「英会話アプリを毎日使えば、本当に英語を話せるようになるの?」
英語学習アプリは気軽に始められる一方、アプリだけで勉強を続けていても、実際の外国人を前にすると話せないのではないかと不安になる方も多いでしょう。
結論からいうと、英会話アプリだけでも、初心者〜中級者が日常英会話や旅行英語を話すための力は伸ばせます。
特に、単語や文法の知識はあるのに英語が口から出てこない方は、発音練習やAI英会話、ロールプレイを活用して発話量を増やすことで、「分かる英語」を「使える英語」へ変えていけます。
ただし、予想外の質問への対応や外国人と話す緊張感など、アプリだけでは身につけにくい力があるのも事実です。
この記事では、英会話アプリだけでどこまで話せるようになるのか、上達する人と話せないままの人の違い、効果的な7ステップの勉強法まで初心者向けに分かりやすく解説します。
「まずはアプリから英会話を始めたい」「できるだけ一人で練習してから人との会話に挑戦したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
英会話アプリだけで話せるようになる?結論:英会話の土台は十分作れる
結論からいうと、英会話アプリだけでも、初心者〜中級者が英語を話すための土台は十分に作れます。
特に「単語や文法はある程度わかるのに、会話になると言葉が出てこない」という方は、アプリを使って発話量を増やすことで改善を目指せます。
ただし、「英語を話せる」の基準によっては、アプリだけでは足りない部分もあります。
ここでは、英会話アプリだけでどこまで上達できるのかを具体的に見ていきましょう。
まず「英語を話せる」の基準を決めよう
英会話アプリだけで話せるかを考える前に、まずは自分にとって「英語を話せる」とはどのような状態なのかを決めましょう。
海外旅行で注文やチェックインができることと、仕事で複雑な意見を英語で説明できることでは、必要な英語力が大きく異なるからです。
たとえば、海外旅行が目的なら「レストランで注文できる」「ホテルで希望を伝えられる」「道を聞ける」といった状態でも、十分に実用的な英会話力といえます。
一方、外国人の友達と長時間雑談したり、仕事について議論したりするには、さらに幅広い語彙や臨機応変な対応力が必要です。
| 目標 | アプリだけで目指しやすいか | 練習内容 |
|---|---|---|
| 短い英語を口に出す | ◎ | 音読・発音練習 |
| 海外旅行の定型会話 | ◎ | 場面別ロールプレイ |
| 簡単な日常英会話 | ○ | AI英会話・質問への回答 |
| 外国人との自由な雑談 | △ | アプリ+実際の会話 |
| 高度な議論・仕事の英語 | △ | 実践的な対話練習が必要 |
上記はあくまでWJEで考える目安ですが、「話せる・話せない」を二択で考えないことがポイントです。
欧州評議会のCEFRでも、外国語能力は単なるテストの点数ではなく、「その言語を使って何ができるか」という観点から段階的に示されています。
たとえばB1では、旅行中に起こりやすい多くの場面へ対応することなどが目安に含まれています。
参考資料:Council of Europe「Global scale - Table 1 (CEFR 3.3): Common Reference levels」
メモ
最初から「外国人と何時間でも話せる状態」を目指す必要はありません。
まずは「自己紹介ができる」「レストランで注文できる」「質問へ2〜3文で答えられる」のように、できることを一つずつ増やしましょう。
留学や海外生活を目標にしている方は、留学前にやっておきたい英語学習と勉強の優先順位もあわせて確認してみてください。
初心者〜中級者ほど英会話アプリの効果を感じやすい
英会話アプリは、特に「英語の知識は少しあるけれど、口から出てこない」という初心者〜中級者と相性が良い学習方法です。
TOEICの勉強などで単語や文法を覚えていても、それだけで自動的に会話ができるようになるわけではありません。
たとえば「昨日、友達と大阪へ行きました」と言いたいとき、「yesterday」「friend」「Osaka」という単語を知っていても、「I went to Osaka with my friend yesterday.」とすぐに文章へ組み立てられないことがあります。
この「知っているけれど使えない英語」を、声に出して使える状態へ近づけるのが英会話アプリの役割です。
アプリなら同じ質問へ何度でも答えたり、同じフレーズを繰り返し音読したりできます。
人を相手にすると「間違えたら恥ずかしい」と感じる方でも、自分のペースで練習しやすい点は大きなメリットです。
ただし、選択問題を解くだけでは発話練習になりにくいため、音読・発音判定・ロールプレイ・AI英会話など、自分が実際に声を出す機能を積極的に使いましょう。
英語アプリを使った学習方法を詳しく知りたい方は、留学前におすすめの英語学習アプリも参考にしてみてください。
人との会話まで完全にアプリだけで再現するのは難しい
英会話アプリには多くのメリットがありますが、実際の人との会話をすべてアプリだけで再現するのは難しいと考えておきましょう。
現実の英会話では、相手が用意されたシナリオ通りに話してくれるとは限りません。
「Where are you from?」と聞いた後に、出身地だけではなく旅行経験や日本について質問されるなど、会話は予想していない方向へ広がります。
相手の表情を見ながら言い方を変えたり、聞き取れなかったときに聞き返したり、自分から質問を追加したりする力も必要です。
欧州評議会のCEFRでも、コミュニケーションを「聞く・話す」といった個別技能だけで捉えるのではなく、他者との「Interaction(やり取り)」を含む活動として整理しています。
つまり、英会話では一方的に正しい英文を話すだけではなく、相手と意味をやり取りする力も重要です。
参考資料:Council of Europe「Descriptive scheme」
そのため、最初はアプリだけで練習しても問題ありませんが、慣れてきたら人との会話も取り入れるのがおすすめです。
「アプリでフレーズを覚える→AIと練習する→オンライン英会話や実際の会話で使う」という順番なら、人と話すことに抵抗がある方でも段階的に進められます。
タカリンの実感
僕自身、オーストラリアへ留学した経験から感じるのは、実際の会話では「準備していた英語を言う力」だけでは足りないということです。
相手から予想外の返事が来たときに、「Really?」「Why?」「What about you?」などの短い英語で反応できるだけでも、会話は続きやすくなります。
実際の外国人との会話へ進みたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話で、自分に合った練習環境を探してみてください。
英会話アプリだけでも伸ばせる5つの英語力
英会話アプリは、単に英語の問題を解くためのツールではありません。
使い方を工夫すれば、スピーキング・発音・フレーズ・リスニング・英語を組み立てる瞬発力まで幅広く練習できます。
ただし、すべてのアプリで同じ能力を伸ばせるわけではありません。
自分が苦手としている力を確認し、その力を実際に使える機能を選ぶことが大切です。
英会話アプリで伸ばしたい5つの力
- 英語を口から出すスピーキング力
- 伝わりやすく話すための発音・イントネーション
- 日常会話ですぐに使える単語・フレーズ
- 相手の英語を理解するリスニング力
- 日本語から訳さず英語を組み立てる瞬発力
英語を口から出すスピーキング力
英会話アプリで最も意識したいのが、英語を実際に口から出すスピーキング練習です。
英単語や英文を目で見て理解できても、話した経験が少なければ、会話になった瞬間に言葉が出てこないことがあります。
