留学中に「毎日英語を聞いているのに、思ったほど話せるようにならない」と悩む人は少なくありません。
海外に滞在しているだけで、英語力が自動的に伸びるわけではないからです。
大切なのは、語学学校や日常生活で触れた英語を、その日のうちに復習し、次の会話で使うことです。
この記事では、留学中に英語力を伸ばすための考え方と、スピーキングを中心とした具体的な勉強法を紹介します。
こんな方におすすめ
- 留学中なのに英語力が伸びている実感がない方
- 語学学校の授業以外に何を勉強すればよいか分からない方
- 単語や文法は分かるのに英語をうまく話せない方
- 残りの留学期間を無駄にしたくない方
留学中に英語力を伸ばすには授業以外の勉強も必要
留学中に英語力を伸ばすには、語学学校の授業や現地での会話に加えて、自分で復習する時間が必要です。
授業や日常生活は英語を使う貴重な機会ですが、理解できなかった内容をそのままにすると、同じ場面で何度もつまずいてしまいます。
現地で得た経験を自分の英語として定着させることが、留学中の勉強では重要です。
海外で生活するだけでは英語が自然に伸びるとは限らない
海外で毎日生活していても、英語を積極的に使わなければ、英語力が大きく伸びるとは限りません。
スーパーでは商品をレジに持っていくだけで買い物ができ、飲食店でもメニューを指差せば注文できます。慣れてくると、「Yes」「No」「Thank you」などの短い表現だけで生活できる場面も増えていきます。
その結果、英語を使っているつもりでも、実際には毎日同じ会話を繰り返している状態になりやすいです。
留学中は、英語に囲まれている時間の長さよりも、知らない表現に出会い、自分で調べ、実際に使った回数が大切です。
例えば、カフェで注文できたことだけで満足するのではなく、店員におすすめを聞いたり、商品の違いを質問したりすると、使える英語の幅が広がります。
海外生活を英語の練習場所として意識的に活用することが、留学を英語力の向上につなげるポイントです。
メモ
「今日は英語を使ったか」ではなく、「今日は新しい表現を使ったか」を振り返ってみましょう。
同じ短い会話を繰り返すだけでなく、毎日一つでも新しい質問や表現を試すことが大切です。
留学前の段階で基礎英語に不安がある方は、留学前に取り組みたい英語の勉強法も参考にしてください。
語学学校の授業だけでは復習時間が不足しやすい
語学学校の授業では、文法・単語・リスニング・スピーキングなど、さまざまな内容を学びます。
しかし、授業中に理解できなかった表現や、うまく答えられなかった質問を放置すると、次の授業ではさらに新しい内容が進んでしまいます。
授業は新しい英語を知り、実際に使う場所です。一方、自分の弱点を整理し、覚えた内容を定着させるには、授業後の復習が欠かせません。
例えば、授業で仮定法を習った場合、教科書を読み返すだけでなく、自分の生活に関する例文を作ることが効果的です。
「If I had more time, I would travel around Australia.」のように、自分が実際に話しそうな内容に置き換えると、会話でも使いやすくなります。
授業で学んだ英語を自分の言葉に変えるところまでが勉強だと考えましょう。
授業後に確認したいこと
- 意味が分からなかった単語やフレーズ
- 先生の説明で聞き取れなかった部分
- 質問されたのに答えられなかった内容
- 会話で使えなかった文法や表現
- 翌日の授業で使ってみたい英語
復習に長い時間をかける必要はありません。
授業後に20分程度、その日のノートや教科書を見直すだけでも、分からないまま次へ進むことを防げます。
重要なのは、授業を受けたことに満足せず、翌日の会話で使える状態まで練習することです。
インプット・実践・振り返りのサイクルを作る
留学中の英語学習では、インプットだけでもアウトプットだけでも十分ではありません。
単語や文法を覚えるインプット、授業や日常生活で使う実践、うまくいかなかった部分を確認する振り返りを繰り返すことが重要です。
例えば、授業で「誘いを断る表現」を学んだら、その日のうちに音読します。友達から誘われたときに実際に使い、言葉に詰まった部分があれば、帰宅後にもう一度確認します。
このサイクルを回すと、英語を覚えるだけでなく、必要な場面ですぐに取り出せるようになります。
反対に、単語帳を読むだけでは会話の瞬発力が身につきにくく、会話だけを続けても同じ間違いが残る可能性があります。
「覚える・使う・直す」の3段階を毎日の習慣にすることが、留学中の英語力を効率よく伸ばす方法です。
- 授業や教材で新しい英語を知る
- 音読や例文作成で使う準備をする
- 授業・買い物・友達との会話で実際に使う
- 言えなかった部分や間違いを記録する
- 修正した表現を翌日の会話でもう一度使う
最初からすべてを完璧に行う必要はありません。
まずは、その日に言えなかった英語を一つだけ調べ、翌日に使うことから始めてみましょう。
留学中の英語勉強法を決める前に確認すること
留学中の勉強を始める前に、目標・弱点・学習時間・使用する教材を整理しましょう。
目的を決めずに勉強を始めると、教材を増やしすぎたり、今の自分に必要のない内容へ時間を使ったりする可能性があります。
何を勉強するかより、なぜ勉強するのかを先に決めることが大切です。
留学終了時に達成したい英語の目標を決める
最初に、留学が終わるまでにどのような状態になりたいのかを決めましょう。
「英語を話せるようになりたい」という目標だけでは、何をどれくらい練習すべきか判断しにくくなります。
「授業で毎日1回は質問する」「初対面の人と5分間会話を続ける」「英語でアルバイトの面接を受ける」など、行動で確認できる目標にすることが大切です。
資格が必要な人は、「帰国までにTOEIC800点を取る」「IELTSで必要なスコアを目指す」など、数値目標を設定してもよいでしょう。
ただし、試験のスコアだけを追うと、留学中にしか得られない会話の機会が減る場合があります。
会話・生活・仕事・試験など、留学の目的に合わせて優先順位を決めてください。
達成したかどうかを自分で確認できる目標を設定すると、必要な勉強法を選びやすくなります。
留学中の英語目標の例
- 授業で毎日1回以上発言する
- 友達と英語だけで30分会話する
- カフェやレストランで英語を使って働く
- 聞き返す回数を留学開始時より減らす
- 英語で自分の考えと理由を説明できるようになる
目標は途中で変更しても問題ありません。
留学生活に慣れてきたら、1か月ごとに達成状況を確認し、少し難しい目標へ更新していきましょう。
スピーキング・リスニング・単語・文法の弱点を整理する
英語を話せない原因は、人によって異なります。
単語が分からない人もいれば、英文を読めば理解できるのに、音声になると聞き取れない人もいます。
また、単語や文法の知識があっても、間違えることへの不安から発言できない場合もあります。
すべての技能を同じ時間だけ勉強するより、現在の弱点を確認し、優先順位を決めた方が効率的です。
例えば、相手の英語は理解できるのに返事が出てこない場合は、単語帳を増やすより、短い英文を素早く作る練習が必要です。
スクリプトを見れば分かる英語を音声では聞き取れない場合は、単語不足だけでなく、音のつながりや脱落に慣れていない可能性があります。
「英語が苦手」とまとめず、どの場面で何ができないのかを分解することが重要です。
| 困っていること | 考えられる原因 | 優先する勉強 |
|---|---|---|
| 言葉がすぐに出てこない | 英文を作る練習不足 | 瞬間英作文・音読 |
| 相手の英語を聞き取れない | 音声変化への慣れ不足 | 精聴・シャドーイング |
| 会話中に単語が分からない | 生活語彙の不足 | 場面別フレーズ学習 |
| 正しい文を作れない | 基礎文法の理解不足 | 中学文法の復習 |
| 間違いが怖くて話せない | 実践と成功体験の不足 | 短い発言から練習 |
弱点が複数ある場合でも、一度にすべてを改善しようとしなくて大丈夫です。
まずは留学生活で最も困っている場面を一つ選び、2週間程度集中的に練習してみましょう。
1日に確保できる勉強時間を決める
勉強時間は、理想ではなく、実際の留学生活で続けられる長さに設定しましょう。
語学学校へ通っている人は、授業・宿題・友達との交流で一日が終わることもあります。ワーホリ中の人は、仕事の時間やシフトによって学習できる時間が変わります。
最初から毎日2時間などの高い目標を設定すると、予定どおりに進まなかった日に挫折しやすくなります。
授業がある日は30〜60分、仕事で忙しい日は15〜20分など、生活に合わせて複数のパターンを作る方法がおすすめです。
通学中に単語を10分確認し、授業後に20分復習し、寝る前に10分英語日記を書くなど、時間を分けても問題ありません。
長時間勉強することより、現地で得た英語を毎日少しずつ復習することを優先しましょう。
勉強時間の決め方
- 通常の日は30〜60分を目安にする
- 忙しい日は10〜20分の最低ラインを作る
- 休日は平日に記録した内容をまとめて復習する
- 移動時間は単語やリスニングに使う
- 現地交流の時間まで削りすぎない
勉強できない日があっても、翌日にまとめて取り戻そうとする必要はありません。
一つのフレーズを音読するだけでもよいので、英語学習を完全にゼロにしない仕組みを作ることが継続につながります。
使用する教材を増やしすぎない
留学中は、教材をたくさん使うより、今持っている教材を繰り返し使う方が効果的です。
英語力が伸びないと感じると、新しい単語帳や文法書、アプリを次々と試したくなることがあります。
しかし、教材を変えるたびに最初から学び直していると、復習する時間が減り、知識が定着しにくくなります。
基本的には、単語帳・文法教材・リスニング教材をそれぞれ一つ程度に絞りましょう。そのうえで、語学学校の教科書や、現地生活で出会った表現を優先的に復習します。
教材を選ぶ際は、有名かどうかだけでなく、自分のレベルで内容の7〜8割程度を理解できるか、音声が付いているか、日常で使える例文があるかを確認してください。
教材を終わらせることではなく、学んだ英語を会話で使えるようにすることが目的です。
筆者の体験
僕自身も、英語学習中に教材を増やしすぎて、どれも中途半端になった経験があります。
教材を絞り、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認して、音のつながりや脱落を声に出して復習するようになってから、学習内容を整理しやすくなりました。
移動時間に単語・文法・リスニングを復習したい方は、留学におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
留学中におすすめのスピーキング勉強法
留学中にスピーキング力を伸ばすには、話す回数を増やすだけでなく、会話で言えなかった内容を復習することが重要です。
簡単な単語や文法を知っていても、会話中にすぐ取り出せなければ、伝えたいことを表現できません。
ここでは、毎日の留学生活に取り入れやすいスピーキング勉強法を紹介します。
言えなかった英語をスマホやノートに記録する
会話中に言えなかった内容は、その場で諦めず、スマホやノートに記録しましょう。
日本語でメモしても問題ありません。大切なのは、「何を言いたかったのか」「どの場面で困ったのか」を忘れないことです。
例えば、友達に週末の予定を聞かれたとき、「まだ決めていない」と言えなかった場合は、日本語で記録します。その後、「I haven't decided yet.」という表現を調べ、声に出して練習します。
次に同じ質問をされたときに使えれば、その表現は自分の英語として定着し始めています。
単語帳に掲載されている例文よりも、自分が実際に必要とした表現の方が、使う場面をイメージしやすく記憶にも残りやすいです。
現地で言えなかったことは、自分に不足している英語を教えてくれる教材だと考えましょう。
言えなかった英語の記録例
- 言いたかったこと:昨日は疲れてすぐに寝た
- 調べた英語:I was tired, so I went straight to bed.
