TOEFL iBTも、海外の大学などが英語力を確認するために利用しています。
留学中の授業で使う英単語を覚える
留学前は、日常会話の単語だけでなく、授業中に使われる英単語も覚えておきましょう。
先生の説明に使われる基本語彙を知らないと、授業内容そのものではなく、指示を理解することに時間を使ってしまいます。
課題、締め切り、グループワークなど、学校生活で繰り返し使う単語から優先して覚えることが大切です。
授業で覚えておきたい英単語・表現
- assignment:課題
- deadline:締め切り
- presentation:発表
- discussion:話し合い
- attendance:出席
- submit:提出する
- review:復習する・見直す
- partner:ペアの相手
- Could you explain that again?:もう一度説明してもらえますか?
- What does this word mean?:この単語はどういう意味ですか?
単語帳の日本語訳だけを暗記するのではなく、授業で使われる短い例文と一緒に覚えましょう。
たとえば、submitなら「I submitted my assignment.」まで声に出します。
自分の専攻分野を海外大学で学ぶ場合は、専門科目の教科書や授業概要を確認し、頻出語を先にまとめておく方法も効果的です。
メモ
分からない単語をすべて日本語へ翻訳しようとすると、授業の流れについていけなくなることがあります。
重要な単語をメモし、授業後に調べる習慣も身につけておきましょう。
英語学習の目的は、出発前にすべて理解できるようになることではありません。
基礎的な表現を準備し、分からないときに質問できる状態を目指してください。
大学生の留学費用に関するよくある質問
大学生の留学費用を調べていると、親からの支援、必要な貯金額、奨学金、現地アルバイトなどについて疑問が出てきます。
費用や制度は留学先によって異なるため、一般的な目安と自分の条件を分けて考えることが重要です。
ここでは、大学生の留学費用に関するよくある質問へ回答します。
大学生の留学費用は親が払うのが普通ですか?
大学生の留学費用を親が払うのが普通とは一概にいえません。
親が全額負担する家庭もあれば、本人がバイト代や奨学金を使って一部または全額を負担する家庭もあります。
家庭の収入、留学期間、兄弟姉妹の教育費などによって状況が異なるため、周囲と比べて決める必要はありません。
おすすめなのは、留学費用を授業料・渡航費・生活費・娯楽費に分け、項目ごとに負担者を決める方法です。
たとえば、授業料と航空券は親、現地生活費と観光費は本人という分け方があります。
本人が現在の貯金やバイト代で準備できる金額を示し、不足分について相談すると、家族も具体的に判断しやすくなります。
大切なのは、どちらが普通かではなく、家族の生活を圧迫せず、本人も納得できる分担にすることです。
大学生が留学するには最低いくら必要ですか?
大学生の留学に必要な最低金額は、国・期間・学校・滞在方法によって異なります。
この記事の試算では、1週間の短期留学で20万〜40万円程度、1か月では35万〜80万円程度が目安です。
ただし、大学の補助金や奨学金を利用できれば、大学生本人の自己負担をさらに抑えられる可能性があります。
一方で、学校が表示している最安料金だけを基準にしてはいけません。
航空券、ビザ、海外保険、食費、交通費、通信費、教材費などが別料金になる場合があります。
必要最低限の金額だけを用意すると、為替変動や航空券変更などに対応できなくなる可能性があります。
- 語学学校・大学へ支払う費用
- 往復航空券
- 滞在費・生活費
- ビザ・海外保険
- 現地交通費・通信費
- 緊急時の予備費
最低額を探すより、希望する条件で見積もりを取り、予備費まで含めた総額を確認しましょう。
バイト代だけで大学生が留学することはできますか?