そこで、アプリに英文が表示されたら黙読だけで終わらせず、必ず声に出しましょう。
たとえば「What did you do last weekend?」と質問されたら、模範解答を見る前に「I went shopping with my wife.」「I stayed home and watched a drama.」など、自分について答えてみます。
間違えても構いません。
重要なのは、知識を思い出して、自分で英文を作り、口を動かす回数を増やすことです。
最初から長い文章を作ろうとせず、「主語+動詞」の短い文から始めましょう。
1つの質問に対して1文で答えられるようになったら、次は2文、3文と増やしていくと無理なく会話量を伸ばせます。
英語の発音・イントネーション
英会話では、ネイティブのような完璧な発音を目指す必要はありません。
大切なのは、相手が聞き取りやすい発音で話せるようになることです。
英会話アプリの中には、自分の音声を録音したり、お手本の音声と聞き比べたりできるものがあります。
発音練習をするときは、一つの単語だけではなく、実際の会話で使う短い文章まで声に出しましょう。
たとえば「Could I have some water?」を練習するなら、単語ごとに区切るのではなく、一文全体のリズムや強弱を意識します。
さらに、自分の声を録音して聞き直すと、「思っていたより平坦に話している」「特定の音だけ言いにくい」といった課題にも気づきやすくなります。
欧州評議会のCEFRでも、話す能力を見る際には語彙や文法の正確さだけでなく、流暢さや相互作用など複数の観点が示されています。
発音だけを完璧にしようとするのではなく、相手へ伝えるための話し方全体を意識しましょう。
参考資料:Council of Europe「Qualitative aspects of spoken language use - Table 3」
メモ
発音練習では「判定スコアを100点にすること」を目的にしないようにしましょう。
スコアを上げることより、練習した表現を実際の会話でも迷わず使えることの方が重要です。
日常英会話で使う単語・フレーズ
英会話アプリでは、単語を単体で暗記するだけではなく、実際の会話で使うフレーズとして覚えることがおすすめです。
たとえば「reservation=予約」と覚えるだけでは、ホテルやレストランですぐに使えるとは限りません。
「I have a reservation.」「I'd like to make a reservation.」のように文章ごと覚えておけば、必要な場面で口から出しやすくなります。
特に海外旅行や留学を予定している方は、空港・ホテル・レストラン・買い物・自己紹介など、自分が実際に経験しそうな場面から覚えていきましょう。
- 空港:「Where is the boarding gate?」
- ホテル:「I'd like to check in.」
- レストラン:「Could I have this, please?」
- 買い物:「Can I try this on?」
- 聞き返し:「Could you say that again?」
ただ暗記するだけでなく、「ホテル名を変える」「料理名を変える」「自分の予定に置き換える」など、フレーズの一部を変更して練習すると応用しやすくなります。
留学先で実際に人へ話しかける場面を練習したい方は、留学先で友達を作るときに使える英語フレーズも参考にしてください。
英語を聞き取るリスニング力
英会話は自分が話すだけでは成立しないため、相手の英語を聞き取るリスニング力も欠かせません。
質問を聞き取れなければ、どれだけ単語やフレーズを覚えていても適切に返答できないからです。
アプリでリスニングを練習するときは、音声を一度聞いて正解を選ぶだけで終わらせないようにしましょう。
まず音声だけで内容を確認し、分からなかった部分はスクリプトを見る。
その後、もう一度音声を聞き、自分でも同じように発音するという順番がおすすめです。
たとえば「Would you like anything else?」が聞き取れなかった場合は、文章を確認して意味を理解した後、音声を何度か聞いて自分でも発音します。
「聞く→確認する→もう一度聞く→自分で言う」までセットにすると、英会話につながる練習になります。
また、同じ教材だけでなく、慣れてきたら話者や会話場面が異なる音声にも触れましょう。
実際の会話では毎回同じ声や速さで話してもらえるわけではないため、少しずつ聞く英語の幅を広げていくことが大切です。
英語を瞬時に組み立てる瞬発力
「英文を読めば意味は分かるのに、自分で話そうとすると出てこない」という方は、英語を組み立てる瞬発力を鍛えましょう。
英会話では、完璧な文章を時間をかけて作るより、今持っている英語で素早く反応する力が重要になります。
たとえば「週末は何をしましたか?」と聞かれたとき、頭の中で日本語の長い文章を作ってから翻訳しようとすると、返答まで時間がかかります。
まずは「I went to Osaka.」と答え、その後に「I went shopping with my friend.」「It was fun.」と短い文章を追加していきましょう。
アプリを使う場合も、模範解答を暗記するだけではなく、「質問を見たら5秒以内に何か答える」「同じ質問へ別の答えを3通り作る」といった練習を取り入れてみてください。
英語を考える時間が少しずつ短くなると、実際の会話でも反応しやすくなります。
英語を話す練習そのものを増やしたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選もあわせて確認してみてください。
英会話アプリだけでは上達しにくい4つのこと
英会話アプリは便利ですが、万能ではありません。
特に予想外の会話への対応、対人コミュニケーションの緊張感、多様な話し方への対応、非言語コミュニケーションは、アプリだけでは経験しにくい部分です。
だからといって、最初からオンライン英会話や留学を始める必要はありません。
アプリで基礎を作ったうえで、足りない部分だけ人との会話で補うと効率的です。
| アプリだけでは伸ばしにくい力 | 補う方法 |
|---|---|
| 予想外の質問への対応 | フリートーク・オンライン英会話 |
| 対人会話の緊張への対応 | 人と話す経験を増やす |
| 多様な発音・速度への対応 | 複数の話者の英語を聞く |
| 表情・ジェスチャーの理解 | 対面・ビデオ通話で会話する |
予想していない質問への対応
英会話アプリだけでは鍛えにくい力の一つが、予想していない質問や返答へ臨機応変に対応する力です。
教材のロールプレイでは、ある程度会話のテーマや流れが決まっています。
しかし、実際の人との会話では、相手がどのように答えるか分かりません。
たとえば「Where are you from?」と聞いて「I'm from Australia.」と返ってくるところまでは練習できますが、その後に相手から「Have you ever been there?」と突然聞かれる可能性もあります。
ここで会話を続けるには、準備していた英文だけではなく、その場で理解して答える必要があります。
欧州評議会も、言語学習におけるコミュニケーションを、他者と意味を作っていく相互的な活動として捉えています。
参考資料:Council of Europe「The user/learner as a social agent」
対策としては、AI英会話でも毎回同じシナリオを使わず、自由回答型の練習を増やしましょう。
さらに慣れてきたら、人とのフリートークを取り入れると実践力を高めやすくなります。
外国人との会話特有の緊張感
アプリでスムーズに話せても、初めて外国人と会話すると緊張して言葉が出てこないことがあります。
これは珍しいことではありません。