- 使う場面:翌日の授業や友達との会話
- 復習方法:3回音読して、見ずに言う
記録を増やすだけではなく、週末に見返し、実際に使えた表現へ印を付けてください。
自分が話せるようになった英語を目で確認できるため、成長も実感しやすくなります。
1日3フレーズを翌日の会話で使う
覚えた英語を会話で使えるようにするには、翌日に使うフレーズを事前に決めておく方法がおすすめです。
一度に10個や20個の表現を覚えようとすると、どれも会話で使えないまま忘れてしまう可能性があります。
そこで、授業や日常生活で出会った表現から、翌日に使えそうなものを3つだけ選びます。
例えば、「That makes sense.」「What do you mean?」「It depends on the situation.」など、授業や友達との会話で使いやすい表現を選びましょう。
朝に音読し、使用する場面をイメージしておくと、会話中に思い出しやすくなります。
その日に使えなかった場合は失敗ではありません。翌日も同じ表現を候補に残し、実際に使えるまで繰り返してください。
覚えた数ではなく、会話で使えた数を増やすことが、スピーキング力の向上につながります。
- その日に習った表現から3つ選ぶ
- 声に出して自然に言えるまで練習する
- 誰にどの場面で使うかを決める
- 翌日の授業や日常会話で試す
- 使えなかった表現は次の日も練習する
簡単なフレーズでも、実際の会話で使う経験を重ねると、自信を持って発言しやすくなります。
授業で毎日1回以上発言する
語学学校の授業では、毎日1回以上発言する目標を作りましょう。
「積極的に参加する」という曖昧な目標では、その日の気分や周囲の雰囲気によって発言しないまま終わることがあります。
質問に答える、自分の意見を言う、先生に聞き返すなど、発言の内容は短くても問題ありません。
例えば、意見を求められたときは、「I agree.」だけで終わらず、「I agree because it is more convenient.」のように理由を一つ加えてみましょう。
答えが分からない場合でも、「Could you explain that again?」と質問すれば、英語を使う練習になります。
間違えた英語を先生に直してもらえることも、授業で発言するメリットです。
正しい英語を頭の中で完成させてから話すのではなく、短くても口に出すことを優先してください。
毎日1回の発言に慣れてきたら、午前と午後に1回ずつ発言するなど、少しずつ回数を増やしましょう。
現地生活で英会話ミッションを作る
授業以外でも英語を使うために、毎日一つの英会話ミッションを決める方法がおすすめです。
「現地の人とたくさん話す」という目標では、何をすれば達成したことになるのか分かりません。
一方、「カフェでおすすめを聞く」「クラスメイトをランチに誘う」「店員に商品の違いを質問する」など、具体的な行動を決めると実践しやすくなります。
難しい会話をする必要はありません。最初は、相手に質問を一つして、返ってきた答えに相づちを打つだけでも十分です。
慣れてきたら、質問の後に自分の意見や経験を加え、会話を一往復ずつ長くしていきましょう。
留学先でしか得られない日常の場面を、意識的に英会話の練習へ変えることがポイントです。
英会話ミッションの例
- カフェで人気のメニューを聞く
- クラスメイトに週末の予定を質問する
- 先生に授業内容について一つ質問する
- シェアメイトにおすすめの場所を聞く
- 店員に商品のサイズや違いを確認する
- 友達をランチやイベントへ誘う
会話がうまく続かなかった場合は、その場面を記録してください。
言えなかった英語を帰宅後に調べれば、失敗した経験も次の会話に役立つ学習材料になります。
英語日記に書いた内容を声に出して話す
英語日記は、文章を書く練習だけでなく、スピーキング練習にも活用できます。
日記を書いて終わりにするのではなく、内容を見ずに声に出して説明してみましょう。
例えば、「今日は授業の後に友達とカフェへ行った」という日記を書いたら、いつ、誰と、何を話したのかを英語で追加します。
文章を書くときは時間をかけて単語や文法を確認できますが、会話ではすぐに言葉を出す必要があります。
同じ内容を「書く・読む・見ずに話す」の順番で練習すると、自分がよく使う単語や文法を繰り返し使えるため、会話でも出てきやすくなります。
最初は3文程度で問題ありません。慣れてきたら、出来事に加えて感想や理由も話してみましょう。
書ける英語を話せる英語へ変える練習として、英語日記を活用してください。
| 手順 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 1 | その日の出来事を3文で書く |
| 2 | 文法や単語を確認して修正する |
| 3 | 完成した文章を3回音読する |
| 4 | 文章を見ずに内容を説明する |
| 5 | 翌日に友達との会話で使う |
毎日違うテーマを書くのが難しい場合は、授業・食事・買い物・友達・週末の予定など、留学生活でよく話す話題を繰り返しても構いません。
オンライン英会話で間違いを修正してもらう
留学中でも、オンライン英会話を復習の場として活用できます。
現地には英語を話す機会が多くありますが、友達やシェアメイトが文法や発音の間違いを毎回直してくれるとは限りません。
会話が成立している場合は、多少不自然な英語でも、そのまま話が進むことがあります。
オンライン英会話では、「今日言えなかった英語を自然な表現に直してほしい」「語学学校で習った文法を使って会話したい」など、目的を決めてマンツーマンで練習できます。
フリートークだけを続けるのではなく、留学生活で困った場面を講師に説明し、適切な言い方や発音を確認すると効果的です。
現地での実践と講師からのフィードバックを組み合わせることで、間違いを放置せずに改善できます。
オンライン英会話の活用方法
レッスン前に、言えなかった英語を3つ準備しておきましょう。
講師に自然な言い方へ直してもらい、修正後のフレーズを使ってロールプレイをすると、次の実生活でも使いやすくなります。
留学中の復習に使えるサービスを探している方は、留学におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
オンライン英会話を毎日利用する必要はありません。
週1〜2回でも、現地で言えなかった内容をまとめて確認する時間を作れば、自分だけでは気づきにくい間違いを修正できます。
留学中におすすめのリスニング勉強法
留学中のリスニング力を伸ばすには、英語を長時間聞くだけでなく、聞き取れなかった原因を確認することが大切です。
単語を知らなかったのか、音の変化に気づけなかったのかによって、必要な勉強法は異なります。
ここでは、授業や日常会話で聞き取れなかった英語を、次の会話で理解できるようにする方法を紹介します。
聞き取れなかった表現をその日のうちに確認する
授業や日常会話で聞き取れなかった表現は、できるだけその日のうちに確認しましょう。
時間が経つと、相手が何を話していたのか、どの部分で分からなくなったのかを思い出しにくくなります。
授業であれば教科書やノートを見直し、先生やクラスメイトに聞く方法があります。日常会話では、分からなかった場面や話題だけでもスマホに記録しておきましょう。
確認するときは、単語の意味だけでなく、実際にどのような音で発音されていたかまで聞くことが重要です。
スクリプトを見れば分かる場合は、語彙不足ではなく、音のつながりや話すスピードに慣れていない可能性があります。
聞き取れなかった英語を放置せず、原因まで確認することがリスニング力の向上につながります。
聞き取れなかったときの確認項目
- 知らない単語や表現が含まれていなかったか
- 文章を見れば意味を理解できるか
- 単語同士の音がつながっていなかったか
- 弱く発音されている音がなかったか
- 相手のアクセントや話す速さが原因ではないか
すべての会話を記録する必要はありません。
何度も耳にする表現や、生活で必要だった英語を優先して確認すると、日常会話でも役立てやすくなります。
短い英語音声でシャドーイングする
シャドーイングは、聞こえてきた英語を少し遅れて声に出す練習です。
留学中に取り組む場合は、最初から長い音声を使わず、30秒から1分程度の短い素材を選びましょう。
まずは音声だけを聞き、どこまで理解できるかを確認します。その後、スクリプトを読み、知らない単語や文法を調べてください。
内容を理解したら、音声を聞きながら文章を音読し、慣れてからスクリプトを見ずに声を重ねます。
意味を理解しないまま音だけをまねると、発音練習だけになりやすく、日常会話で使える表現として定着しにくくなります。
短い音声を内容まで理解し、繰り返し練習することがポイントです。
- 音声だけを聞いて理解度を確認する
- スクリプトを読んで意味を理解する
- 音声を聞きながら文章を音読する
- 音のつながりや強弱をまねする
- スクリプトを見ずにシャドーイングする
- 最後にもう一度音声だけを聞く
1回で完璧にできなくても問題ありません。
同じ音声を数日間繰り返すと、以前は聞こえなかった部分を少しずつ認識できるようになります。
リンキングや音の脱落を確認する
英語を文字で見れば理解できるのに、音声では分からない場合は、リンキングや音の脱落に慣れていない可能性があります。
英語は、単語を一つずつ辞書どおりに発音するとは限りません。前後の音がつながったり、一部の音が弱くなったりするため、知っている単語でも別の音に聞こえることがあります。
例えば、「Did you」は会話の中で音がつながり、日本語の「ディド・ユー」とは異なるように聞こえる場合があります。
聞き取れなかった箇所は、スクリプトを見ながら音声を何度も聞き、どの音が変化しているのかを確認しましょう。
その後、自分でも同じリズムと速さで声に出すと、音の仕組みを理解しやすくなります。
聞き取れない原因を単語不足だけで判断しないことが大切です。
| 音の特徴 | 起こること | 練習方法 |
|---|---|---|
| リンキング | 前後の単語の音がつながる | まとまりごとに音読する |
| 音の脱落 | 一部の音が弱くなる・消える | スクリプトと音声を比べる |
| 弱形 | 機能語が弱く発音される | 強く読む語を確認する |
| 音の同化 | 隣の音の影響で発音が変わる | 音声をまねして反復する |
音声変化をすべて暗記する必要はありません。
自分が聞き取れなかった箇所を一つずつ確認し、同じ音を発音できるように練習しましょう。
海外ドラマやYouTubeは短い場面を繰り返し見る
海外ドラマやYouTubeをリスニング教材として使う場合は、長時間視聴するより、短い場面を繰り返し見る方法がおすすめです。
作品を最初から最後まで見るだけでは、内容を楽しむことが中心になり、聞き取れなかった英語をそのままにしやすくなります。
まずは、日常会話が含まれる30秒から2分程度の場面を選びましょう。
最初は字幕なしで見た後、英語字幕を表示して内容を確認します。知らない表現を調べ、登場人物の話し方をまねして音読してください。
最後にもう一度字幕なしで視聴し、最初より聞き取れる部分が増えたか確認します。