短期留学であれば、大学生がバイト代だけで費用を準備できる可能性があります。
たとえば、自己負担額が36万円で、留学まで12か月ある場合は、毎月3万円を貯めれば目標に届きます。
春休みや夏休みに勤務を増やせば、通常月の貯金負担を下げることもできます。
一方、半年や1年間の留学費用をバイト代だけで準備するのは簡単ではありません。
長時間働きすぎると、大学の単位、成績、英語学習、奨学金の申請準備に影響する可能性があります。
交換留学や給付型奨学金、親からの一部支援などを組み合わせることも検討してください。
バイト代だけにこだわらない
全額を自分で払うことより、留学の目的を達成することが重要です。
バイトによって英語学習や大学の成績が下がる場合は、準備期間や留学プランを見直しましょう。
毎月の貯金額が現実的でない場合は、出発を延期する、期間を短くする、費用を抑えやすい国を選ぶといった調整が必要です。
大学生向けの返済不要の留学奨学金はありますか?
大学生向けには、原則として返済不要の給付型留学奨学金があります。
代表的な制度として、JASSOの海外留学支援制度、トビタテ!留学JAPAN、大学独自の奨学金、自治体や民間財団の支援制度などが挙げられます。
交換留学、海外研修、正規留学など、対象となる留学方法は制度によって異なります。
給付型奨学金であっても、応募すれば必ず受け取れるわけではありません。
成績、家計、語学力、留学計画、帰国後の活動などが審査される場合があります。
また、学生本人が直接申し込む制度だけでなく、在籍大学を通じて応募する制度もあります。
JASSOの海外留学情報サイトでは、留学先・課程・専攻分野などの条件から奨学金を検索できます。
参考資料:日本学生支援機構「海外留学奨学金検索」
返済不要という言葉だけで判断せず、支給条件・併給条件・採用後の義務まで確認しましょう。
留学奨学金はいつから探し始めるべきですか?
留学奨学金は、できれば留学開始の1年以上前から探し始めましょう。
制度によっては、留学開始の半年以上前に募集が終了します。
大学を通じて応募する制度では、運営団体の締め切りよりも早く学内締め切りが設定される場合もあるため、公式の締め切りだけを見ていると間に合いません。
応募には、成績証明書、語学スコア、推薦状、家計に関する書類、留学計画書などが必要になることがあります。
語学試験の受験日や結果発表日も考慮して準備しなければなりません。
奨学金を探し始める目安
- 留学18〜12か月前:制度と応募条件を調べる
- 留学12〜9か月前:語学試験や必要書類を準備する
- 留学9〜6か月前:申請書・留学計画書を作成する
- 採用決定後:支給時期と必要な自己資金を確認する
奨学金は留学先が決まってから探すのではなく、留学先を選ぶ段階から調べるのがおすすめです。
最新の募集情報は、在籍大学の国際交流課とJASSOの公式情報を確認してください。
大学生は留学先でアルバイトできますか?
大学生が留学先でアルバイトできるかは、国・ビザ・学校・コースによって異なります。
学生ビザを取得していても、すべての留学生が自由に働けるわけではありません。
語学コースだけでは就労できない国や、授業期間中の労働時間に上限が設けられている国もあります。
ワーキングホリデービザであれば働ける国もありますが、渡航できる年齢や滞在期間、同じ雇用主のもとで働ける期間などに条件があります。
制度は変更される可能性があるため、留学エージェントの説明だけでなく、渡航先政府の公式サイトで最新情報を確認してください。
また、制度上働けても、仕事がすぐに見つかるとは限りません。
英語力、職歴、都市、求人状況によっては、収入を得るまで時間がかかります。
現地のバイト代を受け取れる前提で留学費用を計算しないことが重要です。
授業料と当面の生活費は日本で準備し、現地収入は生活費を補うものとして考えましょう。
留学すると大学の卒業時期は遅れますか?