人との会話では「早く答えなければ」「発音を間違えたらどうしよう」「聞き返されたら恥ずかしい」といった心理的な負担が加わるからです。
いきなり長時間のフリートークへ挑戦する必要はありません。
「自己紹介をする」「質問を一つする」「聞き返しを一回使う」など、小さな目標を決めるのがおすすめです。
アプリで同じ内容を何度も練習してからオンライン英会話で試すと、何も準備せずに話すよりハードルを下げられます。
メモ
人との会話で緊張する場合は、「うまく話すこと」ではなく「準備した英語を一つ使うこと」を最初の目標にしましょう。
一回の成功体験を積み重ねることで、アプリで学んだ英語を実践へ移しやすくなります。
留学先で会話を続けられるか不安な方は、留学で英語の会話が続かないときの対処法も参考にしてください。
さまざまなアクセントや話すスピードへの対応
実際の海外旅行や留学では、教科書やアプリで聞いてきた英語と違って聞こえることがあります。
話す人によって声の高さ、発音、イントネーション、話す速度、言葉の選び方が異なるためです。
そのため、一人の音声や一種類の教材だけを繰り返していると、慣れていない話者の英語を聞いた瞬間に理解できなくなることがあります。
対策としては、アプリ内でも複数の話者が登場する教材を選んだり、日常会話・旅行・仕事など異なる場面の音声を聞いたりしましょう。
聞き取れなかったときの表現も準備しておくと安心です。
- Could you say that again?「もう一度言ってもらえますか?」
- Could you speak more slowly?「もう少しゆっくり話してもらえますか?」
- What does that mean?「それはどういう意味ですか?」
- Sorry, I didn't catch that.「すみません、聞き取れませんでした」
「すべて一度で聞き取らなければならない」と考える必要はありません。
実際の英会話では、分からなければ聞き返すこともコミュニケーションの一部です。
聞き取り力だけでなく、聞き取れなかったときに会話を立て直す英語まで練習しておきましょう。
表情やジェスチャーを含むコミュニケーション
英会話は、英単語と英文だけで行うものではありません。
実際の会話では、相手の表情、声のトーン、視線、ジェスチャー、話すタイミングなども使いながら意味を理解します。
欧州評議会のCEFRでも、実際の言語使用は単純な「読む・書く・聞く・話す」だけでは捉えきれず、相互作用を含めたコミュニケーションとして整理されています。
参考資料:Council of Europe「Descriptive scheme」
たとえば、相手が笑いながら「Really?」と言う場合と、驚いた表情で「Really?」と言う場合では、同じ単語でも受け取る印象が変わります。
また、自分が話しているときに相手が困った表情をしていれば、別の言い方へ変える判断も必要です。
こうした相手の反応を見ながら会話を調整する力は、実際の人とのコミュニケーションを経験することで身につけやすくなります。
そのため、「英会話アプリだけでは意味がない」と考えるのではなく、役割を分けましょう。
アプリでは単語・発音・フレーズ・瞬発力を繰り返し練習し、人との英会話では予想外の返答やリアルなコミュニケーションを経験します。
この組み合わせなら、英語に自信がない方でも段階的に実践へ進めます。
英会話アプリから実践へ進む流れ
- 英会話アプリで基本フレーズを覚える
- 音読や発音練習で口から出せる状態にする
- AI英会話で質問への回答を練習する
- オンライン英会話で人との会話を経験する
- 言えなかった英語をアプリで復習する
「アプリか人との英会話か」の二択にする必要はありません。
まずはアプリだけで始め、慣れてきた段階で少しずつ人との会話を追加する方法なら、初心者でも無理なく続けられます。
実際の会話練習へ進みたい方は、留学前におすすめのオンライン英会話9選を参考に、自分が続けやすいサービスを探してみてください。
英会話アプリで上達する人・話せないままの人の違い
英会話アプリを同じ期間使っていても、話す力が伸びる人と、なかなか話せるようにならない人がいます。
大きな違いは、アプリを「勉強するもの」として使うだけでなく、「実際に英語を使う練習場所」として活用しているかどうかです。
問題を解いて学習記録を増やすだけではなく、声に出す、自分で英文を作る、間違えた表現を使い直すところまで行うことが重要です。
| 上達しやすい使い方 | 上達しにくい使い方 |
|---|---|
| 毎回声に出す | 画面を見るだけ |
| 同じ表現を繰り返す | 一度正解したら終わる |
| 自分について英文を作る | 例文をそのまま覚えるだけ |
| 話せることを増やす | 学習量を増やすことが目的になる |
自分が右側の使い方になっていないか確認しながら、英会話につながる学習へ変えていきましょう。
上達する人は毎回必ず声に出して練習する
英会話アプリで上達する人は、英文を読むだけで終わらせず、できる限り毎回自分の声で英語を発音しています。
英会話で必要なのは、英文を見たときに意味が分かる力だけではありません。
質問を聞いた瞬間に、自分の知っている単語や文法を使って実際に口を動かす必要があります。
たとえば「What do you do on weekends?」という英文を見て意味が分かったら、それだけで次へ進まず、「I usually go to the gym.」「I watch movies at home.」などと声に出して答えてみましょう。
声を出せない場所では単語やフレーズを確認し、自宅に帰ってから同じ内容を音読する方法でも構いません。
「今日アプリを使ったか」ではなく「今日何回英語を口から出したか」を意識すると、英会話のための学習になりやすくなります。
上達する人は同じ表現を繰り返し使う
英会話が上達する人は、新しいフレーズを次々覚えるだけではなく、一度覚えた表現を何度も使っています。
一度意味を理解しただけの英文は、実際の会話になるとすぐに出てこないことがあるからです。
たとえば「I'd like to ~.」を覚えたら、一つの例文だけで終わらせないようにしましょう。
- I'd like to check in.「チェックインしたいです」
- I'd like to order this.「これを注文したいです」
- I'd like to change my seat.「席を変更したいです」
- I'd like to visit Australia.「オーストラリアへ行きたいです」
このように一つの型へ異なる単語を入れるだけでも、使える場面が増えていきます。
さらに翌日や数日後にも同じ表現を使い、「英文を見なくても言えるか」を確認してください。
新しい表現を100個知っていることよりも、必要なときに迷わず使える表現が少しずつ増えていく方が、実際の英会話では役立ちます。
メモ
英会話アプリでは「一度クリアしたレッスンへ戻る」のも立派な学習です。
新しいレッスンへ進むことだけを成長だと考えず、覚えた英語を繰り返し使える状態へ変えていきましょう。
上達する人は自分の言葉で英文を作る
アプリに表示された例文を音読するだけでも発音練習になりますが、さらに英会話力を伸ばすなら、例文を自分の情報へ置き換える練習を取り入れましょう。
自分の趣味、仕事、旅行経験、休日の過ごし方などは、実際の会話でも話す機会が多いためです。
たとえば教材に「I like playing tennis.」と書かれていても、テニスをしないのであれば、そのまま暗記する必要はありません。
「I like watching overseas dramas.」「I like going to the gym.」など、自分が本当に話したい内容へ変えてみましょう。
例文を自分の英語へ変える練習
- 教材:I went to Tokyo last weekend.