視聴時間ではなく、理解して再現できた場面を増やすことが重要です。
動画を教材にする手順
- 日常会話が含まれる短い場面を選ぶ
- 最初は字幕なしで視聴する
- 英語字幕で聞き取れなかった箇所を確認する
- 使いたいフレーズを声に出して練習する
- 登場人物のリズムや感情もまねする
- 最後に字幕なしでもう一度視聴する
難しい医療・法律・歴史などの作品より、学校・仕事・友達・家族などの日常場面が多い動画の方が、留学生活で使える表現を学びやすいです。
動画を使った学習方法を詳しく知りたい方は、留学中にも活用できる英語の勉強法も参考にしてください。
留学先の発音やアクセントに慣れる
留学先では、教材で聞いてきた英語と異なる発音やアクセントに出会うことがあります。
オーストラリア・イギリス・アメリカなど、地域によって母音の響きやイントネーションが異なります。また、留学先では英語を母語としない人とも会話するため、さまざまな話し方を聞くことになります。
最初からすべてを正確に聞き取ろうとせず、よく使われる単語や言い回しを少しずつ覚えましょう。
先生・ホストファミリー・職場の同僚など、日常的に話す相手の表現を記録すると、生活に必要な英語から慣れることができます。
聞き取れない場合は、分かったふりをせず、「Could you say that again?」などを使って確認してください。
特定の発音だけを正解と考えず、さまざまな英語に触れることも留学の大きな学習機会です。
聞き返しても問題ありません
一度で聞き取れないことは珍しくありません。
繰り返してもらうだけでなく、「Do you mean ~?」と自分の理解を確認すると、聞き間違いを防ぎながら会話を続けられます。
相手の英語に慣れるまでは、会話の内容だけでなく、よく使う言葉・話す速さ・イントネーションにも注目しましょう。
留学中に単語・文法を身につける勉強法
留学中の単語・文法学習では、難しい知識を増やすより、生活や授業で必要な英語をすぐに使える状態にすることが重要です。
知っている単語や文法でも、会話中にすぐ使えなければ伝えたい内容を表現できません。
ここでは、語学学校の授業と日常生活を活用し、使える英語を増やす方法を解説します。
語学学校で習った内容を当日中に復習する
語学学校で習った単語や文法は、できるだけ当日中に復習しましょう。
授業直後は、先生の説明や自分が間違えた問題を覚えているため、短い時間でも効率よく見直せます。
復習では教科書を読み返すだけでなく、その日に習った文法を使って、自分の留学生活に関する例文を作ることが大切です。
例えば、現在完了を習った場合は、「I have been in Sydney for two months.」など、自分が実際に話せる文章へ置き換えます。
授業中に答えられなかった質問も、自宅で英文を作り、翌日に先生やクラスメイトへ話してみましょう。
授業内容を自分の経験と結びつけることで、知識として覚えるだけでなく、会話でも使いやすくなります。
- 授業ノートを読み返す
- 分からなかった単語の意味と発音を確認する
- 習った文法で自分に関する例文を3つ作る
- 間違えた問題をもう一度解く
- 翌日の会話で使う表現を一つ選ぶ
毎日すべてを完璧に復習する必要はありません。
その日の授業で特に理解できなかった内容と、会話で使いたい表現を優先しましょう。
単語ではなくフレーズのまとまりで覚える
留学中に新しい単語を覚えるときは、単語だけでなく、会話で使えるフレーズの形で記録しましょう。
例えば、「available」という単語の意味だけを覚えても、会話でどのように使えばよいか分からない場合があります。
「Are you available this weekend?」のように、実際の使用場面を想像できる文章で覚えると、そのまま会話に使えます。
動詞であれば、前置詞や目的語との組み合わせも確認してください。「depend」だけでなく、「It depends on the situation.」まで覚えると、自然な形で発言しやすくなります。
フレーズを記録するときは、日本語訳に加えて、誰に、どの場面で使うかも書いておきましょう。
単語の意味を知ることより、使い方まで覚えることが重要です。
| 単語だけの学習 | フレーズでの学習 |
|---|---|
| available=利用できる | Are you available tomorrow? |
| recommend=勧める | What do you recommend? |
| depend=~による | It depends on the weather. |
| prefer=~を好む | I prefer studying in the morning. |
一つの単語につき、例文を何個も暗記する必要はありません。
留学生活で最も使いそうな文章を一つ選び、実際の会話で繰り返し使いましょう。
知っている単語を会話で使える状態に変える
単語帳を読めば意味が分かるのに、会話では英語が出てこない人は少なくありません。
これは、単語を見て意味を答える練習と、自分の考えを英語で表現する練習が異なるためです。
知っている単語を使える状態に変えるには、自分で短い文章を作り、声に出す必要があります。
例えば、「experience」という単語を知っている場合は、「It was a good experience.」「I want to gain more work experience.」など、留学生活で使える文章を作ります。
その後、文章を見ずに言えるまで繰り返し、友達との会話や授業で使ってみてください。
難しい単語を新しく覚える前に、すでに知っている基本単語で表現できる内容を増やす方法も効果的です。
受け身の語彙を、自分から使える語彙へ変える練習を取り入れましょう。
知っている単語を使えるようにする手順
- 知っているのに会話で使えなかった単語を選ぶ
- 自分の生活に関する短い例文を作る
- 例文を見ずに言えるまで音読する
- 質問されたときの回答に組み込む
- 実際に使えたら記録に印を付ける
覚えた単語数だけでなく、会話で実際に使えた単語数も記録すると、学習の成果を確認しやすくなります。
中学英文法を使って短い英文を作る
留学中の会話では、難しい文法よりも、中学英文法を使って短い文章を素早く作る力が役立ちます。
関係詞や仮定法を正確に使おうとして言葉が止まるより、主語と動詞を使った短い英文を複数つなげた方が、相手に伝わりやすい場合があります。
例えば、「昨日行ったレストランが混雑していて、長時間待った」と言いたい場合は、最初から一文で表現する必要はありません。
「I went to a restaurant yesterday. It was crowded. We waited for a long time.」のように分けても、内容は十分に伝わります。
短い英文を作ることに慣れた後で、接続詞や関係詞を使って文章を長くしていきましょう。
複雑で正しい一文より、簡単でも伝わる複数の英文を優先してください。
瞬間英作文や音読をするときも、日常生活で使いそうな内容を選びましょう。
自分の予定・好きなこと・留学先での経験を短い英文で説明する練習から始めてください。
英語学習アプリを移動時間や待ち時間に使う
留学中にまとまった勉強時間を確保できない場合は、英語学習アプリを移動時間や待ち時間に活用しましょう。
通学中に単語を確認し、バスを待つ間に短いリスニング問題へ取り組むなど、5〜10分でも学習できます。
ただし、アプリを複数入れすぎると、毎日どれを使うか迷い、学習内容が分散しやすくなります。
単語・文法・発音・リスニングなど、現在の弱点に合わせて一つか二つに絞ることが大切です。
アプリ内の学習だけで終わらず、覚えたフレーズを授業や日常会話で使ってください。
隙間時間でインプットし、現地生活でアウトプットする流れを作ると、留学環境を生かせます。
目的別のアプリ活用例
- 単語:通学中に前日の表現を復習する
- 文法:授業で分からなかった項目を確認する
- 発音:言えなかったフレーズを音声判定で練習する
- リスニング:短い音声を繰り返し聞く
- 試験対策:毎日決まった問題数に取り組む
留学中に使いやすいアプリを比較したい方は、留学におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
通信環境が不安定になる場合に備え、オフラインでも使える機能があるか確認しておくと安心です。
留学中にリーディング・ライティングを伸ばす勉強法
留学中はスピーキングとリスニングを優先しがちですが、読む力と書く力も授業・仕事・海外生活で必要です。
学校からの連絡、英語メール、契約内容などを正しく理解するには、リーディング力が欠かせません。
ここでは、留学生活の中で無理なくリーディングとライティングを伸ばす方法を紹介します。
英語日記でその日に使えなかった表現を復習する
英語日記を書くときは、その日の出来事を記録するだけでなく、会話で言えなかった内容も文章にしてみましょう。
例えば、授業で週末の出来事を説明できなかった場合は、帰宅後に辞書や教材を使って英文を作ります。
最初から長い日記を書く必要はありません。「何をしたか」「どう感じたか」「明日は何をするか」の3文だけでも十分です。
完成した文章は必ず声に出し、翌日の会話で使えるように練習してください。
同じ表現を日記と会話の両方で使うと、単語や文法を異なる形で復習できます。
書くことを目的にせず、話せなかった英語を整理するために日記を使うことがポイントです。
初心者向け英語日記の基本構成
- Today, I ~.「今日したこと」
- I felt ~ because ~.「感じたことと理由」
- Tomorrow, I am going to ~.「明日の予定」
- I wanted to say ~.「会話で言えなかったこと」
毎日違う表現を使おうとしなくても問題ありません。
よく使う文法や単語を繰り返し書き、見なくても使える状態にすることを優先しましょう。
学校の課題や英語メールを添削してもらう
語学学校の課題や英語メールを書いた後は、可能であれば先生や講師に添削してもらいましょう。
自分で読み返すだけでは、文法的には間違っていなくても、不自然な言い回しや場面に合わない表現に気づけないことがあります。
添削を受けたら、正しい文章を確認するだけで終わらず、なぜ修正されたのかを理解することが大切です。
同じ間違いを繰り返している場合は、修正前と修正後の文章をセットで記録してください。
英語メールでは、友達への連絡と学校や職場への連絡で、適切な丁寧さが異なります。
相手や状況に合った自然な英語を学ぶために、第三者からのフィードバックを受けることが有効です。
| 確認する項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 文法 | 時制・語順・前置詞が正しいか |
| 単語 | 場面に合う表現を使っているか |
| 自然さ | 直訳のような文章になっていないか |
| 丁寧さ | 相手との関係に合っているか |
| 構成 | 伝えたい内容が分かりやすいか |
