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「温泉」の新しい楽しみ方。

湯色写真機(ゆいろカメラ)

温泉を最大限楽しみ、時間の経過した後でも長く味わう

我々のアイデアが対象としたのは旅先の温泉体験です。
課題は2つあります。1つ目は、旅行中の温泉体験を今以上に情緒豊かなで、かけがえのものにするにはどうすれば良いかということ。2つ目は、温泉から帰ってからも素敵な旅の思い出とともにその温泉の情緒を思い出しやすくするにはどうすれば良いのかということです。これらを解決し、温泉を今まで以上に印象深く楽しくするのが我々の”湯色写真機(ゆいろカメラ)”です。

”湯色写真機(ゆいろカメラ)”はカメラで撮影した思い出を、温泉で現像して残すという、どこか懐かしくて、それでいて全く新しい写真プリント体験を提供するアイデアです。温泉にゆっくり浸かりながら、旅の思い出が浮かび上がってくるのを楽しむという体験は、今以上に温泉体験を情緒豊かに変えるに違いありません。

 温泉というもの自体、「癒し」「開放感」「歴史」または「文化としての楽しさ」などなど、様々な要素からなるものではあります。その中でも我々は「温泉体験の思い出」に注目し、温泉体験を最大限楽しみ、時間の経過した後でも長く味わうことができることを目指しました。

【温泉体験を最大限楽しむ】
 温泉に使っている間の楽しみは、何と言っても湯船に使っている間の非日常感です。豪華な装いの温泉も、ひなびた温泉も等しく日常とは異なるゆったりとした特別な時間を味わうことができるというのが、温泉自体の楽しみである、と我々は考えました。”湯色写真機(ゆいろカメラ)”は、出力した写真をお湯に浸け現像するという作業を風呂場のお湯を汲んだ桶の中で行うことを想定しているため、現像という作業自体が楽しめるのはもちろん、浮かび上がってくる旅の様子から、湯船の中で旅の思い出に思いを巡らせることができるのです。湯船で味わうゆったりとした特別な体験を現像して形にすることでより情緒豊かにすることが、”湯色写真機(ゆいろカメラ)”の大きな特徴の一つです。

【思い出を長く楽しむ】
 もう一つの大きな特徴として、温泉ごとに写真の色合いが変わるということが挙げられます。”湯色写真機(ゆいろカメラ)”の印画フィルムには温泉のphや金属イオンによって変色する特殊なインクを使用します。これにより、各地域ごとの温泉の泉質に応じた色合いで写真を浮かび上がらせることができるのです。このように湯船に浸けて現像する写真の色合いは、どの泉質の温泉につけるかによって大きく変化します。温泉成分により浮かび上がったたその写真自体が、特別な思い出になるのです。旅から帰ったあとも、部屋に飾った不思議な色合いの写真が、温泉での十分に癒された特別な体験を思い起こさせるのです。

【シェアするという楽しみ】
 写真には見る楽しみ以外にも、友達などに共有するという楽しみ方もあります。SNSの登場により、写真はより自分だけのものからシェアして近しい友人達と楽しむものとなりました。”湯色写真機(ゆいろカメラ)”で現像した写真は、自分が入った温泉でしか得ることのできない特別なアイテムとしてシェアする楽しみも提供できると考えます。ただゆっくりと温泉に入って楽しむだけでは実現できなかった価値の連鎖が、”湯色写真機(ゆいろカメラ)”よって実現されるのです。

「湯色写真機」の活用イメージは、大きく3つあります。

(1)温泉旅行客の価値向上
 旅先の温泉に設置してある湯色写真機で風景や記念写真を撮影し、印画フィルムをお湯に浸けて温泉成分により現像するという、特別な体験を提供します。スマホやデジカメで撮影する場合も、同じように撮影した後、専用プリンターに接続し、写真をプリントします。温泉に浸かっている時に写真が浮かび上がることを楽しめたり、温泉をあとにしてからもお土産として写真を持ち帰ることで、温泉の思い出をより長く楽しむことができます。

(2)温泉施設への満足度向上
 温泉施設は、湯色写真機の貸し出しサービスや専用プリンターの設置を行います。温泉地および敷地内での撮影をサポートすることで、温泉での新しい楽しみ方を提供することができます。サービスを展開することで温泉旅行客の満足度向上させる効果が期待できます。。

(3)温泉施設への集客効果
 プリントアウトされた写真は、どこか懐かしく、レトロな雰囲気を纏っています。年代を問わず、現代ではあまり触れることのできないレトロな写真はInstagramを始めとするSNSへの話題提供に最適です。温泉旅行客が率先してSNSに投稿することで、温泉地および温泉施設の宣伝となり、訪問客増加を狙うことができます。

活用イメージ

イノベーションは日本語に訳すと「技術革新」となりますが必ずしもそうではないと思っていますし、実感もしています。
今回のアイデアは「温泉×カメラ」という一見すると新しくない組み合わせですが、価値提案の方法を少し新しい切り口にすることによって新価値を創造できるということを伝えたいと思っています。
もともと、温泉には楽しさがたくさん存在している中、さらなる新しい楽しさを見つけることは難しかったです。しかし、人間中心に設計することでアイデアを創造することができ、新しい価値を提供できることを証明したいです。

プロトタイプ工程

プロトタイプとして、市販のプリンターとデジカメを活用して、撮影をした写真データを温泉成分と反応して色が変わるインクで出力し、色が変わることを実現することを目指します。

それにあたり、今回のプロトタイプ作成工程は、大きく分けて4段階あります。

① 温泉成分と反応し発色する特殊インクの作成
  現在インクは、温度によって多少色の変化を見込めるものが存在します。プロトタイプ品として、温泉のphや反応物に合わせ、色の変化をするインクを開発します。

② 特殊インクと反応する台紙の作成
  耐水性があり、特殊インクがプリントできるような台紙を作成する必要があります。既存の耐水性プリント用紙をベースに作成します。

③ デジタル画像の自動色調整ソフトの作成
  カメラで撮影したデジタル画像を特殊インクの色合いに合うように色調整するソフトを作成します。

④ 出力した写真の反応試験
  撮影した写真が③のソフトにより調整された上でプリンターから出力され、お湯につけることでインクの色がつくかどうかを試験します。色合いや、クオリティーを担保できるかを確認します。

⑤ 現場での試験調査
  実際に、湯色写真機の効果を測定します。温泉で現像できることを確認するとともに、ユーザーにとってお土産として妥当かどうか確認する必要があります。可能であれば、実際に温泉地を訪れ、ユーザー体験やユーザーへのヒアリングを試みることも視野に入れます。

各工程ごとの工数見積もりは現段階で不可能なものの、全体として試験日数は6ヶ月を予定しています。

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