- 自分用:I went to Osaka last weekend.
- 教材:I want to study in Canada.
- 自分用:I want to study in Australia.
- 教材:I like playing tennis.
- 自分用:I like watching overseas dramas.
自分について何度も話していると、自己紹介や日常会話で使える「自分専用の英語」が少しずつ増えていきます。
海外旅行や留学の予定がある方なら、現地で実際に伝えそうな内容を優先して練習すると、学習した英語を使う場面までイメージしやすくなります。
留学先で使える会話を準備したい方は、留学先で友達を作るときに使える英語フレーズも参考にしてみてください。
上達しない人はアプリを進めることが目的になっている
英会話アプリで注意したいのが、レッスン数、連続学習日数、スコアなどを増やすこと自体が目的になってしまうことです。
学習を続けるための目安として記録を見ることは役立ちますが、アプリ内で高得点を取ることと、実際に英語を話せることは同じではありません。
たとえば選択肢を見れば正解できても、「昨日何をしましたか?」と何も見ずに聞かれたときに答えられなければ、まだ会話で使える状態とはいえません。
たとえば週末に、その週に学んだテーマについて30秒話して録音してみましょう。
以前より止まらず話せる、自分の言葉で説明できる、聞き返し表現を使えるといった変化があれば、英会話力が伸びている証拠になります。
英会話アプリの成果を確認する基準
「30日連続で勉強した」だけではなく、「自己紹介を30秒できるようになった」「ホテルで使う5つの表現を見ずに言えるようになった」のように、できることを基準に成長を確認しましょう。
アプリだけで英会話を上達させる7ステップ
英会話アプリを効果的に使うには、ただ毎日レッスンを進めるのではなく、「目的を決める→覚える→声に出す→自分で話す→復習する」という流れを作ることが重要です。
ここからは、英語を話せない初心者でも実践しやすいように、アプリだけで英会話を練習する方法を7ステップで紹介します。
すべてを一度に完璧に行う必要はありません。
まずは1つのテーマを決め、同じ流れを繰り返してみましょう。
| ステップ | やること |
|---|---|
| STEP1 | 英語を使いたい場面を決める |
| STEP2 | 目的に合うアプリを1つ選ぶ |
| STEP3 | 必要な単語・フレーズを覚える |
| STEP4 | 例文を声に出す |
| STEP5 | 自分の英文で会話する |
| STEP6 | 間違えた表現を復習する |
| STEP7 | 何も見ずに話せるか確認する |
STEP1|英語を使いたい場面を1つ決める
最初のステップは、英語を勉強する目的を「英語が話せるようになりたい」で終わらせず、実際に英語を使いたい場面まで具体化することです。
目的が曖昧なままだと、単語、文法、発音、リスニングなど、何から始めればよいか分からなくなります。
海外旅行が目的なら、まずは空港、ホテル、レストランのどれか一つを選びましょう。
留学予定なら、自己紹介やクラスメートとの会話から始めても構いません。
目的の決め方
- 海外旅行:ホテルで英語だけでチェックインする
- レストラン:注文や希望を自分で伝える
- 留学:クラスメートへ自己紹介して質問する
- ワーホリ:仕事や経験について簡単に説明する
- 日常英会話:休日について1分程度話す
たとえば「1か月後にホテルでチェックインできるようになる」と決めれば、必要な単語やフレーズも絞れます。
英会話全体を一度に攻略しようとせず、まずは一つの場面で話せる状態を作り、それから別の場面へ広げるのがおすすめです。
STEP2|自分の目的に合った英会話アプリを1つ選ぶ
目標を決めたら、その目的を練習できる英会話アプリを選びます。
最初から3個も4個も使う必要はなく、メインで使うアプリを1つ決めて継続する方が学習内容を管理しやすくなります。
発音を改善したいのに単語暗記中心のアプリを選んだり、会話力を伸ばしたいのに選択問題しか解いていなかったりすると、目的と学習方法がずれてしまいます。
| 伸ばしたい力 | 重視する機能 |
|---|---|
| スピーキング | AI英会話・自由回答 |
| 発音 | 音声認識・発音フィードバック |
| 旅行英語 | 場面別ロールプレイ |
| 語彙 | 単語・例文・復習機能 |
| リスニング | 会話音声・スクリプト |
アプリを選ぶときは、機能数の多さだけで判断しないことも大切です。
毎日10〜15分でも使いやすいか、自分のレベルに合っているか、実際に声を出す機会があるかを確認してください。
英語学習全体でアプリをどう活用するか迷っている方は、留学前の英語学習でやるべきことも参考にすると、優先順位を整理しやすくなります。
STEP3|単語・フレーズをインプットする
会話練習へ進む前に、その場面で必要になる基本的な単語とフレーズを覚えます。
英語を話すには材料が必要なので、知らない単語を無理にその場で作ろうとするより、まず頻繁に使う表現を準備する方が初心者には取り組みやすいです。
たとえばホテルのチェックインを練習する場合は、「reservation」「passport」「room」「breakfast」などの単語と一緒に、実際に使う文章も覚えます。
- I'd like to check in.「チェックインをお願いします」
- I have a reservation.「予約しています」
- Is breakfast included?「朝食は含まれていますか?」
- What time is check-out?「チェックアウトは何時ですか?」
- Could I leave my luggage here?「荷物を預けてもいいですか?」
単語だけを大量に覚えるより、「reservation」なら「I have a reservation.」のように、実際に口から出す形までセットで覚えるのがおすすめです。
最初は5〜10個程度の表現に絞り、それらを使えるようになってから新しいフレーズを追加していきましょう。
STEP4|例文を必ず声に出す
単語やフレーズの意味を理解したら、次は必ず声に出して練習します。
ここで重要なのは、一度読み上げて終わるのではなく、英文を見なくてもある程度言えるまで繰り返すことです。
たとえば「I'd like to check in.」なら、まず英文を見ながら3〜5回音読し、次に画面から目を離して言ってみましょう。
言えなければもう一度確認すれば問題ありません。
さらに、お手本の音声を聞いた直後に同じリズムで真似したり、自分の声を録音して聞き比べたりすると改善点を見つけやすくなります。
通勤中など声を出せない時間はインプット、自宅では発話というように学習場所を分けても構いません。
英会話を目的にするなら「毎日少しでも声を出す時間」を作ることを意識しましょう。