修正された文章は、次回の課題やメールで再利用できる形に整理しましょう。
よく使う依頼・質問・お礼などをテンプレートとして保存すると、実生活でも役立ちます。
現地のメニュー・案内・ニュースを教材にする
留学中は、教科書だけでなく、現地で目にするメニュー・交通案内・学校からのお知らせなどもリーディング教材になります。
実生活で必要な文章は、読む目的が明確なため、知らない単語の意味も推測しやすくなります。
例えば、レストランのメニューでは、料理名だけでなく、調理方法や食材に関する表現を学べます。交通案内からは、遅延・運休・乗り換えなど、生活に必要な単語を覚えられます。
すべての単語を辞書で調べる必要はありません。内容を理解するために重要な単語と、今後も使いそうな表現を優先しましょう。
現地で実際に必要になった文章を教材にすることで、学習内容と生活を結びつけられます。
留学先で教材にできるもの
- レストランやカフェのメニュー
- 駅・バス停・空港の案内
- 語学学校から届くメールや掲示物
- スーパーの商品説明やセール表示
- 地域イベントの案内ページ
- 初心者向けの現地ニュース
ニュースを読む場合は、興味のある分野や留学先に関する短い記事から始めましょう。
難しい政治・経済記事を無理に読むより、天気・イベント・交通など、背景知識のある話題を選ぶと続けやすくなります。
同じテーマについて話す・書くをセットにする
リーディング・ライティングとスピーキングを別々に勉強するのではなく、同じテーマで組み合わせる方法がおすすめです。
例えば、「留学先で驚いた文化の違い」について短い記事を読み、自分の意見を英語で書きます。その後、書いた内容を見ずに先生や友達へ説明してみましょう。
読むことで単語や表現をインプットし、書くことで自分の考えを整理できます。最後に声に出すと、学んだ英語を会話で使う練習になります。
会話でうまく言えなかった部分は、再び文章に戻して修正してください。
同じテーマを複数の技能で繰り返すため、毎回新しい教材を探すよりも、表現を定着させやすくなります。
「読む・書く・話す」を一つの学習サイクルとしてつなげることが大切です。
- 興味のあるテーマの短い文章を読む
- 使いたい単語やフレーズを3つ選ぶ
- 自分の意見や経験を英語で書く
- 文章を見ずに1分程度話す
- 言えなかった部分をもう一度書き直す
テーマは、留学生活・授業・食事・友達・仕事・旅行など、自分が実際に話す可能性の高いものを選びましょう。
英語をインプットするだけで終わらせず、自分の経験や意見として表現すると、実際の会話にもつなげやすくなります。
留学中に続けやすい1日の英語学習ルーティン
留学中の英語学習は、長時間取り組むことより、生活の中に無理なく組み込むことが大切です。
学校・仕事・友達との交流で忙しい日に、毎日同じ学習量を求めると続かなくなります。
自分の予定に合わせて複数のルーティンを用意することで、忙しい日でも英語学習を継続しやすくなります。
語学学校に通う日の60分ルーティン
語学学校に通う日は、授業前・授業後・就寝前に学習時間を分けると、合計60分でも効率よく復習できます。
朝は前日に覚えたフレーズを音読し、授業で使う準備をします。授業後は、分からなかった単語や答えられなかった質問を優先して確認しましょう。
夜は、その日に言えなかったことを英語日記へ書き、翌日に使うフレーズを3つ選びます。
一度に60分勉強しようとすると、授業後に疲れて続かないことがあります。10分・15分・20分などに分ければ、留学生活の予定にも組み込みやすくなります。
授業の内容と日常会話で困ったことを、その日のうちに整理することが重要です。
| タイミング | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 朝 | 前日に覚えたフレーズを音読する | 10分 |
| 通学中 | 短い英語音声を聞く | 15分 |
| 授業後 | 授業内容と間違いを復習する | 20分 |
| 就寝前 | 英語日記と翌日のフレーズを準備する | 15分 |
すべての内容を毎日完璧にこなす必要はありません。
授業で分からない部分が多かった日は復習を優先し、会話で困った日はフレーズ練習を増やすなど、学習内容を調整しましょう。
忙しいワーホリ向け20分ルーティン
ワーホリ中は、仕事のシフトや通勤時間によって、まとまった学習時間を確保できない日があります。
そのような日は、20分だけの短いルーティンを用意しておきましょう。
出勤前に5分間フレーズを確認し、通勤中に10分間リスニングを行い、就寝前に5分間だけ言えなかった英語を記録します。
仕事中に使った英語を学習内容にすれば、新しい教材を探す必要はありません。注文の確認、同僚への質問、シフトの相談など、実際に困った場面を優先してください。
短い時間でも、翌日の仕事で同じ表現を使えば、学習と実践をつなげられます。
ワーホリ中の20分ルーティン
- 出勤前5分:仕事で使いたいフレーズを3回音読する
- 移動中10分:短い英語音声や接客フレーズを聞く
- 就寝前5分:言えなかったことを一つ記録する
仕事が忙しい日は、教材を何ページ進めたかより、職場で必要だった英語を一つ使えるようにすることを目標にしましょう。
毎日の仕事そのものを英語の実践場所にすると、学習時間が短くても継続しやすくなります。
休日の90分集中ルーティン
休日は新しい教材を増やすより、平日に記録した英語をまとめて復習する時間に使いましょう。
最初の20分で、授業や仕事で言えなかったフレーズを整理します。次の20分で、聞き取れなかった音声をスクリプトと一緒に確認してください。
その後、30分程度のオンライン英会話や一人でのスピーキング練習を行い、学んだ表現を実際に使います。
最後の20分で、翌週の目標と使いたいフレーズを決めると、次の日から迷わず学習を始められます。
休日はインプットを増やす日ではなく、平日の課題を整理して使える英語に変える日と考えましょう。
| 学習内容 | 時間 | 目的 |
|---|---|---|
| フレーズ整理 | 20分 | 言えなかった英語を確認する |
| リスニング復習 | 20分 | 聞き取れなかった原因を調べる |
| スピーキング練習 | 30分 | 覚えた表現を実際に使う |
| 翌週の準備 | 20分 | 目標と学習内容を決める |
オンライン英会話を利用する場合は、フリートークだけで終わらせず、平日に言えなかった英語を講師に修正してもらいましょう。
留学中の復習に使えるサービスを探している方は、留学におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
勉強できなかった日の最低ラインを決める
留学中は、学校のイベントや仕事、友達との予定が重なり、勉強できない日もあります。
そのような日に備えて、「これだけは行う」という最低ラインを決めておきましょう。
例えば、英語を1フレーズだけ音読する、英語日記を1文だけ書く、5分間だけリスニングするなど、短時間で終わる内容がおすすめです。
毎日30分以上勉強しなければならないと考えると、できなかった日をきっかけに学習習慣が途切れやすくなります。
一方、1分でも英語に触れれば、翌日に通常のルーティンへ戻りやすくなります。
- 英語を1フレーズだけ音読する
- 言えなかった英語を一つだけ記録する
- 英語日記を1文だけ書く
- 短い音声を1回だけ聞く
- 翌日に使いたい表現を一つ選ぶ
勉強できなかった自分を責めるより、翌日に戻るための仕組みを作ることが大切です。
英語レベル別に見る留学中の勉強法
留学中に優先すべき勉強法は、現在の英語力によって異なります。
単語や文法の基礎が不足している段階で、難しいディスカッションばかり練習しても、言葉が出てこず挫折しやすくなります。
現在のレベルに合った課題から取り組み、少しずつ難易度を上げることが大切です。
TOEIC500〜600点は中学文法と生活フレーズを優先する
TOEIC500〜600点程度の人は、中学英文法と留学生活で頻繁に使うフレーズを優先しましょう。
難しい単語を増やすより、現在形・過去形・未来表現・疑問文などを使い、短い英文を作れる状態を目指します。
例えば、買い物・学校・ホームステイ・シェアハウスで使う表現を場面別に覚えると、翌日からすぐに実践できます。
「Could you say that again?」「How do I use this?」「I’m not sure.」など、困ったときに使えるフレーズも準備しておきましょう。
この段階では、長く話すことよりも、短い英文を止まらずに伝える経験を増やすことが大切です。
優先して練習したい内容
- 中学レベルの基本文法
- 自己紹介や趣味についての短い英文
- 買い物・食事・移動で使う生活フレーズ
- 聞き返す・確認するための表現
- 自分の予定や経験を説明する練習
単語や文法の復習には、移動時間に使えるアプリも便利です。
基礎を学べるサービスを探している方は、留学におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
TOEIC600〜700点は音声変化と英語の瞬発力を鍛える
TOEIC600〜700点程度になると、文章を読めば意味が分かるのに、会話では聞き取れない、すぐに返事ができないという悩みが増えやすくなります。
この場合は、単語や文法の知識を増やすだけでなく、英語の音声変化と英文を素早く作る練習が必要です。
聞き取れなかった音声をスクリプトで確認し、リンキングや音の脱落を意識して音読しましょう。
スピーキングでは、日記に書いた文章を見ずに話したり、質問に10秒以内で答えたりすると、英語の瞬発力を鍛えられます。
知っている英語を聞ける・話せる状態へ変えることが、このレベルの重要な課題です。
| 悩み | おすすめの練習 |
|---|---|
| 音声では理解できない | 精聴・音声変化の確認 |
| 返事を考えるのに時間がかかる | 短い質問への即答練習 |
| 同じ表現ばかり使う | 1日3フレーズの実践 |
| 長い文章が作れない | 短い英文を接続詞でつなぐ |
新しい教材を増やす前に、現在使っている教材の例文を声に出し、留学生活の会話に置き換えてみましょう。
TOEIC700〜800点は自分の意見を説明する練習を増やす
TOEIC700〜800点程度の人は、日常的な質問には答えられても、自分の意見を詳しく説明する場面で言葉に詰まることがあります。
この段階では、結論だけで終わらず、理由・具体例・比較を加えて話す練習を増やしましょう。
例えば、「オンライン授業と対面授業のどちらがよいか」と聞かれた場合は、最初に結論を述べ、その後に理由と自分の経験を説明します。
「I prefer face-to-face classes because I can communicate with my classmates more easily. For example, ~」のように、話の型を決めると内容を組み立てやすくなります。
授業のディスカッションや友達との会話でも、自分から理由を一つ加えることを意識してください。
意見を説明するときの基本構成
- 結論:I think ~.