留学によって卒業時期が遅れるかどうかは、利用する留学制度と在籍大学の単位認定によって変わります。
交換留学や認定留学では、留学先で取得した単位が在籍大学の卒業単位として認められ、4年間で卒業できる場合があります。
一方、休学留学では在籍期間に含まれず、卒業が半年から1年以上遅れる可能性があります。
単位認定は、留学先の授業を受ければ自動的に行われるとは限りません。
授業時間、科目内容、成績、提出書類などが大学の条件を満たす必要があります。
留学先を決める前に、学部の教務課や国際交流課へ次の点を確認しましょう。
- 留学中の単位が卒業単位として認定されるか
- 必修科目を帰国後に履修できるか
- ゼミ・卒業論文への影響があるか
- 休学期間が卒業時期にどう影響するか
- 就職活動と留学時期を両立できるか
費用だけでなく、卒業が遅れた場合に追加で必要になる授業料や生活費も確認してください。
オーストラリア留学の選択肢を知りたい方は、大学生のオーストラリア留学の種類・費用・英語力も参考になります。
留学費用の見積もりはどこで取れますか?
大学の交換留学や協定校留学を利用する場合は、在籍大学の国際交流課や留学センターで費用を確認できます。
私費の語学留学を考えている場合は、語学学校へ直接問い合わせるか、留学エージェントへ見積もりを依頼する方法があります。
初めて留学する大学生は、学校料金だけでなく、滞在費やビザなどもまとめて確認できる留学エージェントを活用すると整理しやすくなります。
ただし、留学エージェント1社だけでは、提案された料金が高いのか判断できません。
2〜3社へ同じ国・都市・期間・滞在方法を伝え、見積もりを比較しましょう。
見積もりで確認したい項目
- 授業料・入学金・教材費
- 滞在費・食事の有無
- 航空券・ビザ・海外保険
- 空港送迎・現地サポート
- エージェントの手数料
- 見積もりに含まれない現地費用
- キャンセル料・返金条件
無料相談を受けたからといって、その場で申し込む必要はありません。
見積もりを持ち帰り、家族や大学と相談してから決めましょう。
相談先を比較したい方は、留学エージェントおすすめ比較と失敗しない選び方や、大学生に留学エージェントが必要か解説した記事も参考にしてください。
まとめ|大学生の留学費用は親負担・奨学金・バイト代を組み合わせて準備しよう
大学生の留学費用は、国・期間・学校・滞在方法によって大きく変わります。
短期留学でも授業料以外に航空券、滞在費、海外保険、生活費などが必要です。
表示されている学校料金だけを見るのではなく、出発から帰国までに必要な留学費用の総額を確認しましょう。
- 在籍大学の交換留学・協定校留学を最初に確認する
- 親負担と大学生本人の自己負担を項目ごとに決める
- 給付型奨学金を留学の1年以上前から探す
- 自己負担額から毎月の貯金目標を逆算する
- バイトを増やしすぎて学業や英語学習を犠牲にしない
- 留学エージェント2〜3社から同じ条件で見積もりを取る
- 円安や予想外の支出に備えて予備費を用意する
- 出発前から日常英会話とリスニングを練習する
親に費用を負担してもらうことも、自分のバイト代で準備することも、どちらが正解というわけではありません。
家庭の状況や留学目的に合わせて、親からの支援、給付型奨学金、大学の補助制度、本人の貯金を組み合わせることが大切です。
費用が足りない場合も、すぐに借り入れを選ぶ必要はありません。
留学期間を短くする、国や都市を変える、交換留学へ切り替える、出発を延期するといった方法があります。
貸与型奨学金や教育ローンを利用する場合は、借りられる金額だけでなく、卒業後の返済総額まで確認しましょう。
留学は、費用を用意して海外へ行くだけでは終わりません。
現地で英語を使い、新しい人と出会い、自分の価値観や将来の選択肢を広げることに意味があります。
出発前から英語を話す練習を始め、限られた留学期間を有効に使えるように準備してください。
具体的な留学先や学校選びに迷っている方は、留学エージェントおすすめ比較で、対応国やサポート内容を確認してみてください。
留学前の英語力に不安がある方は、留学前に取り組みたい英語学習を参考に、日常英会話から準備を始めましょう。
渡航準備を進める段階では、留学におすすめのeSIM、留学保険の選び方、留学におすすめのクレジットカードもあわせて確認してください。