STEP5|AI英会話やロールプレイで自分の英文を作る
覚えたフレーズを声に出せるようになったら、次はAI英会話やロールプレイを使い、模範解答を見ずに自分で英文を作る練習へ進みます。
ここからが「覚えた英語」を「使える英語」へ変える段階です。
ホテルをテーマにするなら、「あなたは海外のホテルへ到着しました。チェックインしてください」という状況で会話してみましょう。
用意された文章をそのまま読むのではなく、自分の名前、滞在日数、希望などを使って答えます。
ロールプレイの練習例
- ホテルでチェックインする
- レストランで料理を注文する
- 空港で搭乗口を尋ねる
- 留学先で自己紹介する
- 週末に何をしたか説明する
途中で言葉が出なくても、すぐに模範解答を見るのではなく、まず知っている簡単な英語で言い換えてみてください。
難しい単語を一つ使うよりも、簡単な英文を2〜3文続けられる方が実際の会話では役立ちます。
AIだけでなく人との会話にも挑戦したくなったら、留学前におすすめのオンライン英会話9選も選択肢になります。
STEP6|間違えた表現を翌日にもう一度使う
英会話アプリで間違えた英文は、その場で正解を確認して終わらせず、翌日にも使ってみましょう。
「間違いを直した」ではなく「次は自分で言えるようになった」状態まで持っていくことが重要です。
たとえば「I went to shopping.」と言ってしまい、「I went shopping.」へ修正したとします。
その場では理解できても、翌日になると同じ間違いをすることがあります。
そこで、間違えた表現だけをスマートフォンのメモなどへ残しておきます。
復習するときの3ステップ
- 間違えた英文と正しい英文を確認する
- 正しい英文を3〜5回声に出す
- 翌日に英文を見ずにもう一度使う
さらに「I went shopping yesterday.」「I went shopping with my friend.」のように少し内容を変えると、丸暗記ではなく応用できる表現として定着させやすくなります。
新しいレッスンを増やすことよりも、昨日言えなかった英語が今日は言えるようになることを学習の成果として考えましょう。
STEP7|何も見ずに英語を話せるか確認する
最後は、アプリの模範解答や英文を隠して、そのテーマについて自分だけで話してみます。
この確認を行うことで、「見れば分かる英語」から「自分で使える英語」へ変わっているかを判断できます。
たとえば「海外ホテルでチェックイン」というお題だけを見て、30秒ほど英語を話してみましょう。
完璧な英文を作る必要はありません。
途中で止まっても、どこまで自分の力で話せたかを確認することが目的です。
スマートフォンで録音すると、「どこで止まったか」「同じ単語ばかり使っていないか」「言いたかったのに言えなかった内容は何か」を確認できます。
言えなかった英文は、再びSTEP3〜STEP6へ戻って練習してください。
7ステップは何度でも繰り返す
STEP7まで終わったら、次は別の場面で同じ流れを繰り返します。
「ホテルでチェックインできる→レストランで注文できる→自己紹介できる」のように話せる場面を一つずつ増やしていけば、英会話アプリだけでも実用的な英語の土台を作れます。
留学先で実際に英語を使うところまで練習したい方は、留学先で友達を作るときに使える英語フレーズや、留学で英語の会話が続かないときの対処法もあわせて活用してみてください。
レベル別|英会話アプリだけで話せるようになる勉強法
英会話アプリの効果を高めるには、現在の英語力に合った練習を選ぶことが大切です。
TOEIC500点前後と800点前後では、つまずきやすいポイントも優先すべき練習も異なります。
ここではTOEICスコアを一つの目安として、500点前後・600〜700点台・800点前後の3段階に分けて、英会話アプリの使い方を紹介します。
| TOEICスコアの目安 | 主な課題 | 優先したい練習 |
|---|---|---|
| 500点前後 | 英文を作る土台が不安定 | 中学英語・短いフレーズ |
| 600〜700点台 | 知識はあるが口から出ない | 発話・瞬間英作文・ロールプレイ |
| 800点前後 | 会話が単調になりやすい | 自由会話・言い換え・意見表現 |
なお、TOEIC Listening & Reading Testは「聞く・読む」能力を測定する試験です。
そのため、TOEICスコアが高いからといって、そのまま同じレベルのスピーキング力があるとは限りません。
参考資料:IIBC TOEIC Program「TOEIC Listening & Reading Test」
TOEIC500点前後|中学英語と短いフレーズから始める
TOEIC500点前後の方は、難しいフリートークへ進む前に、中学英語と短い英会話フレーズを使って「自分で一文を作る力」を身につけることから始めましょう。
この段階では、知っている単語が少なかったり、be動詞・一般動詞・過去形・疑問文などを会話の中ですぐに使えなかったりすることがあります。
たとえば「昨日何をしましたか?」と聞かれたときに、長い説明をしようとする必要はありません。
「I worked yesterday.」「I watched a movie.」「I went shopping.」のような短い英文を素早く言える状態を目指します。
TOEIC500点前後で優先したい練習
- 中学レベルの基本文法を復習する
- 1文5〜10語程度の短い英文を音読する
- 自己紹介・買い物・ホテルなど場面別フレーズを覚える
- Yes・Noだけで終わらず一文追加する
- 聞き返し表現を覚える
初心者ほど「ペラペラ話すこと」を目標にすると挫折しやすくなります。
まずは「短くても自分の意思を英語で伝えられること」を目標にしてください。
基礎から何を勉強すればよいか迷っている方は、留学前の英語学習でやるべきことも参考にしてみてください。
TOEIC600〜700点台|知っている英語を口から出す練習を増やす
TOEIC600〜700点台になると、基本的な単語や文法をある程度理解していても、会話になると知っている英語がすぐに出てこないという悩みが増えてきます。
このレベルでは新しい知識を増やすことだけでなく、すでに知っている英語を何度も口から出す練習を優先しましょう。
たとえば「旅行が好きです」なら「I like traveling.」だけで終わらず、「I like traveling abroad.」「I went to Australia before.」「I want to visit Canada next.」と短い文章を続けます。
完璧な一文を作ろうとするより、簡単な英文を複数つなげる方が会話を続けやすくなります。
- 質問を聞いたら5秒以内に答えてみる
- 一つの質問へ2〜3文で答える
- 同じ質問に違う答えを3パターン作る
- AI英会話で場面別ロールプレイをする
- 言えなかった表現を記録して翌日に使う