- 理由:This is because ~.
- 具体例:For example, ~.
- 補足:Also, ~.
- まとめ:That is why I think ~.
難しい単語を使うことより、相手が理解しやすい順番で説明することが大切です。
ニュースや授業のテーマについて1分間話し、録音を聞き直すと、理由や具体例が不足していないか確認できます。
試験対策が必要な人は日常英語と学習時間を分ける
帰国後の就職・転職や進学のために、TOEIC・IELTSなどの試験対策が必要な人もいるでしょう。
試験英語と日常英会話は重なる部分がありますが、必要な問題形式や時間配分は異なります。
そのため、学習時間を「現地で使う英語」と「試験対策」に分けることがおすすめです。
例えば、平日の朝は単語や模試へ取り組み、授業後や夕方は、その日に言えなかった表現を復習します。
試験勉強だけに時間を使いすぎると、留学先でしか得られない会話の機会を減らす可能性があります。反対に、会話だけでは試験形式に慣れにくいため、目的に応じた両立が必要です。
留学終了後に必要な成果と、現地で身につけたい英語を分けて考えることがポイントです。
学習時間を分ける例
1日60分勉強する場合は、30分をTOEICやIELTSの対策、残りの30分を授業や日常会話の復習に使う方法があります。
試験日が近づいたら試験対策の割合を増やすなど、時期に合わせて調整しましょう。
スコアだけで成長を判断せず、以前より会話が続くようになったか、聞き返す回数が減ったかも記録しておきましょう。
留学期間別に見るおすすめの英語学習計画
留学中の勉強法は、滞在期間によっても変わります。
短期留学では現地での実践を優先し、長期留学では学習習慣や目標の見直しが必要です。
限られた留学期間で何を優先するかを決めることで、帰国時に達成感を得やすくなります。
1週間〜1か月の短期留学はアウトプットを最優先する
1週間から1か月程度の短期留学では、現地で英語を使う機会を最優先しましょう。
基礎文法や単語を最初から学び直していると、留学期間が終わってしまう可能性があります。
授業で毎日発言する、クラスメイトと昼食を取る、店員に質問するなど、現地にいるからこそできる経験を増やしてください。
その日に言えなかった内容は、夜に一つだけ調べ、翌日の会話で使用します。
短期間でネイティブのように流暢になることを目指すのではなく、英語を話す抵抗を減らし、生活で使えるフレーズを増やすことが現実的です。
- 授業で毎日1回以上発言する
- 日本にいるときより英語を使う場面を増やす
- 1日一つの英会話ミッションを実践する
- 言えなかった英語を翌日に使う
- 現地の友達や先生との交流を優先する
短期留学では、机に向かう時間を増やしすぎて、現地交流の機会を減らさないよう注意しましょう。
基礎学習は渡航前に済ませておくと、留学中の時間をアウトプットへ使いやすくなります。
1〜3か月の留学は毎日の復習習慣を作る
1〜3か月の留学では、授業や日常会話で得た英語を毎日復習する習慣を作りましょう。
最初の数週間は、買い物・交通・学校生活などで必要な生活フレーズを優先します。
生活に慣れてきたら、友達との会話や授業で、自分の意見や経験を詳しく話す練習を増やしてください。
この期間は、新しい環境に慣れたことで満足し、同じ表現だけで生活するようになる可能性があります。
毎週一度、言えなかった表現や使えるようになったフレーズを確認すると、学習内容を見直しやすくなります。
毎日の小さな復習と、週ごとの振り返りを組み合わせることが効果的です。
| 時期 | 優先する学習 |
|---|---|
| 最初の2週間 | 生活フレーズ・聞き返し表現 |
| 3週間目以降 | 会話量を増やす・短い意見を伝える |
| 2か月目以降 | 理由や具体例を加えて話す |
| 帰国前 | 成長の確認・帰国後の学習計画 |
授業で学んだ内容を復習するだけでなく、週末には現地のイベントや交流の場へ参加し、実践機会も増やしましょう。
半年〜1年の長期留学は定期的に目標を見直す
半年から1年の長期留学では、生活に慣れた後のマンネリを防ぐことが重要です。
渡航直後は新しい単語や表現を多く学べますが、数か月経つと決まった友達や同じ生活パターンで過ごし、英語の伸びを感じにくくなることがあります。
1〜2か月ごとに、現在の英語力と留学終了時の目標を見直しましょう。
授業で発言できるようになったら、プレゼンテーションやディスカッションへ挑戦するなど、少し難しい課題を設定します。
友達との日常会話に慣れた人は、現地のボランティアや仕事など、異なる環境で英語を使うことも検討できます。
同じ環境に慣れたタイミングで、新しい英語使用場面を作ることが長期留学では大切です。
長期留学で定期的に見直すこと
- 最初に設定した目標を達成できているか
- 同じフレーズだけで会話していないか
- 英語を使う相手や場所が固定されていないか
- 現在の教材が自分のレベルに合っているか
- 帰国後に必要な資格や英語力は何か
学校のクラスや留学生活に悩みがある場合は、自分だけで抱え込まず、学校のスタッフや留学エージェントへ相談する方法もあります。
オーストラリア留学のサポート内容を確認したい方は、オーストラリア留学エージェントの選び方も参考にしてください。
ワーホリは仕事で使う英語を優先して覚える
ワーホリでは、日常英語だけでなく、仕事探しや職場で必要になる英語を優先しましょう。
仕事を探している段階では、履歴書を渡す表現、求人について質問するフレーズ、面接で自分の経験を説明する英語が必要です。
働き始めた後は、接客・電話・注文確認・同僚への質問など、職種によって必要な英語が変わります。
一般的な英会話教材を最初から進めるより、その日に職場で困った表現を記録し、翌日の勤務前に復習する方が実践的です。
分からない指示をそのままにせず、聞き返す表現や理解を確認するフレーズも準備しておきましょう。
ワーホリで優先したい英語
- 求人や仕事内容について質問する英語
- 面接で経験や勤務可能日を伝える英語
- 職場で指示を確認する英語
- 接客や注文確認で使うフレーズ
- シフト変更や休みを相談する英語
- 分からないときに聞き返す表現
仕事で使う表現は、何度も同じ場面で必要になります。
一度覚えたフレーズを翌日の勤務で使い、相手の反応を確認しながら修正していきましょう。
留学中なのに英語が伸びない原因
留学中に英語力が伸びないと感じても、英語の才能がないとは限りません。
多くの場合は、英語に触れる量ではなく、学んだ内容の使い方や振り返り方に原因があります。
伸びない原因を具体的に分解し、自分に足りない行動を一つずつ改善することが大切です。
語学学校に通うだけで満足している
語学学校へ毎日通っていても、授業を受けるだけでは、学んだ英語が十分に定着しないことがあります。
授業では新しい単語や文法を次々と学ぶため、理解したつもりでも、実際の会話では使えないまま進んでしまいやすいからです。
特に、授業中に答えられなかった質問や、聞き取れなかった説明をそのままにすると、同じ場面で再び困る可能性があります。
授業後はノートを眺めるだけでなく、習った表現で自分の例文を作り、翌日の授業で使ってみましょう。
語学学校は英語力を自動的に伸ばしてくれる場所ではなく、新しい英語を知り、練習相手やフィードバックを得る場所です。
授業外で復習と実践を行うことで、学んだ内容が少しずつ使える英語へ変わります。
授業後に一つだけ復習する
授業内容をすべて復習しようとすると負担が大きくなります。
「今日言えなかった表現」や「先生に直された英文」を一つ選び、翌日に使うことから始めましょう。
日本語だけで過ごす時間が長くなっている
留学先で日本人の友達を作ること自体は、悪いことではありません。
生活上の悩みを相談でき、情報交換もできるため、安心して留学生活を続ける助けになります。
問題は、日本人と過ごすことではなく、授業外のほとんどを日本語だけで過ごし、英語を使う場面が減ってしまうことです。
例えば、放課後は毎日日本人だけで食事をし、住まいでも日本語だけを話していると、授業以外で英語を試す機会が少なくなります。
日本人の友達と過ごす時間をなくす必要はありませんが、「昼食は他国のクラスメイトも誘う」「週に1回は英語だけで話す」など、自分なりのルールを決めましょう。
大切なのは、交流する相手の国籍ではなく、留学中に英語を使う時間を意識的に確保できているかどうかです。
間違えることを恐れて発言していない
単語や文法を知っていても、間違いを恐れて発言しなければ、スピーキング力は伸びにくくなります。
頭の中で正しい英文を完成させようとしている間に、話題が変わったり、別の人が先に答えたりすることもあります。
留学中の授業や友達との会話では、完璧な文章を作ることより、短くても自分の考えを伝えることを優先しましょう。
例えば、長い理由を説明できない場合は、「I agree because it is convenient.」のような一文から始めても問題ありません。
発言すれば、相手の反応から伝わったかを確認でき、先生から間違いを直してもらえる可能性もあります。
間違いは英語力が低い証拠ではなく、改善点を見つけるための材料です。
毎日1回発言する、会話で一つ質問するなど、達成しやすい目標から始めてください。
インプットとアウトプットの一方に偏っている
英語力を伸ばすには、単語や文法を学ぶインプットと、会話や英作文で使うアウトプットの両方が必要です。
単語帳や文法書ばかり勉強していると、知識は増えても、会話中にすぐ取り出せないことがあります。
反対に、会話だけを続けていると、いつも同じ単語や表現を使い、文法や発音の間違いが残りやすくなります。
例えば、授業で新しいフレーズを覚えたら、その日の会話で使い、帰宅後に正しく使えたか振り返りましょう。
「覚える」「使う」「修正する」の3段階を繰り返すと、インプットとアウトプットを自然につなげられます。
| 偏り | 起こりやすい問題 | 改善方法 |
|---|---|---|
| インプット中心 | 意味は分かるが話せない | 例文作成・音読・会話 |
| アウトプット中心 | 同じ表現や間違いが残る | 文法確認・添削・復習 |
| 振り返り不足 | 同じ場面で何度も困る | 言えなかった英語を記録 |
現在の勉強がどちらかに偏っていないか、1週間の学習内容を振り返ってみましょう。
勉強法や教材を頻繁に変えている
英語力が伸びないと感じると、新しい教材や勉強法を次々と試したくなることがあります。
しかし、教材を頻繁に変えると、毎回最初の部分だけを勉強する状態になり、復習や反復が不足しやすくなります。
留学中は、語学学校の教科書、単語教材、リスニング教材など、目的ごとに使うものを絞りましょう。
新しい教材を始める前に、現在の教材で覚えた表現を会話で使えているか確認することも大切です。
教材が自分に合っていない場合は変更しても構いませんが、「飽きたから」「すぐに効果を感じないから」という理由だけで変えるのはおすすめできません。
同じ例文を繰り返し音読し、見なくても言える状態にしてから、次の内容へ進みましょう。
留学中に使う教材やアプリを整理したい方は、留学におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。
英語力の成長を感覚だけで判断している
留学中は毎日英語に触れているため、自分の小さな成長に気づきにくいことがあります。
「まだ英語を話せない」という感覚だけで判断すると、以前より会話が続くようになっていても、成長していないと思い込んでしまいます。
英語力を確認するには、毎週同じテーマで1分間話して録音する、言えなかったフレーズと使えたフレーズを記録するなど、比較できる材料を残しましょう。
授業で発言した回数や、聞き返さずに理解できた場面を記録する方法もあります。
試験を受ける人はスコアも一つの指標になりますが、日常会話の変化までスコアだけで判断することはできません。
過去の自分と比較できる記録を作ることで、成長と今後の課題を客観的に確認できます。
英語力の成長を確認する方法
- 毎週同じテーマで1分間スピーチを録音する
- 授業で発言した回数を記録する
- 使えるようになったフレーズに印を付ける
- 聞き返した回数や困った場面を振り返る
- 月に一度オンラインテストや模試を受ける
留学中の英語学習で避けたいNG勉強法
留学中は学習時間が限られているため、効果の低い方法を何となく続けないことが大切です。
取り組んでいる安心感だけで満足すると、実際の会話で使える英語が増えない場合があります。
ここでは、留学中に避けたい勉強法と、具体的な改善方法を解説します。
海外ドラマやYouTubeを流すだけで終わる
海外ドラマやYouTubeを長時間流していても、内容をほとんど理解していなければ、十分なリスニング練習にならないことがあります。
映像や日本語字幕だけで内容を理解し、英語の音を意識せずに見ている場合は、娯楽としての視聴に近い状態です。
教材として活用するなら、30秒から2分程度の短い場面を選び、最初は字幕なしで聞きましょう。
その後に英語字幕で聞き取れなかった部分を確認し、使いたいフレーズを音読します。
最後にもう一度字幕なしで聞き、最初より理解できるようになったか確認してください。
視聴した時間ではなく、理解して再現できるようになった場面を増やすことが重要です。
動画を楽しむ時間と、集中して学習する時間を分けると、無理なく続けられます。
自分のレベルより難しい教材ばかり選ぶ
難しい教材を使えば英語力が早く伸びるとは限りません。
知らない単語や文法が多すぎる教材では、内容を理解するまでに時間がかかり、音読や会話練習まで進めないことがあります。
留学中の教材は、内容の7〜8割程度を理解でき、少しだけ新しい表現が含まれているものを選ぶと続けやすいです。
例えば、日常会話を伸ばしたい初心者が、専門用語の多いニュースや大学講義を教材にすると、実生活で使う機会が少なくなります。
まずは学校・買い物・仕事・友達との会話など、自分がよく経験する場面の英語を優先しましょう。
簡単に感じる教材でも、見ずに話せるか、実際の会話で使えるかを確認すると、改善すべき点が見つかります。
ネイティブのような英語だけを目標にする
留学中の目標を「ネイティブのように話すこと」だけにすると、自分の英語に自信を持てなくなる場合があります。
発音や文法の間違いを気にしすぎて、発言する前に会話が進んでしまうこともあるでしょう。
最初に目指したいのは、完璧な発音ではなく、相手に内容が伝わり、必要なやり取りを続けられる状態です。
聞き返された場合も、失敗と考える必要はありません。別の単語に言い換えたり、短い文章に分けたりする力も、実践的なコミュニケーション能力です。
留学先では、英語を母語としない人とも多く出会います。さまざまなアクセントや表現に触れることで、特定の話し方だけが正解ではないと分かります。
完璧さよりも、伝える・確認する・言い換えることを優先してください。
勉強時間を増やしすぎて現地交流を減らす
英語力を伸ばしたいからといって、放課後や休日まで一人で教材を続けると、現地で英語を使う機会が減ってしまいます。
単語や文法の勉強は帰国後もできますが、留学先の友達や先生と話す経験は、現地にいる間しか得られません。
勉強と交流のどちらか一方を選ぶのではなく、学んだ内容を交流の中で使うことが大切です。
例えば、授業後に30分復習した後で友達と食事へ行き、覚えたフレーズを一つ使ってみましょう。
休日も一日中勉強するのではなく、午前中に復習し、午後はイベントや外出へ参加する方法があります。
現地交流を単なる遊びと考えず、スピーキング・リスニング・文化理解を深める実践時間として活用してください。
学習と交流をつなげる
勉強時間を減らすだけではなく、交流前に使いたいフレーズを準備しましょう。
現地で試し、帰宅後に言えなかった内容を確認すれば、交流そのものが英語学習になります。
分からなかった英語をそのままにする
授業や会話で分からなかった英語をそのままにすると、同じ表現に出会ったときに再び聞き取れない可能性があります。
会話のたびにすべての単語を調べる必要はありませんが、何度も耳にする表現や、生活上重要な内容は確認しましょう。
その場で聞き返せる場合は、「What does that mean?」「Could you say that more slowly?」などを使います。
すぐに確認できない場合は、話題や聞こえた音だけでもスマホに記録し、帰宅後に調べてください。
調べた後は意味を読むだけで終わらせず、音声を聞き、自分でも声に出します。
翌日の会話で同じ表現を使えば、記憶にも残りやすくなります。
分からなかった瞬間を、自分に必要な英語を見つける機会へ変えることが大切です。
- 聞き取れなかった場面や話題を記録する
- 単語の意味だけでなく発音も確認する
- 自分が使う場面を想像して例文を作る
- 声に出して繰り返し練習する
- 翌日の授業や会話で実際に使う
留学中の基本的な勉強法を整理したい方は、留学前後に実践したい英語の勉強法も参考にしてください。
留学中に英語力が伸びる人の成功パターン
留学中に英語力が伸びる人は、特別な才能がある人だけではありません。
現地で得た経験を学習に変え、短時間でも復習と実践を繰り返している人は、使える表現を着実に増やしています。
ここでは、留学中の英語学習で取り入れたい成功パターンを紹介します。
現地で困った経験をその日の学習内容にしている
英語力が伸びる人は、授業や生活で困った経験を失敗のまま終わらせず、その日の学習内容として活用しています。
例えば、カフェで商品の違いを質問できなかった場合は、帰宅後に必要なフレーズを調べます。
「What is the difference between these two?」といった表現を音読し、翌日の買い物や授業で使ってみます。
教材を最初から順番に進めるだけでなく、今の自分に必要な英語を優先するため、学んだ内容をすぐに実践できます。
実際に困った場面は状況や感情と結びついているため、一般的な例文より記憶にも残りやすいです。
留学生活での失敗を、自分専用の教材に変えることが成功パターンの一つです。
現地での経験を学習に変える手順
- 言えなかったことや聞き取れなかった場面を記録する
- 必要な単語・文法・発音を確認する
- 自分が使いやすい短い例文を作る
- 声に出して見ずに言えるまで練習する
- 同じ場面や似た状況で実際に使う
覚えた表現を24時間以内に使っている
新しく覚えた英語は、できるだけ24時間以内に使うことを意識しましょう。
単語帳や授業で意味を理解しても、使わないまま時間が経つと、会話で思い出しにくくなります。
翌日に使うフレーズを3つ決め、朝に音読しておくと、授業や友達との会話で試しやすくなります。
例えば、「That makes sense.」を覚えたら、先生の説明や友達の意見を聞いたときに使ってみてください。
自然な場面がなければ、オンライン英会話や一人でのロールプレイで使っても構いません。
一度で自然に言えなかった場合は、翌日も同じ表現を練習しましょう。
覚えた数を増やすことより、実際に使えた表現を増やす方が、スピーキング力の向上につながります。
短時間でも毎日英語を復習している
英語力が伸びる人は、毎日長時間勉強しているとは限りません。
忙しい日でも、言えなかったフレーズを一つ確認する、5分だけ音声を聞くなど、学習を完全にゼロにしない工夫をしています。
留学中は学校・仕事・交流で予定が変わりやすいため、毎日同じ時間を確保することは難しいです。
通常日は30〜60分、忙しい日は5〜10分など、複数の学習ルーティンを作っておきましょう。
短時間の復習でも、前日の内容を思い出すことで、次の学習へ戻りやすくなります。
反対に、一度学習が途切れると、再開するための負担が大きくなる場合があります。
学習量を完璧に守ることより、英語との接点を毎日残すことが継続のポイントです。
| その日の状況 | 学習内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 通常の日 | 授業・会話の復習 | 30〜60分 |
| 忙しい日 | フレーズ確認・音読 | 5〜10分 |
| 休日 | 1週間の復習と会話練習 | 60〜90分 |
| 疲れた日 | 英語日記を1文書く | 1〜3分 |
先生や講師から定期的にフィードバックを受けている
自分だけで勉強していると、文法や発音の間違い、不自然な言い回しに気づけないことがあります。
英語力が伸びる人は、語学学校の先生やオンライン英会話の講師から定期的にフィードバックを受けています。