このスコア帯では、「知識を増やさなければ話せない」と考えて単語帳や文法問題ばかり続けてしまうことがあります。
しかし、知っている基本表現を会話で自由に使えるようにするだけでも、話せる内容は大きく増えます。
インプット中心の学習から、発話を含むアウトプット中心の学習へ少しずつ比重を移すことを意識しましょう。
留学先で実際に使える会話を増やしたい方は、留学先で友達を作るときに使える英語フレーズも練習に活用できます。
TOEIC800点前後|自由会話と表現の幅を増やす
TOEIC800点前後になると、基本的な単語・文法・リスニング力が身についている方も多いため、決められた例文を繰り返すだけでなく、自分の意見を自由に話す練習を増やしていきましょう。
たとえば「Do you think studying abroad is worth it?」という質問に対して、「Yes, I do.」だけで終わらず、理由や自分の経験まで2〜4文程度で説明します。
さらに「important」ばかり使っているなら「useful」「valuable」など別の表現へ置き換えるなど、自分が繰り返し使っている単語にも注目してください。
この段階では、AIに「旅行」「仕事」「留学」「海外生活」などのテーマを設定してもらい、1〜2分程度話す練習もおすすめです。
同じ内容をもう一度話し、1回目より分かりやすく説明できるか確認する方法も効果的です。
また、AI相手ならある程度話せるようになった段階で、人との英会話も取り入れると、予想外の質問や話題の変化への対応力を鍛えられます。
会話が途中で止まりやすい方は、留学で英語の会話が続かないときの対処法も参考にしてください。
TOEICスコアは英会話学習の目安として使う
TOEIC500点だからこの方法しかできない、800点だから必ず自由会話ができるという意味ではありません。
実際にアプリで話してみて、「英文そのものを作れない」「知っているけれど出てこない」「話せるけれど表現が単調」のどこで困っているかを確認し、自分の課題に合った練習を選びましょう。
話せるようになる英会話アプリの選び方5つ
英会話アプリを選ぶときは、利用者数や収録単語数だけを見るのではなく、自分が実際に英語を話す機会をどれだけ作れるかを確認しましょう。
英単語や文法を学べるアプリでも、発話機能がほとんどなければスピーキング練習には向かない場合があります。
ここでは「アプリだけで英会話を上達させたい」という人が確認したい5つのポイントを紹介します。
| 選ぶポイント | 確認したい機能 |
|---|---|
| 発話量 | 音読・音声回答 |
| フィードバック | 発音・英文の修正 |
| 実践性 | AI英会話・ロールプレイ |
| 復習 | 間違い・履歴の確認 |
| レベル調整 | 初級〜上級・難易度設定 |
実際に声を出して練習できる
英会話を目的にアプリを選ぶなら、最初に確認したいのが「自分が声を出す機会が十分にあるか」です。
英単語の意味を選んだり、英文の空欄を埋めたりする学習も英語力の土台にはなりますが、それだけでは自分から話す練習が不足しやすくなります。
音読、音声入力、質問へのスピーキング回答など、自分の声を使う機能があるアプリを選びましょう。
特におすすめなのは、質問を聞いた後に画面上の選択肢を押すのではなく、自分の言葉で回答できるタイプです。
たとえば「What do you usually do after work?」と聞かれたときに、答えが表示される前に自分で英文を作れれば、実際の会話に近い練習になります。
アプリを選ぶときに試してほしいこと
無料体験や無料機能がある場合は、5〜10分使った後に「今日は何回、自分の英語を声に出しただろう?」と確認してみてください。
ほとんど声を出していない場合は、英会話よりインプット中心のアプリである可能性があります。
発音や英文をフィードバックしてもらえる
一人で英会話を練習するときの弱点は、自分の間違いに気づきにくいことです。
そのため、英会話アプリを選ぶ際は、発音や自分が作った英文についてフィードバックを受けられるかも確認しましょう。
たとえば「昨日買い物へ行った」と伝えるつもりで不自然な英文を作った場合、修正理由まで確認できれば、次の会話で正しい表現を使いやすくなります。
発音についても、単に「正解・不正解」だけを見るのではなく、どの単語や音が伝わりにくかったのかを確認できる機能が便利です。
フィードバック機能があっても、確認するだけでは会話力につながりにくくなります。
「間違える→理由を確認する→正しく言い直す」までを1セットにして使うことがポイントです。
ロールプレイや自由会話ができる
旅行や留学で実際に使える英会話を身につけたいなら、場面別のロールプレイや自由会話ができるアプリがおすすめです。
単語や例文を覚えるだけでなく、相手から質問された内容を理解し、その場で自分の答えを作る経験を増やせるからです。
海外旅行を想定するなら、ホテルのチェックイン、レストランでの注文、空港での質問、買い物など、自分が経験しそうな状況を選びましょう。
ロールプレイで確認したい場面
- 空港で搭乗口や手荷物について質問する
- ホテルでチェックインや希望を伝える
- レストランで注文や変更をお願いする
- 留学先で自己紹介や質問をする
- 休日・趣味・旅行について雑談する
初心者はシナリオが用意されたロールプレイから始め、慣れてきたら自由回答の割合を増やしていくと取り組みやすくなります。
同じ場面を何度か繰り返し、毎回少し違う表現を使うのもおすすめです。
ただし、AIとの自由会話ができても、人との会話を完全に再現できるわけではありません。
実際の会話に慣れたい段階では、人と話す機会も少しずつ加えていきましょう。
間違えた内容を復習できる
英会話アプリは、たくさんのレッスンを収録していることよりも、自分が間違えた内容へ戻りやすいかも重要です。
英会話では、一度正しい表現を確認しただけでは、次に同じ状況になったときに再び言えないことがあります。
学習履歴、お気に入り、苦手問題、間違い一覧などの機能があれば、自分専用の復習教材として活用できます。
たとえば月曜日に「Could you say that again?」がうまく言えなかったら、その日のうちに練習し、火曜日にも何も見ずに言えるか確認します。
さらに「Could you speak more slowly?」など似た場面で使う表現も追加すると、実際の会話で対応できる幅が広がります。
- 間違えた英文を保存する
- 正しい英文を声に出して言い直す
- 翌日に何も見ずに再現する
- 3日後や1週間後にも使ってみる
- 別の単語へ置き換えて応用する
復習機能が弱いアプリでも、自分でスマートフォンのメモへ残せば対応できます。
新しい内容を増やすだけでなく、「以前言えなかった英語を言えるようにすること」を重視しましょう。
自分の英語レベルに合わせて学習できる
最後に確認したいのが、自分の英語力に合わせて難易度を調整できるかどうかです。