授業で間違えたときは、正しい答えを聞くだけでなく、なぜその表現になるのかを確認しましょう。
オンライン英会話を利用する場合は、「今日言えなかった内容を自然な英語に直してほしい」と具体的に依頼すると、留学生活の復習に活用できます。
修正された英文はノートやスマホに保存し、声に出して練習した後、翌日の会話で使ってください。
フィードバックは受けるだけで終わらせず、次の行動へつなげることが重要です。
修正内容を残しておく
先生から直された英文は、修正前と修正後をセットで記録しましょう。
同じ間違いを繰り返していないか、週末にまとめて確認すると自分の弱点が分かります。
留学中の復習や発音確認に使えるサービスを探している方は、留学におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
英語を使う場面を自分から増やしている
英語力が伸びる人は、英語を話す機会が訪れるのを待つだけでなく、自分から使う場面を増やしています。
授業で発言する、クラスメイトを食事に誘う、店員におすすめを聞くなど、小さな行動でも十分です。
留学生活に慣れると、決まったフレーズだけで困らずに過ごせるようになります。
その段階で新しい挑戦をしなければ、英語を使う量や内容が増えず、成長を感じにくくなることがあります。
毎日一つの英会話ミッションを決め、普段より質問を一つ増やしたり、自分の意見に理由を加えたりしましょう。
慣れてきた人は、地域イベント・ボランティア・アルバイトなど、異なる環境で英語を使う方法もあります。
少し緊張する場面へ無理のない範囲で挑戦することが、使える英語の幅を広げます。
英語を使う場面を増やす行動例
- 授業で毎日一つ質問する
- クラスメイトを昼食やイベントへ誘う
- 店員におすすめや商品の違いを聞く
- シェアメイトと週末の予定について話す
- 地域のイベントや交流会へ参加する
- 覚えた表現を使う相手と場面を事前に決める
留学中の英語学習におすすめの教材・サービス
留学中に使う教材やサービスは、自分の弱点と学習目的に合わせて選ぶことが大切です。
評判のよい教材でも、現在の英語力や留学生活で使う場面に合っていなければ、十分に活用できません。
単語・発音・会話・試験対策など、解決したい課題を一つ決めてから選びましょう。
単語・文法を復習したい人向けの英語教材
単語や文法に不安がある人は、中学から高校基礎レベルの内容を短時間で復習できる教材がおすすめです。
留学中は難しい文法を最初から学び直すより、現在形・過去形・疑問文・助動詞など、日常会話で頻繁に使う項目を優先しましょう。
教材を選ぶときは、文法の説明だけでなく、音声付きの例文や練習問題が収録されているかを確認してください。
例文を読んで理解した後は、主語や場所を自分の留学生活に置き換え、声に出して練習します。
知識を増やすことより、習った単語や文法で自分の経験を話せるようにすることが重要です。
単語・文法教材を選ぶポイント
- 内容の7〜8割程度を理解できる
- 例文の音声を聞ける
- 日常生活で使いやすい表現が多い
- 短い時間で一つの項目を復習できる
- 練習問題で理解度を確認できる
新しい教材を何冊も購入する必要はありません。
語学学校の教科書と基礎文法教材を組み合わせ、分からなかった項目を必要なときに確認する使い方でも十分です。
発音・リスニングを伸ばしたい人向けの教材
発音やリスニングを伸ばしたい人は、英文のスクリプトと音声がセットになった教材を選びましょう。
音声だけを何度も聞くより、聞き取れなかった部分を文字で確認し、実際の発音との違いを比べる方が効果的です。
教材の音声は、最初から速すぎるものを選ばず、内容の大部分を理解できるレベルから始めてください。
30秒から1分程度の短い音声を使い、意味の確認・音読・オーバーラッピング・シャドーイングの順番で練習します。
聞こえなかった原因を確認し、自分でも同じ音を再現することがリスニング改善につながります。
| 教材の種類 | 向いている人 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| スクリプト付き音声教材 | 文章を見れば理解できる人 | 聞き取れない音を確認する |
| 発音練習教材 | 自分の発音に不安がある人 | 口の動きや音の違いを学ぶ |
| 短い会話教材 | 日常会話を伸ばしたい人 | 会話単位で音読する |
| 英語ニュース | 基礎音声に慣れた人 | 要点を聞き取って説明する |
教材で練習した英語は、留学先の先生や友達との会話でも使ってみましょう。
発音が通じなかった場合は、音声をもう一度確認し、アクセントやリズムを修正してください。
会話の間違いを修正したい人向けのオンライン英会話
現地で英語を使う機会があっても、文法や発音の間違いを毎回直してもらえるとは限りません。
会話が成立していれば、友達や職場の同僚は多少不自然な英語でも、そのまま話を続けることがあります。
オンライン英会話を利用すると、留学生活で言えなかった表現を講師に修正してもらい、マンツーマンで練習できます。
レッスン前に「職場で指示を確認できなかった」「友達をうまく誘えなかった」など、困った場面を3つ準備しましょう。
オンライン英会話は会話量を増やすだけでなく、現地での失敗を修正する場所として活用できます。
- 留学中に言えなかった内容を講師へ伝える
- 自然な言い方と発音を教えてもらう
- 同じ場面を想定してロールプレイする
- 修正されたフレーズをノートに残す
- 翌日の学校や職場で実際に使う
毎日レッスンを受ける必要はありません。
週1〜2回でも、現地で困った内容をまとめて復習すれば、自分では気づきにくい癖や間違いを確認できます。
留学中の復習に利用できるサービスを探している方は、留学におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
隙間時間に復習したい人向けの英語学習アプリ
語学学校や仕事で忙しい人には、短時間で単語・文法・発音を復習できる英語学習アプリが向いています。
通学中に前日の単語を確認し、バスを待つ間に発音練習をするなど、5〜10分の隙間時間を活用できます。
ただし、複数のアプリを同時に使うと、学習内容が分散しやすくなります。
現在の弱点が単語なら単語アプリ、聞き取りならリスニングアプリというように、目的に合うものを一つか二つ選びましょう。
アプリ内で正解することを目的にせず、覚えた英語を留学生活で使うことが大切です。
英語学習アプリの使い分け
- 単語アプリ:授業や仕事で出会った単語を復習する
- 文法アプリ:理解できなかった文法項目を確認する
- 発音アプリ:言えなかったフレーズを声に出す
- リスニングアプリ:短い音声を繰り返し聞く
- 試験対策アプリ:毎日決まった問題数を解く
留学中に使いやすいアプリを比較したい方は、留学におすすめの英語学習アプリをご覧ください。
通信量が気になる場合は、音声を事前にダウンロードできるか、オフライン学習に対応しているかも確認しておきましょう。
TOEIC・IELTSのスコアを伸ばしたい人向けの教材
帰国後の就職・転職や進学でスコアが必要な人は、受験する試験の形式に合った教材を選びましょう。
日常英会話の勉強だけでは、問題形式・制限時間・解答方法に慣れにくいため、試験専用の対策も必要です。
基本的には、公式教材や模試形式の問題集を中心にし、間違えた問題の原因を確認します。
単語不足・文法理解・聞き取り・時間配分など、失点の原因によって復習方法を変えてください。
問題数をこなすだけではなく、なぜ間違えたのかを説明できるまで復習することが重要です。
| 目的 | 選びたい教材 | 使い方 |
|---|---|---|
| 試験形式を知る | 公式教材・模試 | 本番と同じ流れで解く |
| 語彙を増やす | 試験別単語教材 | 例文と音声で覚える |
| 苦手分野を補う | 技能別問題集 | 間違いの原因を分類する |
| 時間配分を整える | 模試形式の教材 | 時間を測って解く |
試験対策だけに時間を使いすぎると、留学先でしか得られない会話の機会が減る可能性があります。
朝は試験対策、放課後は現地で言えなかった英語の復習など、学習時間を分けて両立しましょう。
留学中の英語力を確認する方法
留学中の成長は、感覚だけでは分かりにくいものです。
毎日英語を使っていると、小さな変化に気づけず、「何も伸びていない」と不安になることがあります。
録音・フレーズ記録・テスト・第三者の意見を組み合わせ、過去の自分と比較しましょう。
毎週同じテーマで1分間スピーチを録音する
スピーキング力の変化を確認するには、毎週同じテーマで1分間話し、スマホで録音する方法がおすすめです。
自己紹介・留学生活・週末の予定など、自分が話しやすいテーマを一つ選びましょう。
録音を聞くと、沈黙の長さ、同じ単語の繰り返し、文法の間違い、発音しにくい単語などを客観的に確認できます。
翌週も同じテーマで話し、前回より内容を増やせたか、言葉に詰まる回数が減ったかを比較してください。
一度の完成度ではなく、数週間前の録音から何が変わったかを見ることが大切です。
録音後に確認するポイント
- 無言になる時間が長すぎないか
- 同じ単語や表現を繰り返していないか
- 結論と理由を分かりやすく話せているか
- 聞き取りにくい発音がないか
- 前回より話せる内容が増えているか
録音した内容を先生やオンライン英会話講師に聞いてもらい、改善点を教えてもらう方法もあります。
修正した後にもう一度録音すると、練習前後の違いを確認しやすくなります。
言えなかったフレーズと使えたフレーズを記録する
留学中の英語力を確認するには、言えなかった表現だけでなく、使えるようになった表現も記録しましょう。
失敗だけを残していると、自分の課題ばかりが目に入り、成長していないように感じることがあります。
スマホやノートに、「言いたかったこと」「調べた英語」「実際に使えた日」を記録してください。
以前は言えなかったフレーズを自然に使えたら、印や日付を付けます。
記録を週末に見返すと、現在も使えない表現と、すでに身についた表現を分けられます。
学習時間ではなく、実際に使えるようになった英語の数も成長の指標にしましょう。