英会話初心者がいきなり難しいニュースや抽象的なテーマについて自由会話をすると、英文をほとんど作れず、学習そのものが苦痛になることがあります。
反対に、中級者が「Hello.」「How are you?」のような簡単な表現だけを繰り返していても、新しく話せる内容は増えにくくなります。
そのため、「少し考えれば答えられる程度」の難易度から始められるアプリを選びましょう。
| レベル | 向いている練習 |
|---|---|
| 初心者 | 短い例文・音読・定型フレーズ |
| 初中級者 | 質問回答・場面別ロールプレイ |
| 中級者 | AI自由会話・瞬間的な受け答え |
| 中上級者 | 意見説明・言い換え・長めの会話 |
また、レベル設定だけでなく、自分で会話テーマを選べるかも確認してください。
海外旅行が目的なら空港やホテル、留学が目的なら自己紹介や学校生活など、これから実際に使う可能性が高い英語を優先することで、学習目的が明確になります。
英会話アプリ選びで迷ったときは、機能をすべて比較するより、「今の自分が話せない原因を解決できるか」を基準にすると選びやすくなります。
留学を目的に英語学習を進めている方は、留学前の英語学習でやるべきこともあわせて確認し、アプリ以外の学習も含めて優先順位を整理してみてください。
英会話アプリだけでは伸びなくなったらオンライン英会話を組み合わせよう
英会話アプリだけで練習を続けていると、ある程度の段階で「AI相手なら話せるけれど、人を相手にすると言葉が出ない」と感じることがあります。
その場合は、アプリをやめるのではなく、英会話アプリとオンライン英会話を組み合わせるのがおすすめです。
アプリで何度も練習してから人との会話で試し、言えなかった表現をもう一度アプリで復習することで、インプットと実践をつなげやすくなります。
アプリからオンライン英会話へ進むタイミング
オンライン英会話を始めるタイミングに、明確なTOEICスコアや学習期間の基準はありません。
おすすめなのは、英会話アプリで基本的な受け答えができるようになり、「次は人と話してみたい」と感じたタイミングです。
特に、AIとのロールプレイでは答えられるのに、実際の人との会話には自信がない場合は、次のステップへ進む時期と考えられます。
オンライン英会話を始めるタイミングの目安
- 自己紹介を30秒程度できるようになった
- AI相手なら簡単な質問に答えられる
- 旅行英語など基本フレーズをいくつか使える
- アプリだけでは成長を感じにくくなってきた
- 実際の外国人と話せるか試したくなった
ただし、「もっと単語を覚えてから」「文法を完璧にしてから」と待ち続ける必要もありません。
オンライン英会話では、うまく話せなかった経験そのものが「自分に足りない英語」を知るきっかけになります。
たとえば自己紹介はできても、講師から「Why did you start studying English?」と聞かれて答えられなければ、次に練習すべきテーマが明確になります。
メモ
オンライン英会話を始める基準は、「十分に話せるようになったか」ではなく「アプリで覚えた英語を人相手に試してみたいか」で考えてみましょう。
最初から25分間ずっと流暢に話す必要はありません。
英会話アプリで予習してオンライン英会話で実践する
英会話に自信がない方は、何も準備せずオンライン英会話を受けるより、アプリでレッスン内容を予習してから人との会話で使う方法がおすすめです。
事前に話すテーマと使いたい表現を決めておけば、「何を話せばいいのか分からない」という状態を減らせます。
たとえばオンライン英会話で「海外旅行」をテーマに話すなら、レッスン前にアプリで旅行に関する単語や表現を練習しておきましょう。
- I like traveling abroad.「海外旅行が好きです」
- I went to Australia a few years ago.「数年前にオーストラリアへ行きました」
- I'd like to visit Canada someday.「いつかカナダへ行きたいです」
- My favorite part of traveling is trying local food.「旅行では現地の料理を食べることが好きです」
レッスンでは、覚えた4つすべてを使えなくても問題ありません。
「今日はこの表現を1つ使う」と決めて実践するだけでも、アプリ内で暗記するだけの学習とは違った経験になります。
最初は「自己紹介」「趣味」「海外旅行」「休日」など、何度も話せるテーマから始めましょう。
同じテーマを別の講師と繰り返す方法も有効です。
知っている英語を実際の人に伝えて「通じた」という経験を増やすことで、英語を話すことへの抵抗も減らしやすくなります。
オンライン英会話の後はアプリで復習する
オンライン英会話を受けた後は、「25分話せたから終了」にしないことが大切です。
レッスン中に言えなかった内容を確認し、英会話アプリを使ってもう一度練習すると、実践で見つかった弱点を次の会話へつなげられます。
たとえば講師へ「最近、英語学習を再開しました」と言いたかったのに英文が出てこなかったとします。
レッスン後に自然な表現を確認し、「I recently started studying English again.」など、自分が使いやすい英文として声に出して練習します。
翌日のアプリ学習でも同じ英文を使い、何も見ずに言えるか確認しましょう。
| タイミング | やること |
|---|---|
| レッスン前 | アプリで単語・フレーズを予習 |
| レッスン中 | 覚えた英語を実際に使う |
| レッスン直後 | 言えなかった内容をメモする |
| 翌日 | アプリで正しい英文を再練習する |
| 次回 | 同じ表現をもう一度使う |
このサイクルを繰り返せば、「英会話アプリ」と「オンライン英会話」が別々の勉強になりません。
アプリは何度でも練習できる場所、人との会話は実力を試す場所として使い分けられます。
予習→実践→復習→再実践の流れを作ることが、知っている英語を使える英語へ変えるポイントです。
タカリンの実感
僕自身、これまで複数のオンライン英会話を利用してきましたが、レッスンを受けるだけよりも「今日言えなかったこと」を後から確認した方が次の会話につながりやすいと感じています。
オンライン英会話は「英語を教えてもらう場所」と考えるだけでなく、「自分の英語でどこまで伝えられるか試す場所」として活用するのがおすすめです。
英会話アプリだけで話せるかに関するよくある質問
最後に、英会話アプリだけで勉強したい方が疑問に感じやすいポイントをまとめます。
特に「無料でも大丈夫?」「1日何分必要?」「何個使えばいい?」といった疑問は、学習を始める前に気になるところです。
大切なのはアプリの数や学習時間だけではなく、実際に英語を声に出して使えているかです。
自分に合った方法を決めるための参考にしてください。
無料の英会話アプリだけでも話せるようになる?