| 言いたかったこと | 覚えた表現 | 使えたか |
|---|---|---|
| まだ決めていない | I haven't decided yet. | 使用日を記録する |
| もう一度説明してほしい | Could you explain that again? | 使用日を記録する |
| 状況による | It depends on the situation. | 使用日を記録する |
覚えた表現を使えなかった場合は、翌週の練習フレーズとして残してください。
使える表現が増えていく記録は、留学中の学習を続けるモチベーションにもつながります。
1か月ごとに英語テストや模試を受ける
単語・文法・リスニングなどの変化を確認したい場合は、1か月ごとに同じ形式のテストや模試を受けましょう。
毎週異なるテストを受けると、問題の難易度によって結果が変わり、成長を正確に比較しにくくなります。
点数だけでなく、どの分野の正答率が上がったか、どの間違いを繰り返しているかを確認してください。
例えば、リスニングの点数が変わらなくても、以前より内容を理解できるようになり、迷った問題が減っている可能性があります。
テストは英語力を評価するだけでなく、次に勉強する内容を決めるために活用するものです。
- できるだけ同じ形式のテストを選ぶ
- 毎月同じ時期に受ける
- 点数だけでなく分野別の結果を見る
- 間違いを単語・文法・音声・時間不足に分ける
- 翌月に優先する学習内容を一つ決める
テスト結果が下がった場合も、すぐに英語力が落ちたと判断する必要はありません。
体調・集中力・問題との相性も影響するため、日常会話の変化や学習記録と合わせて判断しましょう。
先生や友達に英語の変化を聞いてみる
自分では気づきにくい成長を知るために、先生や普段話している友達へ英語の変化を聞いてみましょう。
「英語が上達しましたか」と聞くだけではなく、「発音で聞き取りにくい部分はありますか」「以前より説明が分かりやすくなりましたか」と具体的に質問します。
先生には、文法・発音・語彙・会話の流暢さについて、改善した点と今後の課題を確認してください。
友達からは、会話の続けやすさや、聞き返す回数の変化など、実生活に近い意見をもらえる場合があります。
スコアでは確認しにくい伝わりやすさや会話力を知るために、第三者の視点を取り入れましょう。
質問は具体的にする
「私の英語はどうですか」だけでは、相手も答えにくい場合があります。
「直した方がよい発音はありますか」「もっと自然な言い方はありますか」など、確認したいことを具体的に伝えましょう。
もらった意見をすべて一度に直そうとせず、次の1週間で改善する項目を一つ選んでください。
定期的に同じ相手へ聞くと、以前からの変化も確認しやすくなります。
留学中の英語勉強法に関するよくある質問
留学中は、勉強時間・日本人との付き合い方・試験対策など、さまざまな疑問が生まれます。
正解は留学期間や目的によって異なるため、自分の生活に合う方法を選ぶことが大切です。
ここでは、留学中の英語勉強法についてよくある質問へ回答します。
留学中は1日何時間勉強すればいいですか?
留学中の勉強時間は、学校・仕事・交流の予定によって変わるため、全員に共通する正解はありません。
語学学校へ通う日は30〜60分程度、仕事で忙しい日は10〜20分程度から始めると続けやすいです。
重要なのは、長時間机に向かうことではなく、その日に言えなかった英語や授業で分からなかった内容を復習することです。
休日には60〜90分程度の時間を取り、平日に記録したフレーズやリスニングの課題をまとめて確認してもよいでしょう。
毎日の予定に合わせて「通常の日」「忙しい日」「休日」の3パターンを用意することがおすすめです。
勉強時間を増やしすぎて現地交流が減ると、留学中にしか得られない実践機会を失う可能性があります。
学んだ英語を学校・仕事・友達との会話で使う時間も、英語学習の一部として考えましょう。
留学中は日本人と話さない方がいいですか?
留学中に日本人と話すことを、すべて避ける必要はありません。
同じ言語で悩みを相談できる友達は、慣れない海外生活を続けるうえで大切な存在です。
問題になるのは、日本人と交流することではなく、授業外のほとんどを日本語だけで過ごし、英語を使う時間が少なくなることです。
日本人の友達と食事をするときに他国のクラスメイトも誘う、週に一度は英語だけで話すなど、無理のないルールを作りましょう。
交流相手の国籍ではなく、自分が一日にどれくらい英語を使えているかを基準にしてください。
日本語で休む時間があることで、ストレスを減らし、長期間の留学を続けやすくなる場合もあります。
英語を使う時間と、安心して休む時間のバランスを整えることが大切です。
語学学校の授業だけでも英語は伸びますか?
語学学校の授業だけでも、新しい単語や文法を学び、英語へ触れる時間を増やすことはできます。
しかし、授業で学んだ内容を復習せず、日常生活でも使わなければ、理解した英語を会話で使える状態にするのは難しくなります。
授業後に、その日言えなかった英文や先生に直された表現を一つ選び、音読してください。
翌日の授業で実際に使うと、インプットとアウトプットをつなげられます。
語学学校は英語を教えてもらう場所であると同時に、発言・質問・修正を繰り返す練習場所です。
授業を受けた時間だけで満足せず、自分から発言した回数や、新しく使えた表現も振り返りましょう。
学校の授業と、毎日20〜30分程度の復習を組み合わせると、学習内容を定着させやすくなります。
留学中にTOEICの勉強もするべきですか?
帰国後の就職・転職や進学でTOEICスコアが必要なら、留学中にも試験対策を続ける価値があります。
ただし、TOEICの勉強だけに時間を使うと、現地で英語を話し、さまざまな話し方を聞く機会が減る可能性があります。
朝や移動時間は単語・問題演習、授業後は現地で言えなかった英語の復習というように、学習時間を分けましょう。
試験日が近い時期はTOEIC対策を増やし、それ以外は会話や生活英語を優先する方法もあります。
資格として残したいスコアと、留学先でしか得られない実践経験の両方を意識することが大切です。
TOEICスコアだけでなく、授業で発言できるようになったか、会話が続くようになったかも成長として記録してください。
試験対策と日常英語は完全に別物ではないため、学んだ語彙や文法を会話で使う工夫も取り入れましょう。
短期留学でも英語を話せるようになりますか?
短期留学だけで、英語を何でも流暢に話せるようになるとは限りません。
しかし、英語を話すことへの抵抗が減る、聞き返す表現を使える、生活で必要な会話に慣れるなどの変化は期待できます。
1週間から1か月程度の留学では、長時間の基礎学習より、授業で発言する、クラスメイトを誘う、店員に質問するなど、アウトプットを優先しましょう。
その日に言えなかった内容は夜に調べ、翌日にもう一度使います。
短期留学では「流暢になること」ではなく、「英語を使う行動を増やすこと」を目標にすると成果を確認しやすいです。
基礎文法や単語は渡航前に復習しておくと、現地での時間を会話や交流へ使いやすくなります。
帰国後も留学中の学習方法を続ければ、短期留学を今後の英語学習のきっかけにできます。
留学中にオンライン英会話を利用する意味はありますか?
留学中でも、オンライン英会話を利用する意味はあります。
現地では英語を話す機会が多い一方で、友達や職場の同僚が、文法や発音の間違いを細かく指摘してくれるとは限りません。
オンライン英会話では、言えなかった表現を自然な英語へ直してもらい、同じ場面をロールプレイできます。
フリートークだけを行うのではなく、レッスン前に留学生活で困った場面を準備してください。
現地で実践し、オンライン英会話で修正し、翌日にもう一度使う流れを作ると効果的です。
毎日利用する必要はなく、週1〜2回の復習でも役立ちます。
講師から修正された表現は記録し、次の授業・仕事・友達との会話で使いましょう。
サービスの選び方を詳しく知りたい方は、留学におすすめのオンライン英会話も参考にしてください。
英語が伸びていないと感じたら何を見直すべきですか?
英語が伸びていないと感じたら、教材を増やす前に、目標・英語使用時間・復習方法を見直しましょう。
「英語を話せるようになる」という目標だけでは、進歩を判断しにくいため、「授業で毎日1回発言する」など、確認できる行動目標に変えます。
次に、授業外で英語を使っているか、言えなかった表現を復習しているかを確認してください。
単語帳や動画を見るだけで、実際に声へ出す時間が少ない場合は、アウトプットを増やします。
伸びない原因を才能や留学環境だけで判断せず、毎日の行動に分解することが大切です。
英語が伸びないときの確認項目
- 達成したか確認できる目標があるか
- 授業外でも英語を使っているか
- 言えなかった表現を復習しているか
- インプットとアウトプットが偏っていないか
- 教材や勉強法を頻繁に変えていないか
- 過去の録音や記録と比較しているか
改善項目を一度に増やすと続きません。
まずは2週間、「毎日一つのフレーズを翌日に使う」など、一つの行動へ絞って試してみましょう。
まとめ|留学中は現地で得た英語をその日のうちに復習しよう
留学中に英語力を伸ばすには、海外にいるだけで満足せず、現地で得た経験を毎日の学習へつなげることが大切です。
授業や日常会話で言えなかったこと、聞き取れなかった表現を記録し、その日のうちに確認しましょう。
覚えた英語は翌日の授業・仕事・買い物・友達との会話で実際に使います。
- 留学終了時の具体的な目標を決める
- 言えなかった英語をスマホやノートへ記録する
- 授業で学んだ内容を当日中に復習する
- 覚えたフレーズを翌日の会話で使う
- 短時間でも毎日英語との接点を作る
- 録音やフレーズ記録で成長を確認する
すべての勉強法を一度に始める必要はありません。
まずは今日言えなかったことを一つ調べ、声に出して練習してください。
「現地で使う・振り返る・もう一度使う」というサイクルを繰り返すことで、知っている英語を少しずつ話せる英語へ変えられます。
一人では間違いを修正しにくい方は、留学におすすめのオンライン英会話を活用する方法もあります。
隙間時間に単語・文法・リスニングを復習したい方は、留学におすすめの英語学習アプリも参考にしてください。