無料の英会話アプリでも、基本的な単語・フレーズ・発音・リスニングなどを練習できるため、英会話の基礎作りには活用できます。
そのため、最初から必ず有料アプリへ課金しなければ話せるようにならないわけではありません。
まず無料版を使って、自分が毎日続けられるか試してみるのもおすすめです。
ただし、無料版では利用できるレッスン数、AIとの会話時間、発音フィードバック、復習機能などが制限されるサービスもあります。
無料・有料のどちらを選ぶ場合でも、「どれだけ機能があるか」ではなく、自分が必要な練習を十分にできるか確認しましょう。
無料アプリを5個使うより、自分に合う1つを決めて継続した方が学習内容を整理しやすくなります。
英会話アプリは1日何分やればいい?
英会話アプリの学習時間に、すべての人へ当てはまる絶対的な正解はありません。
初心者であれば、まずは1日10〜15分程度でもよいので、毎日英語を声に出す習慣を作ることから始めるのがおすすめです。
たとえば15分なら、「5分フレーズ確認→5分音読→5分AI英会話」のように分けられます。
| 学習時間 | 取り組み方の例 |
|---|---|
| 5分 | 昨日のフレーズを音読・復習する |
| 10分 | フレーズ学習+発音練習 |
| 15分 | インプット+発話+AI英会話 |
| 30分 | 復習+ロールプレイ+自由会話 |
時間だけを増やして、30分間ずっと画面を見ているだけでは、英会話の練習としては十分とはいえません。
反対に10分でも、その大半を英語を考えて声に出す時間として使えば、スピーキング練習になります。
「今日は何分やったか」と同時に「今日は何回英語を話したか」も確認することがポイントです。
忙しい日は5分、余裕のある日は20分というように調整しても構いません。
無理な目標を設定して数日でやめるより、続けられる学習量から始めましょう。
初心者でもAI英会話を使って大丈夫?
初心者でもAI英会話を使って問題ありません。
むしろ、人との英会話に緊張する方にとっては、間違いを気にせず何度でも話し直せる練習場所として活用しやすい方法です。
ただし、最初から「好きなテーマについて自由に10分話してください」といった使い方をすると、何を話せばよいか分からなくなる可能性があります。
初心者は、場面や使う表現がある程度決められたロールプレイから始めると取り組みやすくなります。
初心者向けAI英会話の始め方
- STEP1:自己紹介など簡単なテーマを選ぶ
- STEP2:使いたいフレーズを3〜5個覚える
- STEP3:AIとの短いロールプレイで使う
- STEP4:修正された英文を声に出して言い直す
- STEP5:同じテーマでもう一度会話する
たとえば「ホテルでチェックインする」というテーマなら、「I have a reservation.」など必要な表現を先に覚え、それをAI相手に使ってみます。
慣れてきたら質問数を増やしたり、予定していなかった質問にも答えたりして、少しずつ自由度を高めましょう。
注意点
AIが提示する英文や説明をすべて無条件に正しいと考えるのではなく、違和感がある表現や重要な内容は辞書などでも確認しましょう。
AI英会話は「何度も話す練習相手」として使い、実際のコミュニケーション経験とは分けて考えることも大切です。
英会話アプリはどれくらい続ければ効果が出る?
英会話アプリを何か月使えば話せるようになるかは、現在の英語力、1日の学習量、練習内容、目指すレベルによって変わります。
そのため、「3か月でペラペラになる」のように期間だけで効果を判断しないことが大切です。
おすすめは、期間ではなく「英語で何ができるようになったか」を確認する方法です。
- 自己紹介を30秒できるようになった
- 趣味について3文で説明できるようになった
- ホテルで使う表現を見ずに言えるようになった
- AIからの簡単な質問へすぐ答えられるようになった
- 1分間、自分の経験について話せるようになった
たとえば1か月ごとに同じテーマについて録音し、以前の音声と比較してみる方法があります。
止まる回数が減った、話せる文章が増えた、同じ単語ばかり使わなくなったなど、具体的な変化を確認できます。
欧州評議会のCEFRでも、外国語能力は「何ができるか」を示すCan-Do型の記述によって段階的に整理されています。
参考資料:Council of Europe「Global scale - Table 1 (CEFR 3.3): Common Reference levels」
学習期間そのものをゴールにせず、話せる場面を一つずつ増やすことを目標にしましょう。
アプリだけで英会話を勉強するなら何個使うべき?
英会話アプリを始めるなら、基本的にはメインで使うアプリを1つに絞るのがおすすめです。
アプリを何個も入れると、それぞれの学習記録を進めるだけで時間がなくなり、復習や発話がおろそかになることがあります。
まずは自分の最も大きな課題を一つ決め、それを解決できるアプリを中心に使いましょう。
たとえば「英語が口から出ない」ならAI英会話、「発音に自信がない」なら発音練習に強いアプリをメインにします。
必要であれば、補助として単語やリスニング用のアプリを1つ追加する程度でも十分です。
| 使い方 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 1つに集中 | ◎ | 学習と復習を管理しやすい |
| メイン+補助の2つ | ○ | 異なる弱点を補いやすい |
| 3つ以上を毎日使用 | △ | 学習が分散しやすい |
アプリの数を増やすことより、1つの教材を繰り返して「このフレーズなら何も見ずに使える」という状態を増やす方が英会話につながります。
まとめ|英会話アプリだけでも話す力は伸ばせる。大切なのは「声に出して使うこと」
英会話アプリだけでも、単語・フレーズ・発音・リスニング・スピーキングなど、英語を話すための土台は十分に鍛えられます。
特に「単語や文法は勉強しているのに、英語が口から出てこない」という初心者〜中級者にとって、何度でも声に出して練習できることは英会話アプリの大きなメリットです。
ただし、アプリを毎日起動するだけで自然に話せるようになるわけではありません。
英会話アプリで上達するためのポイント
- 「英語を使いたい場面」を具体的に決める
- 自分の目的に合ったアプリを1つ選ぶ
- 英文を見るだけでなく必ず声に出す
- 例文を自分の経験や情報へ置き換える
- AI英会話やロールプレイで実際に使う
- 間違えた表現を翌日にも使う
- 何も見ずに話せるか定期的に確認する
アプリだけで伸ばしにくいのは、予想していない質問への対応や、人と話すときの緊張感などです。
AI相手ならある程度会話を続けられるようになったら、オンライン英会話などを組み合わせて実践経験を増やすと、次の段階へ進みやすくなります。
この記事の結論
英会話アプリだけでも「英語を話す土台」は作れます。
大切なのは、アプリを進めることではなく、「昨日言えなかった英語を今日は言えるようにすること」です。
まずは1日10分程度でも構わないので、今日覚えた英語を実際に声に出すところから始めてみてください。
最初から外国人と話すことに抵抗がある方は、英会話アプリで発話量を増やすところから始めましょう。
そして、人との実践練習へ進みたくなったらオンライン英会話を組み合わせることで、「勉強して分かる英語」から「自分で使える英語」へ少しずつ変えていけます。